JP2005205767A - ライニング材及びライニング材の接合構造 - Google Patents

ライニング材及びライニング材の接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 プライマーを用いることなく、難接着材料で形成されたライニング材同士を接着剤で確実に接合することができて施工能率を向上させることができるライニング材及びその接合構造を提供することにある。
【解決手段】 本発明のライニング材は、他のライニング材との接合部分に接着剤が含浸しうる吸収材層が設けられたことを特徴とする。
本発明のライニング材の接合構造は、他のライニング材と接合されるライニング材の少なくとも一方に、接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記ライニング材を接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたことを特徴とする。
【選択図】 図2




Description

本発明は、例えば下水道管やパイプライン等の横管及び前記横管が接続されるマンホール等の縦管を再生させるためのライニング材及びその接合構造に関する。
汚水に含まれる化学物質等で劣化した下水道管及びマンホールを再生する工法として、可撓性を有する筒状の合成樹脂製ライニング材を予め下水道管及びマンホールの内周面に張り付けて補修再生する工法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
この工法では、前記縦管側の前記ライニング材に接合孔を設け、前記接合孔に前記横管側の前記ライニング材を挿通し、下水道管及びマンホールの接続部分においてライニング材同士を熱溶着により接合する。
しかし、ライニング材同士を熱溶着するためには、狭いマンホール内に熱溶着機やその付属品等を搬入し、作業完了後はこれらを搬出しなければならないので、接合作業能率が低下し、しかも、筒状のライニング材の湾曲面に沿って熱溶着機を操作しなければならないので、熟練作業者が必要になる。
そこで、ライニング材同士を接着剤で接合するようにすれば、これらの問題を解決することができるが、例えばポリエチレン樹脂は防食性に優れているが、難接着材料であるので、ポリエチレンで形成されたライニング材を接合する場合には、接着剤を用いることができないという問題があった。
なお、プライマーを用いて難接着材料の接着性を解消してライニング材を接合する方法も考えられるが、プライマーの乾燥等の管理が面倒であり、接着不良が生じやすいという問題があった。
特開平11―138637号公報
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところはプライマーを用いることなく、難接着材料で形成されたライニング材同士を接着剤で確実に接合することができて施工能率を向上させることができるライニング材及びその接合構造を提供することにある。
本発明のライニング材は、他のライニング材との接合部分に接着剤が含浸しうる吸収材層が設けられたことを特徴とする。
本発明のライニング材の接合構造は、他のライニング材と接合されるライニング材の少なくとも一方に、接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記ライニング材を接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたことを特徴とする。
また、本発明のライニング材の接合構造は、縦管及び横管のそれぞれの内周面に敷設される筒状のライニング材を、前記縦管及び前記横管の接続部で接合する構造において、前記縦管側の前記ライニング材に接合孔を設け、前記接合孔の周囲部に接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記接合孔に前記横管側のライニング材の端部を挿通し、前記ライニング材の接合孔の周囲部と前記ライニング材の端部とを接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたことを特徴とする。
縦管はマンホールであり、横管は下水道管であり、マンホール側のライニング材を難接着材料で形成することが考えられる。
また、吸収材層は繊維質で形成するのが望ましい。
本発明のライニング材及びその接合構造によれば、前記吸収材層に含浸させた前記接着剤が前記吸収材層の材料に絡まることにより、難接着材料で形成された前記ライニング材に対しても前記接着剤の接着力を発揮させることができ、この結果、前記接着剤によって前記ライニング材同士を確実に接合することができる。
また、前記縦管側の前記ライニング材に接合孔を設け、前記接合孔の周囲部に接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記接合孔に前記横管側のライニング材を挿通し、前記ライニング材同士を接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたので、前記ライニング材が難接着材料で形成されていてもプライマーを用いることなく前記ライニング材同士を確実に接合することができ、この結果、狭いマンホール等の縦管の管内への熱溶着機やその付属品等の搬入・搬出が不要になって施工能率を向上させることができる。
また、前記吸収材層を繊維質で形成すれば、吸収材層に含浸した接着剤が吸収材層の材料に絡まり易くなって前記接着剤の接着力を向上させることができる。
なお、易接着材料のライニング材に吸収材層を形成すれば、接合力を更に向上させることができる。
以下、本発明のライニング材の接合構造の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は管渠1の再生工法の工程を示す図であり、同図(a)のように管渠1は所定の間隔をおいて設けられる複数個のマンホール(縦管の一例)2と、その隣り合うマンホール2,2間に配管される下水道管(横管の一例)3とで構成されている。
マンホール2および下水道管3を補修再生する場合には、先ず補修すべき領域に下水が流入しないように、補修すべき領域よりも上流側と下流側の下水道管3内に図外の膨張式止水パッカー等を装填する。そして補修すべき領域よりも上流側のマンホール2と下流側のマンホール2との間にホース等によりなる図外の迂回管路を設け、この迂回管路を介して下流側の下水道管3内に排出させる。
次に、図1(b)のように下水道管3の内周面に補修用のライニング材4を、マンホール2の内周面に補修用のライニング材5をそれぞれ敷設する。
下水道管3側のライニング材4は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などで形成された可撓性を有するシート材や、樹脂に繊維補強材を配合したコンポジットシート材を筒状に形成したもの、或いは鋼管や陶管などが用いられ、その径は下水動管3の内径と同等もしくは僅かに小さく形成されている。
マンホール2側のライニング材5は、ポリエチレン樹脂やテフロン(R)樹脂等の難接着材料で形成された可撓性を有するシート材を、予め筒状に形成したものが用いられ、その径はマンホールの内径よりも小さく形成されている。ライニング材5の外側面には図3のように多数の突起5aが所定の間隔をおいて形成されている。
ライニング材5の下部の内側には接着剤7が含浸しうる吸収材層6が固定されている。ライニング材5の表面に吸収材層6を形成する方法は、例えばライニング材5を工場で製作する際に押し出し成形されたライニング材5が冷却する前に、図3のようにライニング材5の内周面に吸収材層6を溶着する。吸収材層6は、可撓性を有し、編織布、不織布、抄造物などの繊維質で形成されている。なお、繊維はSガラスや炭素繊維等の高性能繊維であることが望ましい。
マンホール2と下水道管3との接続部分でのライニング材4,5同士の接着剤7による接合は次のようにして行う。マンホール2側のライニング材5の下部を図外のカッターで切除して接合孔8を形成し、図2及び図4のようにライニング材5の接合孔8に下水道管3側のライニング材4の端部を挿通し、吸収材層6を含むライニング材5の内側の接合孔8周囲とライニング材4の端部の内側とに接着剤7を塗布することにより、ライニング材5の接合孔8の周囲部とライニング材4の端部とを跨ぐ接着剤層を形成し、接着剤7の一部を吸収材層6に含浸させることにより、吸収材層6を介してライニング材同士4,5が接着剤7によって接合される。このようにしてマンホール2と下水道管3との接続部分においてライニング材4,5の接合構造が形成されることになる。接着剤7は、接合孔8の周辺の吸収材層6に含浸させる。
ライニング材4,5を接合した後は、ライニング材5とマンホール2との間にグラウト材9を充填する。
なお、補修作業中は、必要に応じてマンホール2内に適宜膨張式のパッカーや型枠等を装着してライニング材5を仮止めしておく。
本発明に係る実施形態のライニング材の接合構造を採用した管渠の再生施工の工程を示す断面図である。 図1(b)のX部分を拡大した図である。 本発明に係る実施形態のライニング材を示す斜視図である。 本発明に係る実施形態のライニング材の接合構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 管渠
2 マンホール(縦管)
3 下水道管(横管)
4 ライニング材
5 ライニング材
6 吸収材層
7 接着剤
8 接合孔

Claims (6)

  1. 他のライニング材との接合部分に接着剤が含浸しうる吸収材層を設けたことを特徴とするライニング材。
  2. 吸収材層は繊維質で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のライニング材の接合構造。
  3. 他のライニング材と接合されるライニング材の少なくとも一方に、接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記ライニング材を接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたことを特徴とするライニング材の接合構造。
  4. 縦管及び横管のそれぞれの内周面に敷設される筒状のライニング材を、前記縦管及び前記横管の接続部で接合する構造において、
    前記縦管側の前記ライニング材に接合孔を設け、前記接合孔の周囲部に接着剤が含浸しうる吸収材層を設け、前記接合孔に前記横管側のライニング材の端部を挿通し、前記ライニング材の接合孔の周囲部と前記ライニング材の端部とを接合する接着剤の一部を前記吸収材層に含浸させたことを特徴とするライニング材の接合構造。
  5. 縦管はマンホールであり、横管は下水道管であり、マンホール側のライニング材を難接着材料で形成したことを特徴とする請求項4に記載のライニング材の接合構造。
  6. 吸収材層は繊維質で形成されたことを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のライニング材の接合構造。



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