JP2005204868A5 - - Google Patents

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家庭用薄葉紙
本発明は、衛生用薄葉紙(ティッシュペーパ)又はトイレット用巻取ロール紙(トイレットペーパ)の家庭用薄葉紙に関するものである。
家庭用薄用紙としては、一般的に高い白色度のものが好まれる。したがって、高白度に漂白されたパルプが使用される。高白色度パルプの製造工程では通常塩素系の漂白剤たとえば、塩素、二酸化塩素、次亜塩素酸ナトリウム等が使用されている。
他方、家庭用薄葉紙としては、柔らかく、手触り感が良く、強度が強く、伸縮性があり、さらに吸収(吸水)性に優れていることが要求されている。
従来、この種の家庭用薄葉紙用のパルプとしては、通常、広葉樹、針葉樹からの木材チップ、すなわち、リグノセルロース材料を蒸解して得られる化学パルプから製造される。
家庭用薄葉紙の強度、特に引張り強度を保つため、平均繊維長が長く引張り強度が高い針葉樹パルプを使用するが、針葉樹パルプは剛直なため単独で使用すると柔らかさと手触り感は低下する。一方、広葉樹パルプは細くしなやかで柔らかさと手触り感は良いが、平均繊維長が短く引張り強度が低いため家庭用薄葉紙用のパルプとして単独で用いられることは少ない。従って、引張り強度を維持しながら柔らかさと手触り感も悪化させないために、針葉樹パルプと広葉樹パルプとを併用する方法が一般的である。また、各種の柔軟剤を添加する方法が知られている。
しかし、柔らかさと滑らかな風合いの向上に際し、高白度の漂白のために塩素系の漂白剤を使用する限り、限界があることが知見された。
また、塩素系の漂白剤による漂白工程でダイオキシンなどの有機塩素化合物が生成していると考えられており、昨今の環境意識の高まりに伴って、その使用の低減、もしくは中止が求められている。
特開2003−219978号公報
解決しようとする問題点は、主に塩素系の漂白剤の使用を可能な限り低減し、環境に配慮すること、及び、柔らかさと滑らかな風合いをもった家庭用薄葉紙を得ることにある。
本発明は、次記のとおりである。
<請求項1項記載の発明>
1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚のソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0067(m22/g以下であることを特徴とする衛生用薄葉紙。
<請求項2項記載の発明>
1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が10〜26g/m2、密度が0.150〜0.170g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が1350〜2350本であることを特徴とする請求項1記載の衛生用薄葉紙。
<請求項3項記載の発明>
漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に55〜100%含有する請求項1または2記載の衛生用薄葉紙。
<請求項4項記載の発明>
1枚でのソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0055〜0.0065(m22/gである請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生用薄葉紙。
<請求項5項記載の発明>
1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が15〜31g/m2、密度が0.110〜0.160g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が3500〜4200本であることを特徴とする請求項1記載のトイレット用巻取ロール紙。
<請求項6項記載の発明>
漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に60〜100%含有する請求項1または5記載のトイレット用巻取ロール紙。
<請求項7項記載の発明>
1枚でのソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0050〜0.0067(m22/gである請求項1または5〜6のいずれか1項に記載のトイレット用巻取ロール紙。
本発明の家庭用薄用紙は、柔らかさと滑らかな風合いをもったものであり、しかも、高白度の漂白のために塩素系の漂白剤を使用したパルプの使用量を可能な限り低減したものであるので、環境に配慮したものとなる。
本発明は、衛生薄葉用紙を対象とする場合、1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚のソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0067(m22/g以下であることを特徴とする。さらに、1枚(1プライ)または2枚重ね(2プライ)以上の形態がある。そして、1枚での坪量が10〜26g/m2、密度が0.150〜0.170g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が1350〜2350本であることを特徴とする。
この本発明に係る衛生用薄葉紙の密度の値は、従来知られているもの、あるいは市販品より小さく、嵩高である、質感としてふんわりしている、あるいは柔らかいことを意味する。密度の値が高いと、硬くゴワゴワしたものとなり、ふんわり感及び柔らかさが十分でない。また、密度が本発明の値より小さいと、紙力の低下などにつながり、丈夫さが損なわれるなどの問題がある。
また、本発明に係る衛生用薄葉紙の長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数は、従来知られているもの、あるいは市販品より多く、柔らかいものであることを意味する。毛羽立ち繊維の本数が過度に多いと、紙粉が多く発生する。また、毛羽立ち繊維の本数が本発明の値より少ないと、紙が硬いものとなり、特に肌触り感としてザラザラしたものとなる。
本発明において「長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数」はファイバーライジングテスター(マツボー社製)によって測定することができる。
他方、本発明では、漂白に塩素化合物を使用しないECF(エレメンタリー・クロリンフリー)漂白パルプ及び/またはTCF(トータル・クロリンフリー)漂白パルプを使用する。その割合としては、全パルプ中にECF(エレメンタリー・クロリンフリー)漂白パルプ及び/またはTCF(トータル・クロリンフリー)漂白パルプ、55〜100%、より望ましくは70〜100%、特に好ましくは90〜100%含有するのが望ましい。
本発明に使用するパルプとしては、一般的な製紙用パルプに使用されるLBKP、NBKP、LBSP、NBSP、TMP、CTMP、BCTMP、GP、RGP等のパルプを使用するのが望ましい。特に、LBKP及びNBKPを使用し、NBKP/LBKPの重量比(N/L比)としては、20/80〜70/30が望ましい。N/L比が小さいと強度が不足する傾向を示し、過度に大きいと強度が高くなり、硬くゴワゴワしたものとなる。
必要であれば、ECF漂白又はTCF漂白パルプ100重量部に対し各種の古紙パルプ、特に漂白剤に過酸化水素などの非塩素系漂白剤を使用した古紙パルプを30重量部以内の割合で混入することができる。
本発明者は、次の知見を得た。すなわち、塩素漂白したパルプの繊維は傷み易く、紙力を出すのに叩解負荷を大きくし繊維をフィブリル化すると、紙が硬くなり、家庭用薄葉紙の柔らかい風合いが得難い。紙が硬くなる場合の解決手段として柔軟剤を多く混入すると、紙力の低下を生じ、使用に際し破れやすいなどの問題が生じる。これに対し、本発明に従って、塩素漂白したパルプの使用を極力抑制する、すなわち、漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプを使用すると、繊維の傷みが小さく、叩解負荷が小さいまたは通常の叩解負荷であっても、紙力が十分得られ、繊維が傷んでいないために空隙が大きく、潰れ難く、ふんわりとし、表面が毛羽立ち、吸水性が高く、柔軟剤を使用しないあるいは少量の柔軟剤の添加でも、柔らかい風合いの家庭用薄葉紙を得ることができる。
本発明によれば、1枚のソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが、従来知られているもの、あるいは市販品より小さい0.0055〜0.0065(m22/gの値の柔らかいものを得ることができる。
上記の衛生用薄葉紙を得るための他の条件は、当業者の技術の延長線上である。たとえば、上記ティシュペーパは、各種製造条件を選定することで得ることができる。ちなみに、パルプの種類(繊維粗度、あるいは原料となる樹木の種類や樹齢)、叩解度(叩解負荷、特にリファイナーの間隙調整)、抄紙水分、カレンダー間隙・圧力・材質、界面活性剤の添加及びその量などにより調整することが可能である。特に叩解負荷が高くなると、繊維のフィブリル化が進むものの、同時に繊維は傷むので、抄紙段階で潰され、硬い紙となる傾向がある。叩解負荷としては、ECF漂白又はTCF漂白パルプを使用しない場合に比べて1割程度下げるのが望ましい。
柔らかさは、引張強度、縦横比、クレープ形状(クレープ率、クレープの高低差等)、水分率、密度、紙力剤の添加、界面活性剤の添加及びその量等により調整することが可能である。滑らかさは、パルプ配合、カレンダー条件、抄紙水分、ドクターの刃先角度、ブレード角度、接着・剥離強度のバランス、クレープ率、界面活性剤の添加及びその量などにより調整することが可能である。
本発明において、セルロースパルプは木材を蒸解して得ることができる。蒸解法としてはクラフト蒸解を初め各種蒸解法を用いることができるが、クラフト蒸解法以外にもポリサルファイド蒸解、ソーダ蒸解、アルカリサルファイト蒸解等の公知の蒸解法を用いることができる。最近の無塩素漂白に関する技術では、未漂白パルプをアルカリ酸素漂白した後に酸性領域での過酸化水素処理などにより脱リグニン化を進め、その後の漂白工程での負荷を軽減してパルプ繊維の傷みを抑制したり、漂白薬品原単位低減を図るのが一般的である。
ECFパルプは、酸性領域での酸処理の後で、例えば多塔晒においてはA−Z/D−EO−P−D、置換晒においてはA−Z/D−EO−W−D−Dなどが用いられるが、これらに限定されるものではなく、D−E−D、D−EO−D、D−EOP−D、D−EOP−DnD、D−E−D−E−D、D−EOP−D−E−Dなどの例が知られている。
またTCFパルプは、酸性領域での酸処理の後で、Z−E−P、Z−EO−P、EOP−POなどの例が知られている。
抄紙機としては、円網、短網、ツインワイヤー等のヤンキーマシンが利用できる。ヤンキードライヤー上でウエットクレープ又はドライクレープをつけるか、若しくはウエットクレープをつけ、さらにドライクレープをつけることによってティシュペーパの原紙が得られる。ボックス入りのティシュペーパ等の場合、これを2枚重ねて、通常上下1対の金属ロールからなるカレンダーで処理してティシュペーパが製造される。
抄紙方法としては、従来型の全パルプを混合して均一な1つの層として抄紙する方法、及びいわゆる積層ティシュペーパである2層以上を重ね合わせて1枚とする抄紙方法のいずれも適用することができるが、後者の抄紙方法がより好ましい。
本発明において、各種の柔軟剤を添加することができる。その例示として、脂肪酸エステル系軟化剤(米国特許第3,296,065号明細書)、第4級アンモニウム塩型カチオン活性剤(特開昭48−22701号公報)、ウレタンアルコール若しくはその塩、又はカチオン化物(特開昭60−139897号公報)、非陽イオン系界面活性剤(特開平2−99690号公報、同2−99691号公報)、ポリリン酸塩(特開平2−36288号公報)、ポリシロキサン(特開平2−224626号公報、同3−900号公報)等がある。柔軟剤の添加量は、紙料1トンあたり5.0kg以下とするのが望ましい。
かくして、本発明によれば、1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が10〜26g/m2、密度が0.150〜0.170g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が1350〜2350本である衛生用薄葉紙が提供される。
そして、漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に55〜100%含有する衛生用薄葉紙が提供される。
他方、本発明のトイレット用巻取ロール紙は、衛生用薄葉紙の場合と要求される品質が異なる観点から、1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が15〜31g/m2、密度が0.110〜0.160g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が3500〜4200本であることを特徴とするものが提供される。
また、漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に60〜100%含有するトイレット用巻取ロール紙が提供される。
トイレット用巻取ロール紙においては、1枚でのソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0050〜0.0067(m22/gであるのが望ましい。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明の効果を具体的に説明する。
各実施例及び比較例で得られたティシュペーパについて行なった評価及び評価法は下記の通りである。
1.ソフトネス:J.TAPPI 紙パルプ試験法No.34−80.衛生用薄葉紙の柔らかさ試験方法により測定した。すなわち、試験シート(100×100mm)を一定の隙間(5.0mm)に押し入れるのに必要な仕事量をHandle−O−Meterにより測定し、縦方向及び横方向の平均測定値をg/100mmで表示した。
2.叩解負荷:パルプ原料をダブルディスククリファイナーでフィブリル化する時の電気的負荷
3.フリーネス:JIS P8121に規定するカナダ標準ろ水試験方法による
なお、実使用評価及び官能評価は、成人50名に対し、「鼻かみ時の肌触りの良さ」(滑らかさ感)、「ふんわりした厚み感」の各項目について、最も良いもの:5点、良いもの:4点、普通:3点、悪いもの:2点、最も悪いもの:1点の5段評価を行い、その平均点が4.0以上を◎、3.0〜4.0未満を○、2.0〜3.0未満を△、1.0〜2.0未満×としてあらわしたものである。
4.密度を算出する際の紙厚はシックネスゲージにより測定した。
(実施例1)
原料パルプとして、市販パルプのNBKPと自製品のLBKPを絶乾量30:70で配合し、フリーネス670ml(CSF)に調整した。なお、自製品LBKPとしては、ECFパルプと塩素漂白パルプの2種類を使用し、ECFの自製品LBKPはアルカリ酸素脱リグニン処理後に硫酸を用いて酸処理を行い、A−Z/D−EO−P−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用し、塩素漂白の自製品LBKPとしては、アルカリ酸素脱リグニン処理後に、C−EO−H−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用した。
各々の原料パルプに湿潤紙力増強剤(ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂)を絶乾パルプ質量当たり0.5重量%添加し、次いで、得られる製品ティシュペーパの抽出pHが6.6となるように抄紙系のpHを水酸化ナトリウム溶液で調整した後、丸網タイプのヤンキー抄紙機により抄紙して坪量が12.6g/m2 のティシュペーパを抄造した。得られたティシュペーパはクレーピングドクターによりドライヤー面から剥がし、巻き取りリールと速度差を設けることにより、17%のドライクレープを付与し、次いで、ヤンキードライヤーの鏡面に接した層が外側になるように2枚重ねにしてティシュペーパを製造した。
(実施例2〜4)
NBKP、LBKP、及びECF(TCF)パルプの配合率は表1に示したように配合変えを行い、その他は実施例1とほぼ同様に製造したものである。フリーネス、米坪量など若干、表1のように変えた。
(比較例1〜4)
原料パルプとして、表1に示したように市販パルプのNBKPと自製品のLBKPを絶乾量25〜50:75〜50で配合し、フリーネス650〜670ml(CSF)に調整した。なお、自製品LBKPとしては塩素漂白の自製品LBKPを使用し、アルカリ酸素脱リグニン処理後に、C−EO−H−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用した。その後は、米坪を12.2〜24.7g/m2とし実施例1と同様に製造した。
(実施例5)
原料パルプとして、市販パルプのNBKPと自製品のLBKPを絶乾量30:70で配合し、フリーネス680ml(CSF)に調整した。なお、自製品LBKPとしては、ECFパルプと塩素漂白パルプの2種類を使用し、実施例1と同様にECFの自製品LBKPはアルカリ酸素脱リグニン処理後に硫酸を用いて酸処理を行い、A−Z/D−EO−P−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用し、塩素漂白の自製品LBKPとしては、アルカリ酸素脱リグニン処理後に、C−EO−H−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用した。
各々の原料パルプを丸網タイプのヤンキー抄紙機により抄紙して坪量が17.1g/m2のトイレットロールを抄造した。得られたトイレットロールはクレーピングドクターによりドライヤー面から剥がし、巻き取りリールと速度差を設けることにより、22%のドライクレープを付与し、次いで2枚重ねにしてトイレットロールを製造した。
(実施例6〜8)
NBKP、LBKP、及びECF(TCF)パルプの配合率は表2に示したように配合変えを行い、その他は実施例5とほぼ同様に製造したものである。
(比較例5〜7)
原料パルプとして、市販パルプのNBKPと自製品のLBKPを絶乾量30〜55:70〜45配合し、フリーネス670〜691ml(CSF)に調整した。なお、自製品LBKPとしては塩素漂白の自製品LBKPを使用し、アルカリ酸素脱リグニン処理後に、C−EO−H−Dの漂白工程で漂白した白色度86%のパルプを使用した。その後は、米坪を16.8〜29.0g/m2とし実施例5と同様に製造した。
Figure 2005204868
Figure 2005204868
<考察>
本発明の実施例に係る製品は、市販品との比較において、いずれの実使用評価および官能評価項目においても十分な評価がなされていることからして、本発明の実施例に係る製品の区別化は明確であり、市販品に比較して、優れた特性を示すものとなっている。

Claims (7)

  1. 1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚のソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0067(m22/g以下であることを特徴とする衛生用薄葉紙。
  2. 1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が10〜26g/m2、密度が0.150〜0.170g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が1350〜2350本であることを特徴とする請求項1記載の衛生用薄葉紙。
  3. 漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に55〜100%含有する請求項1または2記載の衛生用薄葉紙。
  4. 1枚でのソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0055〜0.0065(m22/gである請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生用薄葉紙。
  5. 1枚または2枚以上重ねのものであって、1枚での坪量が15〜31g/m2、密度が0.110〜0.160g/cm3であり、長さ0.1mm以上の毛羽立ち繊維の本数が3500〜4200本であることを特徴とする請求項1記載のトイレット用巻取ロール紙。
  6. 漂白に塩素化合物を使用しないECF漂白パルプ及び/またはTCF漂白パルプ、全パルプ中に60〜100%含有する請求項1または5記載のトイレット用巻取ロール紙。
  7. 1枚でのソフトネスの値を米坪の二乗で割ったものが0.0050〜0.0067(m22/gである請求項1または5〜6のいずれか1項に記載のトイレット用巻取ロール紙。
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