JP2005202674A - 魚道を通る魚の計数方法、魚道を通る魚の数を計数するシステム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

魚道を通る魚の計数方法、魚道を通る魚の数を計数するシステム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度で信頼性の高い計数結果を効率よく提供することができる魚道を通る魚の計数方法等を提供する。
【解決手段】魚道を含む領域内に設定される複数の被撮影領域のそれぞれを撮影するように複数台のカメラを設置し、コンピュータにより前記各カメラにより撮影された映像を解析することにより前記各カメラにより撮影された前記被撮影領域を通過する魚の数を計数し、前記各カメラについて計数された魚の数を集計することにより所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数を求めるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、魚道を通る魚の計数方法、魚道を通る魚の数を計数するシステム、情報処理装置、及びプログラムに関し、とくに信頼性の高い計数結果を効率よく提供するための技術に関する。
自然環境保護、水生生物の維持保全のための資料として、河川等においては例えば河川横断施設(堰、ダム等)に設置されたトラップにより魚道を通る魚の数を計数することが行われている。この調査は、従来、例えば目視観察や捕獲による計数等により行われている。このうち目視観察は特別な設備を必要としないが、魚数が増えるに従い作業員に多大な労力と忍耐が必要となりまた正確な計数も難しくなる。一方、捕獲による計数では、魚種、体長、体重等の多様なデータを取得できる反面、魚を損傷するおそれがある。これらいずれの方法についても熟練者による根気のいる作業が要求され、短期間の計数は行えても長期的かつ連続的な計数は多大な労力とコストが要求される。
そこで魚の数を効率よく計数するための様々な試みがなされている。例えば特許文献1には、魚道を遡上する魚を撮像する位置にカメラを設置し、カメラに撮像された画像をビデオテープレコーダに記録し、ビデオテープを再生することにより魚の通過する検知対象領域を抽出し、抽出された検知対象領域の画像を前処理した後に所定の閾値で2値化して魚影を検出し、検出した魚影を計数してディスプレイに表示する仕組みが開示されている。また特許文献2には、魚道の底部に多数の超音波振動子を並設し、これら超音波振動子により早い繰り返しパルスの超音波を発生し、超音波によって魚道を通過する小魚の数を計数する超音波魚数計測装置が開示されている。
特開2001−323445号公報 特開平7−55935号公報
ところで、昨今の河川工事やダム建設工事等においては、魚がのぼりやすい川づくり事業や河川環境問題への意識の高まり等を背景として、魚道が確保されるように設計することが多くなってきている。このため、工事事業者や漁業権利者、及び工事の認可や工事後の調査を行う役所等において、魚の遡上数を把握する必要性が高まっている。またこのようにして把握された遡上数は、公表・報道されて一般の利用に供される機会も多く、高精度で信頼性の高い計数結果を効率よく提供する仕組みが求められている。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたもので、高精度で信頼性の高い計数結果を効率よく提供することができる魚道を通る魚の計数方法、魚道を通る魚の数を計数するシステム、情報処理装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の発明は、魚道を通る魚の計数方法であって、魚道を含む領域内に設定される複数の被撮影領域のそれぞれを撮影するように複数台のカメラを設置し、コンピュータにより前記各カメラにより撮影された映像を解析することにより前記各カメラにより撮影された前記被撮影領域を通過する魚の数を計数し、前記各カメラについて計数された魚の数を集計することにより所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数を求めるようにすることとする。
本発明によれば、所定期間ごとの魚道を通る魚の数を自動的に求めることができる。また複数台のカメラにより被撮影領域を撮影することにより映像解析部において計数を行う際に撮影された映像中に含まれている「魚影」を確実に認識することができ、高精度な計数を行うことが可能となる。
また本発明の請求項2に記載の発明は、魚道を通る魚の計数方法であって、前記各カメラをそれぞれ魚の通る確率の高い領域が前記被撮影領域となるように設定することとする。
河川を往来する魚は、一般に遊泳に要する余分なエネルギー消費をできるだけ抑えるために魚道を構成する河川中の領域のうち流速の遅い領域を通ることが知られている。また一般に魚は外敵から身を守りやすい影の部分ができるところを通ることが知られている。ここで河川において流速の遅い領域は岸近傍(とくに魚道の岸(側壁)部)であり、また一般に河川の岸近傍には外敵から身を守りやすい影の部分が多く存在する。そこで河川の両岸近傍を被撮影領域とすることで魚道を通る魚の殆どを撮影することが可能となる。
また本発明の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、前記魚道は河川における魚道であり、前記魚の通る確率の高い領域は前記河川の岸近傍の領域であることとする。
また本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、前記魚道は河川における魚道であり、前記魚の通る確率の高い領域は他の領域よりも流速の遅い領域であることとする。
また本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、前記魚道は河川におけるものであり、前記各カメラのうちの少なくとも2台はそれぞれ前記河川の異なる側の岸に設置されることとする。
このようにカメラを岸に設置することで、カメラの設置やメンテナンスを容易に行うことできる。
また本発明の請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の魚道を通る魚の計数方法であって、前記カメラとして2台のカメラを用いることとする。
カメラの数を増やして河川のより広い領域を被撮影領域とすることで、より正確な計数が可能になるが、例えばアユ等の魚はその殆どが河川の両岸近傍を通るため、カメラを3台以上に増やしてもさほど大きな効果は得られない。従ってアユ等の魚を計数する場合には、コスト面や設備管理等の観点から、カメラは2台とすることが好ましい。
また本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、前記被撮影領域のうち少なくとも2つの前記被撮影領域は重複する領域を含み、前記重複する領域は魚が通る確率の低い領域であることとする。
上述したように被撮影領域が重複していても、重複する領域を通る魚が少ない領域である場合には問題なく高精度な計数が可能である。
また本発明の請求項8に記載の発明は、魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、魚道を含む領域内に設定される複数の被撮影領域のそれぞれを撮影するように設置される複数台のカメラと、CPU及びメモリを有し、前記CPUが前記メモリに記憶されているプログラムを実行することにより実現される、前記各カメラにより撮影された映像を解析することにより前記各カメラにより撮影された前記被撮影領域を通過する魚の数を計数する映像解析部、及び前記各カメラについて前記映像解析部により計数された魚の数を集計することにより所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数を求めて記憶する計数情報生成部、を有するコンピュータとを備えることとする。
また本発明の請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、前記コンピュータは、通信ネットワークに通信可能に接続する通信制御部と、前記通信ネットワークに接続され前記コンピュータから遠隔した場所に設置されている他のコンピュータから送信されてくる要求に応じて前記他のコンピュータに対して所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数が設定されたデータを送信する計数情報提供部と、を備えることとする。
本発明によれば、インターネット等の通信ネットワークに接続する他のコンピュータに対して、高精度で信頼性の高い計数結果を効率よく提供することが可能となる。
また本発明の請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、前記映像解析部は、前記カメラから出力される映像信号に、画像加算、画像間演算、2値化、面積計算のうちの少なくともいずれかの処理を行うことにより前記被撮影領域を通過する魚の数を計数することとする。
また本発明の請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、前記魚道は河川における魚道であり、前記各カメラは、河川の両岸に前記河川を横切るように渡された架台に沿ってスライド可能に懸架され、前記被撮影領域の上方にその撮影方向をそれぞれの前記被撮影領域に向けて設置されることとする。
このようにカメラをスライド可能に懸架することで、カメラの位置決めを容易に行うことが可能となる。
また本発明の請求項12に記載の発明は、CPU、メモリ、及びインターネット等の通信ネットワークに通信可能に接続するための通信インタフェース、を備えて構成される情報処理装置であって、前記CPUが前記メモリに記憶されているプログラムを実行することにより実現される、複数台のカメラにから送信されてくる映像信号を受信する映像信号受信部と、前記映像信号をエンコードするエンコード部と、前記エンコード部によりエンコードされたデータである保管データを記憶する映像管理部と、前記映像管理部が記憶している前記保管データを復号し、復号された映像データを解析することにより所定期間ごとに被撮影領域を通る魚の数を計数する映像解析部と、前記映像解析部により計数される、個々のカメラにより撮影された映像に基づく魚の数を集計することにより、所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求めて記憶する計数情報生成部と、前記計数情報生成部が記憶している前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を前記ネットワークを介して通信可能に接続する他のコンピュータに送信する計数情報提供部と、を備えることとする。
また本発明の請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の情報処理装置であって、 前記計数情報提供部が、前記他のコンピュータから前記計数情報生成部によって生成された前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を修正するデータを受信し、前記計数情報提供部は、前記データに基づいて記憶している前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を更新することとする。
また本発明の請求項14に記載の発明は、CPU、メモリ、及びインターネット等の通信ネットワークに通信可能に接続するための通信インタフェース、を備えて構成される情報処理装置に、複数台のカメラにから送信されてくる映像信号を受信する機能と、前記映像信号をエンコードする機能と、前記機能によりエンコードされたデータである保管データを記憶する機能と、前記保管データを復号し、復号された映像データを解析することにより所定期間ごとに被撮影領域を通る魚の数を計数する機能と、前記計数された個々のカメラにより撮影された映像に基づく魚の数を集計することにより所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求めて記憶する機能と、前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を前記ネットワークを介して通信可能に接続する他のコンピュータに送信する機能とを実現させるためのプログラムであることとする。
本発明によれば、高精度で信頼性の高い計数結果を効率よく提供することが可能となる。
==システム構成==
図1は本発明の一実施形態として説明する、河川における堰やダムに設置された魚道を通る魚の数を計数するシステム(以下、計数システム1と称する)である。本実施形態における計数システム1は、河川2の仕切線A−A'によって形成される横断面を単位時間あたりに通過する魚の数を計数し、その計数結果を年、月、日等の単位で利用者に提示する。なお、本実施形態の計数システム1の計数の対象となる魚はアユ(鮎)であるものとし、またそのうちでも河川を遡上するアユの数を計数するものとする。
本実施形態の計数システム1は、河川2に設置される第1及び第2のカメラ3,4、現場管理所5に設置される計数サーバ(情報処理装置)6及び中継装置としてのハブ(HUB)7及びルータ8、等を含んで構成されている。第1及び第2のカメラ3,4とハブ(HUB)7、ハブ(HUB)7と計数サーバ6、計数サーバ6とルータ8はそれぞれLAN(Local Area Network)ケーブル9で接続されており、これによりLANが形成されている。なお、この例ではLANは有線LANであるものとしているが、LANの一部または全部を無線LANとすることもできる。LANの通信プロトコルとしては、例えばTCP/IPプロトコルを用いることができる。ハブ(HUB)7は、例えばイーサネット(登録商標)におけるリピータとして動作する中継装置であり、例えば100BASE−Tや1000BASE−T等の規格に対応するリピータハブやスイッチングハブ等が用いられる。なお、ハブ(HUB)7に代えて、第1及び第2のカメラ3,4をUSB規格やIEEE1394規格の通信インタフェースを用いて計数サーバ6に通信可能に接続する構成とすることもできる。ルータ8は、LANをイントラネットやインターネット等の通信ネットワーク10に接続しデータパケットに含まれるIPアドレスに応じた経路制御(ルーティング)を行う。
計数サーバ6は、ルータ8を介して通信ネットワーク10に接続している他のコンピュータ11と通信する。通信ネットワーク10に接続している他のコンピュータ11は、例えば計数サーバ6によって計数された魚道を通る魚の数に関する情報にアクセスする者によって操作されるコンピュータであり、例えば工事事業者や漁業権利者の事務所に設置されるコンピュータ、役所等に設置されているコンピュータ、インターネット経由で計数サーバ6にアクセスしてくる不特定多数の利用者が操作するコンピュータである。
<カメラ>
第1及び第2のカメラ3,4としては、例えばUSB規格やIEEE1394規格等によりコンピュータに接続して用いるPCカメラや、ネットワーク接続機能を備えてLANに直接接続可能なWebカメラ、ビデオサーバ等を介してLANに接続されるタイプのカメラ等が用いられる。
本実施例の計数システム1において、第1及び第2のカメラ3,4は、それぞれその被撮影領域が計数対象となる河川2の仕切線A−A'を含む領域となるにように設置されているものとする。
図2A及び図2Bはそれぞれ第1のカメラ5の被撮影領域21と、第2のカメラ6の被撮影領域22の設定方法の一例である。このうち図2Aに示す例では、仕切線A−A'を含む全領域を第1のカメラ5及び第2のカメラ6のそれぞれが分担して撮影するように第1のカメラ5の被撮影領域21及び第2のカメラ6の被撮影領域22が設定されている。本例では、河川2の仕切線A−A'によって形成される横断面を通る全ての魚を撮影できるが、河川2幅が広くなるほど被撮影領域21,22の幅は広くなり、第1及び第2のカメラによって撮影される魚影は小さくなり、その結果、計数誤差は大きくなる。また被撮影領域21,22の一部に重複する領域が含まれる場合、重複する領域については魚影が重複して撮影されることになる。このため計数時に重複して計数されてしまった分を差し引く処理が必要となり、計数サーバ6の処理負荷は上記処理の分だけ増大することになる。また上記処理においては第1及び第2のカメラ3,4によって撮影された魚影が同じ魚によるものであるかどうかを判断する必要があり、これによっても計数処理が煩雑化し処理負荷も増大することになる。なお、被撮影領域21,22が重複している場合でも、魚の習性により重複部分を通る魚の数が少ない場合は重複する領域が存在することに起因する誤差は少ない。
図2Bに示す例では、第1のカメラ5の被撮影領域21及び第2のカメラ6の被撮影領域22が仕切線A−A'を含む領域のうち、一部の領域のみをカバーするように各カメラ5,6を設置している。本例では、各カメラ3,4の被撮影領域21,22は、魚の通る確率の高い領域となるように設定され、魚が通る確率の高い領域のみが撮影されるように設定されている。ここで魚が通る確率の高い領域であるかどうかは、例えば過去に計数された遡上数に基づいて把握することができる。また、河川を遡上する魚の多くは、遊泳に要する余分なエネルギー消費をできるだけ抑えるために流速の遅い領域を通ることが知られており、例えば本実施形態でとりあげるアユ等の魚はその遡上に際しその殆どが流速の遅い領域を通る習性がある。そこで、このような魚の習性を知ることで、魚の通る確率の高い領域を特定することができる。
本例では、魚の通る確率の高い他の河川領域に比べて流速の遅い河川2の岸25近傍の領域が第1及び第2のカメラ3,4のそれぞれの被撮影領域21,22となるように各カメラを設置している。従って、本例では魚が通る確率の低い被撮影領域に含まれない領域を通る魚は計数されないが、計数対象がアユの場合は撮影されない領域が存在することによる誤差は非常に少ない。また過去のデータを統計的に分析することで、被撮影領域21,22を通る魚の数から撮影されない領域を通る魚の数を推定し、その推定値により計数値を補正することで誤差を少なくすることができる。なお、本例では被撮影領域21,22には重複して撮影される領域が存在しない。このため図2Aに示す例のように、第1及び第2のカメラ3,4によって撮影された魚影が同じ魚によるものであるかを判断する必要がなく、その分処理が単純化され高速化も可能となる。
第1乃至第2のカメラ3,4は、岸25に設置する以外に、例えば河川2にレール(架台)を渡してこれに設置するようにしてもよい。図3はそのようにした場合における、第1乃至第2のカメラ3,4を河川の流水の方向から眺めた図である。第1及び第2のカメラ3,4はそれぞれカメラ固定台31に固定されている。カメラ固定台31にはカメラの撮影アングルを調節するためのアングル調節ネジ32が設けられている。現場作業員等は、アングル調節ネジ32を調節することにより、撮影アングルを容易かつ自在に調節することができる。なお、カメラ固定台31にアングル調節ネジ32を回動させるためのサーボモータを付設して、このサーボモータを遠隔制御できるようにすれば、現場作業員等はカメラの設置場所まで行くことなく、例えばカメラにより撮影された映像をモニタ等で監視しながらカメラアングルを調節することができる。
図3において、カメラ固定台31の上部には滑車33が設けられている。滑車33は、例えば仕切り線A−A'に沿って河川2の両岸25に渡されたレール34の上下にレール34の長手方向に沿って設けられているガイド部341,342に挟持されている。カメラ固定台31はこれらガイド部341,342によってレール34に沿ってスライド式に移動可能に懸架される。この構造により現場の管理者等は、カメラの設置位置を容易に変更することができる。また滑車33には図示しないロック機構が設けられ、このロック機構によりカメラ固定台31をレール34の任意の位置に簡単に固定することができる。レール34は例えば河川2の両岸25に設置された支持台35に固定される。現場作業員等はこの支持台35を移動させることで河川の任意の位置に簡単にカメラ3,4を設置することができる。
<計数サーバ>
図4は計数サーバ6のハードウエア構成を説明するブロック図である。
計数サーバ6は、CPU401、メモリ402、外部記憶装置403、記録媒体読取装置404、映像処理装置405、入力装置406、出力装置407、通信インタフェース408等を含む。これらの構成要素はPCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)等のバスを介して通信可能に接続される。
CPU401は、計数サーバ6を構成している各種ハードウエアの統括的な制御を行う他、メモリに記憶されているプログラムを実行する。これにより計数サーバ6が提供する各種の機能が実現される。メモリ402は、RAM・ROM等であって、データやプログラムが記憶される。外部記憶装置403は、CPU401等がデータの読み出し/書き込みを行うことが可能な記憶領域を提供する。外部記憶装置403は例えばハードディスクドライブである。記録媒体読取装置404は、フレキシブルディスク装置、CD−ROM装置(もしくはCD−R/W装置)、DVD−ROM装置(もしくはDVD−R/W装置)等である。記録媒体読取装置404は、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体4041に記録されているデータを読み出す。記録媒体4041には、例えば計数サーバ6に実行させるプログラム等が記録される。映像処理装置405は、例えばビデオキャプチャカード等である。映像処理装置405は、第1もしくは第2のカメラ3,4により撮影された映像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)−2等の適宜な圧縮形式に圧縮したデータを生成するエンコーダ、及び圧縮された映像データを復号して映像信号を生成するデコーダとしての機能を備える。入力装置406は、利用者がマウスやキーボードを操作することにより入力される信号を受け付ける。出力装置407は、CPU401や映像処理装置405等からバスを通じて送られてくる信号をディスプレイに出力する。通信インタフェース408は、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのネットワークインタフェースカード(NIC)である。通信インタフェース408は計数サーバ6をLANに接続する。なおLANが無線LANである場合には、無線LANカード等が通信インタフェースとして用いられる。なお、計数サーバ6では、オペレーティングシステムが動作している。上記オペレーティングシステム上では、後述するデータベース519や計数サーバをWebサーバとして機能させるソフトウエア等、様々なソフトウエアが動作している。
<計数サーバ6の機能>
計数サーバ6において実現される各種の機能について図5とともに説明する。
映像信号受信部511は、第1及び第2のカメラ3,4から送信されてくる信号を受信してエンコード部512に引き渡す。エンコード部512は、映像信号受信部511から引き渡された映像信号に基づいて映像データを生成し、生成した映像データをMPEG−2形式等の適宜な圧縮形式で圧縮した保管データを生成し、生成した保管データを次に説明する映像管理部513に引き渡す。デコード部514は、保管データを復号して映像データを生成する。
映像管理部513は、エンコード部512から引き渡された保管データを外部記憶装置403に記憶する。保管データの外部記憶装置403への記憶(書き込み)は、メモリ402に蓄積される映像データが一定数を超えた場合や、魚数の単位時間当たりの変化量が所定の閾値を超えたこと等を契機(条件)として行われる。映像管理部513は、保管データを後述するデータベース519に登録(記憶)し管理する。また映像管理部513は、現場管理者等が入力装置406に対して行った操作入力に応じて、データベース519に登録されている保管データを復号し、復号された映像データに基づく再生映像を出力装置407に出力する。これにより現場管理者等は、第1及び第2のカメラ3,4によって撮影された映像をいつでも確認することができる。また映像管理部513は、映像データを編集・加工する機能も提供する。これにより現場管理者等は、映像データを分析に適した状態に自在に加工することができる。さらに映像管理部513は、映像信号受信部511が受信した映像信号をリアルタイムに出力装置407に出力することができる。これにより現場管理者等は、第1及び第2のカメラ3,4によって撮影されている映像をリアルタイムに視聴することができる。また映像はコマ送りで表示させることもできる。
映像解析部515は、外部記憶装置403に記憶されている保管データを外部記憶装置403から読み出してデコード部514により復号し、復号した映像データを解析することにより所定期間ごとに被撮影領域を通った魚の数を計数する。すなわち、映像解析部515は第1及び第2のカメラ3,4の個々のカメラにより撮影された映像に基づく魚の数を計数する。映像解析部515は計数した魚の数を個々のカメラの識別子に対応づけてメモリ402に記憶するか、もしくは、データベース519に登録(記憶)する。
計数情報生成部516は、第1及び第2のカメラ3,4により撮影された映像に基づいて計数された魚の数を集計し、所定期間ごとの、仕切線A−A'による横断面を通過する魚の数を求める。計数情報生成部516は、年別、月別、日別、時間別等の、所定期間別に上記横断面を通った魚の数を求め、求めた結果(以下、計数結果と称する)をデータベース519に登録(記憶)する。
計数情報提供部517は、計数情報生成部516により生成されてデータベース519に記憶されているデータを通信ネットワーク10に接続する他のコンピュータ11に配信する。この配信は例えば計数サーバ6をWebサーバとして機能させるソフトウエアによって行われる。上記配信において、計数情報提供部517は計数情報生成部516により生成されたデータを多角的に分析・整理した画面を生成して他のコンピュータ11に配信する。
認証処理部518は、通信ネットワーク10を通じて計数サーバ6に送信されてくるログイン要求を計数情報提供部517が受信した場合に、前記ログイン要求に付帯して送信されてくるユーザID及びパスワードについてのユーザ認証を行う。認証処理部518は、前記ログイン要求に付帯して送信されてくるユーザID及びパスワードをデータベース519にユーザ情報として登録されているユーザID及びパスワードと照合することにより上記ユーザ認証を実行する。
データベース519には、保管データや計数結果、ユーザID及びパスワード等のユーザ情報が記憶される。
なお、以上の機能を実現する計数サーバ6は、複数台のコンピュータを用いて実現されていてもよい。また第1及び第2のカメラ3,4をそれぞれ異なるコンピュータに接続し、映像信号受信部511の機能や映像管理部513の機能を各コンピュータにおいて個別に実現するようにすることもできる。なお、この場合は第1及び第2のカメラ3,4のそれぞれによって撮影された映像の撮影時刻を正確に管理するために、双方のコンピュータにおいてそれぞれ管理されている時刻の同期をできる限り(例えば±5秒程度の誤差範囲)正確に一致させるようにする。
==計数方法==
次に計数サーバ6によって行われる、所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求める処理について、図6に示すフローチャートとともに説明する。
S611の処理では、まず映像解析部515が計数しようとする時間帯に対応する保管データを外部記憶装置403から読み出して、読み出した保管データを復号して映像データを生成し、生成した映像データを外部記憶装置403に記憶する(S611)。
なお、上記計数しようとする時間帯は、時間ごと、分ごと、秒ごと等で指定することができる。
次に映像解析部515は、復号した映像データの先頭のフレームから所定フレーム数分のデータを外部記憶装置403からメモリ402に読み出す(S612)。ここで映像データは複数のフレームに対応するデータの集まりであり、各フレームに対応するデータにはタイムコードが付与されているものとする。上記タイムコードとしては例えばSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)規格に従って映像データに付与されているタイムコードを用いることができる。またメモリ402に読み出されるフレームの特定は、各フレームに付与されているタイムコードを指定することにより行うことができる。
次に映像解析部515は、メモリ402に読み出したデータについて画像加算、画像間演算、2値化、面積計算等の処理を行い(S613)、上記処理を施したデータをメモリ402に書き出す(S614)。次に映像解析部515はメモリ402に書き出されている上記データに含まれる、有意なデータが固まって存在する画像領域について、例えばその面積を評価することにより各フレームに含まれている魚影の有無及び数を判定する(S615)。ここで上記面積の評価は、例えば抽出された領域の面積があらかじめ設定した閾値以上の面積であれば魚影が存在すると判断し、閾値未満でれば魚影でないと判断することにより行われる。
映像解析部515は、魚影が存在すると判断した場合(S616:存在する)、魚影の数を計数し、計数した値をカウンタに加算する(S617)。その後はS618の処理に進む。一方、S616において魚影が存在しないと判断した場合(S615:存在しない)、S618の処理に進む。
続くS618の処理では、S611の処理で復号した映像データのうち、まだメモリ402に読み出していないフレームに対応するデータが存在するかどうかを判断する。この判断は、例えば既にメモリ402に読み出したデータのタイムコードをメモリ402等に記憶しておき、記憶しているタイムコードに含まれていないタイムコードが付帯するフレームが映像データ中に存在するかどうかを判断することにより行われる。まだメモリ402に読み出されていないフレームが存在する場合には(S618:存在する)、まだ読み出されていないフレームについて、S612からの処理が再び行われる。メモリ402に読み出されていないフレームが存在しない場合には(S618:存在しない)、映像解析部515はカウンタの値をメモリ402に記憶した後(S619)、処理を終了する。なお、カウンタの値は外部記憶装置等に適宜記憶される。
以上の仕組みによって、映像データによって撮影された被撮影領域に含まれる仕切線A−A'による横断面を通った魚の各時間帯における数が計数され、その計数結果がメモリ402に記憶される。なお、魚の移動する速度に比べて連続するフレームの時間間隔が短い場合には、同じ魚の魚影が複数のフレームに含まれてしまうことになるが、そのような場合には、各フレームに撮影されている魚影が同じであるかどうかの判定を行う。そして、その結果、異なるフレームに同じ魚の魚影が含まれていた場合には、重複して計数されないように重複する分については加算しないようにする。ここで魚影が同じ魚の魚影であるかどうかの判定は、公知のパターンマッチングのアルゴリズムを適用することにより行うことができる。また計数は魚種ごとに行われるのが普通であるが、魚種の判定についても、判定したい魚影とあらかじめ記憶しておいた各魚種の魚影とにパターンマッチングのアルゴリズムを適用することで行うことができる。
映像解析部515は、上記のようにして求められた計数結果を、その計数の対象となった映像データを特定する識別子と、その映像データが撮影された日時を示す情報とを付帯させてメモリ402に記憶する。なお、以上に説明した映像解析部515により各時間帯に対応する映像データについて上記一連の処理(S611)〜(S619)が実行されることにより、各時間帯における計数結果がメモリ402に記憶されることになる。
計数情報生成部516は、以上のようにして映像解析部515によりメモリ402に書き込まれた各時間帯に対応する計数結果に基づいて、年、月、日、時間等の所定期間ごとにおける仕切線A−A'による横断面を通った魚の数を計数する。計数情報生成部516は、以上のようにして求めた結果(以下、結果情報と称する)をデータベース519に登録する。
==情報配信==
計数サーバ6ではWebサーバとしての機能を実現するソフトウエアが動作している。計数サーバ6は、通信ネットワーク10上のWebサーバとしての機能を有する。計数サーバ6の計数情報提供部517は、通信ネットワーク10上に接続している他のコンピュータ11から送信されてくるアクセス要求に応じて、データベースに登録されている上記の結果情報を他のコンピュータ11に提供(配信)する。
以下、結果情報を提供(配信)する仕組みに関し、図7に示すフローチャートとともに詳述する。なお、以下の説明において計数サーバ6と他のコンピュータ11との間の通信は、HTTPプロトコル(Hypertext Transfer Protocol)によって行われるものとし、計数サーバ6から他のコンピュータ11に送信される画面は、HTML(Hypertext Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)等の所定の記述言語によって記述されているものとする。
まず通信ネットワーク10に接続する他のコンピュータ11から計数サーバ6に対し、ユーザID及びパスワードが付帯するログイン要求が送信される(S711)。なお、この送信は例えば他のコンピュータ11の利用者が計数サーバ6から送信されてくる、図8に示すログイン画面800に対して所定の操作を行った場合に行われる。なお、図8に示すように、ログイン画面800には、例えばユーザIDに入力欄811とパスワードの入力欄812、及び送信ボタン813が設けられている。
計数サーバ6の計数情報提供部517は、上記ログイン要求を受信する(S712)。計数情報提供部517は上記ログイン要求を受信すると、これに付帯するユーザIDとパスワードを認証処理部518に引き渡す(S713)。次に認証処理部518は、データベース519に登録されているユーザID及びパスワードと照合することにより認証を行う。ここで引き渡されたユーザIDとパスワードに対応するユーザ情報がデータベース519に存在する場合には(S715:認証成功)、(S719)の処理に進む。一方、存在しない場合には(S715:認証失敗)、計数サーバ6から認証に失敗した旨を通知するメッセージが記載された画面を他のコンピュータ11に送信される(S716)。他のコンピュータ11は上記メッセージを受信すると(S717)、認証に失敗した旨のメッセージをディスプレイに表示する(S718)。
次に計数情報提供部517は、他のコンピュータ11に図9に示すトップページ画面900を送信する(S719,S720)。図9に示すように、トップページ画面900には「統計情報」ボタン911及び「ライブ映像」ボタン912が設けられている。ここで魚道を通った魚の数を参照する場合には利用者は「統計情報」ボタン911を選択する。一方、第1及び第2のカメラによって撮影されるライブ映像を参照する場合には「ライブ映像」ボタン912を選択する。他のコンピュータ11は上記いずれかのボタンが選択されると、そのボタンが選択されたかを示す情報を計数サーバ6に送信する(S721)。計数サーバ6は、選択されたボタンを示す情報を受信する(S722)。そして計数サーバ6は、上記情報に基づいていずれのボタンが選択されたかを判断する。ここで「統計情報」ボタン911が選択されていた場合には(S723:統計情報)、(S724)の処理に進む。一方、「ライブ映像」ボタン912が選択されていた場合には(S723:ライブ映像)、(S730)の処理に進む。
次に計数サーバ6は、図10に示す表示方法指定画面1000を他のコンピュータ11に送信する(S724)。他のコンピュータ11は、表示方法指定画面1000を受信すると、受信した画面をディスプレイに表示する(S725)。ここで利用者は表示方法指定画面1000に参照したい表示方法を設定する。表示方法指定画面1000における「年単位」のトグルスイッチ1011は、アユの遡上数を年単位で参照したい場合に選択する。ここで利用者はその右側のプルダウンメニュー1012を操作することにより参照したい年を設定することができる。また「月単位」のトグルスイッチ1013は、アユの遡上数を月単位で参照したい場合に選択する。利用者はその右側のプルダウンメニュー1014を操作することで、参照したい年月を設定することができる。利用者は表示方法指定画面1000に表示方法を設定した後、「計数結果表示」ボタン1015を操作する。これにより当該画面1000に設定された表示方法を示す情報が計数サーバ6に送信される(S726)。
計数サーバ6は、上記設定された表示方法を示す情報を受信すると(S727)、データベースに登録されている結果情報に基づいて、設定された表示方法に対応する画面を生成し、生成した画面を他のコンピュータ11に送信する(S728)。他のコンピュータ11は、送信されてきた画面を受信してディスプレイに表示する(S729)。
ここで表示方法指定画面1000において、「年単位」の指定がされた場合には、例えば図11に示す結果表示画面1100が表示される。図11に示す結果表示画面1100には、指定された年の月別のアユの遡上数の計数結果が表示されている。また、「年月」単位の指定がされた場合には、例えば図12に示す結果表示画面1200が表示される。図12に示すように、結果表示画面1200には指定された月の日別時間帯別のアユの遡上数の計数結果が表示される。
S730の処理では、計数情報提供部517は、映像受信部511により受信されるライブ映像を表示するためのライブ映像画面を生成し、これを他のコンピュータ11に送信する。他のコンピュータ11は、送信されてくる図13に示すライブ映像画面1300を受信してディスプレイに表示する(S731)。この図に示すように、ライブ映像画面には、第1及び第2のカメラ3,4によって撮影されたリアルタイムな映像が表示される。
==計数結果の修正==
ところで、計測に際しては、機器故障や水の濁り、水面から反射される光の影響等の様々な要因により、計測が正常に行われないことがある。このような以上が発生した場合、計数情報生成部516は異常が発生した旨や異常の内容を示す情報を、その計数が行われた日時を示す情報に対応づけてデータベースに登録する。なお、異常のうちシステムに関する異常(システム異常)の検知は、例えば第1乃至第2のカメラ3,4から送信されてくるWTD(Watch Dog Timer)の情報やユニット故障信号等をモニタすることにより行われる。また、システム異常に分類されない計測上の異常(計測異常)の検知は、例えば対象となる計数結果について、その計測が行われた前日の計数結果に対する比率や前月の計数結果に対する比率を求め、これを所定の閾値と比較することにより行われる。
図14はこのようなシステム異常や計測異常が生じている場合にシステム管理者や現場管理者等が計数結果を修正したり手動で計数結果を入力したりするための管理用画面1400である。管理用画面1400は、例えば通信ネットワーク10を介して他のコンピュータ11が計数サーバ6にアクセスすることにより、計数サーバ6の計数情報提供部517から通信ネットワーク10を介して他のコンピュータ11に送信される。
管理用画面1400には、上記データベースに登録されている上記異常に関する情報に基づいて、ある日時における時間帯別の計数結果と前記各計数結果の取得時に異常が生じたかどうかを示す情報が表示される。管理用画面1400の日付の欄1411には、当該管理用画面1400に表示されている計数結果が取得された年月日が表示される。時間帯の欄1412にはその計数結果が計数された時間帯が表示される。計数結果の欄1413には、対応する時間帯に計数された計数結果が表示される。システム異常の欄1414には、計数時にシステム異常が生じたかどうかが表示される。システム異常が生じていた場合には「err」が表示され、生じていない場合には空欄が表示される。計測異常の欄1415には、計数異常が生じたかどうかが表示される。計測異常が生じていた場合には「err」が表示され、生じていない場合には空欄が表示される。前日ボタン1416がクリックすると、管理用画面1400にはそれまで表示されていた日付の一日前の日付の計数結果等が表示される。翌日ボタン1417がクリックされると、管理用画面1400にはそれまで表示されていた日付の一日後の日付の計数結果等が表示される。
システム管理者や現場管理者等が、管理用画面1400に表示されている計数結果の一つをクリックすると、計数結果が修正可能な状態となる。計数結果の修正後、「トップメニューに戻る」のボタン1418がクリックされると、修正後の計数結果が通信ネットワーク10を介して計数サーバ6の計数情報提供部517に送信される。計数情報提供部517から計数情報生成部516に修正後の計数結果が引き渡され、計数情報生成部516は修正後の内容でデータベースに登録されている計数結果の内容を更新される。このようにしてシステム管理者や現場管理者等は、システムエラーの欄1414もしくは計測エラーの欄1415に「err」が表示されている場合に、正しい計数結果に修正することができる。計数結果がインターネット等を介して一般公衆に伝達される場合には、正確な数値を提供する必要があるため、以上に説明した計数結果の修正機能は、そのような場合には必須の機能である。なお、以上では管理用画面1400を通信ネットワーク10を介して他のコンピュータ11に送信するようにしていたが、管理用画面1400を出力装置407に表示して入力装置406から修正後の計数結果を受付けるように構成することもできる。
以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本発明の一実施形態として説明する、河川における魚道を通る魚の数を計数するシステム(計数システム1)の概略的な構成を説明する図である。 本発明の一実施形態として説明するもので、図2Aは被撮影領域21,22の設定方法の一例を示し、図2Bは被撮影領域21,22の設定方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、第1乃至第2のカメラ3,4の設置方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、計数サーバ6のハードウエア構成を説明するブロック図である。 本発明の一実施形態として説明する、計数サーバ6において実現されている各種の機能を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求める処理を説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、計数サーバ6が結果情報を提供(配信)する仕組みを説明するフローチャートを示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、ログイン画面800の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、トップページ画面900の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、表示方法指定画面1000の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、結果表示画面1100の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、結果表示画面1200の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、ライブ映像画面1300の一例を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する、管理用画面1400の一例を示す図である。
符号の説明
1 計数システム 2 河川
3 第1のカメラ 4 第2のカメラ
5 現場管理所 6 計数サーバ
7 ハブ(HUB) 8 ルータ
9 LANケーブル 10 通信ネットワーク
11 他のコンピュータ 21 第1のカメラ5の被撮影領域
22 第2のカメラ6の被撮影領域 25 岸
31 カメラ固定台 32 アングル調節ネジ
33 滑車 34 レール
341 ガイド部(上側) 342 ガイド部(下側)
35 支持台 511 映像信号受信部
512 エンコード部 513 映像管理部
514 デコード部 515 映像解析部
516 計数情報生成部 517 計数情報提供部
518 認証処理部 519 データベース

Claims (14)

  1. 魚道を含む領域内に設定される複数の被撮影領域のそれぞれを撮影するように複数台のカメラを設置し、
    コンピュータにより前記各カメラにより撮影された映像を解析することにより前記各カメラにより撮影された前記被撮影領域を通過する魚の数を計数し、前記各カメラについて計数された魚の数を集計することにより所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数を求めるようにすること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  2. 請求項1に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記各カメラをそれぞれ魚の通る確率の高い領域が前記被撮影領域となるように設定すること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  3. 請求項2に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記魚道は河川における魚道であり、前記魚の通る確率の高い領域は前記河川の岸近傍の領域であること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  4. 請求項3に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記魚道は河川における魚道であり、前記魚の通る確率の高い領域は他の領域よりも流速の遅い領域であること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  5. 請求項1に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記魚道は河川におけるものであり、前記各カメラのうちの少なくとも2台はそれぞれ前記河川の異なる側の岸に設置されること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記カメラとして2台のカメラを用いること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  7. 請求項1に記載の魚道を通る魚の計数方法であって、
    前記被撮影領域のうち少なくとも2つの前記被撮影領域は重複する領域を含み、
    前記重複する領域は魚が通る確率の低い領域であること、
    を特徴とする魚道を通る魚の計数方法。
  8. 魚道を含む領域内に設定される複数の被撮影領域のそれぞれを撮影するように設置される複数台のカメラと、
    CPU及びメモリを有し、前記CPUが前記メモリに記憶されているプログラムを実行することにより実現される、前記各カメラにより撮影された映像を解析することにより前記各カメラにより撮影された前記被撮影領域を通過する魚の数を計数する映像解析部、及び前記各カメラについて前記映像解析部により計数された魚の数を集計することにより所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数を求めて記憶する計数情報生成部、を有するコンピュータと、
    を備えることを特徴とする魚道を通る魚の数を計数するシステム。
  9. 請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、
    前記コンピュータは、通信ネットワークに通信可能に接続する通信制御部と、
    前記通信ネットワークに接続され前記コンピュータから遠隔した場所に設置されている他のコンピュータから送信されてくる要求に応じて前記他のコンピュータに対して所定期間ごとの前記魚道を通過する魚の数が設定されたデータを送信する計数情報提供部と、
    を備えることを特徴とする魚道を通る魚の数を計数するシステム。
  10. 請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、
    前記映像解析部は、前記カメラから出力される映像信号に、画像加算、画像間演算、2値化、面積計算のうちの少なくともいずれかの処理を行うことにより前記被撮影領域を通過する魚の数を計数すること、
    を特徴とする魚道を通る魚の数を計数するシステム。
  11. 請求項8に記載の魚道を通る魚の数を計数するシステムであって、
    前記魚道は河川における魚道であり、前記各カメラは、河川の両岸に前記河川を横切るように渡された架台に沿ってスライド可能に懸架され、前記被撮影領域の上方にその撮影方向をそれぞれの前記被撮影領域に向けて設置されること、
    を特徴とする魚道を通る魚の数を計数するシステム。
  12. CPU、メモリ、及びインターネット等の通信ネットワークに通信可能に接続するための通信インタフェース、を備えて構成される情報処理装置であって、
    前記CPUが前記メモリに記憶されているプログラムを実行することにより実現される、
    複数台のカメラにから送信されてくる映像信号を受信する映像信号受信部と、
    前記映像信号をエンコードするエンコード部と、
    前記エンコード部によりエンコードされたデータである保管データを記憶する映像管理部と、
    前記映像管理部が記憶している前記保管データを復号し、復号された映像データを解析することにより所定期間ごとに被撮影領域を通る魚の数を計数する映像解析部と、
    前記映像解析部により計数される、個々のカメラにより撮影された映像に基づく魚の数を集計することにより、所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求めて記憶する計数情報生成部と、
    前記計数情報生成部が記憶している前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を前記通信ネットワークを介して通信可能に接続する他のコンピュータに送信する計数情報提供部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置であって、
    前記計数情報提供部が、前記他のコンピュータから前記計数情報生成部によって生成された前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を修正するデータを受信し、
    前記計数情報提供部は、前記データに基づいて記憶している前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を更新すること、
    を特徴とする情報処理装置。
  14. CPU、メモリ、及びインターネット等の通信ネットワークに通信可能に接続するための通信インタフェース、を備えて構成される情報処理装置に、
    複数台のカメラにから送信されてくる映像信号を受信する機能と、
    前記映像信号をエンコードする機能と、
    前記機能によりエンコードされたデータである保管データを記憶する機能と、
    前記保管データを復号し、復号された映像データを解析することにより所定期間ごとに被撮影領域を通る魚の数を計数する機能と、
    前記計数された個々のカメラにより撮影された映像に基づく魚の数を集計することにより所定期間ごとの魚道を通る魚の数を求めて記憶する機能と、
    前記所定期間ごとの魚道を通る魚の数を前記通信ネットワークを介して通信可能に接続する他のコンピュータに送信する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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