JP2005206475A - 頭皮頭髪用組成物 - Google Patents

頭皮頭髪用組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005206475A
JP2005206475A JP2004012082A JP2004012082A JP2005206475A JP 2005206475 A JP2005206475 A JP 2005206475A JP 2004012082 A JP2004012082 A JP 2004012082A JP 2004012082 A JP2004012082 A JP 2004012082A JP 2005206475 A JP2005206475 A JP 2005206475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
hair
composition
scalp
poe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004012082A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Omori
隆司 大森
Toshisuke Takeda
俊祐 武田
Yoshiharu Tsuji
善春 辻
Hiroyuki Kaneki
宏之 鹿子木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2004012082A priority Critical patent/JP2005206475A/ja
Publication of JP2005206475A publication Critical patent/JP2005206475A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】優れた養毛効果、脱毛防止効果及びフケ・カユミ防止効果を有し、且つ安全性及び使用感に優れた頭皮頭髪用組成物を提供する。
【解決手段】 下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体と、
血行促進剤及び/又はテストステロン5αレダクターゼ阻害剤とを含有する頭皮頭髪用組成物。
(化1)
O−[(AO)(EO)]−R (I)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、1≦m≦70、1≦n≦70である。AO基とEO基の合計に対するEO基の割合は20〜80質量%である。AO基とEO基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)

Description

本発明は頭皮頭髪用組成物、特にアルキレンオキシド誘導体を含む頭皮頭髪用組成物に関する。
頭皮や頭髪における様々なトラブルは、高齢化社会を迎えた今日では社会的ストレスの増大も伴って増加しつつあり、様々なトラブルに対応した製品の需要が急増している。
一般に、頭部の禿や脱毛、毛の細り、頭皮のフケやカユミ等の原因としては、毛根の皮脂腺等の器官における男性ホルモンの活性化、過剰な皮脂分泌、過酸化脂質の生成、及び毛包への血流量の低下等が挙げられる。
特に男性型(壮年性)脱毛症の主な原因として、テストステロン等の男性ホルモンの影響が挙げられる。テストステロンは毛細血管を通って毛乳頭に運ばれると、酵素5αリダクターゼにより5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)に変換される。この5α-DHTはアンドロゲン受容体と結合し、毛嚢細胞のタンパク質の合成を遅らせ、毛嚢の成長期を短くするため、通常のヘアサイクルより短い期間で髪が抜け落ちる。
従来、様々な頭皮頭髪状態に対応した製品が毛髪化粧料、育毛剤等として開発されており、例えば、ビタミンB、ビタミンE等のビタミン類;セリン、メチオニン等のアミノ酸類;センブリエキス、アセチルコリン誘導体等の血行促進剤;紫根エキス等の抗炎症剤;エストラジオール等の女性用ホルモン剤;セファランチン等の皮膚機能亢進剤等が配合され、禿や脱毛、髪の細りの予防や改善に用いられている(例えば特許文献1、2等)。
特開2002−173449号公報 特開2003−026546号公報
しかしながら、従来の技術においては、頭皮や頭髪に対する効果が十分であるとは言えなかった。また、効果を上げようとして上記成分を多量に配合すると、使用感触が悪化したり、また希に成分によっては、使用部分及びその周辺に不快な刺激感や発赤を伴うことがあった。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は優れた養毛効果、脱毛防止効果、及びフケ・カユミ防止効果を有し、且つ安全性及び使用感に優れた頭皮頭髪用組成物を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明者等が鋭意検討を行なった結果、血行促進剤あるいはテストステロン5αレダクターゼ阻害剤と、特定構造のアルキレンオキシド誘導体とを併用することにより、頭皮・頭髪へ優れた効果を発揮し、さらに安全性及び使用感触に優れた組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる頭皮頭髪用組成物は、下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体と、
血行促進剤及び/又はテストステロン5αレダクターゼ阻害剤とを含有することを特徴とする。
(化1)
O−[(AO)(EO)]−R (I)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
前記化学式(I)に示されるアルキレンオキシド誘導体のオキシアルキレン基とオキシエチレン基は、ランダム状に付加していることが好適である。
本発明において、前記血行促進剤は、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸β−ブトキシエステル、ミノキシジル又はその類縁体、センブリ抽出物、ビタミンE類、γ−オリザノール、アルコキシカルボニルピリジンN−オキシド、塩化カルプロニウム、アセチルコリン又はその誘導体からなる群より選択される1種又は2種以上であることが好適である。
本発明において、前記テストステロン5αレダクターゼ阻害剤は、アセンヤク、アチコリア、イエルバルイサ、イチイ、インチン、ウォロ、ウイキョウ、ウスベニアオイ、エイジツ、オルティガニグラ、オンジ、カゴソウ、カコチャ、カシュウ、カッコウアザミ、カノコソウ、ガラナ、カルドサント、カンゾウ、キササゲ、キンセンカ、キンモクセイ、ケイガイ、ケンゴシ、ゲンノショウコ、クアチャララーテ、クサノオウ、クマセバ、ゴバイシ、ゴボウシ、コリアンダー、サイカチ、サイコ、サンシシ、サンショウ、シャクヤク、シャゼンシ、ジャンカン、ジョウザン、セドロン、センソ、ソクハクヨウ、ソヨウ、ダイオウ、ダウントラワス、チャンカピエドラ、チョウジ、ニガキ、ビンロウジ、マチコ、モッカ、ヤクモソウ、ヤマハギ、ヨクイニン、レグロ、ロジン、ワタの抽出物、β−グリチルレチン酸、ヒノキチオール、オキセンドロン、及びフィナステリドからなる群より選択される1種又は2種以上であることが好適である。
前記化学式(I)に示されるアルキレンオキシド誘導体の含有量は、組成物全量に対して0.01〜20質量%であることが好適である。
前記血行促進剤の含有量は、組成物全量に対して0.001〜5質量%であることが好適である。
前記テストステロン5αレダクターゼ阻害剤の含有量は、組成物全量に対して0.001〜5質量%であることが好適である。
本発明の頭皮頭髪用組成物によれば、血行促進剤あるいはテストステロン5αレダクターゼ阻害剤と、特定構造のアルキレンオキシド誘導体とを併用することにより、優れた養毛効果、脱毛防止効果、及びフケ・カユミ防止効果を有し、且つ安全性及び使用感触に優れた頭皮頭髪用組成物を得ることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<アルキレンオキシド誘導体>
本発明において特徴的な式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、具体的には、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。
mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70である。nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70である。m又はnが0であるとしっとり感が落ち、70を越えるとべたつき感が出てくる傾向がある。
また、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%であることが好ましい。オキシエチレン基の割合が20質量%未満であると、しっとり感が劣る傾向にあり、80質量%を超えると使用後べたつきを感じる傾向にある。
オキシエチレン基および炭素数3〜4のオキシアルキレン基の付加する順序は特に指定はない。またオキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよく、ブロック状には2段ブロックのみならず、3段以上のブロックも含まれるが、使用感等の点でランダム状に付加していることが好適である。
及びRは、炭素数1〜4の炭化水素基もしくは水素原子で、炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基などが挙げられる。好ましくはメチル基、エチル基である。炭素数5以上の炭化水素基では親水性が低下し、しっとり感が低下する。R,Rは、同一であっても異なっていても良い。
及びRはそれぞれ同種のものを用いても、炭素数1〜4の炭化水素基と水素原子とが混在しても、異種の炭素数1〜4の炭化水素基が混在してもよい。ただし、R及びRの炭化水素基のうち、炭化水素基と水素原子の存在割合は、炭化水素基の数(X)に対する水素原子の数(Y)の割合Y/Xが0.15以下であり、好ましくは0.06以下である。Y/Xの割合が0.15を越えると、べたつき感が出てくる。
上記アルキレンオキシド誘導体としては、具体的には、POE(9)POP(2)ジメチルエーテル、POE(7)POP(12)ジメチルエーテル、POE(14)POP(7)ジメチルエーテル、POE(17)POP(4)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジメチルエーテル、POE(6)POP(14)ジメチルエーテル、POE(15)POP(5)ジメチルエーテル、POE(25)POP(25)ジメチルエーテル、POE(27)POP(14)ジメチルエーテル、POE(55)POP(28)ジメチルエーテル、POE(36)POP(41)ジメチルエーテル、POE(9)POB(2)ジメチルエーテル、POE(14)POB(7)ジメチルエーテル、POE(10)POP(10)ジエチルエーテル、POE(10)POP(10)ジプロピルエーテル、POE(10)POP(10)ジブチルエーテル等が挙げられる。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下このように略して記載することがある。
本発明のアルキレンオキシド誘導体は、公知の方法で製造することができる。例えば、水酸基を有している化合物にオキシエチレン基および炭素数3〜4のオキシアルキレン基を付加重合した後、ハロゲン化アルキルをアルカリ触媒の存在下にエーテル反応させることによって得られる。
本発明の頭皮頭髪用組成物への式(I)のアルキレンオキシド誘導体の配合量は、特に限定されないが、組成物全量に対し、通常0.01〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%である。0.01質量%未満では配合による効果の発現が十分ではない場合があり、また20質量%を超えるとべたつき感を生じる場合がある。
<血行促進剤>
本発明において、血行促進剤は、具体的にはニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸β−ブトキシエステル、ミノキシジル又はその類縁体、センブリ抽出物、ビタミンE類、γ−オリザノール、アルコキシカルボニルピリジンN−オキシド、塩化カルプロニウム、アセチルコリン又はその誘導体等が挙げられる。特にニコチン酸ベンジルがより好ましい。
血行促進剤の配合量は、組成物全量に対し、0.001〜5質量%であり、好ましくは0.01〜3質量%である。0.001%未満では配合による効果の発現が十分でなく、5質量%を超えると頭皮に刺激を感じる傾向があるため好ましくない。
<テストステロン5αレダクターゼ阻害剤>
本発明において、テストステロン5αレダクターゼ阻害剤は、具体的にはアセンヤク、アチコリア、イエルバルイサ、イチイ、インチン、ウォロ、ウイキョウ、ウスベニアオイ、エイジツ、オルティガニグラ、オンジ、カゴソウ、カコチャ、カシュウ、カッコウアザミ、カノコソウ、ガラナ、カルドサント、カンゾウ、キササゲ、キンセンカ、キンモクセイ、ケイガイ、ケンゴシ、ゲンノショウコ、クアチャララーテ、クサノオウ、クマセバ、ゴバイシ、ゴボウシ、コリアンダー、サイカチ、サイコ、サンシシ、サンショウ、シャクヤク、シャゼンシ、ジャンカン、ジョウザン、セドロン、センソ、ソクハクヨウ、ソヨウ、ダイオウ、ダウントラワス、チャンカピエドラ、チョウジ、ニガキ、ビンロウジ、マチコ、モッカ、ヤクモソウ、ヤマハギ、ヨクイニン、レグロ、ロジン、ワタ等の植物の溶媒抽出エキスや、β−グリチルレチン酸、ヒノキチオール、オキセンドロン、又はフィナステリド等が挙げられる。特にβ−グリチルレチン酸がより好ましい。
上記植物の溶媒抽出エキスは、水又は有機溶媒等による抽出物であり、例えば、上記の植物の地上部、花、種子、果実、葉、根、若しくは全草の乾燥粉末または非乾燥裁断物を、水、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ブタノール、クロロホルム、ジクロルエタン、四塩化炭素、酢酸エチル、又はエーテルもしくはこれらの混液で、30〜70℃の加温下、1〜10時間撹拌抽出し、もしくは、室温で1日〜20日間抽出し、濾過し、濾液を濃縮し、さらに減圧濃縮して乾固したものを使用することが出来る。本発明においては、濃縮液の段階でも使用することができるし、乾固物の段階でも使用することが出来る。
テストステロン5αレダクターゼ阻害剤の配合量は、組成物全量に対し、0.001〜5質量%であり、好ましくは0.01〜3質量%である。0.001%未満では配合による効果の発現が十分でなく、5質量%を超えると頭皮に刺激を感じる傾向があるため好ましくない。
本発明の頭皮頭髪用組成物には上記必須成分の他、通常化粧品の頭皮頭髪用組成物に用いられる成分を配合することができ、常法に応じて製造される。以下に具体的な配合可能成分を列挙するが、上記必須成分と下記成分の一種又は二種以上とを配合して本発明の頭皮頭髪用組成物を調製できる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル-12-ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl-ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
液体油脂としては、例えば、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えば、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、3次元網目構造を形成しているシリコーン樹脂、シリコーンゴム、各種変性ポリシロキサン(アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等)、アクリルシリコーン類等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POE-ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE-ラウリル硫酸ナトリウム等);N-アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N-ミリストイル-N-メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POE-オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POE-ステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N-アシルグルタミン酸塩(例えば、N-ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N-ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N-ミリストイル-L-グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POE-アルキルエーテルカルボン酸;POE-アルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α-オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N-パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE-アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2-ウンデシル-N,N,N-(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)-2-イミダゾリンナトリウム、2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2-ヘプタデシル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);桂皮酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t-ブチルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3-ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2-ブテン-1,4-ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6-ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2-メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE-テトラハイドロフルフリルアルコール;POP-ブチルエーテル;POP・POE-ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテル;POP-グリセリンエーテルリン酸;POP・POE-ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D-グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D-エリトロース、D-エリトルロース、D-トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L-アラビノース、D-キシロース、L-リキソース、D-アラビノース、D-リボース、D-リブロース、D-キシルロース、L-キシルロース等);六炭糖(例えば、D-グルコース、D-タロース、D-ブシコース、D-ガラクトース、D-フルクトース、L-ガラクトース、L-マンノース、D-タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2-デオキシ-D-リボース、6-デオキシ-L-ガラクトース、6-デオキシ-L-マンノース等);アミノ糖(例えば、D-グルコサミン、D-ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D-グルクロン酸、D-マンヌロン酸、L-グルロン酸、D-ガラクツロン酸、L-イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α-トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ-アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル−1,3-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、酸化亜鉛、アラントイン、メントール等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、ショウガ、ウバク、オウレン、シコン、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、ボタン、海藻等)、賦活剤(例えば、パンテニールエチルエーテル、ニコチン酸アミド、ビオチン、パントテン酸、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);抗脂漏剤(例えば、ピリドキシン類、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明の頭皮頭髪用組成物とは、化粧料、医薬品、医薬部外品として頭皮又は頭髪に適用する外用剤で、その剤型は任意であり、例えば、液状、乳液、軟膏、クリーム、ゲル、エアゾール等外用に適用可能な剤型のものであればいずれでもよく、例えば、トニック、スカルプトリートメント等の形態で用いられる。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。本発明はこれによって限定されるものではない。配合量は質量%である。
<合成例1 ブロックポリマーの合成>
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
CHO(EO)(PO)10(EO)CH
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりプロピレンオキシド522gを滴下させ、2時間攪拌した。ひきつづき滴下装置によりエチレンオキシド440gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド誘導体(ブロックポリマー)を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が110、得られた化合物の水酸基価が0.3、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.003であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
<合成例2 ランダムポリマーの合成例>
ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
CHO[(EO)10/(PO)10]CH
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド440gとプロピレンオキシド522gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド誘導体(ランダムポリマー)を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が107、得られた化合物の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
本発明において採用した試験方法及び評価基準を説明する。
「評価(1)養毛効果試験」
養毛効果作用を調べるため、トリコグラム試験を実施した。被験者は男性で各群10名とした。試験期間は4ヵ月間とし、試料を1日2回、1回につき2〜4mlを頭皮に塗布した。塗布開始直前及び4ヵ月塗布終了後に、被験者1名につき頭頂部から無作為に終毛をそれぞれ50本ずつ抜去し、抜去毛の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の状態から、毛根休止期率(%)を計算した。試料塗布前後における休止期率の増減の割合を以下の基準で判定した。
(評価基準)
顕著な効果と効果ありの被験者が50%を超えた場合を有効とし、その他は無効とした。
顕著な効果:毛根休止期率が30%以上減少
効果あり :毛根休止期率が20%以上減少
弱い効果 :毛根休止期率が10%以上減少
効果なし :毛根休止期率が10未満の減少、あるいは増加
「評価(2)脱毛防止効果試験」
脱毛防止効果を調べるため、試料使用前後の洗髪による脱毛本数の変化を測定した。被験者は男性で各群10名とした。試験期間は6ヶ月間とし、前期の2ヶ月間は試料無塗布の期間、後期4ヶ月間を試料塗布期間とした。試料塗布期間には、試料を1日2回、1回につき2〜4mlを頭皮に塗布した。試験期間中には、1日おきに洗髪して抜け毛を回収し、1週間分をまとめてその終毛の本数を数えた。抜け毛数の評価は、試料塗布期間の洗髪1回当たりの抜け毛本数を用い、前期最終週平均値と後期最終週平均値を比較した。この結果を以下の基準により判定した。
(評価基準)
++と+の被験者の割合が50%以上の場合を有効とし、その他は無効とした。
++:抜け毛本数が70本以上減少
+:抜け毛本数が40本以上減少
±:抜け毛本数が10本以上減少
−:抜け毛本数が10本未満の減少、または増加
「評価(3)フケ防止効果試験」及び「評価(4)カユミ防止効果試験」
特にフケ・カユミを訴える男性を対象とし、各群10名について試験終了後のフケ・カユミについて調査し、フケ中のタンパク質量とカユミの程度によって評価した。試料塗布期間は3ヶ月、この間薬剤無添加のシャンプーで1日1回洗髪し、試料を1日2回、1回につき2〜4mlを頭皮に塗布した。試験終了時に、被験者より洗髪前に吸引装置により頭部フケを採取し、フケ中タンパク質量を測定した。また各被験者に対し頭皮のカユミについて調査し、その程度を以下の基準に従い評価し、平均値を算出した。
(評価基準)
3:強いカユミがある
2:カユミがある
1:ややカユミがある
0:カユミはない
「評価(5)使用後のしっとりさ」
使用後のしっとりさの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
◎…パネラー8名以上が、使用後しっとりさがあると認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、使用後しっとりさがあると認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、使用後しっとりさがあると認めた。
×…パネラー3名未満が、使用後しっとりさがあると認めた。
「評価(6)使用後のべたつきのなさ」
使用後のべたつきの有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
(評価基準)
◎…パネラー8名以上が、使用後べたつきがないと認めた。
○…パネラー6名以上8名未満が、使用後べたつきがないと認めた。
△…パネラー3名以上6名未満が、使用後べたつきがないと認めた。
×…パネラー3名未満が、使用後べたつきがないと認めた。
表1に記載した配合組成よりなる試験例の液状ローションを常法により製造し、上記の評価(1)〜(6)について評価試験を行なった。
(表1)
試 験 例
1 2 3 4 5
95%エタノール 55 55 55 55 55
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)
5 − − − −
ポリオキシエチレン(20)グリコール − 5 − − −
ポリオキシプロピレン(20)グリコール − − 5 − −
ニコチン酸ベンジル 0.1 0.1 0.1 0.1 −
ジプロピレングリコール 1 1 1 1 1
硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物
0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
コハク酸 適量 適量 適量 適量 適量
香料 適量 適量 適量 適量 適量
色素 適量 適量 適量 適量 適量
精製水 残余 残余 残余 残余 残余
(1)養毛効果 有効 無効 無効 無効 無効
(2)脱毛防止効果 有効 無効 無効 無効 無効
(3)フケ防止効果 5.05 15.66 17.21 18.76 16.40
(4)カユミ防止効果 0.5 1.5 1.6 1.6 1.5
(5)しっとりさ ◎ ○ × × ×
(6)べたつきのなさ ◎ × △ △ △
血行促進剤(ニコチン酸ベンジル)のみを配合した場合(試験例4)は、養毛効果・脱毛防止効果、フケ・カユミ防止効果がなく、使用感も悪く、血行促進剤を配合しない場合(試験例5)と比較して、全ての評価基準においてほとんど改善が見られなかった。
また、血行促進剤とポリオキシプロピレン(20)グリコールを配合した場合(試験例3)においても、全ての評価基準においてほとんど改善が見られず、血行促進剤とポリオキシエチレン(20)グリコールを配合した場合(試験例2)においては、しっとりさは改善されたものの、べたつきがおき、養毛効果・脱毛防止効果等は依然低かった。
これに対し、血行促進剤と共に特定のアルキレンオキシド誘導体を配合した場合(試験例1)には、養毛効果・脱毛防止効果、フケ・カユミ防止効果が顕著に発揮され、使用感も良好であることが確認された。また、不快な刺激感や発赤を伴うこともなかった。
以上より、本発明の式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体を併用することにより、優れた養毛・脱毛防止効果、フケ・カユミ防止効果を発揮し、安全で使用感が良好な頭皮頭髪用組成物が得られることが明らかになった。
<アルキレンオキシド誘導体の配合量>
アルキレンオキシド誘導体の好適な配合量を調べるために、表2〜4に記載した配合組成よりなる頭皮頭髪用組成物を常法により製造し、上記の評価(1)〜(6)について評価試験を行なった。
(表2)
試 験 例
6 7 8 9
95%エタノール 55 55 55 55
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)
0.01 0.5 10 20
ニコチン酸ベンジル 0.05 0.05 0.05 0.05
ジプロピレングリコール 1 1 1 1
硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 0.5 0.5 0.5
コハク酸 適量 適量 適量 適量
香料 適量 適量 適量 適量
色素 適量 適量 適量 適量
精製水 残余 残余 残余 残余
(1)養毛効果 有効 有効 有効 有効
(2)脱毛防止効果 有効 有効 有効 有効
(3)フケ防止効果 6.34 5.21 4.56 4.08
(4)カユミ防止効果 0.8 0.5 0.4 0.4
(5)しっとりさ ○ ◎ ◎ ◎
(6)べたつきのなさ ○ ◎ ◎ ○
(表3)
試 験 例
10 11 12 13
95%エタノール 55 55 55 55
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)
0.01 0.5 10 20
β−グリチルレチン酸 0.3 0.3 0.3 0.3
ジプロピレングリコール 1 1 1 1
硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 0.5 0.5 0.5
コハク酸 適量 適量 適量 適量
香料 適量 適量 適量 適量
色素 適量 適量 適量 適量
精製水 残余 残余 残余 残余
(1)養毛効果 有効 有効 有効 有効
(2)脱毛防止効果 有効 有効 有効 有効
(3)フケ防止効果 6.19 5.02 4.26 3.88
(4)カユミ防止効果 0.7 0.5 0.4 0.4
(5)しっとりさ ○ ◎ ◎ ◎
(6)べたつきのなさ ◎ ◎ ◎ ○
(表4)
試 験 例
14 15 16 17
95%エタノール 55 55 55 55
POE(36)POP(41)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)
0.5 − 10 −
POE(55)POP(28)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)
− 0.5 − 10
ニコチン酸ベンジル 0.02 0.02 0.02 0.02
β−グリチルレチン酸 2 2 2 2
ジプロピレングリコール 1 1 1 1
硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 0.5 0.5 0.5
コハク酸 適量 適量 適量 適量
香料 適量 適量 適量 適量
色素 適量 適量 適量 適量
精製水 残余 残余 残余 残余
(1)養毛効果 有効 有効 有効 有効
(2)脱毛防止効果 有効 有効 有効 有効
(3)フケ防止効果 5.55 5.82 4.23 4.44
(4)カユミ防止効果 0.5 0.5 0.4 0.4
(5)しっとりさ ◎ ◎ ◎ ◎
(6)べたつきのなさ ◎ ◎ ◎ ◎
表2〜4より、アルキレンオキシド誘導体の配合量が0.01〜20質量%の範囲において、優れた養毛効果・脱毛防止効果、フケ・カユミ防止効果が発揮され、使用感も良好であることが確認された。養毛効果・脱毛防止効果、フケ・カユミ防止効果は、アルキレンオキシド誘導体の配合量に依存して上昇した。また、しっとりさ、べたつきのなさの点では、アルキレンオキシド誘導体の配合量は0.5〜10質量%であることが特に好ましい。
<血行促進剤、テストステロン5αレダクターゼ阻害剤の配合量>
なお、本発明者らがさらに検討したところ、組成物全量に対して血行促進剤の配合量が0.001〜5.0質量%である場合に養毛効果、脱毛防止効果及びフケ・カユミ防止効果が発揮され、特に0.01質量%以上になると、さらに顕著な効果が確認された。該効果と、しっとりさ、べたつきのなさを併せて考えると血行促進剤の配合量は、0.001〜5.0質量%、特に0.01〜3.0質量%の範囲が好ましいことが確認された。
また、本発明においては、一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体を併用しているので、血行促進剤の配合量が5.0質量%であっても、不快な刺激感や発赤を伴うこともなかった。
また、組成物全量に対してテストステロン5αレダクターゼ阻害剤の配合量が0.001〜5.0質量%である場合に養毛効果、脱毛防止効果及びフケ・カユミ防止効果が発揮され、特に0.01質量%以上になると、さらに顕著な効果が確認された。該効果と、しっとりさ、べたつきのなさを併せて考えると血行促進剤の配合量は、0.001〜5.0質量%、特に0.01〜3.0質量%の範囲が好ましいことが確認された。
また、本発明においては、一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体を併用しているので、テストステロン5αレダクターゼ阻害剤の配合量が5.0質量%であっても、不快な刺激感や発赤を伴うこともなかった。
以下に本発明の頭皮頭髪用組成物の処方例を挙げるが、本発明の技術範囲はこれらにより限定されるものではない。得られた頭皮頭髪用組成物は、優れた養毛効果、脱毛防止効果及びフケ・カユミ防止効果を有し、さらに安全性、及び使用感触に優れたものであった。
処方例1 ローション
配合成分 質量%
1. 95%エタノール 75.0
2. POE(9)POP(2)ジメチルエーテル 5.0
3. ニコチン酸ベンジル 0.01
4. ニコチン酸β−ブトキシエステル 0.01
5. β−グリチルレチン酸 0.2
6. パントテニールアルコール 1.0
7. プロピレングリコール 5.0
8. ボタンピ抽出液 1.0
9. アセンヤク抽出液 0.002
10. アチコリア抽出液 0.002
11. イエルバルイサ抽出液 0.002
12. イチイ抽出液 0.002
13. インチン抽出液 0.002
14. ウォロ抽出液 0.002
15. ウイキョウ抽出液 0.001
16. ウスベニアオイ抽出液 0.001
17. エイジツ抽出液 0.001
18. POE硬化ヒマシ油(40モル付加) 1.0
19. リンゴ酸 適量
20. 香料 適量
21. 色素 適量
22. 精製水 残余
(製法)
1に2を溶解させ、3〜18,20を溶解させる(エタノール部)。次に22に19、21を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌し透明液状のローションを得た。
処方例2 ローション
配合成分 質量%
1. 95%エタノール 55.0
2. POE(27)POP(14)ジメチルエーテル 3.0
3. ミノキシジル 0.5
4. γ−オリザノール 0.01
5. オルティガニグラ抽出液 0.002
6. オンジ抽出液 0.002
7. カゴソウ抽出液 0.002
8. カコチャ抽出液 0.001
9. カシュウ抽出液 0.001
10. カッコウアザミ抽出液 0.001
11. カノコソウ抽出液 0.001
12. ガラナ抽出液 0.001
13. カルドサント抽出液 0.001
14. ジプロピレングリコール 30.0
15. POE硬化ヒマシ油(60モル付加) 1.0
16. コハク酸 適量
17. 香料 適量
18. 色素 適量
19. 精製水 残余
(製法)
1に2を溶解させ、3〜15,17を溶解させる(エタノール部)。次に19に16,18を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌し透明液状のローションを得た。
処方例3 ローション
配合成分 質量%
1. 95%エタノール 75.0
2. POE(7)POP(12)ジメチルエーテル 0.1
3. センブリ抽出物 1.0
4. グリセリン 1.0
5. POE硬化ヒマシ油(60モル付加) 2.0
6. アルコキシカルボニルピリジンN−オキシド 0.01
7. ニコチン酸 0.01
8. カンゾウ抽出液 0.001
9. キササゲ抽出液 0.001
10. キンセンカ抽出液 0.001
11. キンモクセイ抽出液 0.001
12. ケイガイ抽出液 0.001
13. ケンゴシ抽出液 0.001
14. ゲンノショウコ抽出液 0.001
15. クアチャララーテ抽出液 0.001
16. クサノオウ抽出液 0.001
17. クマセバ抽出液 0.001
18. 乳酸 適量
19. 乳酸ナトリウム 適量
20. 香料 適量
21. 色素 適量
22. 精製水 残余
(製法)
1に2を溶解させ、3〜17,20を溶解させる(エタノール部)。次に22に18,19,21を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌し透明液状のローションを得た。
処方例4 ローション
配合成分 質量%
1. 95%エタノール 65.0
2. POE(17)POP(4)ジメチルエーテル 5.0
3. ビタミンE 1.0
4. ニコチン酸トコフェロール 0.1
5. アセチルコリン 0.05
6. 1、3ブチレングリコール 1.0
7. ゴバイシ抽出液 0.001
8. ゴボウシ抽出液 0.001
9. コリアンダー抽出液 0.001
10. サイカチ抽出液 0.001
11. サイコ抽出液 0.001
12. サンシシ抽出液 0.001
13. サンショウ抽出液 0.001
14. シャクヤク抽出液 0.001
15. シャゼンシ抽出液 0.001
16. ジャンカン抽出液 0.001
17. POE(20モル)・POP(10モル)デシルテトラデシルエーテル 1.0
18. 乳酸 適量
19. 乳酸ナトリウム 適量
20. 香料 適量
21. 色素 適量
22. 精製水 残余
(製法)
1に2を溶解させ、3〜17、20を溶解させる(エタノール部)。次に22に18,19,21を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌し透明液状のローションを得た。
処方例5 ローション
配合成分 質量%
1. 95%エタノール 70.0
2. POE(14)POP(7)ジメチルエーテル 3.0
3. ニコチン酸ベンジル 0.1
4. プロピレングリコール 1.0
5. モッカ抽出液 0.001
6. ヤクモソウ抽出液 0.001
7. ヤマハギ抽出液 0.001
8. ヨクイニン抽出液 0.001
9. レグロ抽出液 0.001
10. ロジン抽出液 0.001
11. ワタ抽出物 0.001
12. ヒノキチオール 0.001
13. オキセンドロン 0.001
14. フィナステリド 0.001
15. POE(20モル)・POP(10モル)デシルテトラデシルエーテル 1.0
16. 乳酸 適量
17. 乳酸ナトリウム 適量
18. 香料 適量
19. 色素 適量
20. 精製水 残余
(製法)
1に2を溶解させ、3〜15、18を溶解させる(エタノール部)。次に20に16,17,19を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌し透明液状のローションを得た。
処方例6 エアゾールスプレー
配合成分 質量%
(原液)
1. 95%エタノール 60.0
2. POE(14)POB(7)ジメチルエーテル 3.0
3. オレイルジメチルアミンオキシド 2.0
4. 塩化カルプロニウム 0.5
5. ニコチン酸 0.05
6. ジョウザン抽出液 0.001
7. セドロン抽出液 0.001
8. センソ抽出液 0.001
9. ソクハクヨウ抽出液 0.001
10. ソヨウ抽出液 0.001
11. ダイオウ抽出液 0.001
12. ダウントラワス抽出液 0.001
13. チャンカピエドラ抽出液 0.001
14. チョウジ抽出液 0.001
15. ニガキ抽出液 0.001
16. ビンロウジ抽出液 0.001
17. マチコ抽出液 0.001
18. ポリエチレングリコール−1000 0.5
19. POE硬化ヒマシ油(100モル) 0.05
20. リンゴ酸 適量
21. 香料 適量
22. 色素 適量
23. 精製水 残余
(充填処方)
原液 70.0
ジメチルエーテル 30.0
(製法)
1に2及び3を溶解させ、4〜19、21を溶解させる(エタノール部)。次に23に20、22を溶解させ、エタノール部に加えた後、攪拌させ透明液状の原液を得た。そして得られた原液とジメチルエーテルの比を70:30にして混合しエアゾールスプレーを得た。

Claims (7)

  1. 下記一般式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体と、
    血行促進剤及び/又はテストステロン5αレダクターゼ阻害剤とを含有することを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
    (化1)
    O−[(AO)(EO)]−R (I)
    (式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、mおよびnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は、20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R,Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、RおよびRの炭化水素基数に対する水素原子数の割合が0.15以下である。)
  2. 請求項1記載の組成物において、前記化学式(I)に示されるアルキレンオキシド誘導体のオキシアルキレン基とオキシエチレン基がランダム状に付加していることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
  3. 請求項1又は2記載の組成物において、血行促進剤がニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸トコフェロール、ニコチン酸β−ブトキシエステル、ミノキシジル又はその類縁体、センブリ抽出物、ビタミンE類、γ−オリザノール、アルコキシカルボニルピリジンN−オキシド、塩化カルプロニウム、及びアセチルコリン又はその誘導体からなる群より選択される1種又は2種以上であることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物において、テストステロン5αレダクターゼ阻害剤がアセンヤク、アチコリア、イエルバルイサ、イチイ、インチン、ウォロ、ウイキョウ、ウスベニアオイ、エイジツ、オルティガニグラ、オンジ、カゴソウ、カコチャ、カシュウ、カッコウアザミ、カノコソウ、ガラナ、カルドサント、カンゾウ、キササゲ、キンセンカ、キンモクセイ、ケイガイ、ケンゴシ、ゲンノショウコ、クアチャララーテ、クサノオウ、クマセバ、ゴバイシ、ゴボウシ、コリアンダー、サイカチ、サイコ、サンシシ、サンショウ、シャクヤク、シャゼンシ、ジャンカン、ジョウザン、セドロン、センソ、ソクハクヨウ、ソヨウ、ダイオウ、ダウントラワス、チャンカピエドラ、チョウジ、ニガキ、ビンロウジ、マチコ、モッカ、ヤクモソウ、ヤマハギ、ヨクイニン、レグロ、ロジン、ワタの抽出物、β−グリチルレチン酸、ヒノキチオール、オキセンドロン、及びフィナステリドからなる群より選択される1種又は2種以上であることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の組成物において、前記化学式(I)に示されるアルキレンオキシド誘導体の含有量が、組成物全量に対して0.01〜20質量%であることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の組成物において、前記血行促進剤の含有量が、組成物全量に対して0.001〜5質量%であることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の組成物において、前記テストステロン5αレダクターゼ阻害剤の含有量が、組成物全量に対して0.001〜5質量%であることを特徴とする頭皮頭髪用組成物。
JP2004012082A 2004-01-20 2004-01-20 頭皮頭髪用組成物 Withdrawn JP2005206475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012082A JP2005206475A (ja) 2004-01-20 2004-01-20 頭皮頭髪用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004012082A JP2005206475A (ja) 2004-01-20 2004-01-20 頭皮頭髪用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005206475A true JP2005206475A (ja) 2005-08-04

Family

ID=34898573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004012082A Withdrawn JP2005206475A (ja) 2004-01-20 2004-01-20 頭皮頭髪用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005206475A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011065056A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社 資生堂 ポリマーソーム及び製造方法
CN114555104A (zh) * 2019-08-14 2022-05-27 Ge营养有限公司 使用藿香蓟属种的用于刺激毛发生长、控制掉发、头皮屑及其感染的草药制品
US11839677B2 (en) 2020-06-19 2023-12-12 Conopco, Inc. Topical antimicrobial composition

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011065056A1 (ja) * 2009-11-30 2011-06-03 株式会社 資生堂 ポリマーソーム及び製造方法
CN102665672A (zh) * 2009-11-30 2012-09-12 株式会社资生堂 聚合物泡囊及制造方法
US8603533B2 (en) 2009-11-30 2013-12-10 Shiseido Company, Ltd. Polymersomes and production method thereof
JP5647143B2 (ja) * 2009-11-30 2014-12-24 株式会社 資生堂 ポリマーソーム及び製造方法
CN114555104A (zh) * 2019-08-14 2022-05-27 Ge营养有限公司 使用藿香蓟属种的用于刺激毛发生长、控制掉发、头皮屑及其感染的草药制品
US11839677B2 (en) 2020-06-19 2023-12-12 Conopco, Inc. Topical antimicrobial composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3660656B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5461010B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5230975B2 (ja) アルキレンオキシド誘導体及びこれを含有する皮膚外用剤
JP3794576B2 (ja) 毛髪コンディショニング剤
JP2008088127A (ja) ニキビ肌用皮膚外用組成物
JP5305574B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2009242321A (ja) 皮膚外用剤
JP5203735B2 (ja) 毛髪化粧料
JP3673924B2 (ja) 皮膚外用剤
JP3667707B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5121527B2 (ja) 皮膚外用剤
JP3824910B2 (ja) 頭髪洗浄料
JP3926723B2 (ja) 枠練り型固形皮膚洗浄料
JP3862665B2 (ja) 洗浄料
JP5260103B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2005206475A (ja) 頭皮頭髪用組成物
JP4136863B2 (ja) 口腔用組成物
JP3696837B2 (ja) 香料組成物
JP4149407B2 (ja) 非水系美爪料
JP2005126345A (ja) 発熱化粧料
JP2013227292A (ja) (カルボマー/パパイン)クロスポリマー含有組成物
JP2005120057A (ja) マスカラ組成物
JP5095187B2 (ja) 毛髪コンディショニング組成物
JP4137783B2 (ja) エナメルリムーバー
JP2009143816A (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403