JP2005207516A - センサ付軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサをがたつきなく確実に固定でき、センサを内包するセンサ筐体を強固且つ軽量化でき、また、センサを所望のスペースに取り付けできる、センサ付軸受装置を提供する。
【解決手段】 本発明のセンサ付軸受装置10は、軸受13の外輪15に取り付けられたシールケース23と、シールケース23内に設けられたシール手段30と、軸受装置10の運転状態を検出するセンサ27と、センサ27を固定するための雌ねじ部材28と、を備え、雌ねじ部材28がシールケース23とシール手段30との間に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、センサ付軸受装置に関し、特に、機械装置や、鉄道車両、自動車、搬送車等の移動体に組み込まれる軸受装置の運転状態の検知や予防保全に用いられるセンサ付軸受装置に関する。
従来のセンサ付軸受装置の一例として、シール部材の外周面に形成した取り付け孔にボルトをねじ結合させてセンサを固定したセンサ付軸受装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7に示すように、特許文献1に開示されたセンサ付軸受装置150は、車軸151に内輪152が圧入され、内輪152と外輪153との間に円すいころ154が回転自在に配列されている。そして、外輪153の両側にオイルシール155が装着されている。
オイルシール155は、外輪153の端部内径面に嵌合されるシールケース156を有し、その内周面に芯金157,158が取り付けられている。芯金158の先端にはリップパッキン159が装着され、そのリップ160が、内輪152の端部に外嵌されたシール金具161の内面に接触している。
また、オイルシール155のシールケース156と芯金157,158には、センサ162の嵌め込み孔が設けられており、円筒形状のフランジ163が、センサ162の取り付け部164から突出しないようにして、嵌め込み孔の周りにバーリング加工によってシールケース156の外側に向けて形成されている。フランジ163の内周面には、雌ねじが加工されている。
センサ付軸受装置150では、センサ162を芯金157,158の嵌め込み孔に嵌め込んでから、ボルト165をフランジ163の雌ねじにねじ込むことによって、センサ162がシールケース156に固定される。センサ162は、リード線166を通じて検出信号を外部に出力する。
また、従来のセンサ付軸受装置の他の一例として、封止インサートにセンサを固定したセンサ付軸受装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
図8に示すように、特許文献2に開示されたセンサ付軸受装置170は、軸受(不図示)の軌道輪(不図示)上に封止インサート171が圧接され、封止インサート171上に、加速度計デバイスを含んだセンサ本体172と、運動センサや回転センサを組み込んだセンサ本体173とが、異なる位置に搭載されている。センサ本体172,173は、ケーブル174を通じて、ハウジング175上に搭載された多ピン型コネクタ176に接続されている。
センサ付軸受装置170では、センサ172,173が軸受の負荷圏内に配されており、一方のセンサ172内には、回転軸に垂直な方向の振動を測定する加速度計と、回転軸の軸方向の振動を測定する加速度計とが設けられている。
特開2003−056557号公報(第3−4頁、図3) 特表2002−542973号公報(第6−8頁、図1)
ところで、上記特許文献1では、シールケース156が、プレス加工されており、材料に軟鉄が使用されているため、雌ねじの強度が低いという問題があった。そのため、ねじ締結部の締結強度が低く、鉄道車両の車軸軸受等のような大きな振動・衝撃が作用する場合には、ねじ締結部が緩んでセンサ162にがたつきを生ずる問題があった。
また、上記特許文献2では、センサ172が軸受の回転軸に垂直な振動を測定できるように配置されている。そのため、車軸フラット等の車軸の異常と軸受の剥離等の軸受異常の両方を検出するには、軸受の上部にセンサ172を配置する必要があるが、軸受の上部には台車が被さっているので、センサ取り付け用のスペースを充分確保することが難しく、取り付けが困難であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、センサをがたつきなく確実に固定でき、センサを内包するセンサ筐体を強固且つ軽量化でき、また、センサを所望のスペースに取り付けできる、センサ付軸受装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
(1) 軸受の外輪に取り付けられたシールケースと、該シールケース内に設けられたシール手段と、軸受装置の運転状態を検出するセンサと、該センサを固定するための雌ねじ部材と、を備えたセンサ付軸受装置であって、
前記雌ねじ部材が前記シールケースと前記シール手段との間に配置されたことを特徴とするセンサ付軸受装置。
(2) 前記雌ねじ部材には、少なくとも一つ以上の雌ねじが加工されていることを特徴とする(1)に記載のセンサ付軸受装置。
(3) 前記センサは、前記シールケースに固定され、
前記雌ねじ部材は、軸方向において前記シールケースと前記シール手段との間に配置されたことを特徴とする(1)又は(2)に記載のセンサ付軸受装置。
(4) 前記センサは、速度検出素子、温度検出素子、加速度検出素子の少なくとも一つを含むことを特徴とする(1)に記載のセンサ付軸受装置。
(5) 前記センサ付軸受装置は、鉄道車両用センサ付軸受装置であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
(6) 軸受装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、を備えたセンサ付軸受装置であって、
前記センサ筐体は、アルミニウム合金からなることを特徴とするセンサ付軸受装置。
(7) 前記センサ筐体は、軸受構成部品に取り付けられ、
前記センサ筐体と前記軸受構成部品間の取り付け面の隙間には、樹脂が充填されたことを特徴とする(6)に記載のセンサ付軸受装置。
(8) 前記アルミニウム合金は表面処理が施されたことを特徴とする(6)又は(7)に記載のセンサ付軸受装置。
(9) 前記センサ筐体は、軸受のシール部材に取り付けられたことを特徴とする(6)〜(8)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
(10) 前記検出素子は、速度検出素子、温度検出素子、振動検出素子の少なくとも一つを含むことを特徴とする(6)〜(9)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
(11) 軸受装置の振動を検出する振動検出素子を有するセンサを備えたセンサ付軸受装置であって、
前記振動検出素子は、軸方向の振動のみを検出することを特徴とするセンサ付軸受装置。
(12) 前記センサは、さらに速度検出素子と温度検出素子の少なくとも一方を有することを特徴とする(11)に記載のセンサ付軸受装置。
(13) 前記軸受装置は、軸受内部への異物侵入を防止するためのシール手段を備え、前記シール手段はラビリンスシールであることを特徴とする(6)〜(12)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
(14) 前記センサ付軸受装置は、鉄道車両用センサ付軸受装置であることを特徴とする(6)〜(13)のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
本発明のセンサ付軸受装置によれば、シールケースとシール手段との間に配置された雌ねじ部材を介してセンサが固定される。そのため、ねじ締結が緩んだとしても、シール手段により雌ねじ部材が軸受内部に入ってしまうことがなく、軸受の損傷を防止することができる。また、シールケースと別体に雌ねじ部材を設け、雌ねじ部材とセンサとによりシールケースを挟み込む構造としたので、ねじ締結の緩みを生ずることなく、センサを確実に固定することができる。
また、本発明のセンサ付軸受装置によれば、検出素子を内包するセンサ筐体は、アルミニウム合金からなる。そのため、アルミニウム合金からなるセンサ筐体はプラスチック製のものに比べて強固であるとともに鉄製のものに比べて軽量であり、センサ筐体が取り付けられる軸受構成部品に対する負担が低減される。また、熱伝導率が良好であることにより軸受温度を精度良く測定することができる。
また、本発明のセンサ付軸受装置によれば、振動検出素子は軸方向の振動のみを測定しているので、軸受の剥離等の異常振動を精度良く測定できるとともに、車軸の偏摩耗も精度良く測定することができる。また、軸方向の振動を測定しているので、センサの取付け位置(位相)を円周上の好きな場所に配することができる。
以下、本発明の各実施形態に係るセンサ付軸受装置を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態のセンサ付軸受装置を示す断面図である。図2は第1実施形態のセンサ付軸受装置におけるシールケースの側面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるセンサ付軸受装置10は、鉄道車両用センサ付軸受装置であり、車軸11が、図示しない車輪を支持固定した状態で、軸受箱12の内径側で、本発明の軸受である接触角を有する複列円すいころ軸受13により、回転自在に支持されている。
複列円すいころ軸受13には、種々部材の重量等によるラジアル荷重と任意のアキシアル荷重とが負荷される。複列円すいころ軸受13は、軸受箱12に内嵌され、円錐外面状に傾斜した一対の外輪軌道面14(片方の外輪軌道面は図示しない。)を内周面に有する単一の外輪15と、車軸11に外嵌され、円錐外面状に傾斜した内輪軌道面16(片方の内輪軌道面は図示しない。)を外周面に有する一対の内輪17(片方の内輪は図示しない。)を有する。
また、複列円すいころ軸受13は、外輪15の外輪軌道面14と内輪17の内輪軌道面16との間に複列で複数配置された円すいころ18と、円すいころ18を転動自在に保持する環状の保持器19(片方の保持器は図示しない。)とを有する。複列円すいころ軸受13の内部には、グリースや油等の潤滑剤が封入されている。
一対の内輪17間には、内輪間座20が配されており、内輪17の軸方向端部にも、内輪間座21が配されている。また、内輪間座21の端部には、センサの一部を構成するための円環状の速度検出用ギア部材22が車軸11に螺合固定されている。
外輪15の端部には、シールケース23が組付けられている。シールケース23は、軟鉄をプレス加工することにより薄肉に成形されており、外輪15側から内輪間座21に向かうに従って二段階に外径が小さくなるように円筒形状に形成されている。シールケース23は、外輪15側に配された一端部が、外輪15の内径面に形成された段部24に係止され、内輪間座21側に配されたフランジ部25は、径方向に延びて内輪間座21と非接触に対向している。
シールケース23には、フランジ部25の径方向の略中央部に二つのフランジ側挿通孔26(片方のフランジ側挿通孔は図示しない。)が形成されている。フランジ側挿通孔26から軸方向に延びるフランジ部25の円すいころ軸受13側には、センサ27を固定するための一対の雌ねじ部材28,28が、円周方向に離れて配されている(図2参照。)。雌ねじ部材28,28は、六角ナット形状に形成されており、中央にフランジ側挿通孔26と連通する雌ねじ29,29をそれぞれ備えている。即ち、雌ねじ部材28,28は、軸方向において、シールケース23と、シールケース23に内包された本発明のシール手段であるオイルシール30との間に配置されている。雌ねじ部材28,28は、シールケース23と比べて強度が高い材料からなる。なお、雌ねじ部材28,28は、例えば接着や溶接等の接合手段によってフランジ部25に固定しても良い。
オイルシール30は、隔板部材31とシール部材32とを備える。隔板部材31は、薄肉の金属製部材で断面L字形をなし、シールケース13の中間部分における内径部に嵌着されている。シール部材32では、金属製の芯金33に、主リップ34とダストリップ35を有する樹脂部材36が一体に成形され、隔板部材31の内径部に嵌着される。また、主リップ34の外周部には、主リップ34を内周側へ付勢するためのガータスプリング37が取り付けられている。主リップ34とダストリップ35とは、主リップ34が円すいころ軸受13側に、ダストリップ35が速度検出用ギア部材22側に配されるようにして内輪間座21の外周面に摺接しており、円錐ころ軸受13内部への異物の侵入や軸受内部からの潤滑剤の漏出を防止している。
センサ27は、速度検出素子、温度検出素子、加速度検出素子(振動検出素子)を内蔵しており、センサ付軸受装置10の運転状況を高精度で検出する。速度検出素子は、速度検出用ギア部材22に非接触で対向配置されており、車軸11に固定された速度検出用ギア部材22の回転を検出することで、車軸11の回転を計測して、例えばパルス状の電気信号を発生する。発生した電気信号は、制御回路(不図示)に送られて監視される。温度検出素子は、円すいころ18、外輪15、内輪16付近における雰囲気温度を常時測定して制御回路に与えることにより、潤滑剤切れ等による焼付きの発生を防止する。加速度検出素子は、円すいころ18、外輪15、内輪16に与えられた振動成分を電気信号に変換して制御回路に送ることにより、軸受の剥離、傷等の異常や、車輪の偏摩耗等の検出を行う。なお、加速度検出素子は、車軸11の軸方向及び径方向の振動成分を検出してもよいが、本発明のように接触角を有する軸受においては、軸方向の振動を検出するのが好ましい。なお、センサ27内部の構成は図示していないが、後述する第5実施形態のセンサ内部の構成が適用されてもよい。
センサ27の基台38には、フランジ側挿通孔26と、雌ねじ部材28,28の雌ねじ29,29とに対応したセンサ側挿通孔39(片方のセンサ側挿通孔は図示しない。)が形成されている。センサ27は、基台38のセンサ側挿通孔39から、フランジ側挿通孔26を通じてボルト40が挿通され、雌ねじ部材28,28の雌ねじ29,29にねじ込まれることによってシールケース23に固定されている。
上記のようにセンサ27を固定すると、雌ねじ部材28,28は軸方向においてシールケース23のフランジ部25とオイルシール30との間に配置されるので、例えば、大きな振動・衝撃が鉄道車両用センサ付軸受装置10に作用して、ボルト40,40と雌ねじ部材28,28とのねじ締結が緩んだとしても、オイルシール30により雌ねじ部材28,28が円すいころ軸受13内部に入ってしまうことがなく、円すいころ軸受13の損傷を防止することができる。
また、雌ねじ部材28,28は、強度の高い材料でシールケース23と別体に形成され、雌ねじ部材28,28とセンサ27とによりシールケース23のフランジ部25を挟み込む構造としたので、ねじの緩みを生ずることなく、センサ27を確実に固定することができる。
第1実施形態のセンサ付軸受装置10によれば、軸方向においてシールケース23とオイルシール30との間に配置された雌ねじ部材28,28を介してセンサ27がシールケース23に固定される。そのため、ねじ締結が緩んだとしても、雌ねじ部材28,28がオイルシール30により円すいころ軸受13内部に入ってしまうことがないので、円すいころ軸受13の損傷を防止することができる。また、シールケース23と別体に雌ねじ部材28,28を設け、雌ねじ部材28,28とセンサ27とによりシールケース23のフランジ部25を挟み込む構造としたので、ねじの緩みを生ずることなく、センサ27を確実に固定することができる。
また、雌ねじ部材28,28には、少なくとも一つ以上の雌ねじ29,29が加工されているため、センサ27の固定をボルト40等のねじ部品で締結することにより、がたつきのない、確実な固定を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のセンサ付軸受装置について図3を参照して説明する。図3は第2実施形態のセンサ付軸受装置に用いられるシールケースの側面図である。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図3に示すように、第2実施形態のセンサ付軸受装置50に用いられるシールケース51には、一対の雌ねじ部材52,52がフランジ部25にそれぞれ配されている。雌ねじ部材52,52は、それぞれ雌ねじ53,53を有して四角形の板状に形成されており、雌ねじ部材52,52の角部がシールケース23の内周面と当接して、シールケース23内で回転しないように固定されている。なお、雌ねじ部材52,52の形状は、四角形状に限らず、円弧形状や楕円形状の板状としても良い。
従って、雌ねじ部材52,52がシールケース23内で回転しないため、ボルト40とのねじ締結が緩むのを防止することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のセンサ付軸受装置について図4を参照して説明する。図4は第3実施形態のセンサ付軸受装置に用いられるシールケースの側面図である。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図4に示すように、第3実施形態のセンサ付軸受装置60に用いられるシールケース61には、一対の雌ねじ部材62,62がフランジ部25にそれぞれ固定されている。雌ねじ部材62,62は、それぞれ第1雌ねじ63と第2雌ねじ64とを有して円弧形状の板状に形成されている。第1雌ねじ63は、センサ固定用に用いられ、第2雌ねじ64は、雌ねじ部材62のシールケース61への固定用に用いられる。つまり、第2雌ねじ64を介して、ボルトやねじをねじ込むことにより、雌ねじ部材62をシールケース61のフランジ部25に固定してから、第1雌ねじ63を介してセンサ27(図1参照。)をフランジ部25に固定する。
従って、雌ねじ部材62は2つの雌ねじ63,64を有しているので、雌ねじ部材62は2箇所でシールケース61に固定され、雌ねじ部材62の回転を防止することができ、ボルト40とのねじ締結が緩むのを防止することができる。また、センサ27を取り外しても雌ねじ部材62は第2雌ねじ64に挿入されたボルト40によってシールケース23に取り付けられており、雌ねじ部材62,62の落下を防止することができ、作業性の向上を図ることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のセンサ付軸受装置について図5を参照して説明する。図5は第4実施形態のセンサ付軸受装置に用いられるシールケースの側面図である。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図5に示すように、第4実施形態のセンサ付軸受装置70に用いられるシールケース71には、円弧形状の板状に形成された単一の雌ねじ部材72に4個の雌ねじ73,73,73,73が加工されている。4個の雌ねじ73,73,73,73のうち、外側の2個の雌ねじ73,73を用いて、ボルトやねじをねじ込むことにより、雌ねじ部材72をフランジ部25に取り付け、内側の2個の雌ねじ73,73を用いてセンサ27(図1参照)をフランジ部25に固定する。
従って、雌ねじ部材72は4つの雌ねじ73,73,73,73を有しているので、雌ねじ部材72は4箇所でシールケース71に固定され、雌ねじ部材72の回転を防止することができ、ボルト40とのねじ締結が緩むのを防止することができる。また、雌ねじ部材72は単一構造であるため、材料の歩留まりが良好であるとともに、センサ27を取り外しても雌ねじ部材62は第2雌ねじ64に挿入された二本のボルト40によってシールケース23に取り付けられており、雌ねじ部材62,62の落下を防止することができ、作業性の向上を図ることができる。
その他の構成及び機能については、第1実施形態のものと同様である。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のセンサ付軸受装置について図6を参照して説明する。図6は第5実施形態のセンサ付軸受装置の断面図である。なお、第1実施形態と同一または同等部分については、同一の符号を付し、説明を省略或いは簡略化する。
図6に示すように、第5実施形態のセンサ付軸受装置80は、鉄道車両用センサ付軸受装置であり、車軸11が、図示しない車輪を支持固定した状態で、軸受箱12の内径側で、複列円すいころ軸受13により、回転自在に支持されている。
複列円すいころ軸受13は、第1実施形態と同様に、単一の外輪15、一対の内輪17、円すいころ18及び打ち抜き保持器19、内輪間座20、21を有している。外輪15は、軸受箱12にねじ込まれた回り止めねじ部材81によって回り止めされている。回り止めねじ部材81は、外輪15に設けためくら穴82に対して、軸受箱12にねじ止めして挿入している。なお、回り止めねじ部材81の先端は、回り止めねじ部材81のねじ部よりも小径(先細)としてねじ山を無くしているので、外輪15がクリープなどで回転してもねじ山がつぶれることが無い。
また、外輪15の端部には、軸受構成部品である鉄製のシール部材83が組付けられている。シール部材83には、径方向内方に延びるフランジ部84の先端部に、フランジ部84に対してほぼ90度に折曲されたシール板部85が形成されている。また、内輪17の軸端部に設けられた内輪間座21の外周面には、所定の隙間をもってシール板部85を囲むように形成されたシール凹部86が設けられている。従って、シール板部85を有するシール部材83とシール凹部86を有する内輪間座21は、円すいころ軸受13内部への異物侵入を防止するためのシール手段であるラビリンスシール87を構成する。
シール部材83は、フランジ部84にフランジ側挿通孔88(片方のフランジ側挿通孔は図示しない。)が形成されており、フランジ側挿通孔88から軸方向に延びるフランジ部84の円すいころ軸受13側に、センサ89を固定するための一対の雌ねじ部材90(片方の雌ねじ部材は図示しない。)が配されている。雌ねじ部材90には、フランジ側挿通孔88に連通する雌ねじ91(片方の雌ねじは図示しない。)がそれぞれ形成されている。
そして、シール部材83のフランジ部84にはセンサ筐体92が固定されている。センサ筺体92は、底部93にセンサ孔94が形成され、カバー95により密閉されている。センサ筐体92は、シール部材83のフランジ部84側の側板96に、フランジ側挿通孔88と雌ねじ部材90の雌ねじ91とに連通したセンサ側挿通孔97が形成されている。
センサ筐体92は A2017,A2024,A5056,A6061,A7075等のアルミニウム合金にアルマイト処理が施されたアルミニウム合金製のものからなる。アルミニウム合金製のセンサ筐体92は、プラスチック製のものに比べて機械的強度に優れており、鉄製のものに比べて軽量であるために、センサ筐体92が取り付けられるシール部材83に負担をかけることがなく、外部衝撃が作用したとしても、シール部材83が外輪15から外れにくくなり、シール部材83の機械的信頼性を向上させることができる。
また、センサ筐体92は軽量であることから、シール部材83の固有振動数の低下を低減できる。それにより、シール部材83単体での固有振動数からの変動が少なくなって、円すいころ軸受13の振動状態を精度良く測定することができる。さらに、アルミニウム合金製のセンサ筐体92は、プラスチック製のものに比べて、熱伝導率が良好なので、軸受温度の測定を精度良く行うことができる。また、センサ筐体92は、アルミニウム合金にアルマイト処理等の表面処理が施されているために、アルミニウムの防食性をさらに高めることができる。なお、表面処理はアルマイト処理以外の通常のメッキ処理等でも良いが、アルマイト処理等の陽極酸化処理を用いた表面処理の方が被膜特性が優れている。
センサ筐体92とフランジ部84との間の隙間には、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂98が充填されている。即ち、鉄製のシール部材83とアルミニウム合金製のセンサ筐体92間の取付け面の隙間部分に樹脂98が充填されることで、取付け部の隙間部分に水分が浸入せずに、アルミニウムと鉄の基準電位の差に基づくアルミニウム合金の溶出が生じない。その結果、センサ89の耐久性を高めることができる。
センサ筐体92は、側板96のセンサ側挿通孔97から、フランジ側挿通孔88を通じてボルト99(片方のボルトは図示しない。)が挿通され、雌ねじ部材90の雌ねじ91にねじ込まれることで、雌ねじ部材90とセンサ筐体92とによりシール部材83のフランジ部84を挟み込むようにしてセンサ筐体92をシール部材83に固定している。なお、本実施形態の雌ねじ部材90は、第1乃至第4実施形態の雌ねじ部材28,52,62,72のいずれかであってよい。
センサ筐体92内には、速度検出素子100と、温度検出素子101と、振動検出素子102とが基板103に固定されている。
速度検出素子100は、速度検出用ギア部材22に非接触にして、センサ筐体92のセンサ孔94内に配されており、車軸11に固定された速度検出用ギア部材22の回転を検出することによって車軸11の回転を計測しており、例えばパルス状の電気信号を発生し、発生した電気信号を制御回路により監視する。なお、回転方向を測定する場合は、1個のセンサ筐体92内に速度信号パルスが約90度位相になる位置に速度検出素子100を2個配置するとよい。また、速度検出素子100を1個有したセンサ筐体を2個取り付けても同様の効果を得ることができる。この際、前記の構成と同じように、速度信号のパルスが約90度位相になるように2個のセンサ筐体を配置するのがよい。
また、大部分の使用目的が回転速度の測定だけでよく、一部の軸受のみ回転方向を測定する必要がある場合は、速度検出素子100を1個有するセンサ筐体のみを製作しておき、回転方向の測定が必要な軸受にのみセンサ筐体を2個取り付けることで回転速度と回転方向の測定が可能である。そうすれば、製作するセンサの種類を増やす必要がなく、低コスト化を実現できる。
温度検出素子101は、センサ筐体92の円すいころ軸受13に近い、シール部材83側に配されており、シール部材83を介して伝達される円すいころ軸受内部の雰囲気温度を常時測定して制御回路に与える。このとき、シール手段として、非接触のシールであるラビリンスシールを用いているため、発熱がなく、円すいころ軸受13の発熱を精度良く測定することができる。また、センサ筐体92をアルミニウム合金で構成すると共に、温度検出素子101を他の検出素子よりシール部材側に配しているので、シール部材83の温度をより正確に測定できる。また、センサ筐体92と、フランジ部84との間に熱伝導性の良いシリコン樹脂等を充填すると、さらに精度良く温度を測定できる。
振動検出素子102は、軸方向の振動を検出するセンサであり、円すいころ18、外輪15、内輪17に与えられた振動成分を電気信号に変換して制御回路に送る。振動検出素子102は、軸方向の振動のみを測定しているので、円すいころ軸受13の剥離等の異常振動を精度良く測定できるとともに、車軸11の偏摩耗も精度良く測定することができる。また、取付け位置(位相)は円周上の任意の場所に設定することができる。
なお、ラジアル方向の振動を測定して剥離等の軸受の異常を検知する場合は、振動検出素子を異常発生部位のすぐ近傍に配置しないと剥離による振動を正確に測定することができない。そのため、ラジアル方向の振動を検出する場合には、剥離が最も発生しやすい負荷圏近傍に振動検出素子を配置する必要がある。しかしながら、鉄道車両用車軸軸受の場合は、負荷圏が軸受の上側(台車側)にあるため、台車等が妨げとなり、センサを配置するスペースが取れない場合がある。また、振動検出素子を取り付けた場所から離れた部位に剥離等の異常が発生した場合は、その異常振動を正確に測定することができなかった。
それに対して、本発明の場合は、接触角を有する軸受において、ラジアル方向の振動の発生に伴って接触角の分力として発生する軸方向の振動成分を測定する。この軸方向成分は、円周方向のどの部位でもラジアル方向の振動に比べてほぼ等しい値になるため、振動検出素子をどこに配置しても、ラジアル方向の振動を検出する場合に比べ、異常振動を正確に検出することができる。また、剥離等の異常が軸受のどこに発生したとしてもその異常振動を正確に測定することができる。
即ち、円すいころ軸受13は接触角を有するので、ラジアル方向の振動が発生すると、その接触角の分力によって軸方向の振動が発生する。この軸方向の振動は、円周方向全面でほぼ同じ値となるため、センサ筐体92を外輪15端面のどの円周方向位置に配置しても、円すいころ軸受13の剥離や、車軸11のフラットを正確に測定することができる。なお、円すいころ軸受13の代わりに、予圧を与えた組み合わせ玉軸受でも同様の効果を得ることができる。
尚、センサ筐体92からは、速度検出素子100,温度検出素子101,振動検出素子102から出力された測定信号を外部に伝送するためにケーブル(不図示)が引き出されているが、外輪15に回り止めが施されていることにより、外輪15のクリープが防止されているので、ケーブルを破断することが無くなり、センサ付軸受装置80の信頼性を向上できる。
第5実施形態のセンサ付軸受装置80によれば、速度検出素子100,温度検出素子101,振動検出素子102を内包するセンサ筐体92が、アルミニウム合金からなる。そのため、アルミニウム合金からなるセンサ筐体92がプラスチック製のものに比べて強固であるとともに鉄製のものに比べて軽量であり、センサ筐体92が取り付けられるシール部材83に対する負担が低減される。また、熱伝導率が良好であることにより軸受温度を精度良く測定することができる。さらに、センサ筐体92は、円すいころ軸受13のシール部材83に取り付けられているので、軸受雰囲気に近い位置で計測を行え、リアルタイムな監視を実行することができる。
また、センサ筐体92はシール部材83に取り付けられ、センサ筐体92とシール部材83との間の取り付け面の隙間に、樹脂98が充填されているため、取付け部の隙間部分に水分が浸入せずに、アルミニウムと鉄の基準電位の差に基づくアルミニウム合金の溶出が生じないので、センサ89の耐久性を高めることができる。また、アルミニウム合金にアルマイト処理等の表面処理が施されているため、アルミニウムの防食性をさらに高めることができる。なお、アルマイト処理等の表面処理だけでも防食効果はあるが、隙間に樹脂を充填すると水分の侵入が無くなるのでさらに好ましい。
また、振動検出素子102は軸方向の振動のみを測定しているので、円すいころ軸受13の剥離等の異常振動を精度良く測定できるとともに、車軸11の偏摩耗も精度良く測定することができる。また、軸方向の振動を測定しているので、センサ89の取付け位置(位相)を円周上の好きな場所に配することができる。すなわち、ラジアル方向の振動を測定する場合は、振動検出素子から離れた部位に剥離等が発生した場合は、その異常を検出することが困難であるが、軸方向の振動は、円周状のどの位置でもほぼ同一である。
また、軸受装置80は、軸受内部への異物侵入を防止するためのシール手段87を備え、シール手段87はラビリンスシールであるため、温度検出素子101による計測に際し、発熱がなく、円すいころ軸受13の発熱を精度良く測定することができる。
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、軸受は、複列円すいころ軸受に限らず、その他、複列深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円筒ころ軸受、等の各種転がり軸受を適用しても良い。
また、センサに内蔵される検出素子は特に限定されず、軸受装置の運転状況を高い精度で監視する上で、速度検出素子、温度検出素子、加速度検出素子の少なくとも一つを含んでいることが望ましい。
本発明に係る第1実施形態のセンサ付軸受装置を示す断面図である。 図1に示したセンサ付軸受装置におけるシールケースの側面図である。 第2実施形態のセンサ付軸受装置におけるシールケースの側面図である。 第3実施形態のセンサ付軸受装置におけるシールケースの側面図である。 第4実施形態のセンサ付軸受装置におけるシールケースの側面図である。 本発明に係る第5実施形態のセンサ付軸受装置を示す断面図である。 従来のセンサ付軸受装置の断面図である。 図7とは異なる従来のセンサ付軸受装置の外観図である。
符号の説明
10,50,60,70,80 センサ付軸受装置
13 円すいころ軸受(軸受)
15 外輪
23,51,61,71 シールケース
27,89 センサ
28,52,62,72,95 雌ねじ部材
29,53,73,96 雌ねじ
30 オイルシール(シール手段)
63,64 第1雌ねじ,第2雌ねじ(雌ねじ)
83 シール部材(軸受構成部品)
87 ラビリンスシール(シール手段)
92 センサ筐体
98 樹脂
100 速度検出素子
101 温度検出素子
102 振動検出素子(加速度検出素子)

Claims (14)

  1. 軸受の外輪に取り付けられたシールケースと、該シールケース内に設けられたシール手段と、軸受装置の運転状態を検出するセンサと、該センサを固定するための雌ねじ部材と、を備えたセンサ付軸受装置であって、
    前記雌ねじ部材が前記シールケースと前記シール手段との間に配置されたことを特徴とするセンサ付軸受装置。
  2. 前記雌ねじ部材には、少なくとも一つ以上の雌ねじが加工されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ付軸受装置。
  3. 前記センサは、前記シールケースに固定され、
    前記雌ねじ部材は、軸方向において前記シールケースと前記シール手段との間に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ付軸受装置。
  4. 前記センサは、速度検出素子、温度検出素子、加速度検出素子の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサ付軸受装置。
  5. 前記センサ付軸受装置は、鉄道車両用センサ付軸受装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  6. 軸受装置の運転状態を検出する少なくとも一つの検出素子と、前記検出素子を内包するセンサ筐体と、を備えたセンサ付軸受装置であって、
    前記センサ筐体は、アルミニウム合金からなることを特徴とするセンサ付軸受装置。
  7. 前記センサ筐体は、軸受構成部品に取り付けられ、
    前記センサ筐体と前記軸受構成部品間の取り付け面の隙間には、樹脂が充填されたことを特徴とする請求項6に記載のセンサ付軸受装置。
  8. 前記アルミニウム合金は表面処理が施されたことを特徴とする請求項6又は7に記載のセンサ付軸受装置。
  9. 前記センサ筐体は、軸受のシール部材に取り付けられたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  10. 前記検出素子は、速度検出素子、温度検出素子、振動検出素子の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  11. 軸受装置の振動を検出する振動検出素子を有するセンサを備えたセンサ付軸受装置であって、
    前記振動検出素子は、軸方向の振動のみを検出することを特徴とするセンサ付軸受装置。
  12. 前記センサは、さらに速度検出素子と温度検出素子の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項11に記載のセンサ付軸受装置。
  13. 前記軸受装置は、軸受内部への異物侵入を防止するためのシール手段を備え、前記シール手段はラビリンスシールであることを特徴とする請求項6〜12のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
  14. 前記センサ付軸受装置は、鉄道車両用センサ付軸受装置であることを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載のセンサ付軸受装置。
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