JP2005201839A - 構造物の振動試験装置およびその振動試験方法 - Google Patents

構造物の振動試験装置およびその振動試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 構造物の振動試験装置において、構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析とを組み合わせて行なう振動試験に際して、数値モデル部が大規模で複雑な非線形系の場合でも、高精度に振動試験を実施可能とする。
【解決手段】 構造物の振動試験装置は、実物モデル部2を加振する加振手段4と、荷重を計測する荷重計測手段6と、数値モデル部3が数値モデル化して入力される計算機5とを備える。計算機5は、荷重値と外力値とに基づいて計測時から所定時間後の変位を算出する手段13と、この変位を目標値として指令信号を生成する手段14と、これらの手段による処理を周期的に実行するように制御するステップ制御手段15とを備える。指令変位算出手段13は、振動方程式の時間積分にαOS法を使用し、各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づくものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、構造物の振動試験装置およびその振動試験方法に係り、特に、構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析を組み合わせて行なう構造物の振動試験装置およびその振動試験方法に好適なものである。
構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析を組み合わせて行なう振動試験は、「試験機−計算機オンライン試験」などと呼ばれ、例えば、非特許文献1にそのシステムの一例が示されている。試験機−計算機オンライン試験の多くは、非特許文献1のように、振動応答数値解析の時間積分に収束計算が不要な陽的積分法のひとつである中央差分法が適用されている。
また、試験機−計算機オンライン試験の振動応答数値解析の時間積分の高度化に関して、例えば非特許文献2には、陽的積分法と陰的積分法の混合積分法のひとつであるαOS法を適用する技術が記載されている。このαOS法は、計算時間刻みを大きくとっても安定なOS法と、誤差要因の高次モードを減衰させる陰的積分法であるα法を組み合わせた時間積分法であり、試験機−計算機オンライン試験に適した時間積分法である。このαOS法では、評価対象構造物の復元力を線形部分と非線形部分に分割し、実物モデルの非線形復元力に関わる部分のみに陽的積分法を適用して、残りの復元力に関わる部分には陰的積分法を適用している。
日本建築学会論文報告集第288号(昭和55年)115頁から124頁
「実験誤差制御機能を有したサブストラクチャ仮動実験のための数値積分法」日本建築学会構造系論文報告集454号61ページから71ページ1993年
中央差分法は、現ステップでの変形状態を、前ステップでの変形状態から予測する陽的積分方法のひとつであり、試験機−計算機オンライン試験では目標変位を振動応答計算により求め、加振機をその目標変位まで駆動し、試験体の反力を得て次のステップへすすむという一連の動作を繰り返し行なう方法である。この中央差分法では、使用時に、計算安定性の制約から計算対象となる構造物の最も短い固有周期に基づいて計算時間刻みを決める必要があった。
そのため、評価対象構造物が複雑化すると、扱う振動方程式の自由度の増大だけでなく、対象とする固有周期の短縮に伴って計算時間刻みを小さくとる必要が引き起こされ、計算負荷が多くなるという問題点があった。また、計算時間刻みが小さくなると、一ステップでの加振機の加振変位変化量が小さくなるため、加振精度を悪化させ、高次モード誤差を引き起こすという問題点もあった。
また、一般的な振動応答数値解析に広く使用されているのは、陰的積分法と呼ばれるものであり、評価対象構造物の固有周期に依存せず計算時間刻みを大きくとることができる。しかし、陰的積分法は、現ステップでの変形状態を、現ステップでの力のつりあい状態に基づいて収束演算する積分法であり、評価対象構造物が非線形性を持つ場合は収束プロセスが複雑となる。従って、試験機−計算機オンライン試験に適用するには、複雑な収束プロセスに追従して加振機を駆動する必要が生じるため不向きであった。
試験機−計算機オンライン試験の精度の向上には、計算時間刻みを大きくとっても安定で、高次モードの発生を引き起こす実験誤差を制御可能な積分方法が望まれていた。
近年、建築構造物やプラント構造物の耐震性能向上や、耐震強度の評価精度向上の要求が高まるとともに、試験機−計算機オンライン試験の活用が期待され、評価対象の複雑化や評価精度向上が望まれている。このためには、数値モデル部の大規模化、複雑化や、非線形有限要素法の導入が必要となってきている。非線形有限要素法による振動応答数値解析の時間積分では、時間ステップ間の変位増分を未知数とする増分形式の釣り合い方程式に基づく定式化が、収束性も良く、主流となってきている。
これに対し、上記非特許文献2における試験機−計算機オンライン試験に適用されているαOS法では、各時間ステップでの変位そのものを未知数とする釣り合い方程式に基づいているため、実用的には数値モデル部には線形モデルしか扱うことができなかった。
本発明の目的は、構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析とを組み合わせて行なう振動試験に際して、数値モデル部が大規模で複雑な非線形系の場合でも、高精度に振動試験を実施可能な構造物の振動試験装置およびその試験方法を提供することにある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、評価対象構造物の一部分を構成する実物モデル部を加振するための加振手段と、前記加振手段によって前記実物モデル部に加えられる荷重を計測する荷重計測手段と、前記実物モデル部以外を構成する数値モデル部が数値モデル化して入力されると共に前記荷重計測手段で計測した荷重値が入力され、これらに基づいて前記加振手段への指令信号を生成して出力する計算機と、を備える構造物の振動試験装置において、計算機は、前記荷重計測手段で計測した荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部の変位を算出する指令変位算出手段と、前記指令変位算出手段により算出された変位を目標値として前記加振手段への指令信号を生成する指令信号生成手段と、前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理を周期的に実行するように制御するステップ制御手段とを備え、前記指令変位算出手段は、変位を算出するための振動方程式の時間積分にαOS法を使用すると共に、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づくものである構成にしたことにある。
また、本発明は、加振手段により評価対象構造物の一部分を構成する実物モデル部を加振し、前記加振手段によって前記実物モデル部に加えられる荷重を荷重計測手段により計測し、計算機に前記実物モデル部以外を構成する数値モデル部を数値モデル化して入力すると共に前記荷重計測手段で計測した荷重値が入力し、これらに基づいて前記加振手段への指令信号を計算機により生成する構造物の振動試験方法において、前記荷重計測手段で計測した荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部の変位を指令変位算出手段により算出し、前記指令変位算出手段により算出された変位を目標値として前記加振手段への指令信号を指令信号生成手段により生成し、前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理をステップ制御手段により周期的に実行するように制御し、前記指令変位算出手段による前記実物モデル部の変位の算出は、変位を算出するための振動方程式の時間積分にαOS法を使用すると共に、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づいて行なうようにしたことにある。
係る本発明の構成によれば、構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析とを組み合わせて行なう振動試験に際して、数値モデル部が大規模で複雑な非線形系の場合でも、高精度に振動試験を実施可能な構造物の振動試験装置およびその振動試験方法が得られる。
以下、比較例及び本発明の複数の実施例を、図を参照しながら説明する。各図における同一符号は同一物または相当物を示す。
本発明の理解を容易にするために、まず、比較例を図1から図3を参照しながら説明する。図1は比較例及び本発明の各実施例の評価対象構造物を示す模式図、図2は比較例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図、図3は評価対象構造物の荷重変位を説明する図である。
振動応答評価対象物である評価対象構造物1は、図1に示すように、振動試験の対象部分である実物モデル部2と、数値モデル化される部分である数値モデル部3とからなっている。数値モデル部3は実物モデル部2以外の部分である。
実物モデル部2は図2に示すように加振機4によって加振される。加振機4には荷重計測器6が備えられ、実物モデル部2から加振機4へ加わる反力が荷重計測器6により計測される。荷重計測手段6は、荷重計測手段を構成するものであり、加振機4に内蔵されていてもよい。計測された反力は計算機5に入力される。また、数値モデル部3は数値モデル化されて計算機5に入力される。計算機5において指令信号が算出され、この指令信号が制御装置7に入力される。制御装置7は、加振機4の制御手段を構成するものであり、入力された指令信号に基づいて加振機4を制御する。制御装置7は計算機5に内蔵されていてもよい。
計算機5は、地震等の外力に基づく外力ベクトル算出、外力ベクトルに対する数値モデルの一定時間後の振動応答算出、振動応答計算結果に基づく加振機4の指令値の算出を繰り返し実施する。
以上により、実物モデル部2が数値モデル部3と結合された状態の振動応答が、実物モデル部2のみの振動試験で評価される。
計算機5で実施される比較例の振動応答計算を以下に説明する。ここでは、図2に示す評価対象構造物1を実験対象として考えた場合の例で説明する。実物モデル部2も含めた評価対象構造物1の振動方程式の基礎式は、(1)式で表される。
Figure 2005201839
(1)式の数値計算の方法として、様々な数値アルゴリズムがあり、従来の試験機−計算機オンライン試験では例えば中央差分法が適用されることが多かった。中央差分法では、安定性確保のために、計算時間刻みΔtと計算対象となる構造物の最も短い固有周期Tminとは、Δt<Tmin/πの関係を満たさなければならない。このため、評価対象とする固有周期Tminが非常に短い場合は、計算時間刻みΔtを小さくとらなければならず、計算負荷が増大するという問題点があった。また、微小な加振変位を発生させなければならないため、加振精度が悪くなり、高次モードを引き起こすという問題点があった。
これを解決するために、(1)式の数値積分法として、αOS法の適用が考えられる。αOS法は、解析時間刻みを大きくとることが可能なOS法と、高次モードの発生の抑制が可能なα法を組み合わせたものである。その効果を、OS法及びα法のそれぞれについて説明し、さらに、αOS法の基礎式についても説明する。
試験機−計算機オンライン試験にOS法を適用することにより、評価対象構造物1の最も短い固有周期に関わらず解析時間刻みを大きくとれる理由について以下に説明する。
OS法は、評価対象物全体の非線形な剛性Kを、履歴に独立な線形部分の剛性K0と履歴に依存する非線形の剛性Kとに分離して取り扱う。その線形部分には無条件安定な例えばNewmarkβ法などの陰的積分法を適用し、その非線形部分には例えば予測子−修正子法などの陽的積分法を適用する。(2)式は(1)式を書き改めた時間ステップn+1におけるOS法の基礎式であり、陰的積分法に関する変位をX、速度をV、加速度をA、陽的積分法に関する変位をX*で区別して示す。
Figure 2005201839
OS法では、陽的積分法に関する変位X*は収束演算を行なうことなしに何らかの方法で推定する方法をとる。例えば予測子−修正子を適用した場合に、時間ステップnでの陰的積分法に関する変位X、速度V、加速度Aから(3)式のように陽な形で表される。なお、γ、βは補助パラメータであり、Δtは時間刻みである。
Figure 2005201839
時間ステップn+1での陰的積分法に関する変位Xn+1と速度Vn+1は、Newmarkβ法によると(4)式および(5)式になる。
Figure 2005201839
Figure 2005201839
安定性は、(2)式の外力を0と考え、さらに1自由度系にした上で、(3)式から(5)式を(2)式に代入して得られる(6)式の回帰式を基に判別できる。
Figure 2005201839
ここで、A*は増幅マトリクスと呼ばれるものであり、A*の固有値λiの絶対値の最大値が1以下であれば、数値積分誤差は増幅しないため安定となる。(2)式については、γが1/2以上で、β=(γ+1/2)2/4であれば、無条件安定であることが知られており、例えばγを1/2、βを1/4とすることができる。このようにOS法では、時間積分が無条件安定となるので、時間刻みΔtを自由に選ぶことができる。
次にα法による陰的積分法により高い振動数成分を減衰させる理由について説明する。
α法の基礎式は、(1)式に補助パラメータαを導入し、時間ステップn+1について(7)式のように表される。(7)式は簡単のため1自由度系で表し、減衰項を省略している。
Figure 2005201839
α法の基礎式に対しても、Newmarkβ法を適用して、(7)式に(4)式と(5)式を代入すると、(6)式のように増幅マトリクスA*によりXn+1とXnが結び付けられる。A*の固有値λiの絶対値の最大値が1以下となる条件より、γ=1/2-α、β=(1-α)2/4であれば、αが-1/2以上、0以下で無条件安定であることが知られている。また、増幅マトリクスA*の根のうちの共役複素根λ1、λ2から、数値積分の誤差の振動特性が求められる。共役複素根λ1、λ2の実数部をa、虚数部をbiとしてλ1,2=a±ibのように書くと、数値積分の誤差の影響による減衰比ξ*は(8)式のように書ける。なお、iは虚数単位である。
Figure 2005201839
γ=1/2-α、β=(1-α)2/4の条件のもと、(8)式を求めれば、(9)式のように書ける。減衰ξ*は1自由度系の固有振動数 (K/M)1/2が小さいほど小さく、大きいほど大きい。
Figure 2005201839
すなわち、低振動数成分を歪めることなく、高振動数成分を減衰させる効果がある。このように、α法による陰的積分法により高い振動数成分を減衰させることが可能となる。
試験機−計算機オンライン試験の時間積分法として適用される本変形例のαOS法は、OS法とα法を組み合わせたものであり、そのn+1ステップでの基礎式を(10)式に示す。なお、陰的積分法に関する変位をX、陽的積分法に関する変位をX*で表している。以下の説明では、陽的積分法に関する変位を予測子変位と表す。(10)式の基礎式に(3)式から(5)式の関係を適用して時間積分が行われる。
Figure 2005201839
(10)式の左辺は、慣性力項、αで重み付けした減衰項、及びαで重み付けした復元力項の和であり、右辺はαで重み付けした外力である。また、復元力項は線形剛性に関する復元力項と、非線形剛性に関する復元力項の和である。
しかし、本変形例では、現ステップでの釣り合いを表す式となっており、試験機−計算機オンライン試験において、非線形部分は試験対象の実物モデル部2のみで、残りの数値モデル部3が線形の場合に適しているが、数値モデル部3にも非線形性がある場合には実用上で不適であった。その理由を以下に説明する。
(10)式の基礎式の、試験機−計算機オンライン試験への適用を考え、各マトリクスを試験体部分(実物モデル部2)に関するものとその他の部分(数値モデル部3)に関するものとに分ける。さらに、実物モデル部2の非線形剛性だけ分離した式を(11)式に示す。簡単のため減衰Cに関する項は省略する。添え字tとmは、それぞれ、実物モデル部2に関するものと数値モデル部3に関するものとを示す。
Figure 2005201839
(11)式の左辺に含まれる実物モデル部2の非線形剛性からなるマトリクスは未知であり、実物モデル部2を載荷した結果から定める必要がある。予測子変位Xt,n+1*に至るまで実物モデル部2を加振した時の実物モデル部2からの反力からなるベクトルをFt,n+1とすると、Ft,n+1は(12)式のように実物モデル部2の線形剛性K0と非線形剛性Kからなるマトリクスと予測子変位の積になる。
Figure 2005201839
αOS法による振動方程式は、(11)式と(12)式とから、n+1ステップでの陰的積分法に関する変位を未知数として(13)式のように書ける。
Figure 2005201839
(13)式の左辺の係数マトリクスが一定、すなわち、数値モデル部の剛性係数Kmm,Kmt,Ktm,が一定であれば、(13)式の未知変位は簡単に算定できる。しかし、数値モデル部の剛性係数が未知変位に依存する場合、すなわち、(13)式の左辺の係数マトリクスが非線形であれば、次の手順で反復演算を行なう必要がある。
(1)未知変位を仮定し、
(2)仮定した未知数に対して剛性係数を予測し、
(3)(3)式の係数マトリクスを計算し、
(4)前記(3)の逆マトリクスを作成し、
(5)前記(4)を右辺に乗じて変位を求め、
(6)前記(4)の変位と仮定した未知数とが十分近づくまで繰り返す。
本変形例で未知変位を求める場合、例えば変位と荷重とが図3に示すような関係であった場合には、荷重Pに対して、変位はU1、U2、U3と複数存在し、一意的に求まらない場合があり、(13)式の係数マトリクスが非線形、すなわち、数値モデル部3にも非線形要素がある場合の実用に適していなかった。
次に、本発明の第1実施例による構造物の振動試験装置およびその試験方法を、図1、図3、図4を参照しながら説明する。図4は本発明の第1実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。
本実施例では、構造物の一部分のみの振動試験と振動応答数値解析を組み合わせて行なう構造物の振動試験装置およびその方法に係り、実物モデル部以外にも非線形要素がある場合の試験機−計算機オンライン試験を行なうに際し、実用可能な振動応答解析手段を備えた構造物の振動試験装置及びその振動試験方法を提供する。本実施例は、後述するように、評価対象構造物全体が大規模で複雑な形状をしている場合に好適である。
本実施例の対象となる非線形構造物の数値解析では、非線形有限要素法が使用される。反復計算のアルゴリズムは、例えばNewton Raphson法のように、増分変位を未知数とする増分形式の釣り合い方程式に基づいている。応力とひずみの変化を関係づける構成則が経路依存性を持つ場合は、増分形式でなければならない。また、小さい増分荷重に対する小さい増分変位を求める荷重制御と、小さい増分変位に対する小さい荷重増分を求める変位制御を使い分けることにより、図3のような複雑な荷重変位関係を追跡することが可能である。
数値モデル部3にも非線形要素がある場合には、試験機−計算機オンライン試験を行なうに際して、試験機−計算機オンライン試験の数値モデル部3の解法に非線形有限要素法を導入することが有効であるが、非線形有限要素法と時間積分法の組み合わせで、試験機−計算機オンライン試験に直接組み込める定式化はなされていなかった。本実施例では、試験機−計算機オンライン試験に適した時間積分であるαOS法と非線形有限要素法を組み合わせるための定式化を行なっている。この定式化を以下に説明する。
未知数を増分表記した増分形式のαOS法の基礎式を(14)式に示す。(14)式は、(10)式の未知数をXn+1=Xn+ΔXnのように増分表記した上で、(15)式及び(16)式の関係式を代入して変形したものである。予測子は(3)式により求めることができる。(14)式は増分形式であるので、例えばNewton Raphson法のような収束性の良い収束反復手法が適用でき、複雑な経路の追跡が可能となる。
Figure 2005201839
Figure 2005201839
Figure 2005201839
本実施例の振動応答評価対象物である評価対象構造物1は、比較例で説明した図1に示すものと同一であり、振動試験の対象部分である実物モデル部2(試験体部)と、数値モデル化される部分である数値モデル部3(実物モデル部以外の部分)とからなっている。
実物モデル部2は図4に示すように加振機4によって加振される。加振機4には荷重計測手段を構成する荷重計測器6が備えられ、実物モデル部2から加振機4へ加わる反力が荷重計測器6により計測される。計測された反力は計算機5に入力される。また、数値モデル部3は数値モデル化されて計算機5に入力される。計算機5において指令信号が算出され、この指令信号が制御装置7に入力される。制御装置7は、加振機4の制御手段を構成するものであり、入力された指令信号に基づいて加振機4を制御する。
計算機5には外力保存手段12及び外力入力手段(図示せず)が備わっていて、振動応答評価対象物1に加わる地震力等の外力が保存されていると共に、外力の入力が可能となっている。外力保存手段12及び外力入力手段は、少なくとも何れか一方が備わっていることが必要である。
計算機5には、前記荷重計測手段で計測した荷重値と外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部と前記数値モデル部の境界点での変位を算出する指令変位算出手段13が搭載されている。指令変位算出手段13は、荷重計測手段6による荷重計測値、並びに外力保存手段12または外力入力手段による外力値を用いて、前記荷重計測時間から一定時間後の前記実物モデルと前記数値モデルとの境界点での変位を算出する。この算出された変位は指令変位となる。
計算機5には、指令変位算出手段13により算出された境界点での変位を目標値として加振機4への制御信号を生成する指令信号生成手段14が搭載されている。指令信号生成手段14は、指令変位算出手段13で算出された指令変位に基づいて加振機4への指令信号を生成し、指令信号出力手段10を介して指令信号を出力する。この指令信号は指令信号伝達手段11を介して加振機4の制御装置7に入力され、制御装置7はこの指令信号に基づいて加振機4を制御する。
計算機5には、ステップ制御手段15が搭載されている。外力値の入力、加振機指令変位の算出、加振機指令信号の生成、加振機指令信号の出力、荷重計測値の入力は、ステップ制御手段15により管理され、あらかじめ定めたステップ数に至るまで繰り返し実施される。
なお、荷重、加振機指令信号は例えば電圧信号として伝達される。その際、計測荷重の伝達手段8、加振機指令信号の伝達手段11はケーブル線である。また、荷重入力手段9はA/D変換器であり、指令信号出力手段10はD/A変換器である。しかし、これらの信号は他の形態であってもよく、それに応じて伝達手段、入出力手段も異なったものとなる。
指令変位算出手段13では、図4に示すように、次の手順により信号が算出される。ただし、以下の計算に必要なパラメータである係数αの値、解析時間刻みΔt、実物モデル部2の線形部分の剛性Ktt 0、数値モデル部3の数値モデルなどは、あらかじめ計算機5に付属するデータ入力手段(図示せず)から入力され、データ保存手段16に下記手順において利用可能なように保存されている。また、各時間ステップでの陰的積分法に関する変位、速度、加速度、予測子変位、外力、荷重も、下記手順において利用可能なようにデータ保存手段16に保存されている。
外力算出ステップ101において、外力保存手段12に保存され若しくは外力入力手段から入力された地震等の外力に基づいて、n+1ステップでの外力ベクトルPn+1が計算される。計算された外力ベクトルPn+1はデータ保存手段16に保存される。
一方、予測子変位算出ステップ102では、データ保存手段16に保存されるnステップまでの陰的積分法に関する加速度、速度、変位に基づいて、n+1ステップでの予測子変位X*t,n+1が(3)式により計算される。計算された予測子変位X*t,n+1はデータ保存手段16に保存される。
予測子変位算出ステップ102で算出された予測子変位X*t,n+1は指令信号生成手段14へ入力され、指令信号出力手段10と加振機4に応じて指令信号を生成する。指令信号生成手段14により生成された指令信号は、指令信号出力手段10を介して出力され、指令信号伝達手段11を介して加振機4の制御装置7に入力され、加振機4が予測子変位X*t,n+1になるまで駆動される。荷重計測手段6により計測された荷重計測値は、荷重伝達手段8により伝達されて荷重入力手段9を介して、計算機5に入力される。
反力ベクトル算出ステップ103では、荷重入力手段9を介して、計算機5に入力された荷重に基づき試験体の反力ベクトルFt,n+1を算出する。反力ベクトルFt,n+1はデータ保存手段16に保存される。
動的な荷重ベクトル算出ステップ104では、反力ベクトル算出ステップ103で算出された試験体の反力ベクトルFt,n+1と、予測子変位算出ステップ102により算出された予測子変位X*t,n+1と、外力算出ステップ101により算定された外力ベクトルPn+1と、データ保存手段16に保存されている1ステップ前までの陰的積分法に関する加速度、速度、変位、予測子変位、外力、荷重とより、(14)式に示す動的な荷重ベクトルF*n+1が算出される。
増分変位算出ステップ105では、陰的積分法に関する増分変位ベクトルΔXnをある条件で仮定し、この値に基づいて動的な剛性マトリクスK*n+1が求められ、動的な荷重ベクトル算定ステップ104で算出された動的な荷重ベクトルF*n+1とから、(14)式を満たすようなΔXnが反復計算等の適用により算出される。
応答算出ステップ106は、増分変位算出ステップ105により算出された陰的積分法に関する増分変位ベクトルΔXnと、データ保存手段16に保存されている前ステップまでの応答値とに基づいて、陰的積分法に関する増分速度ベクトルΔVn、陰的積分法に関する増分加速度ベクトルΔAn、現n+1ステップでの陰的積分法に関する応答変位ベクトルXn+1、応答速度ベクトルVn+1、応答加速度ベクトルAn+1等が算出される。
データ保存ステップ107では、応答算出ステップ106により算出された応答値をデータ保存手段16に保存する。
ステップ制御手段15は、ステップ0から始まり、上記の外力算出ステップ101からデータ保存ステップ107までを繰り返す毎にステップを1づつ増加させていき、あらかじめ指定したステップになるまで繰り返し実施する。
本実施例によれば、計算時間刻みを大きくとっても、安定で、高次モードを引き起こす実験誤差を抑制可能な試験機−計算機オンライン試験を実施することが可能である。さらに、本実施例では、増分変位を未知数とする釣り合い方程式を基礎式としているため、試験体部以外の数値モデル部が非線形復元力特性を持つ場合でも、収束性の良い収束反復手法の適用が可能となる。従って、数値モデル部が大規模化、非線形化した場合でも、解析負荷を増大させることなく、また、収束不能に陥ること無く、精度良い試験機−計算機オンライン試験の実現ができる。
なお、本実施例では、陰的時間積分にNewmarkβ法を適用したが、他の陰的積分法を適用してもよいし、陰的積分法に関する未知数を増分変位としたが、増分速度、増分加速度を未知数としてもよい。
次に、本発明の第2実施例を、図5を参照しながら説明する。図5は本発明の第2実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。この第2実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
第2実施例では、第1実施例の指令変位算出手段13に、(14)式におけるKtt を算定するため実験準備処理手段A17を追加したものである。実験準備処理手段A18は、予備加振変位作成手段121と、線形剛性算定手段122と、線形剛性保存手段123とを備えて構成されている。実験準備処理手段A17は加振自由度の数だけ以下のループを繰り返すものである。ここで、加振自由度jを1〜ndofとすると、Ktt はndof列ndof行のマトリクスになる。
(1)加振自由度jのみ変位Xpを設定し且つ他の自由度を0とする予備加振変位ベクトルを予備加振変位作成手段121で作成する。
(2)前記予備加振変位に基づいて、指令信号生成手段14で指令信号を生成する。
(3)前記指令信号に基づいて、指令信号出力手段10を介して加振機4の制御装置7に指令信号を入力し、加振機4を駆動する。
(4)荷重計測手段6で実物モデル部2の反力を計測する。
(5)荷重入力手段9を介して実物モデル部2の反力を計算機5へ入力する。
(6)実物モデル部2の反力のK成分Rkj(k=1〜ndof)と予備加振変位Xpとから線形剛性算定手段122により線形剛性Ktt kj=Rkj/Xp (k=1〜ndof)を算定する。
(7)線形剛性保存手段123により線形剛性Ktt kj(k=1〜ndof)をデータ保存手段16に保存する。この保存された線形剛性は、データ保存手段16に保存され、更には指令変位算出手段13で変位算出に利用される。
(8)前記(1)〜(7)をndof回繰り返す。
第2実施例によれば、αOS法を適用する試験機−計算機オンライン試験における試験体部の線形剛性を精度よく、かつ、容易に求めることができるので、試験効率の向上と精度向上を図ることができる。
次に、本発明の第3実施例を、図6から図8を参照しながら説明する。図6は本発明の第3実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図、図7は同第3実施例における加振部分の説明図、図8は同第3実施例に用いる試験体の分割説明図である。この第3実施例は、次に述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の点については第1実施例と基本的には同一である。
第3実施例では、第1実施例の指令変位算出手段13に、(14)式におけるKtt を算定するため実験準備処理手段B18を追加したものである。実験準備処理手段B18は、試験体詳細モデルの線形剛性マトリクス算出手段131と、自由度縮退手段132と、線形剛性保存手段123とを備えて構成されている。また、第3実施例では試験体詳細モデルのデータベース133を備えている。以下の説明に、曲がりはり状の試験体部19(図7参照)を一例として引用する。この試験体部19は実物モデル部を構成する。図7では、1本の加振機4により、X方向20への加振が実施可能である。
試験体詳細モデルの線形剛性マトリクス算出手段131は、試験体詳細モデルのデータベース133を参照して、試験体部19の詳細な線形剛性マトリクスを算出する。この場合、有限要素法などにより、試験体部19を適切な数の数値モデルに分割し、各分割されたポイント毎の剛性からなるマトリクスを生成してもよい。分割ポイントがnであり、試験体の変形の自由度が1ポイントあたりmであるならば、n*m列、n*m行の試験体詳細モデルの線形剛性マトリクスが生成される。図7に示す試験体部19は、例えば図8のように有限要素法のはり要素等でモデル化され、n個のポイント21に分割して数値モデル化することができる。この場合、上記のように、n*m列、n*m行の試験体詳細モデルの線形剛性マトリクスが生成される。
次に、自由度縮退手段132について説明する。試験機−計算機オンライン試験では、ひとつの試験体部19は、固定点22と加振点23の2ポイントで表され、あたかもひとつの要素のように振る舞われる。加振自由度がm'であれば、2m'個の自由度を持つ仮想的な1要素として取り扱われる。図7では、試験体部19の加振自由度はX方向20だけであるので、試験機−計算機オンライン試験では、2自由度で表す必要がある。自由度縮退手段132は、例えばグヤンの縮退等の方法を適用して、試験体詳細モデルの線形剛性マトリクスから、試験機−計算機オンライン試験に必要な自由度の縮退線形剛性マトリクスを算出する。
線形剛性保存手段123は、自由度縮退手段132により算出された縮退線形剛性マトリクスをデータ保存手段16に指令変位算出手段13で利用可能なように保存する。
第3実施例によれば、αOS法を適用する試験機−計算機オンライン試験における試験体部19の線形剛性を精度よく且つ容易に求めることができるので、試験効率の向上と精度向上を図ることができる。
なお、以上の各実施例の説明では実物モデル部2及び加振機4の数を1としたが、一つの実物モデル部が複数個の加振機で加振されていても差し支え無い。また、実物モデル部3が複数個あっても差し支えない。
また、上記実施例は部分構造物として基礎に連結された部分を振動試験対象として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、構造物のどの部分であってもよい。
また、一つの計算機によって計算処理が行われるものとして説明してきたが、上記内容が実施できるのであれば、データの授受を行って複数個の計算機に分担させても差し支えない。計算機は一つのCPUを持つものに限定されず、例えば複数個のCPUを持つ、並列計算機を用いることも可能である。
更に、上記各実施例では計算機のデータの入出力装置、表示装置などは省略したが、これらは通常の計算機と同様のものが備わっている。また、上記各実施例では、数値モデル部の振動応答を計算されているので、これらの計算結果を計算機内または計算機に付属した記憶装置に保存して試験終了後に処理することもできる。また、試験中に逐次、計算機外に出力することも可能である。
また、上記各実施例の説明では、一軸の加振機を用いて説明したが、実際には数値モデルの境界自由度に対応した加振方法をとることが望ましい。例えば6軸加振機などを使用することもできる。
更には、上記第2及び第3実施例を組み合わせることが可能であり、その場合には、それぞれの効果を併せ持つ構造物の振動試験装置およびその振動試験方法を得ることができる。
比較例及び本発明の各実施例の評価対象構造物を示す模式図である。 比較例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。 評価対象構造物の荷重変位を説明する図である。 本発明の第1実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。 本発明の第2実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。 本発明の第3実施例の構造物の振動試験装置およびその試験方法の説明図である。 本発明の第3実施例における加振部分の説明図である。 本発明の第3実施例に用いる試験体の分割説明図である。
符号の説明
1…評価対象構造物、2…実物モデル部、3…数値モデル部、4…加振機(加振手段)、5…計算機、6…荷重計測手段、7…制御装置、8…荷重伝達手段、9…荷重入力手段、10…指令信号出力手段、11…指令信号伝達手段、12…外力保存手段、13…指令変位算出手段、14…指令信号生成手段、15…ステップ制御手段、16…データ保存手段、17…実験準備処理手段A、18…実験準備処理手段B、19…試験体部(実物モデル部)、20…加振方向であるX方向、21…分割点ポイント、22…固定点ポイント、23…境界点ポイント、101…外力算出ステップ、102…予測子変位算出ステップ、103…反力ベクトル算出ステップ、104…動的な荷重ベクトル算出ステップ、105…増分変位算出ステップ、106…応答算出ステップ、107…データ保存ステップ、121…予備加振変位作成手段、122…線形剛性算定手段、123…線形剛性保存手段、131…線形剛性マトリクス算出手段、132…自由度縮退手段、133…試験体詳細モデルのデータベース。

Claims (11)

  1. 評価対象構造物の一部分を構成する実物モデル部を加振するための加振手段と、
    前記加振手段によって前記実物モデル部に加えられる荷重を計測する荷重計測手段と、
    前記実物モデル部以外を構成する数値モデル部が数値モデル化して入力されると共に前記荷重計測手段で計測した荷重値が入力され、これらに基づいて前記加振手段への指令信号を生成して出力する計算機と、を備える構造物の振動試験装置において、
    計算機は、
    前記荷重計測手段で計測した荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部の変位を算出する指令変位算出手段と、
    前記指令変位算出手段により算出された変位を目標値として前記加振手段への指令信号を生成する指令信号生成手段と、
    前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理を周期的に実行するように制御するステップ制御手段とを備え、
    前記指令変位算出手段は、変位を算出するための振動方程式の時間積分にαOS法を使用すると共に、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づくものである
    ことを特徴とする構造物の振動試験装置。
  2. 前記指令変位算出手段は、前記荷重計測手段で計測した荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部と前記数値モデル部の境界点での変位を算出し、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式をひとつ前の時間ステップからの増分に基づくものとし、
    指令信号生成手段は、前記指令変位算出手段により算出された境界点での変位を目標値として前記加振手段への指令信号を生成するものとした
    ことを特徴とする請求項1に記載の構造物の振動試験装置。
  3. 前記荷重計測手段で計測した荷重値を前記指令変位算出手段に入力する荷重入力手段を前記計算機に備え、前記指令信号生成手段で生成した指令信号を前記加振手段へ出力する指令信号出力手段を前記計算機に備え、前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理の周期に合わせて前記荷重入力手段及び前記指令信号出力手段を動作するように制御するステップ制御手段としたことを特徴とする請求項1または2に記載の構造物の振動試験装置。
  4. 前記計算機は、係数αの値、解析時間刻み、前記実物モデル部の線形部分の剛性、前記数値モデル部の数値モデルを、前記指令変位算出手段の変位算出に利用可能なように保有するデータ保存手段を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の構造物の振動試験装置。
  5. 前記データ保存手段は、前記指令変位算出手段の変位算出に利用可能なように前記指令変位算出手段の各時間ステップでの陰的積分法に関する変位、速度、加速度、予測子変位、外力、荷重も保存するものであることを特徴とする請求項4に記載の構造物の振動試験装置。
  6. 前記指令変位算出手段は、次の(14)式と(3)式及びその定義を利用して前記指令変位算出手段により変位算出するものであることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の構造物の振動試験装置。
    Figure 2005201839
    Figure 2005201839
  7. 前記計算機は、予備加振変位作成手段、線形剛性算定手段及び線形剛性保存手段を有する実験準備処理手段を備え、
    予備加振変位作成手段は、加振自由度のみ変位を設定し且つ他の自由度を0とする予備加振変位を生成するものであり、
    前記指令信号生成手段は前記予備加振変位に基づいて指令信号を生成するものであり、
    前記線形剛性算定手段は、前記荷重計測手段で計測した荷重値及び前記予備加振変位に基づいて線形剛性を算出するものであり、
    前記線形剛性保存手段は、前記線形剛性算定手段で算出した線形剛性を、前記指令変位算出手段で利用可能なように保存するものである
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の構造物の振動試験装置。
  8. 前記計算機は、実物モデル部の線形剛性マトリクス算出手段、自由度縮退手段及び線形剛性保存手段を備え、
    前記線形剛性マトリクス算出手段は、前記実物モデル部のデータベースを参照して、実物モデル部の詳細な線形剛性マトリクスを算出するものであり、
    前記自由度縮退手段は、前記線形剛性マトリクスから、試験に必要な自由度の縮退線形剛性マトリクスを算出するものであり、
    前記線形剛性保存手段は、前記自由度縮退手段で算出した縮退線形剛性マトリクスを、前記指令変位算出手段で利用可能なように保存するものである
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の構造物の振動試験装置。
  9. 加振手段により評価対象構造物の一部分を構成する実物モデル部を加振し、
    前記加振手段によって前記実物モデル部に加えられる荷重を荷重計測手段により計測し、
    計算機に前記実物モデル部以外を構成する数値モデル部を数値モデル化して入力すると共に前記荷重計測手段で計測した荷重値が入力し、
    これらに基づいて前記加振手段への指令信号を計算機により生成する構造物の振動試験方法において、
    前記荷重計測手段で計測した荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部の変位を指令変位算出手段により算出し、
    前記指令変位算出手段により算出された変位を目標値として前記加振手段への指令信号を指令信号生成手段により生成し、
    前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理をステップ制御手段により周期的に実行するように制御し、
    前記指令変位算出手段による前記実物モデル部の変位の算出は、変位を算出するための振動方程式の時間積分にαOS法を使用すると共に、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づいて行なうようにした
    ことを特徴とする構造物の振動試験方法。
  10. 次の(14)式と(3)式及びその定義を利用して前記指令変位算出手段により変位算出することを特徴とする請求項9に記載の構造物の振動試験方法。
    Figure 2005201839
    Figure 2005201839
  11. 評価対象構造物の一部分を構成する実物モデル部を加振することによって計測した荷重値が入力されると共に前記実物モデル部以外を構成する数値モデル部が数値モデル化して入力される計算機を、
    前記荷重値と設定した外力値とに基づいて、前記荷重計測手段での計測時から所定時間後の前記実物モデル部の変位を算出し、この変位を算出するための振動方程式の時間積分にαOS法を使用すると共に、前記振動方程式の各時間ステップでの釣り合い方程式が前の時間ステップからの増分に基づく指令変位算出手段と、
    前記指令変位算出手段により算出された変位を目標値として前記加振手段への指令信号を生成する指令信号生成手段と、
    前記加振手段、荷重計測手段、指令変位算出手段及び指令信号生成手段による処理を周期的に実行するように制御するステップ制御手段として機能させるためのプログラム。
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