JP2005204378A - 電源回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源回路において、高調波電流を抑制しつつ、抵抗器にて消費されるロスを極力軽減すること。
【解決手段】抵抗器6と並列に開閉手段7を備え、また開閉手段7を駆動させる駆動手段8、負荷電流を検出する負荷電流検出手段9を備えることで、検出された電流値に応じて開閉手段7を駆動させる構成とし、負荷電流検出手段9にて負荷電流を常時検出することで、負荷電流が所定値以下の時は開閉手段7を閉状態として入力電流が抵抗器6を介さないことにより、抵抗器6にて発生する無効電力を軽減し、また負荷電流が所定値以上になると開閉手段7を開状態とすることで抵抗器6と平滑コンデンサ3の時定数により、入力電流の通流期間を増加させて力率を改善し高調波電流を抑制することが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】抵抗器6と並列に開閉手段7を備え、また開閉手段7を駆動させる駆動手段8、負荷電流を検出する負荷電流検出手段9を備えることで、検出された電流値に応じて開閉手段7を駆動させる構成とし、負荷電流検出手段9にて負荷電流を常時検出することで、負荷電流が所定値以下の時は開閉手段7を閉状態として入力電流が抵抗器6を介さないことにより、抵抗器6にて発生する無効電力を軽減し、また負荷電流が所定値以上になると開閉手段7を開状態とすることで抵抗器6と平滑コンデンサ3の時定数により、入力電流の通流期間を増加させて力率を改善し高調波電流を抑制することが出来る。
【選択図】図1
Description
本発明は交流電源からの入力電流をダイオードブリッジ等の整流回路で整流した後、平滑コンデンサで平滑して、DC−DCコンバーターやインバーターなどの負荷側へ出力する、いわゆるコンデンサインプット型の電源回路に関するものである。
従来の電源回路は、交流電源からの入力電流をダイオードブリッジ等の整流回路で整流した後、平滑コンデンサで平滑して、DC−DCコンバーターやインバーターなどの負荷側へ出力している(例えば、特許文献1参照)。
図5は前記特許文献1に記載された従来からのコンデンサインプット型の電源回路の電気回路図である。図5に示すように、商用交流電源1からの交流電流は、ダイオードブリッジからなる整流回路2において全波整流された後、平滑コンデンサ3で平滑化されて負荷5へ供給される。前記負荷側にはDC−DCコンバーター4などのスイッチング素子等が設けられており、たとえば100Vの入力電圧が12Vや5Vに降圧された後、負荷5へ供給される。このように、商用交流電源を一旦整流した後、高周波の交番電流を作成し、変圧することによって、変圧器などの電源回路を小型化することができ、このような構成をそなえた電源回路が広く普及している。また、空気調和器などの室内機のような小入力電流回路などは商用交流電源1と整流回路2の間に抵抗器6を設けて、抵抗器6と平滑コンデンサ3の時定数により入力電流の通流期間を増幅させ、力率を改善して高調波電流の抑制を行っている。
特開平8−214540号公報
しかしながら、上述のような電源回路では、入力電流に応じて常に抵抗器6で電力消費が生じる為、電源回路として無効電力が生じていることになるという課題がある。図6は抵抗器6に入力電流が流れて生じる電力推移を表したものである。また、これを解決するために、発熱により抵抗値が減少する特性をもったNTCサーミスタを用いる場合があるが、前述のとおり抵抗値の増減は平滑コンデンサ3への入力電流の通流期間の増減に影響する為、抵抗値が減少すると、平滑コンデンサ3の通流期間が短くなり、力率が悪化して高調波電流が増大する恐れがある。高調波電流を抑制する為に力率改善回路などを構成する方法があるが、複雑な構成になり、コストアップにつながり、部品面積が拡大される為に実現が困難である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、その目的とするところは、比較的に簡素な構成を安価で実現し、抵抗器にて消費される無効電力を極力軽減し、かつ高調波電流を抑制することを実現できる電源回路を提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電源回路は、交流電源からの入力電流が抵抗器を通じて整流回路で整流した後、平滑コンデンサにて平滑して負荷側へ出力する電源回路であって、前記抵抗器と並列に配された開閉手段と、前記開閉手段を駆動させる駆動手段と、負荷電流を検出する負荷電流検出手段とを備えることで、検出された電流値に応じて前記開閉手段を駆動させる構成としたものである。
本発明の電源回路は、高調波電流を抑制しつつ、抵抗器にて消費されるロスを極力軽減することが出来る。
本発明は、交流電源からの入力電流を抵抗器を通じて整流回路で整流した後、平滑コンデンサにて平滑して負荷側へ出力するコンデンサインプット型の電源回路であって、前記抵抗器と並列に配された開閉手段と、前記開閉手段を駆動させる駆動手段と、負荷電流を検出する負荷電流検出手段とを備え、電源投入時は前記開閉手段を開状態とし、また電源投入後の所定時間経過後に前記開閉手段を閉状態とし、また負荷電流検出手段にて検出された負荷電流が所定値以上になると前記開閉手段を開状態とすることで、電源投入時は入力電流が抵抗器を通じて負荷側へ供給することで、整流回路を突入電流から保護することができる。また、電源投入後、所定時間後に開閉手段を閉状態にすることで、入力電流が抵抗器を介さずに流すことにより抵抗器にて消費される無効電力を軽減させることができる。また負荷電流を検出する負荷電流検出手段を備え、負荷電流検出手段にて検出された負荷電流が所定値以上になると開閉手段を開状態にすることで、抵抗器と平滑コンデンサの時定数により入力電流の通流期間を増幅させ、力率を改善し高調波電流を抑制することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における電源回路の構成を示す回路図である。図1において、図5と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。図1(A)において、商用交流電源1からの交流電流は、抵抗器6を通じてダイオードブリッジからなる整流回路2において全波整流された後、平滑コンデンサ3で平滑化されて負荷側へ供給される。また前記抵抗器6と並列に開閉手段7を備え、開閉手段7を駆動させる駆動手段8と負荷電流を検出する負荷電流検出手段9を設けている。
図1は本発明の第1の実施の形態における電源回路の構成を示す回路図である。図1において、図5と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。図1(A)において、商用交流電源1からの交流電流は、抵抗器6を通じてダイオードブリッジからなる整流回路2において全波整流された後、平滑コンデンサ3で平滑化されて負荷側へ供給される。また前記抵抗器6と並列に開閉手段7を備え、開閉手段7を駆動させる駆動手段8と負荷電流を検出する負荷電流検出手段9を設けている。
以上のように構成された電源回路について、以下その動作、作用を説明する。
本発明の実施の形態では開閉手段7と駆動手段8を構成することで電源投入時は、開閉手段7を開状態として抵抗器6側へ通じる経路にすることで突入電流から整流回路2を保護する。また所定時間(ta)経過後、すなわち平滑コンデンサ3の充電が充分なされてから、駆動手段8にて制御信号を出して開閉手段7を閉状態とし、入力電流が抵抗器6を介さずに流すことにより抵抗器6にて消費される無効電力を軽減させることができる。上述に記載の開閉手段7のタイミングは図2に示す。
また、図1(B)に示す負荷電流検出手段10にて負荷電流が所定値(t1)以上になると駆動手段8にて制御信号を出して開閉手段7を開状態とすることで抵抗器6と平滑コンデンサ3の時定数により入力電流の通流期間を増加させて力率を改善し高調波電流を抑制することが出来る。例えば、本実施の形態の回路図1(B)の交流電源1の電源電圧を230V、平滑コンデンサ3の静電容量を68μF、抵抗器6の抵抗値を1Ω(開閉手段7側)、15Ω(抵抗器6側)とした時、実験的な値から第9次高調波電流は図4のようなグラフになる。第9次高調波は実験的な値から、7〜8A付近までをピークとして比例に近いカーブを描いて高調波電流が増幅する傾向があり、規格値に対して最もマージンが少なくなる。図4から負荷電流が所定値(t1)になった時、開閉手段7を開状態とし、抵抗器6側(15Ω)へ電流を通すことで、第9次高調波電流が減少することが分かる。
また、図3の所定値(t1)以下の領域では、入力電流が抵抗器6を通じることがない
為、抵抗器6にて生じるロスがなく、無効電力の軽減が可能となることが分かる。また負荷電流の検出方法としては、例えば、負荷電流の電流値を正確に2次側の駆動手段へ伝えるものとしてはカレントトランスフォーマーなどを用いる。
為、抵抗器6にて生じるロスがなく、無効電力の軽減が可能となることが分かる。また負荷電流の検出方法としては、例えば、負荷電流の電流値を正確に2次側の駆動手段へ伝えるものとしてはカレントトランスフォーマーなどを用いる。
以上のように、本発明にかかる電源回路は、高調波電流を抑制しつつ、抵抗器にて消費される無効電力の軽減が可能となるので、小入力電流回路の必要な空気調和器、マルチ式空気調和機の室内機等にも適用できる。
1 交流電源
2 整流回路
3 平滑コンデンサ
6 抵抗器
7 開閉手段
8 駆動手段
9 負荷電流検出手段
2 整流回路
3 平滑コンデンサ
6 抵抗器
7 開閉手段
8 駆動手段
9 負荷電流検出手段
Claims (3)
- 交流電源からの入力電流を抵抗器を通じて整流回路で整流した後、平滑コンデンサにて平滑して負荷側へ出力するコンデンサインプット型の電源回路であって、前記抵抗器と並列に配された開閉手段と、前記開閉手段を駆動させる駆動手段と、負荷電流を検出する負荷電流検出手段とを備え、電源投入時は前記開閉手段を開状態とし、また電源投入後の所定時間経過後に前記開閉手段を閉状態とし、また、前記負荷電流検出手段にて検出された電流値が所定以上になると前記開閉手段を開状態とすることを特徴とする電源回路。
- 所定時間は平滑コンデンサに電荷が充分に充電される時間であることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
- 負荷電流検出手段はカレントトランスフォーマーから構成されることを特徴する請求項1に記載の電源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006577A JP2005204378A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006577A JP2005204378A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005204378A true JP2005204378A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34820498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006577A Pending JP2005204378A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 電源回路 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005204378A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010016940A (ja) * | 2008-07-02 | 2010-01-21 | Nec Infrontia Corp | 過電流制限回路および過電流制限方法 |
JP2010104109A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Mitsubishi Electric Corp | 突入電流制限回路を備えた空気調和機 |
JP2014241294A (ja) * | 2007-01-22 | 2014-12-25 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 有機発光ダイオード装置 |
KR20160027677A (ko) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 선린전자 주식회사 | 대기 전력 절감 장치 |
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2004
- 2004-01-14 JP JP2004006577A patent/JP2005204378A/ja active Pending
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KR20160027677A (ko) * | 2014-09-02 | 2016-03-10 | 선린전자 주식회사 | 대기 전력 절감 장치 |
KR101633863B1 (ko) | 2014-09-02 | 2016-06-27 | 선린전자 주식회사 | 대기 전력 절감 장치 |
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