JP2005207136A - プレキャストセグメント橋の架設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレキャストセグメント橋を張出し架設工法により架設する際の作業効率を高める。
【解決手段】 橋脚20上に柱頭部セグメント12を設置した後、この柱頭部セグメントから橋軸方向に複数の径間部セグメント14を張出し架設することにより主桁の架設を行う。柱頭部セグメント12を設置する際、1対のサブセグメント12S1、12S2を、橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキ118を介して橋脚上に仮設置するとともに、これら各サブセグメントの高さおよび方向を各ジャッキを用いて調整した後、両サブセグメント間の調整目地にコンクリートC1を打設して両サブセグメントを一体化させる。これにより、柱頭部セグメント12を、従来の基準セグメントとしての機能をも有するものとし、従来のように基準セグメントを設置することを必要とせずに、各径間部セグメントを柱頭部セグメントから直接張出し架設可能とする。
【選択図】 図7

Description

本願発明は、プレキャストセグメント橋の架設方法に関するものであり、特にこれを張出し架設工法により架設する方法に関するものである。
従来より、複数のプレキャストセグメントが橋軸方向に連結配置されてなる主桁構造を有するプレキャストセグメント橋が知られており、その架設工法の1つとして張出し架設工法が知られている。
この張出し架設工法においては、例えば「特許文献1」に記載されているように、橋脚上に柱頭部セグメントを設置した後、この柱頭部セグメントから橋軸方向に複数の径間部セグメントを張出し架設することにより主桁の架設を行うようになっている。
特開平8−144224号公報
この張出し架設工法においては、柱頭部セグメントを設置した後、複数の径間部セグメントのうち柱頭部セグメントに隣接する基準セグメントを設置して初めて、他の径間部セグメントを張出し架設することが可能となる。
その際、基準セグメントの設置は、この基準セグメントと柱頭部セグメントとの間に調整目地を確保しつつ、その高さおよび方向を調整するようにして行われるようになっている。具体的には、基準セグメントをクレーンで吊った状態で、その姿勢調整を行った後、調整目地型枠を設置して、その調整目地にコンクリートを打設することにより、基準セグメントの設置が行われるようになっている。
このような従来の張出し架設工法においては、基準セグメントの設置に多くの工数が必要となるので、架設作業の作業効率を高めることができない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プレキャストセグメント橋を張出し架設工法により架設するようにした場合において、架設作業の作業効率を高めることができるプレキャストセグメント橋の架設方法を提供することを目的とするものである。
本願発明は、柱頭部セグメントに基準セグメントとしての機能も持たせるようにすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係るプレキャストセグメント橋の架設方法は、
橋脚上に柱頭部セグメントを設置した後、この柱頭部セグメントから橋軸方向に複数の径間部セグメントを張出し架設することにより主桁の架設を行う、プレキャストセグメント橋の架設方法において、
上記柱頭部セグメントを設置する際、1対のサブセグメントを、橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキを介して上記橋脚上に仮設置するとともに、これら各サブセグメントの高さおよび方向を上記各ジャッキを用いて調整した後、これら両サブセグメント間の調整目地にコンクリートを打設して上記両サブセグメントを一体化させる、ことを特徴とするものである。
上記1対の「サブセグメント」は、これらを橋軸方向に所定間隔をおいて設置した状態で、両者間の調整目地にコンクリートを打設することにより一体化させ得るように構成されたものであれば、その調整目地の配置や間隔あるいは各サブセグメントの具体的形状等は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係るプレキャストセグメント橋の架設方法は、橋脚上に柱頭部セグメントを設置した後、この柱頭部セグメントから橋軸方向に複数の径間部セグメントを張出し架設することにより主桁の架設を行うようになっているが、その柱頭部セグメントを設置する際、1対のサブセグメントを、橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキを介して橋脚上に仮設置するとともに、これら各サブセグメントの高さおよび方向を各ジャッキを用いて調整した後、両サブセグメント間の調整目地にコンクリートを打設して両サブセグメントを一体化させるようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、柱頭部セグメントは、その1対のサブセグメントの姿勢調整が行われた状態で橋脚上に設置されることとなるので、従来の基準セグメントとしての機能をも有するものとなっている。このため、従来のように基準セグメントを設置することを必要とせずに、各径間部セグメントを柱頭部セグメントから直接張出し架設することが可能となる。
したがって本願発明によれば、プレキャストセグメント橋を張出し架設工法により架設するようにした場合において、架設作業の作業効率を高めることができる。
上記構成において、1対のサブセグメントを、各々隔壁を有する箱桁状のセグメントとして形成しておき、両サブセグメントを一体化する際、その隔壁相互間に複数のPC鋼材を配置して緊張するようにすれば、両サブセグメントを位置決めした状態で一体化させることができ、これにより柱頭部セグメントの設置精度を高めることができる。
さらに、これら複数のPC鋼材を緊張状態に維持した状態で、両隔壁間にコンクリートを打設するようにすれば、打設時の側圧によって両サブセグメントが不用意に動いてしまわないようにした上で、両サブセグメントを強固に一体化させることができる。
また上記構成において、柱頭部セグメントの設置および各径間部セグメントの張出し架設を、架設途中の主桁上に設置されたガーダを用いて行うようにすれば、クレーンヤードを確保することができないような架設環境下においても、容易に架設作業を行うことができ、しかも、材料運搬に架設済みの主桁橋面を利用することができるので、架設ヤードの小規模化を図ることができる。
さらに上記構成において、柱頭部セグメントの設置を、その後方側に隣接する設置済みの柱頭部セグメントからの各径間部セグメントの張出し架設と並行して行うようにすれば、架設作業の作業効率を一層高めることができる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1および2は、本願発明の一実施形態に係るプレキャストセグメント橋の架設方法の概要を示す側面図であり、図3は、その架設対象となるプレキャストセグメント橋を、その主桁の架設が完了した状態で示す要部側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る架設方法の適用対象となるプレキャストセグメント橋は多径間連続橋であって、その主桁10は、各橋脚20上に位置する柱頭部セグメント12と各径間部に位置する複数の径間部セグメント14とが橋軸方向に連結配置されてなる構造を有している。
各径間部セグメント14は、両側上端縁に張出し床版部14aを有する箱桁状のセグメント本体14Aと、このセグメント本体の両側上端縁から橋軸直交方向両側へ突出する1対の張出しリブ14Bと、これら1対の張出しリブ14Bを支持する1対のストラット14Cとからなっている。
一方、各柱頭部セグメント12は、各径間部セグメント14のセグメント本体14Aよりも橋軸方向の幅および橋軸直交方向の幅がやや広い値に設定された箱桁状のセグメント本体12Aと、このセグメント本体12Aの両側上端縁から橋軸方向に所定間隔をおいて橋軸直交方向両側へ突出する2対の張出しリブ12Bと、これら2対の張出しリブ12Bを支持する2対のストラット12Cとからなっている。その際、セグメント本体12Aは、橋軸方向に所定間隔をおいて配置された1対のサブセグメント12S1、12S2が、両者間の調整目地にコンクリートC1を打設することにより一体化されている。その際、調整目地の幅は500mm程度の値に設定されている。
そして、この主桁10は、その各柱頭部セグメント12において各橋脚20の上端面に左右1対の支承22を介して設置されている。
本実施形態においては、図1および2に示すように、架設途中の主桁10上に設置された橋軸方向に延びるガーダ100を用いて、橋脚20上に柱頭部セグメント12を設置した後、この柱頭部セグメント12から橋軸方向両側に複数の径間部セグメント14を張出し架設することにより、主桁10の架設を行うようになっている。
図1および2は、プレキャストセグメント橋の橋軸方向後端部からn−1番目の橋脚20(n−1)の前方径間途中まで主桁10の架設が完了した状態において、n+1番目の橋脚20(n+1)の位置において柱頭部セグメント12の設置を行うとともに、その後方側に隣接するn番目の橋脚20(n)の位置において、該橋脚20に設置された柱頭部セグメント12からその橋軸方向両側に複数の径間部セグメント14を張出し架設する様子を示している。
図4は、橋脚20(n+1)の位置において柱頭部セグメント12を設置する工程の一部を示す側面図であり、図5〜8は、その設置工程を詳細に示す斜視図である。
以下、主桁10の架設工程について詳細に説明する。
まず、図1(a)に示すように、橋脚20(n)上に設置された柱頭部セグメント12に、駆動装置を装備した移動支柱102を設置しておくとともに、その後方側に隣接するn−1番目の橋脚20(n−1)上に設置された柱頭部セグメント12に、駆動装置を装備した移動支柱104を設置しておき、これら両移動支柱102、104により、ガーダ100を橋軸方向に移動可能に支持するようにしておく。
このガーダ100の前端部には固定支柱106を取り付けておき、その後方にはノーズ式門型クレーン108および門型クレーン110を各々橋軸方向に移動可能に設置しておき、さらに、橋脚20(n)の前後両側の各径間には移動足場112、114を設けておく。また、途中まで架設が完了した主桁10における橋脚20(n−1)の前方近傍部位には、駆動装置を装備していないローラ支柱116を設置しておく。
そして、このガーダ100を橋軸方向前方へ移動させて、図1(a)、図4(a)および図5(a)に示すように、固定支柱106を橋脚20(n+1)上に設置する。
次に、図1(b)に示すように、橋脚20(n+1)の位置においては、ノーズ式門型クレーン108により、1対の支承22を1個ずつ橋脚20上まで運搬し、図5(a)に示すように、橋脚20上に左右対称配置で設置する。そして、図5(b)に示すように、これら1対の支承22上に、固定支柱106の水平方向の補強を図るための1対のアウトリガー106aを設置するとともに、各支承22の橋軸方向両側に、柱頭部セグメント12を支持するための4つのジャッキ118を1対ずつ設置する。
そして、図1(b)および図4(b)、(c)に示すように、ノーズ式門型クレーン108により、柱頭部セグメント12を構成する1対のサブセグメント12S1、12S2を、1個ずつ橋脚20(n+1)の位置まで運搬して、これらを橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキ118を介して橋脚20上に仮設置するとともに、これら各サブセグメント12S1、12S2の高さおよび方向を各ジャッキ118を用いて調整する。
これら各サブセグメント12S1、12S2は、図6(c)、(d)に示すように、各々隔壁12aが形成された構成としておき、これら各隔壁12aには外ケーブルの定着体を埋め込んでおく。また、これら各サブセグメント12S1、12S2は、平面視において略コ字状に形成された構成としておき、その両側壁部の橋軸方向端面を互いに対向させるようにして配置する。なお、図6(d)においてサブセグメント12S2の橋軸方向端面に2点鎖線で示す輪郭は、該サブセグメント12S2に隣接して配置される径間部セグメント14のセグメント本体14Aの外形形状である。
そして、これら各サブセグメント12S1、12S2の姿勢調整が完了した時点で、両サブセグメント12S1、12S2の隔壁12a同士をサポート等で突っ張り、この状態で両隔壁12a相互間に複数のPC鋼材(例えばPC鋼棒)16を配置して緊張する。
一方、図1(b)に示すように、橋脚20(n)の位置においては、ノーズ式門型クレーン108および門型クレーン110により、該橋脚20に設置された柱頭部セグメント12からその橋軸方向両側に複数の径間部セグメント14を順次張出し架設する。
なお、各サブセグメント12S1、12S2および各径間部セグメント14は、途中まで架設が完了した主桁10の橋面上を使用して、運搬台車120により吊り込み位置まで運搬する。
次に、図2(c)および図7(e)に示すように、橋脚20(n+1)の位置においては、該橋脚20上に設置された1対のサブセグメント12S1、12S2間の調整目地にコンクリートC1を打設して、両サブセグメント12S1、12S2を一体化させる。このコンクリートC1は、両サブセグメント12S1、12Sと同等の強度を有するコンクリートを用いる。
そして、図7(f)に示すように、打設されたコンクリートC1を硬化させた後、突っ張りサポートを撤去することにより、柱頭部セグメント12の設置を半ば完了させる。その後、図8(g)に示すように、柱頭部セグメント12の上に左右1対の受け梁122を設置して、橋脚20(n+1)上で支持していた固定支柱106を両受け梁122の上に盛り替える。
一方、図2(c)に示すように、橋脚20(n)の位置においては、ノーズ式門型クレーン108および門型クレーン110により、各径間部セグメント14の張出し架設を継続して行う。
次に、図2(d)および図8(h)に示すように、橋脚20(n+1)の位置においては、両サブセグメント12S1、12S2の隔壁12aの間において、横桁の配筋、PC鋼材の組立を行った後、両隔壁12aの間に充填用のコンクリートC2を打設して、柱頭部セグメント12の設置を完了させる。このコンクリートC2は、水和熱の発熱量を抑えた配合のコンクリートを使用する。
一方、橋脚20(n)の位置においては、複数の径間部セグメント14の張出し架設を完了させた後、その張出し架設部分の後端部と途中まで架設が完了した主桁10の前端部との閉合目地部に、型枠を配置するとともに鉄筋を組み立ててコンクリートを打設する。このコンクリートの強度発現後、橋脚20(n)と橋脚20(n−1)との間の部分に外ケーブルの挿入および緊張を行い、主桁10として一体化させる。その後、橋脚20(n)の位置に設置された柱頭部セグメント12に配置緊張しておいた複数のPC鋼材16を撤去する。
以上のようにして、橋脚20(n+1)の位置における柱頭部セグメント12の設置と、橋脚20(n)の位置における各径間部セグメント14の張出し架設とを並行して行い、1支間長分の施工が完了したら、橋脚20(n−1)の位置では、移動支柱104からローラ支柱116にガーダ100の荷重を受け替えて、移動支柱104を橋脚20(n+1)の位置に移設する。この移設後、橋脚20(n+1)の位置では、固定支柱106から移動支柱104にガーダ100の荷重を受け替える。このとき、ガーダ100は移動支柱104と移動支柱102とで支持された状態となるが、この状態でガーダ100を1支間長分だけ前方へ移動させ、次の1支間長分の施工を行う。
以上詳述したように、本実施形態に係るプレキャストセグメント橋の架設方法は、橋脚20上に柱頭部セグメント12を設置した後、この柱頭部セグメント12から橋軸方向に複数の径間部セグメント14を張出し架設することにより主桁の架設を行うようになっているが、その柱頭部セグメント12を設置する際、1対のサブセグメント12S1、12S2を、橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキ118を介して橋脚20上に仮設置するとともに、これら各サブセグメント12S1、12S2の高さおよび方向を各ジャッキ118を用いて調整した後、両サブセグメント12S1、12S2間の調整目地にコンクリートC1を打設して両サブセグメント12S1、12S2を一体化させるようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、柱頭部セグメント12は、その1対のサブセグメント12S1、12S2の姿勢調整が行われた状態で橋脚20上に設置されることとなるので、従来の基準セグメントとしての機能をも有するものとなっている。このため、従来のように基準セグメントを設置することを必要とせずに、各径間部セグメント14を柱頭部セグメント12から直接張出し架設することが可能となる。
したがって本実施形態によれば、プレキャストセグメント橋を張出し架設工法により架設するようにした場合において、架設作業の作業効率を高めることができる。
しかも本実施形態においては、1対のサブセグメント12S1、12S2を、各々隔壁12aを有する箱桁状のセグメントとして形成しておき、両サブセグメント12S1、12S2を一体化する際、その隔壁12a相互間に複数のPC鋼材16を配置して緊張するようになっているので、両サブセグメント12S1、12S2を位置決めした状態で一体化させることができ、これにより柱頭部セグメント12の設置精度を高めることができる。
さらに、これら複数のPC鋼材16を緊張状態に維持した状態で、両隔壁12a間にコンクリートC2を打設するようになっているので、打設時の側圧によって両サブセグメント12S1、12S2が不用意に動いてしまわないようにした上で、両サブセグメント12S1、12S2を強固に一体化させることができる。
また本実施形態においては、柱頭部セグメント12の設置および各径間部セグメント14の張出し架設を、架設途中の主桁10上に設置されたガーダ100を用いて行うようになっているので、クレーンヤードを確保することができないような架設環境下においても、容易に架設作業を行うことができ、しかも、材料運搬に架設済みの主桁10の橋面を利用することができるので、架設ヤードの小規模化を図ることができる。
さらに本実施形態においては、柱頭部セグメント12の設置を、その後方側に隣接する設置済みの柱頭部セグメント12からの各径間部セグメント14の張出し架設と並行して行うようになっているので、架設作業の作業効率を一層高めることができる。
上記実施形態においては、橋脚20(n+1)の位置における柱頭部セグメント12の設置と、橋脚20(n)の位置における各径間部セグメント14の張出し架設とを並行して行う場合について説明したが、他の橋脚20の位置に関しても、上記実施形態と同様にして架設作業を行うようにすれば、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本願発明の一実施形態に係るプレキャストセグメント橋の架設方法の概要を示す側面図(その1) 上記架設方法の概要を示す側面図(その2) 上記実施形態の架設対象となるプレキャストセグメント橋を、その主桁の架設が完了した状態で示す要部側面図 上記架設方法において、所定の橋脚の位置における柱頭部セグメントの設置工程の一部を示す側面図 上記柱頭部セグメントの設置工程を詳細に示す斜視図(その1) 上記柱頭部セグメントの設置工程を詳細に示す斜視図(その2) 上記柱頭部セグメントの設置工程を詳細に示す斜視図(その3) 上記柱頭部セグメントの設置工程を詳細に示す斜視図(その4)
符号の説明
10 主桁
12 柱頭部セグメント
12A、14A セグメント本体
12B、14B 張出しリブ
12C、14C ストラット
12S1、12S2 サブセグメント
12a 隔壁
14 径間部セグメント
14a 張出し床版部
16 PC鋼材
20、20(n−1)、20(n)、20(n+1) 橋脚
22 支承
100 ガーダ
102、104 移動支柱
106 固定支柱
106a アウトリガー
108 ノーズ式門型クレーン
110 門型クレーン
112、114 移動足場
116 ローラ支柱
118 ジャッキ
120 運搬台車
122 受け梁
C1、C2 コンクリート

Claims (5)

  1. 橋脚上に柱頭部セグメントを設置した後、この柱頭部セグメントから橋軸方向に複数の径間部セグメントを張出し架設することにより主桁の架設を行う、プレキャストセグメント橋の架設方法において、
    上記柱頭部セグメントを設置する際、1対のサブセグメントを、橋軸方向に所定間隔をおいて各々ジャッキを介して上記橋脚上に仮設置するとともに、これら各サブセグメントの高さおよび方向を上記各ジャッキを用いて調整した後、これら両サブセグメント間の調整目地にコンクリートを打設して上記両サブセグメントを一体化させる、ことを特徴とするプレキャストセグメント橋の架設方法。
  2. 上記1対のサブセグメントを、各々隔壁を有する箱桁状のセグメントとして形成しておき、
    上記両サブセグメントを一体化する際、これら両サブセグメントの隔壁相互間に複数のPC鋼材を配置して緊張する、ことを特徴とする請求項1記載のプレキャストセグメント橋の架設方法。
  3. 上記両サブセグメントを一体化した後、これら両サブセグメントの隔壁相互間にコンクリートを打設する、ことを特徴とする請求項2記載のプレキャストセグメント橋の架設方法。
  4. 上記柱頭部セグメントの設置および上記各径間部セグメントの張出し架設を、架設途中の主桁上に設置されたガーダを用いて行う、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のプレキャストセグメント橋の架設方法。
  5. 上記柱頭部セグメントの設置を、この柱頭部セグメントの後方側に隣接する設置済みの柱頭部セグメントからの各径間部セグメントの張出し架設と並行して行う、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のプレキャストセグメント橋の架設方法。
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