JP2005209569A - 燃料電池の燃料および空気の制御方法および制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発電を行っていない時のメタノールクロスオーバー起因するメタノール水溶液燃料の消費を防止できるダイレクトメタノール型燃料電池装置を提供する。
【解決手段】ダイレクトメタノール型燃料電池10において、前記燃料電池が発電していない時に前記燃料が流れる燃料流路を閉じる機構を有する。即ち、燃料ポンプ21を停止することにより、燃料50の供給を停止する。従って、燃料極のアノード2側の燃料がメタノールクロスオーバーによってカソード3側に移動しても、無駄な燃料消費が防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】ダイレクトメタノール型燃料電池10において、前記燃料電池が発電していない時に前記燃料が流れる燃料流路を閉じる機構を有する。即ち、燃料ポンプ21を停止することにより、燃料50の供給を停止する。従って、燃料極のアノード2側の燃料がメタノールクロスオーバーによってカソード3側に移動しても、無駄な燃料消費が防止される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燃料電池装置の燃料および空気制御に関する。
メタノールから直接電力を取り出すダイレクトメタノール型燃料電池(以下DMFCと略す)の代表的な構成を図4に示す。DMFCはプロトンを通す電解質膜1の両側に燃料極であるアノード2と空気極であるカソード3備えている。このアノード2およびカソード3は、通常多孔質のカーボンペーパー上にカーボン粉末に白金触媒等を担持した触媒層が塗布され、電解質膜1にホットプレス法などにより接着され、膜電極複合体(以下MEAと略す)6を形成している。
次にDMFCの動作原理を示す。アノード2に供給されたメタノール水溶液からなる燃料50はアノード2が持つ触媒層でメタノール1分子当たり、6個の電子と6個のプロトンおよび炭酸ガスに分解される。このうちプロトンは電解質膜を通ってカソード3に至り、電子はアノード2に接続された電線で外部負荷を駆動した後、外部負荷とカソード3を結ぶ電線を通りカソード3に至る。なお、炭酸ガスはアノード2側に残るので、そのまま放置するとアノード表面に付着し、メタノールとアノードの接触面積が減少するためDMFCの発電能力が低下する。このため、この炭酸ガスは適宜除去する必要がある。
一方、カソード3では供給された空気52が持つ酸素が、プロトンおよび電子と反応し水を生成する。ここでも、水がカソード3表面に付着すると空気とカソード3との接触面積が減少するので、DMFCの発電能力が低下する。このため、この水も適宜除去する必要がある。
以上に述べた原理でDMFCは電気を発電するが、プロトンが電解質膜を移動する際にアノード2に供給された燃料のメタノールが一緒に移動するメタノールクロスオーバー(以下MCOと略す)と呼ぶ現象が発生する。このMCOはプロトンの移動によっても発生するが、メタノール水溶液の濃度勾配によっても生じるため、DMFCが発電を行っている時のみならず、発電を行っていない場合にもアノード側の燃料がカソード側に移動するため、燃料が消費されるという問題が発生する。
このMCOの影響を低減するために、低MCO電解質膜の検討がなされているが、現状では米国デュポン社で開発し市販されている電解質膜Nafionを越えるものがまだ開発されていなかった。
一方、特許文献1に燃料電池の出力電流に応じて燃料の流量を制御する方法が述べられているが、燃料電池が発電していない場合の燃料制御にまで踏み込んだ対策が提案されていなかった。
更に、特許文献2にはカソード側から排出される物質を水に接触させて回収し、回収した水溶液を燃料として再利用するために、送液する機構を持つことが記載されているが、本文献にも燃料電池が発電していない場合の燃料制御にまで踏み込んだ対策が提案されていなかった。
特許第3446465号公報
特開2003−297401号公報
一方、特許文献1に燃料電池の出力電流に応じて燃料の流量を制御する方法が述べられているが、燃料電池が発電していない場合の燃料制御にまで踏み込んだ対策が提案されていなかった。
更に、特許文献2にはカソード側から排出される物質を水に接触させて回収し、回収した水溶液を燃料として再利用するために、送液する機構を持つことが記載されているが、本文献にも燃料電池が発電していない場合の燃料制御にまで踏み込んだ対策が提案されていなかった。
上記したように、従来技術には以下のような問題点があった。すなわち、MCO低減のためには、低MCOの新規電解質膜を開発するという、高度な技術課題を解決する必要があった。更に低MCOの新規電解質膜が開発できたとしてもMCOはゼロにはできないため、発電を行っていない時でも常に燃料が消費され続けるという本質的な問題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、新規に電解質膜を開発することなく、DMFC特有のMCO起因の燃料消費を低減する方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、燃料を燃料極に供給し、空気極に空気を供給することで直接発電可能な燃料電池において、前記燃料電池が発電していない時に前記燃料極の燃料流路を閉じる機構を持つことを特徴とするものである。
この時、前記燃料電池が駆動する電子機器に、別に設けた二次電池の充電不要を判断し、充電不要な時に前記燃料流路を閉じることとし、燃料流路を閉じる機構とは、電磁弁または手動弁もしくは電磁ポンプまたは手動ポンプであることが好ましい。
また、本発明によれば、燃料を燃料極に供給し、空気極に空気を供給することで直接発電可能な燃料電池において、燃料電池が発電していない時に前記空気極の空気流路を閉じる機構を持つことを特徴とするものである。
この時、空気流路を閉じる機構とは、送風ファンもしくは手動シャッタまたは電動シャッタもしくは電磁弁または手動弁であることが好ましく、また、燃料電池の発電開始時に空気極に付着している水滴もしくは水分を送風ファンもしくは送風ポンプから吐出される空気で飛散させることが更に好ましい。
また、本発明によれば、燃料を燃料極に供給し、空気極に空気を供給することで直接発電可能な燃料電池において、燃料電池が発電していない時に前記燃料極の燃料を排出し、水で置換する機構を持つことを特徴とするものである。
この時に用いる水は燃料電池の空気極で生成される水を使用することが好ましく、更には、水を貯蔵するための水タンクを所有することが更に好ましい。
なお、本発明において燃料とは、例えばメタノール水溶液をいう。
以上に述べた手段は、燃料がメタノール水溶液、燃料電池がダイレクトメタノール形の燃料電池に適用することが好ましい。
以上に述べたように、本発明によれば燃料電池が発電していない時に燃料流路を閉じることにより、燃料極であるアノード側への燃料供給が遮断できるため、MCO起因の燃料消費を低減することができる。
更に、燃料電池が発電していない時に空気極であるカソード側への空気流路を閉じることにより、最初は燃料の濃度勾配によるMCOによってアノード側からカソード側に燃料が移動するが、カソード側に閉じ込められた空気中の酸素を消費してしまうと、アノード側とカソード側の燃料濃度が平衡に達し、それ以上は燃料の移動が発生しないため、平衡に達した後は燃料消費が防止できる。これは空気に触れているカソード側のMEAの全面をシャッターで覆っても同様の効果が得られる。
更に本発明によれば、燃料電池が発電していない場合に、アノード側の燃料を排出し水で置換することで、アノード側に燃料がなくなるとMCOが発生しないため、燃料消費を低減することができる。また、このMEAは乾燥すると発電性能が低下するという問題を抱えるため、水で置換することでMEAの乾燥を防ぐことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、燃料電池装置に適用した場合を例にとって、図面を参照しながら説明する。なお、本実施例では説明を簡略化するために1枚のMEAを示しているが、実際の使用にあたっては複数枚のMEAを積層(スタック構造)したり、並列(サイドバイサイド構造)に並べたりして必要な電圧と出力を得ることは言うまでもない。
図1は請求項1に記載の発明の一実施例で、燃料電池が発電していない時に燃料極の燃料流路を閉じる機構を持つ燃料電池装置の構成図である。図において燃料電池装置100は電解質膜1および燃料極のアノード2と空気極のカソード3からなるMEA6が燃料電池セル10の内部に納められている。このMEA6のアノード2側には燃料ポンプ21が取り付けられており、燃料タンク11に入れたメタノール水溶液からなる燃料50が燃料ポンプ21によって燃料電池セル10に向かって矢印Aの方向に供給される。この燃料50は燃料極であるアノード2の表面を通過し、その燃料はアノード2の触媒反応によってプロトン、電子および炭酸ガスに変換される、残った一部の燃料は矢印Bの方向に排出され、燃料タンク11に戻される。もしくは図示しない、別に設けた廃棄燃料タンクに排出される。この燃料タンク11に戻った燃料は、燃料電池セル10でメタノールが消費されて燃料濃度が薄くなっている。このため、図示しない高濃度の燃料を保存する高濃度燃料タンクから、燃料タンク11に高濃度燃料を補給することで燃料タンク11の燃料濃度を一定に保つことが好ましい。また、前述したようにアノード2で発生した炭酸ガスがアノード2の表面に残留すると、燃料50とアノード2との接触面積が減少し発電能力が低下するため、大気中に放出することが望ましいが、燃料のメタノールと炭酸ガスを分離可能な図示しない分離膜で炭酸ガスのみを選択して大気中に放出することが、燃料消費を低減するために更に好ましい。また、大気に放出しないで燃料電池セル10もしくは燃料タンク11内に図示しない炭酸ガス吸着剤を備え、この吸着剤に炭酸ガスを吸収させ、定期的に交換しても良い。
一方、カソード3側には、吸入側を大気に開放した空気ポンプ22が取り付けられており、矢印Cの方向に空気を燃料電池セル10に供給する。この時、大気中の空気の代わりに、空気や酸素を圧縮したボンベを用意し、このボンベから空気もしくは酸素を燃料電池セル10に供給してもよい。次に、この空気を燃料電池セル10に納めたMEA6のカソード2に流すと空気中の酸素と、電解質膜を透過したプロトンおよびアノード2で発生し電線61を通って二次電池65を充電し、次に電気負荷装置66を駆動し電線62でカソード3に至った電子とが、カソード3の触媒で反応することにより水を生成する。この生成した水の一部および残りの空気は矢印Dの方向に燃料電池セル10から排出される。前述したように、この生成した水がカソード3表面に残留すると空気中の酸素とカソード3との接触面積が減少するため、燃料電池セル10の発電能力が低下する。このため、この水は適宜燃料電池から排出しなければならない。
次に、上述した燃料電池装置の動作を説明する。この実施の形態において本発明は、燃料電池セル10の発電が不要な時には、燃料ポンプ21を停止することにより、燃料電池セル10への燃料50の供給を停止する方法を用いる。燃料ポンプ21は電磁式のポンプを用いるが、手動式のポンプを用いても良い。また、燃料ポンプを使用せずに、毛細管現象や重力による自然落下を用いて燃料を供給する方式を用いる場合は、燃料タンク11に接続した燃料ポンプ21の代わりに電磁弁を設け、燃料電池セル10が発電していない時には前記の電磁弁を閉じることで、燃料極のアノード2側の燃料がMCOによってカソード3側に移動しても、それ以上の燃料が供給されないので、MCO起因の燃料消費を防止することができる。ここで前記の電磁弁は通電している時に弁が開き、通電していない時に弁を閉じる構造にすることが好ましい。この方式を用いることで、前記の電磁弁の電源を燃料電池セル10から供給することが可能になる。すなわち、燃料電池セル10が発電していない時には前記の電磁弁に電力を供給できないが、この電磁弁は閉じているため、燃料電池セル10が燃料を消費することがない。なお、前記の電磁弁の代わりに手動弁を用いて、人手で燃料の供給を停止する方式も燃料電池セル10の電力消費を下げることができるので好ましい方法である。
ここで燃料電池セルの10の発電が不要な時を二次電池65の充電完了で判断しても良いし、電気負荷装置66の電源スイッチのON/OFFや二次電池65の出力電流もしくは電気負荷装置66への供給電流の大小で判断しても良い。
更なる実施の形態を図面を用いて説明する。
図2は請求項5に記載の発明の一実施例で、燃料電池が発電していない時に空気極の空気流路を閉じる機構を持つ燃料電池装置の構成図である。なお、この図において燃料の供給系および電気の流れは省略している。燃料電池装置100に納めたMEA6のカソード3側には、吸入側を大気に開放した空気ポンプ22が取り付けられ、矢印Cの方向に空気を燃料電池セル10に供給する。更に空気供給路に設けた電磁弁23および、矢印Dに示す空気排気口にも電磁弁24を設ける。一方、この電磁弁を設けない場合には電動シャッタ26をカソード3側に設け、矢印Eの方向に動作可能な機構を作る。なお電動シャッタ26はカソード3のシャッタ側の面を全開および全閉できる様にしておく。
上述した燃料電池装置の動作を説明する。この実施の形態において本発明は、燃料電池の発電が不要な時には電磁弁23および電磁弁24の両方もしくはいずれか一方を閉じることによって、カソード3側の空気の流れを遮断する。なお、この空気の供給は静圧が高い空気ポンプを用いることで圧損の大きい空気流路でも容易に空気を流すことが可能になるが、圧損が低い流路の場合にはファンを用いても良い。また、動力源を用いずに対流や拡散などの現象を用いて、空気を自然に供給しても良い。
また、電磁弁23および電磁弁24の代わりに設けた電動シャッタ26を閉じることによって、カソード3側への空気供給を遮断しても良い。以上に述べた方法を用いてカソード3側の空気を遮断することにより、燃料電池が発電していない場合にアノード2側からMCOによって燃料がカソード3側に移動してきても、カソード3側の酸素がなくなり反応が継続することがないため、アノード2側とカソード3側で燃料濃度が平衡し、MCO起因の燃料移動がなくなり、燃料消費を低減することができる。更にMEA6は乾燥すると、発電性能が低下する現象が現れる。このため、カソード3側の空気を遮断する方式はMEA6の乾燥を防げるため、燃料電池セル10の電池性能維持のためにも好ましい。しかし、水がカソード3に付着すると空気がカソード3に供給されないため、燃料電池セル10が発電できなくなる。このため、燃料電池の発電開始時にはカソード3に付着した水を空気ポンプ22や図示しないファンで吹き飛ばす構造を持つことが好ましい。
なお、ここで電磁弁23および電磁弁24および電動シャッタ26は通電している時に開き、通電していない時に閉じる構造にすることが好ましい。この方式を用いることで、電磁弁23および電磁弁24および電動シャッタ26の電源を燃料電池セル10から供給することが可能になる。すなわち、燃料電池セル10が発電していない時にはこの電磁弁23および電磁弁24および電動シャッタ26に電力を供給できないが、電磁弁23および電磁弁24および電動シャッタ26は閉じているため、燃料電池セル10のカソード3の空気は大気と遮断された状態を保つことができ、燃料を消費することがない。
なお、この電磁弁23および電磁弁24代わりに手動弁、電動シャッタ26の代わりに手動シャッタを用いて、人手で空気の供給を停止する方式も燃料電池の電力消費を下げることができるので好ましい方法である。
次に、更なる実施の形態を図面を用いて説明する。
図3は請求項9に記載の発明の一実施例で、燃料電池が発電していない時に燃料極の燃料を排出し、水で置換する機構を持つ燃料電池装置の構成図である。なお、この図において空気の供給系および電気の流れは省略している。燃料電池装置100は燃料50を蓄えた燃料タンク11の燃料出口および、水51を蓄えた水タンク12の出口が三方弁28につながり、三方弁28の出口には燃料ポンプ21および燃料ポンプ27がつながれて各燃料ポンプの出口が一つにつながり燃料電池セル10につながっている。ここで、三方弁28を切り替えることによって燃料50もしくは水51のいずれか一方を、燃料ポンプ21は矢印Aの方向に送液でき、燃料ポンプ27は矢印Eの方向に送液することが可能な構造になっている。
上述した燃料電池装置の動作を説明する。この実施の形態において本発明は、燃料電池の発電が不要な時には、先ず三方弁28の流路を矢印Fの方向に切り替えて燃料電池セル10のアノード2側に入っている燃料を燃料ポンプ27を駆動して矢印Eの方向に送液して燃料タンク11に戻す。次に三方弁の流路を矢印Gに切替て燃料ポンプ21を駆動し、水タンク12の水51を矢印Aの方向に送液して燃料電池セル10のアノード2側を水で満たす。このようにアノード側の燃料を水に置換することでMCOの発生が生じないため、燃料の消費が生じない。また、MEAの乾燥が起こらないため、発電性能が低下することがない。更に、燃料電池セル10が長期間発電しない場合には、アノード2側に注入した水が蒸発するため、適宜水を供給する必要がある。このため燃料電池セル10の水のレベルを検出して、水面が一定レベル以下に低下した場合に燃料ポンプ21を駆動し、水を補給することが好ましい。次に燃料電池の発電を開始する場合は上述した逆の動作を行うことになる。すなわち、三方弁28の流路を矢印Gの方向に切り替えて燃料電池セル10のアノード2側に入っている水を燃料ポンプ27を駆動し矢印Eの方向に送液して、水を水タンク12に戻す。次に三方弁の流路を矢印Fに切替て燃料タンクの燃料50を燃料ポンプ21を駆動し、矢印Aの方向に送液して燃料電池セル10のアノード2側を燃料で満たすことによって燃料電池セルは発電を開始する。なお、ここで用いた三方弁は電磁式を用いるが手動式の弁を用いても良い。
本発明は、ダイレクトメタノール形燃料電池装置に限らず、その他のタイプ、例えば水素型燃料電池装置やリン酸型燃料電池装置などにも応用することができるが、その応用範囲が、これらに限られるものではない。
1 電解質膜
2 アノード
3 カソード
6 MEA
10 燃料電池セル
11 燃料タンク
12 水タンク
21 燃料ポンプ
22 空気ポンプ
23 電磁弁
24 電磁弁
26 シャッタ
27 燃料ポンプ
50 燃料
51 水
52 空気
61 電線
62 電線
65 二次電池
66 電気負荷装置
100 燃料電池装置
2 アノード
3 カソード
6 MEA
10 燃料電池セル
11 燃料タンク
12 水タンク
21 燃料ポンプ
22 空気ポンプ
23 電磁弁
24 電磁弁
26 シャッタ
27 燃料ポンプ
50 燃料
51 水
52 空気
61 電線
62 電線
65 二次電池
66 電気負荷装置
100 燃料電池装置
Claims (12)
- 燃料を燃料極に供給し、空気を空気極に供給することで直接発電可能な燃料電池において、前記燃料電池が発電していない時に前記燃料極の燃料流路を閉じる機構を持つことを特徴とする燃料電池。
- 前記燃料電池が駆動する電子機器に、別に設けた二次電池の充電不要を判断し、充電不要な時に前記燃料流路を閉じることを特徴とする請求項1記載の燃料電池の燃料制御方法。
- 前記の燃料流路を閉じる機構が、電磁弁または手動弁もしくは電磁ポンプまたは手動ポンプであることを特徴とする請求項1記載の燃料制御方法。
- 燃料がメタノール水溶液、燃料電池がダイレクトメタノール形であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 燃料を燃料極に供給し、空気を空気極に供給することで直接発電可能な燃料電池において、前記燃料電池が発電していない時に前記空気極の空気流路を閉じる機構を持つことを特徴とする燃料電池。
- 前記空気流路を閉じる機構が、送風ファンもしくは手動シャッタまたは電動シャッタもしくは電磁弁または手動弁であることを特徴とする請求項5記載の燃料電池の空気制御方法。
- 燃料電池の発電開始時に空気極に付着している水滴もしくは水分を送風ファンもしくは送風ポンプから吐出される空気で飛散させることを特徴とする請求項5記載の燃料電池の空気制御方法。
- 燃料がメタノール水溶液、燃料電池がダイレクトメタノール形であることを特徴とする請求項5記載の燃料電池。
- 燃料を燃料極に供給し、空気を空気極に供給することで直接発電可能な燃料電池において、前記燃料電池が発電していない時に前記燃料極の燃料を排出し、水で置換する機構を持つことを特徴とする燃料電池。
- 燃料電池の空気極で生成される水を使用することを特徴とする請求項9記載の燃料電池。
- 水を貯蔵するための水タンクを備えることを特徴とする請求項9または請求項10記載記載の燃料電池。
- 燃料がメタノール水溶液、燃料電池がダイレクトメタノール形であることを特徴とする請求項9記載の燃料電池。
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JP2004016735A JP2005209569A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 燃料電池の燃料および空気の制御方法および制御装置 |
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JP2007115449A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
WO2008105271A1 (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 燃料電池 |
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US7883812B2 (en) | 2006-11-08 | 2011-02-08 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Fuel cell system and transportation equipment including the same |
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2004
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