JP2005211309A - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で安価であり、長期間にわたって安定した良好な引手片保持性が実現できるとともに、各構成部品相互間の揺れを防止することができるカバー部材を備えたスライドファスナー用スライダーを提供する。
【解決手段】スライダー(20)は、引手片(22)を不動状態に覆い隠す第1位置と引手片(22)を露呈させる第2位置との間を回動可能なカバー部材(23)を備えている。カバー部材(23)が前記第1位置にあるとき互いに係脱する係脱手段(22d,23c-1) が、引手片(22)及びカバー部材(23)のそれぞれが相対的に回動可能に結合された回動部(22c,23c) を有する第2端部(22b,23b) であって、各回動部(22c,23c) から離間した第1端部(22a,23a) 側の部位に備えられている。
【選択図】図2

Description

本発明はスライドファスナー用スライダーに係わり、特に、長期間にわたって安定した良好な引手片保持性が実現できるとともに、各構成部品相互間のガタツキを防止することができるカバー部材を備えたスライダーに関する。
従来も、例えば鞄、リュックサック等の物品やジャケット、スウェットスーツ等の衣類品などの留め具としてスライダーが多用されている。この種のスライダーの構造として、例えば前記物品の開口部に取り付けられ、一対のファスナーストリンガーの対向する噛合エレメントの噛合・解除を行う剛性材料からなるスライダー胴体と、このスライダー胴体に対する自由動作を可能にして連結された剛性材料からなる引手片とを備えた一般的なスライダーがある。
また、このスライダーの他の構造として、例えば前記スライダー胴体と引手片との両部材にカバー部材を含む三つの部材により構成されたスライダーがある(例えば、特許文献1参照)。このカバー部材を備えたスライダーは、例えばオートバイを運転する者が着用する衣服の留め具として多用されている。この衣服は、皮、模造皮革、あるいは同一材質の素材で製作することができ、一般的には、かなり高価なものである。
この特許文献1に記載されたスライダー100では、図16に示すように、平坦な硬いカバー板101が引手片102にヒンジ状に連結されている。このカバー板101は、スライダー胴体103及び引手片102からなる装飾性に乏しい組立品を覆い隠す第1位置と同組立品を露呈させる第2位置との間で動作可能とされている。このカバー板101は、前記第1位置において、噛合エレメント列104やその隣接部分と接触する方向に向けて弾性的に傾斜して配されている。その結果、いっそう美しい装飾性に優れたスライダー100が得られる。
米国特許第1988761号明細書
上記特許文献1に記載されたスライダー100では、単に硬い引手片102が硬いスライダー胴体103に対して自由動作可能に連結されるとともに、その引手片102とカバー板101とが回動可能に連結されている。このため、その構造上、例えばオートバイを運転する者が着用する衣服の留め具として使用する場合には、その使用中に引手片102が頻繁に跳ね上がってしまうこととなる。引手片102が長時間にわたり頻繁に跳ね上がると、引手片102とスライダー胴体103の上面とが激しく衝突し合うようになる。このため、その衝突音によって乗り手に不快感を与えるばかりでなく、各構成部品相互間にガタツキや位置ずれなどが発生するという不具合があった。
また、この従来のスライダー100におけるカバー板101は、既述のとおり、そのカバー板101がスライダー胴体103及び引手片102からなる組立品を覆い隠す第1位置にあるとき、カバー板101と引手片102との間のヒンジ状の連結部分が上方に浮き上がった状態で配されている。しかも、カバー板101の自由端部がスライダー胴体103の上面に当接した状態で引手片102を覆い隠している。
つまり、カバー板101がスライダー胴体103及び引手片102を覆い隠す第1位置にあるとき、カバー板101は、噛合エレメント列104やその隣接部分と接触する方向に傾いて配されることとなる。このため、例えばオートバイ乗りが使用する衣服にあっては、その使用中に引手片102が長時間にわたり頻繁に跳ね上がると、乗り手の気に障るだけでなく、カバー板101の自由端部が前記噛合エレメント列104や衣服と直接接触することとなる。その結果、その衣服が部分的に摩耗したり、或いは損傷してしまうという不具合があった。
本発明は、構造が簡単で安価であり、長期間にわたって安定した良好な引手片保持性が実現できるとともに、各構成部品相互間の揺れを防止することができるカバー部材を備えたスライドファスナー用スライダーを提供することを目的としている。
本件請求項1に係る発明は、一対のファスナーストリンガーの噛合エレメントを噛合・解除させるスライダー胴体と、同スライダー胴体に対して、第1端部を介して自由動作が可能に連結された引手片と、同引手片の第1端部とは反対側の第2端部における回動部を介して相対的に回動可能に結合された回動部を有する第2端部を備え、同第2端部とは反対側の第1端部との間で、前記引手片を不動状態に覆い隠す第1位置と同引手片を露呈させる第2位置との間を回動可能なカバー部材とを備えてなるスライダーであって、前記引手片及び前記カバー部材のそれぞれが、前記第2端部において前記回動部から離間した第1端部側の部位に、前記第1位置にあるとき互いに係脱する係脱手段を有してなることを特徴とするスライドファスナー用スライダーにある。
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の発明にあって、前記引手片又は前記カバー部材の前記回動部の一方が、前記各回動部の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部に形成され、前記引手片又は前記カバー部材における前記アーム部の内側面と、前記カバー部材又は前記引手片における前記回動部の外側面とに互いに係脱する前記係脱手段を有していることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、上記請求項1記載の発明にあって、前記引手片又は前記カバー部材の前記回動部の一方が、前記各回動部の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部に形成され、同アーム部の基端部に各アーム部を連結する連結杆を有し、前記カバー部材又は前記引手片の前記回動部の他方が前記連結杆と係脱する前記係脱手段を有していることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明にあって、前記係脱手段が、前記引手片又は前記カバー部材の一方に、前記引手片と前記カバー部材との係脱時に係脱する係着部を有していることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、上記請求項4に係る発明にあって、前記係着部が、弾性変形する弾性舌片により構成されていることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、上記請求項4記載の発明にあって、前記係着部が、突部により構成されていることを特徴としている。
請求項7に係る発明は、上記請求項6記載の発明にあって、前記突部が、硬質材料からなるカム面により構成されていることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、上記請求項6記載の発明にあって、前記カバー部材又は前記引手片の他方に、前記突部と係脱する係脱孔又は凹部を有していることを特徴としている。
請求項9に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明にあって、前記スライダー胴体がその上面の一部に引手取付柱を有してなり、前記カバー部材の内面に、前記引手取付柱の上端部に係着する収容凹部を有していることを特徴としている。
本発明のスライダーにあっても、上記特許文献1と同様に、スライダー胴体、引手片、カバー部材の三つの部材により構成されている。上記特許文献1に記載されたスライダーにあっては、スライダー胴体及び引手片の各連結部、引手片及びカバー部材の各回動部を互いに自由動作が可能にそれぞれ連結されている。このため、前記引手片の頻繁な跳ね上がり傾向を抑えることはできない。
本発明のスライダーによれば、上記請求項1記載の発明のように、前記カバー部材が少なくとも引手片を覆い隠す第1位置にあるとき前記カバー部材及び前記引手片を互いに係脱する係脱手段を、前記引手片及び前記カバー部材のそれぞれが相対的に回動可能に結合された回動部を有する各第2端部であって、前記各回動部から離間した第1端部側の部位にそれぞれ備えることができる。
上記構成を備えることにより、前記係脱手段を、前記カバー部材が前記第1位置にあるとき前記引手片及び前記カバー部材の各第2端部間における相対的な回動を許容する回動空間内に合理的に設けることができる。前記引手片は、前記カバー部材が前記引手片を覆い隠す第1位置にあるとき不動状態となり、前記引手片の動きを抑えることができる。これにより、前記引手片に対する保持力を十分に確保することができる。また、前記引手片が前記スライダー胴体に対してガタツキや位置ずれを生じることがなくなるため、スライダーの品質を長期間にわたって確保することができる。
本発明におけるスライダーの構造としては、特に限定されるものではなく、各種の構造を使用することができる。すなわち、本発明の主要な特徴部である係脱手段を備えることができるスライダーの典型的な構造として、上記請求項2に係る発明のように、前記引手片又は前記カバー部材の前記回動部の一方を、各回動部の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部に備えることができる。これにより、前記引手片又は前記カバー部材における前記アーム部の内側面と、前記カバー部材又は前記引手片における前記回動部の外側面とを互いに係脱する構成とすることができるようになる。
また、前記係脱手段を備えることができるスライダーの典型的な他の構造としては、上記請求項3に係る発明のように、前記引手片又は前記カバー部材の前記回動部の一方を、各回動部の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部に備えることができるとともに、同アーム部の基端部に各アーム部を連結する連結杆を備えることができる。これにより、前記カバー部材又は前記引手片の前記回動部の他方に、前記連結杆と係脱する構成を備えることができるようになる。
上記各スライダー構造を備えることにより、前記引手片及び前記カバー部材のそれぞれが相対的に回動可能に結合された回動部を有する第2端部の一部を前記係脱手段として有効に利用することができるようになる。しかも、前記カバー部材が前記第1位置にあるとき、同時に前記係脱手段をもって前記スライダー胴体に対して、前記引手片及び前記カバー部材をしっかりと確実に支持固定することができるようになる。これにより、前記カバー部材と前記引手片との相対移動を防止することができる。
更に本発明にあっては、前記引手片及び前記カバー部材における前記各第2端部の形態や構造などに応じて各種の前記係脱手段を設けることができる。すなわち、前記係脱手段の典型的な構造として、上記請求項4に係る発明のように、前記係脱手段として、前記引手片又は前記カバー部材の一方に、前記引手片と前記カバー部材との係脱時に係脱する係着部を備えることができる。
この係着部としては、単純な構造でよく、複雑な構造に形成する必要はない。この係着部の典型的な構造としては、上記請求項5及び6に係る発明のように、前記係着部を弾性変形する弾性舌片、軟質材又は硬質材からなる突部、押圧変形する弾性体などにより構成することができる。前記係着部の典型的な他の構造としては、上記請求項7に係る発明のように、前記突部を硬質材料からなるカム面により構成することができる。
上記各係着部を備えることにより、前記係着部と係脱する被係着部の一例として、上記請求項8に係る発明のように、前記カバー部材又は前記引手片の他方に、前記突部と係脱する係脱孔又は凹部を備えることができるようになる。前記係着部と前記被係着部の係着面積を適宜に設定することにより、各構成部品間相互の保持力を十分に確保することができる。また、上記係脱手段を単純な構造とすることができ、複雑な構造に形成することを回避することができるようになる。これにより、スライダー全体の小型化や薄型化を実現することができるようになり、その取扱性も容易になる。
前記カバー部材の内面には、請求項9に係る発明のように、前記スライダー胴体の上面の一部に設けられた引手取付柱の上端部に係着する嵌合凹部を設けることができる。カバー部材が少なくとも引手片を覆い隠す第1位置にあるとき、前記引手取付柱、前記引手片、前記カバー部材を完全に係着することができる。従って、各構成部品間相互のガタツキやズレなどを完全に防止することができ、それらをしっかりと確実に支持固定することができる。
このため、前記カバー部材が少なくとも引手片を覆い隠す第1位置にあるとき、前記引手取付柱に対してカバー部材が跳ね上がろうとする力がカバー部材に直接作用しても、引手片とカバー部材との係着と相まって、引手片及びカバー部材が前後方向、左右方向、斜め方向や上下方向に移動することを防止することができるようになる。
前記収容凹部の形態としては、カバー部材及びスライダー胴体の形態や大きさなどに応じて適宜に設定することができる。カバー部材は単純な構造でよく、複雑な構造に形成する必要がなくなり、カバー部材の収容凹部の形態や大きさなどを引手取付柱の形態や大きさなどに応じて適宜に設定することによりスライダーの小型化や薄型化が実現できる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明の代表的な第1の実施例であるカバー部材23を備えたスライダー20を示している。図4において、例えば織成ストラップのような左右一対のファスナーストリンガー11,12を備えたスライドファスナー10が示されている。各ファスナーストリンガー11,12には、それぞれ務歯のような一連の噛合エレメント13,14が設けられている。このスライドファスナー10は、例えば図示せぬ衣服などの物品、特にオートバイを運転する者が着用する衣服等に用いることができる。各ファスナーストリンガー11,12は、それぞれ前記物品の開口部に取り付けられる。
前記スライドファスナー10のスライダー20は、図1〜図3に示すように、前記噛合エレメント13,14(図4)の噛合・解除を行うスライダー胴体21、同スライダー胴体21に対して、第1端部22aを介して自由動作が可能に連結された引手片22、同引手片22の前記第1端部22aとは反対側の第2端部22bを介して相対的に回動可能に連結された第2端部23bを有するカバー部材23の三つの部材により構成されている。
前記スライダー胴体21は、図2及び図3に示すように、上下翼板21a,21bと各上下翼板21a,21bの前部を連結する案内柱21cとを有している。各上下翼板21a,21bの後端から略中央位置にかけては、それぞれに左右の上下フランジを有している。各上下翼板21a,21bの間には、Y字形の噛合エレメント案内通路が形成されている。
前記スライダー胴体21における上翼板21aの上面には、図2に示すように、前後の端部に柱部を有する断面が略横C字状をなす引手取付柱21dが固着されている。引手取付柱21dの前端柱部は、上翼板21aにおける前端部の上面に一体成形されて起立している。引手取付柱21dにおける後端柱部の下端は、引手片22の第1端部22aが挿入できる間隔を形成して前記上翼板21aの上面から浮き上がった状態で配されている。
前記カバー部材23の第2端部23bにおける中央部内面に突出した回動部23cは、図2に示すように、引手片22の第2端部22bにおける回動部22cを介して相対的に回動可能に結合されている。カバー部材23の第1端部23aは、スライダー胴体21及び引手片22を不動状態に覆って隠す第1位置(図1)とスライダー胴体21及び引手片22を露出させる第2位置(図2)との間を相対的に回動可能とされている。
本発明は、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23b間における相対的な回動を許容する回動空間内に、カバー部材23及び引手片22が互いに係脱する係脱手段を有していることを主要な特徴部としている。本発明にあってカバー部材23及び引手片22の各第2端部22b,23bとは、カバー部材23及び引手片22が互いに相対的に回動する部分をいう。各第2端部22b,23bのそれぞれは、回動部22c,23cを含んでいる。各回動部22c,23cによってカバー部材23及び引手片22が相対的に回動可能に結合されている。
本発明にあっては、前記係脱手段を引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bであって各回動部22c,23cから離れた各第1端部22a,23a側の部位に設けることができる。これにより、引手片22及びカバー部材23のそれぞれが相対的に回動可能に連結された各第2端部22b,23bの一部を係脱手段として有効に利用することができる。
図示例にあっては、引手片22の回動部22cとしては、図2に示すように、左右一対のアーム部22e,22eの先端部に形成することができる。カバー部材23の回動部23cとしては、図2に示すように、カバー部材23における第2端部23b側の中央部内面に突出された突出部により構成することができる。
図1〜図3、図5及び図6は、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき、引手片22の第2端部22bとカバー部材23の第2端部23bとの間で互いに係脱する係脱手段の好適な構造を示している。図示例による典型的な第1の実施例によれば、前記引手片22は、図2に示すように、スライダー胴体21の引手取付柱21dに対して自由動作を許容する中央空間部を有する環状の第1端部22aを有している。この第1端部22aは、その中央空間部を通して引手取付柱21dに引っ掛けられている。
更に前記引手片22は、図2に示すように、前記第1端部22aの中央空間部を横切って形成された連結杆22dを基端部として、くま手状の第2端部22bを有している。この第2端部22bの回動部22cを前記係脱手段の一部を構成する左右一対のアーム部22e,22eに形成することができる。各アーム部22e間にカバー部材23の回動部23cの回動を許容する回動空間を形成することができる。
この引手片22とカバー部材23とは、例えば二色成形又はインサート成形により一体的に形成することができる。また、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば引手片22の各アーム部22eとカバー部材23の回動部23cとの間の連結にあたり、ピン24を前記カバー部材23の回動部23c及び前記引手片22の各アーム部22e間に通して嵌着固定することができる。
一方、前記カバー部材23としては、図2及び図3に示すように、上方に滑らかな凸曲面をもつ略湾曲板部材により構成することができる。カバー部材23における第1端部23a側の中央部内面には、少なくとも前記引手取付柱21dにおける前端柱部の上端部に保持される細長い溝形状の収容凹部23dが形成されている。カバー部材23における第2端部23b側の中央部内面に突出した回動部23cは、引手片22の各アーム部22e間に相対的に回動可能に結合される係脱手段の一部としている。
このカバー部材23の回動部23cとしては、例えば前記ピン24を中心とする半円弧面形状をなす上面部を有するブロック体により構成することができる。この回動部23cにおける第1端部23a側の部位には、引手片22とカバー部材23との係脱時に弾性変形する係着部が設けられている。この係着部としては、図2〜図6に示すように、例えば軟質材料からなる弾性舌片23c−1を形成することができる。この弾性舌片23c−1は、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき被係着部である硬質材料からなる引手片22の連結杆22dに対して係脱することができるようになっている。
前記カバー部材23の素材としては、本発明は特に限定されるものではないが、例えばプラスチックやゴム材又は皮革などの軟質材料を使用することができる。前記カバー部材23を軟質材料により形成すると、外観上のソフト感が良好に得られることは当然として、カバー部材23と各構成部品が互いに衝突し合う場合があったとしても、使用者に耳障りな不快音を発生しない。このため、使用者に不快感を与えることを防止することができる。
また、激しいスポーツを行ったときなど、不意にスライダー20が手指などの身体の一部に当たることがあっても、軟質のカバー部材23によってスライダー胴体21、引手片22が軟質部分で覆われているため、手指などを傷つけることはない。しかも、カバー部材22が軟質であることを利用してカバー部材23とカバー引手片21とを容易に係脱することができる。
いま、使用者がカバー部材23の第1端部23aを指先で把持して、カバー部材23を第2位置(図2)から第1位置(図1)へ向けて回動させる。カバー部材23の回動に伴い、カバー部材23の弾性舌片23c−1を引手片22の各アーム部23e間の回動空間内に挿入させると、図5及び図6に示すように、引手片22の連結杆22dにより前記弾性舌片23c−1の先端部が、カバー部材23が回動する方向とは反対方向に弾性変形する。この弾性変形によって、弾性舌片23c−1の先端部が各アーム部22e間の回動空間内に入り込んで前記連結杆22dの係合面を通過する。前記連結杆22dの係合面を通過すると同時に、前記弾性舌片23c−1の先端部が弾性復帰する。これにより、前記連結杆22dと前記弾性舌片23c−1とを互いに係着することができる。
また、カバー部材23をスライダー胴体21から外すために、使用者がカバー部材23の第1端部23aを指先で把持して、カバー部材23を第1位置(図1)から第2位置(図2)へ向けて回動させると、上記操作とは逆の操作によってカバー部材23の弾性舌片23c−1の先端部が弾性変形する。これにより、弾性舌片23c−1を引手片22の各アーム部23e間から離脱させることができ、前記連結杆22dと前記弾性舌片23c−1との係着状態を解除することができる。
上記のように構成された係脱手段を備えることにより、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるときスライダー胴体21に対して引手片22及びカバー部材23をしっかりと確実に支持固定することができる。これにより、引手片22がスライダー胴体21に対してずれることを防止することができる。しかも、引手片22とカバー部材23との相対移動を防止することができる。従って、スライダー20の品質を長期間にわたって確保することができる。
図7及び図8は、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき各第2端部22b,23bを互いに係脱する係脱手段の典型的な他の構造を示している。また、これらの図において上記第1の実施例と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。従って、これらの部材に関する詳細な説明は省略する。
なお、図9〜図15は、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき各第2端部22b,23bを互いに係脱する係脱手段の典型的な他の構造をそれぞれ示している。これらの実施例にあっても、上記第1の実施例と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付しているため、これらの部材に関しては詳細な説明を省略する。
本発明にあっては、引手片22及びカバー部材23における各第2端部22b,23bの形態や構造などに応じて各種の係脱手段を設けることができる。すなわち、係脱手段の典型的な構造としては、引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bを格別な形態や構造などに形成することなく、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき各第2端部22b,23bを互いに係脱する係脱手段を単純な構造に形成することができる。
図7及び図8は、本発明に係るスライダー20の第2の実施例を示している。この第2の実施例において上記第1の実施例と大きく異なるところは、前記引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bが互いに係脱する係脱手段として、カバー部材23の回動部23cにおける第1端部23a側の部位に、引手片22とカバー部材23との係脱時に強制的に係脱する突部23c−2を設けることができることと、この突部23c−2を硬質材料からなるカム面により構成することができることにある。
この第2の実施例によると、弾性金属材などの硬質材料からなるカバー部材23には、その回動部23c内に固着されたゴム材などの弾性材料からなる中間部材25を通してピン24が固着一体化されている。カバー部材23を第2位置(図8)へ向けて回動させると、カバー部材23の回動に応じて、前記突部23c−2のカム面を、硬質材料からなる引手片22における連結杆22dの係合面に密着して摺動することができる。これにより、その密着部分で部分的に接触圧力を増大させることができる。
このとき、前記中間部材25の突部側の部位を、ピン24を中心とする外方向に向けて押圧変形させることができる。この押圧変形によって、前記突部23c−2のカム面が各アーム部22e間の回動空間内に入り込んで前記連結杆22dの係合面を通過する。それと同時に、前記中間部材25が弾性復帰する。この中間部材25が弾性復帰すると、引手片22における各アーム部22e間の回動空間内に前記突部23c−2のカム面と引手片22の連結杆22dとを互いに対向して配することができる。
これにより、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき、前記連結杆22dと前記突部23c−2のカム面とを互いに係着することができる。これとは反対に、前記突部23c−2のカム面が前記連結杆22dの係合面から離間して相対的に回動することにより接触圧力を減少することができる。こうして、前記引手片22及びカバー部材23の各回動部22c,23cを互いに係脱することができる。
この第2の実施例にあっても、上記第1の実施例と同様に、部品点数を増やすことなく、簡単な構造で安価な係脱手段が得られる。なお、引手片22における連結杆22dの係合面の一部に、前記突部23c−2のカム面と密着・離間するカム面を滑らかに形成することができることは勿論である。
また、この第2の実施例では、カバー部材23の回動部23c内に固着された中間部材25を通してピン24を固着一体化した構造を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、例えば前記中間部材25を使用することなく、前記ピン24を弾性金属材により構成しても同様の作用を奏することができる。
図9及び図10は、本発明に係るスライダー20の第3の実施例を示している。この第3の実施例では、前記引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bが互いに係脱する係脱手段として、カバー部材23の回動部23cにおける第1端部23a側の部位に、引手片22とカバー部材23との係脱時に押圧変形する係着部を設けることができる。この係着部としては、プラスチックやゴム材のような軟質材料からなる弾性体23c−3により構成することができる。
この弾性体23c−3の形態や構造などは、図示例に限定されるものではない。カバー部材23が前記第1位置(図10)にあるとき、引手片22における各アーム部22e間の回動空間内に前記弾性体23c−3と硬質材料からなる引手片22の連結杆22dとを互いに対向して配することができる。これにより、前記引手片22及びカバー部材23の各回動部22c,23cを互いに係脱することができる。この第3の実施例にあっても、上記各実施例と同様に、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき、前記引手片22とカバー部材23との係着がずれることがなくなり、それらをしっかりと確実に支持固定することができる。
図11及び図12は、本発明に係るスライダー20の第4の実施例を示している。この第4の実施例によれば、前記引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bが互いに係脱する係脱手段として、カバー部材23の回動部23cにおける第1端部23a側の部位に設けた弾性舌片23c−1に代えて、硬質材料からなる引手片22における連結杆22dに弾性舌片22d−1を形成することができる。
一方、少なくともカバー部材23の回動部23cに硬質材料からなる突部23c−4を形成することができる。カバー部材23が第1位置(図12)にあるとき、前記弾性舌片22d−1と前記突部23c−4とを互いに係脱することができる。この第4の実施例にあっても、上記各実施例と同様に、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき、前記引手片22とカバー部材23とをしっかりと確実に係着することができ、単純な構造で廉価な係脱手段を得ることができる。
図13は、本発明に係るスライダー20の第5の実施例を示している。なお、同図においては説明の助長を避けるためにスライダー胴体を図示しない。この第5の実施例では、カバー部材23の回動部23cと引手片22の連結杆22dとが互いに係脱する係脱手段に代えて、引手片22におけるアーム部22eの内側面とカバー部材23における回動部23cの外側面とが互いに係脱する係脱手段を設けることができる。この係脱手段として、例えば突部23c−5及び凹部を適宜に設定することができる。
この第5の実施例では、引手片22におけるアーム部22eの内側面に突部23c−5を設けるとともに、カバー部材23における回動部23cの外側面に凹部を設けているが、本発明は図示例に限定されるものではない。前記引手片22及びカバー部材23の各第2端部22b,23bが互いに係脱する係脱手段として、例えば引手片22におけるアーム部22eの内側面に形成された突条部や突部と、カバー部材23における回動部23cの外側面に形成された段部、嵌入孔や凹部などにより構成することができる。また、突条部、突部、段部、嵌入孔や凹部を適宜に組み合わせて形成することができることは勿論である。
上記第2〜第5の実施例による係脱手段を備えることにより、この係脱手段を単純な構造とすることができ、複雑な構造に形成することを回避することができるようになる。また、前記係着部と前記被係着部の係着面積を適宜に設定することができる。このため、各構成部品間相互の保持力を十分に確保することができる。また、上記係脱手段を単純な構造とすることができ、複雑な構造に形成することを回避することができるようになる。これにより、スライダー20全体の小型化や薄型化を実現することができるようになり、その取扱性も容易となる。
図14及び図15は、前記引手取付柱21dにおける前端柱部の上端部に保持される細長い溝形状の収容凹部23dの他の構造例を示している。これらの図において、この第6の実施例によるカバー部材23は、上方に滑らかな凸曲面をもつ上壁部の左右に形成された左右側壁部と、上壁部及び左右側壁部を連結する前壁部とを有している。カバー部材23の収容凹部23d−1の領域では、前記カバー部材23は略横C字状の断面を有している。この収容凹部23d−1は、上翼板21aにおける前端部の上面に一体成形されて起立した引手取付柱21dの前端柱部の前面にわたり形成されている。この収容凹部23d−1の形態は、カバー部材23及びスライダー胴体21の形態や大きさなどに応じて適宜に設定することができる。これにより、カバー部材23を引手取付柱21dに向けて正確に且つ安定して案内することができる。
前記カバー部材23の収容凹部23d−1とスライダー胴体21の引手取付柱21dとを嵌合するにあたり、前後及び幅方向の位置決めをすることができるようになる。カバー部材23及びスライダー胴体21の外部に格別な固着構造を露呈することなく、カバー部材23の収容凹部23d−1とスライダー胴体21の引手取付柱21dとをしっかりと不動状態に且つ確実に取り付けることができる。カバー部材23とスライダー胴体21とが嵌合状態にあるとき、つまり、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置(図14)にあるとき、前記引手取付柱21d、前記引手片22、前記カバー部材23を完全に係着することができる。従って、各構成部品間相互のガタツキやズレなどを完全に防止することができ、それらをしっかりと且つ確実に支持固定することができる。
このため、カバー部材23が少なくとも引手片22を不動状態に覆い隠す第1位置にあるとき、前記引手取付柱21dに対してカバー部材23が跳ね上がろうとする力がカバー部材23に直接作用しても、引手片22とカバー部材23との係着と相まって、引手片22及びカバー部材23が前後方向、左右方向、斜め方向や上下方向に移動することを防止することができるようになる。これにより、カバー部材23の保持力を増大させることができ、スライダー20の耐久性を高めることができる。
従って、このカバー部材23は単純な構造でよく、複雑な構造に形成する必要がなくなり、カバー部材23の収容凹部23d−1の形態や大きさなどを引手取付柱21dの形態や大きさなどに応じて適宜に設定することによりスライダー20の小型化や薄型化が実現できる。なお、前記収容凹部23d−1は、少なくともカバー部材23の左右側壁部の内面に形成されていればよい。
以上は本発明の好適な実施例を例示したものであり、例えば上記各実施例では、前記引手片22の第2端部22bとカバー部材23の第2端部23bとが相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部22e,22eを備えた構造例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば引手片22の回動部をブロック状の回動部により構成することができ、相手方のカバー部材23の回動部を左右一対のアーム部により構成することができる。
また、上記係脱手段の構造として、カバー部材23の回動部23cに引手片22とカバー部材23との係脱時に、弾性変形する弾性舌片23c−1、強制的に係着するカム面23c−2又は押圧変形する弾性体23c−3を備えるとともに、引手片22の回動部22cに連結杆22dを備えた構造、引手片22の連結杆22dに引手片22とカバー部材23との係脱時に弾性変形する弾性舌片22d−1を備えるとともに、カバー部材23の回動部23cに突部23c−4を備えた構造などを例に挙げているが、スライダー胴体21及び引手取付柱21dの形態、大きさなどの他の要因との関係で、上記係脱手段のいずれか一つ、或いはそれらの任意の組合せによっても、本発明の目的を充分に達成することができることは勿論である。
また、本発明にあっては、引手片22及びカバー部材23の各回動部22c,23cの材質などを特に規定するものではなく、例えばカバー部材23としては、金属などの硬質材料により形成することができ、プラスチックやゴム材或いは皮革などの軟質材料により形成することができる。従って、本発明は上記各実施例に限定されないことは当然であり、各請求項に記載した範囲内で様々に設計変更が可能である。
本発明のカバー部材を備えたスライドファスナー用スライダーの第1状態を示す斜視図である。(第1実施例) 同スライダーの第2状態を示す斜視図である。(第1実施例) 同スライダーのカバー部材が多様な位置にあることを示す側面図である。(第1実施例) 同スライダー及びファスナーチェーンの一部を示す斜視図である。(第1実施例) 同スライダーが第1状態の直前にあることを示す要部断面側面図である。(第1実施例) 同スライダーの第2状態を示す要部断面側面図である。(第1実施例) 本発明の他の構造例であるカバー部材を備えたスライダーが第1状態の直前にあることを示す要部断面側面図である。(第2実施例) 同スライダーの第2状態を示す要部断面側面図である。(第2実施例) 本発明の更に他の構造例であるカバー部材を備えたスライダーが第1状態の直前にあることを示す要部断面側面図である。(第3実施例) 同スライダーの第2状態を示す要部断面側面図である。(第3実施例) 本発明の更に他の構造例であるカバー部材を備えたスライダーが第1状態の直前にあることを示す要部断面側面図である。(第4実施例) 同スライダーの第2状態を示す要部断面側面図である。(第4実施例) 本発明の更に他の構造例であるカバー部材を備えたスライダーの第2状態を示す要部裏面図である。(第5実施例) 図1に示すスライダーにおけるカバー部材の変形例を示す要部断面側面図である。(第6実施例) 図14におけるXV−XV線の矢視断面図である。(第6実施例) 従来のカバー部材を備えたスライダーを示す要部断面図である。
符号の説明
10 スライドファスナー
11,12 ファスナーストリンガー
13,14 噛合エレメント
20 スライダー
21 スライダー胴体
21a 上翼板
21b 下翼板
21c 案内柱
21d 引手取付柱
22 引手片
22a 第1端部
22b 第2端部
22c 回動部
22d 連結杆
22d−1 弾性舌片
22e アーム部
23 カバー部材
23a 第1端部
23b 第2端部
23c 回動部
23c−1 弾性舌片
23c−2 突部
23c−3 弾性体
23c−4 突部
23c−5 突部
23d 収容凹部
23d−1 収容凹部
24 ピン
25 中間部材

Claims (9)

  1. 一対のファスナーストリンガー(11,12) の噛合エレメント(13,14) を噛合・解除させるスライダー胴体(21)と、
    同スライダー胴体(21)に対して、第1端部(22a) を介して自由動作が可能に連結された引手片(22)と、
    同引手片(22)の第1端部(22a) とは反対側の第2端部(22b) における回動部(22c) を介して相対的に回動可能に結合された回動部(23c) を有する第2端部(23b) を備え、同第2端部(23b) とは反対側の第1端部(23a) との間で、前記引手片(22)を不動状態に覆い隠す第1位置と同引手片(22)を露呈させる第2位置との間を回動可能なカバー部材(23)と、
    を備えてなるスライダー(20)であって、
    前記引手片(22)及び前記カバー部材(23)のそれぞれが、前記第2端部(22b,23b) において前記回動部(22c,23c) から離間した第1端部(22a,23a) 側の部位に、前記第1位置にあるとき互いに係脱する係脱手段を有してなることを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
  2. 前記引手片(22)又は前記カバー部材(23)の前記回動部(22c,23c) の一方が、前記各回動部(22c,23c) の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部(22e,22e) に形成され、前記引手片(22)又は前記カバー部材(23)における前記アーム部(22e) の内側面と、前記カバー部材(23)又は前記引手片(22)における前記回動部(23c,22c) の外側面とに互いに係脱する前記係脱手段を有してなることを特徴とする請求項1記載のスライドファスナー用スライダー。
  3. 前記引手片(22)又は前記カバー部材(23)の前記回動部(22c,23c) の一方が、前記各回動部(22c,23c) の相対的な回動を許容する回動空間を有する左右一対のアーム部(22e,22e) に形成され、同アーム部(22e) の基端部に各アーム部(22e) を連結する連結杆(22d) を有し、前記カバー部材(23)又は前記引手片(22)の前記回動部(23c,22c) の他方が前記連結杆(22d) と係脱する前記係脱手段を有してなることを特徴とする請求項1記載のスライドファスナー用スライダー。
  4. 前記係脱手段が、前記引手片(22)又は前記カバー部材(23)の一方に、前記引手片(22)と前記カバー部材(23)との係脱時に係脱する係着部を有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
  5. 前記係着部が、弾性変形する弾性舌片(23c-1) により構成されてなることを特徴とする請求項4記載のスライドファスナー用スライダー。
  6. 前記係着部が、突部(23c-2,23c-4,23c-5) により構成されてなることを特徴とする請求項4記載のスライドファスナー用スライダー。
  7. 前記突部(23c-2) が、硬質材料からなるカム面により構成されてなることを特徴とする請求項6記載のスライドファスナー用スライダー。
  8. 前記カバー部材(23)又は前記引手片(22)の他方に前記突部(23c-5) と係脱する係脱孔又は凹部を有してなることを特徴とする請求項6記載のスライドファスナー用スライダー。
  9. 前記スライダー胴体(21)がその上面の一部に引手取付柱(21d) を有してなり、前記カバー部材(23)の内面に、前記引手取付柱(21d) の上端部に係着する収容凹部(23d,23d-1) を有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
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