JP2005199484A - 通帳取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多色で印字可能な通帳取扱装置において、印字済みの最終行の検出精度を向上させる。
【解決手段】 通帳への記帳を行う通帳取扱装置において、印字用のカラープリンタを組み込み、多色での印字を可能とする。印字色は、金融機関または顧客が個別に指定可能とする。通帳取扱装置は、指定された色で記帳を行うが、最終行LLについては、日付欄のみ黒色で印字する。こうすることで、印字済みの最終行を検出するための光学センサがスキャンする領域A内に、センサ感度の高い色で記載を行うことができるため、最終行の検出精度を向上させることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通帳の記帳を行う通帳取扱装置に関する。
金融機関では、通帳の発行や記帳を行う通帳取扱装置が利用されている。通帳取扱装置は、通帳の記帳済みの最終行を検出し、続く行から日付、取引項目、金額などを印字する。最終行の検出は、カラーイメージセンサで得られるイメージデータに基づいて行われる(例えば、特許文献1記載の技術)。イメージデータを得るために通帳に照射する光としては、可視光や赤外線が用いられる。
印字は、ドットインパクトプリンタを用いて、黒一色または黒と赤の2色で行われることが多い。但し、近年では、インクジェットプリンタなどを利用して、顧客の指定に応じて多彩な色で印字可能とする技術も提案されている(特許文献2)。
特開2002−15304号公報 特開平8−287319号公報
しかし、多彩な色で印字可能とした場合、印字に用いられた色によっては、印字済みの最終行を精度良く検出できなくなる場合があった。この結果、既に印字済みの最終行に、次の行が重ねて印字される可能性があった。本発明は、かかる課題を解決し、多色で印字可能な通帳取扱装置において、印字済みの最終行の検出精度の向上を図ることを目的とする。
本発明は、通帳への所定の記載項目の印字を行う通帳取扱装置として構成することができる。本発明の通帳取扱装置は、通帳に多色で印字可能な印字機構と、通帳の所定の検出部位をスキャンすることで、印字済みの最終行位置を検出するための光学センサとを備える。そして、通帳に新たに印字すべき内容を表す印字データを入力し、検知された最終行に続く行から、印字データに基づき、予め指定された色(以下、「指定色」と呼ぶ)で印字を行う。但し、新たに印字される内容のうち、少なくとも最終行内の検出部位においては、指定された色に代えて高感度色を用いて印字を行う。高感度色とは、光学センサによる検出感度が指定された色よりも高くなる色を言う。本発明によれば、最終行には、高感度色での印字が行われるため、光学センサによる検出精度を向上することができる。
本発明においては、全ての指定色に対して、最終行で高感度色を使用する必要はなく、例えば、指定色に対する光学センサの感度が所定値以上であり十分と判断される場合には、高感度色の使用を省略し、最終行も含めて指定色で印字するようにしてもよい。こうすることで、無用に高感度色が使用されることを抑制でき、見栄えを向上させることができる。高感度色を用いるか否かの判断基準となる所定値は、光学センサの感度、最終行の検出精度に対する要求を総合的に考慮して、任意に設定することができる。
本発明において、高感度色での印字は、種々の態様で行うことができる。例えば、高感度色は最終行にだけ用いるようにしてもよい。こうすることで、人間の目にも最終行が容易に視認可能となる視覚的な効果を得ることもできる。光学センサの検出部位が、通帳の記載項目全体ではなく一部に対応している場合には、その項目についてのみ高感度色を用いても良いし、最終行全体に高感度色を用いても良い。
また別の態様として、最終行に限らず、検出部位に対応する項目については、全行にわたって高感度色を用いるようにしてもよい。こうすることで、1回の記帳内容が複数頁にまたがる場合でも、最終行以外の記載が行われた頁を空白頁と誤認識する可能性を抑制でき、安定的に最終行の検出を行うことが可能となる。
高感度色での印字は、記帳すべき日付、項目、金額の一部としてもよいし、これらの記帳すべき内容とは別に用意された「最終行を表すマーク」を印字するようにしてもよい。かかるマークとしては、例えば、アスタリスク、丸印など記帳時に使用される文字、数字以外の記号や、アンダーラインなどを用いることができる。
以上で説明した本発明において、検出部位、高感度色は通帳取扱装置の構造に応じて、種々の態様を採ることができる。例えば、検出部位としては、通帳の日付欄を用いることができる。高感度色としては、指定色よりも反射率の低い色相の色、指定色と同一色相で濃度の濃い色などとすることができ、典型的には黒を用いることができる。また、指定色は、例えば、金融機関から予め指定された色、顧客が選択した色、取引科目に応じて予め規定された色など、種々の態様で指定することができる。
本発明は、上述した種々の特徴を全て備えている必要はなく、一部を省略したり組み合わせたりして構成してもよい。本発明は、通帳取扱装置の他、通帳取扱装置の制御方法として構成しても良い。通帳取扱装置が別途コンピュータと接続されている場合、指定色と高感度色とを使い分けるための制御処理は、通帳取扱装置自体で行っても良いし、コンピュータで行っても良い。後者の場合、コンピュータは、通帳に新たに印字すべき内容を表す印字データを入力し、最終行を除く各行については指定色で印字を行い、少なくとも最終行内の検出部位においては指定色に代えて高感度色を用いて記号または文字を印字するための制御データを生成し、この制御データを通帳取扱装置に送出することで通帳取扱装置の印字を制御する。
本発明は、上述の制御を実現するためのコンピュータプログラム、およびこのプログラムを記録した記憶媒体として構成しても良い。ここで、記憶媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.システム構成:
B.通帳取扱装置の構成:
C.記帳制御処理:
D.変形例:
A.システム構成:
図1は実施例としての取引システムの概略構成を示す説明図である。取引システムは、銀行などの金融機関において、ホストコンピュータ300と、複数のオペレータ端末200をネットワークNETで接続することで構成される。ネットワークNETは、金融機関の専用線によるネットワーク、インターネットなどを適用することができる。オペレータ端末200は、金融機関の窓口のオペレータが操作する端末であり、例えば、ネットワーク接続機能を有するパーソナルコンピュータを適用することができる。オペレータ端末200には、それぞれ通帳取扱装置100がローカル接続されている。オペレータ端末200は、図示した台数に限らず接続可能である。
通帳取扱装置100は、取引時に通帳からの情報の読み取り、通帳への記帳などを行う装置である。本実施例の通帳取扱装置100は、内部にカラープリンタを備えており、多色での記帳が可能である。本実施例の通帳取扱装置100は、オペレータ端末200にローカル接続される単独の装置としての構成を例示したが、通帳取扱装置100はATMなどに内蔵してもよい。
図中に、ホストコンピュータ300およびオペレータ端末200の機能ブロックを併せて示した。各機能ブロックは、ホストコンピュータ300およびオペレータ端末200に、所定のコンピュータプログラムをインストールすることにより、ソフトウェア的に構成されている。各機能ブロックの少なくとも一部は、ハードウェア的に構成してもよい。
ホストコンピュータ300の機能ブロックについて説明する。通信制御部310は、ネットワークNETによるオペレータ端末200との通信を制御する。取引処理部320は、オペレータ端末200からの指示に従って、種々の取引を実行する。取引には、例えば、顧客の口座への入金、出金、記帳、振込などが含まれる。取引処理には、顧客DB350が参照される。顧客DB350は、口座ごとに、顧客の個人情報、取引過程、口座残高などの情報を管理するデータベースである。本実施例では、更に、顧客DB350は、通帳への記帳に使用する色の指定(以下、「指定色」と呼ぶ)も記憶している。顧客DB350の詳細な内容については後述する。顧客DB管理部330は、この顧客DB350へのデータの読み書きを管理する。本実施例では、顧客DB350をホストコンピュータ300内に設けたが、ネットワークNETに接続された別のサーバ内に設けても良い。
オペレータ端末200の機能ブロックについて説明する。通信制御部210は、ネットワークNETによる通信を制御する。顧客DB登録部220は、オペレータの操作に応じて、顧客DB350に登録すべきデータを入力し、これをホストコンピュータ300に送信することで、顧客DB350へのデータ登録を行う。取引制御部230は、オペレータの操作に応じて、顧客から要望された取引について、金額等の情報を入力し、ホストコンピュータ300に送信することで、各種取引を実行する。記帳制御部240は、ホストコンピュータ300から記帳すべき内容を表す印字データを受信し、通帳取扱装置100を制御して、記帳を行わせる。
図中に、通帳の記帳に関連して、オペレータ端末200とホストコンピュータ300の間で授受される情報を示した。オペレータ端末200からホストコンピュータ300に送信される情報としては、まず、口座番号、指定色の登録を行うための情報が挙げられる。この情報は、例えば、口座の新規開設時や登録内容の更新時などに行われる。この情報は、顧客DB350に登録される。
顧客から記帳が要望された時や、種々の取引完了時には、オペレータ端末200はホストコンピュータ300に、口座番号を特定して、印字データの要求を送信する。ホストコンピュータ300は、この要求に応じて、顧客DB350を検索し、未記帳の印字データをオペレータ端末200に送信する。この印字データには、顧客DB350に登録された指定色を特定するデータも含まれる。オペレータ端末200が、この印字データを通帳取扱装置100に出力すると、通帳取扱装置100は、指定色で記帳を実行することができる。
図2は顧客DB350の内容を示す説明図である。先に説明した通り、顧客DB350は、口座ごとに、顧客の個人情報、取引過程、口座残高などの情報を管理するデータベースであるが、ここでは指定色に関する部分のみを示した。指定色は、口座番号、顧客名、通帳種別、通帳の頁ごとの口座種別、取引科目と関連づけて設定される。口座番号、顧客名の指定がないデータは、金融機関によるデフォルトの設定である。この例では、総合通帳の第1頁「普通口座」については、取引科目が「入金」の時は指定色は「青」、取引科目が「出金」の時は指定色は「赤」と設定されている。第3頁の「定期口座」については、取引科目に関わらず、指定色は「青」に設定されている。
口座番号「12345」、「54321」の欄は、それぞれ顧客による指定色の設定を表している。図の例では、口座番号「12345」の顧客Aは、取引科目に関わらず、指定色が「紫」に設定されており、口座番号「54321」の顧客Bは、取引科目に関わらず、指定色が「焦げ茶」に設置されている。顧客に対しても、取引科目ごとに異なる指定色の設定を許可しても差し支えない。先に説明したデフォルトの設定は、このような指定色の設定がなされていない顧客に対する記帳で使用される。このように指定色を顧客DB350に登録しておくことにより、取引科目や顧客の要望に応じて、記帳に用いる色を使い分けることができる。
B.通帳取扱装置の構成:
図3は通帳取扱装置100の概略構成を示す説明図である。側断面を示した。通帳取扱装置100には、図の左側に通帳を挿入する挿入口、および帳票を挿入する挿入口が設けられている。説明の便宜上、これらの挿入口が設けられている側(図の左側)を装置の前方または上流、それに対向する側(図の右側)を奥または下流と呼ぶものとする。また、通帳等の搬送について、挿入口から奥に向けての搬送を往搬送、挿入口に排出する方向への搬送を復搬送と呼ぶものとする。
装置内には、通帳を搬送するための搬送路101、帳票を搬送するための搬送路102が設けられている。これらの搬送路は、途中で合流し、搬送路103となる。通帳および帳票は、搬送路101〜103を、ステッピングモータ170で駆動されるローラ104によって搬送される。搬送路101〜103の途中には、通帳および帳票の通過を検知するための通過センサ105が設けられている。図の煩雑化を回避するため、符号は一つのローラおよび通過センサについてのみ代表的に示した。帳票の搬送路102には、挿入口近傍に、帳票のスキューおよびシフトを補正するための姿勢補正機構130が設けられている。イメージリーダ131は、姿勢補正機構130の下流側に設けられており、帳票に記入された文字等を光学的に読み取る。
搬送路101、102の合流点には、磁気読取機構160が設けられている。磁気読取機構160は、通帳に付された磁気ストライプから情報を読み取る機構である。磁気読取機構160の下流には、通帳および帳票を処理するための種々の機構が設けられている。カラープリンタ133は、通帳および帳票に取引結果等の印字を行う。本実施例では、多色のインクを吐出してカラー印刷を行うインクジェットプリンタを用いるものとした。駆動機構134は、カラープリンタ133を、モータ135の動力によって駆動するための機構である。印字位置検出センサ136は、通帳の記載項目のうち、日付欄をスキャンし、既に記入済みの部分の最終行を光学的に検出するセンサである。印字位置検出センサ136の感度は、印字された色によって相違し、本実施例では、例えば、図2に例示した指定色の中では、黒、赤、焦げ茶に対しては、比較的感度が高く、その他の色については比較的感度が低い。本実施例では、このように、印字位置検出センサ136の感度が比較的高く、最終行の検出精度が十分確保される色を特定色と呼ぶものとする。改頁機構137は、ページ内に空白の記入欄が残されていないことが検出された場合に、通帳のページをめくる機構である。
制御ユニット110は、内部にCPU、RAM、ROMを備えるマイクロコンピュータとして構成されており、ROM内に記録されたソフトウェアに従って、上述の各機構を制御したり、読み取った情報の処理を行ったりする。図中に制御ユニット110の機能ブロックのうち、通帳への記帳に関連するものを示した。これらの機能ブロックは、制御ユニット110のROM内に記憶されるファームウェアによってソフトウェア的に構成されている。
最終行検出部112は、印字位置検出センサ136を制御して、印字済みの最終行を検出する。印字データ入力部114は、オペレータ端末200から通帳に記帳すべき印字データを入力する。印字色決定部116は、印字データおよび印字位置検出センサ136の特性に基づいて各記載項目の印字色を決定する。印字位置検出センサ136の特性を表すデータとして、印字色決定部116は、上述の特定色を記憶している。印字色の決定方法については、後述する。印字制御部118は、これらの各機能ブロックからの出力に基づきカラープリンタ133を制御して、最終行に続く位置から、決定された印字色で各記載項目の印字を行う。
C.記帳制御処理:
図4は記帳例を示す説明図である。口座番号「12345」の通帳に対して、1行目〜6行目が新たに記帳された場合を例示した。各記載内容は、図2に示した顧客DB350の設定に従い、紫色で印字される。但し、本実施例では、6行目、即ち最終行LLについては、日付欄のみが黒で印字される。その他の行範囲Bについては、日付欄も含めて紫色で印字される。日付欄を含む検出部位Aは、通帳取扱装置100において、印字済みの最終行を検出するために、印字位置検出センサ136がスキャンする領域に相当する。先に説明した通り、本実施例では、印字位置検出センサ136は、紫色に対する感度が比較的低く、黒に対する感度が高い。従って、最終行LLについては、感度の良い高感度色である黒を用いて日付欄を印字することにより、最終行LLの検出感度を向上することができる。
一方、例えば、図2の口座番号「54321」のように、指定色が特定色の1つ、「焦げ茶」に指定されている場合は、印字位置検出センサ136の感度は十分に確保される。従って、本実施例では、指定色が特定色の場合には、最終行LLにおいても行範囲Bと同様、日付欄も含む全記載内容を指定色で印字するものとした。印字色は種々の設定が可能であり、指定色が特定色であるか否かに関わらず、最終行LLの日付欄は黒を用いるものとしても構わない。
図5は記帳制御処理のフローチャートである。図4に示した記帳を実現するための処理である。左側に、通帳取扱装置100の制御ユニット110が実行する処理を示し、右側にホストコンピュータ300が実行する処理を示した。この処理は、オペレータがオペレータ端末200を操作して「記帳」を指示した時や、入出金などの各種取引が完了した時などに実行される。
この処理が開始されると、制御ユニット110は、通帳に貼り付けられている磁気ストライプの情報を読み取る(ステップS10)。この情報には、口座番号が含まれる。制御ユニット110は、この口座番号を用いて、ホストコンピュータ300に対し、印字データの要求を送信する(ステップS11)。ホストコンピュータ300は、この要求に応じて、口座番号をキーとして、顧客DB350を検索し(ステップS20)、未記帳の内容を示す印字データを返信する(ステップS21)。この際、顧客DB350に登録されている指定色を特定する情報も併せて返信する。
制御ユニット110は、ホストコンピュータ300からの印字データおよび指定色を受信すると(ステップS12)、以下の手順で、1行ずつ記帳を実行する。制御ユニット110は、印字対象となる行が最終行か否かを判断し(ステップS13)、最終行でない場合には、通帳の日付欄およびその他の欄共に、印字色を指定色に設定する(ステップS15)。
最終行については、指定色が特定色である場合(ステップS13、S14)には、指定色で十分に最終行の検出精度が確保できるため、通帳の日付欄およびその他の欄共に、印字色を指定色に設定する(ステップS15)。指定色が特定色でない場合(ステップ14)には、指定色では最終行の検出精度が確保できないため、日付欄については高感度色である黒色、その他の欄については指定色を、印字色として設定する(ステップS16)。本実施例では、日付欄のみを黒色としたが、最終行LLについては全記載項目を黒色としてもよい。
制御ユニット110は、印字色の設定が完了すると、各記載内容の印字を実行する(ステップS17)。以上の処理を、受信した全印字データの印字が完了するまで繰り返し(ステップS18)、制御ユニット110は記帳制御処理を終了する。以上で説明した実施例の通帳取扱装置によれば、最終行の日付欄については黒色を用いることにより、印字済みの最終行の検出精度を確保しつつ、多彩な指定色を用いて印字を行うことが可能となる。
D.変形例:
(1) 実施例の処理において、印字色の決定(ステップS13〜S16)の処理は、ホストコンピュータ300またはオペレータ端末200で行っても良い。例えば、ホストコンピュータ300で、各行の各記載項目について、印字色を決定し、印字データに印字色の指定データを含めて、通帳取扱装置100に出力するようにしてもよい。通帳取扱装置100は、ステップS13〜S16の処理を省略し、受け取った印字データに基づいて順次、印字を実行すれば足りる。この態様では、通帳取扱装置100の負荷が軽減される他、例えば、特定色の設定や、指定色に代えて用いる高感度色の種類などを、通帳取扱装置100のファームウェアを変更するまでなく、容易に変更することができる利点がある。
(2) 図6は第1変形例としての記帳例を示す説明図である。この例では、日付欄については、最終行LLおよびその他の行範囲Bを含め全行に亘って黒色で印字を行う。この記載は、図5の処理において、ステップS13〜S14の処理を省略し、印字色の設定に、必ずステップS16の設定内容を適用することで実現することができる。こうすることで、例えば、最終行以外の行範囲Bが複数頁にまたがるような場合でも、検出部位Aには必ず高感度色での印字が行われているため、ブランクページと印字済みのページを精度良く判別することができる利点がある。
(3) 図7は第2変形例としての記帳例を示す説明図である。この例では、最終行LLにおいて、日付欄には、最終行であることを示すアンダーラインULが印字される。日付欄は指定色で印刷され、アンダーラインは黒などの高感度色で印刷される。この記載は、図5の処理において、ステップS16に代えて、黒色でアンダーラインを印字するためのデータを設定する処理を行うことで実現される。第2変形例の態様によれば、記載項目は指定色で統一されるため、通帳の見栄えを向上させることができる利点がある。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
実施例としての取引システムの概略構成を示す説明図である。 顧客DB350の内容を示す説明図である。 通帳取扱装置100の概略構成を示す説明図である。 記帳例を示す説明図である。 記帳制御処理のフローチャートである。 第1変形例としての記帳例を示す説明図である。 第2変形例としての記帳例を示す説明図である。
符号の説明
100...通帳取扱装置
101〜103...搬送路
104...ローラ
105...通過センサ
110...制御ユニット
112...最終行検出部
114...印字データ入力部
116...印字色決定部
118...印字制御部
130...姿勢補正機構
131...イメージリーダ
133...カラープリンタ
134...駆動機構
135...モータ
136...印字位置検出センサ
137...改頁機構
160...磁気読取機構
170...ステッピングモータ
200...オペレータ端末
210...通信制御部
220...顧客DB登録部
230...取引制御部
240...記帳制御部
300...ホストコンピュータ
310...通信制御部
320...取引処理部
330...顧客DB管理部
350...顧客DB

Claims (3)

  1. 通帳への所定の記載項目の印字を行う通帳取扱装置であって、
    前記通帳に多色で印字可能な印字機構と、
    前記通帳の所定の検出部位をスキャンすることで、印字済みの最終行位置を検出するための光学センサと、
    前記通帳に新たに印字すべき内容を表す印字データを入力する入力部と、
    前記検出結果に基づき、前記印字機構を制御して、前記最終行に続く行から、前記印字データに基づき予め指定された色で印字を行う制御部とを有し、
    該制御部は、新たに印字される内容のうち、少なくとも最終行内の前記検出部位において、前記指定された色に代えて、前記光学センサによる検出感度が前記指定された色よりも高くなる高感度色を用いて、記号または文字を印字する制御を行う通帳取扱装置。
  2. 請求項1記載の通帳取扱装置であって、
    前記制御部は、前記予め指定された色に対する前記光学センサの感度が所定値以上の場合には、前記最終行も含めて前記指定された色で印字を行う通帳取扱装置。
  3. 通帳に多色で印字可能な印字機構と、前記通帳の所定の検出部位をスキャンすることで、印字済みの最終行位置を検出するための光学センサとを有しており、前記通帳への所定の記載項目の印字を行う通帳取扱装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記通帳に新たに印字すべき内容を表す印字データを入力する入力機能と、
    前記印字データのうち、最終行を除く各行について、予め指定された色で印字を行うための制御データを生成する機能と、
    少なくとも前記最終行内の前記検出部位において、前記指定された色に代えて、前記光学センサによる検出感度が前記指定された色よりも高くなる高感度色を用いて、記号または文字を印字するための制御データを生成する機能と、
    前記生成された各制御データを、前記通帳取扱装置に送出する機能とをコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010117755A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 取引処理装置および取引処理システム

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