JPH11156036A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JPH11156036A
JPH11156036A JP9324721A JP32472197A JPH11156036A JP H11156036 A JPH11156036 A JP H11156036A JP 9324721 A JP9324721 A JP 9324721A JP 32472197 A JP32472197 A JP 32472197A JP H11156036 A JPH11156036 A JP H11156036A
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JP
Japan
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JP9324721A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takagi
一夫 高木
Yasumitsu Tomioka
康充 富岡
Yasunori Miyagawa
安則 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISETTO KK
Original Assignee
NISETTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クレジットカードを用いてパチンコ遊技を行う
システム構築するための技術的な側面を実現する。 【構成】パチンコ用に利用するクレジットカードに、パ
チンコ用の利用可能な限度額を設定し、これをプリペイ
ドカードまたは貸玉機の自動販売機に表示する。そし
て、クレジットカードには改ざんできないようにその利
用可能な限度額を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカード
によりパチンコ用貸玉あるいは貸玉券を販売する自動販
売機またはそのクレジットカードに利用する。クレジッ
トカードは、一般の百貨店や商店で通用するクレジット
カードを共通に利用する場合と、パチンコ遊技用に専用
に設定されたクレジットカードの場合との二通りがあ
る。本発明は、クレジットカードをパチンコ産業に導入
するために、その技術的な側面として生まれたものであ
るが、この明細書および図面で開示される発明、特にカ
ードの真偽判定に関する発明はパチンコ以外にも利用す
ることができる。
【0002】
【従来の技術】現状では、クレジットカードを用いてパ
チンコの遊技サービスを買うことはできない。これは、
パチンコは一つのギャンブルであり、現金ではなくクレ
ジットによりギャンブルを買えることにすると、債務弁
済の能力を越えて債務が増大する可能性があるからであ
る。また、正当でないクレジットカードが使用されるこ
とがあると、サービスを受けた者(パチンコ遊技を行っ
た者)をサービスを提供した者(パチンコ業者)が互い
に顔を認識していないことが多いから、一般の商品を購
入する場合よりその後始末の処理が複雑になることが考
えられる。すなわち、カードの盗難、紛失、偽造あるい
は変造などにより、正当でないクレジットカードや正当
保持者でない者によりクレジットカードが使用されるこ
とがあることをあらかじめ想定することが必要である。
【0003】一般に商業取引の上では、換金の容易な商
品はクレジットカードで買うことができないルールにな
っている。商品券、鉄道の乗車券、などはその例であ
る。しかし、クレジットカードを用いて小額の現金を借
りることができる。これには商品購入の場合とは別枠の
厳しい限度制限が設定されている。すなわち、これには
商品を購入する場合とは別に、個人の弁済能力を越える
ことがないように、個別に小額の限度額が設定されるな
どの措置が採られている。この場合にも、正当でないク
レジットカードの使用に対して相応の対策を施すことが
必要であり、現金を借りるときに限り、クレジットカー
ドの暗証番号を利用することが必要とされるなどの利用
上のルールが設定されている。一方、磁気カードの正当
性を保証する技術として、本願出願人は既にカード上の
磁気記憶媒体に生じるジッタを利用する技術を特許出願
した(特願平8−309576号、本願出願時において
未公開、以下単に「先願」という)。これは、米国特許
第5235166号あるいは米国特許第5430279
号により、フエルナンデス氏により提案された技術に基
づくものである。この技術は、カードの磁気記憶媒体に
自然に生じるジッタは、カードの磁気記憶媒体にディジ
タル情報を記録するときに偶発的に生じるものであり、
これを利用して、カードの正当性を識別しようとするも
のである。すなわち、磁気記憶媒体に発生するジッタ
は、偶発的に生じるものであって、特定のコントロール
の元にあらかじめ設定されたジッタを発生させることは
きわめて困難である。ジッタは一般にはディジタル情報
の記録あるいは読取についての雑音であり、なるべくジ
ッタが発生しないような装置を作るべきである。多数の
ビット情報について、すでに発生したアナログ的なジッ
タを一定の識別閾値を設けてディジタル化して識別する
と、一定の割合、例えば千分の1とか、一万分の1とか
の割合で、異なるジッタを偶然に同一のジッタであると
識別されることがあっても、簡単な装置と簡単なソフト
ウエアにより、磁気記憶媒体の上に偶然に残っているジ
ッタを識別することにより、その磁気記憶媒体の上の記
録がはじめからあった正当なものであるか偽造により書
き直されたものであるか、相当な高精度の真偽識別を行
うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、パチンコ産業は
年間数十兆円規模の巨大なレジャー産業となった。パチ
ンコ遊技をクレジットカードに利用することができるな
ら、すなわち、パチンコ産業の中でクレジットカードが
通用することになれば、クレジットカードを運営する企
業にとって大きい利益を生じることができる。本発明
は、パチンコ産業にクレジットカードを導入するための
検討が行われ、クレジットカードの真偽識別能力を高く
するために上記のジッタに関する技術を導入することに
着目したものである。
【0005】よく知られているように、数年前からパチ
ンコ産業にプリペイドカードが導入されたところ、多数
の不正なプリペイドカードが製造され、これが闇ルート
で流通するとともに、利用装置でプリペイドカードが正
当なものであるか否かの判別がつかなくなったために社
会的にも大きい問題となった。パチンコ産業にクレジッ
トカードを導入すると、新たな不正あるいは偽造による
問題を引き起こすことが想定され、クレジットカードの
導入はいろいろな可能性を検討したうえできわめて慎重
に計画をすすめなければならない。
【0006】現状では、不正利用を防ぐため、パチンコ
用のプリペイドカードはホール(パチンコ店)毎に別種
類のカードとなっていて、一枚のプリペイドカードがど
このホールでも通用するような扱いは原則的に制限され
ている。クレジットカードをパチンコ産業に導入するの
であるなら、第一段階として、現状のプリペイドカード
をクレジットカードを用いて買うことができるようにす
べきであり、第二段階としてクレジットカードにより直
接に玉貸し機から玉貸しを受けることができるようにす
べきである。
【0007】パチンコ用のクレジットカードは、広く世
の中で流通している一般のクレジットカードを使用する
ことができることが望ましいが、クレジットカードの業
界でこれが認知されるまでには時間がかかる。したがっ
て、その前段階としてパチンコ専用のクレジットカード
のシステムを組織することが考えられる。そして、クレ
ジットカードの利用体系の中で、パチンコ用には特別の
利用限度額を設定し、その利用限度額の中でパチンコを
楽しむことができるようにすべきである。
【0008】さらに一般社会では、クレジットカードを
持つには、本人が一定の社会的な信用をもつ者でなけれ
ばならない。パチンコ店にとっても、クレジットカード
を利用する客は、一定以上の収入があり、社会的な信用
のある客であり、お得意さまとして特別に識別すること
ができるとするなら、これはクレジットカードをパチン
コ業界に導入する利点となる。
【0009】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、パチンコ産業にクレジットカードによる取引を
導入するための技術的な側面から、必要な装置を提供す
ることを目的とする。本発明は、パチンコに利用するた
めにクレジットカード毎に設定した利用可能限度額を利
用者本人が、利用の都度、その時点で正確に認識するこ
とができる自動券売機およびクレジットカードを提供す
ることを目的とする。本発明は、クレジットカード毎に
設定した利用可能限度額を利用者が不正に改ざんするこ
とができない装置およびクレジットカードを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、クレジ
ットカードを用いてパチンコ用のプリペイドカードを販
売し、そのクレジットカードの口座に販売したプリペイ
ドカードに相当する金額の請求を行う自動券売機であ
る。すなわち、本発明は、クレジットカードの挿入口
と、その挿入口に挿入されたクレジットカードの正当性
を検証する検証手段と、その検証手段により正当性が検
証されたクレジットカードの口座から指定金額の債務の
設定を実行する手段と、前記金額に相応のパチンコ用貸
玉券(または貸玉)を排出する手段とを備えた自動販売
機において、前記口座についてのパチンコにおける利用
可能な限度額を認識する手段と、その限度額を表示(光
学的表示、音響的表示、印字表示)する手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】クレジットカードをパチンコの玉貸しに利
用するには、パチンコ用に別に設定した利用可能な限度
額を設けることが必要であり、本発明の自動販売機は、
利用者本人および必要であればホール(パチンコ店)の
管理者に、そのクレジットカードにより利用できる限度
額の残高を知らせることができなければならない。この
表示は表示窓に光学的な表示を行うことが最も適当であ
り、併せて音声により表示を行うことが可能であり、必
要であるなら印字出力を行うことも可能である。ホール
の管理者が後から見ることができるように、記憶装置に
クレジットカードのIDとともにその利用残高を記録し
ておくこともよい。
【0012】クレジットカードが正当であることを検証
しなければならない。そのための検証手段には、ホスト
装置との間に設けられた通信手段と、この通信手段を介
して接続されたホスト装置からの情報を参照する手段と
を含む構成とすることが最も望ましい。
【0013】利用可能な限度額の情報は、当該クレジッ
トカードの記憶媒体に記録することができる。その場合
には、その限度金額を認識する手段はこのクレジットカ
ードの記憶媒体に記録された情報を読取る手段を含む構
成とする。
【0014】利用可能な限度額の情報は、ホスト装置に
記録しておくことができる。その場合には前記通信手段
を介してホスト装置から到来する限度額の情報を受信す
る手段を含む構成とする。
【0015】利用できる限度額の情報は、当該クレジッ
トカードの記憶媒体に記録された情報とすることができ
る。その場合に、この限度額の情報は併せてホスト装置
に記録された情報とすることが望ましい。そして、その
二つの情報を比較参照することが有効である。
【0016】本発明では、クレジットカードの正当性を
保証するためにジッタを利用することができる。すなわ
ち、クレジットカードの記憶媒体には磁気記憶媒体を含
み、この磁気記憶媒体には前記限度額を記録するときに
生じたジッタに係る情報が併せて記録され、利用できる
限度額を認識する手段は、その限度額を記録したときに
生じたジッタを検出する手段と、この検出する手段によ
り検出されたジッタとその記憶媒体に記録されたジッタ
に関する情報とを照合することによりその限度額の正当
性を認識する手段とを含む構成とすることがよい。この
ジッタに係る情報は暗号化された情報とすることが望ま
しい。この暗号化された情報を利用するにはこの情報を
その暗号化に対応する鍵を用いて復号化する。すなわ
ち、本発明の正当性を認識する手段は、暗号化された情
報を復号化するための正当な鍵を保持し、ジッタに関す
る情報を読取り、この情報を復号化する手段を含む。
【0017】本発明の装置は、さらに限度額の情報を更
新記録する手段を備えることができる。すなわち、本発
明の装置は、限度額の情報を読取り、これが正当である
ことを認識すると、この限度額の情報から利用しようと
している金額を差引き、この差引き後の金額を新たな限
度額として記録する。このときには、この更新により生
じるジッタを検出し、このジッタに関する情報を暗号化
して所定の記憶媒体に記録する。
【0018】本発明の第二は、このようなパチンコに利
用することができるクレジットカードである。すなわ
ち、本発明のクレジットカードは、磁気記憶媒体を含
み、その磁気記憶媒体にディジタル情報を記録するとき
に偶発的に生じたジッタに関する情報が記録されてい
る。本発明のクレジットカードは磁気記憶媒体のほか
に、IC(集積回路)記憶媒体を含む構成とすることが
望ましい。そのジッタに関する情報が、そのカードの記
憶媒体(磁気記憶媒体、IC記憶媒体のいずれでもよ
い)の一部に記録されることが望ましい。そのジッタに
関する情報を、そのカードを利用する装置と通信回線に
より接続されるホスト装置に記録されることもできる。
そして偶発的に生じるジッタは、改ざんすることができ
ないように利用可能な限度額の情報について観測し記録
する構成とすることが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】図1は本発明実施例装置の外観図である。図
2はこの実施例装置の電子回路ブロック構成図である。
図3および図4はこの電子回路のうちCPU(中央制御
装置)20の動作を説明するフローチャートである。
【0021】本発明実施例自動販売機(以下「券売機」
という)1は、ホール(パチンコ店)に設置される装置
であり、クレジットカード2を利用して、パチンコ用玉
貸券である磁気カードによるプリペイドカード3を販売
する。この券売機1は、クレジットカードの挿入口11
と、その挿入口11に挿入されたクレジットカード3の
正当性を検証し、その正当性が検証されたクレジットカ
ードの口座から指定金額の債務設定を実行し、その金額
に相応のパチンコ用プリペイドカード3を排出する。こ
の動作はこの券売機1に実装されたCPU20およびそ
れにロードされたソフトウエアにより実行される。この
構成および動作の詳細は後からフローチャートを用いて
詳しく説明する。
【0022】ここで本発明の特徴は、前記口座について
のパチンコにおける利用可能な限度額を認識する手段
と、その限度額を表示する手段とを備えたところにあ
る。この認識する手段はこれも前記CPU20に設けら
れ、この表示する手段は表示器12である。この検証手
段には、ホスト装置(図外)との間に設けられた通信手
段としてのモデム13および通信回線14と、この通信
手段を介して接続されたホスト装置(図外)からの情報
を参照する手段(CPU20に設けられる)とを備え
る。この限度額の情報は当該クレジットカード2の記憶
媒体21に記録され、その限度額を認識する手段はその
記憶媒体21に記録されたその限度額に関する情報を読
取る手段として、クレジットカード受付読取器22およ
びCPU20に設けられる。この限度額の情報はホスト
装置にも記録され、前記通信手段を介してホスト装置か
ら到来するその限度額の情報を受信する手段(CPU2
0に設けられる)と、両情報を比較参照する手段(CP
U20に設けられる)とを備える。
【0023】図1を用いて、利用者がクレジットカード
2を用いて貸玉券であるプリペイドカード3を買う操作
を簡単に説明すると、見本窓15には5種類のプリペイ
ドカードの見本が陳列されている。利用者は、自分のク
レジットカード2をクレジットカード挿入口11に挿入
する。そして表示器12に表示される案内にしたがっ
て、見本窓に陳列されているプリペイドカード見本のど
れを買いたいか、選択ボタン16を押すことにより選択
する。そうすると表示器12には暗証番号の入力を促す
指示が表示されるので、それにしたがってキー17に暗
証番号を入力する。この正当性が確認されると、領収書
作成排出器18に領収書が排出され、クレジットカード
挿入口11にはクレジットカード2が返却され、所望の
プリペイドカード3がプリペイドカード排出器19から
排出される。当該クレジットカードの口座では、そのプ
リペイドカードの金額に相当する債務設定が実行され
る。
【0024】図2によりこの実施例装置の電子回路の構
成を説明すると、CPU20には、三つのインターフェ
ース31、32、および33が接続されている。インタ
ーフェース31は、クレジットカードの受付読取器2
2、領収書作成排出器18、およびプリペイドカード排
出器19に接続されている。クレジットカード受付読取
装置22は、挿入口11に挿入されたクレジットカード
2を内部に取込み、その記憶媒体21に記録された情報
を読取り、またその記憶媒体21に必要な情報を書込む
ための装置である。クレジットカード2がICカードで
ある場合には、その集積回路部分に対する接続手段を備
え、データの読出および書込を行うことができるように
構成されている。このクレジットカード受付読取器22
は広く知られた装置であり、詳しい説明は省略する。領
収書作成排出器18は、インターフェース31に与えら
れる信号にしたがって、ロール紙に必要な情報を印字す
る装置である。この装置も広く知られた装置であり、詳
しい説明を省略する。プリペイドカード排出器19は、
見本窓16に展示されたプリペイドカードを複数種類に
わたり多数保持するとともに、インターフェース31か
ら与えられる信号にしたがって、その1枚を選択して排
出口に排出する装置である。この装置も乗車券の自動販
売機などで広く知られた装置である。
【0025】インターフェース32には、選択ボタン1
6およびキー17が接続されている。これらの操作入力
は電気信号に変換され、インターフェース32を介して
CPU20に入力信号として与えられる。インターフェ
ース33には表示器12およびモデム13が接続されて
いる。表示器12は利用者が見やすいように、文字およ
び図形を表示する装置であり、操作に関する指示を行
う。この表示器12には音声表示を併設することができ
る。モデム13は通信回線14によりホスト装置(図
外)と接続する装置である。モデム13によりホスト装
置に情報を送信し、またホスト装置からの情報を受信し
てCPU20に与える。
【0026】つぎに、図3および図4を用いて、CPU
20の動作を詳しく説明する。クレジットカードが挿入
されると、そのクレジットカードの記憶媒体から情報を
読取る。そのクレジットカードがこの券売機で扱うこと
ができる種類のものであるか否かの受付判定を行う。受
付不可のクレジットカードであるときには、そのクレジ
ットカードを返却し、表示器に受付不可であることを表
示する。受付可能なものであるときには、そのクレジッ
トカードの記憶媒体に記録されている、パチンコ用の利
用可能限度額を読取る。この利用可能限度額は、磁気記
憶媒体に生じているジッタを利用して、その記録の正当
性を評価されるが、このさらに詳しい説明は後で行う。
【0027】限度額の記録が正当であることがわかる
と、その限度額を表示器12に表示するとともに、選択
ボタン16の押下を促す。選択ボタン16が顧客により
操作され押下されると、その操作内容が限度額を越える
か否かを判別し、越えるときには表示を行い別の選択を
促す。その操作内容が限度額以内であるなら、表示器1
2に暗証番号の入力を促す。暗証番号が操作入力される
と、そのクレジットカードの記憶媒体から読取った暗証
番号の情報と照合してその正当性を判定する。正当でな
いときには、あらかじめ設定された回数n回まで暗証番
号の入力を促すが、n回を越えて正当な暗証番号が入力
されないときには、そのクレジットカードを返却すると
ともに、表示器12に暗証番号が照合されないので受付
けられないことを表示する。
【0028】暗証番号が正当であるときには、ホスト装
置(図外)に対して通信回線の接続動作を行う。この
間、表示器12には処理が進行中であることを表示す
る。CPU20はホスト装置との接続が行われると、ホ
スト装置に対して当該クレジットカードのID情報その
他を送信する。ホスト装置ではそのID情報にしたがっ
て検索を行い、そのクレジットカードに関する情報を編
集して、この券売機に対して送信を行う。この券売機の
CPU20はホスト装置からの情報を受信すると、当該
クレジットカードの正当性をもう一度確認する。すなわ
ち、すでにクレジットカードの記憶媒体に記録された情
報と、暗証番号その他の正当性が認識されているが、こ
れがホスト装置に記録されている情報と照合することを
確認する。正当でなければこの段階でもクレジットカー
ドを返却し、受付られないことを表示する。
【0029】ホスト装置から送信された情報に対して
も、このクレジットカードの正当性が認識されたときに
は、販売するプリペイドカードの金額を含む情報を編集
して、ホスト装置に対して送信し、そのクレジットカー
ドの口座に債務設定を行う。ホスト装置ではこの債務設
定が行われるとその処理情報を返送する。この処理情報
を受信すると、そのクレジットカードに記録されている
パチンコについての利用可能な限度額を更新する。この
更新処理についてもジッタによる正当性の確認情報を付
加するが、この処理についての詳しい説明は後で述べ
る。
【0030】ひきつづき領収書を作成印字し排出する。
クレジットカードを排出し返却する。クレジットカード
の返却が確認されると、プリペイドカードの排出を行
い、ありがとうの表示を行う。
【0031】上記実施例の説明では、プリペイドカード
の購入操作の1回毎に、ホスト装置に対してそのクレジ
ットカードの正当性と利用可能な限度額についての確認
を行うように説明した。これは最も望ましい方式である
が、ホスト装置に対する通信回線の接続や、ホスト装置
の応答処理には相応の時間がかかる。したがって、この
ようなクレジットカードによる販売方式を運用するに
は、ホスト装置に対してはその都度確認操作や債務設定
の処理を行うことなく、プリペイドカードを販売すると
いう取引が完了してから後で、ホスト装置に対して実行
された取引を報告処理する方式が必要とされる場合が考
えられる。これには、クレジットカードに記録された利
用可能な限度額の確認がきわめて重要になる。
【0032】ここで、利用可能な限度額について、ジッ
タを用いてその正当性を評価する技術について説明す
る。パチンコについて利用可能な限度額は、クレジット
カードの磁気記憶媒体に記録される。これは図3および
図4に二重枠で示すステップS3およびS4の詳しい動
作の説明である。
【0033】この記録を行うときに、その磁気記憶媒体
にディジタル・データを書込むと、そのディジタル・デ
ータにはジッタが発生する。このジッタはその記憶媒体
自体のムラや、書込装置の駆動ムラ、書込信号の強度ム
ラなどにより、自然に発生するものである。さらに具体
的には書込まれたデータのピーク値の位置が僅かにかつ
微妙に変化している。これは、簡単に実現できる正確な
クロック信号により相当程度に詳しくそのジッタの特徴
を検出することができることが確かめられている。
【0034】したがって、いったんデータを記録する
と、それにつづいてそのデータのジッタを検出し、その
ジッタの特徴を表す情報を符号化する。そのジッタの特
徴を表す情報を符号化するには、一定の暗号規則を利用
することがよい。この暗号規則はその記録装置に保持さ
れているものであって、通常の操作によっては外に取り
出すことができないようになっている。その符号化され
たジッタの情報をそのカードのどこかに記録しておく。
これは、そのジッタを検出した磁気記憶媒体の一部でも
よいし、まったく別の記憶媒体、たとえば集積回路メモ
リに記録しておいてもよい。ただし、同一の記憶媒体に
記録するときには、その対象とするジッタそれ自体を破
壊しない位置であることが必要である。
【0035】このデータを読取ったときに、そのデータ
が改ざんされていないかどうかをこのジッタを検出して
みることにより評価することができる。すなわち、デー
タを読取る際にそのジッタを併せて読取り、さらにすで
に記録されているそのジッタの特徴を表す情報を符号化
した情報を読取り、この暗号化処理を解読して、その検
出されたジッタの特徴を表す情報と一致するかを照合す
る。このような操作により、情報の改ざんがあれば一般
にはジッタに関する情報が変化しているわけであり、改
ざんされたか否かを簡単にかつ高い精度で判定すること
ができる。
【0036】かりに、磁気記憶媒体にデータを記録する
際に、きわめて高精度に認識すると、同一のジッタが絶
対に発生し得ないとしても、類似するジッタが発生して
いるときには、その特徴のとらえ方がどれだけ高精度に
行われるかにより、改ざんしたデータを改ざんされてい
ないデータとして認識することがある。たとえばその特
徴をピーク値のズレによるものとすると、そのズレをど
れだけ周波数の高いどれだけ精度の高いクロック信号で
判定しているかによることになる。試験の結果では、こ
れは通常の自動販売機などに設置できる通常の精度によ
り、十分に実用的な程度に判定可能であることが実験に
より確かめられた。たとえば、改ざんされたデータを改
ざんされていないものと認識する可能性を1万分の1以
下とすることは容易である。
【0037】すなわち、本発明の装置では、クレジット
カードの記憶媒体には磁気記憶媒体を含み、この磁気記
憶媒体には限度額の情報を記録するときに生じたジッタ
に係る情報が併せて記録され、装置の限度額を認識する
手段は、その限度額を記録および更新したときに生じた
ジッタを検出する手段と、この検出する手段により検出
されたジッタとその記憶媒体に記録されたジッタに係る
情報とを照合することによりその限度額の正当性を認識
する手段とを含む構成とするものである。
【0038】また本発明の装置では、クレジットカード
の記憶媒体に記録された前記限度額の情報を更新する手
段を備え、この更新する手段は、更新により発生した新
たなジッタを検出する手段と、この検出する手段により
検出されたジッタを符号化してそのクレジットカードの
所定位置に記録する手段とを備えることができる。
【0039】本発明のクレジットカードは、そのカード
に磁気記録媒体が形成され、その磁気記録媒体にディジ
タル情報を記録するときに偶発的に生じたジッタに関す
る情報が記録される。そしてそのディジタル情報は、そ
のカードについての利用可能限度額の情報を含むことと
することがよい。そのジッタに関する情報が、そのカー
ドを利用する装置と通信回線により接続されるホスト装
置に記録されている場合には、特にその信頼性を高くす
ることができる。
【0040】上記例はプリペイドカードを販売するもの
として説明したが、本発明はプリペイドカードに代えて
相応のパチンコ玉を放出する構成とすることにより、直
接にパチンコ用貸玉機として構成することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によりクレ
ジットカードによりパチンコ遊技を行うことができるシ
ステムを構築することができる。すなわち、クレジット
カードによりパチンコ遊技を利用することができる限度
額を特別に設定し、回収不能になるような事態を防ぐこ
とができる。その限度額をクレジットカードに記録し、
その限度額が改ざんされたときにはそれを認識すること
ができるように構成することができる。したがって、不
当なクレジットカードの使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置の外観図。
【図2】本発明実施例装置の電子回路を説明するブロッ
ク構成図。
【図3】本発明実施例装置のCPU動作を説明するフロ
ーチャート。
【図4】本発明実施例装置のCPU動作を説明するフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1 本発明実施例の券売機 2 クレジットカード 3 販売されたプリペイドカード 11 クレジットカードの挿入口 12 表示器 13 モデム 14 通信回線 15 見本窓 16 選択ボタン 17 キー 18 領収書作成排出器 19 プリペイドカード排出器 20 CPU 21 記憶媒体 22 クレジットカード受付読取器 31、32、33 インターフェース
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 19/04 521 G07F 7/08 Q H04L 9/32 H04L 9/00 671

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジットカードの挿入口と、その挿入
    口に挿入されたクレジットカードの正当性を検証する検
    証手段と、その検証手段により正当性が検証されたクレ
    ジットカードの口座から指定金額の債務設定を設定する
    手段と、前記金額に相応のパチンコ用貸玉券(または貸
    玉)を排出する手段とを備えた自動販売機において、 前記口座についてのパチンコにおける利用可能な限度額
    を認識する手段と、その限度額を表示する手段とを備え
    たことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記検証手段には、ホスト装置との間に
    設けられた通信手段と、この通信手段を介して接続され
    たホスト装置からの情報を参照する手段とを含む請求項
    1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記限度額の情報は当該クレジットカー
    ドの記憶媒体に記録され、前記限度額を認識する手段は
    その記憶媒体に記録されたその限度額に関する情報を読
    取る手段を含む請求項1記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記限度額の情報はホスト装置に記録さ
    れ、前記通信手段を介してホスト装置から到来するその
    限度額の情報を受信する手段を含む請求項2記載の自動
    販売機。
  5. 【請求項5】 前記限度額の情報は、当該クレジットカ
    ードの記憶媒体に記録された情報であり、またこの限度
    額の情報は併せてホスト装置に記録された情報であり前
    記限度額を認識する手段はその記憶媒体に記録された情
    報を読取るとともに前記通信手段を介してホスト装置か
    ら到来するその限度額の情報を受信し両情報を比較参照
    する手段を含む請求項2記載の自動券売機。
  6. 【請求項6】 前記クレジットカードの記憶媒体には磁
    気記憶媒体を含み、この磁気記憶媒体には前記限度額の
    情報を記録するときに生じたジッタに係る情報が併せて
    記録され、 前記限度額を認識する手段は、前記限度額を記録および
    更新したときに生じたジッタを検出する手段と、この検
    出する手段により検出されたジッタとその記憶媒体に記
    録されたジッタに係る情報とを照合することによりその
    限度金額の正当性を認識する手段とを含む請求項3また
    は5記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 前記クレジットカードの記憶媒体に記録
    された前記限度額の情報を更新する手段を備え、 この更新する手段は、更新により発生した新たなジッタ
    を検出する手段と、この検出する手段により検出された
    ジッタを符号化してそのクレジットカードの所定位置に
    記録する手段とを備えた請求項6記載の自動販売機。
  8. 【請求項8】 そのカードに磁気記憶媒体が形成され、
    その磁気記憶媒体にディジタル情報を記録するときに偶
    発的に生じたジッタに関する情報が記録されたクレジッ
    トカード。
  9. 【請求項9】 前記ディジタル情報は、そのカードにつ
    いての利用可能限度額の情報を含む請求項8記載のクレ
    ジットカード。
  10. 【請求項10】 前記ジッタに関する情報が、前記磁気
    記憶媒体の一部に記録された請求項8記載のクレジット
    カード。
  11. 【請求項11】前記ジッタに関する情報が、前記磁気記
    憶媒体以外のそのカードに形成された記憶媒体に記録さ
    れた請求項8記載のクレジットカード。
  12. 【請求項12】前記ジッタに関する情報が、そのカード
    を利用する装置と通信回線により接続されるホスト装置
    に記録された請求項8記載のクレジットカード。
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