JP2005209568A - 照明補助器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蛍光灯の管体に対する荷重を無くし、かつ反射シートやカラーシートの交換や組合せを容易にして低コストかつ安全性を備えた広範な装飾効果照明を容易に実現できる照明補助器具を提供する。
【解決手段】 ソケット13を備えた照明器具ベース12と蛍光灯14の管体の間に介挿する本体1と、本体1に取り付けて蛍光灯14の光を反射あるいは着色反射するフィルムシート11を有し、フィルムシート11は蛍光灯14の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状で、本体1はフィルムシート11を所要の湾曲形状で抱持する如く耐熱樹脂で成形され、蛍光灯14の軸方向と平行な方向の端縁に沿って湾曲形状の内側に折り曲げられてフィルムシート11の長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝2,2を有し、本体1の照明器具ベース12と対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けて該照明器具ベース12に着脱可能としたマグネット4とヨーク5からなる永久磁石部材とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ソケット13を備えた照明器具ベース12と蛍光灯14の管体の間に介挿する本体1と、本体1に取り付けて蛍光灯14の光を反射あるいは着色反射するフィルムシート11を有し、フィルムシート11は蛍光灯14の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状で、本体1はフィルムシート11を所要の湾曲形状で抱持する如く耐熱樹脂で成形され、蛍光灯14の軸方向と平行な方向の端縁に沿って湾曲形状の内側に折り曲げられてフィルムシート11の長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝2,2を有し、本体1の照明器具ベース12と対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けて該照明器具ベース12に着脱可能としたマグネット4とヨーク5からなる永久磁石部材とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、照明補助器具に係り、特に照明光の利用効率や照明効果を向上させるための直管型の蛍光灯を用いた照明器具に好適なものである。また、本発明は、蛍光灯を熱源として利用した芳香効果あるいは脱臭効果の実現を可能とした照明補助器具に関するものである。
蛍光灯を用いた照明器具は、室内等の天井あるいは壁面、商品ケース内などに設置される。そして、蛍光灯の照明対象側と反対側に出射する光は無駄になるため、蛍光灯を設置する照明器具の表面に白色塗装を施したり、ステンレス研磨板等の光反射の高い素材で形成した笠型の湾曲反射板を蛍光灯の背面に固定的に設置しているのが一般的である。
蛍光灯の発光色は蛍光灯に使用する蛍光体によって決まり、通常は白色光を発光する蛍光灯が用いられ、特別の光色で照明効果を実現するためには、所要の発色光の蛍光灯を用いている。
また、近年市販されている電気式の芳香器具あるいは脱臭器具は、専用の電気加熱装置を備えて、この電気加熱装置による加熱で芳香剤あるいは脱臭剤を蒸散させる構成となっている。
なお、反射シートや着色シートからなる装飾効果部材を白色発光の蛍光灯を用いた照明器具に着脱可能に装着することで高輝度化や所要の色調の照明効果を実現するものが「特許文献1」に開示されている。
実開平6−19211号公報
特許文献1に開示された装飾効果部材は、耐熱性の反射シートあるいは透明または半透明のカラーシートの蛍光灯の長手方向と平行な両端縁に、蛍光灯の管体の背面から側面を包囲する如く変形させた湾曲形状保持のために金属棒あるいは金属細板からなる形状保持部材を固定している。そのため、蛍光灯からの光の一部は、この形状保持部材で遮られ、光の利用効率が低下し、また見た目(装飾性)も劣化してしまう。
さらに、特許文献1では、その装飾効果部材を特殊なクリップで蛍光体の管体に取り付けているため、形状保持部材を比較的に軽量な金属材料であるアルミニウムで構成したとしても、蛍光灯の管体にかかる荷重は大である。したがって、衝撃が加わった際に蛍光灯と共に脱落したり、極端な場合には蛍光灯を破損させてしまうという問題がある。
そして、特許文献1の装飾効果部材はその反射シートやカラーシートの変更実施例には、その全体を取り替えるものであることから、それぞれのシートが高コストとなり、多様な装飾効果を必要とする場合には、上記した形状保持部材やクリップをそれぞれ有する反射シートやカラーシートを用意する必要があり、全体としてコスト高である。
本発明の第1の目的は、湾曲形状の保持が容易で、蛍光灯の管体に対する荷重を無くし、かつ反射シートやカラーシートの交換や組合せを容易にして低コストかつ安全性を備えた広範な装飾効果照明を容易に実現できる照明補助器具を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、特別な加熱装置を必要とせず、既存の蛍光灯の発熱を熱源とした芳香器具あるいは脱臭器具を提供することにある。
〔第1の目的を達成するための手段〕
天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の光を反射あるいは着色反射若しくは透過するフィルムシートを有する照明補助器具であって、
上記フィルムシートは、蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
上記本体は、上記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持する如く耐熱樹脂で成形されており、上記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って湾曲形状の内側に折り曲げられてフィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、上記本体の上記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有する。なお、上記蛍光灯の光を反射あるいは着色反射若しくは透過するフィルムシートとは、蛍光灯の光をそのまま照明領域方向に反射させ、あるいはこの反射のときに当該蛍光灯の光に着色をして反射し、若しくは蛍光灯の光を上記照明器具ベース側に透過そのままさせたり、着色させた光として透過させる機能を持つものを意味する。
天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の光を反射あるいは着色反射若しくは透過するフィルムシートを有する照明補助器具であって、
上記フィルムシートは、蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
上記本体は、上記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持する如く耐熱樹脂で成形されており、上記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って湾曲形状の内側に折り曲げられてフィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、上記本体の上記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有する。なお、上記蛍光灯の光を反射あるいは着色反射若しくは透過するフィルムシートとは、蛍光灯の光をそのまま照明領域方向に反射させ、あるいはこの反射のときに当該蛍光灯の光に着色をして反射し、若しくは蛍光灯の光を上記照明器具ベース側に透過そのままさせたり、着色させた光として透過させる機能を持つものを意味する。
〔第2の目的を達成するための手段〕
天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の放熱により蒸散する芳香剤または脱臭剤を含浸させたフィルムシートを有する照明補助器具であって、
上記フィルムシートは、前記蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
上記本体は、上記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持し、かつ多数の開孔(蛍光灯側から照明器具ベース側に貫通する開孔で、その形状は円形、多角形、不定型、その他の任意でよい)を有する如く金属板(アルミニウム薄板、スレンレス薄板等)あるいは耐熱樹脂で成形されており、上記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って上記湾曲形状の内側に折り曲げられて前記フィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、上記本体の上記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有する。
天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の放熱により蒸散する芳香剤または脱臭剤を含浸させたフィルムシートを有する照明補助器具であって、
上記フィルムシートは、前記蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
上記本体は、上記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持し、かつ多数の開孔(蛍光灯側から照明器具ベース側に貫通する開孔で、その形状は円形、多角形、不定型、その他の任意でよい)を有する如く金属板(アルミニウム薄板、スレンレス薄板等)あるいは耐熱樹脂で成形されており、上記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って上記湾曲形状の内側に折り曲げられて前記フィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、上記本体の上記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有する。
第1の目的を達成するための手段の構成により、蛍光灯には荷重がかかららず、反射材で構成したフィルムシートや着色フィルムシートを適宜上記受け溝に挿入して本体の湾曲に略倣って湾曲させて取り付けることで、多様なフィルムシートの交換で所望の照明効果(明るさ向上、装飾効果等)が得られる。
第2の目的を達成するための手段の構成により、蛍光灯には荷重がかかららず、芳香材あるいは消臭材を含浸させたフィルムシートを上記受け溝に挿入して本体の湾曲に略倣って湾曲させて取り付ける。蛍光灯の発熱でフィルムシートから芳香材あるいは消臭材が周囲に蒸散して芳香効果、消臭効果が得られる。
なお、第1の目的を達成するための手段と第2の目的を達成するための手段とを任意に組み合わせることで、両手段による相乗効果を得ることもできる。
以下、本発明を実施例の図面を参照して詳細に説明する。なお以下では、光を反射するフィルムシートを反射フィルムシート、蛍光灯の光をそのまま透過するフィルムシートを透過フィルムシート、蛍光灯の光を着色反射若しくは透過(蛍光灯の光を着色させて透過)するフィルムシートを着色フィルムシートとも称する。
図1は本発明の照明補助器具を取り付けた照明装置の実施例1の全体構成を説明する要部斜視図である。図2は器具ベースにマグネット部材で取り付けた照明補助器具の状態を説明するための蛍光灯の軸方向に直交する面で切断した断面図である。図1、図2において、参照符号1は本発明による照明補助器具の本体、2は本体の平行する長手方向(蛍光灯の軸方向と平行)両端縁に形成した折り返し(受け溝とも言う)、3は本体1の背面(器具ベースと対面する側)に設けたリブ、4は永久磁石(以下、マグネットとも言う)、5は鉄板を好適とするヨーク、6はビス、7はワッシャー、8はナット、9は穴(ネジとおし穴)、11はフィルムシート、12は天井などに取り付ける器具ベース、13は蛍光灯のソケット、14は蛍光灯(蛍光灯管)を示す。
マグネット4とヨーク5で永久磁石部材(以下、マグネット部材とも言う。フェライト等の比較的磁力強度の大きいものが好適))が構成される。マグネット4とヨーク5は本体1の背面に形成されている2本のリブ3の間にある穴9にビス6をとおし、ナット8で固定される。なお、ワッシャー7を用いることが望ましい。このマグネット部材は本体の中央部に1箇所取り付けてもよいが、好適には本体1の長手方向端部近傍に各1個、都合2個取り付けることが望ましい。なお、蛍光灯の長さが長い場合には、3個以上とすることも可能である。
本体1はポリカーボネート(PC)等の耐熱性樹脂で、蛍光灯14を抱持するような湾曲を有するように成形されたものである。なお、ポリカーボネート樹脂に換えて、他の耐熱性樹脂あるいはアルミニウムやステンレス等の金属薄板で構成してもよいが、こではポリカーボネートを用いた例を説明する。ポリカーボネート樹脂の耐熱温度は150°C程度であり、その長手方向両端のそれぞれに形成された折り返し2にフィルムシート11の長手方向端縁を挿入する。このフィルムシート11はポリエステル等の可撓性耐熱樹脂からなり、その長手方向両端縁を受け溝すなわち折り返し2に挿入したときに、全体が本体1の湾曲する内壁に略倣った湾曲形状となる幅方向サイズを有する。なお、ポリエステル樹脂の耐熱温度は本体1よりも高く、略250°C程度である。
このフィルムシート11を取り付けた本体1からなる照明補助器具をそのマグネット部材のマグネット5を器具ベース12の所定位置に吸着させる。その後、蛍光灯14をソケット13に取り付ける。
図3は本体に形成されたリブの機能の説明図である。図1、図2と同一参照符号は同一部分に対応する。リブ3はマグネット部材の両側に形成されて、本体1の器具ベース12に対する姿勢を保持する機能を有する。また、器具ベース12には、天井等に固定するためのビス5が取り付けられており、そのビスの頭部が器具ベース12の表面から突出している場合がある。リブ3はこのビスの頭部が本体1に接触することで、当該本体の姿勢に影響を及ぼさないようにする機能も有する。
図4は照明保持器具を構成する本体の一構成例の説明図であり、図4(a)は端面図、図4(b)は側面図を示す。この本体1では、その長手方向と平行な両端縁の長さ、すなわち、一対のリブ3の中央部(マグネット部材を固定する部分の中央部)からの長さが同じである。この本体1は図1に示したような蛍光灯を一本取り付けるタイプの照明器具に好適である。
図5は蛍光灯を二本取り付けるタイプに好適な本発明の照明補助器具の説明図である。また、図6は図5における照明補助器具の本体の形状を説明する端面図である。この器具ベース12には、図5に示したように、傾斜した二面の蛍光灯取り付け面を有する。参照符号16は天井等の器具ベース取り付け部を示す。このように、傾斜した面に二本の蛍光灯を平行させて設置する照明器具の場合には、互いに隣接する端縁が短い方が照明光のむらを無くすためには必要である。
すなわち、本体1は図6に示したように、隣接する側の端縁が短く、その端縁に形成された受け溝(折り返し)2aは他方の端縁に形成された受け溝(折り返し)2bよりもΔHだけ器具ベース12側に接近した位置となる。なお、この本体1で構成した照明補助器具を用いた場合の他の構成は図1と同様である。このような本体1を用いた場合には、照明光を均一とすることができる。なお、蛍光灯を二本取り付けるタイプに図1、図2で説明したものと同様の両端縁の長さが同じ本体を用いることも可能であることは言うまでもない。
図7は蛍光灯を二本取り付けるタイプまたは傾斜面に照明装置を取り付ける場合に好適なマグネット部材周りの構成例の説明図である。この構成例では、マグネット部材を構成するヨーク5に傾斜を持たせることで、本体1の向きを変更または調整可能としている。なお、本体1として図1、図2で説明したものと同様の両端縁の長さが同じ本体を用いることも可能である。
図8は図7におけるヨーク5の構成例を説明する斜視図、図9は図7におけるヨーク5の他の構成例を説明する展開斜視図である。ヨーク5は図8に示したように、当該ヨークの底面の一部を切り起こし、この切り起こし部分50に所要の角度を付けることで図7 に示したような傾斜角度を実現する。また、図9に示したように、傾斜付け用の部品51をヨーク5と本体1の間に介在させることでも、同様の傾斜角度を実現することができる。本発明は、図8、図9に示した構成例に限るものではなく、他の適宜の傾斜付与部材またはヨーク形状を採用することができる。
図10は埋め込みタイプの照明装置に本発明の照明補助器具を適用した場合を示す断面図である。この埋め込みタイプの照明装置は天井16に設けた開口に器具ベース12を埋め込むものである。この場合にも、本発明による照明補助器具をマグネット4で吸着させて取り付ける。そして、その本体1としては図1および図2で説明した両端縁の長さが同一なタイプに限らず、図5〜図7で説明した一方の端部の長さが他方の端部よりも短いタイプを用いることができる。他の構成は前記の説明と同様である。
図11はフィルムシートを重ねて二枚用いた場合を説明する端面図である。上記の説明では、本体1に取り付けるフィルムシートは一枚であるとしているが、本発明はこれに限るものではなく、二枚を重ねて取り付けることもできる。図1では、反射フィルムシート11aと着色フィルムシート11bを重ね、反射フィルムシート11aが本体1側に位置するように、それらの端部を折り返し2a、2bに挿入している。
本体1は、通常は透明もしくは半透明であり、着色フィルムシートの光透過性の程度によっては、本体1の背面(天井面)に光が漏れでる。このような光の漏れを嫌う場合、あるいは照明光の正面明るさを向上するために、上記した反射フィルムシート11aを重ねて挿入する。
図12は照明補助器具を構成する本体の他の構成例を説明する端面図である。また、図13は図12の本体にフィルムシートを取り付けた状態を説明する端面図である。この本体1は、湾曲した内側の中央部(マグネット部材を取り付ける部分、二本のリブ3の中間部の内側)に沿って、受け溝(折り返し)の一方2aと他方2bのそれぞれの溝と対になる第1溝20aと第2溝20Bを有する溝形成部20を設けた。そして、一方の受け溝2aと第1溝20a、他方の受け溝2bと第2溝20Bとに、それぞれ別のフィルムシート11a、11bを保持させる。別々のフィルムシート11a、11bには、同じ反射フィルムシート、同じ着色フィルムシート、あるいは異なる着色フィルムシート、反射フィルムシートと着色フィルムシート等の組合せも含む。
例えば、フィルムシート11aを反射フィルムシートとし、フィルムシート11bを緑色の着色フィルムシートとすることで、高輝度の緑色系照明を得ることができる。また、フィルムシート11aと11bを異なる色のフィルムシートとすることでそれら二色の加色混合色の照明を得ることができる。なお、両端縁の長さが図12や図13に示したものに限らず、両端縁の長さが同一の本体にもこの構成を同様に適用できることは言うまでもない。
着色フィルムシートは、樹脂材料に染料または顔料を混入して圧延成形または射出成形して構成してもよく、また成形後に、その片面にシルクスクリーン印刷等で所要の染料または顔料を用いた塗料を塗布して得る。印刷で着色する場合は、多色に着色したフィルムシートとすることも容易である。また、マグネットはフェライト磁石が好適である。
以上説明した実施例1により、蛍光灯には照明補助器具の荷重がかかららず、反射材で構成したフィルムシートや単色または多色に着色フィルムシートを適宜上記受け溝に挿入して本体の湾曲に略倣って湾曲させて取り付けることで、多様なフィルムシートの交換で所望の照明効果(明るさ向上、装飾効果等)を得ることができる。
図14は本発明の照明補助器具の実施例2を説明する本体の構成例を説明する要部斜視図である。本体1の外形形状は表面に開孔が形成されていること以外は実施例1で説明したものと同様である。すなわち、照明補助器具を構成する本体1の全面または主要部(湾曲した部分の大部分)に円形の開孔10が多数形成されている。この開孔10は蛍光灯側から照明器具ベース側に貫通して、芳香剤や脱臭剤が本体1から容易に蒸散できるようにしている。この開孔を有しなくても、芳香剤や脱臭剤の蒸散はある程度可能であるが、開孔は設けた方が望ましい。また、本体1はアルミニウムやスレンレス等の金属薄板で形成することもできる。
この開孔の大きさ、数は特に限定されるものではなく、蛍光灯の発熱による空気流が十分に通過する大きさと数とする。また、開孔の形状は円形に限らず、楕円系、三角形、四角形、その他の他の多角形、星型やハート型等の適宜のパターン、または不定形(雲形)でよい。これらは、照明効果をも加味する場合に考慮すればよい。
この実施例では、受け溝2、2に挿入して取り付けるフィルムシートとして、芳香剤含浸フィルムシート、あるいは脱臭剤含浸フィルムシートを用いる。これら芳香剤含浸フィルムシート、あるいは脱臭剤含浸フィルムシートは、蛍光灯の点灯で発生する発熱で加熱されて、その芳香剤あるいは脱臭剤が蒸散する。この蒸散の大部分は本体1に設けた開孔10を通して照明器具の外部に拡散する。なお、蒸散の一部は蛍光灯側にも拡散するが、本体1に形成する開孔のサイズを大きくし、あるいは数を多くすることで、より多くの拡散を本体1の背面に拡散させることができる。
また、本体1として図12と図13で説明した第一溝20a、第二溝20bを有するものを用いることができる。そして、一方の受け溝2aと第一溝20aには反射フィルムシートあるいは着色シートを挿入保持させ、他方の受け溝2bと第二溝20bには芳香剤含浸フィルムシート、あるいは脱臭剤含浸フィルムシートを挿入して、装飾照明効果と芳香あるいは脱臭効果を同時に得ることができる。なお、図11で説明したように、フィルムシートを二重に重ねて取り付ける場合に、その一方のフィルムシートとして芳香剤含浸フィルムシート、あるいは脱臭剤含浸フィルムシートを用いることもできる。
芳香剤含浸フィルムシート、脱臭剤含浸フィルムシートは、ポリエステルフィルムに芳香剤を塗布したものも含む。また、紙材や檜のスライス板などの天然素材に芳香剤あるいは脱臭剤を含浸(または塗布)したものを用いることができる。蛍光灯の表面温度は70°C〜80°Cであるため、芳香剤は常温での使用に比べて蒸散し易く、早急に拡散して放香性が大幅に増加する。
脱臭フィルムシートは、ポリエステルフィルムに脱臭剤を塗布したものが好適である。特に、紫外線を必要とする光触媒を用いたものでは、蛍光灯に接近して設置することで蛍光灯が発する紫外線を効率よく利用でき、脱臭効果が向上する。
本発明の実施例2により、照明補助器具の荷重は蛍光灯にかかららず、本体の湾曲に略倣って湾曲させて取り付けた芳香材あるいは消臭材を含浸させたフィルムシートが蛍光灯の発熱加熱され、その芳香材あるいは消臭材が蒸散し室内あるいは照明器具の近傍に拡散し、芳香効果、消臭効果を得ることができる。
以上の実施例1及び実施例2においては、一対のリブ3を長手芳香に連続して形成したものとして説明したが、このリブ3は本体の形状を保持するための補強機能を有することも考慮した不連続とすることも可能である。同様に、端縁に形成する折り返しすなわち受け溝2(2a,2b)も長手方向に連続して形成したものとして説明すたが、これに限るものではなく、フィルムシートが脱落せず、かつ湾曲形状を保持できる程度でふ連続に設けることもできる。
反射フィルムシートを用いた場合は照明光の明るさが向上し、蛍光灯の発光を効率よく照明に利用できる。また、照明光に着色を施すことで、商店等の室内照明装飾効果が得られ、また適当に着色した照明色を室内照明とすることで、所謂癒し効果を得ることもできる。
1・・・・照明補助器具の本体、2・・・・折り返し(受け溝)、3・・・・リブ、4・・・・永久磁石(マグネット)、5・・・・ヨーク、6・・・・ビス、7・・・・ワッシャー、8・・・・ナット、9・・・・穴(ネジとおし穴)、11・・・・フィルムシート、12・・・・器具ベース、13・・・・蛍光灯のソケット、14・・・・蛍光灯(蛍光灯管)。
Claims (12)
- 天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の光を反射あるいは着色反射若しくは透過するフィルムシートを有する照明補助器具であって、
前記フィルムシートは、前記蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
前記本体は、前記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持する如く耐熱樹脂で成形されており、前記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って前記湾曲形状の内側に折り曲げられて前記フィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、前記本体の前記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有することを特徴とする照明補助器具。 - 前記本体の背面で前記永久磁石部材の両側の前記長手方向に沿って、前記前記照明器具ベースと当該本体の背面の間に一定の距離を保持する一対のリブを有することを特徴とする請求項1に記載の照明補助器具。
- 前記永久磁石部材は、中央にネジ孔を持つ永久磁石と、この永久磁石の前記本体側に介在すると共に、少なくとも両側2面を挟む如く屈曲して前記照明器具ベース方向に近接する如く突出するヨークを有し、このヨークと前記永久磁石を前記本体にネジどめしてなることを特徴とする請求項1または2に記載の照明補助器具。
- 前記本体の湾曲形状の前記長手方向の内側中央部に沿って、前記受け溝の一方と他方のそれぞれの溝と対になる第1溝と第2溝を有する溝形成部を有し、
前記一方の溝と前記第1溝、前記他方の溝と前記第2溝とに、それぞれ別のフィルムシートを保持することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の照明補助器具。 - 前記永久磁石部材のヨークに、前記本体を前記照明器具ベースの前記永久磁石取り付け面に対して角度をつけるための傾斜取り付け部材を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の照明補助器具。
- 前記蛍光灯の軸方向と平行な方向の一方の端縁と他方の端縁の前記永久磁石部材からの距離が異なることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の照明補助器具。
- 天井等に固定されて蛍光灯の電極を挿入し固定するソケットを備えた鉄板で成形した照明器具ベースと蛍光灯の管体の間に介挿する本体と、この本体に取り付けて蛍光灯の放熱により蒸散する芳香剤または脱臭剤を含浸させたフィルムシートを有する照明補助器具であって、
前記フィルムシートは、前記蛍光灯の軸方向と平行な長手方向に長軸を有する矩形状であり、
前記本体は、前記フィルムシートを所要の湾曲形状で抱持し、かつ前記蛍光灯側から前記照明器具ベース側に貫通する多数の開孔を有する如く耐熱樹脂若しくは金属板で成形されており、前記蛍光灯の軸方向と平行な方向の端縁に沿って前記湾曲形状の内側に折り曲げられて前記フィルムシートの長手方向端縁を挿入し、保持するための受け溝を有すると共に、前記本体の前記照明器具ベースと対面する背面の少なくとも2箇所に取り付けられて該照明器具ベースに着脱可能とした永久磁石部材とを有することを特徴とする照明補助器具。 - 前記本体の背面で前記永久磁石部材の両側の前記長手方向に沿って、前記前記照明器具ベースと当該本体の背面の間に一定の距離を保持する一対のリブを有することを特徴とする請求項7に記載の照明補助器具。
- 前記永久磁石部材は、中央にネジ孔を持つ永久磁石と、この永久磁石の前記本体側に介在すると共に、少なくとも両側2面を挟む如く屈曲して前記照明器具ベース方向に近接する如く突出するヨークを有し、このヨークと前記永久磁石を前記本体にネジどめしてなることを特徴とする請求項7または8に記載の照明補助器具。
- 前記本体の湾曲形状の前記長手方向の内側中央部に沿って、前記受け溝の一方と他方のそれぞれの溝と対になる第1溝と第2溝を有する溝形成部を有し、
前記一方の溝と前記第1溝、前記他方の溝と前記第2溝とに、それぞれ別のフィルムシートを保持することを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の照明補助器具。 - 前記永久磁石部材のヨークに、前記本体を前記照明器具ベースの前記永久磁石取り付け面に対して角度をつけるための傾斜取り付け部材を有することを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載の照明補助器具。
- 前記蛍光灯の軸方向と平行な方向の一方の端縁と他方の端縁の前記永久磁石部材からの距離が異なることを特徴とする請求項7〜11の何れかに記載の照明補助器具。
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---|---|---|---|
JP2004016717A Pending JP2005209568A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 照明補助器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005209568A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010073391A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Denno:Kk | 直管形蛍光灯照明器具用リフレクタ |
JP2011210530A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Ushio Inc | 線状光源装置 |
KR101551535B1 (ko) | 2013-10-08 | 2015-09-09 | 에이펙스인텍 주식회사 | 낙하 및 탈락방지용 구조를 가진 엘이디 직관형 램프 |
CN107016792A (zh) * | 2015-10-29 | 2017-08-04 | 富士电机株式会社 | 圆筒形轴状部件和使用其的自动售卖机的商品送出装置 |
-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004016717A patent/JP2005209568A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010073391A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Denno:Kk | 直管形蛍光灯照明器具用リフレクタ |
JP2011210530A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Ushio Inc | 線状光源装置 |
KR101551535B1 (ko) | 2013-10-08 | 2015-09-09 | 에이펙스인텍 주식회사 | 낙하 및 탈락방지용 구조를 가진 엘이디 직관형 램프 |
CN107016792A (zh) * | 2015-10-29 | 2017-08-04 | 富士电机株式会社 | 圆筒形轴状部件和使用其的自动售卖机的商品送出装置 |
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