JP2005199651A - 射出成形機のロケートリングガイド構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 射出成形金型交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる射出成形機のロケートリングガイド構造を提供する。
【解決手段】 ロケートリングガイド孔11は、その下部が、ロケートリング6の周面部6Aと同じ曲率半径の円弧形状の基準部Uで形成してあり、この基準部Uを除く部分が、この基準部Uより大きい曲率半径を有する逃がし部Vで形成してあって、射出成形金型5のロケートリング6を固定側プラテン3に設けられたロケートリングガイド9のロケートリングガイド孔11に挿入した場合、逃がし部Vがあることによりロケートリング6とロケートリングガイド孔11との間の隙間が所定の大きさ(例えば1mm)以上と大きくなり、このロケートリング6の挿入作業を容易にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、射出成形の段取替え作業の効率向上を目的とした射出成形機のロケートリングガイド構造に関するものである。
一般に、加熱シリンダ内で加熱され流動化された樹脂を高圧で射出成形金型内に射出し、その中で冷却、固化又は硬化させ、次いで射出成形金型を開いて成形品を取り出すようにした射出成形機がある。
この射出成形機は、図1に示すように、ベースBの上面に、型締めユニット1と射出ユニット2とを、それぞれの型締軸線aと射出軸線bとを一致させた状態で対向して設置して構成してある。
型締めユニット1は、ベースBの上面に固定された固定側プラテン3と、型締軸線aに沿って移動可能な可動側プラテン4とを備えており、固定側プラテン3及び可動側プラテン4にそれぞれ射出成形金型5が取り付けられ、射出成形金型5に形成されたキャビティ(図示せず)内に樹脂が充填されるようになっている。
上記の射出成形機においては、成形品の種類を変更する度に射出成形金型5は両プラテン3、4から取り外され、変更されて再び両プラテン3、4に取り付けられる。そして、固定側プラテン3に射出成形金型5を取り付ける場合、位置決め用のロケートリング6を利用して射出シリンダ20のノズル21と射出成形金型5の注入口5Aの軸芯を合わせるようにしている。また、射出成形金型5の交換は天井クレーン22による作業で行うことが一般的である。
従来の技術では、図10に示すように、ロケートリングガイド23に設けてあるロケートリングガイド孔24は真円であり、また、射出成形金型5に設けてあるロケートリング6は直筒形状であって、ロケートリングガイド23は、そのロケートリングガイド孔24がロケートリング6の直径と約0.2mm程度の隙間t1、t2を保つように固定側プラテン3に交換可能により取付けてある。
また、従来の射出成形機のロケートリングガイド構造としては、射出成形金型に設けられたロケートリングが挿入されるロケートリングガイド孔を有する固定側プラテンとロケートリングとからなる射出成型機において、ロケートリングガイド孔を四角形に形成させると共に、ロケートリングをロケートリングガイド孔に対応する四角形に形成したものである(特許文献1参照)。
特開2001−105455号公報
上記した前者の従来の技術にあっては、ロケートリングガイド孔24とロケートリング6共々、図11に示すように、それぞれのコーナーには1mm程度の面取り加工25が施されているが、重量のある射出成形金型5を天井クレーン22で微妙な調整をしながら、隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔24にねらいを付けて入れる難しい作業を行っており、射出成形金型5の取り付けがやり難く、射出成形の段取替え作業に多くの時間を要していた。一方、製品価格低減の実現は製造メーカにとって最重要課題であり、射出成形作業においても価格に直接影響するところの型段取り時間を低減しなければならない。
また、上記した後者の従来の技術にあっては、ロケートリングガイド孔を四角形に形成し、ロケートリングをロケートリングガイド孔に対応する四角形に形成してあるために、上記した前者の従来の技術と同様に、重量の有る射出成形金型をクレーンで微妙な調整をしながら、ロケートリングガイド孔にねらいを付けて入れる難しい作業を行っており、射出成形金型の取り付けがやり難く、射出成形の段取替え作業に多くの時間を要していた。
本発明は上記の課題を解決するものであり、その目的とするところは、射出成形金型交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができるばかりか、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる射出成形機のロケートリングガイド構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造は、射出成形機の固定側プラテンに設けられたロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に、射出成形金型のロケートリングを挿入して射出成形用金型を射出成形機の型締軸線上に位置決めするようにした射出成形機のロケートリングガイド構造であって、ロケートリングは、型締軸線を中心とする所定の半径の周面部を有しており、ロケートリングガイド孔は、その下部が、周面部と同じ曲率半径の円弧形状の基準部で形成してあると共に、この基準部を除く部分が、準部より大きい曲率半径を有する逃がし部で形成してあることを特徴とするものである。
かかる構成により、ロケートリングガイド孔に逃がし部が設けてあることで、ロケートリングとロケートリングガイド孔との間の隙間が所定の大きさ(例えば1mm)以上と大きくなり、このロケートリングの挿入作業が容易になるし、射出成形金型のロケートリングを挿入して、この射出成形金型を下降してロケートリングの周面部の下部をロケートリングガイド孔の基準部に当接させることで、ロケートリングの中心を、型締軸線上にあるロケートリングガイド孔のガイド中心に一致させて射出成形金型と射出成形機との芯合わせを行うことができる。
このために、従来のロケートリングガイド構造の欠点、すなわち、重量の大きい射出成形金型を、天井クレーンを用いて、隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔にねらいを付けて入れるという困難な作業の改善ができるために、効率の良い段取作業が実現できる。
このように、射出成形金型と固定側プラテンとの位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。その結果として、射出成形金型交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる。また、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる。
また、本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造は、上記した本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造において、基準部は、型締軸線上のガイド中心を通る水平線より所定距離だけ下げた位置から下の部分であり、この基準部を除く部分が逃がし部であることを特徴とするものである。
かかる構成により、射出成形金型のロケートリングとロケートリングガイド孔との求心作用は、射出成形金型自身の重量によってその目的を達成できる。一方、それ以外の、例えば円周上側ほぼ2/3の範囲はいずれにせよ僅かな(例えば0.4mm程度)隙間ができて求心作用には無縁であるために、逃がし部を設けることにより、射出成形機と射出成形金型の芯合わせの機能を損なうことなくロケートリングの挿入作業が容易になる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造は、射出成形機の固定側プラテンに設けられたロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に、射出成形金型のロケートリングを挿入して射出成形用金型を射出成形機の型締軸線上に位置決めするようにした射出成形機のロケートリングガイド構造であって、ロケートリングガイド孔が、型締軸線を中心とする所定の半径を曲率半径とする円形状であって、その周面部が、所定の傾斜角度のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部で形成してあり、ロケートリングが、その周面部の少なくとも一部に、ロケートガイド側誘込み部周に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部を有することを特徴とするものである。
かかる構成により、ロケートリングガイド孔の周面部が、所定の傾斜角度のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部で形成してあり、ロケートリングの周面部の少なくとも一部が、周面部に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部で形成してあることで、ロケートリングとロケートリングガイド孔との誘込み量が所定の大きさ(例えば5mm)以上と大きくなり、このロケートリングの挿入作業が容易になるし、射出成形金型をさらに挿入することで、ロケートリング側誘込み部をロケートリングガイド側誘込み部に当接させて射出成形金型の位置決めを行い、射出成形金型と射出成形機との芯合わせを行うことができる。
このために、従来のロケートリングガイド構造の欠点、すなわち、重量の大きい型を、天井クレーンを用いて、隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔にねらいを付けて入れるという困難な作業の改善が出来るために、効率の良い段取作業が実現できる。
このように、射出成形金型と固定側プラテンとの位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。その結果として、射出成形金型交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる。また、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる。
また、本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造は、上記した本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造において、ロケートリングの周面部の全部が、ロケートリング側誘込み部で形成してあることを特徴とするものである。
かかる構成により、ロケートリングとロケートリングガイド孔との誘込み量が所定の大きさ(例えば5mm)以上と大きくなり、このロケートリングの挿入作業が容易になるし、射出成形金型をさらに挿入することで、ロケートリング側誘込み部をロケートリングガイド側誘込み部に当接させて射出成形金型の位置決めを行い、射出成形金型と射出成形機との芯合わせを行うことができて、射出成形金型と固定側プラテンとの位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。
本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造によれば、ロケートリングガイド孔に逃がし部が設けてあることで、ロケートリングとロケートリングガイド孔との間の隙間が所定の大きさ(例えば1mm)以上と大きくなり、このロケートリングの挿入作業が容易になるし、射出成形金型のロケートリングを挿入して、この射出成形金型を下降してロケートリングの周面部の下部をロケートリングガイド孔の基準部に当接させることで、ロケートリングの中心が型締軸線上にある、ロケートリングガイド孔のガイド中心に一致させて射出成形金型と射出成形機との芯合わせを行うことができる。
また、本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造によれば、ロケートリングガイド孔の周面部が、所定の傾斜角度のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部で形成してあり、ロケートリングの周面部の少なくとも一部が、周面部に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部で形成してあることで、ロケートリングとロケートリングガイド孔との誘込み量が所定の大きさ(例えば5mm)以上と大きくなり、このロケートリングの挿入作業が容易になるし、射出成形金型をさらに挿入することで、ロケートリング側誘込み部をロケートリングガイド側誘込み部に当接させて射出成形金型の位置決めを行い、射出成形金型と射出成形機との芯合わせを行うことができる。
このために、両発明は、従来のロケートリングガイド構造の欠点、すなわち、重量の大きい型を、天井クレーン等を用いて、隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔にねらいを付けて入れるという困難な作業の改善が出来るために、効率の良い段取作業が実現できる。
このように、射出成形金型と固定側プラテンとの位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。その結果として、射出成形金型交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる。また、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実地の形態1)
本発明の実地の形態1を図1乃至図5に示す。図1は射出成形機の構成説明図、図2は本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態1)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入する直前の状態を示す構成説明図、図3は図2のX方向からの矢視図、図4は本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態1)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入した状態を示す構成説明図、図5は図4のY方向からの矢視図である。
本発明に係る射出成型機のロケートリングガイド構造では、図2及び図3に示すように、射出成形金型5のロケートリング6の周面部6Aは、型締軸線a上に中心P1を有する半径R1(例えばR1=50mm)の円形状である。
固定側プラテン3には、射出成形金型5のロケートリング6が挿入される円形貫通孔7が設けてあり、この固定側プラテン3の可動側プラテン4との対向面に、円形状の凹部からなるガイド装着部8が形成してあり、このガイド装着部8にロケートリングガイド9が取付ボルト10により装着してある。
このロケートリングガイド9にはロケートリングガイド孔11が形成してある。このロケートリングガイド孔11は、型締軸線a上にガイド中心P2を有する円形孔であり、ロケートリングガイド孔11は、その下部が、ロケートリング6の周面部6Aと同じ曲率半径の円弧形状の基準部Uで形成してあり、この基準部Uを除く部分が、この基準部Uより大きい曲率半径を有する逃がし部Vで形成してある。
すなわち、基準部Uはロケートリングガイド孔11の下部を形成しており、逃がし部Vは基準部Uを除く部分である。この逃がし部Vは、ガイド中心P2を通る水平線イから所定距離d(例えば、25mm)だけ下げた位置で水平方向に外方に向かって形成された段部12a、12bの外端部ハ、ニを結ぶ円弧で形成してある。
次に、射出成形金型5の射出成型機1への取付け作業を説明する。
射出成形金型5を射出成型機1に取り付ける手順として、まず、射出成形金型5を天井クレーン22で吊り上げる。次に、射出成形金型5のロケートリング6を固定側プラテン3に設けられたロケートリングガイド9のロケートリングガイド孔11に挿入する。この場合、ロケートリングガイド孔11に逃がし部Uが設けてあることで、ロケートリング6とロケートリングガイド孔11との間の隙間t3が所定の大きさ(例えば1mm)以上と大きくなり、このロケートリング6の挿入作業が容易になる。
次に、この射出成形金型5を下降することで、ロケートリング6の周面部6Aの下部をロケートリングガイド孔11の下部に位置する基準部Uに当接させて射出成形金型5の位置決めを行う。この場合、ロケートリング6の中心P1が型締軸線a上にあるロケートリングガイド孔11のガイド中心P2に一致する。このために、図4及び図5に示すように、射出成形金型5と射出成形機1との芯合わせを行うことができる。
次に、射出成形用金型5を固定側プラテン3に取り付ける。その結果、ロケートリング6がロケートリングガイド孔11内に位置して、射出成形金型3の位置が決定される。
なお、基準部Uと逃がし部Vとの渡り部を水平な段部12a、12bで形成したが、必ずしも段部12a、12bであることはなく、基準部Uの端部を延長するようにして逃がし部Vの端部に繋ぐようにしてもよい。
上記したように、本発明の実施の形態1によれば、ロケートリングガイド孔11に逃がし部Uが設けてあることで、ロケートリング6とロケートリングガイド孔11との間の隙間t3が所定の大きさ(例えば1mm)以上と大きくなり、このロケートリング6の挿入作業が容易になるし、射出成形金型5のロケートリング6を挿入して、この射出成形金型5を下降してロケートリング6の周面部6Aの下部をロケートリングガイド孔11の基準部Uに当接させることで、ロケートリング6の中心P1を、型締軸線a上にあるロケートリングガイド孔11のガイド中心P2に一致させて射出成形金型5と射出成形機1との芯合わせを行うことができる。
このために、従来のロケートリングガイド構造の欠点、すなわち、重量の大きい射出成形金型5を天井クレーン22を用いて隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔11にねらいを付けて入れるという困難な作業の改善ができるために、効率の良い段取作業が実現できる。
このように、射出成形金型5と固定側プラテン3との位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。その結果として、射出成形金型5交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる。また、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる。
(実地の形態2)
本発明の実地の形態2を図6乃至図9に示す。
本発明の実地の形態2では、ロケートリングガイド孔11−1が、型締軸線a上に中心を有する所定の半径を曲率半径とする円形状であって、その周面部が、所定の傾斜角度α(例えば30度)のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部15で形成してあり、ロケートリング6−1の周面部が、ロケートガイド側誘込み部15に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部16で形成してある。なお、他の構成は、上記した本発明の実施の形態1の場合と同構成であるために、同じ符号を付して説明を省略する。
次に、射出成形金型5の射出成型機1への取付け作業を説明する。
射出成形金型5を射出成型機1に取り付ける手順として、まず、射出成形金型5を天井クレーン22で吊り上げる。次に、射出成形金型5のロケートリング6−1を、固定側プラテン3に設けられたロケートリングガイド9−1のロケートリングガイド孔11−1に挿入する。
この場合、ロケートリングガイド孔11−1の周面部が、凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部15で形成してあり、ロケートリング6−1の周面部が、ロケートガイド側誘込み部15に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部16で形成してあることで、ロケートリング6−1とロケートリングガイド孔11−1との誘込み量が所定の大きさ(例えば5mm)以上と大きくなり、このロケートリング6−1の挿入作業が容易になる。
次に、この射出成形金型5をさらに挿入することで、ロケートガイド側誘込み部15にロケートリング側誘込み部16に当接させて射出成形金型5の位置決めを行う。この場合、ロケートリング6の中心P1がロケートリングガイド孔11−1のガイド中心P2に一致する。このために、図8に示すように、射出成形金型5と射出成形機1との芯合わせを行うことができる。
次に、射出成形用金型5を固定側プラテン3に取り付ける。その結果、ロケートリング6−1がロケートリングガイド孔11−1内に位置して、射出成形金型3の位置が決定される。
上記したように、本発明の実施の形態2によれば、ロケートリングガイド孔11−1が、型締軸線a上に中心を有する所定の半径を曲率半径とする円形状であって、その周面部が、所定の傾斜角度α(例えば30度)のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部15で形成してあり、ロケートリング6−1の周面部が、ロケートガイド側誘込み部15に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部16で形成してあることで、ロケートリング6−1とロケートリングガイド孔11−1との誘込み量が所定の大きさ(例えば5mm)以上と大きくなり、このロケートリング6−1の挿入作業が容易になるし、射出成形金型5をさらに挿入することで、ロケートリング側誘込み部16をロケートガイド側誘込み部15に当接させて射出成形金型5の位置決めを行い、射出成形金型5と射出成形機1との芯合わせを行うことができる。
このために、従来のロケートリングガイド構造の欠点、すなわち、重量の大きい型を、天井クレーン等を用いて、隙間0.2mm程度のロケートリングガイド孔11−1にねらいを付けて入れるという困難な作業の改善が出来るために、効率の良い段取作業が実現できる。
このように、射出成形金型5と固定側プラテン3との位置決めを容易に且つ確実に行うことができる。その結果として、射出成形金型5交換時における作業性を向上させることができ、交換作業時間を短縮することができる。また、作業者の熟練度に依存した位置決め調整のばらつきを解消することができる。
また、上記した本発明の実施の形態2の場合、ロケートリング6−1の周面部の全部がロケートリング側誘込み部15で形成してあるが、図9に示すように、ロケートリング6−1の周面部を二面取りにしてロケートリング側誘込み部15を部分的なものにしてもよい。
本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造は、射出成形機と射出成形金型の芯合わせの機能を損なうことなくロケートリングの挿入作業が容易になるという効果を有し、射出成形機のロケートリングガイド構造等に有用である。
射出成形機の構成説明図である。 本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態1)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入する直前の状態を示す構成説明図である。 図2のX方向からの矢視図である。 本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態1)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入した状態を示す構成説明図である。 図4のY方向からの矢視図である。 本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態2)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入する直前の状態を示す構成説明図である。 図6のZ方向からの矢視図である。 本発明に係る射出成形機のロケートリングガイド構造(実施の形態2)において、ロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に射出成形金型のロケートリングを挿入した状態を示す構成説明図である。 同ロケートリングガイド構造の変形例の説明図である。 従来の射出成形機のロケートリングガイド構造の構成説明図である。 図10のT部の拡大図である。
符号の説明
3 固定側プラテン
5 射出成形金型
6 ロケートリング
6−1 ロケートリング
7 円形貫通孔
8 ガイド装着部
9 ロケートリングガイド
9−1 ロケートリングガイド
11 ロケートリングガイド孔
11−1 ロケートリングガイド
15 ロケートガイド側誘込み部
16 ロケートリング側誘込み部
a 型締軸線
U 基準部
V 逃がし部

Claims (4)

  1. 射出成形機の固定側プラテンに設けられたロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に、射出成形金型のロケートリングを挿入して前記射出成形用金型を前記射出成形機の型締軸線上に位置決めするようにした射出成形機のロケートリングガイド構造であって、
    前記ロケートリングは、前記型締軸線を中心とする所定の半径の周面部を有しており、前記ロケートリングガイド孔は、その下部が、前記周面部と同じ曲率半径の円弧形状の基準部で形成してあると共に、この基準部を除く部分が、前記基準部より大きい曲率半径を有する逃がし部で形成してあることを特徴とする射出成形機のロケートリングガイド構造。
  2. 前記基準部は、前記型締軸線上のガイド中心を通る水平線より所定距離だけ下げた位置から下の部分であり、この基準部を除く部分が前記逃がし部であることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機のロケートリングガイド構造。
  3. 射出成形機の固定側プラテンに設けられたロケートリングガイドのロケートリングガイド孔に、射出成形金型のロケートリングを挿入して前記射出成形用金型を前記射出成形機の型締軸線上に位置決めするようにした射出成形機のロケートリングガイド構造であって、
    前記ロケートリングガイド孔が、前記型締軸線を中心とする所定の半径を曲率半径とする円形状であって、その周面部が、所定の傾斜角度のテーパーを有する凹状円錐面からなるロケートガイド側誘込み部で形成してあり、
    前記ロケートリングが、その周面部の少なくとも一部に、前記ロケートガイド側誘込み部に合致する凸状円錐面からなるロケートリング側誘込み部を有することを特徴とする射出成形機のロケートリングガイド構造。
  4. 前記ロケートリングの前記周面部の全部が、前記ロケートリング側誘込み部で形成してあることを特徴とする請求項3に記載の射出成形機のロケートリングガイド構造。
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