JP2005205285A - 液滴吐出ヘッドの駆動方法、液滴吐出装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッドの駆動方法、液滴吐出装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 液滴吐出ヘッドのノズル開口の目詰まり等を防止することができるとともに液体の無駄な消費を抑えることができる液滴吐出ヘッドの駆動方法及び液滴吐出装置等を提供する。
【解決手段】 液滴吐出ヘッドは、所定の液体を収容するキャビティ121を有し、圧電体素子によってキャビティ121の容積を変化させてノズル開口111から液滴を吐出する。通常の液滴を吐出する場合には通常駆動波形DNを圧電体素子に印加する。ノズル開口111の目詰まりを解消する場合には、圧電体素子の駆動によってキャビティ121から排除し得る液体の排除体積dVの半分をノズル開口111から強制的に吐出させる強制吐出駆動信号DKを圧電体素子に印加する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、所定の液体を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドの駆動方法、当該液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置、及び当該方法又は装置を用いたデバイス製造方法に関する。
液滴吐出装置に設けられる液滴吐出ヘッドは、所定の液体を収容する圧力発生室と、圧力発生室を加圧するピエゾ素子と、圧力発生室に連通するノズル開口とを含んで構成されており、圧力発生室の液体をピエゾ素子で加圧することで、微少量の液体をノズル開口から液滴として吐出するものである。ノズル開口の近傍にある液体は外気と直接触れるため、乾燥によって粘性が増大(増粘)する。液体が増粘するとノズル開口が目詰まりし、液滴の吐出不良が生ずることがある。
液滴の吐出不良を防止するために、液滴吐出装置は定期的又は不定期に液滴を強制的に吐出して、増粘した液体を圧力発生室外に排出するフラッシングを行っている。また、フラッシングによって液滴の吐出不良が解消されない場合には、液滴吐出ヘッドのノズル開口から吸引動作を行った後、ノズルプレート面をワイパで拭き取るクリーニングが行われる。尚、従来のクリーニングの一例については、例えば以下の特許文献1,2を参照されたい。
特開2002−079693号公報 特開2003−118133号公報
ところで、上述した通り、液滴吐出ヘッドの目詰まりが生じないようにフラッシングが行われ、目詰まりが生じた場合にはクリーニングが行われるが、目詰まりが解消されない場合には、幾度もフラッシング及びクリーニングが行われる。このため、目詰まりが生じていないノズル開口からの液体の排出量が多くなって液体が無駄に消費されるという問題があった。また、幾度もクリーニングを行ってノズル開口が形成されている面をワイパにより拭き取ると、ワイパの寿命が短縮してしまうとともに液滴吐出ヘッドのノズル開口が形成されている面の撥水性を低下させ、これにより液滴の吐出不良が引き起こされるという問題があった。
更に、近年においては、液滴吐出装置は、液晶表示装置で用いられるカラーフィルタ、マイクロレンズアレイ、その他の微細なパターンを有する各種デバイスの製造に用いられてきており、しかも複数の液滴吐出ヘッドを設けることでスループット(単位時間に製造することができるデバイスの数)を極力向上させようとしている。従って、ノズル開口の目詰まりによるスループットの低下は極力避けなければならない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、液滴吐出ヘッドのノズル開口の目詰まり等を防止することができるとともに液体の無駄な消費を抑えることができ、更に液滴吐出ヘッドの性能低下を引き起こすことがない液滴吐出ヘッドの駆動方法及び液滴吐出装置、並びにスループットの低下を招かずにデバイスを製造することができるデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、前記圧力発生素子の加圧によって前記キャビティから排除し得る前記液体の排除体積の半分を液滴として前記ノズル開口から強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加して前記液滴吐出ヘッドを駆動することを特徴としている。
この発明によれば、液体の排除体積の半分を液滴としてノズル開口から吐出させる強制吐出駆動信号を圧力発生素子に印加して強制的にキャビティ内の液体を吐出させているため、液滴吐出ヘッドのノズル開口の目詰まりを効果的に回復させることができる。また、ノズル開口の目詰まりを早期に回復させられることから、液滴吐出ヘッドのクリーニング回数を低減することができるため、液体の撥水性低下等の液滴吐出ヘッドの性能低下を招くことはない。ここで、排除体積とは、キャビティ内に最大圧力を印加したときに、キャビティ内から排除される液体の体積をいう。本発明において排除体積の全てではなく、排除体積の半分をノズル開口から吐出させているのは、キャビティがノズル開口を除いて密閉されている訳ではないため、排除体積の全てをノズル開口から吐出させることはできないからである。ノズル開口から吐出されない排除体積の半分は、ノズル開口以外の箇所(例えば、所定の液体をキャビティ内に供給する供給口)からキャビティ外に排除される。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記強制吐出駆動信号の印加が、前記液滴が吐出されないノズル開口に対応した前記圧力発生素子に対して行うことを特徴としている。
この発明によれば、液滴が吐出されないノズル開口に対応した圧力発生素子に対して強制吐出駆動信号が印加されて排除体積の半分が液滴としてそのノズル開口から吐出され、液滴を正常に吐出するノズル開口からは液体が液滴として吐出されないため、液体の無駄な消費を抑えつつノズル開口の目詰まりを解消することができる。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出ステップと、前記検出ステップの検出結果に応じて前記圧力発生素子に前記強制吐出駆動信号を印加するか否かを制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
この発明によれば、予めノズル開口の各々からの液滴吐出の有無が検出され、この検出結果に応じて圧力発生素子に対する強制吐出駆動信号の印加制御が行われるため、ノズル開口の目詰まり等の液滴が吐出されない不具合が生じたときにのみ、その不具合を解消するために不具合が生じたノズル開口からの液滴の吐出が行われる。かかる制御を行うことで、例えば定期的に強制吐出駆動信号の印加を行う場合に比べて液体の無駄な吐出が行われないため、液体の消費を抑えることができるとともに、強制吐出駆動信号の印加による液滴吐出に要する時間を省くことができる。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、前記強制吐出駆動信号を印加しない圧力発生素子に対して、前記ノズル開口から前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号を印加する制御を行うことを特徴としている。
この発明によれば、液滴が正常に吐出されるノズル開口に対応した圧力発生素子に対して微小駆動信号を印加しているため、ノズル開口のメニスカスが振動している状態になり、液体の増粘を抑えることができ、この結果としてそのノズルの目詰まりを防止することができる。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、1吐出周期に前記強制吐出駆動信号と前記微小駆動信号とを含む駆動信号を発生する駆動信号生成ステップと、前記検出ステップの検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加する選択ステップとを含むことを特徴としている。
この発明によれば、液滴吐出ヘッドの1吐出周期に強制吐出駆動信号と微小駆動信号とが含まれる駆動信号が生成され、検出ステップの検出結果に応じて強制吐出駆動信号及び微小駆動信号の何れか一方が選択されて圧力発生素子に印加されるため、圧力発生素子が多数ある場合であっても、短時間で印加すべき駆動信号を各々の圧力発生素子に印加することができる。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、前記所定の液体の種類に応じて前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加する回数を制御することを特徴としている。
この発明によれば、液体の種類に応じて強制吐出駆動信号が圧力発生素子に印加される回数が制御されて液体の吐出回数が制御されるため、例えば液体の乾燥のしやすさ、粘度等に応じて適切な量の液体を吐出することができる。この結果として、効果的にノズル開口の目詰まりを回復させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、印加される駆動信号に応じた圧力を発生する圧力発生素子と、前記圧力発生素子が発生した圧力により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出ステップと、前記検出ステップの検出結果に応じて、前記ノズル開口から前記液体を強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加するか否かを制御する制御ステップとを含むことを特徴としている。
この発明によれば、予めノズル開口の各々からの液滴吐出の有無を検出し、この検出結果に応じて液体を強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を圧力発生素子に印加しているため、ノズル開口の目詰まり等の液滴が吐出されない不具合が生じたときにのみ、不具合が生じたノズル開口からの液滴の吐出が行われる。この結果として、例えば定期的に強制吐出駆動信号の印加を行う場合に比べて液体の無駄な吐出が行われないため、液体の消費を抑えることができるとともに、強制吐出駆動信号の印加による液滴吐出に要する時間を省くことができる。
また、本発明の第2の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、前記強制吐出駆動信号を印加しない圧力発生素子に対して、前記ノズル開口から前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号を印加する制御を行うことを特徴としている。
この発明によれば、液滴が正常に吐出されるノズル開口に対応した圧力発生素子に対して微小駆動信号が印加されるため、ノズル開口のメニスカスが振動している状態になり、液体の増粘を抑えることができ、この結果としてそのノズルの目詰まりを防止することができる。
また、本発明の第2の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、1吐出周期に前記強制吐出駆動信号と前記微小駆動信号とを含む駆動信号を生成する駆動信号生成ステップと、前記検出ステップの検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加する選択ステップとを含むことを特徴としている。
この発明によれば、液滴吐出ヘッドの1吐出周期に強制吐出駆動信号と微小駆動信号とが含まれる駆動信号が生成され、検出ステップの検出結果に応じて強制吐出駆動信号及び微小駆動信号の何れか一方が選択されて圧力発生素子に印加されるため、圧力発生素子が多数ある場合であっても、短時間で印加すべき駆動信号を各々の圧力発生素子に印加することができる。
また、本発明の第2の観点による液滴吐出ヘッドの駆動方法は、前記制御ステップが、前記所定の液体の種類に応じて前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加する回数を制御することを特徴としている。
この発明によれば、液体の種類に応じて強制吐出駆動信号が圧力発生素子に印加される回数が制御されて液体の吐出回数が制御されるため、例えば液体の乾燥のしやすさ、粘度等に応じて適切な量の液体を吐出することができる。この結果として、効果的にノズル開口の目詰まりを回復させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点による液滴吐出装置は、所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、前記圧力発生素子の加圧によって前記キャビティから排除し得る前記液体の排除体積の半分を前記ノズル開口から強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を生成する駆動信号生成部を備えることを特徴としている。
この発明によれば、液体の排除体積の半分を液滴としてノズル開口から吐出させる強制吐出駆動信号を生成する駆動信号生成部を備えているため、生成された強制吐出駆動信号を圧力発生素子に印加することで液滴吐出ヘッドのノズル開口の目詰まりを効果的に回復させることができる。また、ノズル開口の目詰まりが防止されることから、液滴吐出ヘッドのクリーニング回数を低減することができるため、液体の撥水性低下等の液滴吐出ヘッドの性能低下を招くことはない。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出装置は、前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出装置と、前記検出装置の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子の何れに印加するかを制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、検出装置を用いてノズル開口各々からの液滴吐出の有無を検出し、この結果に応じて制御部が圧力発生素子の何れに強制吐出駆動信号を印加するかを制御しているため、液滴が吐出されない不具合が生じたときにのみ、その不具合を解消するために不具合が生じたノズル開口からの液滴の吐出が行われ、液体の消費を抑えることができる。
また、本発明の第1の観点による液滴吐出装置は、前記駆動信号生成部が、前記強制吐出駆動信号と前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号とを含む駆動信号を生成することを特徴としている。
ここで、本発明の第1の観点による液滴吐出装置は、前記制御部が、前記検出結果の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加することを特徴としている。
この発明によれば、液滴の吐出不具合があるノズル開口に対応した圧力発生素子には強制吐出駆動信号が印加され、吐出不具合のないノズル開口に対応した圧力発生素子には微小駆動信号が印加されるため、吐出不具合の解消とノズル開口での液体の増粘予防を同時に行うことができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2の観点による液滴吐出装置は、印加される駆動信号に応じた圧力を発生する圧力発生素子と、前記圧力発生素子が発生した圧力により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出装置と、前記検出装置の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子の何れに印加するかを制御する制御部とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、予めノズル開口の各々からの液滴吐出の有無を検出し、この検出結果に応じて液体を強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を圧力発生素子に印加するか否かの制御を行っているため、ノズル開口の目詰まり等の液滴が吐出されない不具合が生じたときにのみ、不具合が生じたノズル開口からの液滴の吐出が行われる。この結果として、例えば定期的に強制吐出駆動信号の印加を行う場合に比べて液体の無駄な吐出が行われないため、液体の消費を抑えることができるとともに、強制吐出駆動信号の印加による液滴吐出に要する時間を省くことができる。
本発明のデバイス製造方法は、所定箇所に機能性を有するパターンが形成されたワークを備えたデバイスの製造方法であって、上記の何れかに記載の液滴吐出装置の駆動方法、又は、上記の何れかに記載の液滴吐出装置を用いて前記液滴吐出ヘッドが備える前記ノズル開口から前記所定の液体を吐出する予備吐出工程と、前記予備吐出工程を経た液滴吐出ヘッドを用いて、前記ワーク上に液滴を吐出して前記パターンを形成する工程とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、上記の何れかに記載の液滴吐出装置の駆動方法又は液滴吐出装置を用いてノズル開口の目詰まりの解消又は予防を行い、かかる処理を終えた液滴吐出ヘッドを用いてワーク上に液滴を吐出してパターンを形成しているため、所定の液体の無駄な消費を抑えることができるとともに、パターンを形成するための液滴吐出時間を長くすることができる。この結果として、デバイスの製造コストを低減することができるとともに、スループットを向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による液滴吐出ヘッドの駆動方法、液滴吐出装置、及びデバイス製造方法についてについて詳細に説明する。
〔液滴吐出装置〕
図1は、本発明の一実施形態による液滴吐出装置の概略構成を示す斜視図である。尚、以下の説明においては、必要であれば図中にXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、XY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。また、本実施形態では吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)20の移動方向がX方向に設定され、ステージSTの移動方向がY方向に設定されている。
図1に示す通り、本実施形態の液滴吐出装置IJは、ベース10と、ベース10上でガラス基板等の基板Pを支持するステージSTと、ステージSTの上方(+Z方向)において支持され、基板Pに対して所定の液滴を吐出可能な吐出ヘッド20とを含んで構成されている。ベース10とステージSTとの間には、ステージSTをY方向に移動可能に支持する第1移動装置12が設けられている。また、ステージSTの上方には、吐出ヘッド20をX方向に移動可能に支持する第2移動装置14が設けられている。
吐出ヘッド20には、流路18を介して吐出ヘッド20から吐出される液滴の溶媒(所定の液体)を貯蔵するタンク16が接続されている。また、ベース10上には、キャッピングユニット22とクリーニングユニット24とが配置されている。制御装置26は、液滴吐出装置IJの各部(例えば、第1移動装置12及び第2移動装置14等)を制御して液滴吐出装置IJの全体の動作を制御する。
上記の第1移動装置12はベース10の上に設置されており、Y軸方向に沿って位置決めされている。この第1移動装置12は、例えばリニアモータによって構成され、ガイドレール12a,12aと、このガイドレール12aに沿って移動可能に設けられているスライダー12bとを備えている。このリニアモータ形式の第1移動装置12のスライダー12bは、ガイドレール12aに沿ってY軸方向に移動して位置決め可能である。
また、スライダー12bはZ軸回り(θ)用のモータ12cを備えている。このモータ12cは、例えばダイレクトドライブモータであり、モータ12cのロータはステージSTに固定されている。これにより、モータ12cに通電することでロータとステージSTとは、θ方向に沿って回転してステージSTをインデックス(回転割り出し)することができる。即ち、第1移動装置12は、ステージSTをY軸方向及びθ方向に移動可能である。ステージSTは基板Pを保持し、所定の位置に位置決めするものである。また、ステージSTは不図示の吸着保持装置を有しており、この吸着保持装置が作動することによってステージSTに設けられた不図示の吸着穴を通して基板PをステージSTの上に吸着して保持する。
上記の第2移動装置14は、支柱28a,28aを用いてベース10に対して立てて取り付けられており、ベース10の後部10aにおいて取り付けられている。この第2移動装置14はリニアモータによって構成され、支柱28a,28aに固定されたコラム28bに支持されている。第2移動装置14は、コラム28bに支持されているガイドレール14aと、ガイドレール14aに沿ってX軸方向に移動可能に支持されているスライダー14bとを備えている。スライダー14bはガイドレール14aに沿ってX軸方向に移動して位置決め可能である。上記の吐出ヘッド20はスライダー14bに取り付けられている。
吐出ヘッド20は、揺動位置決め装置としてのモータ30,32,34,36を有している。モータ30を駆動すれば吐出ヘッド20をZ方向に沿って上下動させることができ、任意のZ方向の位置で吐出ヘッド20を位置決めすることができる。モータ32を駆動すれば、吐出ヘッド20をY軸回りのβ方向に沿って揺動させることができ、吐出ヘッド20の角度を調整することができる。モータ34を駆動すれば、吐出ヘッド20をX軸回りのγ方向に沿って揺動させることができ、吐出ヘッド20の角度を調整することができる。モータ36を駆動すれば、吐出ヘッド20をZ軸回りのα方向に沿って揺動させることができ、吐出ヘッド20の角度を調整することができる。
このように、図1に示す吐出ヘッド20は、Z方向に直線移動可能であって、α方向、β方向、及びγ方向に沿って揺動して角度を調整することができるようにスライダー14bに支持されている。吐出ヘッド20の位置及び姿勢は、ステージST側の基板Pに対する液滴吐出面20aの位置又は姿勢が所定の位置又は所定の姿勢となるように、制御装置26によって精確に制御される。尚、吐出ヘッド20の液滴吐出面20aには液滴を吐出する複数のノズル開口が設けられている。
上述の吐出ヘッド20から吐出される液滴としては、着色材料を含有するインク、金属微粒子等の材料を含有する分散液、PEDOT:PSS等の正孔注入材料や発光材料等の有機EL物質を含有する溶液、液晶材料等の高粘度の機能性液体、マイクロレンズの材料を含有する機能性液体、たんぱく質や核酸等を含有する生体高分子溶液等の種々の材料を含有する液滴が採用される。
ここで、吐出ヘッド20の構成について説明する。図2は吐出ヘッド20の分解斜視図であり、図3は吐出ヘッド20の主要部の一部を示す透視図である。図2に示す吐出ヘッド20は、ノズル板110、圧力室基板120、振動板130、及び筐体140を含んで構成されている。図2に示す通り、圧力室基板120は、キャビティ121、側壁122、リザーバ123、及び供給口124を備えている。キャビティ121は、圧力室であってシリコン等の基板をエッチングすることにより形成されるものである。側壁122は、キャビティ121間を仕切るよう構成され、リザーバ123は、各キャビティ121に所定の液体を充填する時に所定の液体を供給可能な共通の流路として構成されている。供給口124は、各キャビティ121に所定の液体を導入可能に構成されている。
また、図3に示す通り、振動板130は、圧力室基板120の一方の面に貼り合わせ可能に構成されている。振動板130には前述した圧電体デバイスの一部である圧電体素子150が設けられている。圧電体素子150は、ペロブスカイト構造を持つ強誘電体の結晶であり、振動板130上に所定の形状で形成されて構成されている。この圧電体素子150は、制御装置26から供給される駆動信号に対応して体積変化を生ずることが可能に構成されている。ノズル板110は、圧力室基板120に複数設けられたキャビティ(圧力室)121の各々に対応する位置にそのノズル開口111が配置されるよう、圧力室基板120に貼り合わせられている。ノズル板110を貼り合わせた圧力室基板120は、更に、図2に示す通り、筐体140に填められて液滴吐出ヘッド20を構成している。
吐出ヘッド20から液滴を吐出するには、まず、制御装置26が液滴を吐出させるための駆動信号を吐出ヘッド20に供給する。所定の液体は吐出ヘッド20のキャビティ121に流入しており、駆動信号が吐出ヘッド20に供給されると吐出ヘッド20に設けられた圧電体素子150がその駆動信号に応じた体積変化を生ずる。この体積変化は振動板130を変形させ、キャビティ121の体積を変化させる。この結果、そのキャビティ121のノズル開口111から液滴が吐出される。液滴が吐出されたキャビティ121には吐出によって減った液滴が新たにタンク16から供給される。
尚、図2及び図3を参照して説明した吐出ヘッド20は圧電体素子150に体積変化を生じさせて液滴を吐出させる構成であったが、発熱体により所定の液体に熱を加えその膨張によって液滴を吐出させるようなヘッド構成であってもよい。また、静電気によって振動板を変形させることにより体積変化を生じさせて液滴を吐出させるような吐出ヘッドであってもよい。
図1に戻り、第2移動装置14は、吐出ヘッド20をX軸方向に移動させることで、吐出ヘッド20をクリーニングユニット24又はキャッピングユニット22の上部に選択的に位置決めさせることができる。つまり、デバイス製造作業の途中であっても、例えば吐出ヘッド20をクリーニングユニット24上に移動すれば、吐出ヘッド20のクリーニングを行うことができる。また、吐出ヘッド20をキャッピングユニット22の上に移動すれば、吐出ヘッド20の液滴吐出面20aにキャッピングを施したり、液滴をキャビティ121に充填したり、ノズル開口111の目詰まり等による吐出不良を回復させたりすることが可能となる。
つまり、クリーニングユニット24及びキャッピングユニット22は、ベース10上の後部10a側で、吐出ヘッド20の移動経路直下に、ステージSTと離間して配置されている。ステージSTに対する基板Pの搬入作業及び搬出作業はベース10の前部10b側で行われるため、これらクリーニングユニット24又はキャッピングユニット22により作業に支障を来すことはない。
クリーニングユニット24は、ノズル開口111が形成された面を拭き取るワイパを備えており、吐出ヘッド20のノズル開口111等のクリーニングをデバイス製造工程中や待機時に定期的に又は随時に行うことができる。キャッピングユニット22は、吐出ヘッド20の液滴吐出面20aが乾燥しないように、デバイスを製造しない待機時にこの液滴吐出面20aにキャッピングを施したり、液滴をキャビティ221に充填する際に用いたり、また、吐出不良が生じた吐出ヘッド20を回復させるものである。
次に、キャッピングユニット22について詳細に説明する。図4は、キャッピングユニット22の構成を示す図であって、図4(a)は吐出ヘッド20側から見たキャッピングユニット22の平面図であり、図4(b)は図4(a)中のA−Aに沿う断面矢視図である。図4(a),(b)に示す通り、キャッピングユニット22は、本体40、キャッピング部42、連通管44、及びポンプ(負圧供給装置)46を含んで構成されている。
キャッピング部42は、本体40に形成された凹部42aの内部に嵌入された湿潤部材42bと本体40の上面40aに突出した突出部42cとを備えている。また、凹部42aの底面には、本体40の下面40を貫通する連通管44が接続されている。ここで、湿潤部材42bとは、吐出ヘッド20から吐出される液滴に対する吸収性に優れ、液滴が吸収された際には湿潤状態を保つものであり、例えばスポンジ等の材料からなる。ポンプ46は、連通管44を介してキャッピング部42を吸引、減圧する(負圧を供給する)ものである。このポンプ46は、制御装置26と電気的に接続されており、制御装置26の制御の下で、その駆動が制御される。
図1に戻り、本実施形態の液滴吐出装置IJは、吐出ヘッド20の液滴吐出面20aに設けられた複数のノズル開口111のうち、液滴が吐出されないノズル開口111が有るか否か(ドット抜けの有無)を検出する吐出検出装置38が設けられている。吐出検出装置38は、例えばレーザ光源とレーザ光源からのレーザ光を受光する受光素子とから構成されている。これらレーザ光源及び受光素子は、吐出ヘッド20のX方向の位置を所定の位置に位置決めしたときに、ノズル開口111の各々から吐出される液滴の軌跡を挟むように配置されており、ノズル開口111の各々から順に液滴を吐出したときに、受光素子で受光される光量変化の有無によってドット抜けの有無を検出する。
また、吐出検出装置38は、ノズル開口111の各々からの液滴が印刷されるとともにワイパ等でその印刷面を清掃可能に構成された印刷部と、光学レンズ等によって印刷部と光学的に共役に設定されたCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子とから構成することもできる。かかる構成の場合には、ノズル開口111の各々から液滴を吐出して印刷面を印刷し、その印刷面を撮像素子で撮像して得られた画像信号を画像処理することによりドット抜けの有無の有無を検出する
次に、本実施形態の液滴吐出装置IJの電気的な機能構成について説明する。図5は、本発明の一実施形態による液滴吐出装置の電気的な機能構成を示すブロック図である。尚、図5においては、図1〜図4に示した部材に相当するブロックには同一の符号を付してある。図5に示す通り、液滴吐出装置IJを制御する電気的な構成は、制御コンピュータ50、制御装置26、及び駆動用集積回路60を含んで構成される。
制御コンピュータ50は、例えばCPU(中央処理装置)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の内部記憶装置、ハードディスク、CD−ROM等の外部記憶装置、並びに液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置を含んで構成され、ROM又はハードディスクに記憶されたプログラムに従って、液滴吐出装置IJの動作を制御する制御信号を出力する。この制御コンピュータ50は、例えばケーブル等を用いて図1に示す液滴吐出装置IJに設けられる制御装置26と接続されている。
制御装置26は、演算制御部52、駆動信号生成部54、及びタイマ部56を含んで構成される。演算制御部52は、制御コンピュータ50から入力された制御信号及び内部に予め記憶された制御プログラムに基づいて、第1移動装置12、第2移動装置14、及びモータ30〜36を駆動するとともに、キャッピングユニット22に設けられたポンプ46の動作を制御する。
また、演算制御部52は、吐出ヘッド20に設けられる複数の圧電体素子150を駆動する各種駆動信号を生成するための各種データ(駆動信号生成用データ)を駆動信号生成部54に出力する。更に、演算制御部52は、上記制御プログラムに基づいて選択データを生成して駆動用集積回路60に設けられた切替信号生成部62に出力する。この選択データは、駆動信号の印加対象となる圧電体素子150を指定するためのノズル選択データと圧電体素子150に印加する駆動信号を指定するための波形選択データとからなる。
加えて、演算制御部52は、タイマ部56を用いてキャッピングユニット22を用いて吐出ヘッド20をキャッピング(封止)している時間及び吐出ヘッド20がキャッピングされていない時間を計時するとともに、ポンプ46を駆動する時間等を制御する。また、吐出検出装置38の検出結果に基づいて、吐出ヘッド20に設けられたノズル開口111からの液滴の強制的吐出(フラッシング)を制御するとともに、キャッピング時間、及びクリーニング回数等を制御する。
駆動信号生成部54は、上記の駆動信号生成用データに基づいて所定形状の各種駆動信号を生成してスイッチ回路64に出力する。駆動信号生成部54が生成する駆動信号は、例えば、通常駆動信号、強制吐出駆動信号、及び微小駆動信号がある。通常駆動信号は、ノズル開口111から所定量の液滴を吐出させるための駆動信号であり、強制吐出駆動信号は、特定のノズル開口111から排除体積の半分の液体を強制的に吐出させる駆動信号である。ここで、排除体積とは、圧電体素子150の変形量を最大にしてキャビティ221内に最大圧力を加えたときに、キャビティ221内から排除される液体の体積をいう。
また、微小駆動信号は、ノズル開口111から液滴が吐出されない程度に圧電体素子150を微振動させることでノズル開口111におけるメニスカスを振動させ、ノズル開口111付近における液体の増粘を防止する駆動信号である。タイマ部56は、例えば演算制御部52から出力される計時開始信号及び計時時間が入力され、計時を開始してから計時時間が経過したときに、計時完了信号を出力する。
駆動用集積回路60は、吐出ヘッド20内に設けられており、切替信号生成部62及びスイッチ回路64を含んで構成されている。切替信号生成部62は、演算制御部52から出力される選択データに基づいて各圧電体素子150への駆動信号の導通/非導通を指示する切替信号を生成し、スイッチ回路64に出力する。スイッチ回路64は、各圧電体素子150毎に設けられており、切替信号によって指定された駆動信号を圧電体素子150に出力する。
ここで、駆動信号生成部54が生成する駆動信号の一例、及び吐出ヘッドの動作について簡単に説明する。図6は、駆動信号生成部54で生成される通常駆動信号の1周期分の波形及び吐出ヘッドの動作を模式的に示す図である。図6(a)に示す通り、通常駆動信号は、基本的には、その電圧値が中間電位Vmからスタートした後(ホールドパルスL1)、時刻T1から時刻T2までの間、最大電位VPSまで一定の傾きで上昇し(充電パルスL2)、時刻T2から時刻T3までの間、最大電位VPSを所定時間だけ維持する(ホールドパルスL3)。次に、時刻T3から時刻T4までの間に最低電位VLSまで一定の傾きで下降した後(放電パルスL4)、時刻T4から時刻T5までの間、最低電位VLSを所定時間だけ維持する(ホールドパルスL5)。そして、時刻T5から時刻T6までの間、電圧値は中間電位Vmまで一定の傾きで上昇する(充電パルスL6)。
以上説明した通常駆動信号が圧電体素子150に印加されると、圧電体素子150は図6(b)〜(d)に示す動作を行い、これによりノズル開口111から所定の液体が液滴として吐出される。まず、図6(a)中の時刻T1から時刻T2までの間において、通常駆動信号の電圧値が緩やかに上昇する充電パルスL2が圧電体素子150に印加されると、図6(b)に示すように圧電体素子150がキャビティ121の容積を緩やかに膨張させる方に撓みキャビティ121に負圧が発生する。これによって、所定の液体がリザーバ123からキャビティ121に供給される。また、図示のようにノズル開口111の開口近傍に位置する液状粘性物も僅かにキャビティ121内部方向へ引き込まれることで、メニスカスがノズル開口111内に引き込まれる。
次に、時刻T2から時刻T3の間において通常駆動信号の電圧値を最大電位VPSに保持するホールドパルスL3が圧電体素子150に印加された後、時刻T3から時刻T4の間において放電パルスL4が印加されると、圧電体素子150が急速にキャビティ121の容積を収縮させる方向に撓み、キャビティ121に正圧が発生する。これにより、図6(c)に示す通り、ノズル開口111から所定の液体が液滴D1として吐出される。
液滴D1が吐出されると、時刻T4から時刻T5までの間、圧電体素子150には最低電位VLSを維持するホールドパルスL5が印加され、その後時刻T5から時刻T6までの間に中間電位Vmまで一定の傾きで上昇する充電パルスL6が圧電体素子150に印加される。充電パルスL6が圧電体素子150に印加されると、圧電体素子150は図6(d)に示すように変形してキャビティ121内に負圧が発生する。これにより、所定の液体がリザーバ123からキャビティ121に供給されるとともに、ノズル開口111の開口近傍に位置する所定の液体も僅かにキャビティ121内部方向へ引き込まれ、図6(d)に示す通り、メニスカスが一定の状態に維持される。このように、例えば最大電位VPSが高いほど、又は放電パルスL4の傾きが急峻なほど、ノズル開口111から吐出される液状粘性物の1ドット当たりの重量が大きい。
次に、通常駆動信号と強制吐出駆動信号とを比較する。図7は、通常駆動信号及び強制吐出駆動信号並びに排除体積を説明するための図であって、(a)は通常駆動信号及び強制吐出駆動信号を示す図であり、(b)は排除体積を示す図である。図7(a)において、符号DNを付した駆動信号は通常駆動信号であり、符号DKを付した駆動信号は強制吐出駆動信号である。通常駆動信号DNは電圧値が最大電位VPSと最低電位VLSとの間で変化する駆動信号であったが、強制吐出駆動信号DKは、通常駆動信号DNの最大電位VPSよりも高い電位Vmaxと通常駆動信号DNの最低電位LVSよりも低い電位Vminとの間で電圧値が変化する駆動信号である。ここで、電位Vmaxは圧電体素子150の変形量が最大になる値に設定されており、電位Vmin及び電位Vcはこの変形を回復し得る値に設定されている。
つまり、圧電体素子150に対して強制吐出駆動信号DKを印加すると圧電体素子150の変形量が最大になり、その結果としてキャビティ121の容積変化が最大になる。このキャビティ121の容積の最大変化量が排除体積である。圧電体素子150に対して強制吐出駆動信号DKを印加すると、吐出ヘッド20は圧電体素子150の変位量の大小を除いて図6(b)〜図6(d)に示す動作と同様の動作を行う。図7(b)中の符号dVで指し示す箇所(斜線を付した箇所)が排除体積であり、一度にキャビティ221内から排除される液体の体積の最大量である。但し、キャビティ121はノズル開口111を除いて密閉されている訳ではなく、図2及び図3に示す通り、供給口124を介してリザーバ123と連通しているため、排除体積dVの半分はリザーバ123へ流出し、ノズル開口111から一度に吐出される液体の最大量は排除体積dVの半分になる。
次に、微小駆動信号について説明する。図8は、強制吐出駆動信号及び微小駆動信号を示す図である。図8(a)に示す通り、駆動信号生成部54は、1吐出周期内に強制吐出駆動信号DKと微小駆動信号DBとを含んでなる駆動信号を生成する。強制吐出駆動信号DK及び微小駆動信号DBを含む駆動信号は、吐出ヘッド20のノズル開口の目詰まりを解消するときに、駆動信号生成部54で生成される。
図8(a)に示す通り、1吐出周期内は期間T11と期間T12とに区分されており、期間T11には強制吐出駆動信号DKが含まれ、期間T12には微小駆動信号DBが含まれる。吐出ヘッド20のノズル開口の目詰まりを解消するときには、常時強制吐出駆動信号DKと微小駆動信号DBとが含まれる駆動信号が生成され、演算制御部52から出力される選択データに含まれる波形選択データに従って、常時強制吐出駆動信号DK及び微小駆動信号DBが選択される。
詳細は後述するが、吐出検出装置38によって吐出不良が検出されたノズル開口111に対応して設けられている圧電体素子150に対しては、図8(b)に示す通り強制吐出駆動信号DKが選択され、そのノズル開口111に対応した圧電体素子150に印加される。一方、正常な吐出が行われているノズル開口111に対応して設けられている圧電体素子150に対しては、図8(c)に示す通り微小駆動信号DBが選択され、そのノズル開口111に対応した圧電体素子150に印加される。
〔液滴吐出ヘッドの駆動方法〕
次に、上記構成における液滴吐出装置IJを用いて基板P上にマイクロアレイを形成する方法について説明するとともに、マイクロアレイを形成する上で行われる液滴吐出ヘッドの駆動方法について詳細に説明する。図9は、本発明の一実施形態による液滴吐出ヘッドの駆動方法の一例を示すフローチャートである。
図9に示すフローチャートにおいて、処理が開始されると、演算制御部52においてドット抜け検出指示の有無が判断される(ステップS11)。ドット抜け検出指示は、液滴吐出装置IJの電源投入時に制御コンピュータ50から出力され、又は液滴吐出の開始時若しくは基板Pの交換時に演算制御部52のプログラムから出力される。また、制御コンピュータ50の操作者が、制御コンピュータ50に対してマニュアルで指示した時にも制御コンピュータ50から出力される。ドット抜け検出指示が無い場合(判断結果が「NO」の場合)には、ドット抜け検出指示があるまでステップS11の処理を行う。
一方、ステップS11において、ドット抜け検出指示があったと判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、演算制御部52は、第2移動装置14を駆動してノズル開口111が吐出検出装置38の上方(+Z方向)に配置されるよう、吐出ヘッド20の移動及び位置決めを行う。吐出ヘッド20の位置決めが完了すると、演算制御部52は駆動信号生成用データを駆動信号生成部54に出力して通常駆動信号DNを生成させるとともに、選択データを切替信号生成部62に出力する。
演算制御部52からの選択データに基づいて各圧電体素子150への駆動信号の導通/非導通を指示する切替信号が切替信号生成部62で生成され、スイッチ回路64により切替信号によって指定された通常駆動信号DNが圧電体素子150に印加される。これによって、吐出ヘッド20の複数のノズル開口から液滴が吐出検出装置38に対して順次吐出され、吐出検出装置38においてドット抜け検出が行われる(ステップS12)。
ドット抜け検出が完了すると、その検出結果は演算制御部52に出力され、演算制御部52においてドット抜けの有無が判断される(ステップS13)。ドット抜けが無いと判断した場合(判断結果が「NO」の場合)には、液滴の通常吐出を行う(ステップS14)。つまり、演算制御部52は第1移動装置12を制御して基板Pを移動開始位置に移動させるとともに、第2移動装置14等を制御して吐出ヘッド20を吐出開始位置に移動させる。そして、駆動信号生成用データ及び選択データを駆動信号生成部54及び切替信号生成部62にそれぞれ出力して、圧電体素子150に対して通常駆動信号DNを印加して基板P上への液滴の吐出を開始する。
液滴の吐出を開始すると、演算制御部52は、吐出ヘッド20と基板PとをX軸方向に相対移動(走査)しつつ、基板P上に対して吐出ヘッド20の所定のノズルから所定幅で液滴を吐出し、基板P上にマイクロアレイを形成する。本実施形態では、吐出ヘッド20が基板Pに対して+X方向に移動しつつ吐出動作する。吐出ヘッド20と基板Pとの1回目の相対移動(走査)が終了すると、基板Pを支持するステージSTが吐出ヘッド20に対してY軸方向に所定量ステップ移動する。演算制御部52は、吐出ヘッド20を基板Pに対して、例えば−X方向に2回目の相対移動(走査)しつつ吐出動作を行う。この動作を複数回繰り返すことにより、吐出ヘッド20は演算制御部52の制御に基づいて液滴を吐出し、基板P上にマイクロアレイを形成する。
以上の動作を行って基板P上にマイクロアレイが形成されると、演算制御部52が第1移動装置12を制御して液滴が吐出された基板Pを搬出位置に移動させる。そして、ステージSTによる吸着保持が解除されて不図示の搬送装置によって基板PがステージSTから搬出される。次に、ステージSTから基板Pが搬出されている間に、演算制御部52は、第2移動装置14を制御し、X軸方向に吐出ヘッド20を移動させてキャッピングユニット22の上部に位置決めする。更に、Z軸方向に吐出ヘッド20を移動させて、キャッピングユニット22に接触配置させて吐出ヘッド20のキャッピングを行う(ステップS15)。以上の動作により、1枚の基板Pに対して液滴を吐出する動作が完了する。
一方、ステップS13において、ドット抜けがあると判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、演算制御部52は吐出検出装置38の検出結果に基づいて吐出ヘッド20に形成された複数のノズル開口111からドット抜けのあるノズル開口111を特定する処理を行う(ステップS16)。尚、この処理と並行して、演算制御部52は、第2移動装置14を駆動してノズル開口111がキャッピングユニット22の上方(+Z方向)に配置されるよう、吐出ヘッド20の移動及び位置決めを行う。
ドット抜けのあるノズル開口111の特定及び吐出ヘッド20の移動が完了すると、演算制御部52はドット抜けを解消する処理を行う。この処理ではドット抜けのあるノズル開口111に対応した圧電体素子150に強制吐出駆動信号DKを印加し、そのノズルから排除体積の半分の液体を強制的に吐出させることで、ノズル開口111の目詰まり等を解消する。この処理を行うため、演算制御部52は吐出ヘッド20に形成されたノズル開口111を順に選択するノズル選択データを生成するとともに、ステップS16で特定されたノズル開口111に対応した圧電体素子150に強制吐出駆動信号DKが印加されるよう波形選択データを生成する。
具体的には、演算制御部52は、まず複数のノズル開口111から最初のノズル開口111を特定し、このノズル開口111を選択するためのノズル選択データを生成する(ステップS17)。尚、ノズル開口111の各々にはノズル番号が順に付されており、このノズル番号を用いて演算制御部52は各ノズル開口111の管理及び特定を行う。次に、演算制御部52は、ステップS16の特定結果から、選択したノズル開口111がドット抜けのあるノズル開口111であるか否かを判断する(ステップS18)。
ドット抜けのあるノズル開口111であると判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、そのノズル開口111に対応した圧電体素子150に強制吐出駆動信号DKを印加するための波形選択データを生成する(ステップS19)。この処理が終了すると、ノズル開口111の全ての選択が終了したか否かを判断し(ステップS20)、選択が終了していないと判断した場合(判断結果が「NO」の場合)には、ステップS17に戻り、次のノズル開口111の特定、及びこのノズル開口111を選択するためのノズル選択データの作成を行う。
一方、ステップS18において、選択したノズル開口111がドット抜けのないノズル開口111であると演算制御部52が判断した場合(判断結果が「NO」の場合)には、そのノズル開口111に対応した圧電体素子150に微小駆動信号DBを印加するための波形選択データを生成する(ステップS21)。この処理が終了すると、ノズル開口111の全ての選択が終了したか否かを判断し(ステップS20)、選択が終了していないと判断した場合(判断結果が「NO」の場合)には、ステップS17に戻り、次のノズル開口111の特定、及びこのノズル開口111を選択するためのノズル選択データの作成を行う。以上の処理を繰り返して、ノズル番号順に、ノズル開口111の何れか1つを選択するノズル選択データ及び強制吐出駆動信号DK又は微小駆動信号BKを印加するための波形選択データが生成される。
一方、ステップS20において、ノズル開口111の全ての選択が終了したと判断した場合(判断結果が「YES」の場合)には、駆動信号及び選択データが吐出ヘッド20に設けられた駆動用集積回路60に出力され、吐出不良のあるノズル開口111から排除体積の半分の液体を強制的に吐出させて目詰まり等を解消する処理が行われる(ステップS22)。
この処理が開始されると、演算制御部52は駆動信号生成部54に対して図8(a)に示す1吐出周期に強制吐出駆動信号DKと微小駆動信号DBとが含まれる駆動信号を生成させるための駆動信号生成用データを出力する。演算制御部52から駆動信号生成部54へ駆動信号生成用データが出力されると、駆動信号生成部54からスイッチ回路64に図8(a)に示す駆動信号が出力される。
また、演算制御部52は切替信号生成部62に対してノズル選択データと波形選択データとを含む選択データを出力する。演算制御部52から切替信号生成部62へ選択データが出力されると、切替信号生成部62において各圧電体素子150への駆動信号の導通/非導通を指示する切替信号、並びに強制吐出駆動信号DK及び微小駆動信号DBの何れか一方を選択する選択信号が生成される。
切替信号生成部62で生成された切替信号によって、複数のスイッチ回路64のうちの1つが開状態になり、これによって駆動信号を印加する1つの圧電体素子150(ノズル開口111)が選択される。また、切替信号生成部62で生成された選択信号によって図8(a)に示す強制吐出駆動信号DK及び微小駆動信号DBの何れか一方が選択される。上記の切替信号によって吐出不良のあるノズル開口111が選択された場合には強制吐出駆動信号DKが選択され、吐出不良のないノズル開口111が選択された場合には微小駆動信号DBが選択される。そして、選択された駆動信号は切替信号によって開状態になっているスイッチ回路64から圧電体素子150に印加され、吐出不良のあるノズル開口111からは排除体積の半分の液体が強制的に吐出され、吐出不良のないノズル開口111においてはメニスカスの微振動が行われる。
以上の処理が終了すると、次に演算制御部52から出力される選択データに基づいてノズル開口111及び駆動信号の選択が行われ、選択されたノズル開口111に対応している圧電体素子150に選択された駆動信号が印加されて排除体積の半分の液体の強制的な吐出、又はメニスカスの微振動が行われる。以上の処理が吐出ヘッド20に形成されたノズル開口111の数の分だけ繰り返される。ステップS22の処理が終了すると、処理はステップS12に戻って再度ドット抜け検出が行われ、ドット抜けがない場合には通常吐出が行われ(ステップS14)、ドット抜けが解消されていない場合にはステップS16〜S22の処理が行われる
以上説明した通り、本実施形態においては、排除体積の半分を液滴としてノズル開口111から吐出させる強制吐出駆動信号DKを吐出不良のあるノズル開口111に対応した圧電体素子150に印加して強制的にキャビティ121内の液体を吐出させているため、液滴吐出ヘッド20のノズル開口111の目詰まりを効果的に回復させることができる。また、ノズル開口111の目詰まりが早期に回復できることから、クリーニングユニット24による液滴吐出ヘッド20のクリーニング回数を低減することができるため、液体の撥水性低下等の液滴吐出ヘッドの性能低下を招くことはない。
また、本実施形態では、吐出不良のあるノズル開口111に対応した圧力発生素子150に対しては強制吐出駆動信号DKを印加して排除体積の半分を強制的に吐出し、吐出不良のないノズル開口111に対応した圧力発生素子150に対しては微小駆動信号DBを印加して液滴を吐出させずにメニスカスを振動させている。このため、吐出不良のないノズル開口111からは液体が液滴として吐出されないため、液体の無駄な消費を抑えることができる。また、メニスカスを振動させることで液体の増粘を抑えることができ、ノズル開口111の目詰まりを防止することができる。
尚、以上説明した実施形態では、吐出不良のあるノズル開口に対応した圧電体素子150に強制吐出駆動信号DKを一度に1回だけ印加し、排除体積の半分の量の液体の強制的な吐出を一度だけ行っていた。しかしながら、例えば液体の種類(例えば、粘性の違い等)に応じて複数回に亘って強制吐出駆動信号DKを吐出不良のあるノズル開口111に対応した圧電体素子150に印加し、複数回に亘って液滴を強制的に吐出させても良い。
また、上記実施形態では、キャッピングユニット22の上方に吐出ヘッド20を位置決めした状態で吐出不良のあるノズル開口111から液滴を強制的に吐出させていた。しかしながら、強制的な液滴の吐出はキャッピングユニット22内に対して行う必要はなく、例えば液滴を吐出するための専用の領域(フラッシング領域)をステージST上に設け、このフラッシング領域に対して液滴を強制的に吐出するようにしても良い。
〔デバイス製造方法、及び電子機器〕
以上、本発明の実施形態によるキャッピング装置及びその制御方法並びに液滴吐出装置について説明したが、この液滴吐出装置は膜を形成する成膜装置、金属配線等の配線を形成する配線装置、又はマイクロレンズアレイ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマ型表示装置、電界放出ディスプレイ(FED:Field Emission Display)等のデバイスを製造するデバイス製造装置として用いることができる。
上記の液滴吐出装置を用いてノズル開口111の目詰まりを解消し、かかる処理を終えた吐出ヘッド20を用いて基板P上に液滴を吐出してパターンを形成しているため、液滴溶媒の無駄な消費を抑えることができるとともに、パターンを形成するための液滴吐出時間を長くすることができる。この結果として、デバイスの製造コストを低減することができるとともに、スループットを向上させることができる。
上記の液晶装置、有機EL装置、プラズマ型表示装置、FED等のデバイスは、ノート型コンピュータ及び携帯電話等の電子機器に設けられる。だだし、電子機器は、上記のノート型コンピュータ及び携帯電話に限られる訳ではなく、種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の電子機器に適用することが可能である。
本発明の一実施形態による液滴吐出装置の概略構成を示す斜視図である。 吐出ヘッド20の分解斜視図である。 吐出ヘッド20の主要部の一部を示す透視図である。 キャッピングユニット22の構成を示す図である。 本発明の一実施形態による液滴吐出装置の電気的な機能構成を示すブロック図である。 駆動信号生成部54で生成される通常駆動信号の1周期分の波形及び吐出ヘッドの動作を模式的に示す図である。 通常駆動信号及び強制吐出駆動信号並びに排除体積を説明するための図である。 強制吐出駆動信号及び微小駆動信号を示す図である。 本発明の一実施形態による液滴吐出ヘッドの駆動方法の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20……吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)
38……吐出検出装置(検出装置)
52……演算制御部(制御部)
54……駆動信号生成部
62……切替信号生成部(制御部)
64……スイッチ回路(制御部)
111……ノズル開口
121……キャビティ
150……圧電体素子(圧力発生素子)
DB……微小駆動信号
DK……強制吐出駆動信号
IJ……液滴吐出装置
P……基板(ワーク)

Claims (16)

  1. 所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、
    前記圧力発生素子の加圧によって前記キャビティから排除し得る前記液体の排除体積の半分を液滴として前記ノズル開口から強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加して前記液滴吐出ヘッドを駆動することを特徴とする液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  2. 前記強制吐出駆動信号の印加は、前記液滴が吐出されないノズル開口に対応した前記圧力発生素子に対して行うことを特徴とする請求項1記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  3. 前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に応じて前記圧力発生素子に前記強制吐出駆動信号を印加するか否かを制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする請求項2記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  4. 前記制御ステップは、前記強制吐出駆動信号を印加しない圧力発生素子に対して、前記ノズル開口から前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号を印加する制御を行うことを特徴とする請求項3記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  5. 前記制御ステップは、1吐出周期に前記強制吐出駆動信号と前記微小駆動信号とを含む駆動信号を生成する駆動信号生成ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加する選択ステップと
    を含むことを特徴とする請求項4記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  6. 前記制御ステップは、前記所定の液体の種類に応じて前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加する回数を制御することを特徴とする請求項3から請求項5の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  7. 印加される駆動信号に応じた圧力を発生する圧力発生素子と、前記圧力発生素子が発生した圧力により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドの駆動方法であって、
    前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に応じて、前記ノズル開口から前記液体を強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加するか否かを制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  8. 前記制御ステップは、前記強制吐出駆動信号を印加しない圧力発生素子に対して、前記ノズル開口から前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号を印加する制御を行うことを特徴とする請求項7記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  9. 前記制御ステップは、1吐出周期に前記強制吐出駆動信号と前記微小駆動信号とを含む駆動信号を生成する駆動信号生成ステップと、
    前記検出ステップの検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加する選択ステップと
    を含むことを特徴とする請求項8記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  10. 前記制御ステップは、前記所定の液体の種類に応じて前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子に印加する回数を制御することを特徴とする請求項7から請求項9の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッドの駆動方法。
  11. 所定の液体を収容するキャビティと、印加される駆動信号に応じた圧力を前記キャビティ内に発生させる圧力発生素子と、前記圧力発生素子により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、
    前記圧力発生素子の加圧によって前記キャビティから排除し得る前記液体の排除体積の半分を前記ノズル開口から強制的に吐出させる強制吐出駆動信号を生成する駆動信号生成部を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  12. 前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子の何れに印加するかを制御する制御部と
    を備えることを特徴とする請求項11記載の液滴吐出装置。
  13. 前記駆動信号生成部は、前記強制吐出駆動信号と前記液滴を吐出させない程度の微小な圧力を発生させる微小駆動信号とを含む駆動信号を生成することを特徴とする請求項11又は請求項12記載の液滴吐出装置。
  14. 前記制御部は、前記検出結果の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号及び前記微小駆動信号の何れか一方を選択して前記圧力発生素子に印加することを特徴とする請求項13記載の液滴吐出装置。
  15. 印加される駆動信号に応じた圧力を発生する圧力発生素子と、前記圧力発生素子が発生した圧力により加圧された前記液体が液滴として吐出されるノズル開口とを有する液滴吐出ヘッドを備える液滴吐出装置であって、
    前記ノズル開口の各々からの前記液滴の吐出の有無を検出する検出装置と、
    前記検出装置の検出結果に応じて、前記強制吐出駆動信号を前記圧力発生素子の何れに印加するかを制御する制御部と
    を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
  16. 所定箇所に機能性を有するパターンが形成されたワークを備えたデバイスの製造方法であって、
    請求項1から請求項10の何れか一項に記載の液滴吐出装置の駆動方法、又は、請求項11から請求項15の何れか一項に記載の液滴吐出装置を用いて前記液滴吐出ヘッドが備える前記ノズル開口から前記所定の液体を吐出する予備吐出工程と、
    前記予備吐出工程を経た液滴吐出ヘッドを用いて、前記ワーク上に液滴を吐出して前記パターンを形成する工程と
    を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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