JP2005203267A - 接点板及びこれを用いたスイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 所定角度で立ち上がるスカート部1aと、スカート部1aとの接続部を介して連続する反転可能なドーム部1bとを備え、スカート部1aとドーム部1bとの接続部に、段階的に内方へ屈曲する第1及び第2のヒンジ部1c、1dを形成し、ドーム部1b周縁部の押圧時には、第1及び第2のヒンジ部1c、1dに発生する弾発力によりドーム部1bの中心を所定位置まで反転させるようにした。
【選択図】 図1
Description
図13は従来の押釦スイッチの断面図、図14(a)及び(b)は従来の押釦スイッチに使用される可動接点の斜視図及び断面図、図15(a)及び(b)は可動接点の動作説明図である。
すなわち、従来の押釦スイッチの可動接点は、外周部60Aが、外周部から所定角度で立ち上がるスカート部を構成し、上方に膨らんだ略球面状の中央部60Bが、このスカート部に連続するドーム状の膨出部を有するドーム部を構成している。
このため、ドーム部60Bの中心部(頂部)から所定の範囲内(スイートスポット:クリック感触が良好となる範囲)を押圧するように実装される電子機器側の操作用の押釦との位置決めを高精度に行なう必要があり、作業が煩雑となり、組立性を阻害する要因となっていた。
また、第3の解決手段として、前記スカート部に前記第1のヒンジ部を接続し、前記ドーム部に前記第2のヒンジ部を接続し、前記ドーム部の反復反転時には、前記第2のヒンジ部の接続位置が前記第1のヒンジ部の接続位置よりも高くなるように形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、第4の解決手段からなる接点板を、固定接点が配設された回路基板に、前記固定接点と対向するように前記絶縁シートの粘着層によって貼着した構成とした。
また、スカート部に第1のヒンジ部を接続し、ドーム部に第2のヒンジ部を接続し、ドーム部の反復反転時には、第2のヒンジ部の接続位置が第1のヒンジ部の接続位置よりも高くなるように形成したことから、ドーム部周縁部の押圧時には、第2のヒンジ部によるアーチ効果が強く働くので、押圧力をドーム部の中心へ効率良く伝達でき、ドーム部を反転させることができる。
また、第4の解決手段からなる接点板を、固定接点が配設された回路基板に、固定接点と対向するように絶縁シートの粘着層によって貼着したことから、スイッチの押釦の操作時に、所望のクリック感触が得られる押圧範囲を広く設けることが可能なシートタイプのスイッチを提供できる。
図において、回路基板2はフェノール樹脂などの積層板で形成されており、この回路基板2の表面には導電性の銅箔などからなる複数の中央固定接点3aと周辺固定接点3bが配設されている。
そして、この接点板1が貼着された絶縁シート4を、接点板1が前記中央固定接点3a及び周辺固定接点3bに対向するように、前記回路基板2上に貼着することでシートタイプのスイッチが形成されるものとなる。
図において、ハウジング6は、合成樹脂などの絶縁材で上面開口状の箱形に形成されている。このハウジング6の開口内に形成された収納部6aの内定面には、導電性の金属板からなる中央固定接点7a及び周辺固定接点7bがそれぞれ配設されている。
この場合、図5(a)に示す接点板1の押圧前の状態では、作動力Faと押し込み量Laは共にゼロであり、図5(b)に示す状態では、作動力Fbは押圧時に接点板1のドーム部1bが反転するまでに加わる作動力の最大値を示しており、この点が押し込み量Lbで示される反転ポイントとなっている。
この場合にも、図7(b)に示す状態では、作動力Fbは押圧時に接点板1のドーム部1bが反転するまでに加わる作動力の最大値を示しており、この点が押し込み量Lbで示される反転ポイントとなっている。
また、クリック率(%)は図6または図8に示す作動力Fと押し込み量Lとの関係を示す曲線で表わされ、クリック率(%)=(Fb−Fc)/Fb×100で表わされる。この場合に、Fbは各接点板が反転するまでに加わる作動力の最大値を示しており、Fcは各接点板が反転して作動力が減少して最小となった値を示している。
尚、一般的に、接点板の良好なクリック率(%)としては、30%以上有するものが好ましい。
尚、この場合に使用した形状測定器は、シグマ光機株式会社製の表面形状計測システム「LMS−3D SYSTEM Ver.3.6」を使用した。
このため、本発明の接点板1は、ドーム部センター及び周縁部のどこを押圧されても良好なクリック率が得られ、ドーム部が確実に反転することから、所望のクリック感触を得ることができるものとなっている。
1a:スカート部
1b:ドーム部
1c:第1のヒンジ部
1d:第2のヒンジ部
1e:接点部
1f:外周端部
2:回路基板
3a:中央固定接点
3b:周辺固定接点
4:絶縁シート
5:操作板
5a:基板部
5b:操作キー
5c:押圧部
6:ハウジング
6a:収納部
7a:中央固定接点
7b:周辺固定接点
8:ステム(押圧部材)
8a:押圧操作部
8b:鍔部
8c:作動突部
9:カバー
10:押圧子
11:押圧子
12:接点板
12a:スカート部
12b:ドーム部
12c:第1のヒンジ部
12d:第2のヒンジ部
Claims (6)
- 所定角度で立ち上がるスカート部と、このスカート部との接続部を介して連続する反転可能なドーム部とを備え、前記スカート部と前記ドーム部との接続部に、段階的に内方へ屈曲する第1及び第2のヒンジ部を形成し、前記ドーム部周縁部の押圧時には、前記第1及び第2のヒンジ部に発生する弾発力により前記ドーム部の中心を所定位置まで反転させるようにしたことを特徴とする接点板。
- 前記スカート部と前記ドーム部との接続部に形成した前記第1及び第2のヒンジ部を、各々180度未満の屈曲角度で形成したことを特徴とする請求項1記載の接点板。
- 前記スカート部に前記第1のヒンジ部を接続し、前記ドーム部に前記第2のヒンジ部を接続し、前記ドーム部の反復反転時には、前記第2のヒンジ部の接続位置が前記第1のヒンジ部の接続位置よりも高くなるように形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載の接点板。
- 請求項1乃至3の何れかからなる接点板の外面を、裏面に粘着層を有する絶縁シートの粘着層に貼着すると共に、前記絶縁シートの裏面を粘着取り付け部としたことを特徴とする接点板。
- 請求項4からなる接点板を、固定接点が配設された回路基板に、前記固定接点と対向するように前記絶縁シートの粘着層によって貼着したことを特徴とするスイッチ。
- 請求項1乃至3の何れかからなる接点板と、収納部を有し、この収納部の内底面に固定接点が配設されたハウジングと、前記収納部に昇降可能に嵌入された押圧部材とを備え、前記接点板は、前記押圧部材により押圧可能なように前記固定接点と対向して配設されていることを特徴とするスイッチ。
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JP2004009555A JP4319918B2 (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 接点板及びこれを用いたスイッチ |
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JP2010146737A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Fuji Denshi Kogyo Kk | 2段クリック付き接点ばね |
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- 2004-01-16 JP JP2004009555A patent/JP4319918B2/ja not_active Expired - Fee Related
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