JP2005204582A - オリゴヌクレオチド及びそれを用いた非定型抗酸菌群の検出方法 - Google Patents

オリゴヌクレオチド及びそれを用いた非定型抗酸菌群の検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 M.avium、M.intracellulare、M.kansasiiを迅速、特異的かつ高感度に検出する一本鎖オリゴヌクレオチドプライマーとその使用方法を提供することにある。
【解決手段】 M.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの16S rRNA遺伝子配列中の特異的な配列に対するLAMP反応のプライマーを設計し、このプライマーを用いてLAMP反応を行う。
【選択図】 なし

Description

本発明は、非定型抗酸菌群を短時間に特異的に検出するオリゴヌクレチド、及び該オリゴヌクレチドをプライマーとして用いたLAMP法により非定型抗酸菌群の核酸を増幅する方法に関する。
非定型抗酸菌症のうち、M.aviumやM.intracellulareにて引き起こされるM.avium complex症、およびM.kansasiiが原因のM.kansasii症は、比較的患者数が多く、これら抗酸菌を迅速かつ正確に同定する検査方法の確立が求められている。
抗酸菌の検査方法は、臨床抗酸菌研究会編集「抗酸菌検査法−遺伝子技術による迅速診断−」医歯薬出版株式会社、1997年6月10日、に詳しく紹介されている。まず、染色法として、チール・ネールゼン(Ziehl−Neelsen)染色法、キニヨン(Kinyoun)染色法、蛍光染色法が知られている。これらは、喀痰や気道分泌液等の検体中の抗酸菌を、短時間で検出することが可能であるが、検出感度が極めて低いとされている。一方、小川培地等の固形培地を使った分離培養法は、抗酸菌の検出率が染色法よりも優れているが、抗酸菌が2分裂に要する時間は10〜15時間を要するため、抗酸菌同定に必要量の抗酸菌を得るまでに2〜4週間を要する。これら抗酸菌検査の問題点を解決するため、近年、核酸増幅技術を応用し、結核菌のゲノムDNAやRNAを検出する技術が開発されている。
LAMPとはLoop−Mediated Isothermal Amplificationの略で、Notomiらによって開発された簡易・迅速・精確・安価に核酸を増幅する技術で、日本特許番号第3313358号、Nucleic Acids Research,28,e63,2000、Biochemical and Biophysical Research Communications,290,1195−1198,2002、Clinical Chemistry,47,No.9,1742−1743,2001に報告されている。これは通常、1対のインナープライマーと1対のアウタープライマーを併せた2対計4種のプライマー、あるいは、これに1対のループプライマーを加えた3対計6種のプライマーと、鎖置換型DNAポリメラーゼとを使って通常10分〜60分程度で鋳型となる核酸を増幅する方法である。PCR(Polymerase Chain Reaction)法と違い、増幅反応が一定温度で進むのが特徴である。
LAMP反応の検出は、LAMP増幅産物をアガロースゲル電気泳動にかけてLAMP反応に特徴的なラダーのバンドを確認する方法や、LAMP反応産物にエチジウムブロマイドやSYBR Green I等の核酸インターカレーターを添加して検出する方法がある。また、LAMP反応時の生成物であるピロリン酸と反応バッファー中のマグネシウムイオンにて生じる沈殿物を検出する方法が国際公開番号WO01/83817 A1、および、Biochemical and Biophysical Research Communications,289,150−154,2002に示されている。
日本特許第2976406号に、rRNA遺伝子にて非ウィルス性の生物を検出・同定する方法が記載されている。ウィルスを除くあらゆる細胞はリボソームを含み、従ってゲノム上にrRNA遺伝子がコードされている。rRNA遺伝子は種々の生物間にて相同性の高い保存された配列と、相同性が低く特異性の高い配列とを有しており、様々な生物種の検出および同定に極めて有用である。
M.tuberculosis、M.avium、M.intracellulareをLAMP法にて検出することが、Iwamotoらによって、Journal of Clinical Microbiology,Vol.41,No.6,2616−2622,June 2003にて報告された。Iwamotoらは、生物種の同定に有用なジャイレースB(gyrB)という遺伝子配列に対してLAMP反応用のプライマーを設計し、臨床サンプルや精製ゲノムDNAをテンプレートとして、LAMP反応を行い、M.tuberculosis、M.avium、M.intracellulareを特異的に検出することを示した。また、その検出感度は、精製ゲノムDNAをテンプレートとした場合、35分の反応において、M.tuberculosis、M.avium、M.intracellulareのいずれも、1000コピーであることを示した。
本発明者は、先に出願した特願2003−144712において、LAMP法にて結核菌群の遺伝子を迅速かつ特異的に増幅・検出する方法とこれに用いる結核菌群遺伝子検出用核酸を発明した。この特願2003−144712では、結核菌M.tuberculosisのゲノムDNA 1pg(結核菌およそ210個相当)を25分以内で検出可能なLAMP反応用核酸とその検出方法を示した。
つまり、主な非定型抗酸菌症の原因菌であるM.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの検出・同定についても、より検出感度がよく、より検出時間の短い方法が求められている。
日本特許第3313358号 国際公開番号WO 01/83817 A1 日本特許第2976406号 臨床抗酸菌研究会編集「抗酸菌検査法−遺伝子技術による迅速診断−」医歯薬出版株式会社、1997年6月10日 Nucleic Acids Research,28,e63,2000 Biochemical and Biophysical Research Communications,290,1195−1198,2002 Clinical Chemistry,47,No.9,1742−1743,2001 Biochemical and Biophysical Research Communications,289,150−154,2002 Journal of Clinical Microbiology,Vol.41, No.6,2616−2622,June 2003
本発明が解決しようとする課題は、高い検出感度、高い特異性、短時間での増幅、を満たすM.avium、M.intracellulare、及びM.kansasiiを検出するためのLAMP反応用オリゴヌクレオチド、並びにそれを用いたLAMP法によるM.avium、M.intracellulare、及びM.kansasiiを迅速に検出する方法を提供することにある。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、M.avium、M.intracellulare、M.kansasii、及びM.tuberculosisの16S rRNA遺伝子配列からM.avium、M.intracellulare、及びM.kansasiiのそれぞれに特異的な配列を見出し、この菌特異的な配列に対して検出感度・選択性が高く短時間での核酸増幅が可能なLAMP反応用核酸プライマーを設計・作製し、この核酸プライマーを用いたLAMP法によるM.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの迅速診断方法を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の発明を提供する。
(1) 配列番号13又は14に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
(2) 配列番号18又は19に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
(3) 配列番号21又は22に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
(4) 配列番号16、17、20又は23に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
(5) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
(6) LAMP法におけるループプライマーとして配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
(7) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
(8) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
(9) LAMP法におけるループプライマーとして配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
(10) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
(11) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
(12) LAMP法におけるループプライマーとして配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
(13) LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
(14) 配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、(5)から(7)のいずれかに記載の方法でM.aviumの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
(15) 配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、(8)から(10)のいずれかに記載の方法でM.intracellualreの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
(16) 配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、(11)から(13)のいずれかに記載の方法でM.kansasiiの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
本発明によれば、M.avium complex症の原因菌であるM.aviumやM.intracellulare、およびM.kansasii症の原因菌であるM.kansasiiを、高感度で、短時間に、特異的に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について更に詳しく述べる。
本明細書中において、核酸の塩基配列中のA、G、T、Cは、デオキシリボヌクレオチド中のアデニン塩基、グアニン塩基、チミン塩基、シトシン塩基を示す。
LAMP反応に用いるインナープライマーとはFIPプライマーとBIPプライマーとを示す。FIPプライマーは、5’側にターゲット核酸配列の表鎖に相同的なF1cと呼ばれる配列、3’側にターゲット核酸配列の裏鎖に相補的なF2と呼ばれる配列、とを有するオリゴヌクレオチドであり、BIPプライマーは、5’側にターゲット核酸配列の裏鎖に相同的なB1cと呼ばれる配列、3’側にターゲット核酸配列の表鎖に相補的なB2と呼ばれる配列、とを有するオリゴヌクレオチドである。アウタープライマーとは、F3プライマーとB3プライマーを示し、F3プライマーはターゲット核酸配列の裏鎖に相補的なオリゴヌクレオチド、B3プライマーはターゲット核酸の表鎖に相補的なオリゴヌクレオチドである。ループプライマーは、FLプライマーとBLプライマーを示し、LAMPによる核酸の増幅反応を促進する。FLプライマーはF2配列に相補的なF2c配列とF1c配列の間の配列に相補的な配列、BLプライマーはB2配列に相補的なB2c配列とB1c配列の間の配列に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチドである。これらインナープライマー、アウタープライマー、および、ループプライマーの設計方法は、先の特許文献1、非特許文献2〜6、および、Webサイトhttp://www.eiken.co.jp/に公開されている。
具体的には、まず、標的核酸について、5'側からF3、F2、F1、B1c、B2c、B3cの6つの領域を規定し、この6つの領域の相補的な領域をF3c、F2c、F1c、B1、B2、B3と規定し、次の通り4種類のプライマーを設計する。
(1)FIPプライマー:標的核酸のF2領域を3'端に持ち、5'末端側に標的核酸のF1cと同じ配列を持つように設計する。
(2)F3プライマー:標的核酸のF3領域を持つように設計する。
(3)BIPプライマー:標的核酸のB2領域を3'端に持ち、5'末端側に標的核酸のB1cと同じ配列を持つように設計する。
(4)B3プライマー:標的核酸のB3領域を持つように設計する。
LAMP法においては、ダンベル構造の5’末端側のループの1本鎖部分(B1領域とB2領域の間、あるいは F1領域とF2領域の間)に相補的な配列を持つループプライマー(それぞれループプライマーB(本発明においてはBLプライマー)、ループプライマーF(本発明においてはFLプライマー))を用いることによりDNA合成の起点を増やすことが可能となる。ループプライマーを用いることにより、増幅時間は、ループプライマーを使用しない場合の1/3〜1/2となることが期待される。
本発明者は、先に出願した特願2003−144712において、結核菌群の16S rRNA遺伝子をターゲットとした結核菌群核酸検出用LAMPプライマー、および、このプライマーを用いた結核菌群の核酸を迅速かつ特異的に増幅・検出する方法を発明した。
M.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの検出についても、結核菌群と同様の16S Ribosomal RNA遺伝子が有用であると考え、この遺伝子配列をターゲットとしてLAMP反応用の核酸プライマーを設計した。
先ず、M.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの16S Ribosomal RNA遺伝子の部分配列を明からにした。これら配列番号4から6記載の非定型抗酸菌M.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの塩基配列と、配列番号7から12に記載した結核菌群の核酸増幅用LAMP用プライマーの塩基配列とを照らし合わせ、M.avium、M.intracellulare、M.kansasii特異的LAMP反応用プライマー及びプライマーセットを得ることができた。
このM.avium、M.intracellulare、M.kansasii特異的LAMP反応用プライマーミックスを調製し、M.tuberculosis H37Ra、M.avium(ATCC15769)、M.intracellulare(ATCC19075)、M.kansasii(ATCC12476)のゲノムDNAをテンプレートとしてLAMP反応を行った。
その結果、いずれのプライマーミックスも菌特異的な増幅がみられ、他のマイコバクテリウム属と交差しない、M.avium、M.intracellulare、M.kansasii特異的LAMP反応用プライマーとそれを使ったM.avium、M.intracellulare、M.kansasii検出方法を発明するに至った。
本発明で用いるインナープライマーとしては、M.aviumの核酸を増幅するための配列番号13又は14に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド、M.intracellulareの核酸を増幅するための配列番号18又は19に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド、並びにM.kansasiiの核酸を増幅するための配列番号21又は22に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチドが挙げられる。
本発明で用いるアウタープライマーとしては、F3として配列番号9に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドが挙げられ、B3として配列番号15記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドが挙げられる。
また、本発明で用いるループプライマーとしては、FLとしては配列番号16、20又は23に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドが挙げられ、BLとしては配列番号17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドが挙げられる。
本発明においてインナープライマー、アウタープライマーまたはループプライマーとして用いる上記オリゴヌクレオチドは何れも、当業者に周知の方法である固相合成法により合成することができる。このような合成のための装置は、例えば、Applied Biosystemsなどの業者から販売されている。
また、本発明のオリゴヌクレオチドとしては、本明細書の配列表の配列番号で示される特定の塩基配列を含む限り、オリゴヌクレオチドを構成するデオキシリボースや塩基について、その一部に他の分子が付加したり、その一部が他の分子で置換されるなどにより修飾されているものでもよい。例えば、本発明のオリゴヌクレオチドとしては、LAMP法で結核菌のDNAを増幅した後、そのオリゴヌクレオチドの検出を簡略化するため、プライマーとするオリゴヌクレオチドの5’末端を蛍光色素であるフルオレセインイソチオシアネート(FITC)で標識したオリゴヌクレオチドや、プライマーとするオリゴヌクレオチドの5´末端にビオチンを結合し、アビジンと共有結合させたペルオキシダーゼを結合させ得るものでもよい。
本発明におけるLAMP法では、標的遺伝子を含む試料、プライマー(FIP, F3, BIP, B3)、鎖置換型DNA Polymerase、dNTPs、及び反応緩衝液を含む反応液を調製し、64〜65℃で10分から1時間程度インキュベーションすることにより、増幅産物あるいは増幅の有無を検出することができる。増幅産物の検出は簡易検出及びリアルタイム検出が可能であり、増幅する時間は、ループプライマーを利用することで更に短縮することができる。
LAMP法は、具体的には以下の通り行なうことができる。即ち、インナープライマー(FIPプライマーおよびBIPプライマー)、ループプライマー(FLプライマーおよびBLプライマー)及びアウタープライマー(F3プライマーおよびB3プライマー)を含むプライマーセットを作製し、これを適当なマイクロチューブに添加し、氷上に置く。LAMP反応液としては、20mM Tris・HCl(pH8.8)、10mM KCl、8mM MgSO4、10mM(NH42SO4、0.1%Tween20、0.8M Betaine、2.8mM dGTP、2.8mM dCTP、2.8mM dATP、2.8mM dTTP、所定量の試料(即ち、結核菌ゲノムDNAを含む試料)を添加し、全容量を適量に調整し、氷上に置く。これに、Bst DNA Polymerase Large Fragment(NEW ENGLAND BioLabs)を添加して全容量を調整し、混和した後、例えば、64℃にて15分から1時間反応させることによりLAMP反応を行なう。
LAMP反応におけるインナープライマーの濃度は、LAMP反応が進む限り特に限定されないが、一般的にはプライマーの各々につき、10〜70pmol/25μl、好ましくは30〜50pmol/25μl、例えば40pmol/25μlとすることができる。
LAMP反応におけるループプライマーの量は、LAMP反応が進む限り特に限定されないが、一般的にはプライマーの各々につき、10〜150pmol/25μl、好ましくは10〜100pmol/25μl、例えば20、40または60pmol/25μlとすることができる。
LAMP反応におけるアウタープライマーの量は、LAMP反応が進む限り特に限定されないが、一般的にはプライマーの各々につき、2〜20pmol/25μl、好ましくは2〜10pmol/25μl、例えば5pmol/25μlとすることができる。
LAMP反応による増幅反応の過程では、副産物としてピロリン酸マグネシウムが産生される。この副産物は、増幅産物と比例して産生されることから、増幅産物量が非常に多いLAMP法では白濁として観察することができる。即ち、LAMP法ではこの白濁の有無で標的遺伝子の有無を確認することができる。また、LAMP反応とその後の反応産物の検出は、LAMP反応専用リアルタイム濁度測定装置LA―200(テラメックス社)などの市販の装置を用いて行なうことができる。
あるいは、蛍光インターカレーター(例えば、エチジウムブロマイド等)の存在下で増幅させた増幅産物の入ったチューブにUVランプを照射することにより、鋳型DNA(標的遺伝子)が存在する場合には、蛍光強度が上がり、肉眼でも増幅の有無、いわゆる標的遺伝子の有無を確認することができる。
上記以外としては、LAMP反応後、反応産物を電気泳動により分離し、エチジウムブロマイドあるいはサイバーグリーンで核酸染色を行い、増幅されたヌクレオチド配列の塩基長が、上述の標的配列の塩基長と等しければ検体中に検出対象の結核菌が存在すると判定できる。増幅されたヌクレオチド配列の検出には、クロマトグラフィーを使用することもできる。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
M.tuberculosis H37Ra、M.avium(ATCC15769)、M.intracellulare(ATCC19075)、M.kansasii(ATCC12476)のゲノムDNAをテンプレートとし、配列番号1と2のオリゴヌクレオチドプライマーを使ってPCR反応を行い、16S rRNA遺伝子の部分配列のDNAフラグメントを得た。配列番号1と2のオリゴヌクレオチドプライマーをシークエンス反応用のプライマーとして用い、先に得られたPCR産物の塩基配列をABI社蛍光DNAシークエンサー3700にて明らかにした。M.tuberculosis H37Raの塩基配列を配列番号3に、M.avium(ATCC15769)の塩基配列を配列番号4に、M.intracellulare(ATCC19075)の塩基配列を配列番号5に、M.kansasii(ATCC12476)の塩基配列を配列番号6に示した。
これらM.avium、M.intracellulare、M.kansasiiの塩基配列と、特願2003−144712に記載した結核菌群の16S rRNA遺伝子を特異的に検出するLAMP反応用プライマーのFIPプライマー(配列番号7)、BIPプライマー(配列番号8)、F3プライマー(配列番号9)、B3プライマー(配列番号10)、FLプライマー(配列番号11)、BLプライマー(配列番号12)の塩基配列とを比較参照した結果、表1に示すM.avium、M.intracellulare、M.kansasiiのLAMP反応用プライマーを見出すことができた。なお一部プライマーについては、その塩基配列が同一であることも判明した。
インナープライマーとして40pmolのFIPプライマーおよびBIPプライマー、ループプライマーとして40pmolのFLプライマーおよびBLプライマー、アウタープライマーとして5pmolのF3プライマーおよびB3プライマー、を含む表2に記載のプライマーミックスを調製し、各々0.2mlマイクロチューブ(栄研化学)に添加し氷上に置いた。LAMP反応液として、20mM Tris・HCl(pH8.8)、10mM KCl、8mM MgSO4、10mM (NH42SO4、0.1% Tween20、0.8M Betaine、2.8mM dGTP、2.8mM dCTP、2.8mM dATP、2.8mM dTTPと、M.tuberculosis、または、M.avium、または、M.intracellulare、または、M.kansasiiのゲノムDNA 2ng(菌4.3×105個相当)を添加し、全容量を24μlとし氷上に置いた。これに、8units/μlのBst DNA Polymerase Large Fragment(NEW ENGLAND BioLabs)1μlを添加して全容量を25μlとし、ゆっくり混和した後、速やかにLAMP反応専用リアルタイム濁度測定装置LA―200(テラメックス社)にセットし、64℃にて40分間反応させ、増幅反応中の濁度を測定した結果を図1〜3に示す。いずれのプライマーセットとも特異的な増幅のみが観察され、非特異的な増幅は見られなかった。
[実施例2]
インナープライマーとして40pmolのFIPプライマーおよびBIPプライマー、ループプライマーとして40pmolのFLプライマーおよびBLプライマー、アウタープライマーとして5pmolのF3プライマーおよびB3プライマー、を含む表2に記載のプライマーミックスを調製し、各々0.2mlマイクロチューブ(栄研化学)に添加し氷上に置いた。LAMP反応液として、20mM Tris・HCl(pH8.8)、10mM KCl、8mM MgSO4、10mM (NH42SO4、0.1% Tween20、0.8M Betaine、 2.8mM dGTP、2.8mM dCTP、2.8mM dATP、2.8mM dTTPと、M.tuberculosis、または、M.avium、または、M.intracellulare、または、M.kansasiiのゲノムDNA 100、10、1、0.1pgを添加し、全容量を24μlとし氷上に置いた。これに、8units/μlのBst DNA Polymerase Large Fragment(NEW ENGLAND BioLabs)1μlを添加して全容量を25μlとし、ゆっくり混和した後、速やかにLAMP反応専用リアルタイム濁度測定装置LA−200(テラメックス社)にセットし、64℃にて40分間反応させ、増幅反応中の濁度を測定した結果を図4〜6に示す。M.aviumおよびM.intracellulare検出用プライマーセットではゲノムDNA1pg(菌210個相当)、M.kansasii検出用プライマーセットではゲノムDNA10pg(菌2100個相当)を検出することができた。
Figure 2005204582
Figure 2005204582
本発明のオリゴヌクレオチドを使ってLAMP反応を行うことにより、M.avium、M.intracellualre、及びM.kansasiiを特異的かつ高感度に検出することが可能となり、医療分野で好適に利用できる。
実施例1のM.avium検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。図中のMtuはM.tuberculosis、MavはM.avium、MinはM.intracellulare、MkaはM.kansasiiのゲノムDNAを示す。 実施例1のM.intracellulare検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。図中のMtuはM.tuberculosis、MavはM.avium、MinはM.intracellulare、MkaはM.kansasiiのゲノムDNAを示す。 実施例1のM.kansasii検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。図中のMtuはM.tuberculosis、MavはM.avium、MinはM.intracellulare、MkaはM.kansasiiのゲノムDNAを示す。 実施例2のM.avium検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。100、10、1、0.1pgのM.aviumのゲノムDNAをLAMP反応のテンプレートとして使用。 実施例2のM.intracellulare検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。100、10、1、0.1pgのM.intracellulareのゲノムDNAをLAMP反応のテンプレートとして使用。 実施例2のM.kansasii検出用プライマーを使ったLAMP反応のリアルタイム濁度測定結果。100、10、1、0.1pgのM.kansasiiのゲノムDNAをLAMP反応のテンプレートとして使用。

Claims (16)

  1. 配列番号13又は14に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
  2. 配列番号18又は19に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
  3. 配列番号21又は22に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
  4. 配列番号16、17、20又は23に記載の塩基配列を有する一本鎖オリゴヌクレオチド。
  5. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
  6. LAMP法におけるループプライマーとして配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
  7. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.aviumの核酸を増幅する方法。
  8. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
  9. LAMP法におけるループプライマーとして配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
  10. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.intracellulareの核酸を増幅する方法。
  11. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
  12. LAMP法におけるループプライマーとして配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
  13. LAMP法におけるインナープライマーとして配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用い、ループプライマーとして配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを用いる、LAMP法にてM.kansasiiの核酸を増幅する方法。
  14. 配列番号13または14に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号16または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、請求項5から7のいずれかに記載の方法でM.aviumの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
  15. 配列番号18または19に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号20または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、請求項8から10のいずれかに記載の方法でM.intracellualreの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
  16. 配列番号21または22に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つ、及び/又は配列番号23または17に記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチドのうち少なくとも一つを含む、請求項11から13のいずれかに記載の方法でM.kansasiiの核酸をLAMP法にて検出するためのキット。
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