JP2005202781A - 電圧レギュレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 出力電圧の高周波変動の補償に向けた設計と低周波変動の補償に向けた設計とをそれぞれ毎に最適化することができるようにし、低周波領域から高周波領域にかけて最適な設計を短時間で容易に行うことができるようにする。
【解決手段】 第1の増幅器1、第2の増幅器2、P−MOSFET4および位相補償用キャパシタCf1によってメインループ10を形成し、第3の増幅器3、直流成分カット用キャパシタCf2およびP−MOSFET4によってサブループ20を形成することにより、サブループ20の高周波的動作がメインループ10の直流的動作に影響を与えないようにし、メインループ10は主にDCゲインと精度を確保することに主眼を置いて最適に設計し、サブループ20は主に高周波特性に主眼を置いて最適に設計することができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の増幅器1、第2の増幅器2、P−MOSFET4および位相補償用キャパシタCf1によってメインループ10を形成し、第3の増幅器3、直流成分カット用キャパシタCf2およびP−MOSFET4によってサブループ20を形成することにより、サブループ20の高周波的動作がメインループ10の直流的動作に影響を与えないようにし、メインループ10は主にDCゲインと精度を確保することに主眼を置いて最適に設計し、サブループ20は主に高周波特性に主眼を置いて最適に設計することができるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は電圧レギュレータに関し、特に、出力段から帰還された出力電圧と基準電圧とを入力して差動増幅動作を行う差動増幅器を入力段に有し、当該入力段と出力段との間を位相補償用のキャパシタで接続した電圧レギュレータに用いて好適なものである。
図6は、従来の電圧レギュレータの構成例を示す図である。図6に示すように、電圧レギュレータの入力段は、差動増幅器1により構成されている。この差動増幅器1は、基準電圧Vrefをマイナス端に入力するとともに、出力端子OUTへの出力電圧が抵抗Rf1,Rf2で分割された電圧をプラス端にフィードバック入力し、これらの差電圧に応じて差動増幅する。
電圧レギュレータの出力段は、電源VDDとグランドとの間にP−MOSFET4と負荷5とが直列に接続されている。P−MOSFET4のソースは電源VDDに接続され、ドレインは負荷5および出力端子OUTに接続され、ゲートは差動増幅器1の出力に接続されている。P−MOSFET4のドレインとグランドとの間には、負荷5と並列に帰還用の分圧抵抗Rf1,Rf2が接続されている。
負荷5にはP−MOSFET4を介して電源電圧VDDが供給されている。すなわち、この図6に示す電圧レギュレータは、電源電圧VDDを用いて出力段のP−MOSFET4を駆動する構成となっている。そして、電源電圧VDDを用いて負荷5に安定した電力を供給するために、出力端子OUTの電圧を抵抗Rf1,Rf2で分圧して入力段の差動増幅器1に帰還している。
例えば、出力電圧が何らかの原因で一定電圧から上昇すると、差動増幅器1への帰還電圧も上昇して基準電圧Vrefよりも大きくなるため、差動増幅器1の差動増幅動作によってP−MOSFET4のゲート電圧が上昇する。この結果、P−MOSFET4のドレイン電流が減少し、出力電圧が降下するので一定電圧に安定化する。逆に、出力電圧が何らかの原因で一定電圧から下降すると、差動増幅器1への帰還電圧も下降して基準電圧Vrefよりも小さくなるため、差動増幅器1の差動増幅動作によってP−MOSFET4のゲート電圧が下降する。この結果、P−MOSFET4のドレイン電流が増大し、出力電圧が上昇するので一定電圧に安定化する。
差動増幅器1の出力と出力端子OUTとの間には、位相補償用のキャパシタCf1が接続されている。差動増幅器1の内部はMOSトランジスタのカレントミラー回路を備えて構成されているので、その実効的な抵抗の値は大きく、入力段において高いゲインが得られる。そのため、MOSトランジスタの入力容量や配線容量などが移相回路を形成して、増幅に伴って位相のずれを生じてしまう。差動増幅器1には負帰還をかけているので、例えば180度の位相回転が起こると、その周波数で発振することになる。この発振を防止するのが位相補償用のキャパシタCf1の役割である。すなわち、キャパシタCf1の容量を適当な値とすることにより、発振が起こらないように位相を調整する。
このように、出力段のP−MOSFET4から負荷5に供給される出力電圧の分圧を入力段の差動増幅器1に負帰還するフィードバックループを有し、かつ、入力段と出力段との間に位相補償用のキャパシタCf1を接続して成る電圧レギュレータの構成は、例えば特許文献1,2にも開示されている。
特開2000−39923号公報
米国特許第6,157,176号明細書
一般に、この種の電圧レギュレータでは、負荷電流の高速な変動に伴う出力電圧の変動に対する応答の高速化が要求される。上述の特許文献1には、位相補償用のキャパシタのために高周波領域では電圧の変動がそのまま出力に現れてしまうという問題を解消するために、入力段と出力段との間に位相補償用のキャパシタを含む位相反転段を設け、負荷に供給されている出力電圧の高周波変動を、位相補償用のキャパシタを介して位相反転段の入力に戻すように構成することにより、出力電圧の高周波変動を高速に補償することが記載されている。
また、上述の特許文献2には、負荷に供給されている出力電圧の高周波変動成分のみを増幅する増幅器を出力段に設け、当該増幅器の出力を入力段における差動増幅器のバイアスとしてフィードバックすることにより、差動増幅器の動作を高速化することが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術では、出力電圧の高周波変動を補償するために位相補償用のキャパシタの容量値が決定される。すなわち、位相補償を行うための構成として1つのキャパシタしか備えていないにもかかわらず、これが主に高周波変動の補償のために用いられる。そのため、低周波領域を含めた位相補償の設計を行うのが困難であるという問題があった。
さらに、上記特許文献1において出力電圧は入力段の差動増幅器に帰還しているだけなので、出力電圧に高周波変動が生じているときも低周波変動が生じているときも、同じバイアス電流で増幅動作が行われてしまう。そのため、低周波領域から高周波領域の全ての周波数領域にわたる出力電圧の変動を高精度に補償するように差動増幅器を設計することは極めて困難であるという問題があった。
つまり、上記特許文献1に記載の技術では、出力電圧の変動に応じた増幅動作は1つの差動増幅器で行わなければならず、位相補償は1つのキャパシタで行わなければならない構成となっている。そのため、増幅器のゲインや位相補償のための設計の自由度が極めて低く、高周波領域にも低周波領域にも最適な設計をすることは極めて困難であった。
また、上記特許文献2に記載の従来技術では、位相補償のことは何も記載されていない。さらに、この特許文献2においてもフィードバックループは全て入力段の差動増幅器に帰還されている。つまり、出力電圧の高周波変動も低周波変動も全て同じ差動増幅器で補償する構成となっている。このとき、差動増幅器のバイアス電流は高周波変動成分に応じて制御されるため、出力電圧の低周波変動が生じたときには必ずしも適切なゲインで増幅が行われるとは限らない。したがって、この特許文献2でも特許文献1と同様に、高周波領域にも低周波領域にも最適な設計をすることは極めて困難であった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、負荷電流の高速な変動に伴う出力電圧の高周波変動に対して高速に応答できるようにするだけでなく、出力電圧の高周波変動の補償に向けた設計と低周波変動の補償に向けた設計とをそれぞれ毎に最適化することができるようにし、低周波領域から高周波領域にかけて最適な電圧レギュレータの設計を短時間で容易に行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の電圧レギュレータでは、出力端子への出力電圧またはその分圧と基準電圧とを入力として差動増幅する第1の増幅器と、第1の増幅器の出力にゲートが接続されるとともに、ソースが電源、ドレインが上記出力端子に接続されたパワートランジスタと、第1の増幅器の出力と出力端子との間に接続された位相補償用のキャパシタと、出力端子とパワートランジスタのゲートとの間に接続され、出力電圧の高速な変動成分のみを増幅する第3の増幅器とを備え、第1の増幅器、第2の増幅器、パワートランジスタおよび位相補償用のキャパシタによって第1のフィードバックループを形成し、第3の増幅器およびパワートランジスタによって第2のフィードバックループを形成している。第1の増幅器の出力とパワートランジスタのゲートとの間にゲイン増幅用の第2の増幅器を更に接続しても良い。
本発明の他の態様では、第3の増幅器とパワートランジスタのゲートとの間に直流成分カット用のキャパシタを更に接続している。
本発明の他の態様では、第3の増幅器は、その入力部に直流成分および低周波成分カット用のフィルタ回路を有している。
本発明の他の態様では、第3の増幅器は、その入力部に直流成分および低周波成分カット用のフィルタ回路を有している。
上記のように構成した本発明によれば、高速な出力電圧の変動成分のみを増幅する第3の増幅器による第2のフィードバックループを加えたことにより、負荷電流の高速な変動に伴う出力電圧の変動を大幅に抑えることができる。また、第1のフィードバックループと第2のフィードバックループとを独立させることにより、一方のフィードバックループの動作が他方のフィードバックループの動作に影響を与えないようにすることができ、増幅器のゲインやキャパシタの容量値などを、それぞれのフィードバックループごとに最適化して設計することができる。これにより、出力電圧の高周波変動の補償に向けた設計と低周波変動の補償に向けた設計とをそれぞれ毎に最適化することができ、低周波領域から高周波領域にかけて最適な電圧レギュレータの設計を短時間で容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による電圧レギュレータの構成例を示す図である。なお、この図1において、図6に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
図1に示すように、本実施形態による電圧レギュレータの入力段は、差動増幅器(第1の増幅器)1により構成されている。この第1の増幅器1は、基準電圧Vrefをマイナス端に入力するとともに、出力端子OUTへの出力電圧が抵抗Rf1,Rf2で分割された電圧をプラス端にフィードバック入力し、これらの差電圧に応じて差動増幅する。
第1の増幅器1の出力側には、ゲイン増幅用の第2の増幅器2が接続されている。この第2の増幅器2は、本発明において必須の構成ではなく、省略することも可能である。ただし、第1の増幅器1で増幅された信号のゲインを更に上げたいときは、このように第2の増幅器2を接続すると良い。
電圧レギュレータの出力段は、電源VDDとグランドとの間に、パワートランジスタとしてのP−MOSFET4と負荷5とが直列に接続されている。P−MOSFET4のソースは電源VDDに接続され、ドレインは負荷5および出力端子OUTに接続され、ゲートは第2の増幅器2の出力に接続されている。また、P−MOSFET4のドレインとグランドとの間には、負荷5と並列に帰還用の分圧抵抗Rf1,Rf2が接続されている。
負荷5にはP−MOSFET4を介して電源電圧VDDが供給されている。すなわち、本実施形態の電圧レギュレータは、電源電圧VDDを基準として出力段のP−MOSFET4を駆動する構成となっている。そして、負荷5に安定した電源電圧VDDを供給するために、出力端子OUTの電圧を抵抗Rf1,Rf2で分圧して入力段の第1の増幅器1に帰還している。
例えば、出力電圧が何らかの原因で一定電圧から上昇すると、第1の増幅器1への帰還電圧も上昇して基準電圧Vrefよりも大きくなるため、第1の増幅器1の差動増幅動作によってP−MOSFET4のゲート電圧が上昇する。この結果、P−MOSFET4のドレイン電流が減少し、出力電圧が降下するので一定電圧に安定化する。逆に、出力電圧が何らかの原因で一定電圧から下降すると、第1の増幅器1への帰還電圧も下降して基準電圧Vrefよりも小さくなるため、第1の増幅器1の差動増幅動作によってP−MOSFET4のゲート電圧が下降する。この結果、P−MOSFET4のドレイン電流が増大し、出力電圧が上昇するので一定電圧に安定化する。
なお、ここでは抵抗Rf1,Rf2により出力電圧を分圧して第1の増幅器1に帰還しているが、抵抗Rf1,Rf2を省略し、出力電圧そのものを第1の増幅器1に帰還するようにしても良い。
第1の増幅器1の出力と出力端子OUTとの間には、位相補償用のキャパシタCf1が接続されている。この位相補償用キャパシタCf1は、主に低周波領域での位相補償を行うためのものであり、出力電圧の低速な変動(出力電圧の低周波変動)が生じたときに位相がずれて発振することを防止するために設けられる。したがって、この位相補償用キャパシタCf1の容量値は、低周波領域において発振が起こらないような適当な値に決められる。この位相補償用キャパシタCf1は、第2の増幅器2の出力と出力端子OUTとの間に接続しても良い。
本実施形態の電圧レギュレータでは更に、出力端子OUTとP−MOSFET4のゲートとの間に、出力電圧の高速な変動成分のみを増幅する第3の増幅器3と、直流成分カット用のキャパシタCf2とを直列に接続している。すなわち、本実施形態では負荷5に安定した電源電圧VDDを供給するために、出力電圧の高周波変動成分のみを第3の増幅器3および直流成分カット用キャパシタCf2により抽出して、P−MOSFET4のゲートに帰還している。直流成分カット用キャパシタCf2は、本発明の必須の構成ではないが、直流成分をより確実にカットするために設けるのが好ましい。
上記のように構成した第1の増幅器1、第2の増幅器2、第3の増幅器3、P−MOSFET4、位相補償用キャパシタCf1、直流成分カット用キャパシタCf2、分圧抵抗Rf1,Rf2は、例えばCMOSの半導体チップ上に集積されて構成されている。
図2は、上記第3の増幅器3の構成例を示す図である。図2に示すように、第3の増幅器3は、その入力部に直流成分および低周波成分カット用のフィルタ回路30を備えている。このフィルタ回路30は、抵抗RpsおよびキャパシタCpsから成るハイパスフィルタであり、このハイパスフィルタ30を通過した高周波成分のみが増幅されて出力されるようになっている。
以上のように、本実施形態の電圧レギュレータでは、第1の増幅器1、第2の増幅器2、P−MOSFET4および位相補償用キャパシタCf1によって第1のフィードバックループ10を形成し、第3の増幅器3、直流成分カット用キャパシタCf2およびP−MOSFET4によって第2のフィードバックループ20を形成している。第1のフィードバックループ10は、出力電圧に低速な変動が生じたときにこれを安定化させるためのフィードバックループである。第2のフィードバックループ20は、出力電圧に高速な変動が生じたときにこれを安定化させるためのフィードバックループである。
主に高速な出力電圧の変動成分のみを増幅する第3の増幅器3による第2のフィードバックループ20を加えることにより、負荷電流の高速な変動に伴う出力電圧の変動を大幅に抑えることができる。これにより、一般的な電圧レギュレータの出力に必要なデカップリングコンデンサを省略、若しくは、容量の極めて小さいもので済ませることができる。また、負荷電流の高速な変動に伴う出力電圧の変動に対して高速に応答することができる。
図3は、負荷電流の高速な変動に対する出力電圧の応答特性を示す図である。図3に示すように、負荷電流が高速に上昇した場合、第3の増幅器3による第2のフィードバックループ20がないと出力電圧は大きく落ち込み、一定電圧(例えば1.8V)に戻るまでの応答時間が長くなる(点線)。これに対して、第3の増幅器3による第2のフィードバックループ20が存在する場合は、負荷電流が高速に上昇しても出力電圧の変動量は小さくなる(実線)。
また、本実施形態では第1のフィードバックループ10と第2のフィードバックループ20とを独立させ、第2のフィードバックループ20の帰還先をP−MOSFET4の直前(第1の増幅器1および第2の増幅器2よりも出力側)としている。さらに、第3の増幅器3の入力部にハイパスフィルタ30を設けるだけでなく、出力側にキャパシタCf2を接続することによって直流成分をカットしている。これにより、第2のフィードバックループ20の高周波的動作が第1のフィードバックループ10の直流的動作に影響を与えないようにしている。また、第1の増幅器1および第2の増幅器2と、第3の増幅器3とは独立にバイアス電流を設定できるように構成している。これにより、第1のフィードバックループ10における第1の増幅器1および第2の増幅器2は、主にDCゲインと精度を確保することに主眼を置いて設計し、第2のフィードバックループ20における第3の増幅器3は主に高周波特性に主眼を置いて設計することができる。
また、第1のフィードバックループ10における位相補償用キャパシタCf1については、低周波領域の位相補償を主眼に容量値を調整し、より高周波領域の位相補償については、第2のフィードバックループ20における第3の増幅器3の入力部に設けられたハイパスフィルタ30の時定数と、第3の増幅器3の出力に設けられた直流成分カット用キャパシタCf2の容量値とを調整することで適切に設計することが可能である。
このように、第1のフィードバックループ10と第2のフィードバックループ20とにそれぞれの機能を分けることにより、それぞれのフィードバックループを低周波領域用および高周波領域用に最適化して設計することができる。これにより、電圧レギュレータの使用目的に応じた設計を短期間で容易に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、パワートランジスタとしてP−MOSFET4を用いる例について説明したが、N−MOSFETを用いても良い。この場合の電圧レギュレータの構成を図4に示す。図4に示すように、パワートランジスタとしてN−MOSFET14を用いた場合、図1で示した第2の増幅器2および第3の増幅器3の代わりに位相反転型の増幅器12,13が用いられる。その他の構成は図1と同様である。
また、パワートランジスタとしてPNPトランジスタを用いても良い。この場合の電圧レギュレータの構成を図5に示す。図5に示すように、パワートランジスタとしてP−MOSFET4の代わりにPNPトランジスタ24が用いられること以外は、図1と同様の構成である。また、パワートランジスタとしてNPNトランジスタを用いても良い。この場合は、図4に示したN−MOSFET14の代わりにNPNトランジスタが用いられる。それ以外の構成は、図4と同様である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、出力段から帰還された出力電圧と基準電圧とを入力して差動増幅動作を行う差動増幅器を入力段に有し、当該入力段と出力段との間を位相補償用のキャパシタで接続した電圧レギュレータに有用である。
1 第1の増幅器(差動増幅器)
2 第2の増幅器
3 第3の増幅器
4 P−MOSFET(パワートランジスタ)
5 負荷
10 第1のフィードバックループ
20 第2のフィードバックループ
30 ハイパスフィルタ
12 位相反転型の第2の増幅器
13 位相反転型の第3の増幅器
14 N−MOSFET(パワートランジスタ)
24 PNPトランジスタ(パワートランジスタ)
Cf1 位相補償用キャパシタ
Cf2 直流成分カット用キャパシタ
Rf1,Rf2 分圧抵抗
Rps ハイパスフィルタを構成する抵抗
Cps ハイパスフィルタを構成するキャパシタ
OUT 出力端子
2 第2の増幅器
3 第3の増幅器
4 P−MOSFET(パワートランジスタ)
5 負荷
10 第1のフィードバックループ
20 第2のフィードバックループ
30 ハイパスフィルタ
12 位相反転型の第2の増幅器
13 位相反転型の第3の増幅器
14 N−MOSFET(パワートランジスタ)
24 PNPトランジスタ(パワートランジスタ)
Cf1 位相補償用キャパシタ
Cf2 直流成分カット用キャパシタ
Rf1,Rf2 分圧抵抗
Rps ハイパスフィルタを構成する抵抗
Cps ハイパスフィルタを構成するキャパシタ
OUT 出力端子
Claims (4)
- 出力端子への出力電圧またはその分圧と基準電圧とを入力として差動増幅する第1の増幅器と、
上記第1の増幅器の出力にゲートが接続されるとともに、ソースが電源、ドレインが上記出力端子に接続されたパワートランジスタと、
上記第1の増幅器の出力と上記出力端子との間に接続された位相補償用のキャパシタと、
上記出力端子と上記パワートランジスタのゲートとの間に接続され、上記出力電圧の高速な変動成分のみを増幅する第3の増幅器とを備え、
上記第1の増幅器、上記パワートランジスタおよび上記位相補償用のキャパシタによって第1のフィードバックループを形成し、上記第3の増幅器および上記パワートランジスタによって第2のフィードバックループを形成したことを特徴とする電圧レギュレータ。 - 上記第1の増幅器の出力と上記パワートランジスタのゲートとの間にゲイン増幅用の第2の増幅器を更に接続したことを特徴とする請求項1に記載の電圧レギュレータ。
- 上記第3の増幅器と上記パワートランジスタのゲートとの間に直流成分カット用のキャパシタを更に接続したことを特徴とする請求項1に記載の電圧レギュレータ。
- 上記第3の増幅器は、その入力部に直流成分および低周波成分カット用のフィルタ回路を有することを特徴とする請求項1に記載の電圧レギュレータ。
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