JP2005202604A - 定期券発行システムおよび定期券発行装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 新規通学定期券を発行する定期券発行装置110は,定期券購入者の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部112と,定期券購入者の通学証明書から通学証明書情報を取得し,通学証明書情報を係員装置に送信する通学証明書情報取得部113と,入力部に入力された情報および係員装置に入力された情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を新規通学定期券に記録して発行する定期券発行部115とを備え,係員装置120は,撮影部から送信された通学証明書情報を参照した駅係員の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部122を備える。
【選択図】 図1
Description
(1)顧客操作型の定期券発行装置を用いた新規定期券の発行
(2)係員操作型の定期券発行装置を用いた新規定期券の発行
(3)顧客操作型の定期券発行装置を用いた継続定期券の発行
の順で説明する。
第1の実施の形態として,顧客操作型の定期券発行装置(以下,単に「定期券発行装置」という。)を用いた新規通学定期券(以下,単に「定期券」ともいう。)の発行システムおよび発行装置について説明する。
定期券発行装置110は,図1に示したように,装置全体の制御を行う制御部111と,定期券購入者の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部112と,定期券購入者の通学証明書(在学証明書)を撮影して通学証明書情報を取得し,通学証明書情報を係員装置120に送信する通学証明書情報取得部113と,定期券購入の代金処理を行うための代金処理部114と,入力部112に入力された情報および係員装置120に入力された情報に基づき,新規通学定期券に所定の情報を記録して発行する定期券発行部115を備えて構成されている。なお,本実施の形態では,定期券発行装置110を,定期券の発行に特化した装置として説明するが,各種の切符やプリペイドカードなどの発行を行う機能を併せ持つ構成としてもよい。また,定期券を発行するための各種情報やプログラムなどを記憶する機能部を含む構成としてもよい。以下に,各構成要素について詳細に説明する。
制御部111は,例えばCPU等からなり,所定の制御プログラムに基づいて,定期券発行処理等を実行し,定期券発行装置110の全体を制御する機能部である。制御プログラムは,例えば,ROMやRAM等の半導体メモリ,FDが装着されるFDドライバ,HD(ハードディスク)が装着されるHDドライバ,MO(光磁気)ディスクが装着されるMOドライバ等に記録されている。その他,制御部111では,定期券購入者から入力される各種情報を一時的に,あるいは一定期間,記憶保持するよう制御してもよい。
入力部112は,定期券購入者が新規通学定期券購入のために各種操作を行い,新規通学定期券を発行するための情報が入力される機能部である。入力部112には,定期券購入の案内画面を切り替えて表示可能な表示部(ディスプレイ)を備えるようにしてもよい。さらにこの場合,表示部は,定期券購入者が指などでディスプレイ表面に触れることで各種操作を行うことの可能なタッチパネル方式を採用してもよい。本実施の形態では,操作部の一例として,タッチパネル付き表示装置を採用した場合について説明する。入力部112には,50音のカナ入力ボタンや定期券購入ボタン等を表示される。定期券購入者は,入力部112のタッチパネルに指などで触れることで,定期券購入動作を行う。
通学証明書情報取得部113は,定期券購入者の通学証明書(在学証明書)を撮影して通学証明書情報を取得するための機能部である。換言すれば,通学定期券購入者の購入資格を確認するための情報取得部であり,取得した情報により,購入者が学生であることや,その学校の種類,学年を確認するためのものである。本実施の形態では,通学証明書情報取得部113として,定期券購入者の通学証明書を撮影してデジタルデータを取得する撮影手段(例えば,デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ)を想定して説明するが,本発明はこれに限定されない。例えば,通学証明書情報取得部113として,通学証明書が挿入されてこれを走査して読み取るスキャナ装置であってもよい。
代金処理部114は,定期券購入の代金処理を行うための機能部である。代金処理部114は,例えば,硬貨の入出金を扱う硬貨部,紙幣の入出金を扱う紙幣部,クレジットカード,ICカード,または現金カードなどの各種カードを扱うカード処理部などからなる構成とすることができる。また,代金処理部114として,代金処理後に,領収書やカード利用明細書などの各種伝票を発行する機能を備えるようにしてもよい。
定期券発行部115は,入力部112に入力された情報および係員装置120に入力された情報に基づき,新規通学定期券に所定の情報を記録して発行する機能部である。ここで定期券発行部115が定期券に記録する所定の情報には,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報が含まれる。以下に説明する継続可能期限日の演算は,定期券発行装置110の制御部112が行ってもよく,あるいは後述の係員装置120の制御部122が行ってもよい。
新規通学定期券の定期券購入者が中学1年生の場合,中学3年の年度末日を継続可能期限日として登録する。そして,次回の継続通学定期券発行の際,この継続可能期限日を参照し,中学3年の3月末日までの,継続通学定期券の発行を認める。また,次回発行する継続通学定期券には,継続可能期限日(中学3年の年度末日)をそのまま登録する。同様に,新規通学定期券の定期券購入者が大学1年生の場合,大学4年の年度末日を継続可能期限日として登録する。そして,次回の継続通学定期券発行の際,この継続可能期限日を参照し,大学4年の3月末日までの,継続通学定期券の発行を認める。また,次回発行する継続通学定期券には,継続可能期限日(大学4年の年度末日)をそのまま登録する。
また,通学定期券発行の際に確認した通学証明書は、利用者がそのまま持ち帰ることができるが,悪意をもって他人に通学証明書を貸し出す等の不正行為の防止を目的に,通学証明書に使用済情報を記録(書面への使用済印の押印,磁気テープやICチップへの発行期間の記録等)するための手段,書面の通学証明書を回収するための手段,あるいは書面の通学証明書を破断するための手段を,定期券発行装置110と一体に,あるいは,定期券発行装置110の周辺に備えるようにしてもよい。
更に,通学証明書情報取得部113によって,通学証明書(在学証明書)から,通学定期券購入者の購入資格を確認する例を説明したが,学生情報(個人を特定するID,氏名,性別,年齢,本人の住所・電話番号,暗証番号,学校の種別,学年,学校名,学校の住所・電話番号等)を記憶した証明情報サーバ(図示せず)を設けると共に,定期券発行装置110に,通学証明書情報取得部113に替えて,証明情報サーバと通信し購入資格を確認するための資格確認部を設けることで,購入者の購入資格を確認しても構わない。より詳細に説明すると,大学等に登録装置を設置して,インターネット等を経由して証明情報サーバに登録装置から学生情報を事前に登録しておき,通学定期券購入者に入力部112から学生情報の全部又は一部を入力させ,資格確認部から,入力された学生情報の一部又は全部を情報証明サーバに送信する。情報証明サーバからは,該当者の有無や学生情報の一部を受信することで,通学定期券購入者の購入資格を確認する。
尚,通学定期券購入者の購入資格を確認した上で,通学定期券を発行する例を説明したが,定期券購入者の申告を信用して確認を省略し,定期券購入者に学校の種別や学年を入力させ,入力に従い,通学定期券を発行することも可能である。
係員装置120は,図1に示したように,装置全体の制御を行う制御部121と,駅係員の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部122を備えて構成されている。
次いで,本実施の形態の動作について,図2〜図17を参照しながら説明する。
まず,本実施の形態の動作を,図2を参照しながら概略的に説明すると,まず,定期券購入者が定期券の種別を選択し(ステップS101〜S103),継続通学定期券を選択すると,駅係員により在学証明書の確認および学年入力が行われる(ステップS104〜S105)。次いで,定期券購入者が定期券発行のための各種情報を入力し(ステップS106〜S114),駅係員が定期券の内容を確認すると(ステップS115),定期券が発行される(ステップS116)。
図3に示したように,入力部112にメニュー選択画面が表示される。定期券発行装置110が定期券の他に通常の切符も発行する装置である場合には,図3に示したように,「指定席券」,「自由席券」,「定期券」のように,乗車券の種類が表示される。定期券購入者は,入力部112に表示された「指定席券」,「自由席券」,「定期券」の領域を指などで直接触れることにより,乗車券の種類を選択することができる。(以下の画面でも同様である)。また,購入動作を取り消すときには,画面右下の「取消」に触れることで,取消動作を行う。以下では,定期券購入者が「定期券」を選択した場合について説明する。
定期券購入者がメニュー選択画面において「定期券」を選択すると,図4に示したように,入力部112に新規/継続購入選択画面が表示される。定期券発行装置110が新規定期券および継続定期券を発行する装置である場合には,「新規購入」,「継続購入」のように,定期券の購入種別(購入区分)が表示される。また,この画面以降では,画面右下に「戻る」が表示される。この「戻る」に触れることで,直前の画面に戻ることができる。以下では,定期券購入者が「新規購入」を選択した場合について説明する。
図5に示したように,入力部112に通勤/通学定期券選択画面が表示され,取扱可能な定期券の種類が表示される。定期券発行装置110が通勤定期券および通学定期券を発行する場合には,「通勤定期券」,「通学定期券」のように,定期券の種類が表示される。以下では,定期券購入者が「通学定期券」を選択した場合について説明する。このとき,「通学定期券」の選択により,遠隔地の駅係員に選択された旨を知らせる。この動作は,例えば,定期券発行装置110あるいは駅係員の近くに設置された装置が音(ブザー等)や光(ランプ等)などを発したり,駅係員の近くに設置された係員装置120の入力部122に表示することにより行われる。
定期券購入者が通勤/通学定期券選択画面において「通学定期券」を選択し,駅係員がその旨を察知すると,駅係員は,インターホン等を用いたり,入力部112に表示するなどして,定期券購入者に対し,在学証明書の提示を求める。定期券購入者が在学証明書を通学証明書情報取得部113に読み取らせると,駅係員は,入力部122のディスプレイで在学証明書を確認する。このとき,図6に示したように,「係員が在学証明書を確認します。その場で少しお待ちください。」のように,在学証明書を確認している旨を定期券購入者に表示する。
このとき係員装置120の入力部122には,図7に示したように,学年選択画面が表示される。この例では,学校の種別として「大学」,「高校」,「中学」が表示され,学年として「1年」,「2年」,「3年」,「4年」が表示されている。駅係員は,在学証明書を確認後,学校の種別および学年を選択する。そして,制御部121は,選択された学校の種別および学年に基づき,継続可能期限を算出する。継続可能期限は,その課程(学校種別)の終了年月の末日とする。なお,係員装置120では学校の種別および学年の選択のみを行い,継続可能期限の演算は,定期券発行装置110の制御部111が行うようにしてもよい。
尚,磁気テープやICチップを用いた在学証明書用いる場合は,通学証明書情報取得部113が読み取った,学校の種別や学年等の情報を用いることで,上記説明した,係員による入力を省略しても構わない。
継続可能期限の演算が終了すると,図8に示したように,入力部112に有効期間・利用開始日選択画面が表示される。利用開始日は,新規定期券の場合,一般には,当日または翌日であり,継続定期券の場合,一般には,2週間先までの間である。継続定期券の場合,「本日」,「明日」のキーのみを画面表示するようにしてもよい。また,継続可能期間は,定期券の利用開始日と継続可能期限とにより算出される。例えば,継続可能期限までの期間が6ヶ月未満の場合,「6ヶ月」のキーを画面表示しないようにしないようにしてもよい。ここで有効期間は,定期券を利用する期間であり,あらかじめ,月単位(あるいは週単位,年単位など)で発券可能な期間を定めておくものとする。
有効期間および利用開始日の選択が終了すると,図9に示したように,入力部112に乗車駅名入力画面が表示される。本実施の形態では,乗車駅名の入力および選択の一例として,以下の方式を採用する。まず,図9に示した乗車駅名入力画面にカナが50音表示されるので,定期券購入者は乗車駅名をカナ入力する。入力を誤った場合には,画面右上の「訂正」キーを押下する。入力したカナで始まる乗車駅が所定数に絞り込まれた時点,例えば1画面中に表示可能な数以内に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,次の段階に進む。
乗車駅名が所定数に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,図10に示したように,入力部112に乗車駅名選択画面が表示される。この例では,乗車駅名入力画面で,「トウ」と入力された時点で「確定」キーが押下された場合を示している。この例では,「トウ」で始まる乗車駅名数が1画面に表示可能な数(この例では20)を越えているため,画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーが表示されている。定期券購入者は,この画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーを押下することにより,残りの乗車駅名候補を確認することができる。
乗車駅が確定すると,図11に示したように,入力部112に降車駅名入力画面が表示される。降車駅名の入力および選択の一例としては,上述した乗車駅名の入力および選択と同様の方式を採用することができる。従って,入力したカナで始まる降車駅が所定数に絞り込まれた時点,例えば1画面中に表示可能な数以内に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,次の段階に進む。
降車駅名が所定数に絞り込まれた時点,あるいは,「確定」キーが押下された時点で,図12に示したように,入力部112に降車駅名選択画面が表示される。この例では,降車駅名入力画面で,「トウ」と入力された時点で「確定」キーが押下された場合を示している。この例でも,「トウ」で始まる降車駅名数が1画面に表示可能な数(この例では20)を越えているため,画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーが表示されている。定期券購入者は,この画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーを押下することにより,残りの降車駅名候補を確認することができる。
乗車駅名および降車駅名が確定すると,図13に示したように,入力部112に経路選択画面が表示される。ここで表示される経路としては,選択された乗車駅名と降車駅名に基づき,距離の短い順,移動時間の短い順,乗り換え回数の少ない順,料金の低い順など,一般に利用される可能性が高い経路を表示する。経路の候補が1画面中に表示可能な数を越えている場合には,画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーが表示される。定期券購入者は,この画面切り替えキーである「前へ」,「後へ」キーを押下することにより,残りの経路候補を確認することができる。
まず,図14に示したように,入力部112に氏名入力画面が表示される。この氏名入力画面では,カナが50音表示されるので,定期券購入者は氏名をカナ入力する。入力を誤った場合には,画面右上の「訂正」キーを押下する。入力を終了した後,画面右上の「確定」キーを押下する。
次いで,図15に示したように,入力部112に性別年齢入力画面が表示される。この性別年齢入力画面では,性別を選択するための「男性」,「女性」キー,および,年齢を選択するための数字キーなどが表示される。
次いで,図16に示したように,入力部112に電話番号入力画面が表示される。この電話番号入力画面では,電話番号を入力するための数字キーなどが表示される。
まず,図17に示したように,入力部112に内容確認画面が表示される。この内容確認画面では,上述の定期券発行のための各種情報を入力するステップ(ステップS105〜S114)で入力された定期券種,区間,経由,氏名,性別,年齢,電話番号に加え,定期券の購入金額が表示される。定期券購入者は,内容を確認した後,画面左下の「確認」キーを押下する。
内容確認が終了すると,代金処理および発券処理を行う。
代金処理部114では,現金の投入または決済用カード投入指示画面(不図示)を表示し,顧客に操作を促し,投入された現金の確認または投入カードによる決済処理を行う。また,代金処理完了後の発券処理では,定期券表面に,以下の印刷情報を印刷するとともに,定期券の磁気ストライプまたはIC等の情報記録部103に以下の情報を記録し,発券口から排出する。
以上説明したように,本実施の形態によれば,新規通学定期券に,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を記録することで,次回に継続通学定期券を発行する際にこの情報を参照し,継続可能な期限まで継続発売を許可することができる。このため,通学定期券が年跨りであっても継続発売が可能である。また,継続販売が可能であるかを容易に確認できるため,年度末から年度初に集中する窓口での定期券購入の混雑を緩和することができる。このようにして,駅利用者の利便性を高めることが可能である。
第2の実施の形態として,係員操作型の定期券発行装置(以下,単に「定期券発行装置」という。)を用いた新規通学定期券(以下,単に「定期券」ともいう。)の発行について説明する。
本実施の形態の動作は,各種情報の入力・選択動作を駅係員が行う点が第1の実施の形態と異なるのみで(通学定期券購入者の購入資格を確認するための通学証明書の確認は,通学定期券の購入を購入者が申し出た際に,係員が,購入者に通学証明書の提示を求め,その内容を確認することで行う。また、第1の実施の形態と同様に、定期券発行装置210に学生情報の全部又は一部を入力し,図示せぬ情報証明サーバに学生情報を送信して該当者の有無を確認しても構わない。),その他の動作については,第1の実施の形態の動作とほぼ同様である。
以上説明したように,本実施の形態によれば,上記第1の実施の形態と同様に,新規通学定期券に,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を記録することで,次回に継続通学定期券を発行する際にこの情報を参照し,継続可能な期限まで継続発売を許可することができる。このため,通学定期券が年跨りであっても継続発売が可能である。また,継続販売が可能であるかを容易に確認できるため,年度末から年度初に集中する窓口での定期券購入の混雑を緩和することができる。このようにして,駅利用者の利便性を高めることが可能である。
第3の実施の形態として,顧客操作型の定期券発行装置(以下,単に「定期券発行装置」という。)を用いた継続通学定期券(以下,単に「定期券」ともいう。)の発行について説明する。
定期券受入部313は,定期券購入者が利用中の定期券を受け入れ,定期券に記録された情報を読み取る機能部である。定期券受入部313が受け入れる定期券には,継続可能期限日を判別するための情報が記録されており,定期券受入部313は,この継続可能期限日を判別するための情報を読み取る。なお,本実施の形態では,定期券受入部313の一構成例として,定期券が挿入されて定期券発行装置110の装置内部で情報を読み取る構成を採用する場合について説明するが,本発明はこれに限定されない。例えば,定期券受入部313として,定期券に記録された情報を光学的あるいは磁気的に読み取る手段を採用することもできる。この場合,定期券購入者は,定期券を(挿入することなく)触れたりかざしたりすることで,定期券に記録された情報を定期券受入部313に読み取らせることができる。
定期券発行部315は,定期券受入部313で受け入れた情報に基づき,継続通学定期券に所定の情報を記録して発行する機能部である。なお,定期券受入部313で受け入れた情報に,定期券発行に不足する情報あるいは更新が必要な情報がある場合には,入力部112に入力された情報も含めて,定期券に記録する。ここで定期券発行部115が定期券に記録する所定の情報には,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報が含まれる。またこの他にも,この定期券が継続定期券である旨の情報や,当初発行日(新規通学定期券として発行した年月日)に関する情報などを定期券に記録してもよい。
本実施の形態の動作について,図20〜図22を参照しながら説明する。図20は,本実施の形態の動作を示すフローチャートである。図21〜図22は,入力部312に表示される情報を示す説明図である。なお,本実施の形態において,入力部312に表示される表示画面のうち,上記第1の実施の形態の入力部112に表示される表示画面と実質的に同様のものについては,第1の実施の形態で説明した図面を援用しながら説明する。
定期券購入者が「継続購入」を選択すると,図20に示したように,入力部112に定期券挿入指示画面が表示され,継続購入するための定期券を挿入するよう定期券購入者に促す。定期券の挿入に応じて,記録情報を読み出し,一時記憶する。通勤/通学種別が通学の場合,継続可能期限を参照または演算して継続可能期限日を求め,その日が,挿入された定期券の利用期限日から1ヶ月(販売可能な最短期間)未満である場合は,定期券発行ができない旨を表示し,定期券を返却する。
継続可能期限日を求め,挿入された定期券の利用期限日から1ヶ月以上ある場合は,図21に示したように,入力部112に有効期間選択画面が表示される。なお,継続可能期限日までの期間が,6ヶ月未満あるいは3ヶ月未満の場合は,その選択キーは表示しないようにしてもよい。また,定期券発行の可否判断は,有効期限を選択させた後に,キー入力に応じて判断しても構わない。ここで有効期間は,定期券を継続して利用する期間であり,あらかじめ,月単位(あるいは週単位,年単位など)で発券可能な期間を定めておくものとする。
以上説明したように,本実施の形態によれば,継続通学定期券に,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を記録することで,次回に継続通学定期券を発行する際にこの情報を参照し,継続可能な期限まで継続発売を許可することができる。このため,通学定期券が年跨りであっても継続発売が可能である。また,継続販売が可能であるかを容易に確認できるため,年度末から年度初に集中する窓口での定期券購入の混雑を緩和することができる。このようにして,駅利用者の利便性を高めることが可能である。
110 定期券発行装置
111 制御部
112 入力部(タッチパネル付き表示装置)
113 通学証明書情報取得部
114 代金処理部
115 定期券発行部
120 係員装置
121 制御部
122 入力部(タッチパネル付き表示装置)
210 定期券発行装置
211 制御部
212 入力部(タッチパネル付き表示装置)
215 定期券発行部
310 定期券発行装置
311 制御部
312 入力部(タッチパネル付き表示装置)
313 定期券受入部
315 定期券発行部
Claims (17)
- 少なくとも新規通学定期券を発行する定期券発行装置あって,
新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部と,
前記入力部に入力された情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を新規通学定期券に記録して発行する定期券発行部と,
を備えたことを特徴とする,定期券発行装置。 - 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記新規通学定期券の発行日に関する情報と,前記定期券購入者の学校種別および学年に関する情報とを含むことを特徴とする,請求項1に記載の定期券発行装置。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記定期券購入者が卒業する年月日に関する情報を含むことを特徴とする,請求項1または2に記載の定期券発行装置。
- 少なくとも新規通学定期券を発行する定期券発行装置と,係員が前記定期券発行装置との間で通信を行う係員装置とを含む定期券発行システムであって,
前記定期券発行装置は,
定期券購入者の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部と,
前記定期券購入者の通学証明書から通学証明書情報を取得し,前記通学証明書情報を前記係員装置に送信する通学証明書情報取得部と,
前記入力部に入力された情報および前記係員装置に入力された情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を新規通学定期券に記録して発行する定期券発行部と,
を備え,
前記係員装置は,
前記撮影部から送信された通学証明書情報を参照した前記係員の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部を備えたことを特徴とする,定期券発行システム。 - 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記新規通学定期券の発行日に関する情報と,前記定期券購入者の学校種別および学年に関する情報とを含むことを特徴とする,請求項4に記載の定期券発行システム。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記定期券購入者が卒業する年月日に関する情報を含むことを特徴とする,請求項4または5に記載の定期券発行システム。
- 少なくとも新規通学定期券を発行する定期券発行装置と,学生情報を記憶し前記定期券発行装置との間で通信を行う証明情報サーバとを含む定期券発行システムであって,
前記定期券発行装置は,
定期券購入者の操作により,新規通学定期券を発行するための情報及び学生情報の一部が入力される入力部と,
前記定期券購入者の入力した学生情報を前記証明情報サーバに送信し,購入資格を確認する資格確認部と,
前記入力部に入力された情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を新規通学定期券に記録して発行する定期券発行部と,
を備えたことを特徴とする,定期券発行システム。 - 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記新規通学定期券の発行日に関する情報と,前記定期券購入者の学校種別および学年に関する情報とを含むことを特徴とする,請求項7に記載の定期券発行システム。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記定期券購入者が卒業する年月日に関する情報を含むことを特徴とする,請求項7または8に記載の定期券発行システム。
- 少なくとも新規通学定期券を発行する定期券発行装置であって,
定期券購入者から通学証明書を示された係員の操作により,新規通学定期券を発行するための情報が入力される入力部と,
前記入力部に入力された情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を新規通学定期券に記録して発行する定期券発行部と,
を備えたことを特徴とする,定期券発行装置。 - 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記新規通学定期券の発行日に関する情報と,前記定期券購入者の学校種別および学年に関する情報とを含むことを特徴とする,請求項10に記載の定期券発行装置。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記定期券購入者が卒業する年月日に関する情報を含むことを特徴とする,請求項10または11に記載の定期券発行装置。
- 少なくとも継続通学定期券を発行する定期券発行装置であって,
継続通学定期券を発行するための情報が入力される入力部と,
定期券購入者が利用中の定期券を受け入れる定期券受入部と,
前記定期券受入部が受け入れた定期券に記録されている情報に基づき,次回に継続通学定期券を購入する際に継続可能期限日を判別するための情報を継続通学定期券に記録して発行する定期券発行部と,
を備え,
前記定期券受入部が受け入れる定期券には,前記継続可能期限日を判別するための情報が記録されていることを特徴とする,定期券発行装置。 - 前記定期券受入部は,
前記受け入れた定期券が通学定期券であるか否かを判断する手段と,
前記受け入れた定期券に記録された継続可能期限日を判別するための情報に基づき,前記継続通学定期券の発行の可否を判断する手段と,
を備えたことを特徴とする,請求項13に記載の定期券発行装置。 - 前記発券可否判断手段は,前記継続通学定期券の発行の可否を,受け入れた定期券の利用期限日に,あらかじめ定めた有効期間の最短期間を加えた日が,前記継続可能期限日を越えるか否かで判断することを特徴とする,請求項14に記載の定期券発行装置。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記継続通学定期券の発行日に関する情報と,前記定期券購入者の学校種別および学年に関する情報とを含むことを特徴とする,請求項13〜15のいずれかに記載の定期券発行装置。
- 前記継続可能期限日を判別するための情報は,前記定期券購入者が卒業する年月日に関する情報を含むことを特徴とする,請求項13〜16のいずれかに記載の定期券発行装置。
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JP2009251958A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 自動券売機 |
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2004
- 2004-01-14 JP JP2004007119A patent/JP2005202604A/ja active Pending
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