JP2005201475A - 食肉盛付器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 食肉を皿に盛り付けた状態で保冷できるようにする。
【解決手段】 食肉11が盛り付けられる食肉盛付皿12と、この食肉盛付皿12を載せる支持台13との間に蓄冷剤収納室15を形成し、この蓄冷剤収納室15内に蓄冷剤16を収納する。この蓄冷剤16によって食肉盛付皿12上の食肉11を保冷することで、冷凍状態(又は半冷凍状態)の食肉11を盛り付けた場合でも、食肉11の形状や旨味を長時間に渡って保持できるようにする。その際、食肉盛付皿12を保冷カバー14で覆うことで、蓄冷剤16で冷やされた冷気を保冷カバー14内に閉じ込めて食肉11の保冷効果を向上させる。また、保冷カバー14に複数の取出口21を設けると共に、各取出口21を開閉する開閉カバー22を設け、保冷カバー14を食肉盛付皿12上に被せたままの状態で、保冷カバー14の取出口21を開放して食肉11を取り出せるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 食肉11が盛り付けられる食肉盛付皿12と、この食肉盛付皿12を載せる支持台13との間に蓄冷剤収納室15を形成し、この蓄冷剤収納室15内に蓄冷剤16を収納する。この蓄冷剤16によって食肉盛付皿12上の食肉11を保冷することで、冷凍状態(又は半冷凍状態)の食肉11を盛り付けた場合でも、食肉11の形状や旨味を長時間に渡って保持できるようにする。その際、食肉盛付皿12を保冷カバー14で覆うことで、蓄冷剤16で冷やされた冷気を保冷カバー14内に閉じ込めて食肉11の保冷効果を向上させる。また、保冷カバー14に複数の取出口21を設けると共に、各取出口21を開閉する開閉カバー22を設け、保冷カバー14を食肉盛付皿12上に被せたままの状態で、保冷カバー14の取出口21を開放して食肉11を取り出せるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、食肉を保冷する機能を備えた食肉盛付器に関するものである。
一般に、食肉スライサでスライスされた食肉は、平らに延ばした状態や折り畳んだ状態で皿等に盛り付けられるが、地域によっては、スライス肉をほぼ円筒状又は渦巻き状にロールした状態で皿等に盛り付ける方が好まれる場合がある。従来の食肉スライサでスライスした食肉をロール形状で盛り付ける場合には、作業者がスライス肉を手作業でロール形状に丸めて盛り付けるようにしている。しかし、スライス肉を、一枚一枚、手作業でロール形状に丸める作業は、非常に面倒であり、作業者に掛かる負担が大きい。しかも、かなり熟練した作業者でないと、スライス肉を能率良く均一な大きさのロール形状に丸めることができない。
そこで、特許文献1(特開2003−89095号公報)に記載されているように、食肉スライサのスライス用刃物の近傍に、スライス肉をほぼ円筒状又は渦巻き状にロールする肉片ロール装置を設けて、肉塊をスライス用刃物でスライスしながら、そのスライス肉を肉片ロール装置で能率良く均一なロール形状に丸めるようにしたものがある。
上記特許文献1の食肉スライサを用いて、冷凍状態又は半冷凍状態の食肉をスライスしてロール形状に丸めることによって、スライス肉をロール形状の状態で皿等にきれいに盛り付けることができる。
特開2003−89095号公報(第2頁等)
皿に盛り付けられたロール形状のスライス肉は、薄くても、冷凍状態又は半冷凍状態であるが故にそのロール形状を維持できるが、これを皿に盛り付けて食卓等に並べると、ロール形状のスライス肉がその内外両面側から室温に晒されて、すぐに解凍されてしまう。その結果、皿上のスライス肉は、すぐにロール形状を維持できなくなって、形崩れしてしまい、見栄えが悪くなる。しかも、食肉が解凍されると、食肉から水分(肉汁)が溶け出るため、食肉の旨味成分が減少して味が悪くなる。
本発明は、これらの事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、皿に盛り付けた食肉の形状や旨味を従来よりも長い時間保持することができる食肉盛付器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の食肉盛付器は、食肉が盛り付けられる食肉盛付皿と、この食肉盛付皿の下面側に設けられた蓄冷剤収納室とを備え、この蓄冷剤収納室に出し入れ可能に収納した蓄冷剤によって食肉盛付皿上の食肉を保冷するようにしたものである。このようにすれば、食肉を食肉盛付皿に盛り付けた状態で蓄冷剤によって保冷することができるため、冷凍状態又は半冷凍状態の食肉を盛り付けた場合に、その食肉が室温ですぐに解凍されてしまうことを防止することができて、食肉の形状や旨味を従来よりも長い時間保持することができる。
この場合、請求項2のように、食肉盛付皿上に保冷カバーを被せるようにしても良い。このようにすれば、蓄冷剤で冷やされた冷気を食肉盛付皿と保冷カバーとの間に閉じ込めることができるため、食肉を保冷できる時間を延ばすことができる。また、保冷カバーによって食肉盛付皿上の食肉盛り付けスペース全体を低温状態に維持することができるため、食肉盛付皿に食肉を積み上げて盛り付ける場合に上段側となる食肉も効果的に保冷することができる。
また、請求項3のように、保冷カバーは、食肉盛付皿上に被せた状態で、その一部分を開閉できるように構成しても良い。このようにすれば、食肉盛付皿上の食肉を取り出す際に、保冷カバーを食肉盛付皿上に被せたままの状態で、保冷カバーを部分的に開放して食肉を取り出すことができるため、保冷カバー全体を開放して食肉を取り出す場合に比べて、食肉盛付皿上の食肉盛り付けスペースの温度上昇(冷気と室温空気との入れ替え)を少なくすることができ、食肉の保冷効果を高めることができる。
更に、請求項4のように、保冷カバーは、少なくとも一部を透明又は半透明の材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、保冷カバーを食肉盛付皿上に被せたままの状態で、食肉盛付皿上の食肉の盛り付け状態を見ることができる。
また、請求項5のように、食肉盛付皿を載せる支持台を設け、食肉盛付皿を支持台に載せることで該食肉盛付皿と該支持台との間に蓄冷剤収納室が形成されるようにしても良い。このようにすれば、食肉盛付皿を支持台から取り外すだけで、蓄冷剤収納室を開放して蓄冷剤を出し入れすることができると共に、食肉盛付皿や支持台を洗浄しやすくなる利点がある。
また、請求項6のように、食肉盛付皿には、蓄冷剤収納室に連通する多数の通気孔を形成するようにしても良い。このようにすれば、蓄冷剤収納室の冷気を多数の通気孔を通して食肉盛付皿上に流入させることができて、食肉の保冷効果を高めることができる。
また、請求項7のように、食肉盛付皿の中央部に、蓄冷剤収納室と連通する冷気導入筒部を上向きに設け、この冷気導入筒部に多数の通気孔を形成するようにしても良い。このようにすれば、蓄冷剤収納室の冷気を冷気導入筒部によって食肉盛付皿上の食肉の盛り付けスペースの上部側にも直接導入することができるため、食肉盛付皿に食肉を積み上げて盛り付ける場合に上段側となる食肉も効果的に保冷することができる。
また、請求項8のように、食肉盛付皿の内部に蓄冷剤を封入した構成しても良い。この構成では、食肉盛付皿内の蓄冷剤を冷凍する際に、食肉盛付皿から蓄冷剤を取り出さずに、食肉盛付皿ごと冷凍庫等に収容して冷凍することになる。このため、蓄冷剤を冷凍する際に、食肉盛付皿全体も低温化することができ、その分、食肉の保冷効果を高めることができる。
この場合、請求項9のように、食肉盛付皿の少なくとも上面部(食肉を載せる部分)を熱伝導性の良い材料で形成した構成としても良い。この構成では、蓄冷剤の冷熱を食肉盛付皿の上面部に効率良く伝達して食肉盛付皿の上面部を効率良く低温化することができ、食肉盛付皿上に保冷カバーを被せなくても、食肉盛付皿上の食肉を効率良く保冷することができる。但し、この場合も、食肉盛付皿上に保冷カバーを被せて保冷効果を更に高めるようにしても良いことは言うまでもない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、次の6つの実施例1〜6を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例1の食肉盛付器は、ロール形状のスライス肉等の食肉11が盛り付けられる食肉盛付皿12と、この食肉盛付皿12を載せる皿状の支持台13と、食肉盛付皿12上に被せる保冷カバー14とから構成されている。また、食肉盛付皿12と支持台13との間に、蓄冷剤収納室15が形成され、この蓄冷剤収納室15内に、蓄冷剤16が出し入れ可能に収納されるようになっている。蓄冷剤16は、例えば、プラスチックフィルム製の袋やプラスチック容器等にエチレングリコール、ポリビニールアルコール等の蓄冷媒体を封入したものであり、予め冷凍庫等で冷凍状態にしておくことによって長時間に渡って低温状態を保つことができる。
図1に示すように、本実施例1の食肉盛付器は、ロール形状のスライス肉等の食肉11が盛り付けられる食肉盛付皿12と、この食肉盛付皿12を載せる皿状の支持台13と、食肉盛付皿12上に被せる保冷カバー14とから構成されている。また、食肉盛付皿12と支持台13との間に、蓄冷剤収納室15が形成され、この蓄冷剤収納室15内に、蓄冷剤16が出し入れ可能に収納されるようになっている。蓄冷剤16は、例えば、プラスチックフィルム製の袋やプラスチック容器等にエチレングリコール、ポリビニールアルコール等の蓄冷媒体を封入したものであり、予め冷凍庫等で冷凍状態にしておくことによって長時間に渡って低温状態を保つことができる。
食肉盛付皿12の外周部には、支持壁17が下向きに一体に形成され、この支持壁17の下端部に段差状に形成された嵌合部19に、支持台13の外周立上り壁18の上端縁を嵌合することで、食肉盛付皿12と支持台13との間に蓄冷剤収納室15を形成した状態で、食肉盛付皿12が支持台13に脱着可能に載置されるようになっている。この場合、食肉盛付皿12を支持台13から取り外すことによって、蓄冷剤収納室15を開放して蓄冷剤16を出し入れすることができる。また、食肉盛付皿12には、蓄冷剤収納室15に連通する多数の通気孔20が形成されている。
保冷カバー14は、その全部又は一部が透明又は半透明の樹脂、ガラス等により略ドーム形状に形成されている。食肉盛付皿12の外周上端縁と、保冷カバー14の下端縁とを嵌合することで、保冷カバー14が食肉盛付皿12に脱着可能に被せられ、食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付けスペース全体が保冷カバー14で覆われるようになっている。
図1及び図2に示すように、保冷カバー14には、食肉11を取り出すための複数の取出口21と、各取出口21を開閉する開閉カバー22とが設けられている。この開閉カバー22は、保冷カバー14の上部中央に回動可能に支持された回動軸23に固定され、この回動軸23の上端部に開閉摘み24が固定されている。この開閉摘み24を回動操作して回動軸23と一体的に開閉カバー22を水平方向に回動させることで、保冷カバー14の取出口21を開閉するようになっている。
以上説明した本実施例1によれば、食肉盛付皿12の下面側の蓄冷剤収納室15に収納した蓄冷剤16によって食肉盛付皿12上の食肉11を保冷することができるため、冷凍状態又は半冷凍状態でロール形状にした食肉11を盛り付けた場合でも、その食肉11の冷凍状態又は半冷凍状態を従来よりも長い時間保持することが可能となり、食肉11のロール形状や旨味を従来よりも長い時間保持することができる。
しかも、本実施例1では、食肉盛付皿12上に保冷カバー14を被せるようにしたので、蓄冷剤16で冷やされた冷気を食肉盛付皿12と保冷カバー14との間に閉じ込めることができ、食肉11を保冷できる時間を延ばすことができる。また、保冷カバー14によって食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付けスペース全体を低温状態に維持することができるため、食肉盛付皿12に食肉11を積み上げて盛り付ける場合に上段側となる食肉11も効果的に保冷することができる。
また、本実施例1では、保冷カバー14に取出口21を設けて、この取出口21を開閉カバー22で開閉できるようにしたので、食肉盛付皿12上の食肉11を取り出す際に、保冷カバー14を食肉盛付皿12上に被せたままの状態で、保冷カバー14の取出口21を開放して食肉11を取り出すことができる。このため、保冷カバー14全体を開放して食肉11を取り出す場合に比べて、食肉11を取り出す際の食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付けスペースの温度上昇(冷気と室温空気との入れ替え)を少なくすることができ、食肉11の保冷効果を高めることができる。
更に、本実施例1では、保冷カバー14の少なくとも一部を透明又は半透明の材料で形成するようにしたので、保冷カバー14を食肉盛付皿12上に被せたままの状態で、食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付け状態を見ることができる。
また、本実施例1では、食肉盛付皿12を支持台13に載せることで食肉盛付皿12と支持台13との間に蓄冷剤収納室15を形成するようにしたので、食肉盛付皿12を支持台13から取り外すだけで、蓄冷剤収納室15を開放して蓄冷剤16を出し入れすることができ、蓄冷剤16を簡単に交換することができる。しかも、食肉盛付皿12や支持台13の洗浄も、両者を分離することで容易になる。
また、本実施例1では、食肉盛付皿12に、蓄冷剤収納室15に連通する多数の通気孔20を形成したので、蓄冷剤収納室15の冷気を多数の通気孔20を通して食肉盛付皿12上に流入させることができて、食肉11の保冷効果を高めることができる。
尚、食肉盛付皿12を形成する材料は、成形性、コスト性の観点から樹脂を用いても良いが、熱伝導性の良い材料(例えば金属等)で食肉盛付皿12を形成すれば、食肉盛付皿12自体を蓄冷剤16で効率良く冷却して食肉盛付皿12の温度を低温化することができ、それによって、食肉盛付皿12上の食肉11の保冷効果を高めることができる。
図3及び図4に示す本発明の実施例2では、保冷カバーを2分割して2つの略半ドーム形状の保冷カバー26を形成し、各保冷カバー26をそれぞれ食肉盛付皿12の両側にヒンジ機構27を介して上下方向に開閉回動可能に取り付け、各保冷カバー26にそれぞれ把手部28を設けている。従って、食肉盛付皿12上の食肉11を取り出す場合は、食肉盛付皿12に被せられた2つの保冷カバー26のいずれか一方の把手部28を掴んで一方の保冷カバー26のみを開放して食肉11を取り出せば良い。この場合、2つの保冷カバー26は、回動軸27が互いに反対側に位置して、互いに反対方向に開放できるようになっている。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例2においても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
図5及び図6に示す本発明の実施例3では、2つの略半ドーム形状の保冷カバー29の開閉構造が前記実施例2と相違する。本実施例3では、2つの保冷カバー29の上端部をヒンジ機構30を介して連結し、このヒンジ機構30のヒンジ軸31を中心にして各保冷カバー29を上下方向に開閉回動できるようになっている。各保冷カバー29には、それぞれ把手部32が一体に形成されている。従って、食肉盛付皿12上の食肉11を取り出す場合は、食肉盛付皿12に被せられた2つの保冷カバー29のいずれか一方の把手部32を掴んで一方の保冷カバー29のみを開放して食肉11を取り出せば良い。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例3においても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
上記実施例2,3では、2つの保冷カバーがほぼ同一形状に形成されていたが、図7及び図8に示す本発明の実施例4では、2つの保冷カバー33,34のうちの一方を他方よりも少し小さく形成し、且つ、両保冷カバー33,34の曲率半径も異ならせている。また、食肉盛付皿12の両側には、それぞれカバー支持部35(図8参照)が上方に延びるように設けられ、このカバー支持部35の上端部に、各保冷カバー33,34が回動軸36を介して上下方向に開閉回動可能に支持され、且つ、一方の保冷カバー33の端縁部が他方の保冷カバー33の端縁部上に重なり合うように構成されている。
図7に二点鎖線で示すように、一方の保冷カバー33を開放するときには、一方の保冷カバー33が他方の保冷カバー34の上面に沿ってスライドし、他方の保冷カバー34を開放するときには、他方の保冷カバー34が一方の保冷カバー33の下面側に差し込まれる。各保冷カバー33,34には、それぞれ把手部37が一体に形成されている。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例4においても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
図9及び図10に示す本発明の実施例5では、食肉盛付皿12の中央部に、蓄冷剤収納室16と連通する冷気導入筒部40が上向きに一体に形成され、この冷気導入筒部40にも、食肉盛付皿12と同様の通気孔44が多数形成されている。これにより、蓄冷剤収納室16の冷気が冷気導入筒部40内を上昇して通気孔44から食肉盛付皿12上に流入するようになっている。
本実施例5においても、2つの保冷カバー38,39によって食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付けスペースを覆うようになっている。各保冷カバー38,39は、冷気導入筒部40の上端部に共通の回動軸41を介して水平方向に開閉回動可能に取り付けられている。各保冷カバー38,39には、それぞれ把手部42が一体に形成されている。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例5では、食肉盛付皿12の中央部に、多数の通気孔44を有する冷気導入筒部40を形成したので、蓄冷剤収納室16の冷気を冷気導入筒部40によって食肉盛付皿12上の食肉11の盛り付けスペースの上部側にも直接導入することができる。これにより、食肉盛付皿12に食肉11を積み上げて盛り付ける場合に上段側となる食肉11も効果的に保冷することができる。
尚、上記各実施例1〜5では、食肉盛付皿12上の食肉11を取り出す際に食肉盛付皿12全体を覆う保冷カバーを部分的に開閉可能な構成としたが、これに限定されず、食肉盛付皿12上の食肉11を取り出す際に食肉盛付皿12全体を覆う保冷カバー全体を開放又は取り外すように構成しても良い。必ずしも保冷カバーを設ける必要はなく、保冷カバーを省略した構成としても良い。
図11に示す本発明の実施例6では、食肉盛付皿45は、樹脂等で形成した皿本体ケース47と、この皿本体ケース47内に封入した蓄冷剤48と、皿本体ケース47の上面に装着された肉受け板46とから構成されている。この場合、肉受け板46は、熱伝導性の良い材料(例えばステンレス板等の金属板)で形成され、該肉受け板46を皿本体ケース47の上面に、接合、係合、インサート成形等により固定した構成としても良いが、該肉受け板46を皿本体ケース47の上面に載せただけで脱着できる構成としても良い。更に、皿本体ケース47の上面の樹脂部の肉厚を薄くすることで、蓄冷剤48の冷熱が肉受け板46に伝達されやすいようにしている。尚、皿本体ケース47の上面の樹脂部を無くして、その上面部全体を熱伝導性の良い材料(例えばステンレス板等の金属板)で形成するようにしても良い。
本実施例6の特徴は、食肉盛付皿45の上面部を、熱伝導性の良いステンレス板等の肉受け板46で構成し、該食肉盛付皿45の内部に蓄冷剤48を封入した点である。
この構成では、食肉盛付皿45内の蓄冷剤48を冷凍する際に、食肉盛付皿45から蓄冷剤48を取り出さずに、食肉盛付皿45ごと冷凍庫等に収容して冷凍することになる。このため、蓄冷剤48を冷凍する際に、食肉盛付皿45全体も低温化することができ、その分、食肉盛付皿45の上面部(肉受け板46)に載せる食肉11の保冷効果を高めることができる。
しかも、食肉盛付皿45の上面部(食肉11を載せる部分)を、熱伝導性の良いステンレス板等の肉受け板46で構成しているため、蓄冷剤48の冷熱を食肉盛付皿45の上面部(肉受け板46)に効率良く伝達して食肉盛付皿45の上面部(肉受け板46)を効率良く低温化することができ、食肉盛付皿45上に保冷カバーを被せなくても、食肉盛付皿45上の食肉11を効率良く保冷することができる。
但し、本実施例6においても、食肉盛付皿45上に保冷カバーを被せて保冷効果を更に高めるようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例6では、食肉盛付皿45の上面部(食肉11を載せる部分)のみを熱伝導性の良い材料(肉受け板46)で構成し、食肉盛付皿45の周側面部と底面部は、樹脂等の熱伝導性の悪い材料で形成しているため、蓄冷剤48の冷熱が食肉盛付皿45の周側面部や底面部から逃げていくことを極力防止することができて、蓄冷剤48による保冷効果を長続きさせることができる利点がある。
しかしながら、食肉盛付皿の上面部以外の部分や食肉盛付皿全体を熱伝導性の良い材料で形成しても良いことは言うまでもない。
また、肉受け板46を皿本体ケース47の上面に脱着可能に装着する構成とした場合には、皿本体ケース47の上面から肉受け板46を取り外して、皿本体ケース47の上面に直接食肉11を載せるようにしても良い。勿論、肉受け板46を省略して、蓄冷剤48を封入した皿本体ケース47のみで食肉盛付皿を構成しても良い。
尚、上記各実施例1〜6において、食肉盛付皿に盛り付ける食肉は、ロール形状に丸めた状態の食肉に限定されず、平らに延ばした状態や折り畳んだ状態の食肉を盛り付けるようにしても良い。
11…食肉、12…食肉盛付皿、13…支持台、14…保冷カバー、15…蓄冷剤収納室、16…蓄冷剤、20…通気孔、21…取出口、22…開閉カバー、25…カバー支持部、26…保冷カバー、29…保冷カバー、30…ヒンジ機構、33,34…保冷カバー、35…カバー支持部、38,39…保冷カバー、40…冷気導入筒部、44…通気孔、45…食肉盛付皿、46…肉受け板(食肉盛付皿の上面部)、47…皿本体ケース、48…蓄冷剤
Claims (9)
- 食肉が盛り付けられる食肉盛付皿と、
前記食肉盛付皿の下面側に設けられた蓄冷剤収納室と、
前記蓄冷剤収納室内に出し入れ可能に収納されて前記食肉盛付皿上の食肉を保冷する蓄冷剤と
を備えていることを特徴とする食肉盛付器。 - 前記食肉盛付皿上に被せる保冷カバーを備えていることを特徴とする請求項1に記載の食肉盛付器。
- 前記保冷カバーは、前記食肉盛付皿上に被せた状態で、その一部分を開閉できるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の食肉盛付器。
- 前記保冷カバーは、少なくとも一部が透明又は半透明の材料で形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の食肉盛付器。
- 前記食肉盛付皿を載せる支持台を備え、前記食肉盛付皿を前記支持台に載せることで該食肉盛付皿と該支持台との間に前記蓄冷剤収納室が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の食肉盛付器。
- 前記食肉盛付皿には、前記蓄冷剤収納室に連通する多数の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の食肉盛付器。
- 前記食肉盛付皿の中央部に、前記蓄冷剤収納室と連通する冷気導入筒部が上向きに設けられ、この冷気導入筒部に、多数の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の食肉盛付器。
- 食肉を盛り付ける食肉盛付皿において、
前記食肉盛付皿の内部に蓄冷剤を封入したことを特徴とする食肉盛付皿。 - 前記食肉盛付皿の少なくとも上面部を熱伝導性の良い材料で形成したことを特徴とする請求項8に記載の食肉盛付皿。
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