JP2005197344A - プリント配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
小型化または薄型化が図れ、しかも両基板の端子部同士を容易に着脱することができるプリント配線基板及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】
プリント配線基板1は、配線を有する基板3,4,5,6,7が層積層されて設けられた積層基板と、開口部2aを有するとともに該開口部2aを介して配線の電気的な外部接続を行うための端子群を内部に有し、開口部2aが外部に露出するように、積層基板のうち2層の基板4及び6に挟まれた基板5,5とともに該2層の基板4及び6に挟まれて設けられたハウジング2とを具備する。これにより、開口部2a及び外部基板の端子部の形状や大きさ等を予め設定しておけば、外部基板の端子部を開口部2aに挿入するだけで容易に該端子部を装着することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント配線基板同士の電気的な接続を可能とするプリント配線基板及びその製造方法に関する。
近年、ビデオカメラ、携帯電話、デジタルスチルカメラ、携帯パソコンなど携帯用小型電気商品が市場に登場し普及している。これら携帯用小型商品の内部には数枚の実装済みのプリント配線基板が用いられ、それらの基板間はケーブルやハーネス、フレキシブル配線基板などで接続されている。最近では、上記各機器の小型、軽量、あるいは薄型化が要求され、さらに多機能化も加えて、これらの実装基板やその間を接続する接続パーツの占有面積・体積をいかに小さく、少なくするかは、これらセットメーカーの重要な課題となっている。
従来から、この実装基板間を接続する方法として様々な方法が採用されている。例えばコネクタを実装部品として基板上にマウントし、マウントされたコネクタにフレキシブル配線基板等を接続する方法がある。この方法は接続の着脱が容易であることから広く用いられている。
別の方法としては、実装基板の端部と、他の実装基板に取り付けられたフレキシブル配線基板の先端の接続部とを熱圧着によって電気的接続及び固定を図る方法がある。
最近では、硬質の多層配線基板とフレキシブルな配線基板とを組み合わせて一体化したリジッドフレキ多層基板が実用化されている。これによれば、実装基板上には接続するための特別な面積を必要とせず、複雑な接続の折り畳みにも高い品質と信頼性を実現できるため、広く用いられるようになってきた。
更に別の方法としては、多層基板の中間基板の一部に凹部もしくは凸部を形成し、その凹部もしくは凸部に外部接触端子を設けることにより外部との接続を可能とする技術も知られている。(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開2002−280690号公報(段落[0038]、[0040]、図1) 特開平5−102674号公報(段落[0008]、図1)
しかしながら、コネクタにより接続する方法では、当該コネクタを実装部品として基板上にマウントするためにコネクタと基板とを合わせた全体の大きさが大きくなり、コネクタの高さの分だけ薄型に不利であるという問題がある。
実装基板の端部と、他の実装基板のフレキ部とを熱圧着により接続する方法では、実装基板の面積を、コネクタを用いる場合よりも少し小さくできる、または薄型にできるというメリットがある反面、着脱が容易ではないという問題がある。
リジッドフレキ多層基板を用いる方法では、リジッドフレキ基板は高価であり、異なる仕様の基板間を接続することはできず、更に接続の着脱が不可能であるという欠点を持っている。この欠点をカバーするために、着脱は容易ではないが、リジッドフレキ多層基板のフレキ部を中間で切断し、異方導電性フィルム(ACF:Abstract Anisotropic conductive adhesive film)等によって接続することによって異なる仕様の基板間を接続するという提案もある。しかし、依然としてコストが高いという問題は残り、逆に、フレキシブル基板同士で接続するため全体的にスペースをとるという問題がある。
また、上記中間基板に形成された凹部もしくは凸部に外部接触端子を設ける技術では、いわゆるザグリ加工によって同様の外部端子を形成することは技術的に可能ではある。しかし、実際に基板加工を行い、しかも容易かつ強固な着脱を実現するような機構を実現したり、微細ピッチに対応した加工精度を実現することは不可能に近い。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、小型化または薄型化が図れ、しかも両基板の端子部同士を容易に着脱することができるプリント配線基板及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリント配線基板は、配線を有する基板が少なくとも3層積層されて設けられた積層基板と、開口部を有するとともに該開口部を介して前記配線の電気的な外部接続を行うための端子群を内部に有し、前記開口部が外部に露出するように、前記積層基板のうち2層の基板に挟まれた基板とともに該2層の基板に挟まれて設けられたハウジングとを具備する。
本発明では、ハウジングの開口部が外部に露出するように、積層基板のうち2層の基板に挟まれて当該ハウジングが設けられている。これにより、例えば開口部及び外部基板の端子部の形状や大きさ等を予め設定しておけば、外部基板の端子部を開口部に挿入するだけで容易に該端子部を装着することができる。また、ハウジングを積層基板に内蔵する形態を採用しているため、小型化及び薄型化を図ることができる。外部基板とは、本発明に係るプリント配線基板と接続させる対象となる基板のことである。以下、同様である。
本発明の一の形態によれば、前記ハウジングに設けられ、前記端子群と前記配線とを接続するためのワイヤをさらに具備する。例えばワイヤボンディングによって端子群と配線とを接続することができる。
本発明の一の形態によれば、前記ハウジングに設けられ前記端子群に接続されたバンプ群をさらに具備し、前記配線と前記バンプ群とは、半田、低融点金属材料、樹脂系接合材料、または、前記端子群及び基板間で電気的な接続を行うためのスルーホールに充填された導電性接合材料により接合されている。これにより、いわゆるフリップチップ接続形態と同様の接続形態を用いることが可能となり、ワイヤボンディングの接続形態を用いる必要がない。これにより、ハウジングの小型化、あるいはプリント配線基板の小型化または薄型化が図れ、生産性も向上する。ハウジングの上面と下面の両方にバンプが設けられていてもよい。これにより、ハウジングを挟む2層の基板が有するそれぞれの配線に対して端子群を接続することができる。低融点金属材料としては、例えば鉛、スズ、ビスマス、インジウム等が挙げられる。
本発明の一の形態によれば、前記ハウジングに設けられ、前記端子群と外部端子部とが接続されたときに該外部の端子部を押圧する押圧機構をさらに具備する。外部端子部とは上記外部基板の端子部のことである。外部端子部がハウジングに装着されると、確実に装着された状態を維持することができ、外部端子部の抜けを防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記端子群のピッチのラインアンドスペースがほぼ1:1に設定され、前記ハウジングに対する前記端子群の、該端子の配列方向での相対的な位置精度が、該端子群のピッチの25%以下に設定されている。これにより、より容易にかつ確実に端子群と外部端子とを電気的に接続することができる。
本発明の一の形態によれば、前記各基板の積層方向における前記ハウジングの厚さが該各基板の厚さのほぼ整数倍である。このような構成によれば、例えばハウジングの厚さに合わせて基板を1枚または複数用意して積層することができる。また、逆に、各基板の厚さに合わせてハウジングを形成することもできる。
本発明に係るプリント配線基板の製造方法は、配線を有する基板が積層されて設けられたプリント配線基板の製造方法であって、(a)前記各基板のうちの第1の基板上に、開口部を介して前記配線の電気的な外部接続を行うための端子群を有するハウジングを載置する工程と、(b)前記工程(a)の後、前記開口部が外部に露出するように、前記第1の基板との間で第2の基板と前記ハウジングとを挟むように第3の基板を積層する工程とを具備する。
本発明では、ハウジングの開口部が外部に露出するように、第1の基板との間で第2の基板とハウジングとを挟むように第3の基板を積層するようにしている。すなわち、予めハウジングを用意しておき、このハウジングと第2の基板とを、第1及び第3の基板で挟むようにしてプリント配線基板を製造する。これにより、プリント配線基板の小型化及び薄型化を図ることができる。また、例えば従来の特許文献1におけるプリント配線板を製造する場合、基板に形成された端子群が他の基板に形成された凹部において露出するように両基板を位置合わせしなければならない。しかし、本発明によれば、そのような位置合わせをすることを要しないので製造が容易となる。また、本発明では、第1、第2及び第3の基板を例えば一括の熱プレス成形で積層することができる。
本発明の一の形態によれば、前記工程(a)の前に、前記端子群と前記配線との電気的な接続を行うためのバンプ群をハウジングに形成する工程をさらに具備し、前記工程(a)は、半田、低融点金属材料、樹脂系接合材料、前記端子群及び基板間で電気的な接続を行うためのスルーホールに充填された導電性接合材料、超音波接合により、前記端子群と前記バンプ群とを接合する工程を有する。これにより、ハウジングを挟む2層の基板が有するそれぞれの配線に対して端子群を接続することができる。
本発明の一の形態によれば、前記各基板の積層方向における前記ハウジングの厚さを、該各基板の厚さのほぼ整数倍となるように該ハウジングを形成する工程をさらに具備する。積層方法として例えばプレス加工が挙げられるが、この場合にハウジングに物理的なダメージを与えることなくプレス加工することができる。ハウジングをこのように形成する工程は、上記工程(a)の前でもよいし、工程(a)の後であって工程(b)の前でもよい。
以上のように、本発明によれば、プリント配線基板同士を接続する場合に、小型化または薄型化が図れ、しかも両基板の端子部同士を容易に着脱することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るプリント配線基板を示す斜視図である。図2はその断面図である。プリント配線基板1は、多数の基板が積層されて構成されており、例えば6枚の基板でなる。もちろん基板の枚数は限定されない。各基板3,4,5,6,7はそれぞれ図示しない回路配線を有している。例えば各基板3,4,5,6,7は、各基板のそれぞれの両面に回路配線を有しており、基板同士は図示しないスルーホールやViaホール等に設けられた導線により電気的に接続されている。
プリント配線基板1には、他のプリント配線基板と電気的に接続するためのコネクタ8が設けられている。コネクタ8のハウジング2内には端子9(図3参照)が設けられており、ハウジング2に形成された開口部2aが露出されるように基板1に搭載されている。これにより、開口部2aを介して図示しない外部基板の端子部との接続が可能となっている。コネクタ8は、各基板3,4,5,6,7のうち基板4及び6によって、2枚の基板5,5とともに挟まれて設けられている。すなわち、2枚の基板5は、それらの一部において後述する切り欠き加工が施され、その切り欠き加工された部位にコネクタ8が嵌合するように設けられている。
図2に示すように、コネクタ8のハウジング2の厚さhは、各基板3,4,5,6,7の厚さのほぼ整数倍とされている。これにより、例えばハウジングの厚さに合わせて基板を1枚または複数(本実施の形態では2枚)用意して積層することができる。また、逆に、各基板の厚さに合わせてハウジング2を形成することもできる。また、後述するように各基板3,4,5,6,7の積層方法として例えばプレス加工が挙げられるが、この場合にハウジング2に物理的なダメージを与えることなくプレス加工することができる。
コネクタ8は1個に限定されるものではなく、1つのプリント配線基板1の同じ内層配線もしくは異なる内層配線に複数内蔵させることができる。
図3は、コネクタ8と外部基板の端子部(以下、外部端子部という。)を接続する場合の状態を示す斜視図である。図4はその平面図である。外部端子部10は例えばフレキシブル配線基板でなり、端子群11,11,11,・・・が設けられている。ハウジング2の開口部2aから外部端子部10が挿入されて嵌合することで、プリント配線基板1と図示しない外部基板とが電気的に接続される。ハウジング2や端子群9,9,9,・・・は樹脂成形技術及び端子形成技術によって作製される。
図4を参照して、コネクタ8側の端子群9,9,9,・・・のラインアンドスペースは例えば1:1に設定されている。この場合において、ハウジング2に対する端子群9の、該端子の配列方向(Y方向)での相対的な位置精度が、ピッチpの25%以下に設定されている。わかりやすく述べると、例えばハウジング2の内部の幅nに対する端子群9の配置の精度がピッチpの25%以下に設定されている。より好ましい配置精度は12.5%未満である。このような精度に設定されることで、容易かつ確実に端子群9,9,9,・・・と外部端子11とを電気的に接続することができる。
一方、図5を参照して、外部端子部10の外形mの精度と端子群11,11,11,・・・との位置精度は、一般的には±0.2mmもあり、とてもそのまま本実施の形態に供することはできない。これを解決するために本実施の形態では、外部端子部10の外縁を符号Aで示す一点鎖線の部分でプレス打ち抜き加工する方法等が考えられる。具体的には、プリント配線基板1のコネクタ8に外部端子部10を挿入する直前に、外部端子部10を画像認識等しながら、符号Aで示す部分を打ち抜き加工すればよい。これにより、特殊あるいは専用の外部端子部10を用意しなくても、一般的なフレキシブル配線基板等を用いることが可能となる。
次に、プリント配線基板1の製造方法について説明する。
まず、コネクタ8を基板6(図2参照)に実装させる方法について説明する。
図6はコネクタ8を示す断面図であり、図7はコネクタ8の下部側の平面図である。コネクタ8のハウジング2の下部にはスタッドバンプ13,13,13・・・が設けられており、これらスタッドバンプ13は、例えば導通線15によって端子9と接続されている。スタッドバンプ13は例えば格子状に配置されている。バンプ13は、スタッドバンプボンダ等により形成される。バンプの製法としては、スタッドに限らず、メッキ、ソルダーペースト、または半田ボール等が挙げられる。バンプの材料として例えばAuが挙げられるがこれに限られるものではない。
コネクタ8は、上述したように、樹脂成形技術及び端子形成技術によって作製される。しかし、コネクタ8が例えばミリメートルあるいはマイクロメートルのオーダーの微細なものである場合は、いわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical System)の技術、例えば半導体製造で用いられるフォトリソグラフィの技術によって製造することも可能である。また、このようにMEMS技術を用いることで端子群9,9,9,・・・の、ハウジング2に対する位置精度を、上述のように25%以下と高精度なものとすることができる。
図8はコネクタ8を基板6に実装した状態を示す断面図である。例えばコネクタ8は、そのスタッドバンプ13が基板6のスルーホール6aに充填された導電性接合材料16に接触して基板6にマウントされている。スルーホール6aは配線層14から設けられ、導電性接合材料16、配線層14及びバンプ13とが接続状態となっている。導電性接合材料16は例えばペースト状のものを充填させることができる。
コネクタ8の具体的な実装方法としては、導電性ペースト16が充填された基板6が用意され、スルーホール6aとスタッドバンプ13とが位置合わせされる。位置合わせされると、スタッドバンプ13が導電性ペースト16に突き刺さるようにしてコネクタ8が基板6にマウントされる。これにより、コネクタ8の端子群9,9,9,・・・と基板6の配線層14とが電気的に接続される。ハウジング2全体を基板6に固定する方法としては、例えば接着剤17を用い、圧接によって接合することができる。導電性ペースト16の接着力が十分であれば接着剤17を用いなくてもかまわない。
次に、プリント配線基板1を作製する方法について説明する。図9は、基板3,4,5,6,7を積層させる前の状態を示す斜視図である。図8において説明したように、コネクタ8が実装された第1の基板としての基板6、コネクタ8との干渉を避けるための切り欠き5aが形成された第2の基板としての基板5、第3の基板としての基板4、そして外側の基板3及び7が用意される。各基板3,4,5,6,7の位置合わせが行われ、位置合わせされた後、プレス機等によって熱プレス成形され、一括積層されてプリント配線基板1が作製される。
各基板を積層する方法については、これ以外に複数の積層を繰り返す方法や、ビルドアップのように外層に向かって配線層を積み上げていく方法がある。しかし、本実施の形態では、コネクタ8をプリント配線基板1に内蔵させるため、上記のように一括積層が最も好適である。しかしながら、一括積層の方法に限定されるものでないことは言うまでもない。
図10は他の実施の形態に係るコネクタを示す断面図であり、図11はその下部側の平面図である。以下、図1〜図9を参照して説明した上記の実施の形態と同様な点は説明を省略または簡略し、異なる点を中心に説明する。
コネクタ28のハウジング22に形成されたスタッドバンプ23は、図11に示すように一列に配列されている。図6及び図7で示したコネクタ8は、端子間ピッチが広がり有利となるが、基板6の配線が複雑となる。図10及び図11に示したコネクタ28は端子間ピッチが狭くなるが、基板側の配線は簡単になるという利点がある。
図12は、コネクタ28を基板26に実装した状態を示す断面図である。本実施の形態では、ハウジング22の基板26への接合方法としては、例えば樹脂系接合材料27が用いられ、これにより、バンプ23と配線層24とが電気的に接続される。樹脂系接合材料27としては、例えばACF(Anisotropic Conductive Film)、ACP(Anisotropic Conductive Paste)、NCF(Non Conductive Film)、NCP(Non Conductive Paste)等を用いることができる。このような樹脂系接合材料が基板6に貼り付けされ、または塗布され、基板6とコネクタ28とが位置合わせされた状態で、熱圧着等によりコネクタ28と基板26とが接合される。このように樹脂系接合材料を用いて接合することで、例えばワイヤボンディングにより接合する場合に比べ、プリント配線基板の小型化及び薄型化が図れ、生産性も向上する。
図13はさらに別の実施の形態に係るコネクタを示す断面図であり、図14はその下部側の平面図である。このコネクタ38のハウジング32には接続用端子36を配列させるための部材37が固定されている。コネクタ38と基板26上とを電気的に接続する方法としては、図15に示すように、ワイヤ35のボンディングを行う。具体的には、基板26とコネクタ38とが位置合わせされ、ダイボンド接着剤によりマウント固定される。固定されたら、コネクタ38の接続用端子36と基板26の接続用パッドとがワイヤボンドで接続される。そしてワイヤボンドの接続部は封止樹脂39により保護されてコネクタ38の基板26への実装が完了する。
図16は別の実施の形態に係るコネクタを示す断面図である。このコネクタ48のハウジング42の内部には、押圧機構の一例として爪部42bが設けられている。爪部48bは、例えば端子群49に対向し、端子群49に向けて、ハウジング42の開口部42aから離れる方向に突出して設けられている。爪部48bの先端とハウジング42の内部の底部との隙間tは、外部基板の端子部10(図18参照)の厚さより小さく設定されている。
次に図17及び図18を参照しながら、コネクタ48の作用を説明する。図17及び図18においては、コネクタ48は既に基板26に実装されており、プリント配線基板51が完成している状態にあり、プリント配線基板51の基板26以外の積層された各基板は図示を省略している。外部基板の端子部10がハウジングの開口部42aから挿入される。爪部42bは外部端子部10の挿入方向に対して順方向に斜め設けられているため、スムーズな挿入が可能となる。外部端子部10がハウジング42に挿入されると、爪部42bが外部端子部10に当接して外部端子部10を押圧する。これにより、コネクタ48の端子群49と外部端子部の端子群11とを確実に接触させることができる。また、爪部42bは上記順方向で斜めに設けられているため、コネクタ48から外部端子部10が抜けることを防止することができる。
挿入された外部基板を修理または交換等の目的で取り外すときは、例えば以下のようにすればよい。図18(a)に示すように、例えば薄いヘラのような部材50を、外部端子部10と爪部42bとの間に挿入し、この状態から図18(b)に示すように外部端子部10を抜き取る。上記tの値を適当に設計することによって、薄い板状のものであれば無理なく挿入することが可能である。これにより、容易に外部端子部10を抜き取ることができる。ヘラ部材50は厚さが十分に薄いものであるため、最後は、図18(c)に示すように、ヘラ部材50をスムーズに抜き取ることができる。このようにして一旦挿入され嵌合して容易に抜けなくなった外部端子部10を、ヘラ状の冶具を用いることによって無理なく容易に外部端子部10を抜き取ることが可能となる。
他に、外部端子部10を容易に挿抜可能とし、かつ、挿入常時は容易に抜けないようにしっかりと固定する方法として、形状記憶合金を用いる方法がある。すなわち、常温では爪部42bとハウジング42内部の底部との隙間tが外部端子部10の厚みよりも小さく、一方、温度が80℃から100℃の時は当該隙間tが外部端子部10の厚みよりも大きくなるように爪部42bを形状記憶合金を用いて作成することによって、目的が達成される。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
各図面で示した実施の形態の組み合わせることも可能である。一例を挙げると、図10に示したコネクタ28、または図16に示したコネクタ48を、図8に示したスルーホール6aを有する基板6に実装することもできる。
また、プリント配線基板1の形状や、プリント配線基板1に含まれる基板の枚数、あるいはコネクタ8等の形状等は上述したものに限られず、適宜変更可能である。
さらに、コネクタ8、28、38、48を基板6等に実装する方法として上記各実施の形態では、バンプやワイヤボンディングによる方法を例に挙げたが、これはほんの一例に過ぎない。例えば、半田、低融点金属材料を用いて、あるいは超音波接合により接合し実装するようにしてもよい。低融点金属材料としては、例えば鉛、スズ、ビスマス、インジウム等が挙げられる。
図16に示すコネクタ48は、斜めに設けられた爪部42bを備える構成としたが、これに代えて、比較的摩擦の大きい部材、例えばゴム等の部材を設けるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るプリント配線基板を示す斜視図である。 図1に示すプリント配線基板の断面図である。 コネクタと外部基板の端子部を接続する場合の状態を示す斜視図である。 図3に示すコネクタと外部基板の端子部を接続する場合の状態を示す平面図である。 外部端子部の製法を示す平面図である。 コネクタを示す断面図である。 図6に示すコネクタの下部側の平面図である。 コネクタを基板に実装した状態を示す断面図である。 各基板を積層させる前の状態を示す斜視図である。 他の実施の形態に係るコネクタを示す断面図である。 図10に示すコネクタの下部側を示す平面図である。 図10に示すコネクタを基板に実装した状態を示す断面図である。 さらに別の実施の形態に係るコネクタを示す断面図である。 図13に示すコネクタの下部側を示す平面図である。 図13に示すコネクタを基板に実装した状態を示す断面図である。 別の実施の形態に係るコネクタを示す断面図である。 コネクタの作用を説明するための断面図である。 コネクタの作用を説明するための断面図である。
符号の説明
p…ピッチ
1,51…プリント配線基板
2,22,32,42…ハウジング
2a,22a,32a,42a…開口部
3,4,5,6,7,26…基板
6a…スルーホール
8,28,38,48…コネクタ
9,11,29,49…端子群
10…外部端子部
13,23…スタッドバンプ
14,24…配線層
16…導電性接合材料
27…樹脂系接合材料
35…ワイヤ
42b…爪部

Claims (9)

  1. 配線を有する基板が少なくとも3層積層されて設けられた積層基板と、
    開口部を有するとともに該開口部を介して前記配線の電気的な外部接続を行うための端子群を内部に有し、前記開口部が外部に露出するように、前記積層基板のうち2層の基板に挟まれた基板とともに該2層の基板に挟まれて設けられたハウジングと
    を具備することを特徴とするプリント配線基板。
  2. 請求項1に記載のプリント配線基板であって、
    前記ハウジングに設けられ、前記端子群と前記配線とを接続するためのワイヤをさらに具備することを特徴とするプリント配線基板。
  3. 請求項1に記載のプリント配線基板であって、
    前記ハウジングに設けられ前記端子群に接続されたバンプ群をさらに具備し、
    前記配線と前記バンプ群とは、半田、低融点金属材料、樹脂系接合材料、または、前記端子群及び各基板間で電気的な接続を行うためのスルーホールに充填された導電性接合材料により接合されていることを特徴とするプリント配線基板。
  4. 請求項1に記載のプリント配線基板であって、
    前記ハウジングに設けられ、前記端子群と外部端子部とが接続されたときに該外部端子部を押圧する押圧機構をさらに具備することを特徴とするプリント配線基板。
  5. 請求項1に記載のプリント配線基板であって、
    前記端子群のピッチのラインアンドスペースがほぼ1:1に設定され、
    前記ハウジングに対する前記端子群の、該端子の配列方向での相対的な位置精度が、前記端子群のピッチの25%以下に設定されていることを特徴とするプリント配線基板。
  6. 請求項1に記載のプリント配線基板であって、
    前記各基板の積層方向における前記ハウジングの厚さが該各基板の厚さのほぼ整数倍であることを特徴とするプリント配線基板。
  7. 配線を有する基板が積層されて設けられたプリント配線基板の製造方法であって、
    (a)前記各基板のうちの第1の基板上に、開口部を介して前記配線の電気的な外部接続を行うための端子群を有するハウジングを載置する工程と、
    (b)前記工程(a)の後、前記開口部が外部に露出するように、前記第1の基板との間で第2の基板と前記ハウジングとを挟むように第3の基板を積層する工程と
    を具備することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
  8. 請求項7に記載のプリント配線基板の製造方法であって、
    前記工程(a)の前に、前記端子群と前記配線との電気的な接続を行うためのバンプ群をハウジングに形成する工程をさらに具備し、
    前記工程(a)は、半田、低融点金属材料、樹脂系接合材料、前記端子群及び基板間で電気的な接続を行うためのスルーホールに充填された導電性接合材料、超音波接合により、前記端子群と前記バンプ群とを接合する工程を有することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
  9. 請求項7に記載のプリント配線基板の製造方法であって、
    前記各基板の積層方向における前記ハウジングの厚さを、該各基板の厚さのほぼ整数倍となるように該ハウジングを形成する工程をさらに具備することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007234525A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Sony Corp 基板接続部材用コネクタ、多層プリント基板及び基板接続構造の製造方法
JP2012160489A (ja) * 2011-01-28 2012-08-23 Kyocera Chemical Corp 電子部品の製造方法
JP2019194994A (ja) * 2019-07-08 2019-11-07 イリソ電子工業株式会社 コネクタ

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