JP2005201377A - 回転力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転軸に対して直角な一方向から荷重を受けつつ一方向に回転駆動する被駆動体と駆動軸との嵌合部の磨耗を低減し、寿命を向上する回転力伝達装置を提供する。
【解決手段】 トロコイドポンプ(1)のインナロータ(21)の連結穴(23)と駆動軸(30)の嵌合部(31)との間にモーメント付勢手段(25)を設ける。連結穴(23)の二面幅(24,24)の、回転中心AよりEだけ偏った対称の位置に軸方向に貫通し、二面幅(24,24)側に開口するU溝部(26,26)を設け、所定長さのばね鋼製のロールピン(28,28)を挿入する。ロールピン(28,28)は嵌合部(31)の二面幅(32,32)に当接し、力Fで嵌合部(31)を回転方向に付勢する。これにより嵌合部(31)の点C回りに回転方向の付勢モーメントを加える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転する駆動体と被駆動体とを連結する回転力伝達装置に関し、特には例えばトロコイドポンプのインナロータのように、回転軸に対して直角方向の一方向から荷重を受けながら一方向に回転駆動される被駆動体を駆動する回転力伝達装置に関する。
従来、回転力伝達装置に関しては、例えば特許文献1には回転シャフトの結合構造が記載されている。特許文献1によれば、外装シャフトに設けられた非円形断面の孔部に、軸方向へ摺動可能かつトルク伝達可能に嵌合される軸部を有する内装シャフトを挿入し、内装シャフトには平坦面(二面幅部)を設け、外装シャフトの穴部と内装シャフトの平坦面との間には、一対の脚部を有する板ばねを装着している。板ばねの各脚部には外装シャフトの穴部の内面に弾撥的に係合する膨出ねじれ部を軸心に対して点対称に形成する。これにより内装シャフトの軸心に対して点対称の外周面を、外装シャフトの内周面に圧接させている。
この構成を例えば自動車のステアリングメインシャフトに実施した場合、外装シャフトと内装シャフトとの圧接部で回転方向のガタを確実に消失させることができるとしている。又、内装シャフトと外装シャフトとが圧接した側に内装シャフト又は外装シャフトを回転させた場合、内装シャフトと外装シャフトとの間で衝突打音を発生させることがない。反対側に回転させた場合には回転トルクは板ばねを介して伝達されるため、内装シャフトと外装シャフトとの衝突は板ばねにより抑制され、内装シャフトと外装シャフトとの衝突打音が問題になることはないとしている。
特開2000−103338号公報(第3−4頁、第2図)
以下に従来の、回転軸に対して直角方向の一方向から荷重を受けながら一方向に回転駆動される被駆動体を駆動する回転力伝達装置の問題点について説明する。
図8は、上記の回転力伝達装置を備えたものの一例であるトロコイドポンプ1の主要構成を示す正面断面図であり、図9は図8のX−X矢視の側面断面図である。図8、図9において、ケース2に貫通して設けられた円形のアウタロータ穴3にはアウタロータ4が回転自在に嵌入されている。アウタロータ4には回転中心Bを中心として、7個の谷部6を有する星型穴5が設けられている。星型穴5には、回転中心Bに対して偏心した回転中心Aを中心として、6個の歯部22を有する星型形状の、被駆動体20を構成するインナロータ21が内接して回転自在に嵌入されている。インナロータ21には、回転中心A部に2面幅24,24を有する連結穴23が貫通して設けられ、連結穴23には駆動軸30の先端部に設けられた、2面幅32,32を有する嵌合部31が軸方向に摺動可能に嵌入されている。連結穴23の二面幅24,24と嵌合部31の二面幅32,32とは当接していて駆動軸30はインナロータ21にトルク伝達可能となっている。ケース2の軸方向の両側面には第1側板10と第2側板11とが取り付けられ、第1側板11には圧縮すべき流体の吸込口12と吐出口13とが設けられている。
次に作動について図8を参照して説明する。図8において駆動軸30を、回転中心Aを中心として反時計回り(矢印K方向)に回転させるとインナロータ21は反時計回りに回転し、アウタロータ4は星型穴5の内周部をインナロータ21の外周部に接しながら、回転中心Bを中心として反時計回りに回転される。その結果、流体は吸込口12からアウタロータ4の星型穴5とインナロータ21の歯部22との隙間に吸入され、吐出口13からは星型穴5と歯部22との間で圧縮された圧力流体が吐出される。
上述の駆動軸30でインナロータ21を駆動する場合、後述するように駆動軸30には、駆動トルクの他に回転方向のモーメントと反回転方向のモーメントとが交互に加わる。図10は駆動軸30の嵌合部31とインナロータ21の連結穴23との嵌合部分の正面図であり、嵌合部31の二面幅32,32と連結穴23の二面幅24,24との間には軸方向に摺動自在にするために微小隙間Sが存在する。Aは駆動軸30の回転中心、12は流体の吸込口、13は吐出口である。図10において、駆動軸30は流体に所定の圧力を発生させるために、矢印Kの方向に所定の駆動トルクで駆動される。そのため嵌合部31の二面幅32の端部には力Zが発生する。又、嵌合部31の回転中心Aには吐出口13側から図示しないインナロータ21を介して流体圧力Pが加えられる。今、図10において、嵌合部31の左側二面幅32の上端部をC点とし、流体圧力Pの加わる回転中心Aから点Cまでの垂直距離をRとした場合、点Cを中心として反回転方向(時計回り)の点C回りモーメントM=P×Rが発生し、前述の駆動トルクに付加される。この点C回りモーメントMの大きさと方向とはインナロータ21の回転につれて変化する。
図11はインナロータ21の回転角の変化に伴い点C回りモーメントMが変化する状況を示す説明図であり、図中の角度はインナロータ21の回転角である。点C回りモーメントMは時計回りを(+)、反時計回りを(−)とする。図11において、回転角45°ではM=P×Rcos45°、回転角90°ではM=0、回転角135°ではM=−P×Rcos45°、回転角180°ではM=−P×R、回転角225°ではM=−P×Rcos45°、回転角270°ではM=0、回転角315°ではM=P×Rcos45°、回転角360°ではM=P×Rになる。すなわち回転角90°を超えると点C回りモーメントMは反回転方向(+)から回転方向(−)に変わり、回転角270°を超えると再び反回転方向(+)に変わる。回転方向(−)の点C回りモーメントMは点Cを連結穴23の二面幅24に押し付けるように働く押付モーメントであり、反回転方向(+)の回転モーメントMは点Cを二面幅24から離すように働く浮上りモーメントである。そして浮上りモーメントにより点Cを二面幅24から離すように働く力が、駆動力により発生する力Zより大きくなると点Cは二面幅24から離れる。
次に上述の回転モーメントの変化をグラフにより説明する。図12はインナロータ21の回転角と点C回りモーメントMとの関係を示すグラフである。図12において、縦軸は点C回りモーメントM、横軸はインナロータ21の回転角である。いま回転角0°におけるMを100とした場合、前述のように回転角90°ではM=0、回転角180°ではM=−100、回転角270°ではM=0、回転角360°ではM=100となる。M=0からプラス側(グラフの上方)は反回転方向の点C回りモーメント、すなわち浮上りモーメントの大きさを示しており、M=0からマイナス側(グラフの下方)は回転方向の点C回りモーメント、すなわち押付モーメントの大きさを示している。
上記のように駆動軸30には回転方向の点C回りモーメントと反回転方向の点C回りモーメントとが交互に作用する。そのため反回転方向の点C回りモーメントが作用すると嵌合部31の点Cはインナロータ21の連結穴23の二面幅24から離れ、次に回転方向の点C回りモーメントが作用すると点Cは二面幅24に当接する。すなわち嵌合部31の点Cは連結穴23の二面幅24に対して離脱、当接を繰り返して打撃することとなる。その結果、図10に示すインナロータ21の連結穴23の破線ハッチング部D,Dが異常磨耗し、トロコイドポンプの寿命を低減すると言う問題がある。
前述の特許文献1に記載された構成のものは自動車のステアリングメインシャフトのように左右に低回転で駆動されるものの場合には良いが、上記のように高回転で、常に負荷が変動するような、例えばトロコイドポンプのような装置の回転力伝達装置としては最適でない。
本発明は上記の問題点に着目してなされたもので、回転軸に対して直角な一方向から荷重を受けながら一方向に回転駆動される被駆動体と、駆動軸との嵌合部に発生する磨耗を低減し、寿命向上を図るのに最適な回転力伝達装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明は、回転力伝達装置において、回転軸に対して直角な一方向から荷重を受けながら一方向に回転駆動される被駆動体と、前記被駆動体の回転中心部に設けられた非円形断面の連結穴と、前記連結穴に、軸方向に摺動可能かつトルク伝達可能に嵌入される嵌合部を有する駆動軸とを備え、前記被駆動体を前記駆動軸により回転駆動するときに前記嵌合部が前記被駆動体を介して前記荷重を受けることにより発生し、前記駆動軸を回転方向又は反回転方向に回転させるように働く、前記嵌合部の所定の点回りのモーメントのうち、前記反回転方向の前記点回りのモーメントを低減するために、前記被駆動体側から前記駆動軸側へ、回転方向の前記点回りのモーメントを付勢するモーメント付勢手段を設けた構成としている。
第2発明は、第1発明において、前記モーメント付勢手段により付勢される前記点回りのモーメントの大きさを、前記回転方向の前記点回りのモーメントと、前記反回転方向の前記点回りのモーメントの最大値と最小値との差の1/2の44%〜206%とした構成としている。
第3発明は、第1又は第2発明において、前記モーメント付勢手段は、前記被駆動体と前記駆動軸との間に弾性部材を設けて構成している。
第4発明は、第3発明において、前記被駆動体の連結穴と前記駆動軸の嵌合部とは断面形状において互いに当接する二面幅を有し、前記弾性部材は前記二面幅の間に設けられたロールピンである構成としている。
第5発明は、第3又は第4発明において、前記弾性部材は、前記駆動軸の回転中心に対して対称の位置に配置されている構成としている。
第1発明によると、駆動軸に働く反回転方向の点回りのモーメントを低減するために、被駆動体側から駆動軸側へ、回転方向の点回りのモーメントを付勢するモーメント付勢手段を設けた。そのため、回転途中において駆動軸の嵌合部の角部が被駆動体の穴部の二面幅から離れる量が少なくなり、嵌合部が二面幅を打撃する力が小さくなって磨耗量が低減し、装置の寿命を延長することができる。
第2発明によると、モーメント付勢手段による付勢モーメントの大きさを、回転方向の点回りのモーメントと、反回転方向の点回りのモーメントとの差の最大値の1/2の44%〜206%とした。本発明者は実験の結果、被駆動体の穴部と駆動軸の嵌合部との磨耗許容限界値は、付勢モーメントの大きさが回転方向の点回りのモーメントと、反回転方向の回転モーメントとの差の最大値の1/2の44%であり、被駆動体の穴部と駆動軸の嵌合部との軸方向移動によるかじり発生限界値は、付勢モーメントの大きさが回転方向の点回りのモーメントと、反回転方向の点回りのモーメントとの差の最大値の1/2の206%であることを確認した。したがって付勢モーメントの大きさを上記の範囲内にすることにより磨耗は許容限界値内であり、かじりを発生させる恐れのない回転力伝達装置が得られる。
第3発明によると、モーメント付勢手段は、被駆動体と駆動軸との間に弾性部材を設けた構成としている。そのため構造簡単で加工容易であり、安価である。
第4発明によると、被駆動体の穴部と駆動軸の嵌合部とに互いに当接する二面幅を設けた。そのため穴部と嵌合部との接触圧力を低減し、磨耗を低減することができる。又、弾性部材をロールピンとしたためコンパクトな構成にすることができる。
第5発明によると、弾性部材を駆動軸の回転中心に対して対称の位置に配置した。そのため駆動軸に調心作用が働き、安定した駆動ができる。
以下、本発明に係る回転力伝達装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は例えばトロコイドポンプに適用した第1実施形態の回転力伝達装置の構成図である。図1において、図8で説明した従来のトロコイドポンプ1と同一部材には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。インナロータ21の連結穴23と駆動軸30の嵌合部31との間には、駆動軸30に回転方向(矢印K方向)の点C回りモーメントを加えるためのモーメント付勢手段25が設けられている。すなわち、インナロータ21の、連結穴23の二面幅24,24部の、回転中心AよりEだけ偏った対称の位置に軸方向に貫通し、二面幅24,24側に開口するU溝部26,26を設け、弾性部材27の一実施形態である所定長さのばね鋼製のロールピン28,28を挿入する。ロールピン28,28は嵌合部31の二面幅32,32に当接し、力Fで嵌合部31を回転方向に付勢している。すなわち嵌合部31の点C回りにはそれぞれM1=F×{R+E−(R−E)}=F×2Eの回転方向の付勢モーメントが加えられている。
本発明者は実験の結果上記付勢モーメントM1の適正値を求めた。以下に実験結果について説明する。図2は各種の大きさの付勢モーメントM1を加えた場合のインナロータ21の回転角と点C回りモーメントMとの関係を示すグラフである。図12に示したものと同様に、縦軸は点C回りモーメントM、横軸はインナロータ21の回転角であり、縦軸の0から上側(+側)は反回転方向モーメント(浮上りモーメント)、下側(−側)は回転方向モーメント(押付モーメント)である。図2において、●印の曲線aは図12に示した曲線と同一であり、インナロータ11の回転角0°における反回転方向の点C回りモーメントM=100とした場合、回転角180°における点C回りモーメントM=−100である。この曲線aは付勢モーメントM1=0である。○印の曲線bは付勢モーメントM1=44を加え、インナロータ21の回転角0°における反回転方向の点C回りモーメントM=56とした場合である。以下同様にしてそれぞれ付勢モーメントM1を加えた場合の曲線を示している。すなわち、▲印の曲線cはインナロータ21の回転角0°のとき、M1=100でM=0、△印の曲線dはM1=125でM=−25、×印の曲線eはM1=206でM=−106とした場合である。
以上のそれぞれの条件において所定の目標時間連続運転を行ったときの磨耗量及びかじり発生の結果を図3及び図4に示す。図3は二面幅24,32の磨耗量を測定した結果であり、縦軸は磨耗量m(数値は指数化してある)、横軸はインナロータ11の回転角0°における点C回りモーメントMである。グラフの横軸の0から右側(+側)は浮上りモーメント、左側(−側)は押付モーメントである。すなわち付勢モーメントM1=0(M=100)の場合には浮上りモーメントが大きくなるため磨耗量m=100になり、付勢モーメントM1の値が大きくなるにつれて浮上りモーメントは小さくなって磨耗量は減少し、M1=100(M=0)で磨耗量m=0になる。ここで○で示すM=56における磨耗量m=32が実用上の磨耗限界値である。したがって、付勢モーメントM1の下限値は44となり、各曲線の示す回転モーメントの最大値と最小値との差200の1/2の44%となる。
図4は駆動軸30に対してインナロータ21が軸方向に摺動したときに、連結穴23と嵌合部31との間にかじりを発生したか否かを確認した結果を示すグラフである。図4において、縦軸はインナロータ12の連結穴23と、駆動軸30の嵌合部31との間に発生する拘束力G(数値は指数化してある)、横軸はインナロータ21の回転角0°における点C回りモーメントMである。実験の結果、拘束力100においてかじりが発生した。すなわち押付力の大きい×印で示す回転方向モーメント−106のときの拘束力がかじりの限界値となり、付勢モーメントM1の上限値は各曲線の示す点C回りモーメントの最大値と最小値との差200の1/2の206%となる。
以上説明したように、付勢モーメントM1の値は点C回りモーメントMの最大値と最小値との差200の1/2の44%〜206%となり、付勢モーメントM1をこの範囲内に設定すれば磨耗は許容値内であり、かじりを発生しない。
図5は第2実施形態の回転力伝達装置の構成図である。図5において、第1実施形態のものと同様に、インナロータ21の連結穴23の二面幅24部に設けられたU溝部26に、ばね鋼製の半円周型のロールばね40を取り付け、駆動軸30の嵌合部31を力Fで矢印方向に付勢している。
図6は第3実施形態の回転力伝達装置の構成図である。第1実施形態のものと同一部材には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。図6において、嵌合部31の二面幅32の、回転中心Aに対して対称な位置に、軸方向に所定長さの溝部41,41を設け、溝部41,41に板ばね42,42を取り付ける。図7は板ばね42の斜視図であり、板ばね42は断面形状が弓状に成形され、嵌合部31を連結穴23に嵌入した状態で、嵌合部31を力Fで矢印方向に付勢するようになっている。
尚、上記実施例において、弾性部材をロールピンとしているが、例えば、ゴムあるいはコイルスプリング、皿ばね等であっても良い。
本発明はトロコイドポンプの回転力伝達装置としているが、変動負荷を受けながら一方向に回転駆動する装置、例えば歯車ポンプ等にも適用できる。
本発明に係る第1実施形態の回転力伝達装置の構成図である。 本発明に係る回転力伝達装置の、付勢モーメントと、インナロータの回転角と、点C回りモーメントとの関係を示すグラフである。 本発明に係る回転力伝達装置の、点C回りモーメントと嵌合部の磨耗量との関係を示すグラフである。 本発明に係る回転力伝達装置の、点C回りモーメントと嵌合部の拘束力との関係を示すグラフである。 本発明に係る第2実施形態の回転力伝達装置の構成図である。 本発明に係る第3実施形態の回転力伝達装置の構成図である。 本発明に係る第3実施形態の回転力伝達装置に用いる板ばねの斜視図である。 トロコイドポンプの主要構成を示す正面断面図である。 図8のC−C矢視図である。 点C回りモーメントの説明図である。 インナロータの回転角と点C回りモーメントとの関係を示す説明図である。 インナロータの回転角と点C回りモーメントとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1…トロコイドポンプ、4…アウタロータ、5…星型穴、12…吸込口、13…吐出口、20…被駆動体、21…インナロータ、23…連結穴、24,32…二面幅、25…モーメント付勢手段、26…U溝部、27…弾性部材、28…ロールピン、30…駆動軸、31…嵌合部、40…ロールばね、41…溝部、42…板ばね。

Claims (5)

  1. 回転力伝達装置において、
    回転軸に対して直角な一方向から荷重を受けながら一方向に回転駆動される被駆動体(20)と、
    前記被駆動体(20)の回転中心部に設けられた非円形断面の連結穴(23)と、
    前記連結穴(23)に、軸方向に摺動可能かつトルク伝達可能に嵌入される嵌合部(31)を有する駆動軸(30)とを備え、
    前記被駆動体(20)を前記駆動軸(30)により回転駆動するときに前記嵌合部(31)が前記被駆動体(20)を介して前記荷重を受けることにより発生し、前記駆動軸(30)を回転方向又は反回転方向に回転させるように働く、前記嵌合部(31)の所定の点回りのモーメントのうち、前記反回転方向の前記点回りのモーメントを低減するために、前記被駆動体(20)側から前記駆動軸(30)側へ、回転方向の前記点回りのモーメントを付勢するモーメント付勢手段(25)を設けた
    ことを特徴とする回転力伝達装置。
  2. 請求項1記載の回転力伝達装置において、
    前記モーメント付勢手段(25)により付勢される前記点回りのモーメントの大きさを、前記回転方向の前記点回りのモーメントと、前記反回転方向の前記点回りのモーメントの最大値と最小値との差の1/2の44%〜206%とした
    ことを特徴とする回転力伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載の回転力伝達装置において、
    前記モーメント付勢手段(25)は、前記被駆動体(20)と前記駆動軸(30)との間に弾性部材(27)を設けて構成した
    ことを特徴とする回転力伝達装置。
  4. 請求項3記載の回転力伝達装置において、
    前記被駆動体(20)の連結穴(23)と前記駆動軸(30)の嵌合部(31)とは断面形状において互いに当接する二面幅(24,24,32,32)を有し、前記弾性部材(27)は前記二面幅(24,32)の間に設けられたロールピン(28)である
    ことを特徴とする回転力伝達装置。
  5. 請求項3又は4記載の回転力伝達装置において、
    前記弾性部材(27)は、前記駆動軸(30)の回転中心に対して対称の位置に配置されていることを特徴とする回転力伝達装置。
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