JP2005202699A - 災害時支援装置及び災害時支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より適切な避難経路を選定すること。
【解決手段】 建造物に分散されて配置された複数のセンサ3から建造物の状況を示す現場情報を収集する現場情報収集部14と、現場情報に基づいて建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離する経路分離部15と、複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置5に避難経路を表示する避難経路提示部16とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、災害時支援装置及び災害時支援方法に関し、特に、有害物質が拡散する災害が発生したときに避難経路を選定する災害時支援装置及び災害時支援方法に関する。
火災に例示される災害が発生したときに、自動的に防災センタに災害の発生を通知するシステムが知られている。このようなシステムは、温度センサ、煙検知機に例示されるセンサを備え、そのセンサは、炎、煙を検出したときに、その検出結果を防災センタに通報している。このようなシステムでは、防災センタの監視員により通報される情報に基づいて災害の状況が判断されている。このようなシステムでは、通報される内容が多いときに、監視員が災害の状況を迅速かつ的確に判断することが困難である。さらに、地下空間、大規模施設に例示される建造物は、構造が複雑であり、監視員が通報される情報に基づいて適切な避難経路を選定することが困難である。このため、災害が発生したときにコンピュータを用いて災害の状況を判断して適切な避難経路を選定する防災システムが望まれている。
特開平01−297083号公報には、ホテル、デパート、病院、客船等の建造物で火災や浸水等の災害が発生した場合に、迅速かつ正確に非常口までの避難経路を合成することができる総合防災システムが開示されている。
特開平03−63899号公報には、災害発生時に、災害発生区画を検知し、コンピュータに記憶された通路データと避難方向指示器の設置データとを比較して、各指示器設定位置における避難方向を計算し、その結果を各指示器に矢印で表示することができる総合防災システムが開示されている。
特開平05−2693号公報には、火災現場で煙とそれに伴う酸欠により判断力が低下しても確実に避難誘導ができるよう判断を含めて可能な限り自動化する。特に客室内残存者無しの確認と、混乱時の通路の誘導が確実に行えるようにするホテル等建造物火災緊急避難誘導システムが開示されている。そのホテル等建造物火災緊急避難誘導システムは、火災の発生位置、規模の概略は握、客室ドアロック解除、非常用発電機始動、火災状況と避難方法の合成音放送、客室出入数と残存者の計数、通路の色彩変化に対応する音圧変化による合成音放送、などを自動的に行う。前記通路の色彩変化は床(絨毯)の色を中央から両端部へ向かって色分けし、合成音放送は内容の1区切りごとに平均音圧を変えて繰り返して注意を喚起する。火災発生階と同一階では非常階段へ、高い階は非常エレベータへ、低い階は通常階段へ誘導する。客室残存者確認のためのビデオカメラにはシャッタを付けて客のプライバシーを守る。
特許3446996号公報には、避難時の災害の拡がりを予測して避難者に最適な避難経路を指示し、かつ消火や救助に駆けつけた対策専門要員に最適な経路情報を提供する総合防災救難システムが開示されている。その総合防災救難システムは、建造物内を所定サイズの3次元ブロックに分割し、各3次元ブロックまたは3次元ブロックグループ毎に、当該3次元ブロックまたは3次元ブロックグループ毎に設置した防災検知設備により災害の発生の有無を監視する災害発生監視手段と、いずれかの3次元ブロックまたは3次元ブロックグループにおける災害の発生を契機に、全ての3次元ブロックまたは3次元ブロックグループにおける防災用検知設備の出力に基づき災害の現状を判定し、さらに災害の拡大または縮小状況を予測する予測手段と、予測結果に基づき、危険区域を回避して安全区域または建造物外部に避難させる避難経路を所定の経路探索アルゴリズムに従って探索し、探索した経路に導く経路指示を行う経路探索手段とを備える。
特開平01−297083号公報 特開平03−63899号公報 特開平05−2693号公報 特許3446996号公報
本発明の課題は、より適切な避難経路を選定する災害時支援装置及び災害時支援方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による災害時支援装置(1)は、建造物に分散されて配置された複数のセンサ(3)から建造物の状況を示す現場情報を収集する現場情報収集部(14)と、現場情報に基づいて建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離する経路分離部(15)と、複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置(5)に避難経路を表示する避難経路提示部(16)とを備えている。このように選定される避難経路は、より適切である。
本発明による災害時支援装置(1)は、排出経路を介して有害物質が建造物の外に排出されるように建造物に配置された複数の機器(4)を制御する機器制御部(17)を更に備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援装置(1)は、複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベース(11)を更に備えている。このとき、経路分離部(15)は、シナリオ情報データベース(11)を参照して、複数事象のうちの現場情報に対応する事象を抽出する現状推定部(31)と、その事象の進展を導出する事象進展予測部(32)と、その事象と進展とに基づいて複数の経路から避難経路を選定する避難経路選定部(33)と、その事象と進展とに基づいて複数の経路から排出経路を選定する排出経路選定部(34)とを備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援装置(1)は、複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベース(12)を更に備えている。このとき、避難経路選定部(33)は、避難経路情報データベース(12)を参照して、建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される避難経路を選出することが好ましい。
本発明による災害時支援装置(1)は、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベース(13)を更に備えている。避難経路情報データベース(12)は、複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付けている。このとき、避難経路選定部(33)は、避難経路情報データベース(12)と避難者特性情報データベース(13)とを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される避難経路を選出することが好ましい。このように選定される避難経路は、より適切である。
本発明による災害時支援方法は、建造物に分散されて配置された複数のセンサ(3)から建造物の状況を示す現場情報を収集するステップ(S1、S6)と、現場情報に基づいて建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離するステップ(S3)と、複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置(5)に避難経路を表示するステップ(S4)とを備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援方法は、排出経路を介して有害物質が建造物の外に排出されるように建造物に配置された複数の機器(4)を制御するステップ(S5)を更に備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援方法は、複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベース(11)を参照して、複数事象のうちの現場情報に対応する事象を抽出するステップと、事象の進展を導出するステップと、その事象と進展とに基づいて複数の経路から避難経路を選定するステップと、事象と進展とに基づいて複数の経路から排出経路を選定するステップとを更に備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援方法は、複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベース(12)を参照して、建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される避難経路を選出するステップを更に備えていることが好ましい。
避難経路情報データベース(12)は、複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付けている。このとき、本発明による災害時支援方法は、更に、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベースと避難経路情報データベースとを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数の経路から形成される避難経路を選出するステップを備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援プログラムは、コンピュータである災害時支援装置(1)により実行されるコンピュータプログラムであり、そのコンピュータプログラムの部分として、建造物に分散されて配置された複数のセンサ(3)から建造物の状況を示す現場情報を収集するステップ(S1、S6)と、現場情報に基づいて建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離するステップ(S3)と、複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置(5)に避難経路を表示するステップ(S4)とを備えていることが好ましい。このように選定される避難経路は、より適切である。
本発明による災害時支援プログラムは、排出経路を介して有害物質が建造物の外に排出されるように建造物に配置された複数の機器(4)を制御するステップ(S5)を更に備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援プログラムは、複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベース(11)を参照して、複数事象のうちの現場情報に対応する事象を抽出するステップと、事象の進展を導出するステップと、その事象と進展とに基づいて複数の経路から避難経路を選定するステップと、事象と進展とに基づいて複数の経路から排出経路を選定するステップとを更に備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援プログラムは、複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベース(12)を参照して、建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々複数区画に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される避難経路を選出するステップを更に備えていることが好ましい。
避難経路情報データベース(12)は、複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付けている。このとき、本発明による災害時支援プログラムは、更に、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベースと避難経路情報データベースとを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、複数区画の各々に残存し、複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数の経路から形成される避難経路を選出するステップを備えていることが好ましい。
本発明による災害時支援装置及び災害時支援方法は、より適切な避難経路を選定することができる。
図面を参照して、本発明による災害時支援装置の実施の形態を記載する。その災害時支援装置1は、図1に示されているように、災害時支援システム2に適用されている。災害時支援システム2は、災害時支援装置1がセンサ群3と機器群4と提示装置群5とに双方向に情報を伝送することができるように接続されている。
センサ群3は、建造物に分散されて配置されている複数のセンサから形成されている。その建造物としては、高層ビル、地下商業施設、地下鉄が例示される。そのセンサは、建造物の状況を常時に監視し、その監視結果を災害時支援装置1に伝送する。その状況としては、その建造物が備える複数の経路に拡散する物質の状況、災害時にその建造物から避難する避難者の状況、機器群4の各々の運転状態が例示される。そのセンサとしては、温度センサ、煙検知機、監視カメラ、集音マイク、通報装置、機器群4の各々の運転状態を検出するセンサが例示される。機器群4は、その建造物に設置されている複数の機器および設備から形成されている。その機器としては、その建造物が備える複数の経路を互いに隔離する扉、空調設備、排煙設備、消火設備が例示される。その消火設備としては、スプリンクラが例示される。
提示装置群5は、その建造物が備える経路に分散されて配置されている複数の提示装置から形成されている。その提示装置としては、表示装置、誘導灯、スピーカが例示される。その表示装置は、その建造物の全体見取り図、フロア詳細図に例示される図を記録し、その図に重ねて災害時支援装置1から通知される避難経路を他の経路と識別可能に表示し、推定される現在の状況、予測される事象の進展状況を表示する。その誘導灯は、その建造物が備える経路に沿う壁の大人の目線より少し低い高さに配置され、複数の方向をそれぞれ示す複数の矢印とその矢印に隣接したメッセージを発光させることができる。その誘導灯は、災害時支援装置1から避難経路が通知されるときに、その複数の矢印のうちのその避難経路を示す1つの矢印を点灯する。このとき、避難者は、その建造物から避難するときに、その矢印を見るために前かがみになり、好ましい。
災害時支援装置1は、ワークステーションに例示されるコンピュータであり、その建造物の内部もしくは外部に配置されている。災害時支援装置1は、図2に示されているように、コンピュータプログラムであるシナリオ情報データベース11と避難経路情報データベース12と避難者特性情報データベース13と現場情報収集部14と経路分離部15と避難経路提示部16と機器制御部17とがインストールされている。
シナリオ情報データベース11は、その建造物に発生する加害事象により引き起こされる事象(被害、障害)が記録されている。避難経路情報データベース12は、その建造物が備える経路を避難者が通行するときにかかる負荷、および、その経路を通行して単位時間当たりに避難可能な避難者の人数が記録されている。避難者特性情報データベース13は、その建造物の中にいる避難者の特性と分布とが記録されている。
現場情報収集部14は、その建造物の状況を示す現場情報をセンサ群3から収集する。すなわち、現場情報収集部14は、センサ群3により検出される炎の発生、有害物質、煙の発生・拡散、機器群4の運転状況、災害時にその建造物から避難する避難者の状況をセンサ群3から収集する。経路分離部15は、現場情報収集部14により収集された建造物の状況に基づいて、その建造物が備える複数の経路を、避難者が避難する避難経路と有害物質が通過する排出経路とに分離する。避難経路提示部16は、経路分離部15により算出された避難経路を提示装置群5に伝送して、提示装置群5にその避難経路を提示させる。機器制御部17は、経路分離部15により算出された避難経路と排煙路とが確実に隔離されて有害物質が排煙路から避難経路に流入しないように機器群4を制御する。
図3は、シナリオ情報データベース11を示している。シナリオ情報データベース11は、現場情報21に対応付けて事象22を記録している。シナリオ情報データベース11は、さらに、事象22に対応付けて進展23を記録している。現場情報21は、センサ群3から収集される建造物の状況を示している。事象22は、現場情報21により示される状況を引き起こす災害を示している。事象22としては、火災、有害物質の拡散が例示される。その有害物質は、人体または施設内に設置された機器に害を与える可能性がある物質である。その有害物質としては、火災による煙、散布された化学物質・生物、高濃度の窒素、水蒸気が例示される。窒素は、環境に存在し、一般に人体に有害でないが、高濃度の窒素は、人体に酸欠を引き起こし有害である。水蒸気は、高湿度下での運転が保証されていない機器にとって有害である。状況22と事象22との対応付けは、実機試験結果、縮小モデル試験結果、シミュレーション、過去の事例に基づいて導出される。進展23は、事象22により示される災害がどのように進展するかの例を示し、たとえば、煙・化学物質・生物が拡散する範囲、被害がどの程度まで拡大するか、発生した災害の影響がどの範囲にまで及ぶかの例を示している。事象22と進展23との対応付けは、実機試験結果、縮小モデル試験結果、シミュレーション、過去の事例に基づいて導出される。
図4は、避難経路情報データベース12を示している。避難経路情報データベース12は、経路25に対応付けて負荷26と避難容量24とを記録している。経路25は、その建造物が有する複数の経路を互いに識別している。負荷26は、経路25により識別される経路を通行するときに避難者に与える負荷を示している。負荷26としては、その経路の長さ、高低差、段差の有無が例示される。避難容量24は、経路25により識別される経路を通行して単位時間に避難することができる避難者の人数を示している。
図5は、避難者特性情報データベース13を示している。避難者特性情報データベース13は、施設27に対応付けて避難者の特性毎の分布を示している。その避難者特性の分布は、運動能力28と人数29とから形成されている。その建造物は、複数の区画に分割されている。施設27は、その複数の区画を互いに識別している。避難者は、運動能力に応じて複数のレベルに区別されることができる。運動能力28は、その複数のレベルを互いに識別している。運動能力28としては、障害の有無、年齢、性別の組み合わせが例示される。人数29は、施設27により識別される区画に配置される運動能力28に示されるレベルの避難者の人数を示している。施設27と避難者の特性毎の分布との対応付けは、各区画に出入りする人員を実際に検出して導出され、または、過去の統計結果に基づいて算出される。
図6は、経路分離部15を示している。経路分離部15は、コンピュータプログラムである現状推定部31と事象進展予測部32と避難経路選定部33と排煙路選定部34とを備えている。
現状推定部31は、シナリオ情報データベース11を参照して、現場情報収集部14により収集された現場情報に対応する事象を算出する。現状推定部31は、さらに、ユーザにより操作されたときに、その事象をユーザにより入力された他の事象に変更して出力することができる。なお、現状推定部31は、現場情報収集部14により収集された現場情報に対応する複数の事象を算出することもできる。このとき、監視員は、現場情報収集部14により収集された現場情報(たとえば、映像)に基づいて、その複数の事象からより尤らしい事象を選出することができる。また、現状推定部31は、使用者(監視員)に対し事象を決定するのに不足している情報を促すことにより、事象推定の精度を上げることができる。
事象進展予測部32は、現状推定部31により算出された事象がどのように進展するかを算出する。すなわち、事象進展予測部32は、シナリオ情報データベース11を参照してその事象に対応する進展を算出する。または、事象進展予測部32は、シミュレーションによりその事象がどのように進展するかを算出する。事象進展予測部32は、解析により得られた予測結果とシナリオ情報データベース11とを参照して、過去に行った解析、過去の事例等と比較し、解析条件(発熱条件、物質発生率、拡散係数等)を変更し再解析を行うことも可能とする。事象進展予測部32は、さらに、ユーザにより操作されたときに、その進展をユーザにより入力された他の進展に変更して出力することができる。
避難経路選定部33は、現状推定部31により算出された事象と事象進展予測部32により算出された情報とに基づいて、その建造物が備える複数の経路から有害物質がより拡散しない複数の避難経路を選出する。避難経路選定部33は、さらに、避難経路情報データベース12と避難者特性情報データベース13とを参照して、各区画にいる各運動能力の避難者がそれぞれ避難する複数の避難経路を選出する。すなわち、運動能力が低い避難者に負荷が小さい避難経路が対応付けられ、運動能力が高い避難者に負荷が大きい避難経路が対応付けられる。
排煙路選定部34は、現状推定部31により算出された事象と事象進展予測部32により算出された進展とに基づいて、その建造物が備える複数の経路から有害物質を隔離する複数の排煙路を選出する。このとき、排煙路選定部34は、避難経路選定部33と協調して排煙路と避難経路とが一致しないように、その複数の排煙路を選出する。排煙路選定部34は、さらに、その有害物質を建造物の外に排出するために、その有害物質が複数の排煙路を通過する向きを算出する。
本発明による災害時支援装置方法の実施の形態は、災害時支援装置1により間欠的に実行される。災害時支援装置1は、図7に示されているように、まず、センサ群3から現場情報を収集する(ステップS1)。災害時支援装置1は、現場情報に基づいて火災が発生したと判別されたときに(ステップS2、YES)、その建造物が備える複数の経路を避難経路と排煙路とに分離する(ステップS3)。
すなわち、災害時支援装置1は、シナリオ情報データベース11を参照して、センサ群3から収集された現場情報に対応する事象を算出する。このとき、災害時支援装置1がユーザにより操作されたときに、その事象はユーザにより入力された他の事象に変更される。災害時支援装置1は、シナリオ情報データベース11を参照して、または、シミュレーションにより、その事象がどのように進展するかを算出する。このとき、災害時支援装置1がユーザにより操作されたときに、その進展は、ユーザにより入力された他の進展に変更される。
災害時支援装置1は、算出された事象と進展とに基づいて、その建造物が備える複数の経路から有害物質がより拡散しない複数の排煙経路を選出する。災害時支援装置1は、さらに、避難経路情報データベース12と避難者特性情報データベース13とを参照して、各区画にいる各運動能力の避難者がそれぞれ避難する複数の避難経路を建造物が備える複数の経路から選出する。
災害時支援装置1は、算出された事象と進展とに基づいて、その建造物が備える複数の経路から有害物質を隔離する複数の排煙路を選出する。このとき、災害時支援装置1は、排煙路と避難経路とが一致しないように、その複数の排煙路を選出する。災害時支援装置1は、さらに、その有害物質を建造物の外に排出するために、その有害物質が複数の排煙路を通過する向きを算出する。
災害時支援装置1は、算出された避難経路を提示装置群5に通知して、提示装置群5にその避難経路を提示させる(ステップS4)。提示装置群5のうちの表示装置は、その建造物の全体見取り図またはフロア詳細図に重ねて災害時支援装置1から通知される避難経路を他の経路と識別可能に表示する。提示装置群5のうちの誘導灯は、災害時支援装置1から避難経路が通知されるときに、その避難経路を指示する矢印を点灯する。
災害時支援装置1は、算出された避難経路と排煙路とが確実に隔離されて有害物質が排煙路から避難経路に流入しないように機器群4を制御する(ステップS5)。たとえば、災害時支援装置1は、機器群4のうちの扉を閉鎖して避難経路と排煙路とを隔離する。災害時支援装置1は、機器群4のうちの空調装置を用いて環境の空気を避難経路に供給する。災害時支援装置1は、機器群4のうちの排煙装置を用いて排煙路の煙を環境に排出する。災害時支援装置1は、機器群4のうちのスプリンクラを用いて湿度を上昇させて火災の延焼を防止する。
災害時支援装置1は、センサ群3から現場情報を収集する(ステップS6)。災害時支援装置1は、その現場情報に基づいて各区画に避難者が残存していないかどうかを確認する(ステップS7)。災害時支援装置1は、各区画に避難者が残存しているときに(ステップS7、YES)、ステップS3〜ステップS6を繰り返し実行する。ここで、災害時支援装置1は、一部の区画に避難者が残存していないことが確認できたときに、その区画を機器群4を用いて窒息させて火災を消火する。災害時支援装置1は、建造物からすべての避難者が避難したことが確認できたときに(ステップS7、NO)、ステップS5〜ステップS7を繰り返し実行して、避難経路の選定を止めて機器群4を用いて排煙のみを行う。
本発明による災害時支援方法によれば、より適切な避難経路を選定することができる。
図1は、災害時支援システムを示すブロック図である。 図2は、本発明による災害時支援装置の実施の形態を示すブロック図である。 図3は、シナリオ情報データベースを示す図である。 図4は、避難経路情報データベースを示す図である。 図5は、避難者特性情報データベースを示す図である。 図6は、経路分離部を示すブロック図である。 図7は、本発明による災害時支援方法の実施の形態を示すフローチャートである。
符号の説明
1 :災害時支援装置
2 :災害時支援システム
3 :センサ群
4 :機器群
5 :提示装置群
11:シナリオ情報データベース
12:避難経路情報データベース
13:避難者特性情報データベース
14:現場情報収集部
15:経路分離部
16:避難経路提示部
17:機器制御部
21:現場情報
22:事象
23:進展
25:経路
26:負荷
24:避難容量
27:施設
28:運動能力
29:人数
31:現状推定部
32:事象進展予測部
33:避難経路選定部
34:排煙路選定部

Claims (15)

  1. 建造物に分散されて配置された複数のセンサから前記建造物の状況を示す現場情報を収集する現場情報収集部と、
    前記現場情報に基づいて前記建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離する経路分離部と、
    前記複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置に前記避難経路を表示する避難経路提示部
    とを具備する災害時支援装置。
  2. 請求項1において、
    前記排出経路を介して前記物質が前記建造物の外に排出されるように前記建造物に配置された複数の機器を制御する機器制御部
    を更に具備する災害時支援装置。
  3. 請求項2において、
    複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベースを更に具備し、
    前記経路分離部は、
    前記シナリオ情報データベースを参照して、前記複数事象のうちの前記現場情報に対応する事象を抽出する現状推定部と、
    前記事象の進展を導出する事象進展予測部と、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記避難経路を選定する避難経路選定部と、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記排出経路を選定する排出経路選定部とを備える
    災害時支援装置。
  4. 請求項3において、
    前記複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベースを更に具備し、
    前記避難経路選定部は、前記避難経路情報データベースを参照して、前記建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される前記避難経路を選出する
    災害時支援装置。
  5. 請求項4において、
    前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベースを更に具備し、
    前記避難経路情報データベースは、前記複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付け、
    前記避難経路選定部は、前記避難経路情報データベースと前記避難者特性情報データベースとを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される前記避難経路を選出する
    災害時支援装置。
  6. 建造物に分散されて配置された複数のセンサから前記建造物の状況を示す現場情報を収集するステップと、
    前記現場情報に基づいて前記建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離するステップと、
    前記複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置に前記避難経路を表示するステップ
    とを具備する災害時支援方法。
  7. 請求項6において、
    前記排出経路を介して前記有害物質が前記建造物の外に排出されるように前記建造物に配置された複数の機器を制御するステップ
    を更に具備する災害時支援方法。
  8. 請求項7において、
    複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベースを参照して、前記複数事象のうちの前記現場情報に対応する事象を抽出するステップと、
    前記事象の進展を導出するステップと、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記避難経路を選定するステップと、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記排出経路を選定するステップ
    とを更に具備する災害時支援方法。
  9. 請求項8において、
    前記複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベースを参照して、前記建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される前記避難経路を選出するステップ
    を更に具備する災害時支援方法。
  10. 請求項9において、
    前記避難経路情報データベースは、前記複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付け、
    更に、
    前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベースと避難経路情報データベースとを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数の経路から形成される前記避難経路を選出するステップ
    を具備する災害時支援方法。
  11. 建造物に分散されて配置された複数のセンサから前記建造物の状況を示す現場情報を収集するステップと、
    前記現場情報に基づいて前記建造物が有する複数の経路を避難者が避難する避難経路と有害である物質が通過する排出経路とに分離するステップと、
    前記複数の経路に分散されて配置された複数の提示装置に前記避難経路を表示するステップ
    とを具備する災害時支援プログラム。
  12. 請求項11において、
    前記排出経路を介して前記有害物質が前記建造物の外に排出されるように前記建造物に配置された複数の機器を制御するステップ
    を更に具備する災害時支援プログラム。
  13. 請求項12において、
    複数現場情報を複数事象に対応付けるシナリオ情報データベースを参照して、前記複数事象のうちの前記現場情報に対応する事象を抽出するステップと、
    前記事象の進展を導出するステップと、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記避難経路を選定するステップと、
    前記事象と前記進展とに基づいて前記複数の経路から前記排出経路を選定するステップ
    とを更に具備する災害時支援プログラム。
  14. 請求項13において、
    前記複数の経路を負荷に対応付ける避難経路情報データベースを参照して、前記建造物の複数区画の各々に残存し、運動能力が異なる複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数経路から形成される前記避難経路を選出するステップ
    を更に具備する災害時支援プログラム。
  15. 請求項14において、
    前記避難経路情報データベースは、前記複数の経路を単位時間当たりに通行することができる人数を示す避難容量に更に対応付け、
    更に、
    前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者の人数をそれぞれ記録する避難者特性情報データベースと避難経路情報データベースとを参照して、避難者がより速く避難することができるようにように、前記複数区画の各々に残存し、前記複数レベルの各々に対応する避難者がそれぞれ避難する複数の経路から形成される前記避難経路を選出するステップ
    を具備する災害時支援プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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