JP2005204913A - 電気炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 沸騰しない温度でのクリーニング制御を行うことにより、消費電力を節約するとともに、水蒸気の発生を極力抑え得るようにする。
【解決手段】 内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを具備した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、内鍋内に収容された水が、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱され、その後前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持されるようにして、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品が、高温にさらされることにより、炊飯の繰り返しにより付着した臭いを大幅に減少させることができるようにするとともに、消費電力を抑制し且つ発生する水蒸気の量を可及的に少なくするようにしている。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、電気炊飯器に関するものであり、さらに詳しくは、電気炊飯器において炊飯器本体内に付着する臭いを減少させるクリーニング制御に関するものである。
電気炊飯器の場合、炊飯を繰り返すと、炊飯器本体内(例えば、内鍋、蓋体、シールパッキン等)に臭いが付着し、次回の炊飯時に臭いが残ってしまうことがある。臭いが残ったままで炊飯を行うと、炊き上がったご飯に臭いが移ってしまい、ご飯の食味に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、炊飯器本体内に付着した臭いを減少させるクリーニング制御を取り入れた電気炊飯器の開発が進められている。
上記クリーニング制御としては、例えば、内鍋内に所定量の水を収容し、加熱手段により当該水を加熱沸騰させ、所定時間沸騰状態を維持させることにより、付着した臭いを減少させるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−211093号公報。
ところが、上記特許文献1に開示されているクリーニング制御の場合、沸騰状態を所定時間維持させるようにしているため、消費電力が多くなる。消費電力が多くなると、省エネルギーや排出炭酸ガスの削減が求められている昨今の環境問題についての議論に逆行することとなるという不具合が生ずる。また、沸騰状態を所定時間継続することとなっているため、大量の水蒸気が室内に放出されることとなり、室内の湿気が増大するという不具合も発生する。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、沸騰しない温度でのクリーニング制御を行うことにより、消費電力を節約するとともに、水蒸気の発生を極力抑え得るようにすることを目的とするものである。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持する第1の温度保持工程とを行うようにしている。
上記のように構成したことにより、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱され、その後前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記第1の所定温度を前記保温温度より高い温度とすることもでき、そのように構成した場合、クリーニング効果を十分保持しつつ、発生する水蒸気の量をより一層少なくできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた電気炊飯器において、前記第1の所定温度を前記保温温度とすることもでき、そのように構成した場合、消費電力および発生水蒸気量をより一層少なくできるし、第1の温度保持工程のプログラムとして保温モードのプログラムとを兼用できることとなり、プログラムの簡略化を図ることもできる。
本願発明では、上記課題を解決するための第4の手段として、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度より低い第2の所定温度にまで降下させ、該第2の所定温度と前記設定温度とを所定回数繰り返す第2の温度保持工程とを行うようにしている。
上記のように構成したことにより、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱され、その後前記設定温度以下の第2の所定温度にまで降下され、該第2の所定温度と前記設定温度とを所定回数繰り返されることとなる。従って、第2の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、第2の所定温度と前記設定温度とが所定回数繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上することとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第4の手段を備えた電気炊飯器において、前記第2の所定温度を前記保温温度より高い温度とすることもでき、そのように構成した場合、クリーニング効果を十分保持しつつ、発生する水蒸気の量をより一層少なくできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第4の手段を備えた電気炊飯器において、前記第2の所定温度を前記保温温度とすることもでき、そのように構成した場合、消費電力および発生水蒸気量をより一層少なくできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の手段を備えた電気炊飯器において、前記昇温工程の加熱終了を、温度勾配が所定値以下になった時点とすることもでき、そのように構成した場合、昇温工程の終了時点における温度を可及的に沸騰温度に近づけることが可能となり、クリーニング効果がより一層向上する。
本願発明では、上記課題を解決するための第8の手段として、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持する第3の温度保持工程とを行うようにしている。
上記のように構成したことにより、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、沸騰を検知するまで加熱され、沸騰検知と同時に加熱が停止され、その後沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持されることとなる。従って、沸騰工程および第3の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
本願発明では、上記課題を解決するための第9の手段として、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度と沸騰温度とを所定回数繰り返す第4の温度保持工程とを行うようにしている。
上記のように構成したことにより、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、沸騰を検知するまで加熱され、沸騰検知と同時に加熱が停止され、その後沸騰温度より低い第3の所定温度と沸騰温度とを所定回数繰り返されることとなる。従って、沸騰工程および第4の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第4の所定温度と沸騰温度とが所定回数繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上することとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第10の手段として、上記第8又は第9の手段を備えた電気炊飯器において、前記第3の所定温度を前記保温温度より高い温度とすることもでき、そのように構成した場合、クリーニング効果を十分保持しつつ、発生する水蒸気の量をより一層少なくできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第11の手段として、上記第8又は第9の手段を備えた電気炊飯器において、前記第3の所定温度を前記保温温度とすることもでき、そのように構成した場合、消費電力および発生水蒸気量をより一層少なくできるし、第3の所定温度(即ち、保温温度)に所定時間保持する第3の温度保持工程においては第3の温度保持工程のプログラムとして保温モードのプログラムを兼用できることとなり、プログラムの簡略化を図ることもできる。
本願発明の第1の手段によれば、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持する第1の温度保持工程とを行うようにして、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱され、その後前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持されるようにしたので、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなり、炊飯の繰り返しにより付着した臭いを大幅に減少させることができるという効果がある。また、クリーニング制御中においては、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるという効果もある。
本願発明の第4の手段によれば、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度より低い第2の所定温度にまで降下させ、該第2の所定温度と前記設定温度とを所定回数繰り返す第2の温度保持工程とを行うようにして、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱され、その後前記設定温度より低い第2の所定温度にまで降下され、該第2の所定温度と前記設定温度とを所定回数繰り返されるようにしたので、第2の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなり、炊飯の繰り返しにより付着した臭いを大幅に減少させることができるという効果がある。また、クリーニング制御中においては、第2の所定温度と前記設定温度とが所定回数繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上するという効果もある。
本願発明の第8の手段によれば、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持する第3の温度保持工程とを行うようにして、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、沸騰を検知するまで加熱され、沸騰検知と同時に加熱が停止され、その後沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持されるようにしたので、沸騰工程および第3の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなり、炊飯の繰り返しにより付着した臭いを大幅に減少させることができるという効果がある。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるという効果もある。
本願発明の第9の手段によれば、米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器において、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度と沸騰温度とを所定回数繰り返す第4の温度保持工程とを行うようにして、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋内に収容された水は、沸騰を検知するまで加熱され、沸騰検知と同時に加熱が停止され、その後沸騰温度より低い第3の所定温度と沸騰温度とが所定回数繰り返されるようにしたので、沸騰工程および第4の温度保持工程において、内鍋を含む炊飯器本体内の部品は、高温にさらされることとなり、炊飯の繰り返しにより付着した臭いを大幅に減少させることができるという効果がある。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第4の所定温度と沸騰温度とが所定回数繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上するという効果もある。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
第1の実施の形態
図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器が示されている。
この電気炊飯器は、図1に示すように、米と水とを収容する内鍋3を取出自在に収納し得るように構成され且つ空間部4を有する二重構造の炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の上部開口を開閉自在に覆蓋する蓋体2とを備えている。
前記炊飯器本体1は、外側壁を構成する板金製の外ケース5と、底壁を構成する合成樹脂製の底ケース6と、肩部を構成する合成樹脂製の肩部材7と、内周壁を構成する合成樹脂製の有底筒状の保護枠8とからなっており、前記外ケース5、底ケース6、肩部材7および保護枠8に囲まれて前記空間部4が形成されている。なお、前記保護枠6内には、前記内鍋3が取り出し可能に収納されることとなっている。
前記保護枠8の底面中央部には、内鍋温度を検出するための温度検出手段として作用する温度センサー10を臨ませるためのセンサー穴9が形成されている。
前記センサー穴9を包囲するように炊飯時における主加熱手段として作用する環状のメインIHコイル11が前記保護枠8の底面および該底面から側周面に至る間の湾曲部に対応して配設されている。該メインIHコイル11は、交番磁界(換言すれば、電磁波)を発生するものであり、該交番磁界の電磁誘導により前記内鍋3に誘導渦電流を発生させ、該誘導渦電流の抵抗熱を利用して加熱するものとされている。なお、内鍋3は、メインIHコイル11により誘導渦電流を発生させることのできる材質(例えば、磁性体材料)により構成される。
前記メインIHコイル11は、前記保護枠8の底面に対して固定されたコイルダイ12と前記保護枠8の底面との間に挟持されている。符号13はフェライトコアであり、メインIHコイル11による磁気が下方に存在する機器に対して影響を及ぼさないように遮閉する作用をなす。
前記センサー穴9内には、前記内鍋3の底部に対して接触するようにして温度センサー10が設けられている。また、前記内鍋3の側面部外方には、後に詳述するように、炊飯時・保温時における補助加熱手段として作用するサブIHコイル14A,14Bが設けられている。
前記炊飯器本体1の底部(即ち、底ケース6の内底部)には、前記メインIHコイル11の通電制御を行うためのパワートランジスタおよび整流用ダイオードブリッジ(図示省略)等の電子部品を冷却するヒートシンク15へ冷却風を圧送する電子部品冷却ファン16が配設されている。また、前記炊飯器本体1の底壁(具体的には、底ケース6)には、前記電子部品冷却ファン16に対向して空気入口17,17・・が形成されている。符号18は前記電子部品が配設されている制御基板である。
一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成樹脂製の上板19と、内面を構成する真空二重構造の下板20とによって構成されている。該下板20は、上下2枚のドーナツ形状の金属板(例えば、ステンレス板)20a,20bの間の空間を真空空間21とした構成とされている。この蓋体2は、前記肩部材7の一側に形成されたヒンジユニット22を介して炊飯器本体1に対して弧回動自在且つ着脱自在に取り付けられている。つまり、この蓋体2は、炊飯器本体1から取り外した状態において丸洗いが可能となっているのである。
そして、前記蓋体2の中央部には、前記上板19から垂設された筒部23が形成されており、該筒部23内には、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排出するための蒸気排出通路24を有するスチームキャップ25が着脱自在に取り付けられている。
前記蓋体2の下面には、該蓋体2の閉止時に前記内鍋3の開口部を密閉するための熱良導体(例えば、アルミ合金)からなる放熱板26が取り付けられている。符号27は放熱板26の周縁と内鍋3の開口部との間をシールするシールパッキン、28は放熱板26と蓋体下板20との間をシールするシールパッキンである。
前記肩部材7には、肩ヒータ29が設けられており、該肩ヒータ29に対しては、前記蓋体2の閉止時に放熱板26の外周縁が圧接され、放熱板26は肩ヒータ29からの熱伝導により加熱されることとなっている。この肩ヒータ29は、断面逆U字状のヒータリング30と、該ヒータリング30内に配設された発熱体31とからなっている。符号31aは肩ヒータ29を保持するために前記肩部材7に取り付けられた肩ヒータ保持具である。
符号32は蓋体2の閉止状態を保持するためのロック機構、33は各種操作キー、液晶表示装置等が設けられている操作パネル部である。
ついで、図2を参照して、前述のサブIHコイル14A,14Bの取付構造について説明する。
前記サブIHコイル14A,14Bは、前記内鍋3の側面部(即ち、鉛直面を構成する側面部)に対向するように、前記肩部材7の内端部と前記保護枠8の上端部との間に挟持固定されたコイルリング34における上下に位置するコイル収納部34a,34bに縦巻状態で巻き付けられている。つまり、前記内鍋3の側面部外方には、上下方向に並ぶ2個のサブIHコイル14A,14Bが配置されることとなっているのである。
これらのサブIHコイル14A,14Bのうちの上部側のサブIHコイル14Aの巻数は、下部側のサブIHコイル14Bの巻数より少なくされている。このようにすると、巻数の少ない上部側のサブIHコイル14Aによる内鍋3への電磁誘導と、巻数の多い下部側のサブIHコイル14Bによる内鍋3への電磁誘導とのバランスを良好に保持することができ、内鍋3側面部における加熱バランスの調整をより容易に行い得る。なお、サブIHコイル14A,14Bのうちの上部側のサブIHコイル14Aの最大出力を、下部側のサブIHコイル14Bの最大出力より小さく設定するのが望ましい。また、サブIHコイル14A,14Bのうちの上部側のサブIHコイル14Aは、最大炊飯量(ご飯の状態)よりも上方に位置させるのが望ましい。また、サブIHコイル14A,14Bの間隔は、下部側のサブIHコイル14BとメインIHコイル11との間隔よりも狭く設定するのが望ましい。前記サブIHコイル14A,14Bは、並列接続されており、同時通電あるいは選択通電が可能となっている。
前記操作パネル部33には、図3に示すように、炊飯キー35、予約キー36、取消キー37、保温キー38、再加熱キー39、メニューキー40、クリーニングモードを選択するためのクリーニングキー41、時キー42、分キー43および液晶表示装置44が設けられている。該液晶表示装置44の周辺には、メニューキー40の操作に応じて液晶表示装置44の矢印44aが移動して表示される各種メニュー(「白米」、「早炊き」、「玄米」、「おかゆ」、「炊込み」、「おこわ」および「ピラフ」)が表示されている。また、この液晶表示装置44には、現在時刻を表示する時刻表示部44bと前記温度センサー10により検出された内鍋温度を表示する温度表示部44cとを備えている。
ついで、図4に示す電気回路図に基づいて、本実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的構成を説明する。なお、図1ないし図3に示された各部に対応する部分には同一の参照符号を付して示す。
商用交流電源45からの電力は、内鍋3の異常加熱を検知して溶断する温度ヒューズ46および整流回路47を経てメインIHコイル11およびサブIHコイル14A,14Bに供給されることとなっている。符号48は平滑コンデンサ、49,50は共振コンデンサである。
前記メインIHコイル11およびサブIHコイル14A,14Bには、マイクロコンピュータユニット(以下、マイコンと略称する)51からIGBTドライブ回路52,53を経た指令によりそれぞれON/OFF制御されるパワートランジスタ54,55からの制御信号が与えられることとなっている。
前記マイコン51は、所定のプログラムに従ってパワートランジスタ54,55の制御を行い、これによりメインIHコイル11およびサブIHコイル14A,14Bへの通電を制御する。この通電制御は、前記温度センサー10に内蔵されたサーミスタ56からの出力信号に基づいて行なわれる。
ついで、図5ないし図15に示すフローチャートと図16ないし図26に示すタイムチャートを参照して、本実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニングモード制御について詳述する。
このクリーニングモードは、クリーニングキー41を0N操作することにより選択されるが、このとき、内鍋3内には、所定量の水が収容され、蓋体2は閉蓋されている。
(I) クリーニング制御I(図5および図16参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において該マイコン51により温度上昇度dT/dtが算出される。該温度上昇度dT/dtは、図16の温度上昇曲線に示すように、加熱時間が経過し沸騰に近くなるに従って小さくなるので、ステップS4において温度上昇度dT/dtと設定値Aとの比較がなされる。ここで、設定値Aは、沸騰には至らないが、限りなく沸騰に近い状態での温度上昇度として予め設定されるものであり、例えば、図16の温度上昇曲線における温度T0(例えば、95℃)での温度上昇度とされる。図16においてTfは沸点である。ステップS4においてdT/dt>Aと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS4においてdT/dt≦Aと判定されると、ステップS5においてメインIHコイル11への通電が停止され、ステップS6においてその時の内鍋温度T0がマイコン51に記憶される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS7〜S9において内鍋温度Tを温度T0に保持する制御が行われる。即ち、ステップS7において内鍋温度Tと温度T0との比較がなされ、T≧T0と判定された場合には、ステップS8においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<T0と判定された場合には、ステップS9においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS10において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1の経過を待って制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第1の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS11においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御Iによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰には至らないが、限りなく沸騰に近い状態での温度上昇度を示す温度T0(例えば、95℃)(換言すれば、保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度)にまで加熱され、その後温度T0(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰には至らない温度T0(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(II) クリーニング制御II(図6および図17参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tと設定温度Taとの比較がなされる。ここで、設定温度Taは、沸騰直前の温度(例えば、95℃)として予め設定されたものである(図17の温度上昇曲線参照)。ステップS3においてT<Taと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3においてT≧Taと判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS5〜S7において内鍋温度Tを設定温度Taに保持する制御が行われる。即ち、ステップS5において内鍋温度Tと温度Taとの比較がなされ、T≧Taと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Taと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS8において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1の経過を待って制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第1の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS9においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御IIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰直前の設定温度Ta(例えば、95℃)にまで加熱され、その後設定温度Ta(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰には至らない温度Ta(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(III) クリーニング制御III(図7および図18参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tと設定温度Taとの比較がなされる。ここで、設定温度Taは、沸騰直前の温度(例えば、95℃)として予め設定されたものである(図18の温度上昇曲線参照)。ステップS3においてT<Taと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3においてT≧Taと判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS5〜S7において内鍋温度Tを第1の所定温度Tbに保持する制御が行われる。ここで、第1の所定温度Tbとは、前記設定温度Taより低く、保温温度Thより高い温度(例えば、85℃)として予め設定される温度のことである。即ち、ステップS5において内鍋温度Tと温度Tbとの比較がなされ、T≧Tbと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Tbと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS8において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1の経過を待って制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第1の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS9においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御IIIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰直前の設定温度Ta(例えば、95℃)にまで加熱され、その後第1の所定温度Tbに所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰には至らない第1の所定温度Tb(例えば、85℃)に所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力がより抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(IV) クリーニング制御IV(図8および図19参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tと設定温度Taとの比較がなされる。ここで、設定温度Taは、沸騰直前の温度(例えば、95℃)として予め設定されたものである(図19の温度上昇曲線参照)。ステップS3においてT<Taと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3においてT≧Taと判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS5〜S7において内鍋温度Tを第1の所定温度である保温温度Thに保持する制御が行われる。ここで、保温温度Thとは、保温モードにおいて用いられる保温設定温度のことである。即ち、ステップS5において内鍋温度Tと温度Thとの比較がなされ、T≧Thと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Thと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS8において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1の経過を待って制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第1の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS9においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御IVによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰直前の設定温度Ta(例えば、95℃)にまで加熱され、その後第1の所定温度できる保温温度Thに所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰には至らない保温温度Thに所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力がより抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、第1の温度保持工程のプログラムとして保温モードのプログラムを兼用できることとなり、プログラムの簡略化を図ることもできる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(V) クリーニング制御V(図9および図20参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tと設定温度Taとの比較がなされる。ここで、設定温度Taは、沸騰直前の温度(例えば、95℃)として予め設定されたものである(図20の温度上昇曲線参照)。ステップS3においてT<Taと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3においてT≧Taと判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS5において内鍋温度Tと第2の所定温度Tcとの比較がなされる。ここで、第2の所定温度Tcとは、前記設定温度Taより低い温度のことであり、例えば保温温度あるいは保温温度より高い温度が採用できる。ステップS5においてT>Tcと判定された場合には、ステップS4に戻り、メインIHコイル11への通電停止状態が継続されるが、T≦Tcと判定された場合には、ステップS6において温度降下回数Nが記憶され、ステップS7において当該温度降下回数Nと設定回数Nsとの比較がなされる。ここで、設定回数Nsは、実験等に基づいて予め設定されるものである。ステップS7においてN<Nsと判定された場合には、ステップS1に戻り、以下の制御が繰り返されるが、N≧Nsと判定されると、制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第2の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS8においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御Vによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰直前の設定温度Ta(例えば、95℃)にまで加熱され、その後前記設定温度Taより低い第2の所定温度Tcにまで降下され、該第2の所定温度Tcと前記設定温度Taとを所定回数Nsだけ繰り返されることとなる。従って、第2の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、第2の所定温度Tcと前記設定温度Taとが所定回数Nsだけ繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上することとなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
ところで、上記クリーニング制御においては、第2の所定温度Tcを、温度降下回数に応じて段階的に低減するようにしてもよい。
(VI) クリーニング制御VI(図10および図21参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において該マイコン51により温度上昇度dT/dtが算出される。該温度上昇度dT/dtは、図21の温度上昇曲線に示すように、加熱時間が経過し沸騰に近くなるに従って小さくなるので、ステップS4において温度上昇度dT/dtが0に近似しているか否か(即ち、沸騰か否か)の判定がなされる。ステップS4においてdT/dt≒0と判定されるまでは、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS4においてdT/dt≒0と判定されると、ステップS5においてメインIHコイル11への通電が停止され。ここまでの工程は沸騰工程とされる。なお、沸騰判定は、温度センサー10の検知温度が沸点を超えたか否かにより行うようにしてもよく、蒸気センサーが排出水蒸気の温度を検知したか否かにより行うようにしてもよい。
ついで、ステップS6〜S8において内鍋温度Tを第3の所定温度Tdに保持する制御が行われる。ここで、第3の所定温度Tdとしては、保温温度より高い温度(例えば、95℃)を採用するのが望ましいが、保温温度とすることもでき、その場合、消費電力の節約効果が大きくなるとともに、第3の所定温度Tdに保持する工程のプログラムとして保持モードのプログラムを兼用できるところから、プログラムの簡略化を図ることもできる。即ち、ステップS6において内鍋温度Tと第3の所定温度Tdとの比較がなされ、T≧Tdと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Tdと判定された場合には、ステップS8においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS9において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1の経過を待って制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第3の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS10においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御VIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰を検知するまで加熱され、沸騰検知と同時に加熱が停止され、その後沸騰温度より低い第3の所定温度Tdに所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、沸騰工程および第3の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第3の所定温度Tdに所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(VII) クリーニング制御VII(図11および図22参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において沸騰検知の有無判定がなされる。ここで、沸騰有無判定は、クリーニング制御VIにおけるように温度上昇度が約0となったことにより行うようにしてもよく、温度センサー10の検知温度が沸点を超えたか否かにより行うようにしてもよく、蒸気センサーが排出水蒸気の温度を検知したか否かにより行うようにしてもよい。
ステップS3において否定判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3において肯定判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は沸騰工程とされる。
ついで、ステップS5において内鍋温度Tと第3の所定温度Tdとの比較がなされる。ここで、第3の所定温度Tdとしては、保温温度より高い温度(例えば、95℃)を採用するのが望ましいが、保温温度とすることもでき、その場合、消費電力の節約効果が大きくなる。ステップS5においてT>Tdと判定された場合には、ステップS4に戻り、メインIHコイル11への通電停止状態が継続されるが、T≦Tdと判定された場合には、ステップS6において温度降下回数Nが記憶され、ステップS7において当該温度降下回数Nと設定回数Nsとの比較がなされる。ここで、設定回数Nsは、実験等に基づいて予め設定されるものである。ステップS7においてN<Nsと判定された場合には、ステップS1に戻り、以下の制御が繰り返されるが、N≧Nsと判定されると、制御は終了する。沸騰工程後からここまでの工程は、第4の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS8においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。このときの内鍋温度変化は、図22に示す通りである。
上記したクリーニング制御VIIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰検知まで加熱され、その後沸騰検知温度Tfより低い第3の所定温度Tdにまで降下され、該第3の所定温度Tdと沸騰温度Tfとを所定回数Nsだけ繰り返されることとなる。従って、第4の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、第3の所定温度Tdと沸騰検知温度Tfとが所定回数Nsだけ繰り返されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなるし、温度の上昇・降下の繰り返しによりクリーニング効果が向上することとなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
ところで、上記クリーニング制御においては、第3の所定温度Tdを、温度降下回数に応じて段階的に低減するようにしてもよい。
(VIII) クリーニング制御VIII(図12および図23参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において沸騰検知の有無判定がなされる。ここで、沸騰有無判定は、クリーニング制御VIにおけるように温度上昇度が約0となったことにより行うようにしてもよく、温度センサー10の検知温度が沸点を超えたか否かにより行うようにしてもよく、蒸気センサーが排出水蒸気の温度を検知したか否かにより行うようにしてもよい。
ステップS3において否定判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3において肯定判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は沸騰工程とされる。
ついで、ステップS5において内鍋温度Tと第3の所定温度Tdとの比較がなされる。ここで、第3の所定温度Tdとしては、保温温度より高い温度(例えば、95℃)を採用するのが望ましいが、保温温度とすることもでき、その場合、消費電力の節約効果が大きくなるとともに、第3の所定温度Tdに保持する工程のプログラムとして保持モードのプログラムを兼用できるところから、プログラムの簡略化を図ることもできる。ステップS5においてT>Tdと判定された場合には、ステップS4に戻り、メインIHコイル11への通電停止状態が継続されるが、T≦Tdと判定された場合には、ステップS6において所定時間t1が経過していないと判定された場合には、ステップS1に戻り、以下の制御が繰り返されるが、所定時間t1が経過したと判定されると、制御は終了する。沸騰工程後からここまでの工程は、第4の温度保持工程とされる。制御が終了すると、ステップS7においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。このときの内鍋温度変化は、図23に示す通りである。
上記したクリーニング制御VIIIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰検知まで加熱され、その後沸騰検知温度Tfより低い第3の所定温度Tdに所定時間t1だけ保持されることとなる。従って、沸騰工程および第4の温度保持工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第3の所定温度Tdに所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰温度より低い第3の所定温度Tdに所定時間t1だけ保持されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(IX) クリーニング制御IX(図13および図24参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tと設定温度Taとの比較がなされる。ここで、設定温度Taは、沸騰直前の温度(例えば、95℃)として予め設定されたものである(図24の温度上昇曲線参照)。ステップS3においてT<Taと判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3においてT≧Taと判定されると、ステップS4においてメインIHコイル11への通電が停止される。ここまでの工程は昇温工程とされる。
ついで、ステップS5〜S7において内鍋温度Tを設定温度Taに保持する制御が行われる。即ち、ステップS5において内鍋温度Tと温度Taとの比較がなされ、T≧Taと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Taと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS8において所定時間t1が経過したと判定されるまで行われ、所定時間t1が経過すると、温度保持制御は終了する。昇温工程後からここまでの工程は、第1の温度保持工程とされる。
その後、ステップS9においてメインIHコイル11への通電が再開され、ステップS10において沸騰が検知されるまで通電が継続され、沸騰検知と同時にステップS11においてメインIHコイル11への通電が停止され、制御は終了する。第1の温度保持工程からここまでの工程は、沸騰工程とされる。制御が終了すると、ステップS12においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。
上記したクリーニング制御IXによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰直前の設定温度Ta(例えば、95℃)にまで加熱され、その後設定温度Ta(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持され、その後沸騰検知まで加熱されることとなる。従って、昇温工程後における第1の温度保持工程および沸騰工程において、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰には至らない温度Ta(即ち、第1の所定温度)に所定時間t1だけ保持され、その後沸騰まで加熱されることとなるため、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(X) クリーニング制御X(図14および図25参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において沸騰検知の有無判定がなされる。ここで、沸騰有無判定は、クリーニング制御VIにおけるように温度上昇度が約0となったことにより行うようにしてもよく、温度センサー10の検知温度が沸点を超えたか否かにより行うようにしてもよく、蒸気センサーが排出水蒸気の温度を検知したか否かにより行うようにしてもよい。
ステップS3において否定判定された場合には、ステップS1に戻り、メインIHコイル11による加熱が継続されるが、ステップS3において肯定判定されると、ステップS4において基板温度検出用のセンサー(図示省略)により検出された基板温度Tkがマイコン51に入力される。
ついで、ステップS5において基板温度Tkと設定温度Tksとの比較がなされる。ここで、設定温度Tksとしては、内鍋3内の湯温に影響しない程度の温度とするのが望ましい。ステップS5においてT<Tksと判定された場合には、ステップS4に戻るが、T≦Tksと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、制御は終了する。制御が終了すると、ステップS7においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。このときの内鍋温度変化は、図25に示す通りである。
上記したクリーニング制御Xによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、沸騰検知まで加熱され、基板温度Tkが設定温度Tksに到達するまで加熱が継続されることとなる。従って、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰検知後湯温に影響しない程度の温度まで加熱継続されるだけなので、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰を継続させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
(XI) クリーニング制御XI(図15および図26参照)
ステップS1においてメインIHコイル11への通電が開始されると、ステップS2において温度センサー10により検出された内鍋温度Tがマイコン51に入力され、ステップS3において内鍋温度Tが設定温度Tn(n=1,2・・・)に到達したか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS4においてタイマ(時限=t2)がスタートされる。
ついで、ステップS5〜S7において内鍋温度Tを設定温度Tn(n=1,2・・・)に保持する制御が実行される。即ち、即ち、ステップS5において内鍋温度Tと設定温度Tn(n=1,2・・・)との比較がなされ、T≧Tnと判定された場合には、ステップS6においてメインIHコイル11への通電が停止され、T<Tnと判定された場合には、ステップS7においてメインIHコイル11への通電が開始される。この制御は、ステップS8においてタイマがカウントアップしたと判定されるまで行われ、タイマがカウントアップすると、ステップS9においてn→n+1とされる。
そして、ステップS10において所定時間t1が経過した判定されると、制御は終了する。制御が終了すると、ステップS11においてブザー報知がなされ、ユーザにクリーニング制御の終了が報知される。このときの内鍋温度変化は、図26に示す通りである。
ここで、設定温度T1〜Tnは、保温温度と設定温度Ta(例えば、95℃)との間の温度となるように設定するのが望ましい。
上記したクリーニング制御XIによれば、クリーニングモードが選択された場合には、内鍋3内に収容された水が、設定温度T1〜Tnへと順次一定時間保持されながら温度上昇することとなる。従って、内鍋3を含む炊飯器本体1内の部品は、高温にさらされることとなるため、炊飯の繰り返しにより付着した臭いが大幅に減少することとなる。また、クリーニング制御中においては、沸騰に至らない温度で加熱継続されるだけなので、消費電力が抑制できるとともに、発生する水蒸気の量が可及的に少なくなる。
なお、本実施の形態にかかる電気炊飯器の場合、蓋体2が開閉且つ着脱自在となっているため、蓋体2の丸洗いが可能となるところから、上記したように沸騰を継続させない状態でのクリーニング制御を行っても、十分なクリーニング効果が期待できる。
第2の実施の形態
図27には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器における操作パネル部が示されている。
この場合、クリーニングモードは、再加熱キー39を2度ON操作することにより選択されることとなっており、そのとき、液晶表示装置44に「クリーニング」の表示が表出されることとなっている。このようにすると、操作パネル部33におけるキーの数を増やす必要がなくなるという利点がある。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における内鍋の拡大半断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における操作パネル部の正面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における電気的要素の結線回路図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Iの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IIIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IVの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Vの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIIIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IXの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Xの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御XIの内容を示すフローチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Iの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IIIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IVの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Vの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御VIIIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御IXの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御Xの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるクリーニング制御XIの内鍋温度変化を示すタイムチャートである。 本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器における操作パネル部の正面図である。
符号の説明
1は炊飯器本体
2は蓋体
3は内鍋
10は温度センサー
11は加熱手段(メインIHコイル)
14A,14Bは加熱手段(サブIHコイル)
51はマイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (11)

  1. 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器であって、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度以下の第1の所定温度に所定時間保持する第1の温度保持工程とを行うことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 前記第1の所定温度を前記保温温度より高い温度としたことを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 前記第1の所定温度を前記保温温度としたことを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  4. 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器であって、前記クリーニングモードが選択された場合、前記保温温度よりも高いが沸騰には至らない設定温度にまで加熱する昇温工程と、該昇温工程終了後において前記設定温度より低い第2の所定温度にまで降下させ、該第2の所定温度と前記設定温度とを所定回数繰り返す第2の温度保持工程とを行うことを特徴とする電気炊飯器。
  5. 前記第2の所定温度を前記保温温度より高い温度としたことを特徴とする請求項4記載の電気炊飯器。
  6. 前記第2の所定温度を前記保温温度としたことを特徴とする請求項4記載の電気炊飯器。
  7. 前記昇温工程の加熱終了を、温度勾配が所定値以下になった時点としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5および6のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  8. 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器であって、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度に所定時間保持する第3の温度保持工程とを行うことを特徴とする電気炊飯器。
  9. 米と水とを収容する内鍋を取出自在に収納する炊飯器本体と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋の温度を検出する温度センサーと、マイコン機能とを備え、所定の炊飯曲線に従ってご飯を炊き上げる炊飯モード、所定の保温温度にご飯を保温する保温モードおよび前記内鍋内に所定量の水を収容して加熱することにより内鍋等をクリーニングするクリーニングモードを択一的に選択できるように構成した電気炊飯器であって、前記クリーニングモードが選択された場合、沸騰検知と同時に加熱を停止する沸騰工程と、該沸騰工程の終了後において沸騰温度より低い第3の所定温度と沸騰温度とを所定回数繰り返す第4の温度保持工程とを行うことを特徴とする電気炊飯器。
  10. 前記第3の所定温度を前記保温温度より高い温度としたことを特徴とする請求項8および9のいずれか一項記載の電気炊飯器。
  11. 前記第3の所定温度を前記保温温度としたことを特徴とする請求項8および9のいずれか一項記載の電気炊飯器。
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