JP2005204512A - 農業用ネット - Google Patents
農業用ネット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005204512A JP2005204512A JP2004011532A JP2004011532A JP2005204512A JP 2005204512 A JP2005204512 A JP 2005204512A JP 2004011532 A JP2004011532 A JP 2004011532A JP 2004011532 A JP2004011532 A JP 2004011532A JP 2005204512 A JP2005204512 A JP 2005204512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- warp
- weft
- yarns
- warp yarns
- layer portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
【課題】害虫の侵入及び通過を防止して、栽培物の栽培に適した環境に保つことができる。且つ、取り扱いが簡単且つ容易で、生産性の向上及び単価の低減を図ることができる農業用ネットを提供する。
【解決手段】農業用ネット1を構成する縦糸2…を、微細な害虫の侵入が妨げられるような間隔Bに隔てて略平行に張架し、縦糸2…よりも本数の少ない横糸3…を、縦糸2…と略交差する方向に該縦糸2…の左右間隔Bよりも広くなるような上下間隔Cに隔てて織り込み、縦糸2…及び横糸3…の間に、縦糸2…の織り込み方向と略平行する方向に細長い長方形の網目5…を形成する。且つ、縦糸2…及び横糸3…の外周部に形成した外層部bを互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部bが溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着したネット状の織物又は編物である。
【選択図】 図3
【解決手段】農業用ネット1を構成する縦糸2…を、微細な害虫の侵入が妨げられるような間隔Bに隔てて略平行に張架し、縦糸2…よりも本数の少ない横糸3…を、縦糸2…と略交差する方向に該縦糸2…の左右間隔Bよりも広くなるような上下間隔Cに隔てて織り込み、縦糸2…及び横糸3…の間に、縦糸2…の織り込み方向と略平行する方向に細長い長方形の網目5…を形成する。且つ、縦糸2…及び横糸3…の外周部に形成した外層部bを互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部bが溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着したネット状の織物又は編物である。
【選択図】 図3
Description
この発明は、例えばオンシツコナジラミやマメハモグリバエ、キスジノミハムシ、アザミウマ等の害虫が侵入するのを防止し、農薬や殺虫剤を殆ど使用せずに防除することができる農業用ネットに関する。
従来、上述の農業用ネットとしては、例えば略同一の太さ及び本数の縦糸と横糸とでネット状に構成したネットがあるが、縦糸及び横糸の交差部分に生じる糸の屈曲率が小さく、相互の接触面積及び接触抵抗が一定しているため、ネットに引っ張り力が付与された場合、縦糸及び横糸の交差位置が変位しやすく、縦糸及び横糸の間に形成された網目が変形するか、目ズレする等して、微細な害虫の侵入を阻止することができなくなる。且つ、縦糸及び横糸の本数を多くすると、相互の締付け力が大きくなるので、網目が変形及び目ズレするのを防止するに必要な接触抵抗が得られるが、ネット全体の網目が小さくなり、通気性及び除湿性が非常に悪くなるため、農作物の生育に与える影響が大きくなる。且つ、横糸を、予め張架された多数本の縦糸と略直交する方向に何回も往復移動させて織り込むが、横糸の本数が多くなるほど、織り込み回数が増加するため、単位面積のネットを製造するのに手間及び時間が掛かるだけでなく、生産性が悪くなり、製造費が高くなる。
且つ、例えば合成樹脂製の縦糸及び横糸で略正方形の網目を形成し、相互の交差部分を熱溶着してなる特許文献1のネット状資材と、特許文献2のプリント用複層糸条メッシュシートとがあるが、縦糸及び横糸の間隔を狭くすると、網目全体を略均等に縮小することができるが、縦糸と略直交する方向に織り込まれる各横糸の上下間隔も狭くなるため、網目全体のサイズが小さくなり、通気性及び除湿性が非常に悪くなるという問題点を有している。
この発明は上記問題に鑑み、害虫の侵入が妨げられるような目合いに合成樹脂製の縦糸及び横糸でネット状に構成した農業用ネットであって、上記縦糸を、上記害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて略平行に張架し、上記縦糸よりも本数の少ない横糸を、上記各縦糸と略交差する方向に該各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込み、上記縦糸及び横糸の間に該縦糸と略平行する方向に長方形の網目を形成して、該縦糸及び横糸の交差部分を対接したまま一体的に接合した農業用ネットの提供を目的とする。
この発明は、害虫の侵入が妨げられるような目合いに縦糸及び横糸でネット状に構成した農業用ネットであって、上記縦糸を、上記害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて略平行に張架し、上記縦糸よりも本数の少ない横糸を、上記各縦糸と略交差する方向に該各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込み、
上記縦糸及び横糸の間に該縦糸と略平行する方向に長方形の網目を形成して、該縦糸及び横糸の交差部分を対接したまま一体的に溶着又は接着した農業用ネットであることを特徴とする。
上記縦糸及び横糸の間に該縦糸と略平行する方向に長方形の網目を形成して、該縦糸及び横糸の交差部分を対接したまま一体的に溶着又は接着した農業用ネットであることを特徴とする。
上述の縦糸及び横糸は、例えば溶融温度が高いポリプロピレン(PP)等の合成樹脂又は合成樹脂繊維からなる芯層部の外周部に、その芯層部よりも溶融温度が低いポリエチレン(PE)等の合成樹脂又は合成樹脂繊維からなる外層部を長さ方向に連続して被覆又は囲繞してなる複合糸で構成されるる。また、ポリプロピレン(PP)の代わりに、例えばポリカーボネイト樹脂やポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、フッ素樹脂等のポリプロピレン(PP)と略同等又は同等以上の溶融温度が高いその他の合成樹脂に変更することもできる。また、ポリエチレン(PE)の代わりに、例えば塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂、ABS樹脂等のポリプロピレン(PP)よりも溶融温度が低い合成樹脂に変更することもできる。
また、縦糸及び横糸の交差部分を接合する方法としては、縦糸及び横糸の交差部分に形成された外層部を互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部が溶融する温度に加熱処理して、縦糸及び横糸の交差部分を一体的に熱溶着するか、合成樹脂系の接着剤で接着する等の方法を用いることができる。また、縦糸及び横糸の織り方としては、例えば平織りや綾織、朱子織、その他の織り方等の所望する織り方に自動織り機で機械的に織ることができるが、図3に示す平織り状態に織るのが好ましい。
また、縦糸及び横糸の目合いは、例えばオンシツコナジラミ、マメハモグリバエ、キスジノミハムシ、アザミウマ等の害虫の侵入及び通過が妨げられるような略0.4mm又は略0.6mmに設定することができる。且つ、上述の目合いを、例えば略0.4mm以下、略0.5mm、略0.6mm以上等の所望する結節(結び目)の数又は寸目に変更することもできる。なお、網目の大きさ(目合い)は、結節(結び目)の数で表す方法と、1目の長さを寸で表す方法とで設定される。つまり、微細な害虫がネットの網目から侵入しようとしても、害虫の羽根が縦糸及び横糸に接触するか、害虫の体が縦糸間に挟まる等して、ネットで覆われた空間内に害虫が侵入するのを積極的に阻止する。
つまり、農業用ネットを構成する縦糸を、微細な害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて略平行に張架し、縦糸よりも本数の少ない横糸を、上述の縦糸と略交差する方向に該各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込み、縦糸及び横糸の間に、縦糸の織り込み方向と略平行する方向に細長い長方形の網目を形成すると共に、縦糸及び横糸の交差部分を互いに対接したまま溶融温度の低い外層部を熱溶着するか、接着剤で接着する等して一体的に接合したネット状の織物又は編物である。
また、縦糸及び横糸を略同一又は異なる太さ(デニール)に形成することができる。つまり、縦糸の太さを基準とした場合、横糸の太さを、縦糸の略1.0以上に設定すれば、横糸の外周面に沿う状態に、横糸と交差及び接触する縦糸が変形又は屈曲するので、相互の接触面積及び接触抵抗が大きくなり、網目が変形及び目ズレするのを防止するに必要な抵抗が得られる。また、縦糸の太さを基準とした場合、横糸の太さを、例えば略1.0以上〜略1.5倍、略2倍等の所望する太さに変更することもできる。
また、縦糸及び横糸を略同一又は異なる硬さに形成することができる。つまり、横糸を、縦糸よりも硬質の合成樹脂又は合成樹脂繊維で構成した場合、横糸と交差及び接触する縦糸の外周面が、その横糸の外周面に沿う状態に変形又は屈曲するため、相互の接触面積及び接触抵抗が大きくなるので、縦糸及び横糸の交差位置が変位しにくく、網目が変形及び目ズレするのを防止するに必要な抵抗が得られる。且つ、縦糸の硬さを基準とした場合、横糸の硬さを、例えば略1.0以上〜略1.5倍、略2倍等の所望する硬さに変更することもできる。
実施の形態として、上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部全体に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を長さ方向に形成して構成することができる。また、上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を長さ方向に略平行して形成すると共に、上記外層部を、上記芯層部の軸芯を中心として円周方向に所定間隔に隔てて複数条形成して構成することができる。また、上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を略螺旋方向に単一条又は複数条形成して構成することができる。つまり、縦糸及び横糸の交差部分に形成した外層部を互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部が溶融する温度に加熱処理して、縦糸及び横糸の交差部分を一体的に熱溶着する。
また、上記縦糸及び横糸よりも反射率の高い金属性(アルミニウム製)の反射糸を織り込むことができる。つまり、ネットに向けて照射される太陽光線を、ヤーン状に形成されたアルミニウム製の反射糸で反射させ、害虫の侵入及び侵入を防ぐ忌避効果を向上させる。また、アルミニウム製の反射糸に代えて、例えば反射率の高い金属素材を合成樹脂製の糸又はヤーンに塗布するか、蒸着するか、含浸する等してなる反射糸を織り込むこともできる。また、縦糸及び横糸の少なくとも一方に紫外線カット剤(UVカット剤)を含ませることができる。且つ、紫外線カット剤を含ませる方法として、例えば塗布や蒸着、含浸、混合等の処理方法を用いることができる。また、上記縦糸及び横糸の少なくとも一方を透明又は不透明に形成することができる。つまり、透明(半透明を含む)な合成樹脂又は合成樹脂繊維で構成した縦糸及び横糸を太陽光線が透過し、例えば野菜や果物、花卉等の栽培物(又は農作物)の生育に適した光量が所望量採光される。また、縦糸及び横糸の両方を透明に形成することもできる。
この発明によれば、農業用ネットを、害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて織り込まれる各縦糸と、各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込まれる該各縦糸よりも本数の少ない各横糸との交差部分を一体的に接合して構成するので、網目が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、微細な害虫の侵入を防止する効果が安定して得られる。且つ、農薬や殺虫剤を殆ど使用せずに害虫を防除することができるので、農薬の散布量が少なくて済み、自然環境に与える影響を少なく、減農薬栽培及び無農薬栽培に最適である。
且つ、横糸の本数を縦糸よりも少なくして、各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込むので、同一本数の縦糸及び横糸で略正方形の網目を形成するよりも、縦糸及び横糸の間に形成される長方形の網目の方が大きく、通気性及び除湿性が向上し、栽培に適した温度及び環境に保つことができる。且つ、横糸の織り込み本数及び織り込み回数が少ないため、ネット全体の重量が軽く、取り扱いが簡単且つ容易に行える。且つ、工程数が少なく、機械的に織るときに要する時間が大幅に短縮され、生産性の向上及び製造費の低減を図ることができる。
この発明は、害虫の侵入及び通過を防止し、栽培物の栽培に適した環境に保つことができる。且つ、取り扱いが簡単且つ容易で、生産性の向上及び単価の低減を図ることができるという目的を、害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて織り込まれる各縦糸と、各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込まれる該各縦糸よりも本数の少ない各横糸との交差部分を一体的に接合してネット状に構成することで達成した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は、栽培物(又は農作物)を栽培するときに用いられる農業用ネットを示し、図2及び図3に於いて、この農業用ネット1は、略同一の硬さ及び太さD,Eを有する合成樹脂製の縦糸2…及び横糸3…を機械的に平織りしてなるネット状の織物又は編物であり、横糸3…よりも本数の多い略60本の縦糸2…を、微細な害虫の侵入及び通過が妨げられるような間隔Bに隔てて略平行に張架し、縦糸2…よりも本数の少ない略20本の横糸3…を、上述の縦糸2…と略交差及び略直交する方向に織り込むと共に、縦糸2…の左右間隔Bよりも広くなるような上下間隔Cに隔てて織り込み、縦糸2…及び横糸3…の間に、縦糸2…の織り込み方向と略平行する方向に細長い長方形の網目5…を形成する。且つ、図6に示すように、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を互いに対接したまま一体的に熱溶着するか、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を互いに対接したまま合成樹脂系の接着剤で接着する等してなるネット状の織物又は編物である。
つまり、横糸3…を、例えば1本分又は2本分の縦糸2が抜き取られた縦糸2,2の左右間隔Bと略対応する上下間隔Cに隔てて織り込めば、縦糸2…の間隔Bよりも大きい網目5…を形成することができる。また、横糸3…の間隔Cを、2本以上の縦糸2が抜き取られた間隔Bに変更することもできる。
上述の縦糸2…及び横糸3…は、図5に示すように、溶融温度が高いポリプロピレン(PP)等の合成樹脂又は合成樹脂繊維からなる芯層部aの外周部全体に、その芯層部aよりも溶融温度が低いポリエチレン(PE)等の合成樹脂又は合成樹脂繊維からなる外層部bを長さ方向に連続して被覆又は囲繞してなる複合糸で構成している。また、また、ポリプロピレン(PP)の代わりに、例えばポリカーボネイト樹脂やポリアセタール樹脂、ナイロン樹脂、フッ素樹脂等のポリプロピレン(PP)と略同等又は同等以上の溶融温度が高いその他の合成樹脂に変更することもできる。ポリエチレン(PE)の代わりに、例えば塩化ビニル樹脂やアクリル樹脂、ABS樹脂等のポリプロピレン(PP)よりも溶融温度が低い合成樹脂に変更することもできる。
且つ、縦糸2…及び横糸3…の他の織り方として、例えば綾織や朱子織、その他の織り方等の所望する織り方に自動織り機で機械的に織ることもできる。また、縦糸2…を、略60本以下又は以上の本数に変更するか、横糸3…を、略20本以下又は以上の本数に変更することもできる。なお、縦糸2…の本数は一定しているので、縦糸2…の織り込み本数が多くなっても、横糸3…の織り込み回数が増加することがなく、製造に手間及び時間が掛からず、生産性が悪くなることがない。
且つ、縦糸2…及び横糸3…は、合成樹脂であるナイロンやビニロンよりも、ポリエチレンの方が耐久性及び耐候性、熱可塑性、その他の点で優れた特性を有しているので、ポリエチレン製の合成樹脂又は合成樹脂繊維で構成している。また、ポリエチレンの代わりに、例えばポリエステルやナイロン、ビニロン、アクリル等の合成樹脂又は合成樹脂繊維で形成された糸(フィラメントを含む)で構成することもできる。
且つ、縦糸2及び横糸3の少なくとも一方(又は両方)を、透明(半透明を含む)な合成樹脂又は合成樹脂繊維で構成している。つまり、透明に形成した縦糸2…及び横糸3…を太陽光線が透過するため、例えば野菜や果物、花卉等の栽培物A(又は農作物)の生育に適した光量を所望量採光することができる。或いは、縦糸2及び横糸3の少なくとも一方(又は両方)を不透明に形成すれば、所望する光量に遮光することができる。また、縦糸2及び横糸3の何れか一方を透明に形成した場合、他方の糸を不透明に形成することもできる。加えて、縦糸2及び横糸3の何れか一方又は両方を、例えば青色や緑色、黄色、茶色、白色、橙色等の所望する色に着色することもできる。
且つ、縦糸2…及び横糸3…の目合いは、例えばオンシツコナジラミ、マメハモグリバエ、キスジノミハムシ、アザミウマ等の微細な害虫の侵入及び通過が妨げられるような略0.4mm又は略0.6mmに設定している。また、上述の目合いを、例えば略0.4mm以下、略0.5mm、略0.6mm以上等の所望する結節(結び目)の数又は寸目に変更することもできる。なお、網目5…の大きさ(目合い)は、結節(結び目)の数で表す方法と、1目の長さを寸で表す方法とで設定される。
且つ、紫外線がカットされる紫外線カット剤(UV剤)を、縦糸2…及び横糸3…の少なくとも一方を構成する合成樹脂又は合成樹脂繊維に含ませている。つまり、栽培物Aの生育に悪い紫外線をカットして、栽培物Aの生育に適した光を所望量採光する。また、紫外線カット剤を含ませる方法として、例えば塗布や蒸着、含浸、混合等の処理方法を用いることができる。
且つ、図2に示すように、ヤーン状に形成された反射率の高いアルミニウム製の反射糸4…を、農業用ネット1の略全体(又は一部)に所定間隔に隔てて格子状に織り込んでいる。つまり、ネットに向けて照射される太陽光線が反射糸4…で反射され、害虫の侵入及び侵入を防ぐ忌避効果が向上する。また、アルミニウム製の反射糸4…に代えて、例えば反射率の高い金属素材を合成樹脂製の糸又はヤーンに塗布するか、蒸着するか、含浸する等してなる反射糸4…を織り込むこともできる。また、反射糸4…の他の織り込み方として、例えば升目状、ハニカム状等の所望する状態に織り込むこともできる。
且つ、縦糸2…及び横糸3…の少なくとも一方(又は両方)を接触抵抗の大きい材質で構成することができる。つまり、縦糸2及び横糸3の略全体又は交差する部分を接触抵抗の大きい合成樹脂等の材質で形成するか、被覆する等して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分に生じる接触抵抗を大きくするので、溶着処理前において、縦糸2…及び横糸3…の交差位置が変位しにくく、網目5…が変形及び目ズレするのを防止するに必要な抵抗が得られる。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、農業用ネット1による害虫の防除方法を説明する。
先ず、図2、図3に示すように、農業用ネット1を構成する縦糸2…及び横糸3…を機械的に平織りするとき、横糸3…よりも本数の多い縦糸2…を、微細な害虫の侵入及び通過が妨げられるような間隔Bに隔てて略平行に張架し、縦糸2…よりも本数の少ない横糸3…を、上述の縦糸2…と略交差及び略直交する方向に織り込むと共に、縦糸2…間の左右間隔Bよりも広くなるような上下間隔Cに隔てて織り込み、縦糸2…及び横糸3…の間に細長い長方形の網目5…を形成する。
且つ、図4、図6に示すように、縦糸2…及び横糸3…の外周部に形成した外層部bを互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部bが溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、縦糸2…及び横糸3…の交差位置が変位せず、網目5…が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、所定の大きさ及び形状に維持される。
上述のように平織りされた農業用ネット1を、図1に示すように、例えば栽培物Aを栽培するハウス全体又は一部が覆われるように被覆するか、栽培物Aが覆われる状態に直接被覆する等して使用するので、栽培時において、農業用ネット1の網目5…から微細な害虫が侵入しようとしても、害虫の羽根が縦糸2…及び横糸3…に接触するか、害虫の体が縦糸2…間に挟まる等して、農業用ネット1で覆われた空間内に害虫が侵入するのを積極的に阻止する。
以上のように、農業用ネット1を、害虫の侵入が妨げられるような間隔Bに隔てて織り込まれる各縦糸2…と、各縦糸2…間よりも広くなるような間隔Cに隔てて織り込まれる該縦糸2…よりも本数の少ない各横糸3…との交差部分を一体的に熱溶着して構成するので、網目5…が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、微細な害虫の侵入を防止する効果が安定して得られる。且つ、農薬や殺虫剤を殆ど使用せずに害虫を防除することができるので、農薬の散布量が少なくて済み、自然環境に与える影響を少なく、減農薬栽培及び無農薬栽培に最適である。
且つ、横糸3…の本数を縦糸2…よりも少なくして、縦糸2…間の間隔Bよりも広くなるような間隔Cに隔てて織り込むので、同一本数の縦糸2…及び横糸3…で略正方形の網目5…を形成するよりも、縦糸2…及び横糸3…の間に形成される長方形の網目5…の方が大きく、通気性及び除湿性が向上し、栽培に適した温度及び環境に保つことができる。且つ、横糸3…の織り込み本数及び織り込み回数が少ないため、ネット全体の重量が軽く、取り扱いが簡単且つ容易に行える。且つ、工程数が少なく、機械的に織るときに要する時間が大幅に短縮され、生産性の向上及び製造費の低減を図ることができる。
図7、図8は、異なる太さD,Eを有する合成樹脂製の縦糸2…及び横糸3…を熱溶着してなる農業用ネット1の他の実施例を示し、この農業用ネット1は、上述の実施例と同様にして、略同一硬さを有する縦糸2…及び横糸3…を機械的に平織りしたとき、横糸3…の外周面に沿う曲線状態及び湾曲状態に、横糸3…と交差及び接触する縦糸2…の外周面が変形又は屈曲するだけでなく、略同一太さD,Eの縦糸2…及び横糸3…を交差するよりも、横糸3…と交差及び接触する縦糸2…の屈曲率が大きく、相互の接触面積及び接触抵抗が大きくなるので、溶着処理前において、縦糸2…及び横糸3…の交差位置が変位しにくく、網目5…が変形及び目ズレするのを防止するのに必要な抵抗が得られる。且つ、縦糸2…及び横糸3…の外周部に被覆された外層部bを互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部bが溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、縦糸2…及び横糸3…の交差位置が変位せず、網目が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、上述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
且つ、横糸3…の太さE(デニール)は、縦糸2…以上の太さD(デニール)に設定している。つまり、縦糸2…の太さDを基準とした場合、横糸3…の太さEを、縦糸2…の略1.0以上に設定すれば、横糸3…の外周面に沿う曲線状態及び湾曲状態に、横糸3…と交差及び接触する縦糸2…が変形又は屈曲するため、相互の接触面積及び接触抵抗が大きくなり、網目5…が変形及び目ズレするのを防止するのに必要な抵抗が得られる。また、縦糸2…の太さDを基準とした場合、横糸3…の太さEを、例えば略1.0以上〜略1.5倍、略2倍等の所望する太さEに変更することもできる。
図9は、農業用ネット1の縦糸2…及び横糸3…を、相互の交差部分に対応する溶融温度が高い合成樹脂製の芯層部aの外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い合成樹脂製の外層部b…を部分的に形成してなる複合糸で構成した他の溶着例を示し、農業用ネット1を構成する縦糸2…及び横糸3…の交差部分に形成した外層部b…を互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部b…が溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、網目が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図10は、農業用ネット1の縦糸2…及び横糸3…を、溶融温度が高い合成樹脂製の芯層部aの対向する外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い合成樹脂製の外層部b,bを2条形成してなる複合糸で構成したその他の溶着例を示し、農業用ネット1を構成する縦糸2…及び横糸3…は、例えばポリエチレン等の溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部aの外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部b,bを長さ方向に略平行して連続形成すると共に、その外層部b,bを、芯層部aの軸芯を中心として円周方向に所定間隔に隔てて2条形成してなる複合糸で構成される。
つまり、製造時において、縦糸2…及び横糸3…の外周部に形成した外層部b,bを互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部b,bが溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、網目が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図11は、農業用ネット1の縦糸2…及び横糸3…を、溶融温度が高い合成樹脂製の芯層部aの外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い合成樹脂製の外層部b…を複数条形成してなる複合糸で構成したその他の溶着例を示し、農業用ネット1を構成する縦糸2…及び横糸3…は、例えばポリエチレン等の溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部aの外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部b…を長さ方向に略平行して連続形成すると共に、その外層部b…を、芯層部aの軸芯を中心として円周方向に所定間隔に隔てて4条形成してなる複合糸で構成される。
つまり、製造時において、縦糸2…及び横糸3…の外周部に形成した2条の外層部b…を互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部b…が溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、外層部b…の条数を、例えば4条や5条、6条以上等の多数条に変更することもできる。
図12は、農業用ネット1の縦糸2…及び横糸3…を、溶融温度が高い芯層部aの外周部に、その芯層部aよりも溶融温度が低い外層部b…を略螺旋方向に連続して複数条形成してなる複合糸で構成したその他の実施例を示し、農業用ネット1を構成する縦糸2…及び横糸3…を交差して、相互の交差部分に形成した所望する部分の外層部b…を互い対接する状態に交差させたまま、相互の交差部分を低融点の外層部b…が溶融する温度に加熱処理して、縦糸2…及び横糸3…の交差部分を一体的に熱溶着するので、網目が変形及び目ズレするのを確実に防止することができ、前述の実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。また、上述の外層部b…を、芯層部aの外周部に沿って略螺旋状に単一条形成(1条)してもよい。
なお、上述の図5、図9〜図12の縦糸2…及び横糸3…を組み合わせてネット状に構成するか、縦糸2…及び横糸3…を異なる太さD,Eに形成する等することもできる。また、各実施例の農業用ネット1を、異なる硬さに形成した縦糸2…及び横糸3…で構成することもできる。つまり、縦糸2…の硬さを基準とした場合、横糸3…の硬さを、例えば略1.0以上〜略1.5倍、略2倍等の所望する硬さに変更することもできる。
1…農業用ネット
2…縦糸
3…横糸
4…反射糸
5…網目
a…芯層部
b…外層部
A…栽培物
B,C…間隔
D,E…太さ
2…縦糸
3…横糸
4…反射糸
5…網目
a…芯層部
b…外層部
A…栽培物
B,C…間隔
D,E…太さ
Claims (8)
- 害虫の侵入が妨げられるような目合いに合成樹脂製の縦糸及び横糸でネット状に構成した農業用ネットであって、
上記縦糸を、上記害虫の侵入が妨げられるような間隔に隔てて略平行に張架し、
上記縦糸よりも本数の少ない横糸を、上記各縦糸と略交差する方向に該各縦糸間よりも広くなるような間隔に隔てて織り込み、
上記縦糸及び横糸の間に該縦糸と略平行する方向に長方形の網目を形成して、該縦糸及び横糸の交差部分を対接したまま一体的に接合した
溶着又は接着した
農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸の交差部分を一体的に溶着又は接着した
請求項1記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部全体に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を長さ方向に形成して構成した
請求項1又は2記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を長さ方向に略平行して形成すると共に、
上記外層部を、上記芯層部の軸芯を中心として円周方向に所定間隔に隔てて複数条形成して構成した
請求項1又は2記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸を、溶融温度が高い合成樹脂からなる芯層部の外周部に、該芯層部よりも溶融温度が低い合成樹脂からなる外層部を略螺旋方向に単一条又は複数条形成して構成した
請求項1又は2記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸の少なくとも一方の間に反射率の高い反射糸を織り込んだ
請求項1又は2記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸の少なくとも一方に紫外線カット剤を付設した
請求項1又は2記載の農業用ネット。 - 上記縦糸及び横糸の少なくとも一方を透明又は不透明に形成した
請求項1又は2記載の農業用ネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011532A JP2005204512A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 農業用ネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011532A JP2005204512A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 農業用ネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005204512A true JP2005204512A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34898197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004011532A Pending JP2005204512A (ja) | 2004-01-20 | 2004-01-20 | 農業用ネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005204512A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223989A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Koizumi Jute Mills Ltd | 被覆装置 |
WO2014175308A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 株式会社メタコ | 遮光に適したモノフィラメントネット |
KR20160051029A (ko) * | 2014-10-31 | 2016-05-11 | 서용교 | 열차단율이나 투광율 조절이 가능한 직물의 제조 장치 및 방법 |
CN105724134A (zh) * | 2016-02-26 | 2016-07-06 | 浙江大学 | 一种以芥菜作为诱集作物的黄曲条跳甲生物防治方法 |
JP2021025373A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | Ykk Ap株式会社 | 網材及びロール網戸 |
CN115336558A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-15 | 云南农业大学 | 利于观察测定昆虫生物学指标及饲养的装置及使用方法 |
-
2004
- 2004-01-20 JP JP2004011532A patent/JP2005204512A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011223989A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Koizumi Jute Mills Ltd | 被覆装置 |
WO2014175308A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2014-10-30 | 株式会社メタコ | 遮光に適したモノフィラメントネット |
JPWO2014175308A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2017-02-23 | 株式会社メタコ | 遮光に適したモノフィラメントネット |
KR20160051029A (ko) * | 2014-10-31 | 2016-05-11 | 서용교 | 열차단율이나 투광율 조절이 가능한 직물의 제조 장치 및 방법 |
KR101674455B1 (ko) | 2014-10-31 | 2016-11-09 | 서용교 | 열차단율이나 투광율 조절이 가능한 직물의 제조 장치 및 방법 |
CN105724134A (zh) * | 2016-02-26 | 2016-07-06 | 浙江大学 | 一种以芥菜作为诱集作物的黄曲条跳甲生物防治方法 |
JP2021025373A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | Ykk Ap株式会社 | 網材及びロール網戸 |
JP7225057B2 (ja) | 2019-08-08 | 2023-02-20 | Ykk Ap株式会社 | 網材及びロール網戸 |
CN115336558A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-15 | 云南农业大学 | 利于观察测定昆虫生物学指标及饲养的装置及使用方法 |
CN115336558B (zh) * | 2022-08-22 | 2023-05-09 | 云南农业大学 | 利于观察测定昆虫生物学指标及饲养的装置及使用方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10750679B2 (en) | Crop protection netting | |
JP5977829B2 (ja) | グリーンハウススクリーン | |
JP4789840B2 (ja) | 農業用防虫ネット | |
US20160073592A1 (en) | Crop protection netting | |
JP2005204512A (ja) | 農業用ネット | |
CN2500092Y (zh) | 防虫遮阳网 | |
JP2006204250A (ja) | 農業用ネット | |
DE60306284T2 (de) | Netzwerkstruktur aus Papiergarn | |
JP2014023477A (ja) | 農業用トンネル被覆資材 | |
JP2000217497A (ja) | 防虫ネット | |
JPH09172883A (ja) | 遮光ネット | |
JP3147033U (ja) | 果樹覆いシート | |
JPH09275821A (ja) | ネット状の農業用資材 | |
JP7174997B2 (ja) | 農業用ネット及び農業用ハウスの内張りカーテン | |
JP6363883B2 (ja) | ネット状資材 | |
JP3097738U (ja) | ネット状シート | |
JP4605529B2 (ja) | 農業用ネット | |
KR100600472B1 (ko) | 통기성 요철부를 갖는 플라스틱 필름 포장재 | |
JP3101644U (ja) | ネット状シート | |
JP6319853B2 (ja) | 表面突起を有する反射シート及びその製造方法並びに表面突起を有する防虫ネット用モノフィラメント及び防虫ネット | |
JP3726350B2 (ja) | ネット状の農業用資材 | |
JP2000217446A (ja) | 防虫ネット | |
JP6982311B2 (ja) | 網構造体 | |
CN118510387A (zh) | 双色地面覆盖物 | |
JPH06169650A (ja) | 通気性の良好な園芸用プラスチックハウス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090106 |