JP2005205053A - 電気保温ポット - Google Patents

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Abstract

【課題】温度感知器と内容器との接触状態が確実で温度感知器の接触効率も良く、無駄な電力供給を必要とすることもない。又、構造簡単で組立作業も極めて容易に行うことができる。
【解決手段】遮蔽板7の透孔73を十字状に切り欠いてなる一方、感知器本体56及び感知器本体を押さえるバネ58を挿入する内部中空な筒状部材57を設け、筒状部材57の上端外周に環状フランジ62を設け、環状フランジ上端で中空周りの対角線上にそれぞれ爪63を突設し、感知器本体56及びバネ58を挿入した筒状部材57を遮蔽板7の下側より十字状の透孔73に差し込んで、環状フランジ62を透孔73の下側面に当接し、透孔73を貫通したそれぞれの爪63を透孔73の十字状の各外側突端部46に係止すると共に、バネ58を筒状部材57内より透孔73の隣り合わせの十字状端の交差する各内側突端部47に当接する構成としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒータにて内容器内の液体を暖める電気保温ポットに関するものである。
従来、電気保温ポットとしては、内容器を囲んだ外装体を設け、内容器の底部外壁に内容器内の液体を加温するヒータを固着し、ヒータの下面にヒータの下方への放熱を阻止する遮熱板を設け、遮熱板の下方で外装体の下端を覆う底部材を設けた構造の電気湯沸かし器が特許第3274801号公報(特許文献1 図3及び図5参照)として存在する。
特許第3274801号(図3及び図5)
以下、特許文献1の図3及び図5により従来の電気湯沸かし器について説明する。
この特許文献1の電気湯沸かし器は、内容器内の液体を保温するのみに限らず沸騰をもする構造のものではあるが、内容器2内の液温を制御する電子回路機構9と、内容器2内の液温を感知して電子回路機構9に伝える温度感知器であるサーミスタ10とを設け、遮熱板11のほぼ中央にサーミスタ用孔24を設ける一方、サーミスタ取付金具12を設け、サーミスタ10の感知面と内容器2の底面とを接触させた状態で、サーミスタ取付金具12両端を遮熱板11に係止して、サーミスタ10を固定保持した構成としている。
ところが、この電気湯沸かし器では、サーミスタ取付金具12の構造が複雑で加工も困難であり、又温度感知器であるサーミスタ10と内容器2とは、サーミスタ取付金具のバネ性によって安定接触させるために、サーミスタ取付金具のわずかしかないバネ効果の有効範囲が狭く、サーミスタと内容器との接触効率が悪いという問題点があった。
又、内容器2の下方に遮熱板11を取付け、サーミスタ10と内容器2とが接触した後でなければ、サーミスタ取付金具12を遮熱板11に取付けることができないために、遮熱板11への前加工が全く出来ず、しかも狭い電気湯沸かし器1本体の底部でのサーミスタ取付金具12の取付け作業が非常に煩わしく、簡単に取付け作業を行うことができないという問題点があった。
本発明は、液体を収容する内容器2と、内容器2内の液体を加温するヒータ3と、内容器2を囲む外装体4と、外装体4の上端にあって内容器2の上部開口を開閉する蓋体5と、内容器2の底部を覆う底カバー体8と、内容器2内の液体を外部へ吐出する吐出機構11と、内容器2内の液温を制御する電子回路機構14と、液温を感知して電子回路機構14に伝える温度感知器15とを備え、ヒータ3の下方への放熱を防ぐ遮蔽板7を設け、遮蔽板7に温度感知器用の透孔73を設け、この透孔73に温度感知器15を挟み込んで内容器の底面に温度感知器の感知面を当接してなる電気保温ポット1に於いて、上記遮蔽板7の透孔73を十字状に切り欠いてなる一方、感知器本体56及び感知器本体を押さえるバネ58を挿入する内部中空な筒状部材57を設け、筒状部材57の上端外周に環状フランジ62を設け、環状フランジ上端で中空周りの対角線上にそれぞれ爪63を突設し、感知器本体56及びバネ58を挿入した筒状部材57を遮蔽板7の下側より十字状の透孔73に差し込んで、環状フランジ62を透孔73の下側面に当接し、透孔73を貫通したそれぞれの爪63を透孔73の十字状の各外側突端部46に係止すると共に、バネ58を筒状部材57内より透孔73の隣り合わせの十字状端の交差する各内側突端部47に当接する構成としている。
又、感知器本体56の外周壁には、環状突起61を設け、筒状部材57の下端内側には、感知器本体の外周壁を貫通し、環状突起61を係止する環状リブ59を設けている構成としている。
本発明は、従来の問題点を解決したものであって、温度感知器と内容器との接触状態が確実で温度感知器の接触効率も良く、無駄な電力供給を必要とすることもない。又、構造簡単で組立作業も極めて容易に行うことができる。
電気保温ポット1は、上下端開口の内容器2と、内容器2の底部外壁にあって内容器内の液体を温めるヒータ3と、内容器2を囲む外装体4と、外装体4の上端中央に着脱自在に装着し、内容器2の上端開口を開閉する蓋体5と、外装体4内下端に装着し、内容器2を支える底板6と、中央のヒータ3を支え、下部への放熱を遮蔽する金属製の遮蔽板7と、この遮蔽板7と間隔を隔てて外装体4の下部前面を残して外装体下端面を覆う底カバー体8と、底カバー体8に装着し、外装体下部前方との間に空間部29を有する台座9と、内容器2の下端開口に連通のジョイントパイプ10に連通し、内容器内の液体を台座9の空間部29に向けて吐出する吐出機構11と、内容器内の液量を外装体の前面上下にて表示する液量表示機構12と、外装体の前面で上部前面より下部前面にあって、吐出機構11及び液量表示機構12を覆う前カバー13と、内容器2内の液温を制御する電子回路機構14と、液温を感知して電子回路機構14に伝える温度感知器15とから構成されている。32は、ジョイントパイプ10の下端にあって、ジョイントパイプ10からのドレンを台座9の空間部29に向けて排出するドレン排出台である。
内容器2は、ガラス製又はステンレス等の金属製の一重の容器で有底筒状に形成されており、上端を内容器内に手を入れて掃除しやすいような広口とし、下端を細口とし、下方に延びた細口筒体54として一体成形している。
内容器2は、ガラス製のときには内壁に銀蒸着を施すようにしてもよい。この内容器2の細口筒体54には、ゴム等の弾性材料からなる中空のジョイントパイプ10を連通している。
ヒータ3は、偏平なリング状にして、内容器2の細口筒体54周りに貼り付けられており、内容器内の液体を温めるだけで、沸騰させるものではない。ヒータ3と内容器2の底面との間には、耐熱性、熱伝導性の良好な極薄板状のシート55を貼り付けている。このシート55は、ゴム材質等の弾性材によって、ドーナッ状に形成されている。
このシート55の貼り付けによって、内容器2の底面が均一な平坦面でなくても、ヒータ3の熱をシート55を介して内容器2の貼り付け底面全体に十分伝えることができ、無駄な放熱を防ぐことができる。このシート55は内容器2の底面から離脱しないように、接着剤等によって貼り付けてもよい。又、シート55上に貼り付けるヒータ3も同様にシート上から離脱しないように、接着剤等によって貼り付けてもよい。
68は、ヒータ3をシート55に押さえつける押え金具であって、ステンレス等の金属材料にて薄板で、中央開口で片側切り欠いた半円弧状に形成している。この押え金具68は、図3に示すように、左右両側に保持爪69,69を一体成形しており、この保持爪69が後述の遮蔽板7の前方切欠溝71を貫通して、その先端を折り曲げられ前方切欠溝71の左右両側壁上に係止している。
外装体4は、合成樹脂材料にて内容器2の周側壁を覆う胴部と、内容器2の上端部を覆う肩部とを一体成形しており、上端の中央を段状に下げて、内容器2の上端開口とシールパッキンを介して当接している。この外装体4の上端中央の段状内側壁には、ネジを刻設し後述の蓋体5を螺着するようにしている。外装体4は、内容器2と所定の間隔を隔てており、下部内周壁に適宜の間隔を隔てて後述の底板6を係止する複数の係止片64、64を設けている。
内容器2を支える底板6は、図2に示すように、中央を大きく開口し、後方下端に後述の台座9を支える支持台65と、前方左右両側に下方に向けて垂下し、後述の前カバー13の嵌合片を引っ掛ける垂下片23,23と、後述の底カバー体8との間に大きな隙間を設けるための支柱66、66とを一体成形している。
この底板6の垂下片23の先端には、それぞれ前後方向に貫通した嵌合溝28を設けている。底板6の外周壁には、外装体4の係止片64を嵌め込む複数の係合溝67を設けている。この底板6を外装体4の係止片64に係合して内容器2を支えた後に、底板6と外装体4と内容器2との空所に発砲ウレタンを充填して、保温性、耐久性を向上し、しかも外装体4に係合する底板6の固定を確かなものとしている。
遮蔽板7は、ステンレス等の金属材料にて薄板で中央開口のほぼ円盤状に形成しており、底板6にビス止めされて、ヒータ3の熱が下方に向けて放熱しないようにしている。
遮蔽板7は、図3に示すように、前方左右両側に底板6の垂下片23を貫通する左、右貫通孔70、70と、その後方の前方切欠溝71と、中央開口の後方に後方切欠溝72と、中央開口の右側に温度感知器15を係止する台形状で十字状に切り欠いて貫通した透孔73とを設けている。
この十字状に切り欠いた透孔73は、後述の温度感知器15の筒状部材57の各爪63が遮蔽板7の下側より押し上げられて遮蔽板の上側に無理嵌めされる四つの外側突端部46と、隣り合う外側突端部46間の交差する内側突端部47とを交互に設けている。この透孔73は、一字状に切り欠いてもよいが、後述の筒状部材57の係止による安定性と筒状部材内より一方端が支えられるバネ58の係止による安定性を考慮すると十字状に切り欠いた方がより効果的である。
この前方切欠溝71と後方切欠溝72とは、それぞれ左右の短手方向と前後の長手方向の一方を切り落とし、長手方向の他方を下方に折り曲げた折り曲げ片74、76としている。この折り曲げ片74、76には、それぞれゴム等の弾性材料からなる縦断面U字状の挟着片75を嵌め込んで、押え金具68のヒータ3側と反対の側面に当接するようにしている。
この遮蔽板7を底板6にビス止めすると、底板6に係止された押え金具68がヒータ3をシート55に押さえつける。このとき押え金具68の裏側に当接した挟着片75の弾性力によって、押え金具68が間接的なクッション性を有することとなり、ヒータ3をシート55に確実に押さえつけることとなる。
77は、ジョイントパイプ10を支える固定金具であって、遮蔽板7の前方切欠溝71の折り曲げ片74と反対側の長手方向の面にビス止めされている。このジョイントパイプ10は、ゴム等の弾性材料にて内部中空でL字形に形成されており、後端を内容器2の細口筒体54外周に密に嵌合し、先端部の後方外周を固定金具77の中央開口に貫通して前方に延びている。このジョイントパイプ10は、細口筒体54外周の嵌合と固定金具77の支えによって、確実に固定保持されることとなる。
底カバー体8は、合成樹脂材料にて形成しており、遮蔽板7との間の上下に間隔を隔てて外装体4の下部前面を除いて外装体下端面を覆っている。この底カバー体8と遮蔽板7との間に温度ヒューズ、電子回路を備えた基板、プラグ受け等を配置している。この底カバー体8は、後述の台座9と一体形成しても何ら支障をきたすものではない。
台座9は、合成樹脂材料にて形成しており、底カバー体8の外周端に装着して、外装体4下部前方との間に空間部29を備えている。50は液体を受けるコップである。
蓋体5は、外装体4の段状に刻設されたネジに螺着し、中央を上下に開口する下蓋16と、下蓋16の上面を覆い、中央を上下に広い開口とする上蓋17と、下蓋16の下端中央より垂下した注水パイプ18と、注水パイプ18と連通する漏斗状の液体路を備え、上蓋17と下蓋16との間に設けて、操作レバー19にて回動するガイド板20と、ガイド板20に伴って摺動し、液体路を開閉する開閉板21とを設けている。
この蓋体5は、外装体4の段状内に螺着したままで、操作レバー19を操作し開閉板21を移動して開放し、上蓋17の中央の開口よりガイド板20の液体路及び下蓋16の中央の開口並びに注水パイプ18内を連通して、上蓋17の上方より内容器内に液体を供給することができる。
また、液体の供給が終了すれば、操作レバー19を逆方向に操作して、開閉板21を逆方向に移動し閉鎖する。これにより上蓋17の中央の開口とガイド板20の液体路とが確実に遮蔽され、液体の供給を阻止することができる。この蓋体5は、螺着したままで内容器内に液体を供給する構造としたが、特にこれに限定されるものではなく、通常の着脱式の栓構造であっても何ら支障をきたすものではない。
吐出機構11は、ジョイントパイプ10に連通する液通路を備えたユニットパイプ31と、ユニットパイプ31内で液通路を閉鎖、開放する弁体と、弁体を外部前面より操作するレバーと、レバーを摺動する摺動板34と、弁体を復帰するスプリングと、液通路と連通し液体を外部へ吐出する吐出パイプ35と、外装体4の前方上部に設けて摺動板34を操作するタッチ板37と、タッチ板37の駆動を摺動板34に伝える操作軸38とから構成されている。
タッチ板37は、後述の前カバー13の上方にあって押圧自在とし、内壁側にタッチ板復帰用のバネを設けている。
操作軸38は、一本の金属製棒状体からなっており、摺動板34に当接する底体と、底体の左右両側より上方に延びた左、右垂直体と、左、右垂直体のそれぞれが相対して向き合った左、右係体とを一体成形し、この左、右垂直体がタッチ板37に係止されている。
吐出機構11のユニットパイプ31及び摺動板34とは、後述の前カバー13の内側に突出した保持板36に固定されている。
この吐出機構11は、タッチ板37に指を掛け、タッチ板37を下方に押圧すると、タッチ板37に連動した操作軸38を降下する。この操作軸38の降下により摺動板34を介してレバーを後方に押圧する。このレバーの押圧によりユニットパイプ31内の弁体を後方に押圧して、ユニットパイプ31内の液通路と吐出パイプ35とを連通し、内容器2内の液体を吐出パイプ35先端より吐出することとなる。
又、タッチ板37に掛けた指を離すと、タッチ板37に設けたバネにより、タッチ板37が元の位置に復帰し、同時に操作軸38も上昇復帰する。この操作軸38の上昇により摺動板34を介してレバーを復帰の状態とする。更に、ユニットパイプ31内の弁体をスプリングを介して前方に復帰させ、液通路と吐出パイプ35との連通を閉鎖し液体の吐出を阻止する。
液量表示機構12は、後述の前カバー13前方の透視窓44より目視でき、内容器内の液量を液面で示す液量パイプ39と、液量パイプ39の後側を覆うカバー部材22と、一端を液量パイプ39の下端に連通し、他端をユニットパイプ31の液通路と連通する下部ジョイントパイプ41と、一端を液量パイプ39の上端に連通し、他端を内容器2の上端開口の高さ位置近くまで延ばして自由端とした上部ジョイントパイプ40とからなっている。
この液量パイプ39に連通した下部ジョイントパイプ41の他端は、ユニットパイプ31内の弁体摺動部分よりも後方でジョイントパイプ10内に嵌合されるユニットパイプ31の後方よりも前方の液通路と連通している。これにより前カバー13と共に着脱する吐出機構11に同調して液量表示機構12も前カバー13と共に液体保温容器1の本体より着脱することとなる。
前カバー13は、図1に示すように、上部ジョイントパイプ40を支える上部突起片25と、下部ジョイントパイプ41を支える下部突起片26と、吐出機構11のユニットパイプ31及び摺動板34とを固定する保持板36と、下部内側の左右に嵌合部43、43とを一体成形している。
44は、液量パイプ39を目視するために切り欠いた透視窓である。
前カバー13の嵌合部43は、前カバー13の底部より一旦上昇して後方に延び彎曲して前方に延びた挿入片と、この挿入片より下方に垂下して前方に延びた押圧片とを一体成形して、押圧片を前カバー13の底部と別離としている。挿入片の下面壁には、底板6の嵌合孔28に挿入片が挿入された後に、嵌合孔28より挿入片が抜き出るのを阻止する爪部を設けている。押圧片は、前カバー13の底部と別離しているので、弾性を有することとなって、挿入片の下側の壁を押し上げることができる。
前カバー13を液体保温容器1の本体より取り外すには、嵌合部43の押圧片を上方に押して前方へ引くと弾性により挿入片の爪部が押し上げられ、底板6の嵌合孔28より挿入片がはずれて前カバー13を前方へ引き出せ、前カバー13を工具無しに極めて簡単に取り外すことができる。
勿論、前カバー13を前方へ引き出せば、ユニットパイプ31の後端部がジョイントパイプ10よりはずれ、この前カバー13と共に吐出機構11も液体保温容器1の本体より極めて簡単に取り外すことができる。更に液量表示機構12も吐出機構11と同様に前カバー13と共に液体保温容器1の本体より取り外すことができる。
又、逆に前カバー13を液体保温容器1の本体に装着するには、嵌合部43の挿入片を底板6の嵌合孔28に向けて差し込むと、挿入片の爪部が嵌合孔28の後方より嵌合孔28を形成する下壁に係止されて、前カバー13を工具無しに確実、簡単に装着することができる。
勿論、嵌合部43の挿入片を底板6の嵌合孔28に向けて差し込むと同時に吐出機構11のユニットパイプ31の後端部をジョイントパイプ10内に差し込むことにより、吐出機構11を液量表示機構12と共に液体保温容器1の本体に装着することができる。このジョイントパイプ10内に差し込まれる吐出機構11のユニットパイプ31の後端部とジョイントパイプ10とは常に嵌合時の位置決めがなされている。
内容器2内の液温を制御する電子回路機構14は、温度ヒューズ、電子回路を備えた基板、外部電源をプラグを介して供給するプラグ受け、それらを結ぶ配線とからなっており、底板6と底カバー体7との間に配置されている。電子回路を備えた基板は、水滴がかからないように基板用ボックス内に納められている。
液温を感知して電子回路機構14に伝える温度感知器15は、図4に示すように、リード線60を備えた感知器本体56と、感知器本体56を内部に挿入する筒状部材57と、感知器本体56と共に筒状部材57内に挿入されるバネ58とからなっている。
感知器本体56は、金属製キャップ体の先端部内に感知部を内蔵し、先端部底面を感知面としている。この感知器本体56の上方の外周壁には、環状突起61を設けている。
バネ58は、二つのリード線60を通り越して感知器本体56の環状突起61上に載置されている。
筒状部材57は、図4及び図5に示すように、内部中空で上端外周に環状フランジ62を設け、環状フランジ62上端で筒状部材上端の中空周りの対角線上に四つに分割された爪63、63を環状に設けている。
この爪63は、遮蔽板7に設けた十字状の透孔73を遮蔽板の下側より透孔73の外側突端部46に貫通して、この外側突端部46の端壁上に無理嵌めされている。この爪63の無理嵌めと同時に、筒状部材57の環状フランジ62の上面が透孔73周下端面に接触することとなる。
筒状部材57の下端は、図5に示すように、内部中空と連通して貫通しており、感知器本体56の外周面を挿通し、感知器本体56の環状突起61を載置する環状リブ59を設けている。
この筒状部材57の内部中空の内径は、感知器本体56の環状突起61がスムーズに挿入できる大きさである。
バネ58は、筒状部材57の内部中空に挿入できる外径で、遮蔽板7の十字状の透孔73の仮想内径78よりも大きな内径を有している。
遮蔽板7への温度感知器15の取付けは、筒状部材57の上方より筒状部材57の内部中空内に感知器本体56とバネ58を挿入した後、遮蔽板7の下側より十字状の透孔73に向けて押し上げ、筒状部材57の各爪63を透孔73の各外側突端部46に沿って押し上げそれぞれ無理嵌めする。
これにより筒状部材57の環状フランジ62の上面が透孔73の周下端面に接触することとなると共に筒状部材57内のバネ58の一方端は、感知器本体56の環状突起61上に接触し、他方端は、筒状部材57内より十字状の透孔73を形成する内側突端部47下面に接触することとなる。このバネ58によって感知器本体56は、押し下げられ内容器2の底面に確実に当接することとなり温度感知器の接触効率も非常に良好となる。
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれら実施例構造のみに限定されるものではなく、例えば、内容器内の液体を保温するのみに限らず沸騰をもする構造のものでも本発明にいう前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、本発明にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
本発明実施例の縦断面図。 本発明実施例の底部を示す分解斜視図。 本発明実施例の遮蔽板を示す分解斜視図。 本発明実施例の要部を示す分解斜視図。 本発明実施例の要部を示す縦断面図。
符号の説明
1…電気保温ポット
2…内容器
3…ヒータ
4…外装体
5…蓋体
7…遮蔽板
8…底カバー体
9…台座
10…ジョイントパイプ
11…吐出機構
12…液量表示機構
13…前カバー
14…電子回路機構
15…温度感知器
46…外側突端部
47…内側突端部
56…感知器本体
57…筒状部材
58…バネ
63…爪
73…透孔

Claims (2)

  1. 液体を収容する内容器(2)と、内容器(2)内の液体を加温するヒータ(3)と、内容器(2)を囲む外装体(4)と、外装体(4)の上端にあって内容器(2)の上部開口を開閉する蓋体(5)と、内容器(2)の底部を覆う底カバー体(8)と、内容器(2)内の液体を外部へ吐出する吐出機構(11)と、内容器(2)内の液温を制御する電子回路機構(14)と、液温を感知して電子回路機構(14)に伝える温度感知器(15)とを備え、ヒータ(3)の下方への放熱を防ぐ遮蔽板(7)を設け、遮蔽板(7)に温度感知器用の透孔(73)を設け、この透孔(73)に温度感知器(15)を挟み込んで内容器の底面に温度感知器の感知面を当接してなる電気保温ポット(1)に於いて、上記遮蔽板(7)の透孔(73)を十字状に切り欠いてなる一方、感知器本体(56)及び感知器本体を押さえるバネ(58)を挿入する内部中空な筒状部材(57)を設け、筒状部材(57)の上端外周に環状フランジ(62)を設け、環状フランジ上端で中空周りの対角線上にそれぞれ爪(63)を突設し、感知器本体(56)及びバネ(58)を挿入した筒状部材(57)を遮蔽板(7)の下側より十字状の透孔(73)に差し込んで、環状フランジ(62)を透孔(73)の下側面に当接し、透孔(73)を貫通したそれぞれの爪(63)を透孔(73)の十字状の各外側突端部(46)に係止すると共に、バネ(58)を筒状部材(57)内より透孔(73)の隣り合わせの十字状端の交差する各内側突端部(47)に当接することを特徴とした電気保温ポット。
  2. 上記感知器本体(56)の外周壁には、環状突起(61)を設け、筒状部材(57)の下端内側には、感知器本体の外周壁を貫通し、環状突起(61)を係止する環状リブ(59)を設けている請求項1記載の電気保温ポット。

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