JP7225057B2 - 網材及びロール網戸 - Google Patents

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本発明は、網材及びロール網戸に関する。
従来から、格子状に織られた経糸と緯糸との交点が溶着されているネット(網材)、及び、ネットが巻き取り収納可能に設けられているロール網戸は知られている(例えば、特許文献1参照)。ネットは、一方の端部が巻き取り軸に固定され、巻き取り軸を巻き取り方向に付勢する付勢力により巻き取り軸に巻き取られ、付勢力に逆らって他方の端部を引っ張ることにより繰り出されるように構成されている。
特開2012-132288号公報
巻き取り軸に巻き取られるネットは、均一な張力で巻き取られないと巻きしわが発生する。より具体的には、経糸と緯糸とが重なる交点で溶着されているネットは、経糸と緯糸との交点と、交点でない部位と、経糸も緯糸もない部位と、で厚みが相違する。このため、巻き取り軸に巻き取った際の周長が互いに相違することにより、均一な張力で巻き取られず巻きしわが発生し、繰り出して広げた際にもしわが残存する。そして、窓などの開口部を覆うネットにしわが生じると視界と共に美観も損なわれるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、しわが発生しにくい網材及びロール網戸を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の網材は、ロール網戸に用いられ、格子状に配置された合成樹脂製の糸材の交点が溶着されている網材であって、前記交点にて溶着されている2本の前記糸材のうちの一方の前記糸材が、他方の前記糸材と重なる方向において当該他方の糸材よりも突出している突出量は、溶着された前記一方の前記糸材の前記他方の前記糸材に沿う方向における幅の半分以下であることを特徴とする網材である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、しわが発生しにくい網材及びロール網戸を提供することが可能である。
本発明にかかるロール網戸の一例を示す横断面図である。 本発明にかかるロール網戸の一例を示す縦断面図である。 巻取軸に取り付けられている網材を示す斜視図である。 糸材の断面図である。 溶着されている交点を示す断面図である。 しわの発生状況を確認する実験の結果を示すグラフである。 図7(a)は、芯比率90%の糸材を用いた交点縦横比率1.0の網材のしわの発生状況を示す図であり、図7(b)は、芯比率80%の糸材を用いた交点縦横比率0.8の網材のしわの発生状況を示す図である。 粉体の付着量を確認する実験の結果を示すグラフである。 図9(a)は、交点縦横比率1.0の網材の粉体の付着状況を示す図であり、図9(b)は、交点縦横比率0.5の網材の粉体の付着状況を示す図であり、図9(c)は、交点縦横比率0.3の網材の粉体の付着状況を示す図である。 図10(a)は、交点縦横比率1.0の網材に付着する粉体を説明するための交点における断面の模式図であり、図10(b)は、交点縦横比率0.5の網材に付着する粉体を説明するための交点における断面の模式図であり、図10(c)は、交点縦横比率0.3の網材に付着する粉体を説明するための交点における断面の模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係る網材及びこの網材を用いたロール網戸を、図面を参照して説明する。
本実施形態のロール網戸1は、図1~図3に示すように、建物の窓などに取り付けられ、巻き取り及び繰り出し可能な網戸である。ロール網戸1は、一端が固定された網ユニット2を巻き取り及び繰り出し可能に備えた巻取軸3と、巻取軸3が収容される軸収容部4aを有し、網ユニット2により覆われる開口4bを形成する案内枠4と、を有している。
本実施形態のロール網戸1の巻取軸3は、上下方向に沿って設けられており、巻き付けられた網ユニット2は、固定されていない他端側が軸収容部4aから離れる方向に引っ張られることにより繰り出される。また、巻取軸3は、網ユニット2が巻き取られる方向に付勢されている。このため、網ユニット2は、引っ張られていない状態では、巻取軸3に巻き取られて軸収容部4aに収容され、付勢力に反して網ユニット2が引っ張られることにより軸収容部4aから引き出される。
案内枠4は、上下に間隔を空けて配置される一対の横枠4cと、左右方向に間隔を空けて配置される一対の縦枠4dと、を有している。一対の横枠4cと一対の縦枠4dとは、矩形状の枠組みされており、囲まれた内側に建物の内外を連通する開口4bが形成される。
一対の縦枠4dの一方には、上下方向に沿って配置される巻取軸3が回動自在に支持されて収容される軸収容部4aが設けられている。本実施形態では、室内側から見たときに左側に位置する縦枠4dに軸収容部4aが設けられている。
右側の縦枠4dには、引き出された網ユニット2の先端が係止可能に構成されており、網ユニット2の先端が右側の縦枠4dに係止されることにより、網ユニット2により開口4bが覆われる。
一対の横枠4cには、互いに対向する側が開放されたスリット4eと、矩形状をなす案内枠4においてスリット4eよりも外周側に設けられ網ユニット2の上端または下端が収容される端部収容部4fと、が各々設けられている。上端または下端が各端部収容部4fに収容された網ユニット2は、スリット4eにより案内されつつ軸収容部4aから引き出される、或いは、軸収容部4aに収容される。
網ユニット2は、合成樹脂製の網材20と、網材20を繰り出す際に引き手をなす框材5と、網材20の上下の縁に沿って各々設けられている軟質のゴムシート6と、を有している。
網ユニット2は、上下に配置されている一対の横枠4cのスリット4eに挿通されて、上下の端部に設けられているゴムシート6が各端部収容部4fに位置するように構成されている。一対の横枠4cに設けられたスリット4eは、ゴムシート6の厚みよりも狭く、網材20の厚みよりも広く形成されている。このため、ゴムシート6が端部収容部4fに位置することにより網材20の上下の端部が端部収容部4fから抜けないように構成されている。
框材5は、網ユニット2の、巻取軸3に固定されていない先端に設けられ、網ユニット2により開口4bを覆う際に右側の縦枠4dに係止される部位である。框材5は、上下の端部がスリット4e及び端部収容部4fに収容される網材20の先端において、一対の横枠4cの間に位置する部位のほぼ全域に亘って設けられている。
網材20は、上下方向に沿う複数の糸材21と、左右方向に沿う複数の糸材21とが、格子状に配置された交点20aが溶着されて形成されている。各糸材21は図4に示すように、第1合成樹脂材にて形成された芯部21aと、芯部21aの外周に設けられ第1の合成樹脂材よりも融点が低い第2の合成樹脂材にて形成された外周部21bと、を有する複層成形樹脂製(本実施形態ではポリプロピレン製)のモノフィラメント糸で構成されている。芯部21a及び外周部21bの融点は、例えば、芯部の融点は160℃~170℃程度、外周部の融点は120℃~130℃程度である。
ロール網戸1では、網ユニット2が巻き取られる際には、框材5が右側の縦枠4dとの係止が解除されて巻取軸3に作用する付勢力により巻き取られ、繰り出す際には、巻取軸3に作用する付勢力に反して引き出されるため、網材20には張力が作用する。網ユニット2が巻取軸3に巻き取られ、巻取軸3から繰り出される操作が繰り返されると、網材20にしわが発生する場合がある。建物の開口を覆う網材にしわが発生すると、視界が悪くなる、或いは、美観が損なわれるため、しわの発生を抑えることが望まれている。
本発明の発明者は、従来のロール網戸の網材に、しわが発生する要因として、巻取軸に巻き付けた網材の表面が波打つことから、網材における糸材の交点と、交点以外の部位との厚みの相違に注目した。すなわち、格子状に配置され交点が溶着されている網材では、交点のように2本の糸材が重なる部分、重ならない部分、糸材が存在しない部分が存在するので、網材全体として凹凸の差が大きいことに注目した。
そして、しわが発生しにくい網材20の条件を実験に基づいて、糸材21の直径D1に対する芯部の直径D2の割合が70%以下の糸材21を用い、当該糸材21を格子状に配置して、2本の糸材21が重なる交点20aを溶着した網材20であって、図5に示すように、2本の糸材21のうちの一方の糸材(例えば経糸)21が、他方の糸材(例えば緯糸)21と重なる方向において当該他方の糸材21よりも突出している突出量xが、溶着された一方の糸材21の他方の糸材21に沿う方向における幅Wの半分以下である網材20が望ましいことを確認した。以下に、実施した実験について説明する。本実験に用いた網材20は、各糸材21の線径がφ0.15mmであり、格子状に配置された糸材21が形成する各開口は、一辺が0.91mm(□0.91mm)で、単位面積あたりの開口率が74%である。
実験では、図5において、網材20の交点における2本の糸材21のうちの一方の糸材21が、他方の糸材21と重なる方向において当該他方の糸材21よりも突出している突出量xの、溶着された一方の糸材21の他方の糸材21に沿う方向における幅Wに対する比率(以下、交点縦横比率という)と、しわの発生状態を確認した。ここで、一方の糸材21が経糸の場合には、他方の糸材21は緯糸であり、一方の糸材21が緯糸の場合には、他方の糸材21は経糸となる。
この実験では、交点縦横比率が、0.3、0.5、0.8、1.0である網材20を用いた網ユニット2を用いて、巻取軸3への巻き取り、巻取軸3から繰り出しを繰り返した後に、網ユニット2により間口約1mの開口4bを覆った状態で、しわの発生状況を確認した。このとき、溶着後の交点縦横比率を0.3、0.5、0.8、1.0とするために、使用する糸材21における芯部21aの割合(糸材21の直径D1に対する芯部21aの直径D2の割合、以下、芯比率という)を互いに異ならせている。
具体的には、交点縦横比率0.3の網材20は、芯比率60%の糸材21を用い、交点縦横比率0.5の網材20は、芯比率70%の糸材21を用い、交点縦横比率0.8の網材20は、芯比率80%の糸材21を用い、交点縦横比率1.0の網材20は、芯比率90%の糸材21を用いた。この結果を、図6に示す。図6に示すように、交点縦横比率としわ発生数とは、正の線形関係が存在することが確認された。
また、開口4bを覆った網ユニット2を視認した。芯比率90%の糸材21を用いた交点縦横比率1.0の網材20では、図7(a)に示すように、多くのしわの発生が確認された。芯比率80%の糸材21を用いた交点縦横比率0.8の網材20では、図7(b)に示すように、交点縦横比率1.0の網材20より、しわの発生は大幅に抑えられているものの、しわの発生は確認された。
芯比率70%の糸材21を用いた交点縦横比率0.5の網材20では、僅かに2本のしわが確認され、芯比率60%の糸材21を用いた交点縦横比率0.3の網材20では1本のしわが確認されたが、ともに目立つものではなかった。このため、発生するしわが許容される範囲は2本以下であることがより望ましいことを確認した。このため、図6のグラフから、網材20に発生するしわを抑制するためには、交点縦横比率が0.8よりも小さいことが望ましく、より好ましくは交点縦横比率が0.5以下であることが確認された。
また、交点縦横比率が0.5以下の網材20形成するために適した芯比率は70%以下であることも確認された。本実施形態の網材20の交点における2本の糸材21のうちの一方の糸材21が、他方の糸材21と重なる方向において当該他方の糸材21よりも突出している突出量xは125μmであり、溶着された一方の糸材21の他方の糸材21に沿う方向における幅Wは250μmである。
本実施形態の網材20によれば、交点20aにて溶着されている2本の糸材21のうちの一方の糸材21が、他方の糸材21と重なる方向において当該他方の糸材21よりも突出している突出量xの、一方の糸材21が溶融して他方の糸材21に沿う方向に広がった幅Wに対する比率は0.8より小さいので、突出量xの幅Wに対する比率が1.0の場合よりも、交点20aにおける高さが低くなる。すなわち、一方の糸材21と他方の糸材21とがと重なる交点20aの厚みを、単に接着する場合よりも薄くすることが可能である。このため、交点20aにて溶着されている部位と、交点でなく溶着されていない部位との厚みの差を小さく抑えて、網材20にしわが発生することを抑制することが可能である。
また、突出量xの、幅Wに対する比率は、0.5以下とすることにより、交点20aにおける突出量xをより小さくして、交点20aにて溶着されている部位と、交点でなく溶着されていない部位との厚みの差をより小さく抑えることが可能である。このため、網材20におけるしわの発生をさらに抑制することが可能である。
また、糸材21の直径D1に対する芯部21aの直径D2の割合(芯比率)が70%以下の糸材21の交点20aを溶着することにより、一方の糸材21が他方の糸材21よりも突出する突出量xが、一方の糸材21が溶融して他方の糸材21に沿う方向に広がった幅Wの半分以下となり、しわの発生を抑制することが可能である。
また、上記網材20を用いることにより、しわが発生し難いロール網戸1を提供することが可能である。
尚、糸材21の芯比率を極端に低くしすぎると網材20の強度が低下する。このため、発明者は、実験により、使用に耐え得る網材20の強度を確保するための芯比率が60%以上であることを確認した。このため、より好ましい糸材21の芯比率は、60%以上70%以下である。
また、交点縦横比率0.3、0.5、0.8、1.0の網材20において、埃などの付着し難さ(防汚性)を、所定サイズの網材20に同一条件下にて付着する、埃とみなした粉体の量にて比較する実験により確認した。
実験方法は次のとおりであり、交点縦横比率0.3、0.5、0.8、1.0の各網材20について同一の実験を行った。
<実験方法>
1.網材20を縦100mm、横100mmの大きさに切断し、実験サンプルを作成する。
2.実験サンプルの重量を測定する。
3.金属ケースの中に実験サンプルと、粉体として小麦粉(0.15g)を入れる。
4.実験サンプルと小麦粉が入った金属ケースを3分間振盪する。
5.振盪後の金属ケースから取り出した実験サンプルを50mmの高さから垂直に5回落下させて、過剰に付着している小麦粉を落とす。
6.過剰な小麦粉を落とした実験サンプルの重量を測定する。
7.実験サンプルについて、実験後の重量から実験前の重量を引いて、付着した小麦粉の量を確認する。
上記実験の結果を、図8に示す。図8に示すように、網材20の防汚性は、交点縦横比率0.5の網材20が最も粉体pの付着が少なく、交点縦横比率0.3、0.8、1.0の網材20は、交点縦横比率0.5の網材20よりも粉体pの付着が多かった。
網材20に付着した粉体pの状態は、図9(a)~図9(c)に示すとおりであり、交点縦横比率0.5の網材20では、図9(b)に示すように網材20のほぼ全てが黒く見えるのに対し、交点縦横比率0.3、1.0の網材20では、網材20に付着する白い粉体pが目立ち、網材20自体が見える黒い部分が少なくなっている。これは、交点縦横比率1.0の網材20は、図10(a)に示すように、交差する2本の糸材の21の間に隙間を有しており、この隙間に粉体pが堆積し、交点縦横比率0.3の網材20は、図10(c)に示すように、溶融して広がった糸材20の上に粉体pが堆積しやすくなったためである。このように、図10(b)に示す、交点縦横比率0.5の網材20が防汚性に優れていることが確認された。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
ロール網戸に用いられ、格子状に配置された合成樹脂製の糸材の交点が溶着されている網材であって、前記交点にて溶着されている2本の前記糸材のうちの一方の前記糸材が、他方の前記糸材と重なる方向において当該他方の糸材よりも突出している突出量の、溶着された前記一方の糸材の前記他方の糸材に沿う方向における幅に対する比率は、0.8よりも小さいことを特徴とする網材である。
このような網材によれば、交点にて溶着されている2本の糸材のうちの一方の糸材が、他方の糸材と重なる方向において当該他方の糸材よりも突出している突出量の、一方の糸材が溶融して他方の糸材に沿う方向に広がった幅に対する比率は0.8より小さいので、前記突出量の前記幅に対する比率が1.0の場合よりも、交点における高さが低くなる、すなわち、一方の糸材と他方の糸材とがと重なる交点の厚みを、単に接着する場合よりも薄くすることが可能である。このため、交点にて溶着されている部位と、交点でなく溶着されていない部位との厚みの差を小さく抑えて、網材にしわが発生することを抑制することが可能である。
かかる網材であって、前記突出量の、前記幅に対する比率は、0.5以下であることが望ましい。
このような網材によれば、前記突出量の、前記幅に対する比率は、0.5以下なので、交点における突出量を前記比率が0.8の場合よりも低くすることが可能である。このため、交点にて溶着されている部位と、交点でなく溶着されていない部位との厚みの差をより小さく抑えて、網材におけるしわの発生をさらに抑制することが可能である。
かかる網材であって、前記糸材は、芯部をなす第1の合成樹脂材と、前記芯部の外周に設けられ前記第1の合成樹脂材よりも融点が低い第2の合成樹脂材により形成された外周部と、を有し、前記糸材の直径に対する前記芯部の直径の割合は70%以下であることを特徴とする。
このような網材によれば、糸材の直径に対する芯部の直径の割合が70%以下の糸材の交点を溶着することにより、一方の糸材が他方の糸材よりも突出する突出量が、一方の糸材が溶融して他方の糸材に沿う方向に広がった幅の半分以下となり、しわの発生を抑制することが可能である。
また、上記網材が巻き取り及び繰り出し可能に備えられた巻取軸と、前記巻取軸が収容される収容部を有し、繰り出された前記網材を案内し、当該網材により覆われる開口を形成する案内枠と、を有することを特徴とするロール網戸である。
このようなロール網戸によれば、しわが発生し難いロール網戸を提供することが可能である。
1 ロール網戸、3 巻取軸、4 案内枠、4a 軸収容部、4b 開口、
20 網材、20a 交点、21 糸材、21a 芯部、21b 外周部、
D1 糸材の直径、D2 芯部の直径、
x 一方の糸材が他方の糸材よりも突出している突出量、
W 溶着された一方の糸材の他方の糸材に沿う方向における幅、

Claims (4)

  1. ロール網戸に用いられ、格子状に配置された合成樹脂製の糸材の交点が溶着されている網材であって、
    前記交点にて溶着されている2本の前記糸材のうちの一方の前記糸材が、他方の前記糸材と重なる方向において当該他方の糸材よりも突出している突出量の、溶着された前記一方の糸材の前記他方の糸材に沿う方向における幅に対する比率は、0.3以上0.5以下であることを特徴とする網材。
  2. 請求項1に記載の網材であって、
    前記比率が、0.5であることを特徴とする網材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の網材であって、
    前記糸材は、芯部をなす第1の合成樹脂材と、
    前記芯部の外周に設けられ前記第1の合成樹脂材よりも融点が低い第2の合成樹脂材により形成された外周部と、
    を有し、
    前記糸材の直径に対する前記芯部の直径の割合は70%以下であることを特徴とする網材。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の網材が巻き取り及び繰り出し可能に備えられた巻取軸と、
    前記巻取軸が収容される収容部を有し、繰り出された前記網材を案内し、当該網材により覆われる開口を形成する案内枠と、
    を有することを特徴とするロール網戸。
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