JP2005209816A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セラミックグリーンシートの同一面に印刷を2回行うことなく、内部導体パターンによる段差を解消することができる積層セラミック電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】 段差解消用セラミックパターン2〜6にコイル導体パターン11〜15に相応する凹部2a〜6aを形成する。マザーセラミック外層ブロック上に段差解消用セラミックパターン2〜6を形成した後に、順次、段差解消用セラミックパターン2〜6と同等の厚さのコイル導体パターン11〜15を段差解消用セラミックパターン2〜6の凹部2a〜6aに填め込むように転写する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積層セラミック電子部品の製造方法、特に、積層インダクタや積層インピーダンス素子や積層トランスや高周波線路デバイスなどの積層セラミック電子部品の製造方法に関する。
一般に、積層インダクタなどの積層セラミック電子部品の製造は、多数の内部導体パターンをマザーのセラミックグリーンシートの表面に印刷する工程と、このマザーのセラミックグリーンシートを複数枚積層し、圧着させて未焼成のセラミック積層体ブロックを形成する工程と、セラミック積層体ブロックを内部導体パターンの配置に合わせてカットし、個々の積層セラミックチップを切り出すカット工程と、切り出された積層セラミックチップを焼成する工程と、焼成した積層セラミックチップに外部電極を形成する工程とを順次経て行われる。
ところで、近年、積層セラミック電子部品の小型化に伴い、直流抵抗の低減のため、内部導体パターンを厚くしている。しかし、従来の製造方法では、セラミックグリーンシート上に内部導体パターンの厚みによる比較的大きい段差が生じる。そのため、セラミックグリーンシートを積層した後の本圧着において、内部導体パターンが大きく変形し、内部歪みが発生し、積層ずれが生じることがある。
この段差の発生を解消する方法として、従来より、特許文献1に記載されている方法が知られている。この方法は、セラミックグリーンシート上に導電性ペーストで内部導体パターンを印刷した後、さらに、内部導体パターンに相応する部分を除いてセラミックペーストを印刷する方法である。これにより、内部導体パターン形成部とそれ以外の部分との高さがほぼ等しくなり、両者間の段差を少なくすることができる。
しかしながら、この方法は、セラミックグリーンシートの同一面にペーストを2回以上印刷するため、ペーストに含まれている溶剤によってセラミックグリーンシートが膨潤し、内部導体パターン同士がショートする心配がある。また、セラミックペースト、導電性ペーストの順で印刷する場合、セラミックペーストの印刷形状で導電性ペーストの印刷形状が変わり、積層セラミック電子部品の電気特性がばらつくこともあった。逆に、導電性ペースト、セラミックペーストの順で印刷する場合、内部導体パターン部分やビアホール部分にまでセラミックペーストが印刷されることがあり、そのために積層時におけるビアホールの層間接続が十分に行われない心配もあった。さらに、2回目の印刷は段差のある印刷のため、積層セラミック電子部品の小型化に伴い、印刷が困難になってきた。
特開2001−126951号公報
そこで、本発明の目的は、セラミックグリーンシートの同一面に印刷を2回行うことなく、内部導体パターンによる段差を解消することができる積層セラミック電子部品の製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、
(a)内部導体パターンが一方の面に形成された第1セラミックグリーンシートと、内部導体パターンの略反転パターン形状の段差解消用セラミックパターンが一方の面に形成された第2セラミックグリーンシートとを用意する第1工程と、
(b)内部導体パターンが形成された面と段差解消用セラミックパターンが形成された面とが対向するように、第1セラミックグリーンシートと第2セラミックグリーンシートとを積層して積層体を形成する第2工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、
(c)積層体の一方の面に段差解消用セラミックパターンを形成する第3工程と、
(d)内部導体パターンが一方の面に形成された別の第1セラミックグリーンシートを用意し、積層体に形成された段差解消用セラミックパターンとの第1セラミックグリーンシートに形成された内部導体パターンが対向するように、積層体に対して別の第1セラミックグリーンシートを積層して積層体を形成する第4工程と、
を備えたことを特徴とする。前記第3工程および前記第4工程を複数回繰り返してもよい。
以上の方法により、内部導体パターンや段差解消用セラミックパターンは平らな面に形成されるため、印刷性が向上し、特性が安定する。また、セラミックグリーンシートの同一面上にペーストを1回しか印刷しないため、ペーストに含まれている溶剤によってセラミックグリーンシートが膨潤しない。
また、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、第2セラミックグリーンシートに、内部導体パターンを形成する工程と段差解消用セラミックパターンを形成する工程とを複数回繰り返した後、前述の第2工程を行うことを特徴とする。以上の方法により、厚みの厚い内部導体パターンが容易に得られる。
本発明によれば、内部導体パターンを形成するための導電性ペーストや、段差解消用セラミックパターンを形成するためのセラミックペーストを平らな面に印刷するので、印刷性が向上し、特性が安定した積層セラミック電子部品を得ることができる。さらに、セラミックグリーンシートの同一面上にペーストを1回しか印刷しないため、ペーストに含まれている溶剤によってセラミックグリーンシートが膨潤するのを防止できる。
以下に、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法の実施例について添付の図面を参照して説明する。
[第1実施例、図1〜図10]
図1に示すように、積層インピーダンス素子1は、コイル導体パターン11,12,13,14,15およびビアホール28をそれぞれ設けたセラミックグリーンシート25と、段差解消用セラミックパターン2,3,4,5,6と、予め導体が設けられていない外層用セラミックグリーンシート26などで構成されている。なお、剥離性のフィルム(キャリアフィルム)21は、後述するように最終的には除去されるものであり、積層インピーダンス素子1を構成するものではない。
セラミックグリーンシート25、26は、以下のようにして製作される。酸化第二鉄(Fe23)48.0mol%、酸化亜鉛(ZnO)22.0mol%、酸化ニッケル(NiO)22.0mol%、酸化銅(CuO)8.0mol%の比率で秤量したそれぞれの材料を原材料としてボールミルに投入し、15時間湿式調合を行う。得られた混合物を乾燥してから粉砕し、得られた粉末を750℃で一時間仮焼する。得られた仮焼粉末をボールミルにて15時間湿式粉砕した後、乾燥してから解砕し、フェライトセラミック粉末を得る。
このフェライトセラミック粉末に対して結合剤と可塑剤、湿潤材、分散剤を加えてボールミルで所望の時間混合を行い、その後、減圧により脱泡を行う。得られたセラミックスラリーをリップコータまたはマルチコータを用いて、剥離性のフィルム(キャリアフィルム)21上に塗布し、乾燥させ、膜厚25μmのセラミックグリーンシート25,26を作製する。
所定のセラミックグリーンシート25には、層間接続用ビアホール28が設けられている。層間接続用ビアホール28は、シート25にレーザビームなどを用いて貫通孔を形成し、この貫通孔にAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金などの導電ペーストを印刷塗布などの方法により充填することによって形成される。
セラミックグリーンシート25上には、コイル導体パターン11,12,13,14,15がそれぞれ導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより形成される。これらの導体パターン11〜15は、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などからなり、その膜厚は30μm程度である。なお、図1においては、コイル導体パターン11〜15は、セラミックグリーンシート25の下面側に配置している。
段差解消用セラミックパターン2〜6は、以下のようにして製作される。酸化第二鉄(Fe23)49.0mol%、酸化亜鉛(ZnO)29.0mol%、酸化ニッケル(NiO)14.0mol%および酸化銅(CuO)8.0mol%に、これら全体を100wt%として、結合剤(アクリル樹脂)、チクソ剤(アクリルビーズ)、溶剤(テルピネオール)を60wt%、可塑剤(DOP)を添加する。次に、3本ロールで混練分散して、もしくは、1次調合時に高分散溶媒を用いて原料と分散剤を分散させ、2次調合時に結合剤、可塑剤、溶剤を添加混合した後、高分散溶媒を除去する。こうして得られたセラミックペーストを、剥離性のコーティングを施した透明の転写用剥離フィルム(キャリアフィルム)21上にスクリーン印刷により、コイル導体パターン11〜15が形成されない領域に塗布し、加熱乾燥させることで段差解消用セラミックパターン2〜6が得られる。段差解消用セラミックパターン2〜6は、それぞれコイル導体パターン11〜15の略反転パターン形状を有している。なお、セラミックグリーンシート25,26や段差解消用セラミックパターン2〜6は、フェライトを主成分にした材料に限定されるものではなく、ガラスを主成分にした材料で作成したものであってもよい。
複数のコイル導体パターン11〜15は、セラミックグリーンシート25に設けた層間接続用ビアホール28を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを形成する。コイルLのコイル軸はシート21,26の積み重ね方向に対して平行である。コイル導体パターン11の引出し部11aはシート25の右辺に露出し、コイル導体パターン15の引出し部15aはシート25の左辺に露出している。
これら段差解消用セラミックパターン2〜6とコイル導体パターン11〜15とセラミックグリーンシート25,26は図1に示すように積み重ねられた後、一体的に焼成されて図2に示すような直方体形状を有するセラミック積層体30とされる。セラミック積層体30の左右の端面には入出力外部電極31,32が形成され、螺旋状コイルLの両端部はこの入出力外部電極31,32に電気的に接続されている。
次に、以上の構成からなる積層インピーダンス素子1の製造方法について図3〜図10を参照しながら説明する。なお、図3〜図10には1個のセラミック積層体しか表示していないが、実際には、多数のセラミック積層体が集合したマザーセラミック積層体ブロックを形成した後に、このマザーセラミック積層体ブロックをコイル用導体11〜15の配置に合わせてカットし、個々のセラミック積層体を切り出している。
まず、図3に示すように、外層用セラミックグリーンシート26を複数枚積層した後、圧着してマザーセラミック外層ブロック26Aとする。次に、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン2を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図4に示すように、凹部2aを有する段差解消用セラミックパターン2をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図5に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン11とセラミックグリーンシート25を載せ、コイル導体パターン11が段差解消用セラミックパターン2の凹部2aに填るように、位置合わせを行う。このとき、段差解消用セラミックパターン2の凹部2aは、コイル導体パターン11と略同一形状であるが、その大きさはコイル導体パターン11と等しいか、あるいはコイル導体パターン11より若干大きく設計されている。そして、プレス機で圧着することにより、図6に示すように、コイル導体パターン11とセラミックグリーンシート25をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図7に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン3を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図8に示すように、凹部3aを有する段差解消用セラミックパターン3をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図9に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン12とセラミックグリーンシート25を載せ、コイル導体パターン12が段差解消用セラミックパターン3の凹部3aに填るようにして、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図10に示すように、コイル導体パターン12とセラミックグリーンシート25をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。コイル導体パターン12の端部は、段差解消用セラミックパターン3の凹部3aから露出している層間接続用ビアホール28を介して、コイル導体パターン11の端部に電気的に接続されている。
こうして、段差解消用セラミックパターン2〜6とコイル導体パターン11〜15とセラミックグリーンシート25の転写を繰り返し、さらに、この上に外層用セラミックグリーンシート26を複数枚積層し、マザーセラミック積層体ブロックとする。次に、このマザーセラミック積層体ブロックを、温度が70℃で、圧力が1.0t/cm2の条件で本圧着する。この後、コイル導体パターン11〜15の配置に合わせてカットする。
マザーセラミック積層体ブロックから切り出された個々のセラミック積層体30は焼成された後、左右の端面に入出力外部電極31,32が形成される。入出力外部電極31,32は塗布焼付け、スパッタリング、あるいは蒸着などの方法により形成される。
以上の方法によれば、段差解消用セラミックパターン2〜6にコイル導体パターン11〜15に相応する凹部2a〜6aを形成し、この凹部2a〜6aに段差解消用セラミックパターン2〜6と同等の厚さのコイル導体パターン11〜15を填め込むように転写している。従って、コイル導体パターン11〜15形成部とそれ以外の部分との高さがほぼ等しくなり、両者間の段差を少なくすることができる。そのため、セラミックグリーンシート25,26を積層した後の本圧着において、コイル導体パターン11〜15が殆ど変形せず、内部歪みや積層ずれも発生しにくくなる。
さらに、コイル導体パターン11〜15を形成するための導電性ペーストや、段差解消用セラミックパターン2〜6を形成するためのセラミックペーストを、それぞれ平らなセラミックグリーンシート25の面や、キャリアフィルム21の面に印刷するので、印刷性が向上し、特性が安定した積層インピーダンス素子1を得ることができる。しかも、セラミックグリーンシート25の同一面上にペーストを1回しか印刷しないため、ペーストに含まれている溶剤によってセラミックグリーンシート25が膨潤するのを防止できる。
また、本第1実施例は、マザーセラミック外層ブロック26A上に段差解消用セラミックパターン2〜6を形成した後に、順次、コイル導体パターン11〜15を段差解消用セラミックパターン2〜6の凹部2a〜6aに填め込むように転写する。従って、転写時の圧力がコイル導体パターン11〜15だけに加わるのを防止し、コイル導体パターン11〜15のグリーン密度が高くなることを抑止する。コイル導体パターン11〜15のグリーン密度が高いと、最終収縮率が小さくなる。セラミックグリーンシート25や段差解消用セラミックパターン2〜6がフェライト材料からなるとき、コイル導体パターン11〜15の最終収縮率が小さいと、セラミックグリーンシート25や段差解消用セラミックパターン2〜6とコイル導体パターン11〜15とが密着するため、応力が発生して積層インピーダンス素子1の電気特性が劣化する。
ここで、本第1実施例の積層インピーダンス素子1を作成し、評価した結果を表1に示す。なお、表1には、比較のために作成した比較例1〜3の積層インピーダンス素子の評価結果も併せて記載している。
Figure 2005209816
比較例1の積層インピーダンス素子は、段差解消用セラミックパターンを形成することなく、単にコイル導体パターンを形成したセラミックグリーンシートを積み重ねて圧着することにより作成したものである。
比較例2の積層インピーダンス素子は、セラミックグリーンシート上に、コイル導体パターンと段差解消用セラミックパターンの両方をスクリーン印刷してコイル用導体パターンの段差を少なくした後、このセラミックグリーンシートを積み重ねて圧着することにより作成したものである。
比較例3の積層インピーダンス素子は、以下のようにして作成されたものである。コイル導体パターンを形成した転写用剥離フィルム(キャリアフィルム)と、段差解消用セラミックパターンを形成したセラミックグリーンシートを用意する。外層用セラミックグリーンシートを複数枚積層した後、圧着してマザーセラミック外層ブロックとする。次に、マザーセラミック外層ブロック上に、転写用剥離フィルムを上にしてコイル導体パターンを載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、コイル導体パターンをマザーセラミック外層ブロック上に転写する。この後、転写用剥離フィルムを剥離する。次に、マザーセラミック外層ブロック上に、段差解消用セラミックパターンを形成したセラミックグリーンシートを積み重ねて位置合わせを行った後、プレス機で圧着する。以降、コイル導体パターンの転写工程と段差解消用セラミックパターンを形成したセラミックグリーンシートの圧着工程を繰り返す。
表1より、本第1実施例の積層インピーダンス素子1は、内部歪みや積層ずれがなく、特性が安定していることが認められる。
これに対して、比較例1の積層インピーダンス素子は、セラミックグリーンシート上にコイル導体パターンの厚みによる比較的大きい段差が生じ、セラミックグリーンシートを積層した後の本圧着において、コイル導体パターンが大きく変形し、内部歪みや積層ずれが発生する。そのため、特性のバラツキが大きくなり、圧着不良や層間剥離などの構造欠陥が発生している。
また、比較例2の積層インピーダンス素子は、セラミックグリーンシートの同一面にペーストを2回以上印刷するため、ペーストに含まれている溶剤によってセラミックグリーンシートが膨潤し、コイル導体パターン同士がショートする心配がある。また、段差解消用セラミックペースト、コイル導体用導電性ペーストの順で印刷する場合、段差解消用セラミックペーストの印刷形状でコイル導体用導電性ペーストの印刷形状が変わり、積層インピーダンス素子の電気特性がばらつく。逆に、コイル導体用導電性ペースト、段差解消用セラミックペーストの順で印刷する場合、コイル導体パターン部分やビアホール部分にまで印刷され、そのために積層時におけるビアホールの層間接続が十分に行われない心配もある。さらに、2回目の印刷は段差のある印刷のため、積層インピーダンス素子の小型化に伴い、印刷が困難になってきた。
さらに、比較例3の積層インピーダンス素子は、コイル導体パターンをマザーセラミック外層ブロック上に転写する際に、転写時の圧力がコイル導体パターンに特に強く加わるので、コイル導体パターンのグリーン密度が高くなる。コイル導体パターンのグリーン密度が高いと、最終収縮率が小さくなる。セラミックグリーンシートや段差解消用セラミックパターンがフェライト材料からなるとき、コイル導体パターンの最終収縮率が小さいと、セラミックグリーンシートや段差解消用セラミックパターンとコイル導体パターンとが密着するため、応力が発生して積層インピーダンス素子の電気特性が劣化する。
[第2実施例、図11〜図27]
第2実施例は、直流抵抗値の小さい積層インピーダンス素子の製造方法について説明する。図11に示すように、積層インピーダンス素子41は、コイル導体パターン11,12,13,14,15と、ビアホール28と、セラミックグリーンシート25と、段差解消用セラミックパターン2,3,4,5,6と、予め導体が設けられていない外層用セラミックグリーンシート26などで構成されている。なお、図11において、コイル導体パターン13,14と段差解消用セラミックパターン4,5は図示されていない。また、剥離性のフィルム(キャリアフィルム)21は、後述するように最終的には除去されるものであり、積層インピーダンス素子41を構成するものではない。
コイル導体パターン11,12,13,14,15およびビアホール28をそれぞれ設けたセラミックグリーンシート25と、段差解消用セラミックパターン2,3,4,5,6と、予め導体が設けられていない外層用セラミックグリーンシート26は、前記第1実施例で説明した方法と同様の方法で作成されるので、その詳細な説明は省略する。
所定のセラミックグリーンシート25には、層間接続用ビアホール28が設けられている。層間接続用ビアホール28は、シート25にレーザビームなどを用いて貫通孔を形成し、この貫通孔にAg,Pd,Cu,Auやこれらの合金などの導電ペーストを印刷塗布などの方法により充填することによって形成される。
剥離性のコーティングを施した透明の転写用剥離フィルム(キャリアフィルム)21上には、コイル導体パターン11,12,13,14,15がそれぞれ導電性ペーストをスクリーン印刷法やフォトリソグラフィ法などの方法で塗布することにより形成される。これらの導体パターン11〜15は、Ag,Pd,Cu,Auやこれらの合金などからなり、その膜厚は30μm程度である。なお、図11においては、コイル導体パターン11〜15は、転写用剥離フィルム(キャリアフィルム)21の下面側に配置している。
それぞれ三つのコイル導体パターン11,12,13,14,15は重ね合わせられてコイル用導体11A,12A,13A,14A,15Aとされる。コイル用導体11A,12A,13A,14A,15Aは、セラミックグリーンシート25に設けた層間接続用ビアホール28を介して電気的に直列に接続され、螺旋状コイルLを形成する。コイルLのコイル軸はシート25,26の積み重ね方向に対して平行である。コイル用導体11A〜15Aはそれぞれ、三層構造で厚みが厚いので、コイル用導体11A〜15Aの断面積が大きく、直流抵抗値が低い。
これら段差解消用セラミックパターン2〜6とコイル導体パターン11〜15とセラミックグリーンシート25,26は図11に示すように積み重ねられた後、一体的に焼成されて前記第1実施例の図2に示すような直方体形状を有するセラミック積層体30とされる。セラミック積層体30の左右の端面には入出力外部電極31,32が形成され、螺旋状コイルLの両端部はこの入出力外部電極31,32に電気的に接続されている。
次に、以上の構成からなる積層インピーダンス素子41の製造方法について図12〜図27を参照しながら説明する。なお、図12〜図27には1個のセラミック積層体しか表示していないが、実際には、多数のセラミック積層体が集合したマザーセラミック積層体ブロックを形成した後に、このマザーセラミック積層体ブロックをコイル用導体11〜15の配置に合わせてカットし、個々のセラミック積層体を切り出している。
まず、図12に示すように、外層用セラミックグリーンシート26を複数枚積層した後、圧着してマザーセラミック外層ブロック26Aとする。次に、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン2を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図13に示すように、凹部2aを有する段差解消用セラミックパターン2をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図14に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン11を載せ、コイル導体パターン11が段差解消用セラミックパターン2の凹部2aに填るように、位置合わせを行う。このとき、段差解消用セラミックパターン2の凹部2aは、コイル導体パターン11と略同一形状であるが、その大きさはコイル導体パターン11と等しいか、あるいはコイル導体パターン11より若干大きく設計されている。そして、プレス機で圧着することにより、図15に示すように、コイル導体パターン11をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
さらに、図16に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン2を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図17に示すように、凹部2aを有する段差解消用セラミックパターン2をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図18に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン11を載せ、コイル導体パターン11が段差解消用セラミックパターン2の凹部2aに填るように、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図19に示すように、コイル導体パターン11をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
さらに、図20に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン2を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図21に示すように、凹部2aを有する段差解消用セラミックパターン2をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図22に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン11とセラミックグリーンシート25を載せ、コイル導体パターン11が段差解消用セラミックパターン2の凹部2aに填るように、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図23に示すように、コイル導体パターン11とセラミックグリーンシート25をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。こうして、3層構造のコイル用導体11Aが形成される。
次に、図24に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にして段差解消用セラミックパターン3を載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図25に示すように、凹部3aを有する段差解消用セラミックパターン3をマザーセラミック外層ブロック26A上に転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。
次に、図26に示すように、マザーセラミック外層ブロック26A上に、キャリアフィルム21を上にしてコイル導体パターン12を載せ、コイル導体パターン12が段差解消用セラミックパターン3の凹部3aに填るようにして、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、図27に示すように、コイル導体パターン12をマザーセラミック外層ブロック26Aに転写する。この後、キャリアフィルム21を剥離する。コイル導体パターン12の端部は、段差解消用セラミックパターン3の凹部3aから露出している層間接続用ビアホール28を介して、コイル導体パターン11の端部に電気的に接続されている。
こうして、段差解消用セラミックパターン2〜6とコイル導体パターン11〜15とセラミックグリーンシート25の転写を繰り返し、さらに、この上に外層用セラミックグリーンシート26を複数枚積層し、マザーセラミック積層体ブロックとする。次に、このマザーセラミック積層体ブロックを、温度が70℃で、圧力が1.0t/cm2の条件で本圧着する。この後、コイル導体パターン11〜15の配置に合わせてカットする。
マザーセラミック積層体ブロックから切り出された個々のセラミック積層体30は焼成された後、左右の端面に入出力外部電極31,32が形成される。入出力外部電極31,32は塗布焼付け、スパッタリング、あるいは蒸着などの方法により形成される。
以上の方法によれば、前記第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。ここで、本第2実施例の積層インピーダンス素子41を作成し、評価した結果を表2に示す。なお、表2には、比較のために作成した比較例4の積層インピーダンス素子の評価結果も併せて記載している。
Figure 2005209816
比較例4の積層インピーダンス素子は、段差解消用セラミックパターンを用いないもので、以下のようにして作成されたものである。コイル導体パターンを形成した転写用剥離フィルム(キャリアフィルム)を用意する。次に、セラミックグリーンシート上に、転写用剥離フィルムを上にしてコイル導体パターンを載せ、位置合わせを行う。そして、プレス機で圧着することにより、コイル導体パターンをセラミックグリーンシート上に転写する。この後、転写用剥離フィルムを剥離する。さらに、続けてこのセラミックグリーンシート上に同じ形状のコイル用導体パターンを転写し、3層構造のコイル用導体パターンを形成する。次に、この上にセラミックグリーンシートを積み重ねて位置合わせを行った後、プレス機で圧着する。以降、所定のターン数になるように、コイル導体パターンの転写工程とセラミックグリーンシートの圧着工程を繰り返す。
表2より、本第2実施例の積層インピーダンス素子41は、内部歪みや積層ずれがなく、特性が安定していることが認められる。
これに対して、比較例4の積層インピーダンス素子は、コイル導体パターンをセラミックグリーンシート上に転写する際、並びに、コイル導体パターンをコイル導体パターン上に転写を繰り返す際に、転写時の圧力がコイル導体パターンに特に強く加わるので、コイル導体パターンのグリーン密度が高くなる。コイル導体パターンのグリーン密度が高いと、最終収縮率が小さくなる。セラミックグリーンシートや段差解消用セラミックパターンがフェライト材料からなるとき、コイル導体パターンの最終収縮率が小さいと、セラミックグリーンシートや段差解消用セラミックパターンとコイル導体パターンとが密着するため、応力が発生して積層インピーダンス素子の電気特性が劣化する。
[他の実施例]
なお、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。積層セラミック電子部品としては、積層インピーダンス素子の他に、例えば、積層インダクタ、積層コモンモードチョークコイル、積層トランス、積層LCフィルタ、あるいは、ストリップラインやマイクロストリップラインなどを有した高周波線路デバイスなどがある。
また、前記実施例では、段差解消用セラミックパターンの厚みとコイル導体パターンの厚みは等しくなるように設定することが好ましいが、必ずしも等しくなくてもよい。
また、本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法は、内部導体パターンや段差解消用セラミックパターンを転写して形成する方法に限るものではなく、セラミックグリーンシートやキャリアフィルム上にスクリーン印刷などによって内部導体パターンや段差解消用セラミックパターンを形成する方法であってもよい。
本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法の第1実施例を説明するための分解斜視図。 図1に示した積層セラミック電子部品の外観斜視図。 図1に示した積層セラミック電子部品の製造工程を示す模式断面図。 図3に続く製造工程を示す模式断面図。 図4に続く製造工程を示す模式断面図。 図5に続く製造工程を示す模式断面図。 図6に続く製造工程を示す模式断面図。 図7に続く製造工程を示す模式断面図。 図8に続く製造工程を示す模式断面図。 図9に続く製造工程を示す模式断面図。 本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法の第2実施例を説明するための分解斜視図。 図11に示した積層セラミック電子部品の製造工程を示す模式断面図。 図12に続く製造工程を示す模式断面図。 図13に続く製造工程を示す模式断面図。 図14に続く製造工程を示す模式断面図。 図15に続く製造工程を示す模式断面図。 図16に続く製造工程を示す模式断面図。 図17に続く製造工程を示す模式断面図。 図18に続く製造工程を示す模式断面図。 図19に続く製造工程を示す模式断面図。 図20に続く製造工程を示す模式断面図。 図21に続く製造工程を示す模式断面図。 図22に続く製造工程を示す模式断面図。 図23に続く製造工程を示す模式断面図。 図24に続く製造工程を示す模式断面図。 図25に続く製造工程を示す模式断面図。 図26に続く製造工程を示す模式断面図。
符号の説明
1,41…積層インピーダンス素子
2,3,4,5,6…段差解消用セラミックパターン
11,12,13,14,15…コイル導体パターン
11A,12A,13A,14A,15A…コイル用導体
25,26…セラミックグリーンシート
30…セラミック積層体

Claims (4)

  1. 内部導体パターンが一方の面に形成された第1セラミックグリーンシートと、前記内部導体パターンの略反転パターン形状の段差解消用セラミックパターンが一方の面に形成された第2セラミックグリーンシートとを用意する第1工程と、
    前記内部導体パターンが形成された面と前記段差解消用セラミックパターンが形成された面とが対向するように、前記第1セラミックグリーンシートと前記第2セラミックグリーンシートとを積層して積層体を形成する第2工程と、
    を備えたことを特徴とする積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記積層体の一方の面に段差解消用セラミックパターンを形成する第3工程と、
    内部導体パターンが一方の面に形成された別の第1セラミックグリーンシートを用意し、前記積層体に形成された段差解消用セラミックパターンと前記別の第1セラミックグリーンシートに形成された内部導体パターンが対向するように、前記積層体に対して前記別の第1セラミックグリーンシートを積層して積層体を形成する第4工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記第3工程および前記第4工程を複数回繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記第2セラミックグリーンシートに、内部導体パターンを形成する工程と段差解消用セラミックパターンを形成する工程とを複数回繰り返した後、前記第2工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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