JP2005211357A - 毛のカット具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造のカット刃で皮膚を傷つけることなく耳や鼻内の毛を切断し、かつ、耳や鼻内を清潔に保つ毛のカット具を提供する。
【解決手段】線材あるいは板体を螺旋円筒状に巻き回すか、網目板を円筒状に巻き回して形成したプロテクター5内に、プロテクター5の長さ方向にそい、かつ、円周の接線方向に複数枚のカット刃6を配設するとともに各カット刃6の刃先7は同じ方向に向けたカット部2と、このカット部2の一端に設けた柄部3とからなり、プロテクター5を耳や鼻の中に入れ、一方向に回転させるか反転させて、カット刃6により毛を切断する。。
【選択図】図1
【解決手段】線材あるいは板体を螺旋円筒状に巻き回すか、網目板を円筒状に巻き回して形成したプロテクター5内に、プロテクター5の長さ方向にそい、かつ、円周の接線方向に複数枚のカット刃6を配設するとともに各カット刃6の刃先7は同じ方向に向けたカット部2と、このカット部2の一端に設けた柄部3とからなり、プロテクター5を耳や鼻の中に入れ、一方向に回転させるか反転させて、カット刃6により毛を切断する。。
【選択図】図1
Description
本発明は毛のカット具に関し、特に、耳孔や鼻孔内の毛を切り取るあるいは剃り取るとともに耳や鼻内を綺麗にすることができる毛のカット具に関するものである。
耳孔や鼻孔内には毛が生えており、この毛は埃を捕集する効能を有しているので必ずしも無駄なものではない。しかし、長く伸びて外部から見えたり、孔の外に伸び出るのは周りの者に不潔感や不快感を与えるものである。このため定期的にあるいは適当な時期に毛を切り取る必要がある。
鼻毛は、鏡を見ながら小さな鋏を使用して切り取ることができるが、誤って鋏の先端が皮膚に突き刺さり思わぬ怪我をすることがある。また、耳の中は自分で見ることができないので、毛を切り取る場合には他の人に切ってもらう必要がある。しかし、耳の中は狭く、複雑な構造となっているので、鋏を使用して毛を切り取る際、鼓膜や皮膚を傷つける危険性を有していた。
特開平7−222694号
特開平11−9491号
そこで、従来、特許文献1、2に示すようなカッターが提供されている。このカッターは、毛をカットするための刃を駆動モータによって回転させ、耳や鼻内の毛を切断するものである。
しかし、これらのカッターは種々の部品を使用して複雑な構造であり、高価なものであり、一般家庭で常備するのは不適当、不経済なものである。また、たとえ親子や兄弟が使用したものであっても、刃には切り取った毛や耳垢、鼻くそ等が付着しており、そのまま使用するのは非衛生的である。
しかし、これらのカッターは種々の部品を使用して複雑な構造であり、高価なものであり、一般家庭で常備するのは不適当、不経済なものである。また、たとえ親子や兄弟が使用したものであっても、刃には切り取った毛や耳垢、鼻くそ等が付着しており、そのまま使用するのは非衛生的である。
本発明は、極めて簡単なカット構造体で耳や鼻の毛を切り取りあるいは剃り取ることができ、皮膚を傷つけることがなく、しかも自分専用で使用し、使い捨て可能な毛のカット具を提供するものである。
上記の目的を達成するために本発明毛のカット具は、円筒状としたプロテクター5内に、プロテクター5の長さ方向にそい、かつ、円周の接線方向に複数枚のカット刃6を配設するとともに各カット刃6の刃先7は同じ方向に向けたカット部2と、このカット部2の一端に設けた柄部3とからなるものである。
プロテクター5は、線材4あるいは板体9を螺旋円筒状に巻き回したものであり、また、網目板10を円筒状に巻き回したものである。
カット刃6の刃先7は、長さ方向片側に形成したものであるか、長さ方向両側に形成したものである。
プロテクター5は、線材4あるいは板体9を螺旋円筒状に巻き回したものであり、また、網目板10を円筒状に巻き回したものである。
カット刃6の刃先7は、長さ方向片側に形成したものであるか、長さ方向両側に形成したものである。
本発明毛のカット具は、線材4あるいは板材9を螺旋状に巻き回して円筒状に形成したり網目板10を円筒状に形成したプロテクター5内に、プロテクター5の長さ方向にそってカット刃6を設け、かつ、複数枚のカット刃6は刃先7を同じ方向に向けて接線方向に配設したので、プロテクター5を耳や鼻の中に入れて刃先7の方向に回転させれば、耳毛や鼻毛はプロテクター5内に入り、カット刃6の刃先7で切断することができる。
カット刃6は、直接、皮膚に接触することがないので傷つけることがない。しかも、プロテクター5の表面が耳孔や鼻孔の皮膚に接触するので、耳垢や鼻くそを掻き取ることになり、毛を切り取ると同時に耳や鼻内を清潔にすることができる。また、皮膚を傷つけることなく耳毛を自分で切り取ることができる。
また、カット刃6は、長さ方向両側に刃先7を形成すれば、プロテクター5は一方向に回転させるだけではなく、反転させることで効率よく毛を切り取ることができる。更に、プロテクター5を回転あるいは反転させる柄部3の一端に綿球12を設けておくことで、切った毛屑や耳垢、鼻くそ等を取り去ることができ、耳や鼻内を綺麗に保つことができ、衛生的である。
以下、図面に従って本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2は、本発明の一実施形態を示すものであり、カット具本体1は、カット部2と柄部3とからなっている。
カット部2は、合成樹脂材あるいは金属材からなる長形な線材4を螺旋状に巻き回し、全体として円筒形状に形成したプロテクター5と、このプロテクター5内において円周方向に配設した複数枚のカット刃6とで形成されている。
図1、図2は、本発明の一実施形態を示すものであり、カット具本体1は、カット部2と柄部3とからなっている。
カット部2は、合成樹脂材あるいは金属材からなる長形な線材4を螺旋状に巻き回し、全体として円筒形状に形成したプロテクター5と、このプロテクター5内において円周方向に配設した複数枚のカット刃6とで形成されている。
プロテクター5とほぼ同じ長さを有しているカット刃6は、長さ方向片側に刃先7を形成したものであり、例えば、公知のカミソリ刃を使用することができる。各カット刃は、刃先7がプロテクター5の接線方向を向くように配設してあり、この状態を維持するために各カット刃6は、一端を柄部2に固定した丸棒状の保持部材8の周面に固定してある。
図面では拡大して示してあるが、カット部2は、例えば、長さLは5〜12mm、プロテクター5の外径は7〜10mm、線材4の太さは1〜3mm位が望ましいが、耳や鼻内に差し込むことができる大きさを有していれば大きさは任意に選ぶことができる。そして、螺旋を形成する線材4間は、少なくとも耳毛や鼻毛が入り得る隙間があればよい。
合成樹脂材あるいは金属材からなる柄部3は、カット部2の一端側に固定したものであり、カット部2の軸芯にそって延長方向に設けてあり、カット部2を刃先7が向く方向に回転させることができるようになっている。図面では長く形成してあるが、指で持ってカット部2を回転させることができる長さであればよい。
本発明は上記の構成であり、耳や鼻内の毛を切る場合には、柄部3を持ち、カット部2を先端側から耳や鼻に入れればよく、毛は線材4間を通してプロテクター5内に入ることになる。各カット刃6の刃先7は同じ方向を向いているので、カット部2を刃先6が向く方向に回転させれば刃先7で毛を切り取ることができる。
尚、カット刃6は、保持部材8の周面に設けた場合について説明したが、これに限定するものではない。保持部材8を使用することなく、各カット刃6を接線方向に向けて配設し、刃先7とは反対側の基部をプロテクター5の内面に固定してもよい。
図3は、カット部2の他の実施形態を示すものであり、前記の実施形態と同じ部分は同じ符号を使用している。
この実施形態においてはカット部2を形成するプロテクター5は、合成樹脂材あるいは金属材からなる板厚が薄くかつ細長い板体9を螺旋状に巻き回したことに特徴を有している。このようなプロテクター5内に前記と同じように複数枚のカット刃6を設置すれば、耳毛や鼻毛等は根元に近い位置であたかも剃るように切り取ることができる。
この実施形態においてはカット部2を形成するプロテクター5は、合成樹脂材あるいは金属材からなる板厚が薄くかつ細長い板体9を螺旋状に巻き回したことに特徴を有している。このようなプロテクター5内に前記と同じように複数枚のカット刃6を設置すれば、耳毛や鼻毛等は根元に近い位置であたかも剃るように切り取ることができる。
尚、上記する各実施形態においてカット刃6は、保持部材8の周面に設けた場合について説明したが、これに限定するものではない。保持部材8を使用することなく、各カット刃6を接線方向に向けて配設し、刃先7とは反対側の基部をプロテクター5の内面に固定してもよい。
図4は、カット部2の更に他の実施形態を示すものであり、前記の各実施形態と同じ部分は同じ符号を使用している。
この実施形態においては、プロテクター5を合成樹脂材あるいは金属材からなる網目板10によって形成したことに特徴を有している。方形板を打ち抜くことで多数の網目11を形成することができ、これを円筒状に巻くだけで簡単にプロテクター5を形成することができる。尚、網目11は、方形網目の他に丸孔状の網目としてもよい。
この実施形態においては、プロテクター5を合成樹脂材あるいは金属材からなる網目板10によって形成したことに特徴を有している。方形板を打ち抜くことで多数の網目11を形成することができ、これを円筒状に巻くだけで簡単にプロテクター5を形成することができる。尚、網目11は、方形網目の他に丸孔状の網目としてもよい。
この実施形態の場合も複数のカット刃6を設けた保持部材8をプロテクター5内に収容するか、各カット刃6の基部を網目板10の内側に固定すればよく、毛は各網目11からプロテクター5内に入るので、カット部2を回転させることで耳毛や鼻毛を切り取ることができる。
上記の各実施形態におけるカット具本体1は、耳や鼻内の毛を切るだけである。しかし、切断された小さな毛屑が耳や鼻の中に残っていることがある。このため、図4に鎖線で示すように柄部3の一端に綿球12を付けることにより、綿球12で毛屑や耳垢、鼻くそ等を取り除き、耳や鼻内を綺麗にすることができる。綿球12としては従来の綿棒に使用するものが使用可能である。また、図4に示すように、プロテクター5の先端にキャップ13を取り付けておけば、カット部2を耳や鼻内に入れた時、引っかかることなく入れやすくなる。尚、綿球12やキャップ13を取り付けることは図1、図3の場合も同じである。
前記する各実施形態では、複数のカット刃6は、片側にのみ切断用の刃先7を形成した場合である。従って、カット部2は一方向に回転するのみである。図5は、カット刃6の他の実施形態を示すものである。この実施形態では、各カット刃6の両側に刃先7を形成したことに特徴を有している。このような構成としたことにより、プロテクター5内に収容した時、カット部2は反転させて毛を切り取ることができ、切り取り操作がしやすくなる。
本発明毛のカット具は、身体の衛生に関係するものであるから、医療器具メーカーや衛生器材メーカー等が生産可能である。消費材であるので、大量に生産して廉価に提供でき、一般商店において商品購入者に対するサービス品として提供可能である。また、カミソリ刃のようなカット刃6を使用することで刃物メーカーの受注が増えることになる。
1 カット具本体
2 カット部
3 柄部
4 線材
5 プロテクター
6 カット刃
7 刃先
8 保持部材
9 板体
10 網目板
11 網目
12 綿球
13 キャップ
2 カット部
3 柄部
4 線材
5 プロテクター
6 カット刃
7 刃先
8 保持部材
9 板体
10 網目板
11 網目
12 綿球
13 キャップ
Claims (6)
- 円筒状としたプロテクター5内に、プロテクター5の長さ方向にそい、かつ、円周の接線方向に複数枚のカット刃6を配設するとともに各カット刃6の刃先7は同じ方向に向けたカット部2と、このカット部2の一端に設けた柄部3とからなることを特徴とする毛のカット具。
- プロテクター5は、線材4を螺旋円筒状に巻き回したものである請求項1に記載する毛のカット具。
- プロテクター5は、板体9を螺旋円筒状に巻き回したものである請求項1に記載する毛のカット具。
- プロテクター5は、網目板10を円筒状に巻き回したものである請求項1に記載する毛のカット具。
- カット刃6の刃先7は、長さ方向片側に形成したものである請求項1乃至4に記載する毛のカット具。
- カット刃6の刃先7は、長さ方向両側に形成したものである請求項1乃至4に記載する毛のカット具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004022323A JP2005211357A (ja) | 2004-01-30 | 2004-01-30 | 毛のカット具 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-01-30 JP JP2004022323A patent/JP2005211357A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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