JP2005201485A - 可燃物を燻して焼却する可燃物焼却炉および可燃物焼却方法 - Google Patents

可燃物を燻して焼却する可燃物焼却炉および可燃物焼却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
可燃物を分別させず、有害物質を発生させずに燃焼運転が可能な可燃物焼却炉を提供する。
【解決手段】
容器1と、発熱体5と、第1管14と、排ガス処理部60とを具備する可燃物焼却炉を用いる。容器1は、可燃物の燃焼が内部で行われる。発熱体5は、前記容器1内に設けられ、前記可燃物に熱を供給する。第1管14は、一端を前記容器1に接続され、酸素を含む供給ガスが前記容器1へ向けて流れる。排ガス処理部60は、前記供給ガスと前記可燃物との燃焼により前記容器1から排出される排出ガスの水分を減少させた後、前記排出ガスと空気とを混合して、前記供給ガスとして前記第1管14へ向けて送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可燃物焼却炉および可燃物焼却方法に関し、特に、可燃物を燻して焼却する可燃物焼却炉および可燃物焼却方法に関する。
廃棄された可燃物を焼却して処理する可燃物焼却炉が知られている。ここで、可燃物とは、金属、ガラス及びセラミックスのような不燃物を除いた生ゴミを含む可燃物(以下、本明細書において「可燃物」という)である。従来の可燃物焼却炉は、焼却前に可燃物を分別する必要があり手間がかかる。また、運転には、燃料の供給や運転・監視作業が必要であり、燃料費や人件費のようなランニングコストがかかる。加えて、焼却に伴って生成される気体や固体残渣には、有害物質が含まれていることが多い。その場合、生成物が再利用されることは無く、更に処理が必要になることもある。
可燃物を分別することなく燃焼が可能な可燃物焼却炉が望まれる。ランニングコストの少ない運転が可能な可燃物焼却炉が望まれる。有害物質を発生させない可燃物焼却炉が求められる。焼却に伴って生成される気体や固体残渣を再利用可能な可燃物焼却炉が求められる。
関連する技術として、特開2001−304520号公報に、焼却炉及び焼却方法の技術が開示されている。この技術の焼却炉は、耐熱容器と、燃焼用空気の取入口と、流入空気制限手段と、磁石手段と、燃焼ガスの排出口とを有する。耐熱容器は、外部空間から略遮断された焼却処理室を形成する。取入口は、該耐熱容器の壁部に設けられて燃焼用空気を前記焼却処理室に自然吸気で取り入れる。流入空気制限手段は、該空気取入口を絞ることにより、前記焼却処理室への空気の流入量を制限する。磁石手段は、前記空気取入口から前記燃焼処理室に燃焼用空気を導く空気通路上に磁場を形成して、該燃焼用空気を磁気処理する。排出口は、前記焼却処理室の壁に設けられている。
特開平11−257632号公報に有害物質の生成を抑制した廃棄物の焼却処理方法の技術が開示されている。この技術の廃棄物の焼却処理方法は、焼却炉内の廃棄物に燃焼用空気を供給して該廃棄物を燃焼させて焼却する。その際、燃焼用空気を焼却炉内の廃棄物に導く過程において、該燃焼用空気に磁場を作用させる。
特開2002−242769号公報に燃焼性改善用磁気装置の技術が開示されている。この技術の燃焼性改善用磁気装置は、帯状の金属薄膜の片面側に、棒状磁石を長手方向に間隔をおいて複数箇所に配置している。エンジンや燃焼炉等の空気供給炉等に巻きつけて使用する。
特開2001−304520号公報 特開平11−257632号公報 特開2002−242769号公報
本発明の目的は、可燃物を分別することなく燃焼が可能な可燃物焼却炉および可燃物焼却方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、ランニングコストの少ない運転が可能な可燃物焼却炉および可燃物焼却方法を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、有害物質を発生させない運転が可能な可燃物焼却炉および可燃物焼却方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、焼却に伴って生成される液体や固体残渣を再利用可能な可燃物焼却炉および可燃物焼却方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、環境に対する負荷を低減した可燃物焼却炉および可燃物焼却方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために本発明の可燃物焼却炉は、容器(1)と、発熱体(5)と、第1管(14)と、排ガス処理部(60)とを具備する。容器(1)は、可燃物の燃焼が内部で行われる。発熱体(5)は、容器(1)内に設けられ、その可燃物に熱を供給する。第1管(14)は、一端を容器(1)に接続され、酸素を含む供給ガスが容器(1)へ向けて流れる。排ガス処理部(60)は、その供給ガスとその可燃物との燃焼により容器(1)から排出される排出ガスの水分を減少させた後、その排出ガスと空気とを混合して、その供給ガスとして第1管(14)へ向けて送出する。
上記の可燃物焼却炉において、排ガス処理部(60)は、気体の流れに対して直列に接続され、通過するその排出ガスのその水分を凝縮して貯蔵する複数の処理部(58)と、その水分を減少されたその排出ガスを吸い込み、第1管(14)へ向けて吐出する送風部(59)とを備える。
上記の可燃物焼却炉において、容器(1)が、第1域(乾燥域)と、第2域(炭化域)と、第3域(灰化域)とを含む。第1域(乾燥域)は、その可燃物中の水分が蒸発する。第2域(炭化域)は、第1域(乾燥域)の下部にあり、第1域(乾燥域)を経由したその可燃物が炭化される。第3域(灰化域)は、第2域(炭化域)の下部にあり、第2域(炭化域)を経由したその可燃物が灰化する。
上記の可燃物焼却炉において、第3域(灰化域)は、第2域(炭化域)の下部にあり、第2域(炭化域)を経由したその可燃物が相対的に相対的に低温で灰化する低温灰化域と、その低温灰化域の下部にあり、その低温灰化域を経由したその可燃物が相対的に高温で灰化する高温灰化域とを含む。
上記の可燃物焼却炉において、第1域(乾燥域)は、第1中心温度を有する第1温度範囲にある。第2域(炭化域)は、第2中心温度を有する第2温度範囲にある。第3域(灰化域)は、第3中心温度を有する第3温度範囲にある。その第1中心温度<その第2中心温度<その第3中心温度である。
上記の可燃物焼却炉において、第3温度範囲は、900℃〜1200℃である。
上記の可燃物焼却炉において、その第1温度範囲は、200℃〜400℃である。その第2温度範囲は、400℃〜900℃である。
上記の可燃物焼却炉において、発熱体(5)は、第3域(灰化域)内に設けられている。
上記の可燃物焼却炉において、第1管(14)が容器(1)に接続した開口部は、第3域(灰化域)の近傍に設けられている。
上記の可燃物焼却炉において、容器(1)は、第3域(灰化域)における容器(1)の底部に平行な面の面積が、容器(1)の下部へ向かって単調に減少するよう第3域(灰化域)の領域を制限する仕切板(17)を備える。
上記の可燃物焼却炉において、第1管(14)に取り付けられ、第1管(14)の内部を通るその供給ガスに第1管(14)を介して磁力を及ぼす磁石(4)とを更に具備する。
上記課題を解決するために、本発明の可燃物焼却方法は(a)〜(e)ステップを具備する。(a)ステップは、可燃物を投入された炉に供給ガスを供給する。(b)ステップは、炉(1)内に設けれた発熱体(5)を発熱させてその可燃物に着火する。(c)ステップは、炉(1)でその可燃物の燃焼を行う。(d)ステップは、その燃焼により炉(1)から排出される排出ガスの水分を減少させる。(e)ステップは、その排出ガスと、酸素を含む空気とを混合し、その供給ガスとする。
上記の可燃物焼却方法において、(c)ステップは、(c1)所定の条件が満たされたとき、発熱体(5)の発熱を停止するステップを備える。
上記の可燃物焼却方法において、(c)ステップは、(c2)〜(c4)ステップを具備する。(c2)ステップは、第1中心温度を有する第1温度範囲にある第1域(乾燥域)において、その可燃物中の水分を蒸発させる。(c3)ステップは、第2中心温度を有する第2温度範囲にある第1域(乾燥域)の下部の第2域(炭化域)において、第1域(乾燥域)からのその可燃物を炭化する。(c4)ステップは、第3中心温度を有する第3温度範囲にある第2域(炭化域)の下部の第3域(灰化域)において、第2域(炭化域)からのその可燃物を灰化する。
上記の可燃物焼却方法において、その第1中心温度、その第2中心温度及びその第3中心温度の関係は、その第1中心温度<その第2中心温度<その第3中心温度である。
上記の可燃物焼却方法において、第3温度範囲は、900℃〜1200℃である。
上記の可燃物焼却方法において、その供給ガスは、第3域(灰化域)の近傍に供給される。
上記の可燃物焼却方法において、炉(1)は、第3域(灰化域)における炉(1)の底部に平行な面の面積が、炉(1)の下部へ向かって単調に減少するよう第3域(灰化域)の領域を制限する仕切板(17)を備える。
本発明により、可燃物を分別することなく、有害物質を発生させずに、低いランニングコストで可燃物の燃焼が可能となる。その可燃物の焼却に伴って生成される気体や液体、固体残渣を再利用することが出来る。そして、可燃物の燃焼の際の環境に対する負荷を低減することが可能となる。
以下、本発明の可燃物焼却炉および可燃物焼却方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態の構成について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体及びその周辺の構成を示す側面図である。可燃物焼却炉50は、炉本体1、第1排ガス処理部12、配管14(c)、磁石4(c)を具備する。
炉本体1は、可燃物の燃焼を内部で行う耐熱製(鋼製)の容器である。可燃物投入口2、第1焼却物取出口7及び第2焼却物取出口25を有する。可燃物投入口2は、炉本体1の上部に設けられ、開閉可能な上蓋3を備えている。可燃物は、可燃物投入口2を介して炉本体1内部へ投入可能である。第1焼却物取出口7は、炉本体1の正面側の側面に設けられ、開閉可能な側蓋8を備えている。焼却後の焼却物は、第1焼却物取出口7から取出し可能である。第2焼却物取出口25は、炉本体1の底部に設けられ、取り出し(引き出し)可能なトレー26を備えている。焼却後の焼却物は、取っ手9を引っ張ることによりトレー26で取出し可能である。配線6(a,b)については後述する。
第1排ガス処理部12は、炉本体1から排出される排出ガスを冷却する。炉本体1の上部に固定され、炉本体1に配管11で接続されている。配管15a及びバルブ10aは、第1排ガス処理部12内に溜まった水分を必要に応じて取り出すために用いる。
配管14(c)については後述する。
図2は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体及びその周辺の構成を示す背面図(図1におけるD1の方向から見た図)である。
炉本体1は、発熱体として電熱棒5a及び5b、及びその制御部18を更に備える。電熱棒5a及び5bは、電力の供給により所望の温度で発熱し、炉本体1内の可燃物に熱を供給する。炉本体1内に、その底面と平行に延びている。ここでは、電熱棒が2本の例を示しているが、炉本体1の大きさにより、1本でも、3本以上でも良い。炉本体1の背面に露出した電熱棒5aの端部に、電力を供給する配線6a及び6bが接続されている。同様に、炉本体1の背面に露出した電熱棒5bの端部に、電力を供給する配線6c及び6dが接続されている。制御部18は、配線6a〜6dへの電力の供給を制御する。制御部18は、例えば、炉本体1の内部の所定の位置へ延びる温度センサ19の測定結果に基づいて、プログラム制御(電力のオン/オフ制御やPID制御)を行う温度調節器に例示される。単なるスイッチでも良い。
配管14a、14b及び14cは、酸素を含む供給ガス(例示:空気、後述の第1及び第2排ガス処理部で処理され循環する排出ガス、空気+前述の処理され循環する排出ガス)が炉本体1へ向けて流れる流路である。それぞれの一端を炉本体1に接続され、他端をそれぞれバルブ23a、23b及び23cを介して配管24aに接続している。炉本体1との接続部の直前には、それぞれ外面に磁石4a、4b及び4cが設けられている。ここでは、配管14は3本の例を示しているが、炉本体1の大きさにより、1本でも、3本以上でも良い。
磁石4a、4b及び4cは、それぞれ、対応する配管(14a、14b及び14c)の表面に、配管(14a、14b及び14c)の中心軸へ同じ種類の極(例示:N極)を向けた複数の永久磁石(図示されず)を含む。磁石4a、4b及び4cは、それぞれ配管14a、14b及び14c内に磁界を形成し、内部を通る供給ガスに配管14a、14b及び14cを介して磁力を及ぼす。この部分の配管14a、14b及び14cは、非磁性の材料で形成される。ひとつの磁石の強さは、例えば、供給ガスに対する効果の観点から1000ガウス以上が好ましい。上限は特に制限はないが、設計の関係から5000ガウス以下が好ましい。より好ましくは、2000ガウス〜3000ガウスである。なお、磁石4a、4b及び4cは、電磁石で代用することも可能である。
この磁石4a、4b及び4c付きの配管14a、14b及び14cを通る供給ガスは、磁場の影響を受けて活性化し、一部はマイナスイオン化されていると考えられる。
配管24aは、配管24bの一端に接続している。配管24bは、一端を配管24aに、他端を後述の第2排ガス処理部60に接続している。第2排ガス処理部60から排出された供給ガスは、配管24b、24aを介して各配管14a、14b及び14cへ流れる。
第1排ガス処理部12は、一端を第2排ガス処理部60に接続した配管21を更に備える。第1排ガス処理部12は、配管21を介して冷却された排出ガスを第2排ガス処理部60へ送出する。
他は、図1で説明した通りである。
図3は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態の炉本体及びその周辺の構成を示す断面図(図2におけるI−I断面図)である。
炉本体1は、その上面、側面、及び底面が2重構造になっている(図4も参照)。そのため、内部の熱が外部へ逃げるのを防止することができる。加えて、最外表面の温度を低く抑えられ、作業者に対し安全である。2重構造を構成する2つの壁の間に断熱材を充填しても良い。熱効率が向上し、作業もより安全となる。
炉本体1は、仕切板17を備える。仕切板17は、逆さの角錘台の表面と同様の形状(角型のすり鉢状)を有する。仕切板17のこの形状の領域は、非常に高温になる。それに対応して、熱の流出を防ぐため、かつ、その領域の可燃物の密度を高めるために壁面から離し、炉本体1の底部中心へ可燃物が集まる構造になっている。仕切板17は、配管4(a、b、c)からの供給ガスが炉本体1の燃焼領域1aに到達可能なように、且つ、所定の量の焼却物がトレー26へ落ちることが可能なように、複数の孔を有する。更に、第1焼却物取出口7の側には、第1焼却物取出口7から焼却物を取り出すことが可能な開口部7aが設けられている。
第1排ガス処理部12は、内室12a及び内室12bを備える。内室12aは、水を含み、第1排ガス処理部12底部にある。配管11を介して炉本体1から供給された排出ガスを、水との熱交換により冷却する。熱交換効率の向上のためにひだ状の板やフィンを内部に設けても良い。熱交換により、排出ガス中の煙分(水蒸気)のある程度の量が水中に取り込まれる。第1排ガス処理部12は、外気に接しているので、排出ガスを冷やすことができる程度に低い温度になっている。ただし、水については、当所水を入れず、煙(排出ガス)中の水分が凝縮して溜まっていくものを利用しても良い。水が増えすぎた場合には、図2の配管15aから排出する。内室12bは、隔壁13a及び隔壁13bで形成され、第1排ガス処理部12上部にあり、配管21と接続している。その内部へ流れ込む冷却された排出ガスを配管21へ導く。
他は、図1又は図2で説明した通りである。
図4は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態の炉本体の構成を示す断面図(図2におけるII−II断面図)である。
電熱棒5a及び5bは、炉本体1の背面から正面側へ、互いに平行に延びている。電熱棒5a及び5bは、炉本体1の一方の側面から他方の側面へ延びるように設けても良い。電力の供給により所望の温度で発熱し、炉本体1内の可燃物に熱を供給する。炉本体1内に、その底面と平行に延びている。炉本体1の背面に露出した電熱棒5aの端部に、電力を供給する配線6a及び6bが接続されている。同様に、炉本体1の背面に露出した電熱棒5bの端部に、電力を供給する配線6c及び6dが接続されている。
他は、図1乃至図3のいずれかで説明した通りである。
図5は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態の第2排ガス処理部の構成を示す側面図であり、消煙部58については透視図である。
第2排ガス処理部60は、第1排ガス処理部12から排出された排出ガスを配管21に接続された配管51を介して供給される。その排出ガスを更に冷却し、その水分及び粉塵を除去する。そして、酸素を含む気体とを混合して、供給ガスとして配管24bへ向けて排出する。配管21、配管24b及び配管62に接続されている。配管21は第1排ガス処理部12に、配管24bは配管24aにそれぞれ接続されている。配管62は、バルブ63を有し、第2排ガス処理部60内に溜まった水分を必要に応じて取り出すために用いる。
第2排ガス処理部60は、消煙部58及び送風部59を備える。消煙部58は、配管21及び配管51を介して供給された排出ガスを更に冷却し、その水分及び粉塵を除去する。送風部59は、配管55を介して消煙部58の排出ガスを引き込み、配管56を介して再び消煙部58へ送出する。排煙部58は、供給された排出ガスの水分及び粉塵を更に除去し配管57経由で配管24bへ送出する。すなわち、送風部59は、炉本体1、第1排ガス処理部12、及び第2排ガス処理部60の間での気体の循環を補助している。送風部59は、供給される電力で動作するモータ部59bにより、ファン部59aを回転させる。送風の速度は、送風部29と同様である。
消煙部58は、内室58a、58b、58c、58d、58e及び58fを備える。各部屋は、隣接する部屋と隔壁52a(53a)、52b、52c、53b、52dで隔てられている。ただし、消煙部58の底部には隔壁は無く、すべての内室は、液体が移動可能につながっている。内室58aは、水を含み、消煙部58の一方の端にある。消煙部58の上部に接続された配管51は、内室58a内に延びている。配管21を介して第1排ガス処理部12から供給された排出ガスは、水との熱交換により冷却される。それにより、排出ガス中の煙分(水蒸気)のある程度の量が水中に取り込まれる。
内室58bは、水を含み、内室58aに隣接している。内室58aの底部から液体中を伝って内室58bに達した排出ガスは、内室58bの水との熱交換により冷却される。それにより、排出ガス中の煙分(水蒸気)のある程度の量が水中に取り込まれる。排出ガスは、送風部59のファン59aにより、内室58bに接続された配管55から吸い出され、配管56を介して内室58cへ吐出される。
内室58cは、水を含み、内室58bに隣接している。配管56を介して供給された排出ガスを、水との熱交換により冷却する。それにより、排出ガス中の煙分(水蒸気)のある程度の量が水中に取り込まれる。
内室58dは、水を含み、内室58cに隣接している。内室58cの底部から液体中を伝って内室58dに達した排出ガスは、内室58dの水との熱交換により冷却される。それにより、排出ガス中の煙分(水蒸気)のある程度の量が水中に取り込まれる。
ただし、内室58a〜28dの水については、当所水を入れず、煙中の水分が凝縮して溜まっていくものを利用しても良い。また、当所水ではなく、適当な薬剤(中和用の水溶液など)を入れていてもよい。熱交換効率の向上のためにひだ状の板やフィンを内部に設けても良い。
内室58eは、水を含み、内室58cに隣接し、内室58dの上部にある。内室58dから隔壁53bを伝って内室58eに達した排出ガスは、配管57を介して配管24bへ送出される。その際、配管57から配管24bへ排出ガスを送り込む気体の流れの勢いを利用して、配管57と接合する配管24bの端部(一部開口)から、空気を導入する。すなわち、第2排ガス処理部60は、水分及び粉塵を除去された排出ガスと空気(酸素を含む気体)とを混合し、配管14a、14b及び14cへ向けて配管24b及び24a経由でその混合ガスを供給ガスとして排出する。
なお、内室58fは、消煙部58内の液面の高さを測る部屋である。外側の壁面にガラス製又は樹脂製の透明な板70がはめ込まれている。消煙部58に所定の溶液を供給可能な液供給口61が配管56にも受けられている。
なお、第2排ガス処理部は、炉本体1から排出される排出ガス中の水分を減少させ、水分が減少した排出ガスと空気とを混合して炉本体1へ循環できる機能を有していれば、他の構成を有していても良い。
この可燃物燃焼炉50における燃焼の原理について図6を参照して説明する。
図6は、本発明の可燃物燃焼炉における燃焼の状況を説明する概念図である。各符号は図1〜図4と同様である。炉本体1内部は、温度及び可燃物の燃焼状態から図のような未燃域、乾燥域、炭化域、灰化域(低温灰化域、高温灰化域(第1高温域、第2高温域))に分けることができる。
未燃域は、可燃物に特に変化のない領域である。その温度は、例えば、150℃〜200℃程度である。乾燥域(第1域)は、可燃物の固形物表面の水分が蒸発し、更にその下部では固形物内部の水分が蒸発する領域である。その温度は、例えば200℃〜400℃である。炭化域(第2域)は、固形物中の揮発分(例示:可燃性ガス、炭化水素ガス)が揮発する領域である。その温度は、例えば400℃〜900℃である。揮発した成分は、その多くは、炉壁に付着する。その後、輻射熱などにより炭化して最終的に灰化域へ入る。灰化域(第3域)は、低温灰化域及び高温灰化域を含み、水分や揮発分が抜けた可燃物が燻焼(酸化)により分解し、灰化している領域である。その温度は、例えば900℃〜1200℃である。可燃物が発火、灰化し、最終的にセラミック状に分解される。そして、大きく減容されて底部へ向かって移動する。
ただし、低温灰化域は、温度が相対的に低く、例えば900℃〜1000℃である。主に第1高温域の炉壁からの輻射熱により燻焼(酸化)分解し、灰化が起こっている。高温灰化域の第1高温域は、燻焼(酸化)分解し、灰化する時の温度が相対的に高く、例えば1000℃〜1200℃である。第1高温域の炉壁からの輻射熱に加えて、第2高温域の炉壁からの輻射熱によっても燻焼(酸化)分解が起こっている。この第1高温域は、配管14a〜14cの吹出口のすぐ横であり、酸素の量が他の領域に比較して相対的に多い。加えて、電熱棒5a及び5bの含まれる領域である。従って、最も分解反応が進む箇所である。第2高温域は、燻焼(酸化)分解時の温度が相対的に低く、例えば800℃〜900℃である。主に第1高温域からの輻射熱により燻焼(酸化)分解が起こっている。配管14a〜14cの吹出口からでてくる酸素が、磁石4a〜4cにより活性化(例示:マイナスイオン化)されていることも、上記灰化に効果がある。
灰化域のプロセスは、通常の大きな火炎を伴う燃焼による焼却とは異なり、大きな火炎の発生がほとんど起こらない。すなわち、局所的な発火で可燃物を燻焼(酸化)により分解させるプロセスと考えられる。可燃物が詰まっていて十分な酸素が供給されないが、水分を除去した気体(供給ガス)を供給しているため、炉壁から輻射した赤外線が充分に可燃物に浸透してその周辺が高温を発生し、炎を出さずにセラミック状の粉体が形成される。
可燃物は、灰化域において大きく減容されて底部へ向かって移動して行くので、それに連れて炭化域の可燃物は灰化域へ移動する。それに伴い、乾燥域の可燃物は炭化域へ移動し、未燃域の可燃物は乾燥域へ移動する。このようにして、連続的に燃焼が行われ、すべての可燃物が燃焼する。従って、未燃域に連続的に可燃物を投入すれば連続的に可燃物の処理を行うことができる。
次に、本発明の可燃物焼却方法の実施の形態(可燃物焼却炉の実施の形態の動作)について説明する。
図7は、本発明の可燃物焼却方法の実施の形態を示すフロー図である。
まず、可燃物焼却炉50の炉本体1の可燃物投入口2から可燃物を炉本体1に投入し、上蓋3を閉じる(ステップS01)。このとき、側蓋8は閉じている。バルブ23a〜23cは開とし、バルブ15a、15bは閉とする。
次に、第2排ガス処理部60の送風部59の電源をONにする(ステップS02)。これにより、空気が配管24b−配管24a−配管14a〜14c−炉本体1−配管11−第1排ガス処理部12−配管21−第2排ガス処理部60の経路で循環する。酸素を含む気体としての空気が配管14a〜14cを通過するとき、空気は磁石4a〜4cにより磁力を及ぼされる。これにより、空気内に含まれる成分(例示:酸素や二酸化炭素)が活性化される。一部はマイナスイオン化される。その空気は、炉本体1にへ供給される。
続いて、電熱棒5a及び5bをONにし所定の温度にする(ステップS03)。電熱棒5a及び5bのON又はOFFは、制御部18で制御しても良いし、ユーザが行っても良い。
電熱棒5a及び5bのONにより、その付近の可燃物の温度が上昇する。それにより、まず可燃物の固形物表面の水分が蒸発、その後内部の水分が蒸発する。そして、ある温度で発火する。これにより、炉本体1内での燃焼が開始される(ステップS04)。
燃焼の初期では、灰化域(図6)が十分に形成されていないので、電熱棒5a及び5bを所定の温度で運転しておく。そして、灰化域が形成された時点で、電熱棒5a及び5bをOFFする(ステップS05)。灰化域が形成された時点は、例えば、所定の時間経過後、或いは、温度センサ19で計測される温度が所定の温度になることで判断する。燃焼については、図6における説明の通りである。
燃焼を終了させる場合、第2排ガス処理部60の送風部59をOFFする(ステップS06)。これにより、酸素を含み磁界内を通過した気体の供給が停止されるので、燻焼(酸化)による分解が停止する。
温度が十分に低くなった時点で、第1焼却物取出口7から焼却後の焼却物を取り出す。トレー26を引き出して焼却後の焼却物を取り出す(ステップS07)。更にバルブ10a及びバルブ10bを開け、第1排ガス処理部12及び第2排ガス処理部60内の液体を取り出す(ステップS08)。
このようなプロセスで、可燃物が燃焼される。
燃焼中に発生する排出ガスは、装置内を循環するため、装置の外に排出されることはほとんどない。加えて、燃焼中に発生する排出ガスは、装置内を循環するため、セラミック状の焼却物のある領域や局所的な高温(900℃〜1200℃)の領域を通る。そのため、ダイオキシンに例示される有害物質の多くは分解されるか、又は、セラミック状の焼却物に吸着されると推定される。従って、ダイオキシンのような有害物質を含んだ排出ガスは極めて少ない。
焼却後の焼却物(残留灰)は、セラミック状の粉体である。一部有形のものもあるが非常に脆く、簡単に紛体になる。これらの主成分は、酸化カルシウム、二酸化珪素、酸化アルミニウムなどの無機物である。それらは、振動を与えることにより、多量のマイナスイオンを発生する特性を有する。また、ガスの吸着性に優れ、一般的にセラミック消臭剤として使用されているゼオライトよりも高い消臭効果を示す。
焼却物を各種建材(例示:石膏ボード用添加剤、塗料、壁紙)に応用することで、消臭効果、マイナスイオン効果を有する建材を製造することができる。また、単に消臭材として各種場所(例示:下駄箱、トイレ、ゴミ置き場、工場、鶏舎、畜舎)において用いることも可能である。
排ガス処理部に蓄積されている水(液体、必要に応じて固形分をろ過したもの)は、いわゆる木酢液(チャコールウォーター)と同様の特性を示す。例えば、防腐性、防虫性、殺菌性、消臭性である。すなわち、この水(液体)は、これらの性質を利用した防腐剤、防虫剤、殺菌剤、消臭剤に応用することができる。また、アトピー性皮膚炎の炎症部に塗布することにより炎症の状態を大幅に改善できる効果も見出されている。
本発明の可燃物焼却炉及び焼却方法は、非常に高温で焼却するので、可燃物であれば、特に分別することなく燃焼することが可能である。すなわち、分別にかかる作業を省略することができる。
本発明の可燃物焼却炉及び焼却方法は、排出される排出ガスの量が非常に少なく、排出ガス中に含まれる有害物質の量が極めて少ない。すなわち、環境に対する負荷が少なく安全な装置及び方法である。
本発明の可燃物焼却炉及び焼却方法は、バーナーのような燃料を使用する機器を使用していないので、燃料消費量がゼロである。加えて、初期に電熱棒を使用する以外は、電力消費の少ない送風部(例示:送風ファン)しか電力を消費しないので、電力消費量が小さい。すなわち、ランニングコストが低く、省エネルギーである。
本発明の可燃物焼却炉及び焼却方法は、可燃物を燃焼により1/200〜1/300に減容するので、最終的に処分する廃棄物の量を著しく少なくすることができる。加えて、上記のように生成した焼却物(残留灰)や液体は、特有の性質を有している。そのため、それらをリサイクル利用することが可能である。すなわち、資源のリサイクルに役立つ。
図1は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体及びその周辺の構成を示す側面図である。 図2は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体及びその周辺の構成を示す背面図である。 図3は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体及びその周辺の構成を示す断面図である。 図4は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態における炉本体の構成を示す断面図である。 図5は、本発明の可燃物焼却炉の実施の形態の第2排ガス処理部の構成を示す側面図である。 図6は、本発明の可燃物燃焼炉における燃焼の状況を説明する概念図である。 図7は、本発明の可燃物焼却方法の実施の形態を示すフロー図である。
符号の説明
1 炉本体
1a 燃焼領域
2 可燃物投入口
3 上蓋
4(a,b,c) 磁石
5(a,b) 電熱棒
6(a,b,c,d) 配線
7 第1焼却物取出口
7a 開口部
8 側蓋
9 取っ手
10 バルブ
11、14(a,b,c)、15、21、24(a,b)、51、55、56、57、62 配管
12 第1排ガス処理部
12a、12b 内室
13a、13b、13c 隔壁
17 仕切板
18 制御部
19 温度センサ
23(a,b,c) バルブ
25 第2焼却物取出口
26 トレー
50 可燃物焼却炉
58 消煙部
58a、58b、58c、58d、58e、58f 内室
52a、53a、52b、52c、53b、52d 隔壁
59 送風部
59a ファン部
59b モータ部
60 第2排ガス処理部
63 バルブ

Claims (18)

  1. 可燃物の燃焼が内部で行われる容器と、
    前記容器内に設けられ、前記可燃物に熱を供給する発熱体と
    一端を前記容器に接続され、酸素を含む供給ガスが前記容器へ向けて流れる第1管と、
    前記供給ガスと前記可燃物との燃焼により前記容器から排出される排出ガスの水分を減少させた後、前記排出ガスと空気とを混合して、前記供給ガスとして前記第1管へ向けて送出する排ガス処理部と
    を具備する
    可燃物焼却炉。
  2. 請求項1に記載の可燃物焼却炉において、
    前記排ガス処理部は、
    気体の流れに対して直列に接続され、通過する前記排出ガスの前記水分を凝縮して貯蔵する複数の処理部と、
    前記水分を減少された前記排出ガスを吸い込み、前記第1管へ向けて吐出する送風部と
    を備える
    可燃物焼却炉。
  3. 請求項1又は2に記載の可燃物焼却炉において、
    前記容器が、
    前記可燃物中の水分が蒸発する第1域と、
    前記第1域の下部にあり、前記第1域を経由した前記可燃物が炭化される第2域と、
    前記第2域の下部にあり、前記第2域を経由した前記可燃物が灰化する第3域と
    を含む
    可燃物焼却炉。
  4. 請求項3に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第3域は、
    前記第2域の下部にあり、前記第2域を経由した前記可燃物が相対的に相対的に低温で灰化する低温灰化域と、
    前記低温灰化域の下部にあり、前記低温灰化域を経由した前記可燃物が相対的に高温で灰化する高温灰化域と
    を含む
    可燃物焼却炉。
  5. 請求項3又は4に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第1域は、第1中心温度を有する第1温度範囲にあり、
    前記第2域は、第2中心温度を有する第2温度範囲にあり、
    前記第3域は、第3中心温度を有する第3温度範囲にあり、
    前記第1中心温度<前記第2中心温度<前記第3中心温度である
    可燃物焼却炉。
  6. 請求項5に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第3温度範囲は、900℃〜1200℃である
    可燃物焼却炉。
  7. 請求項5又は6に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第1温度範囲は、200℃〜400℃であり、
    前記第2温度範囲は、400℃〜900℃である
    可燃物焼却炉。
  8. 請求項3乃至7のいずれか一項に記載の可燃物焼却炉において、
    前記発熱体は、前記第3域内に設けられている
    可燃物焼却炉。
  9. 請求項3乃至8のいずれか一項に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第1管が前記容器に接続した開口部は、前記第3域の近傍に設けられている
    可燃物焼却炉。
  10. 請求項3乃至9のいずれか一項に記載の可燃物焼却炉において、
    前記容器は、
    前記第3域における前記容器の底部に平行な面の面積が、前記容器の下部へ向かって単調に減少するよう前記第3域の領域を制限する仕切板を備える
    可燃物焼却炉。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の可燃物焼却炉において、
    前記第1管に取り付けられ、前記第1管の内部を通る前記供給ガスに前記第1管を介して磁力を及ぼす磁石と
    を更に具備する
    可燃物焼却炉。
  12. (a)可燃物を投入された炉に供給ガスを供給するステップと、
    (b)前記炉内に設けられた発熱体を発熱させて前記可燃物に着火するステップと、
    (c)前記炉で前記可燃物の燃焼を行うステップと、
    (d)前記燃焼により前記炉から排出される排出ガスの水分を減少させるステップと、
    (e)前記排出ガスと、酸素を含む空気とを混合し、前記供給ガスとするステップと
    を具備する
    可燃物焼却方法。
  13. 請求項11に記載の可燃物焼却方法において、
    前記(c)ステップは、
    (c1)所定の条件が満たされたとき、前記発熱体の発熱を停止するステップを備える
    可燃物焼却方法。
  14. 請求項12又は13に記載の可燃物焼却方法において、
    前記(c)ステップは、
    (c2)第1中心温度を有する第1温度範囲にある第1域において、前記可燃物中の水分を蒸発させるステップと、
    (c3)第2中心温度を有する第2温度範囲にある前記第1域の下部の第2域において、前記第1域からの前記可燃物を炭化するステップと、
    (c4)第3中心温度を有する第3温度範囲にある前記第2域の下部の第3域において、前記第2域からの前記可燃物を灰化するステップと
    を備える
    可燃物焼却方法。
  15. 請求項14に記載の可燃物焼却方法において、
    前記第1中心温度、前記第2中心温度及び前記第3中心温度の関係は、
    前記第1中心温度<前記第2中心温度<前記第3中心温度である
    可燃物焼却方法。
  16. 請求項14又は15に記載の可燃物焼却方法において、
    第3温度範囲は、900℃〜1200℃である
    可燃物焼却方法。
  17. 請求項14乃至16のいずれか一項に記載の可燃物焼却方法において、
    前記供給ガスは、前記第3域の近傍に供給される
    可燃物焼却方法。
  18. 請求項14乃至17のいずれか一項に記載の可燃物焼却方法において、
    前記炉は、
    前記第3域における前記炉の底部に平行な面の面積が、前記炉の下部へ向かって単調に減少するよう前記第3域の領域を制限する仕切板を備える
    可燃物焼却方法。
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WO2007116598A1 (ja) * 2006-04-07 2007-10-18 Abe, Yumi 廃棄物の低温熱処理方法及び装置
WO2008029560A1 (fr) * 2006-09-04 2008-03-13 Takeshi Kawahara Appareil de traitement de déchets
JP2015163833A (ja) * 2014-01-28 2015-09-10 株式会社五常 低温熱分解処理炉、低温熱分解処理システム及び低温熱分解処理方法

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