JP2005199845A - 車載用ディスプレイ装置の取付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ダッシュボードやグローブボックスの上面などに取付けた際に、運転やオーディオなどの操作の妨げとならず、車載用ディスプレイ装置の向きを簡単に調節することができる車載用ディスプレイ装置の取付け具を提供する。
【解決手段】 3カ所のヒンジ部30,40,64を作動させることによって、ディスプレイ装置吊持ち部18の向きを上下左右自在にあらゆる方向に向けて調節することができる。このため、フロントガラス近傍に本発明の取付け具を固定し、車載用ディスプレイ装置Mを吊持ちしても、運転やオーディオ操作などの妨げとなることはない。また、全てのヒンジ部30,40,64がフリーストップになっているので、簡単に上下左右に車載用ディスプレイ装置Mの向きを変更し且つ固定することができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、車載型のナビゲーションシステムやデジタルビデオディスク(DVD)装置などの車載用ディスプレイ装置を取付けるための取付け具に関するものである。
近年、車載型のナビゲーションシステムやデジタルビデオディスク(DVD)装置等の普及はめざましく、これらの装置によって提供される映像や画像を表示する車載用ディスプレイ装置(以下、単に「ディスプレイ装置」という。)の取付け具として様々なものが提案されている。
このような取付け具として、図13に示すように、被取付け箇所に貼着可能な粘着剤層(1a)を有する基台(1)と、この基台(1)上面に設けられた被係合部(1b)に対して脱着自在に係合する係合部(2a)が形成された一対の支持部材(2)と、該支持部材(2)の央部に設けられた支持部(2b)間に少なくとも上下揺動可能な状態にて挟持される球状部(3a)を有する揺動体(3)と、前記球状部(3a)より突出した連結部(3b)に取着されるディスプレイ取付け部(4)とを具備するとともに、前記両支持部材(2)に設けられた支持部(2b)において両側脇の相対向する部位には、両係合部(2a)の対向間隔が増加又は減少する側に弾性力で付勢する弾性付勢手段(5)と、該弾性付勢手段(5)の弾性付勢力に抗して両係合部(2a)の対向間隔が減少又は増加する側に強制的に変更する強制操作手段(6)とを設けて取付け具(7)を構成しているものが挙げられる(例えば、特許文献1参照。)。
乗用車のダッシュボードやグローブボックス上面の比較的平坦な部分に貼着して使用するこの取付け具(7)によれば、ディスプレイ装置の取付け箇所に何ら加工をすることなく取付け具(7)を設置でき、また、該取付け具(7)に取着したディスプレイ装置の向きを自在に調節することができる。さらに、ディスプレイ装置を使用しないときには当該ディスプレイ装置を簡単に取外すことができ、この際、ディスプレイ装置の取付け箇所には基台(1)しか残らないため、ディスプレイ装置取り外し後の取付け箇所の見栄えをよくすることもできる。
しかしながら、上述の技術では、取付け具(7)にディスプレイ装置を取付けた際、ディスプレイ装置がフロントガラスの視界の妨げとなり、また、フロントガラスの視界を確保すべく、仮にディスプレイ装置の位置を下げることができたとしても、ダッシュボードやグローブボックス上に設置した取付け具(7)自体がある程度の高さと幅とを有するため、依然としてフロントガラスの視界は妨げられたままとなる。したがって、ディスプレイ装置を何れの位置に配置したとしてもディスプレイ装置或いは取付け具(7)が常に運転者の視界を妨げる結果となり、安全運転に支障をきたすという問題があった。
さらに、上述した取付け具(7)では、ディスプレイ装置の向きを調節する際に、揺動体(3)の球状部(3a)を固定している強制操作手段(6)を一度緩めてロックを解除し、向きを変えた後、再び強制操作手段(6)を締めて固定しなければならない。このため、ディスプレイ装置の向きを調節するのが面倒であり、信号で停車しているときのような短い時間では運転者がディスプレイ装置の向きを調節することができないという問題もあった。
特開2002−144971号公報(第2−5頁、第1−5図)
それゆえに、この発明の主たる課題は、ダッシュボードやグローブボックスの上面或いはダッシュボード上部に設けられたエアコン吹出口のルーバーなどのフロントガラス近傍に取付けた際に、運転やオーディオ操作などの妨げとならず、車載用ディスプレイ装置の向きを簡単に調節することができる車載用ディスプレイ装置の取付け具を提供することである。
請求項1に記載した発明は、「フロントガラス近傍に設置され、車載用ディスプレイ装置(M)を車内の所定の位置に吊持ちする車載用ディスプレイ装置(M)の取付け具(10)であって、短尺のシャフト(20)が立設された基台(14)と、シャフト(20)にヒンジ部(30)を介して軸の回りに回動可能に軸着された水平アーム(24)と、水平アーム(24)の長手方向両端部にヒンジ部(40)を介して揺動可能に連結された一対の連結プレート(26)と、連結プレート(26)の各先端部間にヒンジ部(64)を介して揺動可能に架設されたディスプレイ装置吊持ち部(18)とを具備する」ことを特徴とするものである。
この発明では、ディスプレイ装置吊持ち部(18)が3カ所のヒンジ部(30)(40)(64)を介して基台(14)のシャフト(20)に連結されているので、ディスプレイ装置吊持ち部(18)の向きを上下左右自在にあらゆる方向に向けて調節することができる。
また、特に、連結プレート(26)に係合する2カ所のヒンジ部(40)(64)を揺動させることによって、連結プレート(26)の先端をシャフト(20)の高さ以下の位置にまで倒伏し、ディスプレイ装置吊持ち部(18)をダッシュボード或いはグローブボックスの正面に配置することができる。つまり、ダッシュボードやグローブボックスの上面或いはダッシュボード上部に設けられたエアコン吹出口のルーバーなどフロントガラス近傍に取付け具(10)を取付けたとしても、ディスプレイ装置吊持ち部(18)と連結プレート(26)とをフロントガラスの視界の妨げにならない位置まで下げることができる。
なお、このようにディスプレイ装置吊持ち部(18)をダッシュボード或いはグローブボックスの正面に配置したとしても、連結プレート(26)とディスプレイ装置吊持ち部(18)とを接続するヒンジ部(64)を揺動させてディスプレイ装置吊持ち部(18)を跳ね上げることができるので、ダッシュボード内に設置されているオーディオやエアコンの操作或いはグローブボックスの開閉に支障をきたすことはない。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、「各ヒンジ部(30)(40)(64)を、所定値より大きな応力が加えられた時にのみ作動し、応力が所定値以下になると作動を停止するフリーストップ機構で構成している」ことを特徴とするもので、これにより、ロックの解除などといった煩雑な操作をしなくても、ディスプレイ装置(M)を手に取って上下左右に動かすだけでこのディスプレイ装置(M)を所望の向きに調節することができる。そして、調節後は手を離すだけでディスプレイ装置(M)を当該向きに固定することができる。
本発明によれば、3カ所のヒンジ部を作動させることによって、ディスプレイ装置吊持ち部の向きを上下左右自在にあらゆる方向に向けて調節することができ、且つ、ディスプレイ装置吊持ち部と連結プレートとをフロントガラスの視界の妨げにならない位置まで下げることができる。このため、ダッシュボード或いはグローブボックスの上面に本発明の取付け具を固定し、車載用ディスプレイ装置を吊持ちしても、運転やオーディオ操作などの妨げとなることはない。
また、全てのヒンジ部がフリーストップになっているので、簡単に上下左右にモニターの向きを変更し且つ固定することができる。
したがって、ダッシュボードやグローブボックスの上面或いはダッシュボード上部に設けられたエアコン吹出口のルーバーなどのフロントガラス近傍に取付けた際に、運転やオーディオ操作などの妨げとならず、車載用ディスプレイ装置の向きを簡単に調節することができる車載用ディスプレイ装置の取付け具を提供することができる。
以下、本発明に係る実施例を図面を参照しつつ説明する。この発明の一実施例(図1〜5)の車載用ディスプレイ装置(M)の取付け具(10)は、車両のダッシュボード或いはグローブボックス上側の比較的平坦な部分[即ち設置面(12)]に取付けてディスプレイ装置(M)を吊持ちするためのものであり、大略、基台(14),連結部(16)およびディスプレイ装置吊持ち部(18)などで構成されている。
基台(14)は、金属などの剛性材からなる板状の本体(14a)を有し、この本体(14a)の中央部近傍の位置には、本体(14a)が表面に向けて突出した台錐部(14b)が設けられている。また、本体(14a)における台錐部(14b)の周縁付近から本体(14a)の周縁に向けて放射状に延ばされた複数のスリット(14c)が形成されている。
そして、この本体(14a)表面の台錐部(14b)中央にはシャフト(20)が立設されるとともに、本体(14a)裏面にはアクリル系の粘着材などからなり、本体(14a)と設置面(12)とを貼着する粘着材層(22)が設けられている。
シャフト(20)は、金属などの剛性材からなる短尺の棒状部材である。図6に示すように、このシャフト(20)の軸方向中央部には段(20a)が形成されており、段(20a)より先端側ではシャフト(20)の外径が細くなっている。そして、このシャフト(20)の先端部には雄ネジ部(20b)が螺設されるとともに、この雄ネジ部(20b)の一側面(本実施例では背面側)の肉が切欠されている。
連結部(16)は、上述した基台(14)と後述するディスプレイ装置吊持ち部(18)とを連結するためのものであり、水平アーム(24)、連結プレート(26)およびカバー部材(28)などで構成されている。
水平アーム(24)は、金属などの剛性材からなり、上述したシャフト(20)の軸の回りに回動可能に取付けられる短冊状の部材である。この水平アーム(24)の中心部には、シャフト(20)の先端部は挿通可能であるが段(20a)より下側は挿通できない内径のシャフト挿通孔(24a)が設けられている。また、長手方向両端部には、端部を上方に向けてL字状に曲折した一対の曲折部(24b)が設けられている。そして、この各曲折部(24b)には貫通孔(24c)が設けられるとともに、その表面側外縁部が切欠され、曲折部(24b)の上端部に突部(24d)が形成されている。
ここで、水平アーム(24)とシャフト(20)とを連結する際には、図4および図6に示すような、ヒンジ部(30)を形成してこれらを連結する。具体的には、まず、シャフト(20)にワッシャ(32)を取付けた後、シャフト(20)を水平アーム(24)のシャフト挿通孔(24a)に挿通する。次いで、水平アーム(24)が取付けられたシャフト(20)の先端部に更にワッシャ(32)を取付けた後、外径がフレア状に拡径した皿型のバネ座金(34)をその大径端がシャフト(20)の基部を向くようにして取付ける。そして、バネ座金(34)の弾性力が水平アーム(24)に付勢されるように、やや広幅のワッシャ(36)を取付けた後、雄ネジ部(20b)にロックナット(38)を螺着する。これによりヒンジ部(30)が完成する。このようにヒンジ部(30)では、バネ座金(34)の弾性力を水平アーム(24)に付勢して、この水平アーム(24)を常に段(20a)に向けて押し付けているので、水平アーム(24)は、所定値(例えば車の走行時の振動)より大きな応力が加えられた際にはシャフト(20)の軸の回りに回動することができるが、応力が所定値以下になると直ちに回動を中断して所定の向きに固定される。つまり、このヒンジ部(30)はフリーストップ機構にて構成されている。
連結プレート(26)は、金属などの剛性材からなり、上述した水平アーム(24)の各曲折部(24b)に対して揺動可能に取着される一対の短冊状の部材である。この連結プレート(26)の長手方向両端部には後述する連結部材(42)が嵌めこまれる嵌合孔(26a)および(26b)が穿設されている。
カバー部材(28)は、プラスチックなどの硬質な材料からなり、水平アーム(24)とこの水平アーム(24)の曲折部(24b)に取着した一対の連結プレート(26)とを外側から覆うためのものであり、水平アーム(24)および連結プレート(26)の背面を覆う板状の本体(28a)と、この本体幅方向の両端部が対面するようL字状に曲折された側辺部(28b)とを有する。また、このカバー部材(28)の側辺部(28b)には連結プレートの嵌合孔(26a)および(26b)に対応する位置にこれらの嵌合孔(26a)(26b)と同じ大きさ並びに形状を有する開口(28c)および(28d)が設けられている。
また、連結プレート(26)と水平アーム(24)とを連結する際には、図5および図7に示すようなヒンジ部(40)を形成してこれらを連結する。
すなわち、まず、円盤状の係止片(42a)とこの係止片(42a)の中心部に突設された軸部(42b)とを有する連結部材(42)を準備する。なお、この連結部材(42)の軸部(42b)は、基部が連結プレート(26)の嵌合孔(26a)(26b)およびカバー部材(28)の開口(28c)(28d)と嵌合する形状に形成されており、また、先端部の一側面が切欠されるとともに、この先端部に雄ネジ部(42c)が形成されている。
続いて、この連結部材(42)の軸部(42b)をカバー部材(28)の開口(28c)に外側から挿通するとともに、連結プレート(26)の嵌合孔(26a)に挿通し、カバー部材(28)の開口(28c)と連結プレート(26)の嵌合孔(26a)とを軸部(42b)の基部に嵌め込む。
続いて、連結部材(42)の軸部(42b)にやや広幅のワッシャ(44)および狭幅のワッシャ(46)を取付けた後、軸部(42b)を水平アーム(24)の曲折部(24b)に設けられた貫通孔(24c)に挿通し、連結部材(42)に水平アーム(24)を取付ける。この後、さらに軸部(42b)にワッシャ(46)を取付けた後、ロック部材(48)を取付ける。
ここで、ロック部材(48)とは、金属で形成された円盤状の部材であり、その一側面には端部が略L字状に延ばされたロック片(48a)が設けられている。また、このロック部材(48)の中心部に設けられた開口(48b)は、その形状が一側面が切欠された軸部(42b)先端部に嵌合する形状となっている。このため、ロック部材(48)は、連結部材(42)の基部に嵌合されている連結プレート(26)の揺動に伴って連結部材(42)と共に回転するが、ロック片(48a)が水平アーム(24)の曲折部(24b)上端部に設けられた突部(24d)に突き当たることによって、これらの回転が規制されるようになっている。つまり、本実施例では、連結プレート(26)が略垂直位置より背面側には揺動できないようになっている。
そして、ロック部材(48)が取付けられた軸部(42b)の先端部にワッシャ(46)を取付けた後、外径がフレア状に拡径した皿型のバネ座金(50)をその大径端が軸部(42b)の基部を向くようにして取付け、バネ座金(50)の弾性力が水平アーム(24)の曲折部(24b)と連結プレート(26)とに付勢されるように、やや広幅のワッシャ(52)を取付けた後、雄ネジ部(42c)にロックナット(54)を螺着する。これによりヒンジ部(40)が完成する。
このようにヒンジ部(40)では、バネ座金(50)の弾性力を水平アーム(24)および連結プレート(26)に付勢して、これらを常に係止片(42a)に向けて押し付けているので、連結プレート(26)は、所定値以上の応力が加えられた際には上下方向に揺動できるが、応力が所定値以下になると直ちに揺動を中断して所定の角度に固定される。つまり、このヒンジ部(40)も上述したヒンジ部(30)と同様にフリーストップ機構にて構成されている。
ディスプレイ装置吊持ち部(18)は、連結部(16)を介して基台(14)に取着され、ディスプレイ装置(M)を吊持ちするものであり、ホルダー部(56)とスライド部(58)とで構成されている。
ホルダー部(56)は、連結プレート(26)の先端部間に後述するヒンジ部(64)を介して揺動可能に架設される縦長矩形状の本体(56a)と、この本体(56a)の背面両側辺部上端にて互いに対面するように設けられた一対の吊部(56b)とで構成されている(図8参照)。また、本体(56a)表面の上部には横長の溝あるいは孔からなる嵌合凹部(56c)が形成されており、この嵌合凹部(56c)より下側の本体(56a)表面辺部には、この辺部に沿って本体表面を一方の側壁とする内向き開口の辺溝(56d)が辺部全体に凹設されている。そして、吊部(56b)には、貫通孔(56e)が穿設されている。
スライド部(58)は、上述したホルダー部(56)と略同等の大きさを有する縦長矩形状の本体(58a)を有し、この本体(58a)の背面にはホルダー部(56)の辺溝(56d)全体に嵌め込まれる嵌合凸条(58b)が形成されている(図9参照)。このため、この嵌合凸条(58b)をホルダー部(56)の辺溝(56d)に沿って挿入するだけで簡単にスライド部(58)をホルダー部(56)の表面に取着することができる。また、スライド部(58)の背面上部には、突起(58c)が設けられており、嵌合凸条(58b)をホルダー部(56)の辺溝(56d)に嵌合してスライド部(58)をホルダー部(56)の表面に取着した際、この突起(58c)がホルダー部(56)の嵌合凹部(56c)に嵌め込まれ、ホルダー部(56)に取着したスライド部(58)が簡単に抜け出ないようになっている。
また、スライド部(58)本体(58a)の表面側には、ディスプレイ装置(M)の背面に対するクッションプレート(60)が配設されており、スライド部(58)本体(58a)およびクッションプレート(60)の略中央の位置にはそれぞれ貫通孔(58d)および(60a)が形成されている。そして、この貫通孔(58d)および(60a)には、ディスプレイ装置(M)を係止する係止部材(62)が取付けられている。
係止部材(62)は、上述した貫通孔(58d)および(60a)に背面側から挿通されるネジ体(62a)と、このネジ体(62a)の先端部に螺合する円盤状の係止片部(62b)とからなり、この係止片部(62b)は、ディスプレイ装置(M)を吊持させる際、図1に示すように、ディスプレイ装置(M)の背面に形成されている開口部が狭く、奥に行くほど広くなっている横断面T字形の係合溝部(N)に対して相対的嵌入操作で係合される。なお、係止部材(62)の形状等は、ディスプレイ装置(M)側の係合構造に応じて変更可能である。
このように、ディスプレイ装置吊持ち部(18)を連結部(16)に接続するホルダー部(56)と、このホルダー部(56)に対して簡単に且つ着脱自在に取着できるスライド部(58)とで構成することによって、スライド部(58)に取付けたディスプレイ装置(M)を取付け具(10)に簡単に着脱することができる。このため、ディスプレイ装置(M)を使用しないときには取付け具(10)からディスプレイ装置(M)を取り外し、当該ディスプレイ装置(M)を盗難から守ることができる。
以上のように構成されたディスプレイ装置吊持ち部(18)と連結部(16)とを連結する(具体的にはホルダー部(56)と連結プレート(26)の先端部とを連結する)際には、図4および図10に示すようなヒンジ部(64)を形成してこれらを連結する。
すなわち、まず上述したヒンジ部(40)を形成する際に用いたのと同じ連結部材(42)を準備する。次いで、この連結部材(42)の軸部(42b)をカバー部材(28)の開口(28d)に外側から挿通するとともに、連結プレート(26)の嵌合孔(26b)に挿通し、カバー部材(28)の開口(28d)と連結プレート(26)の嵌合孔(26b)とを軸部(42b)の基部に嵌め込む。続いて、連結部材(42)の軸部(42b)にやや広幅のワッシャ(66)および狭幅のワッシャ(68)を取付けた後、軸部(42b)をホルダー部(56)の吊部(56b)に設けられた貫通孔(56e)に挿通し、連結部材(42)にホルダー部(56)を取付ける。そして、軸部(42b)の先端部にワッシャ(68)を取付けた後、外径がフレア状に拡径した皿型のバネ座金(70)をその大径端が軸部(42b)の基部を向くようにして取付け、バネ座金(70)の弾性力が吊部(56b)と連結プレート(26)とに付勢されるように、やや広幅のワッシャ(72)を取付けた後、雄ネジ部(42c)にロックナット(74)を螺着する。これによりヒンジ部(64)が完成する。
このようにヒンジ部(64)では、バネ座金(70)の弾性力を吊部(56b)および連結プレート(26)に付勢して、これらを常に係止片(42a)に向けて押し付けているので、ホルダー部(56)は、所定値以上の応力が加えられた際には上下方向に揺動できるが、応力が所定値以下になると直ちに揺動を中断して所定の角度に固定される。つまり、このヒンジ部(64)も上述したヒンジ部(30)および(40)と同様にフリーストップ機構にて構成されている。
次に、上記構成の取付け具(10)を使用する際には、まず、ディスプレイ装置吊持ち部(18)のホルダー部(56)からスライド部(58)を取り外すとともに、粘着材層(22)を介して基台(14)をダッシュボード或いはグローブボックス上の設置面(12)に貼着する。
一方、上述の作業を行うとともに、スライド部(58)に取付けられた係止部材(62)の係止片部(62b)をディスプレイ装置(M)の背面に設けられている係合溝部(N)に嵌入・係止させて、ディスプレイ装置(M)の背面にスライド部(58)を固定する。
そして、ディスプレイ装置(M)の背面に取付けられたスライド部(58)をホルダー部(56)に取着することにより、取付け具(10)およびディスプレイ装置(M)の取付けが完了する。
本実施例の車載用ディスプレイ装置(M)の取付け具(10)によれば、ディスプレイ装置吊持ち部(18)が3カ所のヒンジ部(30)(40)(64)を介して基台(14)のシャフト(20)に連結されているので、上述した取付け状態においてディスプレイ装置(M)の画面角度を調節したい場合には、ディスプレイ装置(M)を手に持って上下左右に動かすだけでディスプレイ装置吊持ち部(18)に取着されたディスプレイ装置(M)の向きを上下左右自在にあらゆる方向に向けて調節することができる。
また、特に、連結部(16)(より詳しくは連結プレート(26))に係合する2カ所のヒンジ部(40)(64)を揺動させることによって、連結部(16)の先端をシャフト(20)の高さ以下の位置まで倒伏し、ディスプレイ装置吊持ち部(18)をダッシュボードやグローブボックスの正面に配置することができる(図11(A)参照)。つまり、ディスプレイ装置吊持ち部(18)と連結部(16)とをフロントガラスの視界の妨げにならない位置まで下げることができる。この場合、連結プレート(26)とディスプレイ装置吊持ち部(18)とを接続するヒンジ部(64)を揺動させてディスプレイ装置吊持ち部(18)を跳ね上げることができるので、ダッシュボード内に設置されているオーディオやエアコンの操作或いはグローブボックスの開閉に支障をきたすことはない(図11(B)参照)。
そして、各ヒンジ部(30)(40)(64)がフリーストップ機構にて構成されているので、ロックの解除などといった煩雑な操作をしなくても、ディスプレイ装置(M)を手に取って上下左右に動かすだけでこのディスプレイ装置(M)を所望の向きに調節することができ、調節後は手を離すだけでディスプレイ装置(M)を当該向きに固定することができる。
なお、上述の実施例では、基台(14)として、下面に粘着材層(22)が設けられダッシュボードやグローブボックス上側の比較的平坦な設置面(12)に取付けられる板状のものを示したが、図12に示すように、(例えばダッシュボードの上部に設けられた)エアコン吹出口(76)を取り囲むようにしてその表面に配置される脚部(78)とルーバー(80)に対向する位置に配置される係止部(82)とを有する本体(84)、および、ルーバー(80)に係止されるルーバー側係止部(86)と前記係止部(82)に係止される本体側係止部(88)とを有する取付部材(90)で構成されたルーバー取付用部材(92)を基台とするようにしてもよい。かかる場合であっても、3カ所のヒンジ部(30)(40)(64)を作動させることによって、ディスプレイ装置吊持ち部(18)の向きを上下左右自在にあらゆる方向に向けて調節することができ、車載用ディスプレイ装置(M)を吊持ちしても、運転やオーディオ操作などの妨げとなることはない。
また、各ヒンジ部(30)(40)(64)を構成する各バネ座金(34)(50)(70)として皿形のものを用いる例を示したが、これらのバネ座金(34)(50)(70)は所定の方向に向けて弾性力を付勢できるものであれば、どのような形状のものであってもよい。
さらに、水平アーム(24)の両端部に一対の連結プレート(26)を接続してディスプレイ装置吊持ち部(18)を両持ちする例を示したが、強度的に十分であれば、連結プレート(26)を水平アーム(24)端部のいずれか一方に接続してディスプレイ装置吊持ち部(18)を片持ちするようにしてもよい。
本発明の一実施例の車載用ディスプレイ装置の取付け具を示す斜視図である。 本発明の一実施例の取付け具を示す正面図である。 本発明の一実施例の取付け具を示す左側面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 本発明の一実施例のヒンジ部(30)を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例のヒンジ部(40)を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例のホルダー部を示す斜視図である。 本発明の一実施例のスライド部を示す分解斜視図である。 本発明の一実施例のヒンジ部(64)を示す分解斜視図である。 本発明における一実施例の取付け具の使用態様を示す説明図である。 本発明の他の実施例の車載用ディスプレイ装置の取付け具を示す断面図である。 従来の車載用ディスプレイ装置の取付け具を示す部分断面図である。
符号の説明
(10)…取付け具
(12)…設置面
(14)…ベースプレート
(16)…連結部
(18)…ディスプレイ装置吊持ち部
(20)…シャフト
(22)…粘着材層
(24)…水平アーム
(26)…連結プレート
(28)…カバー部材
(30)…ヒンジ部
(34)…バネ座金
(38)…ロックナット
(40)…ヒンジ部
(42)…連結部材
(48)…ロック部材
(50)…バネ座金
(54)…ロックナット
(56)…ホルダー部
(58)…スライド部
(60)…クッションプレート
(62)…係止部材
(64)…ヒンジ部
(70)…バネ座金
(74)…ロックナット
(92)…ルーバー取付用部材
(M)…(車載用)ディスプレイ装置

Claims (2)

  1. フロントガラス近傍に設置され、車載用ディスプレイ装置を車内の所定の位置に吊持ちする車載用ディスプレイ装置の取付け具であって、
    短尺のシャフトが立設された基台と、
    前記シャフトにヒンジ部を介して軸の回りに回動可能に軸着された水平アームと、
    前記水平アームの長手方向両端部にヒンジ部を介して揺動可能に連結された一対の連結プレートと、
    前記連結プレートの各先端部間にヒンジ部を介して揺動可能に架設されたディスプレイ装置吊持ち部とを具備することを特徴とする車載用ディスプレイ装置の取付け具。
  2. 前記各ヒンジ部を、所定値より大きな応力が加えられた時にのみ作動し、前記応力が所定値以下になると作動を停止するフリーストップ機構で構成していることを特徴とする請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置の取付け具。
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