JP2005208363A - 画像形成装置及び該装置に用いるプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 単色と複数色の画像形成を連続して行う場合に各々に適合する動作条件下で処理の高速化を図る。
【解決手段】 2色出力から単色出力への切替えでは、2色出力に必要な書き込み、第2作像部のデバイス(帯電チャージャ、現像ユニット等)をそれぞれOFFした後、第1作像部の光書き込みのみをONし(S308)、画像の書き込みを開始し、汚れ発生の防止するために第2作像部の帯電を弱い出力でONする。この動作のために必要な時間がとられるが、感光ドラムを駆動するモータ、除電ランプおよび第1作像部の帯電チャージャや現像ユニットはずっと動作したままにする。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。単色出力から2色へも同様に行うようにする。
【選択図】 図6
【解決手段】 2色出力から単色出力への切替えでは、2色出力に必要な書き込み、第2作像部のデバイス(帯電チャージャ、現像ユニット等)をそれぞれOFFした後、第1作像部の光書き込みのみをONし(S308)、画像の書き込みを開始し、汚れ発生の防止するために第2作像部の帯電を弱い出力でONする。この動作のために必要な時間がとられるが、感光ドラムを駆動するモータ、除電ランプおよび第1作像部の帯電チャージャや現像ユニットはずっと動作したままにする。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。単色出力から2色へも同様に行うようにする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像するいわゆる電子写真方式の作像プロセスにより画像形成を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、より特定すると、複数の作像手段を備え、これらの動作を制御することにより、単色或いは複数色の画像を形成可能とした画像形成装置に関する。
従来から、デジタル複写機などの画像形成装置では、感光体上へ静電潜像を光により書き込み、静電潜像をトナーにより現像する作像方法を採用している。この作像方法を用いる装置では、図面における注意書きや罫線、日付などの印字を強調するため、通常の第1の記録色(例えば黒)に加え赤や青などの第2の記録色を出力するものが存在する。こうした単色、2色の出力が可能な2色機は、その出力の大半が第1の記録色による単色出力であり、第2の記録色の使用率は低く、また、使用した場合にも第2の記録色の部分はごく僅かであることが多い。
このため、例えば、下記特許文献1に示すように、感光体の周囲に複数の現像装置を設け、第2の記録色の作像を行う現像装置は小型化と低コスト化の面で有利な1成分現像剤の非磁性トナーを用い、非接触現像を行うことで、すでに第1の記録色の作像を行う現像装置により形成されているトナー像を乱さず2色の画像を得る方法が知られている。この方法によれば、2色の画像を作成する場合でも単色出力と同じ速度で出力することができる。
また、単色、2色の出力が可能な2色機において、それぞれの出力を鮮明に得るためには、例えば、下記特許文献2に示すように単色時、2色時それぞれ感光体の帯電電位と現像装置の現像バイアスを切り替えて最適なものにする方法が知られている。
また、単色時、2色時でそれぞれの作像条件を最適化するために、特許文献1では第2の現像装置を本体に着脱可能とするとともに、第2の記録色を使用しない場合には第2の現像装置を感光体から離して待機位置に移動する方法が提案されている。この方法によれば、第2の記録色を使用しない場合は第2の現像装置を離間しておくことで、第2の現像装置があることによる感光体へのトナー付着や現像装置の汚れを考慮する必要なく、単色出力に最適な感光体の帯電電位と現像バイアスを選択することができる。さらに、第2の現像装置を駆動しないため、1成分現像のトナーの劣化を抑えられる利点もある。
特開平7−325456号公報
特開平5−249801号公報
このため、例えば、下記特許文献1に示すように、感光体の周囲に複数の現像装置を設け、第2の記録色の作像を行う現像装置は小型化と低コスト化の面で有利な1成分現像剤の非磁性トナーを用い、非接触現像を行うことで、すでに第1の記録色の作像を行う現像装置により形成されているトナー像を乱さず2色の画像を得る方法が知られている。この方法によれば、2色の画像を作成する場合でも単色出力と同じ速度で出力することができる。
また、単色、2色の出力が可能な2色機において、それぞれの出力を鮮明に得るためには、例えば、下記特許文献2に示すように単色時、2色時それぞれ感光体の帯電電位と現像装置の現像バイアスを切り替えて最適なものにする方法が知られている。
また、単色時、2色時でそれぞれの作像条件を最適化するために、特許文献1では第2の現像装置を本体に着脱可能とするとともに、第2の記録色を使用しない場合には第2の現像装置を感光体から離して待機位置に移動する方法が提案されている。この方法によれば、第2の記録色を使用しない場合は第2の現像装置を離間しておくことで、第2の現像装置があることによる感光体へのトナー付着や現像装置の汚れを考慮する必要なく、単色出力に最適な感光体の帯電電位と現像バイアスを選択することができる。さらに、第2の現像装置を駆動しないため、1成分現像のトナーの劣化を抑えられる利点もある。
ところで、近年では複写機の多機能化の中で、プリンタ機能の普及やその他本体内部に蓄えられた画像の再出力など、出力する原画像が多様化するに伴い、例えば複数枚のページからなる出力要求の中で単色出力と2色出力が交互に出力されるようなケースが発生するようになってきた。
しかしながら、複数ページを連続して出力する際に単色と2色の出力が交互に出力されるようなケースについては、上に例示した公報においても触れるところがなく、従来の単色、2色の出力が可能な2色機では、このようなケースで各々の最適化を図ることを意図する提案はなされていない。
従って、従来のこの種の機械では、このようなケースにおいては、一度完全に作像系を停止してしまうものと、2色出力から単色出力に切り替わる場合そのまま第2の記録色で何も作像せずに2色出力で動作させるという方法によっている。このために、前者では単色と2色の動作が交互に発生すると作像系の再起動に時間がかかり、出力速度が大きく低下してしまう。また、後者の方法では余分な時間は掛からないものの、第2の現像装置が離間されないため、単色時の最適な条件で動作させることができず、トナーチリの発生などにより、本来の単色時に比べ若干画質が劣ってしまう、という問題が生じる。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する作像手段を複数色分備え、単色或いは複数色の画像を形成可能とした画像形成装置において、単色と複数色の画像形成動作を連続して行う場合に、各々に適合する動作条件のもとで処理の高速化を図ることにある。
しかしながら、複数ページを連続して出力する際に単色と2色の出力が交互に出力されるようなケースについては、上に例示した公報においても触れるところがなく、従来の単色、2色の出力が可能な2色機では、このようなケースで各々の最適化を図ることを意図する提案はなされていない。
従って、従来のこの種の機械では、このようなケースにおいては、一度完全に作像系を停止してしまうものと、2色出力から単色出力に切り替わる場合そのまま第2の記録色で何も作像せずに2色出力で動作させるという方法によっている。このために、前者では単色と2色の動作が交互に発生すると作像系の再起動に時間がかかり、出力速度が大きく低下してしまう。また、後者の方法では余分な時間は掛からないものの、第2の現像装置が離間されないため、単色時の最適な条件で動作させることができず、トナーチリの発生などにより、本来の単色時に比べ若干画質が劣ってしまう、という問題が生じる。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み、これを解決するためになされたもので、その解決課題は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する作像手段を複数色分備え、単色或いは複数色の画像を形成可能とした画像形成装置において、単色と複数色の画像形成動作を連続して行う場合に、各々に適合する動作条件のもとで処理の高速化を図ることにある。
請求項1の発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備え、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行うことが可能な画像形成装置であって、第2作像手段を独立して起動・停止させる起動・停止手段と、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる接離操作手段と、前記起動・停止手段及び接離操作手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、第1動作モードと第2動作モードの連続動作における切り替え時に、第2作像手段の起動又は停止と第2の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させるよう制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備え、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行うことが可能な画像形成装置であって、第2作像手段を独立して起動、停止させる起動・停止手段と、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる接離操作手段と、前記起動・停止手段及び接離操作手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、第1動作モードと第2動作モードの連続動作における切り替え時に、第2作像手段の起動又は停止と第2作像手段の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、第2作像手段の書き込み手段を停止させる以外は、第1作像手段及び第2作像手段をON状態に維持して、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、のいずれかを選択して動作させるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、制御動作を選択する指令を入力する操作手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータに、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行わせる手順、連続動作における第1動作モードと第2動作モードの切り替え時に第1作像手段をON状態にしたまま第2作像手段の起動又は停止を行うとともに、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる手順を行わせるためのプログラムである。
請求項2の発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備え、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行うことが可能な画像形成装置であって、第2作像手段を独立して起動、停止させる起動・停止手段と、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる接離操作手段と、前記起動・停止手段及び接離操作手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、第1動作モードと第2動作モードの連続動作における切り替え時に、第2作像手段の起動又は停止と第2作像手段の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、第2作像手段の書き込み手段を停止させる以外は、第1作像手段及び第2作像手段をON状態に維持して、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、のいずれかを選択して動作させるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、制御動作を選択する指令を入力する操作手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項4の発明は、感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータに、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行わせる手順、連続動作における第1動作モードと第2動作モードの切り替え時に第1作像手段をON状態にしたまま第2作像手段の起動又は停止を行うとともに、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる手順を行わせるためのプログラムである。
請求項1,4の発明によると、第1動作(単色出力)モードと第2動作(複数色出力)モードの連続動作における切り替え時に、第1作像手段をON状態にしたまま第2作像手段の起動又は停止と第2の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御を行うようにしたことにより、従来法による場合に切り替えが発生するたびに、一度完全に作像系を停止して、再起動を掛け、それぞれの出力条件に適合した作像動作への切り替えを行っていたために掛かっていた時間を短縮化でき、処理の高速化を図ることが可能になる。
また、請求項2の発明によると、複数色出力から単色出力への切り替えの際に、実際に第1動作(単色出力)モードへの切り替えで対応する制御と、先に実行した第2動作(複数色出力)モードの動作をそのまま継続して単色出力を行う制御とを選択可能としたので、単色出力と複数色出力の間で発生する出力変更の頻度などの条件に応じて動作モードを選ぶことによって、最適な動作で出力することが可能になる。
また、請求項3の発明によると、入力操作により請求項2の発明における制御動作の選択指令を行えるようにしたので、ユーザによって画質と処理速度の何れを優先させるかを選ぶことができ、ユーザの要求に応えることが可能になる。
また、請求項2の発明によると、複数色出力から単色出力への切り替えの際に、実際に第1動作(単色出力)モードへの切り替えで対応する制御と、先に実行した第2動作(複数色出力)モードの動作をそのまま継続して単色出力を行う制御とを選択可能としたので、単色出力と複数色出力の間で発生する出力変更の頻度などの条件に応じて動作モードを選ぶことによって、最適な動作で出力することが可能になる。
また、請求項3の発明によると、入力操作により請求項2の発明における制御動作の選択指令を行えるようにしたので、ユーザによって画質と処理速度の何れを優先させるかを選ぶことができ、ユーザの要求に応えることが可能になる。
本発明に係わる画像形成装置を添付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明する。以下に示す実施形態は、本発明の画像形成装置を黒と赤の2色出力が可能な画像形成装置(例えば、複写機、プリンタ等)に適用した例を示す。ここでは、感光体の周囲に第1(黒)、第2(赤)の記録色の現像装置を設け、第2の記録色(赤)の作像を行う現像装置は小型化と低コスト化の面で有利な1成分現像剤の非磁性トナーを用い、非接触現像を行うことで、既に第1の記録色(黒トナーを含む2成分現像剤を使用)の作像を行う現像装置により形成されているトナー像を乱さず2色の画像を得る方法を用いる。また、第2の記録色(赤)の作像を行う現像装置を接離可能とし、赤を使用しない場合は第2の現像装置を離間しておくことで、第2の現像装置があることによる感光体へのトナー付着や現像装置の汚れを考慮する必要なく、単色出力に最適な感光体の帯電電位と現像バイアスを選択することができることを可能にする構成を採用する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置の実施例の構成を概略図として示す。なお、本発明は感光体上への静電潜像の書き込み、トナー像の形成を行う作像部の制御にその特徴があるので、既存の複写機やプリンタ等の画像形成装置が一般的に備える、ソースとなる画像データを生成、入力する部分は省略されている。
図1に示す装置には、所定の速度で回転駆動される感光ドラム1が設けられており、その周囲には、第1作像部を構成する第1帯電チャージャ2、第1光書き込みユニット3、第1現像ユニット4と、第2作像部を構成する第2帯電チャージャ21、第2光書き込みユニット22、第2現像ユニット23とそれ以外に、転写チャージャ5、除電ランプ6などが配置されている。
感光ドラム1は、第1帯電チャージャ2により一様に帯電され、第1光書き込みユニット3によって画像処理部14からの画像信号に基づいて第1の静電潜像が書き込まれる。この第1の静電潜像に対しては黒トナーを含む2成分現像剤を用いた第1現像ユニット4が作用し、トナー像として反転現像が行われる。
第1作像部を経由した後、感光ドラム1面(2色動作時には、感光ドラム1面には第1の現像によりトナー像が形成されている)は再び第2帯電チャージャ21により一様に帯電され、第2光書き込みユニット22によって画像処理部14からの画像信号に基づいて第2の静電潜像が書き込まれる。第2の静電潜像に対しては、1成分赤トナーを用いた第2現像ユニット23が作用し、トナー像として反転現像が行われる。
給紙トレイ9より送り出された用紙は、レジストローラ7を経由して転写チャージャ5に搬送され、そこで感光ドラム1上のトナー像が転写され、定着ユニット8によって加熱、加圧されて用紙に転写されたトナーの溶融、定着が行われ、処理を終えた転写紙は排紙ローラ10を経て排紙される。なお、用紙の搬送路上には給紙センサ11、レジストセンサ12、排紙センサ13の各センサが設けられており、用紙の進行状況が分かるようになっている。
図1に示す装置には、所定の速度で回転駆動される感光ドラム1が設けられており、その周囲には、第1作像部を構成する第1帯電チャージャ2、第1光書き込みユニット3、第1現像ユニット4と、第2作像部を構成する第2帯電チャージャ21、第2光書き込みユニット22、第2現像ユニット23とそれ以外に、転写チャージャ5、除電ランプ6などが配置されている。
感光ドラム1は、第1帯電チャージャ2により一様に帯電され、第1光書き込みユニット3によって画像処理部14からの画像信号に基づいて第1の静電潜像が書き込まれる。この第1の静電潜像に対しては黒トナーを含む2成分現像剤を用いた第1現像ユニット4が作用し、トナー像として反転現像が行われる。
第1作像部を経由した後、感光ドラム1面(2色動作時には、感光ドラム1面には第1の現像によりトナー像が形成されている)は再び第2帯電チャージャ21により一様に帯電され、第2光書き込みユニット22によって画像処理部14からの画像信号に基づいて第2の静電潜像が書き込まれる。第2の静電潜像に対しては、1成分赤トナーを用いた第2現像ユニット23が作用し、トナー像として反転現像が行われる。
給紙トレイ9より送り出された用紙は、レジストローラ7を経由して転写チャージャ5に搬送され、そこで感光ドラム1上のトナー像が転写され、定着ユニット8によって加熱、加圧されて用紙に転写されたトナーの溶融、定着が行われ、処理を終えた転写紙は排紙ローラ10を経て排紙される。なお、用紙の搬送路上には給紙センサ11、レジストセンサ12、排紙センサ13の各センサが設けられており、用紙の進行状況が分かるようになっている。
図2は、本実施形態の画像形成装置が備える第2現像ユニット23の例を示す概略図である。このユニットは、黒トナーによる作像を行った感光ドラム面に第2色として赤トナーによる作像を行うために設けられており、複数ページを連続して作像する場合に、ページによっては作像を行わないといった状況で使用することから、他の作像部とは独立して動作させるような系として構成する。
即ち、第2現像ユニット23は、第2現像モータ25により他の作像系とは独立して現像ユニットを駆動するようにし、又現像接離ソレノイド26を第2現像ユニット23の移動機構として用いることにより、感光ドラム1との接触状態をとる作動位置と不作動の待機位置との間で接離可能に構成する。
なお、接触位置にあるとき、第2現像ユニット23の現像ローラ27と感光ドラム1の間には微小な間隙が設けられており、負極性に帯電された非磁性の1成分トナーを現像ローラから感光ドラム1に飛翔させる非接触現像を行う。この方式を採用することにより、第1現像ユニット4によって現像された黒トナー像を乱すことがないようにすることが可能になる。
即ち、第2現像ユニット23は、第2現像モータ25により他の作像系とは独立して現像ユニットを駆動するようにし、又現像接離ソレノイド26を第2現像ユニット23の移動機構として用いることにより、感光ドラム1との接触状態をとる作動位置と不作動の待機位置との間で接離可能に構成する。
なお、接触位置にあるとき、第2現像ユニット23の現像ローラ27と感光ドラム1の間には微小な間隙が設けられており、負極性に帯電された非磁性の1成分トナーを現像ローラから感光ドラム1に飛翔させる非接触現像を行う。この方式を採用することにより、第1現像ユニット4によって現像された黒トナー像を乱すことがないようにすることが可能になる。
図3は、本実施形態の画像形成装置が備える制御部の中の上記した画像形成動作に関わる部分の概略を示すブロック図である。
図3に示す実施形態では、制御部は装置全体を制御するためのプログラムに従って各種の処理動作を行うCPU31、画像形成部における出力制御を含む制御プログラムを固定的に記憶したROM32、各種情報を一時記憶し、各種の処理動作を行う場合のワークメモリとして使用するRAM33、I/Oインターフェース34、書き込み系に画像を出力する画像処理部14などから構成され、上記の構成要素はローカルバス35で結ばれている。
I/Oインターフェース34には上述の画像形成動作時に必要な感光ドラム1を駆動するモータ1M、第1現像モータ25等の各モータや給紙センサ13、レジストセンサ12等のセンサ類、現像ユニットや書き込みユニットのドライバが接続されている。又それ以外にも、図示しない操作部が接続され、画像形成装置に対するユーザによる動作モード等の設定条件等の入力操作を可能にする。
図3に示す実施形態では、制御部は装置全体を制御するためのプログラムに従って各種の処理動作を行うCPU31、画像形成部における出力制御を含む制御プログラムを固定的に記憶したROM32、各種情報を一時記憶し、各種の処理動作を行う場合のワークメモリとして使用するRAM33、I/Oインターフェース34、書き込み系に画像を出力する画像処理部14などから構成され、上記の構成要素はローカルバス35で結ばれている。
I/Oインターフェース34には上述の画像形成動作時に必要な感光ドラム1を駆動するモータ1M、第1現像モータ25等の各モータや給紙センサ13、レジストセンサ12等のセンサ類、現像ユニットや書き込みユニットのドライバが接続されている。又それ以外にも、図示しない操作部が接続され、画像形成装置に対するユーザによる動作モード等の設定条件等の入力操作を可能にする。
次に、上記した黒と赤の2色出力が可能な画像形成装置における出力時の作像系の制御フローについて、その実施形態を説明する。
先ず、基本となる制御フローとして、第1の記録色である黒のみを用いる単色、或いは第1の記録色である赤を加えた2色のいずれかの動作モードで複数ページの出力要求が行われた場合に対応し得るフローについて述べる。
図4は、本実施形態の単色出力時及び2色出力時の制御フローを示す。
図4を参照して、出力時の制御動作を説明すると、出力要求に応じて出力開始が指示されると、先ず、第2の記録色を加えた2色出力の指示があるか否かをチェックし(ステップS101)、単色出力の場合は第1光書き込みユニット3をONし(ステップS102)、2色出力の場合は第1光書き込みユニット3および第2光書き込みユニット22をONとする(ステップS103)。次いで、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ(図示せず)と、除電ランプ6、第1作像部の第1帯電チャージャ2をONする(ステップS104)。
次に、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS105)し、その結果によって2色出力の場合にだけ動作させる第2作像部の第2現像モータ25をONする(ステップS106)。第2作像部を動作させるためには、このタイミングで第2現像モータ25をONすることで、後に現像接離ソレノイド26をONし感光ドラム1に現像ローラ27を接触させた時点で、回転を十分安定させておくことができる。
先ず、基本となる制御フローとして、第1の記録色である黒のみを用いる単色、或いは第1の記録色である赤を加えた2色のいずれかの動作モードで複数ページの出力要求が行われた場合に対応し得るフローについて述べる。
図4は、本実施形態の単色出力時及び2色出力時の制御フローを示す。
図4を参照して、出力時の制御動作を説明すると、出力要求に応じて出力開始が指示されると、先ず、第2の記録色を加えた2色出力の指示があるか否かをチェックし(ステップS101)、単色出力の場合は第1光書き込みユニット3をONし(ステップS102)、2色出力の場合は第1光書き込みユニット3および第2光書き込みユニット22をONとする(ステップS103)。次いで、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ(図示せず)と、除電ランプ6、第1作像部の第1帯電チャージャ2をONする(ステップS104)。
次に、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS105)し、その結果によって2色出力の場合にだけ動作させる第2作像部の第2現像モータ25をONする(ステップS106)。第2作像部を動作させるためには、このタイミングで第2現像モータ25をONすることで、後に現像接離ソレノイド26をONし感光ドラム1に現像ローラ27を接触させた時点で、回転を十分安定させておくことができる。
続いて、第1現像ユニット4を動作状態にするために、第1現像バイアス出力をONし(ステップS107)、第1現像モータ(図示せず)をONする(ステップS108)。
次いで、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS109)し、その結果によって2色出力の場合にだけ動作させる現像接離ソレノイド26をONして、第2現像ユニット23を感光ドラム1に接触させる(ステップS110)。この現像接離ソレノイド26の動作により接触を行わせるタイミングは、画像の乱れを引き起こさないため、書き込み開始以前に行う必要がある。
従って、この時点で画像の書き込みを開始する(ステップS111)。ただし、第2作像部の書き込み箇所は、第1作像部の書き込み箇所より下流にあるため、その距離の差分だけ遅れて書き込みが開始される。
その後、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS112)し、その結果によって2色出力の場合にだけ、第2現像ユニット23を動作状態にするために第2現像バイアス出力をONするとともに(ステップS114)、第2作像部の第2帯電チャージャ21をONする(ステップS115)。一方、単色出力の場合には、第2作像部の影響で汚れが発生する可能性があるので、これを防止するために第2作像部の第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする(ステップS113)。
作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS116)、準備を完了する。
次いで、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS109)し、その結果によって2色出力の場合にだけ動作させる現像接離ソレノイド26をONして、第2現像ユニット23を感光ドラム1に接触させる(ステップS110)。この現像接離ソレノイド26の動作により接触を行わせるタイミングは、画像の乱れを引き起こさないため、書き込み開始以前に行う必要がある。
従って、この時点で画像の書き込みを開始する(ステップS111)。ただし、第2作像部の書き込み箇所は、第1作像部の書き込み箇所より下流にあるため、その距離の差分だけ遅れて書き込みが開始される。
その後、2色出力であるか否かをチェックし(ステップS112)し、その結果によって2色出力の場合にだけ、第2現像ユニット23を動作状態にするために第2現像バイアス出力をONするとともに(ステップS114)、第2作像部の第2帯電チャージャ21をONする(ステップS115)。一方、単色出力の場合には、第2作像部の影響で汚れが発生する可能性があるので、これを防止するために第2作像部の第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする(ステップS113)。
作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS116)、準備を完了する。
作像系の準備完了後はそのまま動作を続け、書き込まれた静電潜像が現像され用紙に転写され転写紙後端が転写チャージャ5を抜けるのを待つ(ステップS121)。複数ページの出力要求が行われた場合でも、単色か2色のいずれかの連続出力であれば、準備された作像系の動作条件を変更する必要が無いので、準備完了後はそのままの動作条件で複数ページの出力を続け、最終の用紙が転写チャージャ5を抜けるのを待って、用紙が抜け終わったら、作像系の終了動作を開始する。即ち、1枚ごとに作像系の準備と停止を行わずに、最終紙の転写が終わるのを待って終了動作を行う。
終了動作は、まず転写チャージャ5の出力をOFFし、次に第1現像ユニット4の第1現像モータ(図示せず)をOFFする。
続いて、単色、2色それぞれの出力モードに対応して、2色出力であれば(ステップS124-YES)、第2作像部の第2帯電チャージャ21の出力、第2現像ユニット23の現像バイアス出力、現像接離ソレノイド26、第2作像部の第2現像モータ25の順にOFFしていく(ステップS126〜129)。他方、単色出力であれば(ステップS124-NO)、第2作像部の弱い出力でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電のみOFFする(ステップS125)。
その後、第1作像部の第1帯電チャージャ2の出力、第1現像ユニット4の第1現像バイアス出力、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6の順にOFFしていく(ステップS130〜133)。
続いて、単色、2色それぞれの出力モードに対応して、2色出力であれば(ステップS134-YES)、第1光書き込みユニット3及び第2光書き込みユニット22をOFFし(ステップS136)、単色出力であれば(ステップS134-NO)、第1光書き込みユニット3のみをOFFし(ステップS135)、この出力制御フローを終了する。
終了動作は、まず転写チャージャ5の出力をOFFし、次に第1現像ユニット4の第1現像モータ(図示せず)をOFFする。
続いて、単色、2色それぞれの出力モードに対応して、2色出力であれば(ステップS124-YES)、第2作像部の第2帯電チャージャ21の出力、第2現像ユニット23の現像バイアス出力、現像接離ソレノイド26、第2作像部の第2現像モータ25の順にOFFしていく(ステップS126〜129)。他方、単色出力であれば(ステップS124-NO)、第2作像部の弱い出力でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電のみOFFする(ステップS125)。
その後、第1作像部の第1帯電チャージャ2の出力、第1現像ユニット4の第1現像バイアス出力、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6の順にOFFしていく(ステップS130〜133)。
続いて、単色、2色それぞれの出力モードに対応して、2色出力であれば(ステップS134-YES)、第1光書き込みユニット3及び第2光書き込みユニット22をOFFし(ステップS136)、単色出力であれば(ステップS134-NO)、第1光書き込みユニット3のみをOFFし(ステップS135)、この出力制御フローを終了する。
上記では図4を参照して、黒と赤の2色出力が可能な画像形成装置における出力時の作像系の基本制御フローとして、単色か2色のいずれかであれば複数ページであっても連続出力動作が可能な制御フローについて説明した。
しかしながら、上記制御フローでは、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合に対応することが考慮されていないので、一方の出力条件で動作を続けると各々の出力における動作条件を最適化できないし、最適化しようとすると、単色と2色出力の間の切り替えが発生するたびに、一度完全に作像系を停止して、再起動を掛けるという方法によることになり、処理に時間が掛かってしまう。
そこで、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合にも、各々の出力に適合する動作条件のもとで処理の高速化を図ることを可能にする制御フローを以下の実施形態にて示す。ここでは、「実施形態1」として、単色と2色出力を交互に行う場合に対応するために、単色出力から2色出力への切り替え時と、逆に2色出力から単色出力への切り替え時の制御フローを備えた形態を示し、また「実施形態2」として、2色出力から単色出力への切り替えの際に、実施形態1で示した制御フローと、単色出力で対応可能であっても先に行った2色出力の動作をそのまま継続する動作をさせるような選択ができる制御フローのいずれかを選択して実施し得る形態について、例示する。
しかしながら、上記制御フローでは、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合に対応することが考慮されていないので、一方の出力条件で動作を続けると各々の出力における動作条件を最適化できないし、最適化しようとすると、単色と2色出力の間の切り替えが発生するたびに、一度完全に作像系を停止して、再起動を掛けるという方法によることになり、処理に時間が掛かってしまう。
そこで、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合にも、各々の出力に適合する動作条件のもとで処理の高速化を図ることを可能にする制御フローを以下の実施形態にて示す。ここでは、「実施形態1」として、単色と2色出力を交互に行う場合に対応するために、単色出力から2色出力への切り替え時と、逆に2色出力から単色出力への切り替え時の制御フローを備えた形態を示し、また「実施形態2」として、2色出力から単色出力への切り替えの際に、実施形態1で示した制御フローと、単色出力で対応可能であっても先に行った2色出力の動作をそのまま継続する動作をさせるような選択ができる制御フローのいずれかを選択して実施し得る形態について、例示する。
(実施形態1)
本実施形態は、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合であっても、各々の出力に適合する動作条件のもとで、処理の高速化を図ることを可能にする制御フローを示す。
図5は、単色出力から2色出力に切り替える場合の制御フローである。
図5のフローは、上記した基本制御フロー(図4)で作像系を単色出力で立ち上げている時点(図4のフロー図中のA)、即ち、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONした(ステップS116)時点までは同一の手順を実行し、その後の動作手順として行うものである。
図5を参照すると、単色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を行った後のステップとして、まず、単色出力の用紙の後端が転写チャージャ5を抜けるのを待つ(ステップS201)。
その後、転写チャージャ5の出力をOFFしておき(ステップS202)、書き込み系を切り替えるために、単色出力に用いた第1光書き込みユニット3をOFFして一度停止させ(ステップS203)、また、単色出力を行っていたので第2作像部の弱い出力でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電をOFFする(ステップS204)。
次いで、2色出力に切り替えるので、第1光書き込みユニット3および第2光書き込みユニット22をONし(ステップS205)、通常の2色の立ち上げにおけると同様に、第2作像部の第2現像モータ25、現像接離ソレノイド26をそれぞれONして(ステップS206,207)、画像の書き込みを開始し(ステップS208)、第2現像ユニット23を動作状態にするために第2現像バイアス出力をONするとともに(ステップS209)、第2作像部の第2帯電チャージャ21をONする(ステップS210)。この後、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS211)、準備を完了する。
このように2色出力への切り替えを行うが、その際に第2現像モータ25と現像接離ソレノイド26などを動作させるために、それぞれに必要な時間が上記図4の制御フローにおけると同様にとられるが、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6および第1作像部の第1帯電チャージャ2や第1現像ユニット4はずっと動作したままである。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。
本実施形態は、連続出力の際に単色と2色出力を交互に行うような場合であっても、各々の出力に適合する動作条件のもとで、処理の高速化を図ることを可能にする制御フローを示す。
図5は、単色出力から2色出力に切り替える場合の制御フローである。
図5のフローは、上記した基本制御フロー(図4)で作像系を単色出力で立ち上げている時点(図4のフロー図中のA)、即ち、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONした(ステップS116)時点までは同一の手順を実行し、その後の動作手順として行うものである。
図5を参照すると、単色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を行った後のステップとして、まず、単色出力の用紙の後端が転写チャージャ5を抜けるのを待つ(ステップS201)。
その後、転写チャージャ5の出力をOFFしておき(ステップS202)、書き込み系を切り替えるために、単色出力に用いた第1光書き込みユニット3をOFFして一度停止させ(ステップS203)、また、単色出力を行っていたので第2作像部の弱い出力でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電をOFFする(ステップS204)。
次いで、2色出力に切り替えるので、第1光書き込みユニット3および第2光書き込みユニット22をONし(ステップS205)、通常の2色の立ち上げにおけると同様に、第2作像部の第2現像モータ25、現像接離ソレノイド26をそれぞれONして(ステップS206,207)、画像の書き込みを開始し(ステップS208)、第2現像ユニット23を動作状態にするために第2現像バイアス出力をONするとともに(ステップS209)、第2作像部の第2帯電チャージャ21をONする(ステップS210)。この後、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS211)、準備を完了する。
このように2色出力への切り替えを行うが、その際に第2現像モータ25と現像接離ソレノイド26などを動作させるために、それぞれに必要な時間が上記図4の制御フローにおけると同様にとられるが、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6および第1作像部の第1帯電チャージャ2や第1現像ユニット4はずっと動作したままである。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。
図6は、2色出力から単色出力に切り替える場合の制御フローである。
図6のフローも、上記した単色出力から2色出力における(図5)と同様に、基本制御フローを示す図4中のAを起点として、その後の動作手順として行うものである。
図6を参照すると、2色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を行った後のステップとして、まず、2色出力の用紙の後端が転写チャージャ5を抜けるのを待つ(ステップS301)。
その後、転写チャージャ5の出力をOFFしておき(ステップS302)、書き込み系を切り替えるために、2色出力に用いた第1光書き込みユニット3及び第2光書き込みユニット22をOFFして一度停止させ(ステップS303)、また、2色出力を行っていたので第2作像部でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電をOFFし(ステップS304)、第2現像ユニット23の第2現像バイアス出力をOFFする(ステップS305)とともに、第2作像部の現像接離ソレノイド26、第2現像モータ25をそれぞれOFFする(ステップS306,307)。
次いで、単色出力に切り替えるので、第1光書き込みユニット3のみをONし(ステップS308)、画像の書き込みを開始し(ステップS309)、汚れが発生を防止するために第2作像部の第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする(ステップS310)。この後、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS311)、準備を完了する。
このとき、第2作像部のデバイスのOFF、或いは第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする動作のために必要な時間が上記図4の制御フローにおけると同様にとられるが、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6および第1作像部の第1帯電チャージャ2や第1現像ユニット4はずっと動作したままである。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。
このように、本実施形態においては、単色出力と2色出力それぞれに対応した作像動作への切り替えを極力短い時間で行うことを可能にする。
図6のフローも、上記した単色出力から2色出力における(図5)と同様に、基本制御フローを示す図4中のAを起点として、その後の動作手順として行うものである。
図6を参照すると、2色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を行った後のステップとして、まず、2色出力の用紙の後端が転写チャージャ5を抜けるのを待つ(ステップS301)。
その後、転写チャージャ5の出力をOFFしておき(ステップS302)、書き込み系を切り替えるために、2色出力に用いた第1光書き込みユニット3及び第2光書き込みユニット22をOFFして一度停止させ(ステップS303)、また、2色出力を行っていたので第2作像部でONしていた第2帯電チャージャ21の帯電をOFFし(ステップS304)、第2現像ユニット23の第2現像バイアス出力をOFFする(ステップS305)とともに、第2作像部の現像接離ソレノイド26、第2現像モータ25をそれぞれOFFする(ステップS306,307)。
次いで、単色出力に切り替えるので、第1光書き込みユニット3のみをONし(ステップS308)、画像の書き込みを開始し(ステップS309)、汚れが発生を防止するために第2作像部の第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする(ステップS310)。この後、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONし(ステップS311)、準備を完了する。
このとき、第2作像部のデバイスのOFF、或いは第2帯電チャージャ21の帯電を弱い出力でONする動作のために必要な時間が上記図4の制御フローにおけると同様にとられるが、感光ドラム1を駆動する感光ドラム駆動モータ、除電ランプ6および第1作像部の第1帯電チャージャ2や第1現像ユニット4はずっと動作したままである。これにより、一度完全に停止させて再起動させる場合に比べ、短い時間で作像系の準備を完了することができる。
このように、本実施形態においては、単色出力と2色出力それぞれに対応した作像動作への切り替えを極力短い時間で行うことを可能にする。
(実施形態2)
本実施形態は、2色出力から単色出力への切り替えの際に、実施形態1に示したように実際に単色出力モードへの切り替えで対応する制御と、先に実行した2色出力モードの動作をそのまま継続して単色出力を行う制御とを、操作部からのモード設定により選択可能とするものである。この実施形態は、実施形態1において、2色出力から単色出力への切り替えが頻繁に発生する場合に生じ得る処理速度の低下を防ぐことを可能にし、どちらのモードにより動作させるかをユーザが選択できるようにすることを意図したものである。
図7は、2色出力から単色出力への切り替え時に用いる本実施形態の出力制御フローである。
図7のフローは、上記した基本制御フロー(図4)で作像系を2色出力で立ち上げている時点(図4のフロー図中のA)、即ち、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONした(ステップS116)時点までは、同一の手順を実行し、その後の動作手順として行うものである。
図7を参照すると、2色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を開始しているタイミングで、次の出力が単色出力である場合に、予めユーザにより設定されたモード選択情報をチェックする(ステップS401)。このモード選択情報は、出力要求を行うユーザが設定する出力条件の一つとして、操作部への入力操作により指示される情報であり、ここでは、2色出力から単色出力へ切り替えを行う際に、単色出力モードへ切り替えるか、或いは既に実行している2色出力モードの動作をそのまま継続するか、その出力モードを予め選択するような方法で行うようにする。2色と単色の混じった出力を行う場合には、それぞれに適した動作モードを選択する方が画質面では望ましいが、2色と単色の切り替えが頻繁に生じるような条件では、実際に出力モードを切り替えると、処理速度が低下することになるので、何れを優先させるかは操作部からユーザが設定できるようにして、ユーザの要求に応えることができるようにする。
本実施形態は、2色出力から単色出力への切り替えの際に、実施形態1に示したように実際に単色出力モードへの切り替えで対応する制御と、先に実行した2色出力モードの動作をそのまま継続して単色出力を行う制御とを、操作部からのモード設定により選択可能とするものである。この実施形態は、実施形態1において、2色出力から単色出力への切り替えが頻繁に発生する場合に生じ得る処理速度の低下を防ぐことを可能にし、どちらのモードにより動作させるかをユーザが選択できるようにすることを意図したものである。
図7は、2色出力から単色出力への切り替え時に用いる本実施形態の出力制御フローである。
図7のフローは、上記した基本制御フロー(図4)で作像系を2色出力で立ち上げている時点(図4のフロー図中のA)、即ち、作像系における出力準備の最終のステップとして、転写チャージャ5の出力をONした(ステップS116)時点までは、同一の手順を実行し、その後の動作手順として行うものである。
図7を参照すると、2色出力の書き込みを開始して、感光ドラム1から用紙への転写を開始しているタイミングで、次の出力が単色出力である場合に、予めユーザにより設定されたモード選択情報をチェックする(ステップS401)。このモード選択情報は、出力要求を行うユーザが設定する出力条件の一つとして、操作部への入力操作により指示される情報であり、ここでは、2色出力から単色出力へ切り替えを行う際に、単色出力モードへ切り替えるか、或いは既に実行している2色出力モードの動作をそのまま継続するか、その出力モードを予め選択するような方法で行うようにする。2色と単色の混じった出力を行う場合には、それぞれに適した動作モードを選択する方が画質面では望ましいが、2色と単色の切り替えが頻繁に生じるような条件では、実際に出力モードを切り替えると、処理速度が低下することになるので、何れを優先させるかは操作部からユーザが設定できるようにして、ユーザの要求に応えることができるようにする。
図7のフローに戻ると、ステップS401でチェックした出力モードの選択情報によって、単色出力モードへ切り替えを行うか、2色出力モードの動作をそのまま継続するか、その処理を分岐し、前者の場合には、単色出力モードへ切り替えるためにステップS402〜412の手順を実行する。なお、ステップS402〜412は、上記実施形態1で図6を参照して示した2色出力から単色出力に切り替える場合の制御フロー(ステップS301〜311)と同一であるから、ここでは説明を省略する。
他方、後者の2色出力モードの動作をそのまま継続するモードの設定である場合には、作像部の動作は全く変更せず、従って、第2作像部もON状態を保つので、第2光書き込みユニット22も白紙画像を出力するような設定とする。この場合、動作が変わらないので切り替え時間が不要であり、その分だけ処理時間を短縮化できる。ただ、第1作像部における第1帯電チャージャ2の帯電条件や第1現像ユニット4の現像バイアスの出力を単色出力に最適なものに切り替えられないこと、第2現像ユニット23が感光ドラム1に当接したままの状態にあるので第2現像ユニット23のトナーチリがわずかながら発生すること、第1作像部のトナー像がわずかながら乱されることなどにより画質面では若干劣るものになる。
このような設定条件に従った動作になることを考慮し、例えば大量の出力の中に数枚だけ第2色を使用する出力がある場合は、単色出力モードへ切り替えを行う方を選択することでより鮮明な画像が得られ、単色と2色の出力が交互にあるような場合は、2色出力モードの動作をそのまま継続するモードを選択することで、切り替えが頻繁に発生することによる出力速度の低下を防ぐことが可能になる。
他方、後者の2色出力モードの動作をそのまま継続するモードの設定である場合には、作像部の動作は全く変更せず、従って、第2作像部もON状態を保つので、第2光書き込みユニット22も白紙画像を出力するような設定とする。この場合、動作が変わらないので切り替え時間が不要であり、その分だけ処理時間を短縮化できる。ただ、第1作像部における第1帯電チャージャ2の帯電条件や第1現像ユニット4の現像バイアスの出力を単色出力に最適なものに切り替えられないこと、第2現像ユニット23が感光ドラム1に当接したままの状態にあるので第2現像ユニット23のトナーチリがわずかながら発生すること、第1作像部のトナー像がわずかながら乱されることなどにより画質面では若干劣るものになる。
このような設定条件に従った動作になることを考慮し、例えば大量の出力の中に数枚だけ第2色を使用する出力がある場合は、単色出力モードへ切り替えを行う方を選択することでより鮮明な画像が得られ、単色と2色の出力が交互にあるような場合は、2色出力モードの動作をそのまま継続するモードを選択することで、切り替えが頻繁に発生することによる出力速度の低下を防ぐことが可能になる。
1・・・感光ドラム、 2・・・第1帯電チャージャ、
3・・・第1光書き込みユニット、 4・・・第1現像ユニット、
5・・・転写チャージャ、 6・・・除電ランプ、
14・・・画像処理部、 21・・・第2帯電チャージャ、
22・・・第2光書き込みユニット、 23・・・第2現像ユニット、
25・・・第2現像モータ、 26・・・現像接離ソレノイド。
3・・・第1光書き込みユニット、 4・・・第1現像ユニット、
5・・・転写チャージャ、 6・・・除電ランプ、
14・・・画像処理部、 21・・・第2帯電チャージャ、
22・・・第2光書き込みユニット、 23・・・第2現像ユニット、
25・・・第2現像モータ、 26・・・現像接離ソレノイド。
Claims (4)
- 感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備え、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行うことが可能な画像形成装置であって、第2作像手段を独立して起動・停止させる起動・停止手段と、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる接離操作手段と、前記起動・停止手段及び接離操作手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、第1動作モードと第2動作モードの連続動作における切り替え時に、第2作像手段の起動又は停止と第2の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させるよう制御することを特徴とする画像形成装置。
- 感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備え、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行うことが可能な画像形成装置であって、第2作像手段を独立して起動、停止させる起動・停止手段と、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる接離操作手段と、前記起動・停止手段及び接離操作手段の動作を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、第1動作モードと第2動作モードの連続動作における切り替え時に、第2作像手段の起動又は停止と第2作像手段の現像手段の接離を行い、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、第2作像手段の書き込み手段を停止させる以外は、第1作像手段及び第2作像手段をON状態に維持して、各々の動作モードに従う作像を開始させる制御動作、のいずれかを選択して動作させるように制御することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2に記載された画像形成装置において、制御動作を選択する指令を入力する操作手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 感光体上へ静電潜像を書き込み、静電潜像を現像する手段を用いて作像をそれぞれ行う第1作像手段及び第2作像手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータに、第1作像手段単独で作像を行う第1動作モードと第1作像手段の作像後に第2作像手段によって合成像を作像する第2動作モードを連続した動作として行わせる手順、連続動作における第1動作モードと第2動作モードの切り替え時に第1作像手段をON状態にしたまま第2作像手段の起動又は停止を行うとともに、第2作像手段の現像手段を感光体に対し接離させる手順を行わせるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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ID=34900722
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011170215A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011180347A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-01-23 JP JP2004015177A patent/JP2005208363A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP2011170215A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011180347A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8903256B2 (en) | 2010-03-01 | 2014-12-02 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus and image forming method used in the apparatus |
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