JP2005206340A - シート部材供給カセットを具備する画像形成機 - Google Patents

シート部材供給カセットを具備する画像形成機 Download PDF

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Abstract

【課題】シート部材供給カセットが引き出し位置から作用位置に移動せしめられる最終段階において前側幅規制手段及び後側幅規制手段、特に後側幅規制手段に相当大きな衝撃が加えられても、前側幅規制手段及び後側幅規制手段が前後方向に移動乃至振動されることが確実に防止されること。
【解決手段】ロック部材124は前側幅規制手段22の延出部34及び後側幅規制手段24の延出部40に略垂直に延びる延長部128を有し、延長部にはラック129が刻設されており、ロック部材がロック位置に強制せしめられると延長部のラックがピニオン歯車に係合せしめられて、前側幅規制手段及び後側幅規制手段が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて前側幅規制手段の直立規制壁及び後側幅規制手段の直立規制壁がシート部材の周縁に押圧せしめられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成機、更に詳しくは、ハウジングと、このハウジング内の作用位置とこの作用位置から前方に引き出された引き出し位置との間を前後方向に移動自在にハウジングに装着されたシート部材供給カセットと、を具備する画像形成機に関する。
静電複写機及び静電印刷機の如き画像形成機においては、画像を形成すべき普通紙の如きシート部材を供給するためにシート部材供給カセットが利用されている。そして、かかるシート部材供給カセットとしては、近時においては、所謂「フロントローディング型」と称される形態、即ち画像形成機のハウジング内の所定作用位置とこの作用位置から前方に引き出された引き出し位置との間を前後方向に移動自在に装着された形態であると共に、所謂「ユニバーサル型」と称される形態、即ち種々の寸法のシート部材に適用され得る形態であるシート部材供給カセットが広く実用に供されている。ユニバーサル型のシート部材供給カセットは、容器本体とこの容器本体に前後方向に移動自在に配設された前側幅規制手段及び後側幅規制手段とを含んでいる。前側幅規制手段は後方に延出する延出部を有する底壁とこの底壁から上方に延びる直立規制壁とを有し、後側幅規制手段は前方に延出する延出部を有する底壁とこの底壁から上方に延びる直立規制壁とを有する。容器本体には相互に平行に延びる前側幅規制手段の上記延出部と後側幅規制手段の上記延出部との間に位置する回転自在なピニオン歯車が配設されており、前側幅規制手段の上記延出部と後側幅規制手段の上記延出部とには上記ピニオン歯車に係合せしめられるラックが刻設されている。従がって、前側幅規制手段を後方又は前方に所要距離移動せしめると、これに連動して後側幅規制手段が前方又は後方に同一距離移動せしめられる。前側幅規制手段及び後側幅規制手段の各々には、通常、積層状態で収容されるシート部材の最上位のシート部材の先端角部に係止せしめられる爪部材も配設されている。容器本体には、更に、左右方向に移動自在な後端規制手段も配設されている。
上述したとおりのシート部材供給カセットを具備した画像形成機においては、シート部材供給カセットを上記引き出し位置に引き出して、容器本体内に積層状態の複数枚のシート部材を収容する。前側幅規制手段と後側幅規制手段とは夫々の直立規制壁間の間隔が収容すべきシート部材の幅に対応するように位置せしめられ、また後側幅規制手段は容器本体の先端壁からの距離がシート部材の送出方向長さに対応するように位置せしめられる。シート部材を収容したシート部材供給カセットがハウジング内の作用位置に移動せしめられると、ハウジング内に装備されている送出手段がシート部材に作用し、上記爪部材と協働して容器本体からシート部材を一枚毎に分離して右方又は左方に送出する。
上述した形態のシート部材供給カセットにおける前側幅規制手段及び後側幅規制手段は、引き出し位置に引き出された状態においては、収容すべきシート部材の幅に応じて充分容易に前後方向に移動せしめられることが必要であるが、一旦所定位置に設定された後においてはかかる所定位置に充分確実に保持されることが重要である。然るに、フロントローディング型のシート部材供給カセットの場合、引き出し位置から作用位置に移動せしめられる最終段階においてシート部材供給カセットの移動が急激に停止せしめられる傾向にあり、これに起因してシート部材から前側幅規制手段及び後側幅規制手段、特に後側幅規制手段に相当な衝撃が加えられることが少なくない。そして、従来の画像形成機においては、上記衝撃によって前側幅規制手段及び後側幅規制手段が前後方向に移動乃至振動せしめられるという問題が発生している。前側幅規制手段及び後側幅規制手段が前後方向に移動乃至振動せしめられると、容器本体に収容されている複数枚のシート部材のうちの最上位のシート部材或いは最上位から数枚のシート部材が上記爪部材から離脱せしめられて爪部材の上方に位置するようになり、一度に2枚以上のシート部材が送出されてしまう、送出されるシート部材が大幅に傾斜せしめられる、或いはシート部材の送出に失敗してしまう、等の事態が誘発される。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、比較的簡潔な構成で安価に製作することができるにもかかわらず、シート部材供給カセットが引き出し位置に位置せしめられている時には、必要に応じて充分容易に前側幅規制手段及び後側幅規制手段を前後方向に移動せしめることを許容するが、シート部材供給カセットが引き出し位置から作用位置に移動せしめられる最終段階において前側幅規制手段及び後側幅規制手段、特に後側幅規制手段に相当大きな衝撃が加えられても、前側幅規制手段及び後側幅規制手段が前後方向に移動乃至振動せしめられることが確実に防止することができるロック機構を備えた画像形成機を提供することである。
本発明によれば、ハウジングと、該ハウジング内の作用位置と該作用位置から前方に引き出された引き出し位置との間を前後方向に移動自在に該ハウジングに装着されたシート部材供給カセットとを具備し、該シート部材供給カセットは容器本体と該容器本体に前後方向に移動自在に配設された前側幅規制手段及び後側幅規制手段とを含み、該前側幅規制手段は後方に延出する延出部を有する底壁と該底壁から上方に延びる直立規制壁とを有し、該後側幅規制手段は前方に延出する延出部を有する底壁と該底壁から上方に延びる直立規制壁とを有し、該容器本体には相互に平行に延びる該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部との間に位置する回転自在なピニオン歯車が配設されており、該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部とには該ピニオン歯車に係合せしめられるラックが刻設されており、
更に、該シート部材供給カセットの該容器本体に配設されたロック部材及び弾性偏倚手段並びに該ハウジングに配設された強制手段から成るロック機構を具備し、
該ロック部材は該前側幅規制手段の該延出部及び該後側幅規制手段の該延出部に近づくロック位置と該前側幅規制手段の該延出部及び該外側幅規制手段の該延出部から離隔する解除位置との間を移動自在に配設されており、
該弾性偏倚手段は該ロック部材を該解除位置に弾性的に偏倚せしめ、該強制手段は該シート部材供給カセットが該引き出し位置から該作用位置に向けて所定位置を越えて後方に移動せしめられると、該ロック部材に作用して該弾性偏倚手段に抗して該ロック部材を該ロック位置に強制し、
該ロック部材は該前側幅規制手段の該延出部及び該後側幅規制手段の該延出部に略垂直に延びる延長部を有し、該延長部にはラックが刻設されており、該ロック部材が該ロック位置に強制せしめられると該延長部のラックが該ピニオン歯車に係合せしめられて該ピニオン歯車が回転され、該前側幅規制手段及び該後側幅規制手段が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて該前側幅規制手段の該直立規制壁及び該後側幅規制手段の該直立規制壁がシート部材の周縁に押圧せしめられる、
ことを特徴とする画像形成機が提供される。
好ましくは、該ピニオン歯車は該ロック部材の該延長部に刻設された該ラックが係合せしめられる上部係合部、該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部とに刻設された該ラックが係合せしめられている下部係合部、及び該上部係合部と該ピニオン歯車の回転軸との間或いは該下部係合部と該ピニオン歯車の該回転軸との間に配設されたトルクリミッタを具備しており、該ロック部材が該ロック位置に強制せしめられると該延長部のラックが該ピニオン歯車に係合せしめられて該ピニオン歯車が回転され、該前側幅規制手段及び該後側幅規制手段が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて該前側幅規制手段の該直立規制壁及び該後側幅規制手段の該直立規制壁がシート部材の周縁に所定圧力で押圧せしめられる。
本発明の画像形成機においては、シート部材供給カセットが引き出し位置に位置せしめられている時には、必要に応じて充分容易に前側幅規制手段及び後側幅規制手段を前後方向に移動せしめることを許容するが、シート部材供給カセットが引き出し位置から作用位置に移動せしめられる最終段階において前側幅規制手段及び後側幅規制手段、特に後側幅規制手段に相当大きな衝撃が加えられても、前側幅規制手段及び後側幅規制手段が前後方向に移動乃至振動せしめられることが確実に防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる画像形成機の最良の実施形態について更に詳述する。
図1乃至図4を参照して説明すると、静電複写機及び静電印刷機の如き画像形成機はハウジング10とシート部材供給カセット2とを具備している。シート部材供給カセット2は適宜の合成樹脂から成形することができる容器本体4を含んでいる。容器本体4は上面が開放された箱状主部6を有する。主部6の前縁には前縁枠部8が形成されている。かかる前縁枠部8は、後述するとおりにしてハウジング10内に装着されるシート部材供給カセット2を前後方向(図4において上下方向)に移動せしめる際に操作者が把持することができる把持部を構成すると共に、ハウジング10内の所要作用位置に位置せしめられた時にハウジング10の前面の化粧外枠の一部を構成する。容器本体4の両側縁(左右側縁)には、上記主部6を超えて後方に延出せしめられている被案内レール12及び14が形成されている。図1に示す如く、シート部材供給カセット2が適用されるハウジング10には、開放された前面から後方に実質上水平に延びる一対の静止案内レール16及び18が配設されており、かかる案内レール16及び18に上記被案内レール12及び14を係合せしめることによって、シート部材供給カセット2がハウジング10内の所要作用位置とかかる作用位置から前方に引き出された引き出し位置との間を前後方向に移動自在に装着される。
図1及び図4を参照して説明を続けると、容器本体4の底面には、別個に形成された底壁部材20が固定されている。所望ならば、容器本体4の底壁を規定している底壁部材20を容器本体4と一体に形成することもできる。底壁部材20の左半分上には一対の幅規制手段、即ち前側幅規制手段22及び後側幅規制手段24が前後方向(図4において上下方向)に移動自在に装着されている。前側幅規制手段22は底壁26とこの底壁26の前縁から実質上鉛直に上方に延びる直立規制壁28とを有する。後側幅規制手段24は底壁30とこの底壁30の後縁から実質上鉛直に上方に延びる直立規制壁32とを有する。前側幅規制手段22の底壁26には後方に延出する延出部34が形成されている。この延出部34の左側面にはラック36が刻設されている。同様に、後側幅規制手段24の底壁30には前方に延出する延出部40が形成されている。一方、上記底壁部材20の上面の前後方向中央部には、実施上鉛直に延びる中心軸線を中心として回転自在にピニオン歯車46が装着されている。前側幅規制手段22は、その延出部34の左側面に形成されているラック36をピニオン歯車46に係合せしめて、底壁部材20上に装着される。後側幅規制手段24は、その延出部40の右側面に形成されているラック42がピニオン歯車46に係合せしめて、底壁部材20上に装着される。かくして、前側幅規制手段22及び後側幅規制手段24の双方が底壁部材20上に前後方向に移動自在に装着されると共に、前側幅規制手段22と後側幅規制手段24との前後方向移動がラック36及び42並びにピニオン歯車46によって連動せしめられる。前側幅規制手段22が後方に所定距離移動せしめられると、これに連動せしめられて後側幅規制手段24が前方に同一距離移動せしめられ、前側幅規制手段22が前方に所定距離移動せしめられると、これに連動せしめられて後側幅規制手段24が後方に同一距離移動せしめられる。前側幅規制手段22及び後側幅規制手段24の各々には、周知の形態でよい爪部材52及び54が配設されている。図示の実施形態におけるピニオン歯車46は、図3を参照すれば理解されるとおり、後述するロック部材124の延長部128に刻設されたラック129が係合せしめられる上部係合部47、前側幅規制手段22の延出部34と後側幅規制手段24の延出部40とに刻設されたラック36及び42が係合せしめられている下部係合部49、及び下部係合部49とピニオン歯車46の回転軸51との間に配設されたトルクリミッタ53を具備している。図示の実施形態においては、トルクリミッタ53は下部係合部49とピニオン歯車46の回転軸51との間に配設されたが、これに代えてトルクリミッタ53を上部係止部47とピニオン歯車46の回転軸51との間に配設してもよい。
図1を参照して説明を続けると、上記底壁部材20の右半部には、左右方向に移動自在に後端規制手段60が装着されている。底壁部材20の右半部には左右方向に延びる細長いスロット62が形成されている。適宜の合成樹脂から形成することができる後端規制手段60は、底壁64とこの底壁64から実質上鉛直に上方に延びる直立規制壁66とを有する。底壁64の下面には装着アーム(図示していない)が形成されており、かかる装着アームを弾性変形せしめて上記スロット62を通して底壁部材20の下面に係止せしめることによって、後端規制手段60がスロット62に沿って左右方向に移動自在に底壁部材20に装着されている。
図1及び図2を参照して説明すると、容器本体4の主部には、更に、乗載板72が装着される。適宜の金属板から形成することができる乗載板72は上記底壁部材20の左右方向略中央において前縁及び後縁の各々に装着部74(図1には後縁に形成された装着部74が図示されており、前縁に形成された装着部74は図示されていない)を介して短軸76を中心として旋回可能に取り付けられている。容器本体4において、底壁部材20と乗載板72との間には圧縮コイルばね或いはゴムのような弾性部材でよい弾性偏倚手段(図示していない)が配設されており、乗載板72の左端部を上方に弾性的に偏倚する。かくして、乗載板72或いはその上に載置されたシート部材の左端両角部が上記分離爪52及び54に押圧される。乗載板72には、その左右方向中央部の前側及び後側に比較的大きな切欠86及び88が形成されている。上述した前側幅規制手段22の直立規制壁28及び後側幅規制手段24の直立規制壁32は乗載板72の切欠86及び88を通って上方に突出する。乗載板72の右端部にも比較的大きな切欠89が形成されており、上記後端規制手段60をかかる切欠89内に移動せしめることができる。また、乗載板72の下面には、後述するロック部材124の係止部131に係止せしめられるL字状の被係止部73が形成されている。
上述したとおりのシート部材供給カセット2においては、前側幅規制手段22及び後側幅規制手段24はそれらの直立規制壁28及び32間の間隔が収容すべきシート部材の幅に対応する位置に位置付けられ、後端規制手段60はその直立規制壁68から底壁部材20の左端までの距離が収容すべきシート部材の送出方向長さに対応する位置に位置付けられる。そして、多数枚のシート部材が積層状態で、その送出方向先半部を乗載板72上に載置せしめて、容器本体4内に収容される。そして、上述した弾性偏倚手段の偏倚作用によって最上位のシート部材の先端両角部が分離爪52及び54に押圧せしめられる。ハウジング10内の所要作用位置にシート部材供給カセット2が挿入されると、ローラ或いは無端ベルトの如き送出手段(図示していない)が最上位のシート部材に選択的に作用して、かかるシート部材を図2及び図4において左方向に送出せしめる。
而して、図示のシート部材供給カセット2における上述した構成は、本発明に従がって改良された新規構成に関するものではなく、本発明が適用されるが画像形成機におけるシート部材供給カセットの典型的構成を示すにすぎない。従がって、上述した構成についての詳細な説明は本明細書においては省略する。
図示のシート部材供給カセット2においては、上述した前側幅規制手段22を設定位置にロックするためのロック手段90が配設されている。かかるロック手段90の構成は、特許3099231号公報に開示されているロック手段と実質上同一である。それ故に、その詳細な説明は本明細書においては省略する。
図2乃至図4を参照して説明を続けると、本発明に従って改良された画像形成機においては、後側幅規制手段24に関連せしめて、ロック機構122が配設されていることが重要である。かかるロック機構122は容器本体4に配設されたロック部材124及び弾性偏倚手段125並びにハウジング10に配設された強制手段127から構成されている。
適宜の合成樹脂から構成することができるロック部材124は、実質上水平に延びる基板部126とこの基板部126の右端から延出する延長部128とを含んでいる。基板部126の上面には、上述した乗載板72の下面に形成された被係止部73を係止める係止部131が設けられており、延長部128にはピニオン歯車46に係合せしめられるラック129が刻設されている。圧縮コイルばね或いはゴムのような弾性部材でもよい弾性偏倚手段125は、その一端はロック部材124の基板部126に圧接せしめられており、他端は底壁部材20に設けられた固定壁(図示していない)に圧接せしめられており、ロック部材124を解除位置(図2及び図4において実線で図示する位置)に弾性的に偏倚せしめている。ロック部材124の延長部128に形成されたラック129は、ロック部材124が解除位置(図2及び図4において実線で図示する位置)に位置せしめられる際においてはピニオン歯車46に係合しないように形成されているが、ロック部材124がロック位置(図2及び図4において二点鎖線で図示する位置)に位置せしめられている際においてはピニオン歯車46に係合するように形成されている。上述した乗載板72の左端部を上方に偏倚する弾性偏倚手段(図示していない)の偏倚作用に抗して乗載板72の左端部を下降せしめると、被係止部73が係止部131の傾斜導入面に作用してロック部材124を弾性偏倚手段125の偏倚作用に抗して図2において若干右方に移動せしめ、そして乗載板72の被係止部73が係止部131の傾斜導入面を通過して、ロック部材124は弾性偏倚手段125の偏倚作用によって元の解除位置(図2及び図4において実線で図示する位置)に戻されて、乗載板72の被係止部73がロック部材124の係止部131の傾斜導入面の下方に設けられた係止面に係止められる。かくして、乗載板72は図2において実線で図示する下降位置に拘束される。ロック機構122を構成する強制手段127は、ハウジング10に配設されている上記静止案内レール18と一体に形成された押圧片から構成されている。静止案内レール18の、前後方向に見て中間部から後方に位置する押圧片は、前方に向かって左方に傾斜して延びる傾斜前端部170とこれに続いて傾斜することなく後方に延びる主部172とを有する。
図1と共に図2及び図5及び図6を参照して、容器本体4内に積層状態の複数枚のシート部材を収容したシート部材供給カセット2が引き出し位置から作用位置に移動せしめられる際について説明する。シート部材供給カセット2がハウジング10内から前方に引き出された引き出し位置に位置せしめられている時には、ロック機構122のロック部材124は弾性偏倚手段125の偏倚作用によって解除位置(図2及び図4において実線で図示する位置)に位置せしめられている。次いで、シート部材供給カセット2を引き出し位置からハウジング10内の作用位置に向けて後方に移動せしめると、強制手段127の傾斜前端部170がロック部材124の基板部126の先端部に干渉し始め、これによってロック部材124は弾性偏倚手段125の偏倚作用に抗して図5において右方に漸次移動せしめられる。強制手段127とロック部材124の基板部126の先端部との干渉は、夫々の傾斜前短部170と基板部126の傾斜面との協働によって開始され、従って充分円滑に開始される。シート部材供給カセット2が所要位置まで後方に移動せしめられると、強制手段127の主部172がロック部材124の先端部における傾斜面の間に形成された平坦面に干渉するようになり、ロック部材124は図6に図示するロック位置まで移動され、そしてシート部材供給カセット2がハウジング10内の作用位置に位置せしめられている間は、ロック部材124は上記ロック位置に維持される。ロック部材124が上記ロック位置に強制せしめられるとロック部材124の延長部128のラック129がピニオン歯車46に係合せしめられてピニオン歯車46が回転され、前側幅規制手段22及び後側幅規制手段24が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて前側幅規制手段22の直立規制壁28及び後側幅規制手段24の直立規制壁32がシート部材の周縁に押圧せしめられる。これによって後側幅規制手段24が前後方向に移動することが防止されると共にラック42とピニオン歯車46との間に不可避的に存在する遊びに起因してラック42及びピニオン歯車46が相対的に移動して後側幅規制手段24及び前側幅規制手段22の前後方向の移動が阻止される。また、図示の実施形態における画像形成装置においては、ピニオン歯車46にトルクリミッタ53が内蔵されているので、前側幅規制手段22の直立規制壁28及び後側幅規制手段24の直立規制壁32が用紙の周縁が過度に押圧せしめて用紙折れが発生することがない。
次いで、シート部材供給カセット2が引き出し位置に引き出されると、ロック部材124の基板部126が強制手段127から離脱せしめられ、従って弾性偏倚手段125の偏倚作用によってロック部材124が解除位置に戻される。
本発明に従って構成されたシート部材供給カセットの好適実施例を、それが適用される画像形成機のハウジングと共に示す斜面図。 図1に示すシート部材供給カセットの一部を示す断面図。 図1に示すシート部材供給カセットのピニオン歯車の周辺部を示す断面図。 図1に示すシート部材供給カセットの平面図。 ロック部材を解除位置に弾性的に偏倚せしめている状態を示す図。 ロック部材を124がロック位置に位置せしめている状態を示す図。
符号の説明
2:シート部材供給カセット
4:容器本体
10:画像形成機のハウジング
22:前側幅規制手段
24:後側幅規制手段
26:前側幅規制手段の底壁
28:前側幅規制手段の直立規制壁
30:後側幅規制手段の底壁
32:後側幅規制手段の直立規制壁
34:前側幅規制手段における底壁の延出部
36:ラック
40:後側幅規制手段における底壁の延出部
42:ラック
46:ピニオン歯車
47:上部係止部
49:下部係止部
51:回転軸
53:トルクリミッタ
122:ロック機構
124:ロック部材
125:弾性偏倚手段
127:強制手段
128:延長部
129:ラック

Claims (2)

  1. ハウジングと、該ハウジング内の作用位置と該作用位置から前方に引き出された引き出し位置との間を前後方向に移動自在に該ハウジングに装着されたシート部材供給カセットとを具備し、該シート部材供給カセットは容器本体と該容器本体に前後方向に移動自在に配設された前側幅規制手段及び後側幅規制手段とを含み、該前側幅規制手段は後方に延出する延出部を有する底壁と該底壁から上方に延びる直立規制壁とを有し、該後側幅規制手段は前方に延出する延出部を有する底壁と該底壁から上方に延びる直立規制壁とを有し、該容器本体には相互に平行に延びる該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部との間に位置する回転自在なピニオン歯車が配設されており、該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部とには該ピニオン歯車に係合せしめられるラックが刻設されており、
    更に、該シート部材供給カセットの該容器本体に配設されたロック部材及び弾性偏倚手段並びに該ハウジングに配設された強制手段から成るロック機構を具備し、
    該ロック部材は該前側幅規制手段の該延出部及び該後側幅規制手段の該延出部に近づくロック位置と該前側幅規制手段の該延出部及び該外側幅規制手段の該延出部から離隔する解除位置との間を移動自在に配設されており、
    該弾性偏倚手段は該ロック部材を該解除位置に弾性的に偏倚せしめ、該強制手段は該シート部材供給カセットが該引き出し位置から該作用位置に向けて所定位置を越えて後方に移動せしめられると、該ロック部材に作用して該弾性偏倚手段に抗して該ロック部材を該ロック位置に強制し、
    該ロック部材は該前側幅規制手段の該延出部及び該後側幅規制手段の該延出部に略垂直に延びる延長部を有し、該延長部にはラックが刻設されており、該ロック部材が該ロック位置に強制せしめられると該延長部のラックが該ピニオン歯車に係合せしめられて該ピニオン歯車が回転され、該前側幅規制手段及び該後側幅規制手段が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて該前側幅規制手段の該直立規制壁及び該後側幅規制手段の該直立規制壁がシート部材の周縁に押圧せしめられる、
    ことを特徴とする画像形成機。
  2. 該ピニオン歯車は該ロック部材の該延長部に刻設された該ラックが係合せしめられる上部係合部、該前側幅規制手段の該延出部と該後側幅規制手段の該延出部とに刻設された該ラックが係合せしめられている下部係合部、及び該上部係合部と該ピニオン歯車の回転軸との間或いは該下部係合部と該ピニオン歯車の該回転軸との間に配設されたトルクリミッタを具備しており、該ロック部材が該ロック位置に強制せしめられると該延長部のラックが該ピニオン歯車に係合せしめられて該ピニオン歯車が回転され、該前側幅規制手段及び該後側幅規制手段が互いに近づく方向に所定距離移動せしめられて該前側幅規制手段の該直立規制壁及び該後側幅規制手段の該直立規制壁がシート部材の周縁に所定圧力で押圧せしめられる請求項1記載の画像形成機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013079142A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Ricoh Co Ltd 給紙トレイ及び画像形成装置

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