JP2005197065A - 燃料電池発電方法と燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期間にわたって安定した動作を期待できる燃料電池発電方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 セル1の空気極8に空気を供給する空気ポンプAPの加圧空気によって第1の燃料タンクC1または第2の燃料タンクC2の内部圧力を加圧して、前記セル1の燃料極7に燃料液体を供給して発電する。
【選択図】 図1

Description

本発明は固体電解質膜を使用して発電する燃料電池に関するものである。
この種の、直接メタノール型燃料電池のセルスタック1A(MEA=Membrane Electrode Assembly)は、図4に示すように構成されている。
燃料電池のセルスタック1Aは、固体電解質膜2の両面に電極触媒層3,4を形成し、固体電解質膜2の一方の側の電極触媒層3を介して固体電解質膜2の片面にメタノール水溶液5を供給し、固体電解質膜2のもう一方の側の電極触媒層4に酸素6を供給するように構成されている(非特許文献1)。
この発電原理を説明する。
セルスタック1Aは固体電解質膜2の片側に電極触媒層3を有する燃料極7が形成され、固体電解質膜2のもう一方の側に電極触媒層4を有する空気極8が形成されている。燃料極7に燃料のメタノール水溶液を供給すると、燃料極7で化学反応が進行して、二酸化炭素とプロトンと電子とが生成する。
CHOH + HO → CO + 6H+ + 6e−
このうち、プロトンは固体電解質膜2を透過し、電子は外部回路を経由したのち、これらのプロトンと電子と空気極8に供給した酸素とで、空気極8で化学反応が進行して、水を生成する。
燃料極7に供給するメタノール水溶液のメタノールと水の理論濃度は、モル比で1:1(64重量%メタノール水溶液)であるが、固体電解質膜2をメタノールが透過して空気極19に到達(メタノールクロスオーバー)することで電池出力が低下するため、実際の最適濃度は約3〜30重量%くらいになり、メタノールと水が発電反応すると水が余る状態になる。
このメタノール水溶液燃料の供給には、燃料極7の液室内をメタノール水溶液で充満させ、消費量に応じてタンクより燃料を燃料極7の液室内に直接に供給する燃料液静止型方式(受動型)と、メタノール水溶液燃料を燃料極7の液室内を通して循環させ、これと連通する循環タンク内にはメタノール燃料タンクよりメタノール燃料を消費量に応じて供給する燃料液循環方式(能動型)とがある(特許文献1)(特許文献2)。
この二つの方式を比較すると、受動型は燃料を循環させる部分が不要なため小型化には適しているが、燃料極7の電極触媒層3でメタノール水溶液が反応してメタノールが消費されていくと、メタノール濃度が低下していき電池出力が低下する問題がある。能動型は液体燃料が燃料極7の液室内を循環するため、受動型の約3〜5倍の出力濃度が得られるという利点がある。
図5は、(特許文献2)を引用したもので、高濃度メタノールはメタノール貯蔵タンク9にセットされており、メタノール貯蔵タンク9は燃料+水注入装置10を介して循環タンク11に接続されている。ポンプ12によって循環タンク11から取り出されたメタノール水溶液5は、セルスタック1Aの燃料極7と熱交換器13を介して循環タンク11に戻るように循環経路が形成されている。また、セルスタック1Aの空気極8には、酸化剤供給装置14を介して空気が供給されている。
これによってセルスタック1Aでは、メタノール水溶液が電池反応を起こして、メタノールの消費と二酸化炭素が発生する。この低濃度メタノール液とガスの混合流体が循環タンク11に戻り、液体と二酸化炭素ガスは循環タンク11で重力分離されて、二酸化炭素ガスは循環タンク11の上方から排出される。一方、前記電池反応によってメタノールと水が消費されて燃料が減るので、燃料+水注入装置10から最適なメタノール燃料となる濃度で所定量が循環タンク11の内部に注入される。
セルスタック1Aの空気極8に酸化剤供給装置14を介して空気が供給されることによって反応によって発生した水は、水回収装置15で回収されて燃料+水注入装置10に戻されて、再び燃料極7に供給する水として使用されている。酸化剤供給装置14としては一般に空気ポンプが使用されている。
工業調査会「電子材料」2003年2月 第31頁 「携帯用小型燃料電池」(神谷信行) 特許第2939978号 特表平10−507572号
このような能動型では、メタノール水溶液燃料を燃料極7の液室内を通して循環させるためにポンプ12として液体ポンプを使用しており、流路に空気や気泡が混入した場合、誤動作を起こし停止してしまうというトラブルの発生や、異物による故障が発生するという問題がある。ポンプ12を停止している時などに、流路内の液体の溶存気体が気泡となって発生し、誤動作することがある。液体ポンプは、駆動トルクが空気ポンプに比べ高いため、軸受け寿命が短く、数百時間の連続可動で性能低下が発生する。さらに、燃料電池の姿勢を上下反対にすると循環タンク11のメタノール水溶液出口に空気が接したり、二酸化炭素排出口にメタノール水溶液が接して、メタノール水溶液が出ないことがある。
また、セルスタック1Aの燃料極7の電極触媒層3でメタノール水溶液が電池反応を起こしたときに発生する二酸化炭素ガスの分離排出が行われにくく、電池出力の低下の原因になる。
また、メタノール貯蔵タンク9の高濃度メタノールを循環タンク11に補充するのに液体ポンプを使用する場合には、液体微量搬送が難しく、また、気泡などのトラブルが発生して高濃度のメタノールを送れなくなったり、さらに、燃料電池の姿勢を上下反対にするとメタノール貯蔵タンク9のメタノール出口に空気が接しメタノールが出ないことがある。高濃度メタノールは、メタノールに耐性のある特別な材料で作られたポンプにする必要があるので高価である。
また、水回収装置15で回収された水を燃料+水注入装置10へ注入するのにも液体ポンプが用いられており、気泡などのトラブルが発生して水を送れなくなったり、燃料電池の姿勢を上下反対にすると水出口に空気が接して水が出ないことがある。
本発明は、能動型の燃料電池において、流路に空気や気泡が混入したことによるトラブルが低減でき、しかも長期間にわたって安定した動作を期待できる燃料電池発電方法を提供することを目的とする。
また、セルスタック1Aの燃料極7の電極触媒層で電池反応を起こしたときに発生する二酸化炭素ガスの分離排出を確実に行える燃料電池発電方法を提供することを目的とする。
また、メタノール貯蔵タンクの高濃度のメタノールを循環タンクへ微量搬送することができ、液体ポンプの場合に見られる気泡などのトラブルがなく、燃料電池の姿勢にかかわらず確実に高濃度メタノールを燃料極に補充できる燃料電池発電方法を提供することを目的とする。
また、水回収装置15で回収された水を燃料極の側へ注入する場合に、液体ポンプの場合に見られた気泡などのトラブルがなく、燃料電池の姿勢にかかわらず確実に水を注入できる燃料電池発電方法を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、前記燃料タンクの内部圧力を加圧して前記燃料タンクから前記セルの燃料極に燃料液体を供給して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、前記セルの前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記燃料タンクの内部圧力を加圧して前記燃料タンクから前記セルの燃料極に燃料液体を供給して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、セルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、セルの前記燃料極を中央にしてその両側に第1,第2の燃料タンクを配設した燃料供給流路における前記第1の燃料タンクの内部圧力を加圧して第1の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第2の燃料タンクへ供給して発電する運転第1ステージと、前記第2の燃料タンクの内部圧力を加圧して第2の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第1の燃料タンクへ供給して発電する運転第2ステージとを切り換えて発電することを特徴とする。また、前記セルの前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって第1,第2の燃料タンクの内部圧力を加圧することを特徴とする。また、第1の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第2の燃料タンクへ供給して発電している運転第1ステージに、第1の燃料タンクの燃料液体の液面低下を検出して運転第2ステージに切り換え、第2の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第1の燃料タンクへ供給して発電している運転第2ステージに、第2の燃料タンクの燃料液体の液面低下を検出して運転第1ステージに切り換えることを特徴とする。
本発明の燃料電池は、燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電する燃料電池であって、燃料液体を溜めることができ前記セルの前記燃料極を中央にしてその両側に配設された第1,第2の燃料タンクと、加圧された空気源と前記第1,第2の燃料タンクの間に設けられて前記第1,第2の燃料タンクの一方のタンクにストックしている燃料液体を他方の燃料タンクに送るように加圧空気を供給し、他方の燃料タンクの空気を放出するように切り換える切換回路と、第1の燃料タンクの燃料液体の液面を検出する第1のセンサと、第2の燃料タンクの燃料液体の液面を検出する第2のセンサと、前記第2の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電している運転第1ステージに前記第1のセンサが液面の低下を検出して前記切換回路に、前記第2の燃料タンクから前記第1の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電する運転第2ステージへの切り換えを指示し、前記第1の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電している運転第2ステージに前記第2のセンサが液面の低下を検出して前記切換回路に、前記運転第2ステージへの切り換えを指示するコントローラとを設けたことを特徴とする。また、第1,第2の燃料タンクを、サーペンタイン型燃料タンクとしたことを特徴とする。また、第1,第2の燃料タンクを、流路内部への撥液処理もしくは流路パイプに撥液材料を用いて構成されたサーペンタイン型燃料タンクとしたことを特徴とする。また、前記切換回路を、ラッチ型バルブとしたことを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した燃料液体を燃料極の側に燃料貯蔵容器から補充するに際し、前記燃料貯蔵容器の内部圧力を加圧して前記燃料貯蔵容器から燃料液体を補充して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した燃料液体を燃料極の側に燃料貯蔵容器から補充するに際し、前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記燃料貯蔵容器の内部圧力を加圧して前記燃料貯蔵容器から燃料液体を補充して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって発生した水を水貯蔵タンクから燃料極の側に補充するに際し、前記水貯蔵タンクの内部圧力を加圧して前記水貯蔵タンクから水を補充して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した水を水貯蔵タンクから燃料極の側に補充するに際し、前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記水貯蔵タンクの内部圧力を加圧して前記水貯蔵タンクから水を補充して発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法は、燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、セルの燃料極の一方から他方に向かって燃料液体を流す運転第1ステージと、セルの燃料極の前記他方から前記一方に向かって燃料液体を流す運転第2ステージとを切り換えて発電することを特徴とする。
本発明の燃料電池発電方法によると、燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、前記燃料タンクの内部圧力を加圧して前記燃料タンクから前記燃料極に燃料液体を供給するか、電池反応によって消耗した燃料液体を燃料貯蔵容器から前記燃料貯蔵容器の内部圧力を加圧して燃料極の側に補充するか、電池反応によって発生した水を水貯蔵タンクから前記水貯蔵タンクの内部圧力を加圧して燃料極の側に補充するので、液体ポンプではなくて空気ポンプを使用して目的を達成することができる。
また、これらの空気ポンプとして空気極に空気を供給する空気ポンプを使用することによって空気極用ポンプと燃料極用ポンプとを単一化することができる。
また、セルの前記燃料極を中央にしてその両側に第1,第2の燃料タンクを配設して、運転第1ステージと運転第2ステージとを切り換えて発電することによって、燃料極における気泡の排出が良好に行われるとともに、燃料としてメタノール水溶液を使用した場合のメタノールクロスオーバーが低減され、長期間にわたって安定した動作を期待できる。
以下、本発明の燃料電池発電方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
図1において、この実施の形態の燃料電池装置は、セル1と、第1,第2の燃料タンクC1,C2と、単一の空気ポンプAPと、バッファタンクB1と、水貯蔵タンクC3と、メタノール貯蔵容器C4と、これらの間を接続する配管経路と、この配管経路に接続されたバルブや気液分離器などを組み合わせて構成されている。
セル1は、従来例で説明したように固体電解質膜2を中央にして両面にそれぞれ電極触媒層3,4を形成して構成されており、セル1の燃料極7を中央にしてその両側に第1,第2の燃料タンクC1,C2を配設して、第1の燃料タンクC1と燃料極7の間が第1の燃料供給流路16で接続され、第2の燃料タンクC2と燃料極7の間が第2の燃料供給流路17で接続されている。
ここで、第1,第2の燃料タンクC1,C2は、図2に示すように蛇行した細いサーペンタイン型燃料タンクで構成されている。例えば、蛇行した経路の一部となる凹部を形成した第1のガラス基板18と、第1のガラス基板18の凹部とは面同士が対称で蛇行した経路の一部となる凹部を形成した第2のガラス基板19とを、それぞれの凹部が内側になるように張り合わせて形成される。20は空気入口、21は液出入口である。
第1の燃料タンクC1の燃料出口(以下、セクションS42と称す)には第1の気液分離器L1が介装され、第2の燃料タンクC2の燃料出口(以下、セクションS52と称す)には第2の気液分離器L2が介装されている。第1の燃料タンクC1の空気入口(以下、セクションS41と称す)には疎水性多孔質膜の第1のフィルタF1が介装され、第2の燃料タンクC2の空気入口(以下、セクションS51と称す)にも疎水性多孔質膜の第2のフィルタF2が介装されている。
セル1の空気極8に空気を供給する空気供給流路は、空気極8の一端とバッファタンクB1とを管路22で接続し、空気極8の他端を第3の気液分離器L3とバルブV11を介して水貯蔵タンクC3の一端に接続している。この水貯蔵タンクC3の一端はバルブV6を介して前記第2の燃料供給流路17に接続されている。水貯蔵タンクC3も第1,第2の燃料タンクC1,C2と同じように、蛇行した細いサーペンタイン型タンクで構成されている。これはタンクC1,C2,C3の何れの場合も、流路径が大きくなると落下などの衝撃により流路に形成されたメニスカスが崩れる可能性があるので、落下などの衝撃によっても流路に形成されたメニスカスが崩れない細さに形成されている。
空気ポンプAPによって内部圧力が目標値を維持するように加圧されているバッファタンクB1は、バルブV1と前記第1のフィルタF1を介して第1の燃料タンクC1の空気入口に接続され、バッファタンクB1がバルブV3と前記第2のフィルタF2を介して第2の燃料タンクC2の空気入口に接続されている。また、バルブV1と第1のフィルタF1との接続点はバルブV2を介して大気に接続されている。バルブV3と第2のフィルタF2との接続点はバルブV4を介して大気に接続されている。
前記メタノール貯蔵容器C4には高濃度メタノールが封入された可撓性の袋23を収容する密閉室24が形成されており、この密閉室24はバルブV8を介してバッファタンクB1に接続されている。また、密閉室24はバルブV9を介して大気に開放されている。前記袋23の燃料出口は、異物混入防止用のフィルタF3とバルブV5を介して前記第1の燃料供給流路16に接続されている。メタノール貯蔵容器C4には余剰水タンクC5が併設されている。
余剰水タンクC5は、バルブV7を介して水貯蔵タンクC3の他端に接続されている。また、水貯蔵タンクC3の他端は、疎水性多孔質膜の第1のフィルタF4とバルブV10を介してバッファタンクB1に接続されている。
さらに、前記セクションS42(第1の燃料タンクC1の燃料出口)、前記セクションS52(第2の燃料タンクC2の燃料出口)、前記セクションS41(第1の燃料タンクC1の空気入口)、前記セクションS51(第2の燃料タンクC2の空気入口)には、図3に示すようにそれぞれレベル計としての電極P1,P2が敷設されており、この電極P1,P2の間にメタノール水溶液が介在している電気抵抗値と、メタノール水溶液が介在しなくなった状態とを判別している。
この実施の形態では第1の燃料タンクC1の燃料液体の液面を検出する第1のセンサとしてセクションS41,S42にそれぞれ電極P1,P2が設けられており、第2の燃料タンクC2の燃料液体の液面を検出する第2のセンサとしてセクションS51,S52にそれぞれ電極P1,P2が設けられている。
なお、タンクC1,C2,C3の何れのものも、流路内部への撥液処理もしくは流路パイプに撥液材料を用いて構成されている。これは、流路壁面の濡れが高いと壁面に水膜が残存し、燃料の移動効率が悪くなるので、この点を改善する事を目的としている。より具体的には、タンクC1,C2,C3の流路内部へのフッ素系の撥液処理もしくはフッ素系のパイプ材料を使用して、流路隔壁に水膜及び滴を残すことなく燃料移動がスムーズで移動効率がよく、明確な液面検出が行える。
上記の各バルブV1〜V11は、運転状態に応じて電気的に開閉状態を切り換えることができる電磁弁が使用され、より好ましくは、開閉状態の切り換えのタイミングにセットパルス電圧を印加すると、セットパルス電圧が無くなってその後にリセットパルス電圧が印加されるタイミングまで流路が開状態に自己保持され、リセットパルス電圧を印加すると、リセットパルス電圧が無くなってその後にセットパルス電圧が印加されるタイミングまで流路が閉状態に自己保持されるラッチングタイプの電磁弁が消費電力低減の上で好ましく、図1において各バルブV1〜V11には各運転状態に応じてコントローラ25から前記セットパルス電圧とリセットパルス電圧が印加されている。なお、コントローラ25には起動時に各種バルブなどを作動させるための起動専用電池を備えている。
各運転状態の「停止時」「起動時」「メタノール水溶液の供給」「メタノール注入」「水供給」「燃料又は水供給タイミング」に基づいて詳しく説明する。
停 止 時
バルブV1〜V11は全て閉状態にセットされており、第2の燃料タンクC2にメタノール水溶液が入れられているけれども、第1の燃料タンクC1は空状態になっている。さらに、セル1の燃料極7と第1,第2のメタノール水溶液流路16,17には、燃料が満たされている。水貯蔵タンクC3には水が入っている。
起 動
空気ポンプAPをオンにすると、バッファタンクB1を介してセル1の空気極8に空気が送られる。空気極8の流路の流路抵抗によりバッファタンクB1の圧力は数kPaまで上昇して安定し、スタンバイ状態となる。
メタノール水溶液の供給
a.待機ステージ
このメタノール水溶液の供給に際しての待機ステージでは、コントローラ25によってバルブV1,V3が閉状態、バルブV2,V4が閉状態にセットされる。
この時、コントローラ25は前記セクションS41,S42,S51,S52の電極P1,P2の電気導通度から、第1の燃料タンクC1が空状態、第2の燃料タンクC2が満状態かチェックする。具体的には、第1の燃料タンクC1の両端のセクションS41,S42のメタノールレベルがメタノールを検出できない状態(以下、このメタノール無し状態を“Low”と称す),第2の燃料タンクC2の両端のセクションS51,S52のメタノールレベルがメタノールを検出した状態(以下、メタノール有り状態を“Hi”と称す)かチェックする。
第1の燃料タンクC1が空状態、第2の燃料タンクC2が満状態でない場合には、コントローラ25は、バルブV2,V3を閉状態、バルブV1,V4開状態にして、バッファタンクB1からバルブV1とフィルタF1を介して第1の燃料タンクC1へ加圧空気を送り込み、第1の燃料タンクC1に残っていたメタノール水溶液を第1の燃料供給流路16と燃料極7と第2の燃料供給流路17、ならびに気液分離器L2を経て第2の燃料タンクC2へ移動させ、第2の燃料タンクC2から押し出された空気はフィルタF2からバルブV4を介して大気に放出される。
このようにして第1の燃料タンクC1が空状態、第2の燃料タンクC2が満状態になってから、コントローラ25は次の運転第1ステージを実行する。
b.運転第1ステージ
この状態では、バルブV1,V4を閉状態、バルブV2,V3を閉状態にセットして、バッファタンクB1からバルブV3とフィルタF2を介して第2の燃料タンクC2へ加圧空気を送り込み、一方、第1の燃料タンクC1ではフィルタF1とバルブV2を介して内部空気が大気に放出されるため、第2の燃料タンクC2から気液分離器L2で気液分離された後に第2の燃料供給流路17へ押し出されたメタノール水溶液は、燃料極7を通過し、この燃料極7の通過でメタノールと水が消費され、二酸化炭素ガスが発生して気液混合流となったメタノール水溶液が第1の燃料供給流路16を経て、さらに気液分離器L1で気液分離されて、気液混合流の二酸化炭素ガスが気液分離器L1で分離されて大気に排出される。気液分離で残ったメタノール水溶液だけが気液分離器L1を介して第1の燃料タンクC1へ流れ込む。
このような流路構成になっているため、第1の燃料タンクC1において流路液面境界ができ、その液面がセクションS42を通過し、セクションS41に向かって移動する。
メタノール水溶液がセクションS41に到達したことを検出したコントローラ25は、次の運転第2ステージに切り換わる。
c.運転第2ステージ
この運転第2ステージは、第1の燃料タンクC1から第2の燃料タンクC2へメタノール水溶液を移動させる運転ステージに切り換わる。具体的には、バルブV2,V3を閉状態,バルブV1,V4を開状態にセットし、バッファタンクB1からバルブV1とフィルタF1を介して第1の燃料タンクC1へ加圧空気を送り込み、一方、第2の燃料タンクC2ではフィルタF2とバルブV4を介して内部空気が大気に放出されるため、第1の燃料タンクC1から気液分離器L1で気液分離された後に第1の燃料供給流路16へ押し出されたメタノール水溶液は、燃料極7を通過し、この燃料極7の通過でメタノールと水が消費され、二酸化炭素ガスが発生して気液混合流となったメタノール水溶液が第2の燃料供給流路17を経て、さらに気液分離器L2で気液分離されて、気液混合流の二酸化炭素ガスが気液分離器L2で分離されて大気に排出される。気液分離で残ったメタノール水溶液だけが気液分離器L2を介して第1の燃料タンクC2へ流れ込む。
なお、運転第1ステージの終わりに第1の燃料タンクC1のセクションS51が“Low”レベルになっても第1の燃料タンクC2のセクションS41が“Hi”レベルにならない場合には、コントローラ25がこれを検出して第1の燃料供給流路16への高濃度メタノールの注入,第2の燃料供給流路17への水を注入するように構成されている。
高濃度メタノールの注入の場合
高濃度メタノールを注入する場合には、バルブV5,V9を閉状態、バルブV8を開状態にすることで、バッファタンクB1からバルブV8を介してメタノール貯蔵容器C4の密閉室24に加圧空気が供給され、供給された加圧空気の圧力が前記袋23に印加される。この状態を待機状態とする。そして、バルブV5を開状態にすることで、供給された加圧空気の圧力に応じて前記袋23が押しつぶされて袋23からフィルタF3とバルブV5を介して第1の燃料供給流路16に高濃度メタノールが注入される。この注入はセクションS41が“Hi”レベルになったことをコントローラ25が検出するまで行う。
水の注入の場合
運転第1ステージと運転第2ステージとの繰り返しの運転中には、次のようにして水貯蔵タンクC3に水が貯蔵される。つまり、バルブV7,V11を開状態,バルブV10,V6を閉状態にセットされると、セルの空気極8を通過した水+未反応空気混合流体が気液分離器L3に流れ、未反応空気は大気に排出され、水のみが気液分離器L3の親水性フィルタを通過してバルブV11を通過して水貯蔵タンクC3に貯蔵される。水貯蔵タンクC3に水が送り込まれると、水貯蔵タンクC3の気液の液面は水の増加につれ、余剰水タンクC5に向かって移動する。余剰水タンクC5は、具体的には前記メタノール貯蔵容器C4の密閉室24の外側に併設された多孔質の材料で構成されており、水貯蔵タンクC3の容量を越える余剰水は、余剰水タンクC5の多孔質の材料に吸収して保持され、この多孔質の材料から大気に蒸発させて排出する。
水貯蔵タンクC3から第2の燃料供給流路17への水の注入は、次のように実行される。この場合には、コントローラ25がバルブV7,V11を閉状態,バルブV6,V10を開状態にセットする。バルブV8は閉状態にセットされることで、バッファタンクB1からバルブV10とフィルタF4を介して水貯蔵タンクC3に加圧空気が供給され、水貯蔵タンクC3に貯蔵されていた水はバルブV6を介して第2の燃料供給流路17へ注入される。注入量は、セクションS51が“Hi”レベルになったことをコントローラ25が検出するまで行う。注入が終れば、コントローラ25はバルブV7,V11を開状態,バルブV10,V6を閉状態に戻す。
上記の「高濃度メタノールの注入の場合」と「水の注入の場合」のそれぞれのタイミングは、燃料極7においてメタノールと水が消費されると、例えば、第2の燃料タンクC2に第1の燃料タンクC1から燃料を搬送する場合、セクションS42が“Low”になってもセクションS51が“Hi”にならない状態となる。この時にコントローラ25がメタノール濃度を見て、濃度が低いと判定した場合には高濃度メタノールを注入し、濃度が高いと判定した場合には水を注入する。
なお、前記メタノール濃度検出は、第1の燃料供給流路16と第2の燃料供給流路17の少なくとも一方に設けたメタノール濃度センサ(図示せず)の出力の直接の読み取り、またはセルの発電力から間接的に読み取る。
このようにして第1の燃料供給流路16,第2の燃料供給流路17に注入された高濃度メタノールや水は、前記運転第1ステージと運転第2ステージとの繰り返しの運転によって迅速に均一に混合される。
なお、第1の燃料タンクC1,第2の燃料タンクC2の体積は、セル1の燃料極7の流路を含む、第1の燃料供給流路16から第2の燃料供給流路17迄の流路体積と同等またはそれ以上が好ましい。それは、セル1の燃料が一方向で入れ換わるからである。
このようにセル1の燃料極7への燃料の供給を、運転第1ステージと運転第2ステージとの繰り返しの運転による双方向供給を行った燃料電池装置において、セル1の電流−電圧特性の測定を行った。その結果、運転第1ステージと運転第2ステージとの切り換えのタイミングでの電流,電圧変化は、検出されなかった。1mW以下の変化と予想される。
また、一方向だとセル1の燃料極の入口は、ガス無、メタノール濃度リッチ、出口は、ガス量が多く、メタノール濃度が低いという状態が連続的に発生する。入口側は発電の出力高く、出口の発電出力が低いので、空気極の入口側の寿命低く、入口側濃度がいつも高いので、メタノールクロスオーバーが発生して出力上がらなくなるが、上記の実施の形態のように双方向にすることでMEA膜の出力が平均化され、MEAの負荷も平均化される。入出口のメタノール濃度が、低,高と入れかわるので、メタノールクロスオーバーが低減される。
結果的に出力が上昇、気泡の排出においても、一方向だと出口部での気泡の排出能力が低下するが、双方向だと流入の方向が変わるので、出口部で気泡量が多く排出能が低下していても入口に入れかわるので液体の流れの力によって、気泡の排出能に優れ、流体燃料供給不足も発生しにくく、長期間にわたって安定した動作を期待できる。
また、空気極8に空気を送るエアーポンプAPを燃料極7での燃料供給にも使用しているため、従来のように空気極8に空気を送るエアーポンプAPとは別に設けた液体ポンプによって燃料極7へ燃料供給する場合に比べて、単一のモータで済む分だけ装置の小型軽量化を実現できる。さらに、液体ポンプを使用して燃料極7へ燃料供給していた場合には呼び水を与えなければ起動できなかったが、この実施の形態では空気極8に空気を送るエアーポンプAPを燃料極7での燃料供給にも使用しているため、前記呼び水が不要で、確実な起動を実現できる。
また、前記メタノール貯蔵容器C4から第1の燃料供給流路16への高濃度メタノールの注入にも、空気極8に空気を送るエアーポンプAPを使用しているため、メタノールに耐性のある特別な材料で作られたポンプを使用しなくても済み、メタノールの微量搬送に適している。燃料電池の姿勢を反対にしてメタノール貯蔵容器C4のメタノール出口に空気が接した場合であっても、確実にメタノールを注入できる。
また、重量分離方式の循環タンクの場合、携帯用燃料電池では、上下逆さにされる恐れがあり、二酸化炭素ガスの排出ができない。液面が揺れるので液面センサが誤動作する。さらに、振動があった場合は、循環タンクがシャッフルされ液体に多量の気泡が混入し、空気ポンプを誤動作させるという問題があったが、上記の実施の形態では、第1,第2の燃料タンクC1,C2の形状が管路で形成したため、メタノールと空気の液面が燃料電池の姿勢によらず一定となり、安定した動作を期待できる。
本発明は、燃料電池の信頼性の向上と小型軽量化を実現することができ、この種の燃料電池を電源として使用する各種の携帯機器に有用である。
本発明の燃料電池発電方法を実施する燃料電池の構成図 同燃料電池装置の第1,第2の燃料タンクC1,C2の平面図 図2の要部の拡大断面図 燃料電池の発電システムを説明するセルの拡大断面図 従来の燃料電池の構成図
符号の説明
1 セル
2 固体電解質膜
3,4 電極触媒層
7 燃料極
8 空気極
16 第1の燃料供給流路
17 第2の燃料供給流路
18 第1のガラス基板
19 第2のガラス基板
20 空気入口
21 液出入口
23 袋
24 密閉室
25 コントローラ
V1〜V11 バルブ
AP 空気ポンプ
B1 バッファタンク
C1,C2 第1,第2の燃料タンク
C3 水貯蔵タンク
C4 メタノール貯蔵容器
C5 余剰水タンク
S41 第1の燃料タンクC1の空気入口
S42 第1の燃料タンクC1の燃料出口
S51 第2の燃料タンクC2の空気入口
S52 第2の燃料タンクC2の燃料出口
L1 第1の気液分離器
L2 第2の気液分離器
L3 第3の気液分離器
F1 第1のフィルタ
F2 第2のフィルタ

Claims (14)

  1. 燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、
    前記燃料タンクの内部圧力を加圧して前記燃料タンクから前記セルの燃料極に燃料液体を供給して発電する
    燃料電池発電方法。
  2. 燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、
    前記セルの前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記燃料タンクの内部圧力を加圧して前記燃料タンクから前記セルの燃料極に燃料液体を供給して発電する
    燃料電池発電方法。
  3. セルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、
    セルの前記燃料極を中央にしてその両側に第1,第2の燃料タンクを配設した燃料供給流路における前記第1の燃料タンクの内部圧力を加圧して第1の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第2の燃料タンクへ供給して発電する運転第1ステージと、
    前記第2の燃料タンクの内部圧力を加圧して第2の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第1の燃料タンクへ供給して発電する運転第2ステージとを切り換えて発電する
    燃料電池発電方法。
  4. 前記セルの前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって第1,第2の燃料タンクの内部圧力を加圧する
    請求項3記載の燃料電池発電方法。
  5. 第1の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第2の燃料タンクへ供給して発電している運転第1ステージに、第1の燃料タンクの燃料液体の液面低下を検出して運転第2ステージに切り換え、
    第2の燃料タンクの燃料液体を前記燃料極を経て前記第1の燃料タンクへ供給して発電している運転第2ステージに、第2の燃料タンクの燃料液体の液面低下を検出して運転第1ステージに切り換える
    請求項3記載の燃料電池発電方法。
  6. 燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電する燃料電池であって、
    燃料液体を溜めることができ前記セルの前記燃料極を中央にしてその両側に配設された第1,第2の燃料タンクと、
    加圧された空気源と前記第1,第2の燃料タンクの間に設けられて前記第1,第2の燃料タンクの一方のタンクにストックしている燃料液体を他方の燃料タンクに送るように加圧空気を供給し、他方の燃料タンクの空気を放出するように切り換える切換回路と、
    第1の燃料タンクの燃料液体の液面を検出する第1のセンサと、
    第2の燃料タンクの燃料液体の液面を検出する第2のセンサと、
    前記第2の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電している運転第1ステージに前記第1のセンサが液面の低下を検出して前記切換回路に、前記第2の燃料タンクから前記第1の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電する運転第2ステージへの切り換えを指示し、前記第1の燃料タンクへ燃料液体を供給して発電している運転第2ステージに前記第2のセンサが液面の低下を検出して前記切換回路に、前記運転第2ステージへの切り換えを指示するコントローラと
    を設けた燃料電池。
  7. 第1,第2の燃料タンクを、サーペンタイン型燃料タンクとした
    請求項6に記載の燃料電池。
  8. 前記切換回路を、ラッチ型バルブとした
    請求項6または請求項7に記載の燃料電池。
  9. 燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した燃料液体を燃料極の側に燃料貯蔵容器から補充するに際し、
    前記燃料貯蔵容器の内部圧力を加圧して前記燃料貯蔵容器から燃料液体を補充して発電する
    燃料電池発電方法。
  10. 燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した燃料液体を燃料極の側に燃料貯蔵容器から補充するに際し、
    前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記燃料貯蔵容器の内部圧力を加圧して前記燃料貯蔵容器から燃料液体を補充して発電する
    燃料電池発電方法。
  11. 燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって発生した水を水貯蔵タンクから燃料極の側に補充するに際し、
    前記水貯蔵タンクの内部圧力を加圧して前記水貯蔵タンクから水を補充して発電する
    燃料電池発電方法。
  12. 燃料タンクからセルの燃料極に希釈した燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電し、電池反応によって消耗した水を水貯蔵タンクから燃料極の側に補充するに際し、
    前記空気極に空気を供給する空気ポンプの加圧空気によって前記水貯蔵タンクの内部圧力を加圧して前記水貯蔵タンクから水を補充して発電する
    燃料電池発電方法。
  13. 燃料タンクからセルの燃料極に燃料液体を供給し、前記セルの空気極に空気を供給して発電するに際し、
    セルの燃料極の一方から他方に向かって燃料液体を流す運転第1ステージと、セルの燃料極の前記他方から前記一方に向かって燃料液体を流す運転第2ステージとを切り換えて発電する
    燃料電池発電方法。
  14. 第1,第2の燃料タンクを、流路内部への撥液処理もしくは流路パイプに撥液材料を用いて構成されたサーペンタイン型燃料タンクとした
    請求項6に記載の燃料電池。
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