JP2005205620A - インクジェットプリント用紙とこれへの画像プリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
プリント画像だけを残余の非プリント部分から区別して、高輝度に艶出し発色させることができるインクジェットプリント用紙を提供する。
【解決手段】
透明のプラスチックフィルムから成る基材シート(10)と、その裏面にコーティングされた半透明の水溶性インク受容層(11)と、その裏面へ更に貼り合わされたアルミ蒸着フィルム(13)とを備え、そのアルミ蒸着フィルム(13)の貼り合わせに先立って、上記インク受容層(11)へ裏側から浸透・定着された水性インクによるプリント画像(M)だけが、残余の非プリント部分(S)を上記基材シート(10)から表出する白色の地肌又は背景として、同じく基材シート(10)の表面から上記アルミ蒸着フィルム(13)のメタリック調光沢を反映した高輝度に発色するように定めた。
【選択図】 図2

Description

本発明はポスターやカレンダー、吊り広告、絵はがき、クリスマスカード、パンフレット、転写シールなどに有効なインクジェットプリント用紙と、これへの画像プリント方法に係り、殊更そのプリント画像だけを残余の非プリント部分から区別して、メタリック調の光沢が裏側から反映した高輝度な艶出し状態に発色させるように工夫したものである。
アルミニウムから発するメタリック調の光沢を、プリント画像へ裏側から反映させることにより、そのプリント画像を艶出し状態に鮮明化したインクジェットプリント用紙の従来品では、図10のように透明なプラスチックフィルムを基材シート(1)として、その裏面へアルミ蒸着フィルム(2)を貼り合わせ一体化する一方、同じく基材シート(1)の表面へ透明な水溶性インク受容層(3)をコーティングしている。
その場合、光沢度の低く艶消しするために、上記基材シート(1)の表面を荒らして、微細な凹凸(4)を付与するか、又は微粒子から成るマット剤(4)をコーティングしたインクジェットプリント用紙や、上記アルミ蒸着フィルム(2)の裏面へ離型シート(5)を剥離自在に貼り合わせたインクジェットプリント用紙も公知である。
ところが、このようなインクジェットプリント用紙の構成では、その透明のインク受容層(3)へ浸透・定着する水性インクによるプリント画像(M)のみならず、残余の非プリント部分(S)にも裏側からアルミニウムのメタリック調光沢が反映するため、画像(M)がプリントされた紙面を正面から直視した場合、そのプリント画像(M)と非プリント部分(S)との相互間に光沢差又はコントラストが無く、紙面全体のぼやけた単調な沈滞状態に看取されることとなり、プリント画像(M)の高輝度を印象づけることができない。
又、上記画像(M)がプリントされたインクジェットプリント用紙の紙面を、光の当たる一定角度だけ傾斜させて観察した場合には、そのプリント画像(M)のみならず、残余の非プリント部分(S)も含む紙面全体が、メタリック調にギラギラと照り輝いてしまい、プリント画像(M)だけを却って見苦しくなり、その結果例えばポスターやカレンダー、吊り広告などのように、紙面が一定角度の傾斜方向から看取される用途向けとしては、不適当の謗りを免れない。
そして、このような問題は上記基材シート(1)の表面を光沢度の低く艶消し加工したとしても、決して改良されるものではない。その基材シート(1)とインク受容層(3)との何れも透明であり、上記アルミ蒸着フィルム(2)のシルバー色が地肌又は背景として、インク受容層(3)の全体へ裏側から反映するようになっているからである。
この点、本発明者は上記問題を改良するため、先に特願2003−97796号(発明の名称:インクジェットプリント用紙)を提案したが、その後も鋭意検討を重ねた結果、この先願発明の構成ではインク受容層(15)にプリントされた画像(M)が、インクジェットプリント用紙の表面に露出しているため、使用中に表側から油水や摺擦力を受けると、そのプリント画像(M)が消失したり、形崩れしたり、更には色褪せしたりするおそれがあり、未だ耐用性や耐候性などに劣る。
更に、仮令油水や摺擦力を積極的に受けなくとも、又水溶性インク受容層(15)が不透明な白色であるとしても、そのインクジェットプリント用紙の表面に露出しているインク受容層(15)が、使用中に大気の水分を自づと吸収・透明化し、やがて裏側のアルミ箔(13)又はアルミ蒸着膜(14)から反映するシルバー色として看取されることになる結果、図10と同様なプリント画像(M)のぼやけた状態に沈滞化してしまうのである。
本発明はこのような問題の更なる改良を企図しており、そのためのインクジェットプリント用紙として、透明のプラスチックフィルムから成る基材シートと、その裏面にコーティングされた半透明の水溶性インク受容層と、その裏面へ更に貼り合わされたアルミ蒸着フィルムとを備え、
そのアルミ蒸着フィルムの貼り合わせに先立って、上記インク受容層へ裏側から浸透・定着された水性インクによるプリント画像だけが、残余の非プリント部分を上記基材シートから表出する白色の地肌又は背景として、同じく基材シートの表面から上記アルミ蒸着フィルムのメタリック調光沢を反映した高輝度に発色するように定めたことを特徴とし、
又、インクジェットプリント用紙への画像プリント方法として、透明のプラスチックフィルムから成る基材シートへ表側から半透明の水溶性インク受容層をコーティングし、その表側からインクジェットプリンターの水性インクによるプリント画像を逆画像として浸透・定着させ、同じくインク受容層の表側から更にアルミ蒸着フィルムを貼り合わせた後、
その表裏反転させた基材シートから正画像として表出することとなる上記プリント画像の全体又は一部へ、その表側から透明インクによる盛り付けのシルクスクリーン印刷を行なうことを特徴とするものである。
請求項1の上記構成を備えたインクジェットプリント用紙によれば、インクジェットプリンターの水性インクがインク受容層へ浸透・定着して、文字や図柄などの画像をプリントすることになるため、そのプリント画像には裏側からアルミ蒸着フィルムのメタリック調光沢が反映し、これを透明な基材シートの表面から高輝度な艶出し状態に発色させることができる。
他方、インクジェットプリンターの水性インクが浸透・定着せず、言わば余白となる非プリント部分では、半透明のインク受容層とシルバー色のアルミ蒸着フィルムとが重なり合って、透明な基材シートの表面から白色に看取されることとなり、その白色が上記プリント画像の地肌又は背景として残るために、その相互間に大きな光沢差又はコントラストを与えることができる。
その結果、希望の画像がプリントされたインクジェットプリント用紙の紙面を、正面から直視するも、従来品のように全体のぼやけた沈滞状態にならず、又その紙面を光の当たる一定角度だけ傾斜した方向から観察した場合にも、非プリント部分を含む紙面全体がギラギラと見苦しく照り輝くことなく、そのプリント画像だけを非プリント部分から区別した所謂メリハリのある鮮明な浮き上がり状態に看取でき、特にポスターやカレンダー、吊り広告などに有効なインクジェットプリント用紙として提供し得る効果がある。
しかも、基材シートは透明なプラスチックフィルムから成り、インクジェットプリンターの搬送特性を備えるばかりでなく、これが画像のプリントされた水溶性インク受容層を、表側から被覆するマスキングシートとしても機能するため、そのインク受容層が使用中に大気の水分を吸収したり、摺擦力を受けたりして、これらに起因するプリント画像の形崩れや消失などを確実に予防できる効果もあり、耐用性の向上に役立つ。
その場合、請求項2に記載の如く、上記基材シートとインク受容層との相互間へ、紫外線吸収剤を介挿状態にコーティングするならば、インクジェットプリンターの水性インクとして、あたかも写真画質の高精細なプリント画像が得られる染料インクを用いつつも、そのプリント画像の経時的な滲みや光による退色などを、一層確実に安定良く予防することができ、特に屋外で使われるインクジェットプリント用紙として、著しく有効となる。
又、請求項3に記載の如く、アルミ蒸着フィルムの裏面へ離型シートを貼り合わせておくならば、インクジェットプリント用紙の言わば個人用途として、希望のポストカードやステッカー、ラベル、シールなどを作成することに役立ち、希望の対象物へ貼り付け転写使用できる利便性がある。
更に、請求項4の上記構成を備えた画像プリント方法によれば、基材シートが透明なプラスチックフィルムから成り、インク受容層のプリント画像を透視できるマスキングシートとして機能する関係上、インクジェットプリンターにより一旦逆画像としてバック印刷されたプリント画像の全体又は希望する一部へ、その表裏反転後シルクスクリーン印刷の透明インクを、引き続き表側から対応合致する状態に盛り付けることができ、例えば文字だけが盛り上がった立体感・高級感に富むプリント状態を得られる。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、先ず図1、2は本発明に係るインクジェットプリント用紙の第1実施形態を、図3〜6はその製作工程を各々示しており、(10)はインクジェットプリンターによる搬送特性を備えた一定な厚み(例えば約20〜300μm)の基材シートであって、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレンなどの吸水しない透明な各種プラスチックフィルムから成り、好ましくは約25〜125μmの厚みを有する透明なポリエチレンテレフタレートフィルムが使用される。
(11)は上記基材シート(10)へ図3のように表側から例えば約3〜50μm、好ましくは約5〜25μmの一定な乾燥厚みとしてコーティングされた水溶性のインク受容層であり、これは顔料と水溶性バインダーを主成分として、その主成分にインク定着剤や顔料分散剤、紫外線吸収剤、消泡剤、粘度調整剤、酸化防止剤などの各種添加剤が適当に配合された塗被組成物から成る。
茲に、インク受容層(11)の顔料としては酸化チタンや合成シリカ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、タルク、クレー、アルミナ、擬ベーマイト、サチンホワイト、カオリンなどの白色無機質微粉顔料を採用し、その1種以上を本発明では特にインク受容層(11)における材料全体重量の約半分以下、好ましくは約10〜40重量%だけ含有させることによって、そのインク受容層(11)をあたかもトレーシングペーパーやすりガラス(磨硝子)のような半透明の艶消し状態に保つのである。
その場合、上記白色無機顔料の混合比率が約40重量%よりも過多であると、インク受容層(11)が不透明な白色と化し、後述の非プリント部分(S)から表出することになる白色と区別できないため、プリント画像(M)がぼやけた単調な状態に沈滞化してしまう。同じく白色無機顔料の混合比率が逆に約10重量%よりも過少であると、インク受容層(11)が透明になるため、上記基材シート(10)の透明であることとも相俟って、後述するアルミ蒸着フィルムのシルバー色が裏側から反映し、従来品と同様に紙面全体がギラギラと照り輝き、プリント画像(M)を却って見苦しくなるほか、水性インクの浸透性も低下する。
又、同じくインク受容層(11)の上記水溶性バインダーとしては、ポリビニルアルコールやポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、スチレン−ブタジエン共重合体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレンオキシド、デンプン、ゼラチン、カゼインなどの1種以上を採用し、これを上記顔料との言わば相対的な比率として、好ましくはインク受容層(11)における材料全体重量の約50〜80重量%だけ含有させる。
そして、先に一言したプリント画像(M)は文字や図柄などから成る標章として、半透明な水溶性のインク受容層(11)へ図4に示す如く、インクジェットプリンターによりカラープリントされる。その場合、インクジェットプリンターの水性インクとしては染料インクが使用されることにより、上記白色無機顔料の混合比率が約10〜40重量%として比較的に少ないインク受容層(11)であっても、そのインク受容層(11)へ水性インクの染料分子が充分確実に浸透・定着するようになっている。
しかも、上記プリント画像(M)は図5から明白なように、左右の反転する逆画像(12r)としてプリントされ、本発明のインクジェットプリント用紙の使用時、その逆画像(12r)のプリント画像(M)を正画像(12f)のそれとして、図1、2のように上記基材シート(10)の表側から透視できるようになっている。但し、プリント画像(M)がその逆画像(12r)と正画像(12f)との区別を必要としない図柄や模様などとして、カラープリントされることもあり得る。
(13)は上記プリント画像(M)を図6のように被覆する関係状態として、同じくインク受容層(11)へ更に表側から接着剤(14)を介して貼り合わせ一体化された極薄のアルミ蒸着フィルムであり、図3〜6の工程を経て製作された本発明のインクジェットプリント用紙は、その表裏反転した図1、2の状態として使用されることになる。
このようなインクジェットプリント用紙では、半透明のインク受容層(11)へ浸透・定着された水性の染料インクによるプリント画像(M)だけに、上記アルミ蒸着フィルム(13)から発するメタリック調の光沢が裏側から反映し、高輝度に艶出しされた鮮明な発色状態のプリント画像(M)として、透明な基材シート(10)から表出することになる。
これに比して、インクジェットプリンターの水性インクが浸透せず、言わば余白となる非プリント部分(S)では、インク受容層(11)の半透明とアルミ蒸着フィルム(13)のシルバー色とが重なり合って、基材シート(10)の表側から白色に看取される地肌又は背景となるため、上記インクジェットプリント用紙としての裏打ち状態にあるメタリック調光沢が反映するプリント画像(M)と、その白色に表出する非プリント部分(S)との光沢差又はコントラストが大きくなるのである。
その結果、画像(M)がプリントされたインクジェットプリント用紙の紙面を、正面から直視するも、その全体のぼやけた単調な沈滞状態にならず、プリント画像(M)だけを所謂メリハリのある浮き上がり状態に看取することができ、又同じく紙面を光の当たる一定角度だけ傾斜させて観察した場合にも、非プリント部分(S)を含む紙面全体がギラギラと見苦しく照り輝くおそれはない。
その意味から、図1に例示するような非プリント部分(S)となる抜き文字を、所謂ベタ刷り状態にある図柄の画像(M)により縁取り区成した場合、そのアルミ蒸着フィルム(13)のメタリック調光沢が裏側から反映した高輝度なプリント画像(図柄)(M)と、その白色に表出する非プリント部分(抜き文字)(S)とを極立たせて、透明な基材シート(10)を通じて鮮明に看取できることとなる。
特に、インクジェットプリンターの水性染料インクを黄色としてプリントした場合、その黄色のプリント画像(M)が裏打ち状態にあるアルミ蒸着フィルム(13)の光沢を反映して、ゴールド色に輝くこととなるため、インクジェットプリント用紙としての高級感や訴求感を与えることに役立つ。
次に、図7は図2と対応する本発明の第2実施形態を示しており、上記アルミ蒸着フィルム(13)の裏面へ粘着剤(15)を介して、その基材シート(10)と同様なプラスチックフィルムや紙などから成る離型シート(16)を、剥離自在に貼り合わせることにより、インクジェットプリンターの搬送特性を向上させると共に、そのインクジェットプリント用紙を所謂転写シールとして、各種の対象物へ貼り付け使用できるように定めても良い。
又、図8は同じく図2と対応する本発明の第3実施形態を示しており、このインクジェットプリント用紙では上記基材シート(10)とインク受容層(11)との相互間へ、サリシレート系やベンゾフエノン系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系などの光に対して安定な化合物から成る紫外線吸収剤(17)を、好ましくは約5〜10μmの一定な乾燥厚みとなるようにコーティングしている。このような紫外線吸収剤(17)は上記した図3の前工程において、その基材シート(10)の表側から支障なくコーティングすることができ、その表側から更に上記インク受容層(11)をコーティングすれば良い。
この点、紫外線吸収剤(17)を上記インク受容層(11)の添加剤として、そのインク受容層(11)における材料全体重量の約0.1〜10重量%だけ添加する方法も考えられるが、これでは添加比率が約0.1重量%よりも過少である場合、紫外線吸収の効果を期待し難いことは勿論、同じく添加比率が逆に約10重量%よりも過多であると、インク受容層(11)へのプリント特性に悪影響を与えるおそれがあるため、その紫外線吸収剤(17)を図8のように一定厚みの無色透明な塗膜として、上記基材シート(10)とインク受容層(11)との表裏相互間へ、特別にコーティングする方が好ましい。
特に、インクジェットプリンターの水性染料インクは同じく顔料インクに比して、そのインク受容層(11)への優れた浸透・定着性により、高精度な写真画質を得られる反面、使用中に水分を受けてプリント画像(M)が滲みやすいほか、空気の影響を受けやすく、光による色褪せの加速されるおそれがあるが、上記方法によればインクジェットプリント用紙として、そのインク受容層(11)へバック印刷されたプリント画像(M)が、紫外線吸収剤(17)の安定な塗膜により表側から被覆される結果、上記染料インクを使用しつつも、その滲みに起因するプリント画像(M)の形崩れや、光による色褪せを確実に予防することができ、耐候性の向上に役立つ。
そして、そのインクジェットプリント用紙の使用中におけるプリント画像(M)の形崩れや消失などについては、上記紫外線吸収剤(17)の塗膜へ更に表側からのマスキングシートとなる透明な基材シート(10)も、その予防上重畳的・有機的に働くのである。
更に、図1、2のようなインクジェットプリント用紙の透明な基材シート(10)からは、そのインク受容層(11)にプリントされた文字や図柄などの画像(M)が正画像(12f)として表出するため、図9の第4実施形態に示す如く、そのプリント画像(M)の全体又は希望する一部だけに、これと対応合致する透明インクを盛り付けるべく、引き続き基材シート(10)の表側からシルクスクリーン印刷を行なうこともできる。(18)はそのプリント画像(M)の盛り付け部である。
このような画像プリント方法ではプリント画像(M)のうち、例えば希望する一部の文字だけや図柄だけを強調した立体感と高級感に富む特殊なプリント状態を得られる効果がある。尚、この方法は上記第1実施形態のインクジェットプリント用紙のみならず、第2、3実施形態のそれについても適用することができることは、言うまでもない。上記第2〜4実施形態におけるその他の構成は第1実施形態と実質的に同一であるため、その図7〜9に図1、2との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
本発明に係る画像をプリントしたインクジェットプリント用紙の第1実施形態を示す平面図である。 図1の2−2線に沿う拡大断面図である。 インクジェットプリント用紙の製作工程として、基材シートに対するインク受容層のコーティング状態を示す拡大断面図である。 図3に続くインク受容層への画像プリント状態を示す拡大断面図である。 図4の平面図である。 図4に続くアルミ箔の貼り合わせ状態を示す拡大断面図である。 本発明に係るインクジェットプリント用紙の第2実施形態を示す図2に対応する拡大断面図である。 本発明に係るインクジェットプリント用紙の第3実施形態を示す図2に対応する拡大断面図である。 本発明に係るインクジェットプリント用紙の第4実施形態を示す図2に対応する拡大断面図である。 従来のインクジェットプリント用紙を示す図2に対応する断面図である。
符号の説明
(10)・基材シート
(11)・インク受容層
(12f)・正画像
(12r)・逆画像
(13)・アルミ蒸着フィルム
(14)・接着剤
(15)・粘着剤
(16)・離型シート
(17)・紫外線吸収剤
(18)・透明インクの盛り付け部
(M)・プリント画像
(S)・非プリント部分

Claims (4)

  1. 透明のプラスチックフィルムから成る基材シート(10)と、その裏面にコーティングされた半透明の水溶性インク受容層(11)と、その裏面へ更に貼り合わされたアルミ蒸着フィルム(13)とを備え、
    そのアルミ蒸着フィルム(13)の貼り合わせに先立って、上記インク受容層(11)へ裏側から浸透・定着された水性インクによるプリント画像(M)だけが、残余の非プリント部分(S)を上記基材シート(10)から表出する白色の地肌又は背景として、同じく基材シート(10)の表面から上記アルミ蒸着フィルム(13)のメタリック調光沢を反映した高輝度に発色するように定めたことを特徴とするインクジェットプリント用紙。
  2. 基材シート(10)とインク受容層(11)との相互間へ紫外線吸収剤(17)をコーティングしたことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリント用紙。
  3. アルミ蒸着フィルム(13)の裏面へ離型シート(16)を剥離自在に貼り合わせたことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリント用紙。
  4. 透明のプラスチックフィルムから成る基材シート(10)へ表側から半透明の水溶性インク受容層(11)をコーティングし、その表側からインクジェットプリンターの水性インクによるプリント画像(M)を逆画像(12r)として浸透・定着させ、同じくインク受容層(11)の表側から更にアルミ蒸着フィルム(13)を貼り合わせた後、
    その表裏反転させた基材シート(10)から正画像(12f)として表出することとなる上記プリント画像(M)の全体又は一部へ、その表側から透明インクによる盛り付けのシルクスクリーン印刷を行なうことを特徴とするインクジェットプリント用紙への画像プリント方法。
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