JP2005207540A - 往復動用密封装置 - Google Patents

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JP2005207540A JP2004016445A JP2004016445A JP2005207540A JP 2005207540 A JP2005207540 A JP 2005207540A JP 2004016445 A JP2004016445 A JP 2004016445A JP 2004016445 A JP2004016445 A JP 2004016445A JP 2005207540 A JP2005207540 A JP 2005207540A
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Ichiro Yamane
一郎 山根
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Abstract

【課題】高圧時にシールリップ部5が大きく変形して軸12に強く押し付けられた状態であっても、シールリップ部5内周面と軸12の間に油膜が維持されて摺動が潤滑に行われ、もって、摩擦力増大や摩耗進行を抑制できる密封装置を提供する。
【解決手段】相手部材と同心に配設されたハウジング内に密着する固定密封部4と一体成形されたシールリップ部5を有する往復動用密封装置1において、
前記シールリップ部5内周面でリップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に相手部材と摺動する部位31に軸方向の複数の溝若しくは突起21を形成することとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、密封装置に係り、更に詳しくは、シールリップ部内周面に軸方向に延びる溝若しくは突起を形成した高圧往復動用密封装置に関するものである。
従来、例えば図4に示す密封装置1が知られている。この密封装置1は、断面L字状の金属環2と、金属環2を被覆するように加硫接着されているゴム状弾性体からなるシール本体3とから構成されている。シール本体3は、金属環2の外周側に位置する固定密封部4と、金属環2の内周側に位置し先端部にリップエッジ7を有するシールリップ部5から構成されており、シールリップ部5の外周側であって、リップエッジ7の反対側には、ガータスプリング6を装着するための凹部9が設けられている。
前記密封装置1は、金属環2の外周側に位置するハウジングと、金属環2の内周側であってハウジングと同心である軸との間に配設され、ハウジングに対しては、固定密封部4を介して金属環2により嵌着され、軸に対しては、シールリップ部5の先端部であるリップエッジ7が密接するように取り付けられている。そして、リップエッジ7の反対側に形成されている凹部9に装着されたガータスプリング6が径方向内側に締め付けることにより、シールリップ5の先端部であるリップエッジ7から大気側傾斜面8の所定部分が軸と油膜を介して摺動し、泥水等の異物が密封流体側Aに浸入するのを抑止する機能を保有している。
しかし、従来の往復動用密封装置1は、低圧時にはリップエッジ7から大気側傾斜面8であってシールリップ部5の軸方向所定長の部位10で相手部材である軸と摺動し、その摺動面に油膜を確保するので密封機能を長期に亙って保持することができる。しかし、高圧時には該部位10のほかに更に軸方向に一定長の部位31が軸と摺動するため軸との摺動面積が増大し、このため軸とシールリップとの間に介在している油が押出されて摺動面の潤滑が悪化し軸との摺動による摩擦が大きくなり、早期に摩耗するとの問題点があった。
この問題点を解決するために、シールリップ部5の大気側傾斜面8に周方向の平行突起を設けて突起間に油膜を確保することが行われているが、突起により油膜切れを発生させる場合があり、充分な対策とはなりえなかった。
また、実開平02−109076では、大気側傾斜面8であってリップエッジ7から所定長に亙って軸方向にスパイラルリブを形成することが提案されているが、リップエッジ7部分にもスパイラルリブが形成されることになるので軸とシールリップ部5との間に隙間が形成され、密封流体が洩れるとの問題点があった。
実開平02−109076号公報
本発明は以上の点に鑑みて、高圧時にシールリップ部が大きく変形して軸に強く押し付けられた状態であっても、シールリップ部内周面と軸の間に油膜が保持されて摺動が潤滑に行われ、もって、摩擦力増大や摩耗進行を抑制できる密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかる往復動用密封装置は、相手部材と同心に配設されたハウジング内に密着する固定密封部と一体成形されたシールリップ部を有する往復動用密封装置において、前記シールリップ部内周面でリップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に相手部材と摺動する部位に軸方向の複数の溝若しくは突起を形成したことを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の往復動用密封装置は、シールリップ内周面でリップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に相手部材と摺動する部位に軸方向の複数の溝若しくは突起が形成されているので、高圧時にシールリップ部が大きく変形してシールリップ部の先端部であるリップエッジからシールリップ部内周面の広い範囲で軸と摺動した場合であっても高圧時に相手部材と摺動する部位には突起が形成されており該突起部が軸と摺動し、突起間には油が確保されるので油が摺動面から押出されることがなくなり摺動が潤滑に行われ、もって、摩擦力増大や摩耗進行を抑制することができる。
また、シールリップ部のシールリップ部内周面に形成されている溝若しくは突起が軸方向に形成されているので、軸の往復動摺動時に引っ掛かりが防止でき、摩擦力増大を抑制することができる。更に、シールリップ部内周面に形成されている溝又は突起が、リップエッジより所定間離間した位置で高圧時に相手部材と摺動する部位に形成されているので、リップエッジより所定間の部位では軸と全面で摺動するので、密封流体漏れを防止することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。なお、図4と同様の構成については、同一の符号で示す。
図1は、本発明の実施例に係る密封装置1の要部断面を示しており、以下のように構成されている。
この密封装置1は、断面L字状の金属環2と、金属環2を被覆するように加硫接着されているゴム状弾性体からなるシール本体3とから構成されている。シール本体3は、金属環2の外周側に位置しハウジングに密着する固定密封部4と、金属環2の内周側に位置し先端部にリップエッジ7を有し軸と摺動するシールリップ部5とで構成されていて、リップエッジ7の反対側の外周側にはガータスプリング6を装着するための凹部9が形成されている。シールリップ部5の大気側傾斜面8には、複数の突起21が軸方向に形成されている。
複数の突起21は周方向に等間隔であって、低圧時にシールリップが軸と摺動する部位10以外の部位でリップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に軸と摺動する部位31に軸方向に延びるように形成されている。
突起21の断面形状は三角形、矩形、楕円形状等どのような形状であっても良く、また、周上の本数や、ピッチ等は使用状況により適宜選択するものとする。
図2は当該実施形態に係る密封装置1の装着状態の一例を示しており、図における密封装置の右側Aに密封流体である油等の液体が封入されている。
上記構成を備えた密封装置1は、図2に示す通りハウジング11と該ハウジング11と同心の軸12との間に配設され、金属環2に加硫接着されていて外周側に位置する固定密封部4がハウジング11の内周側に密着し、金属環2の内周側に加硫接着されているシールリップ部5の先端部であるリップエッジ7が軸と摺動するように取付られているとともに、リップエッジ7の反対側である外周側の凹部9にシールリップ部5の追随性を補うガータスプリング6が装着されている。
したがって、前記封止流体の圧力が低圧のときには、シールリップ部5はリップエッジ7より所定間の部位10で軸12と摺動するので摺動面に油膜を確保することができ、これにより密封流体の流入を防止することができる。
また、前記封止流体の圧力が高圧になるとシール本体3に加わる圧力によりシールリップ部5が軸方向に強く押されることになるので、シールリップ部5が軸と接触する面積は増大し、リップエッジ7より所定間の部位10と、リップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に相手部材と摺動する部位31とで軸12と摺動することになるが、部位31には突起21が形成されているので軸12とは突起21を介して摺動することになるので、突起21間に油膜が確保されることになる。また、突起21が軸方向に形成されているので、軸の往復動するときに軸との摺動による引っ掛かりもない。
なお、大気側傾斜面8に形成されている突起21は、軸12と全面で摺動することによる油膜切れを防止することを目的としているので、その目的の範囲内であれば突起21でなくて溝形状であっても良い。
また図3は、本発明の別の実施例であって、一つのシールリップ部5に二つのリップエッジ7を備えている場合で、大気側Bに位置するシールリップの大気側傾斜面8に突起21が形成されている。二つのリップエッジ7を有する場合、潤滑が悪い大気側Bのシール+-リップへ適用することにより、摩擦力を軽減することができる。
本発明に係る密封装置の一部断面図 同密封装置の装着状態を示す断面図 本発明の別の実施例に係る密封装置の一部断面図 従来例にかかる密封装置の一部断面図
符号の説明
1 密封装置
2 金属環
3 シール本体
4 固定密封部
5 シールリップ部
6 ガータスプリング
7 リップエッジ
8 大気側傾斜面
9 凹部
10 低圧時の摺動部位
11 ハウジング
12 軸
21 突起
31 高圧時の摺動部位
A 密封流体側
B 大気側

Claims (1)

  1. 相手部材と同心に配設されたハウジング内に密着する固定密封部と一体成形されたシールリップ部を有する往復動用密封装置において、
    前記シールリップ部内周面でリップエッジより所定間離間した位置であって高圧時に相手部材と摺動する部位に軸方向の複数の溝若しくは突起を形成したことを特徴とする往復動用密封装置。
JP2004016445A 2004-01-26 2004-01-26 往復動用密封装置 Pending JP2005207540A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009185968A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Nok Corp オイルシール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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