JP2005196455A - 分散監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 監視員が不在や異常が発生した監視装置に対して適切にバックアップをすることができ、分散監視機能の信頼性の向上を図ることができる分散監視システムを提供することである。
【解決手段】 バックアップ管理手段17は、バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度、監視装置動作チェックテーブル14及び信号区分割り当てテーブル15に基づいて異常となった監視装置の割り当て信号区分をバックアップ監視実行テーブル16にセットする。監視手段18は、信号区分割り当てテーブル15及びバックアップ監視実行テーブルに基づいて、自監視装置の監視対象となっている信号区分及びバックアップ監視の対象となっている信号区分の監視を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 バックアップ管理手段17は、バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度、監視装置動作チェックテーブル14及び信号区分割り当てテーブル15に基づいて異常となった監視装置の割り当て信号区分をバックアップ監視実行テーブル16にセットする。監視手段18は、信号区分割り当てテーブル15及びバックアップ監視実行テーブルに基づいて、自監視装置の監視対象となっている信号区分及びバックアップ監視の対象となっている信号区分の監視を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数台の監視装置でプロセス信号やデータの監視を行う分散監視システムに関する。
複数の監視装置で構成される分散監視システムにおいては、複数台の監視装置で分担してプロセスを監視している。複数の監視装置による分散監視システムは、監視装置の負荷軽減や監視内容の表示の簡素化などシステム負荷の分散という点で非常に有効なシステムである。
このような分散監視システムでは、監視装置毎に監視区分を割り当てることにより分散監視を行っている。したがって、他の監視装置の異常や監視員が不在となった監視装置が発生した場合には、他の監視装置が異常や監視員が不在となった監視装置の監視機能のバックアップをする必要がある。
そこで、監視装置に故障が発生した場合には、手動で他の正常な監視装置への切替を行い、監視機能全体として正常に機能できるようにしていた。また、1台の処理装置のダウンに対しても直ちにその機能を自動的にバックアップすることができ、しかもソフトウエア作成時に端末の物理的位置を意識する必要がなく、システムの変更にも柔軟に対応できるようにした分散システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−118860号公報(第1図、第4図参照)
しかしながら、手動での監視機能のバックアップでは、バックアップ機能が動作するまでに時間がかかったり、バックアップ機能動作のタイミングが遅れたりするため、重要なデータの監視が長時間停止したり長時間データが収集できなくなる。また、特許文献1のものはダウンした処理装置に接続される端末をバックアップする処理装置に適合させるためのものであり、プロセスの監視に対してデータの欠落をなくすようにしたものでない。
一方、ある監視区分を担当している監視装置が監視不能になった場合だけでなく、その監視装置で監視をしていた監視員が監視装置を離れ不在となった場合にも、その監視区分のバックアップをすることが望ましいが、監視員の不在に関しては特に考慮されていない。
本発明の目的は、監視員が不在や異常が発生した監視装置に対して適切にバックアップをすることができ、分散監視機能の信頼性の向上を図ることができる分散監視システムを提供することである。
請求項1の発明に係わる分散監視システムは、プロセスのデータや信号を監視単位でグループ化し、複数台の監視装置に信号区分として割り当てプロセスを監視する分散監視システムにおいて、前記監視装置は、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の監視装置名及びバックアップ優先度を記憶したバックアップグループ情報テーブルと、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の動作状態を記憶した監視装置動作チェックテーブルと、各々の監視装置に監視対象のデータや信号をグループ化して監視対象として割り当てられた信号区分を記憶した信号区分割り当てテーブルと、バックアップ対象となった監視装置の割り当て信号区分がセットされるバックアップ監視実行テーブルと、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度、前記監視装置動作チェックテーブル及び信号区分割り当てテーブルに基づいて異常となった監視装置の割り当て信号区分を前記バックアップ監視実行テーブルにセットするバックアップ管理手段と、前記信号区分割り当てテーブル及びバックアップ監視実行テーブルに基づいて自監視装置の監視対象となっている信号区分及びバックアップ監視の対象となっている信号区分の監視を行う監視手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明に係わる分散監視システムは、請求項1の発明において、信号区分毎の監視の度にインクリメントされる動作カウンタのカウント値がセットされる信号区分監視チェックテーブルと、前記信号区分監視チェックテーブルの動作カウンタの更新状況及び前記信号区分割り当てテーブルに監視対象として割り当てられた信号区分に基づいて判断された各信号区分毎の監視状態がセットされる信号区分監視状態設定テーブルとを備え、前記監視手段は、信号区分の監視の度にその信号区分の動作カウンタをインクリメントし、前記バックアップ管理手段は、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて異常となった信号区分のバックアップ監視を行う監視装置を選択し選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに異常となった監視装置の割り当て信号区分をセットすることを特徴とする。
請求項3の発明に係わる分散監視システムは、請求項1の発明において、前記バックアップグループ情報テーブルはバックアップ対象となるグループ内の監視装置の監視装置名及びバックアップ優先度に加え監視員が不在であるときの不在時バックアップ動作の情報を記憶し、前記監視装置動作チェックテーブルは監視員が不在であるときの監視員不在モードを動作状態として記憶し、前記バックアップ管理手段は、監視員不在モードであり不在時バックアップ動作が前記バックアップグループ情報テーブルに設定されているときは、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて監視員不在モードの監視装置を選択し選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに監視員不在モードの監視装置の割り当て信号区分をセットすることを特徴とする。
請求項4の発明に係わる分散監視システムは、請求項3の発明において、前記信号区分割り当てテーブルは、各々の監視装置に監視対象のデータや信号をグループ化して監視対象として割り当てられた信号区分に加え監視員が不在であるときの不在時バックアップ監視の情報を記憶し、前記バックアップ管理手段は、自監視装置の監視対象外の信号区分に対して不在時バックアップ監視情報を検出した場合には、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて不在時バックアップ監視情報を検出した信号区分のバックアップ監視を行う監視装置を選択し、選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに不在時バックアップ監視情報を検出した信号区分をセットすることを特徴とする。
請求項5の発明に係わる分散監視システムは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明において、前記バックアップ管理手段は、前記監視装置が異常から復旧したとき、または、前記監視装置の不在モードが解除されたときは、前記バックアップ監視実行テーブルにセットしたバックアップ対象の信号区分を解除することを特徴とする。
本発明によれば、バックアップを行う監視装置を予めグループ化し、監視装置に異常が発生した場合または監視員(オペレータ)が不在となった場合に、その監視装置の監視処理をバックアップするので、バックアップ対象を限定したり、システム全体の信号区分の監視状態をバックアップすることが可能となる。また、監視装置の異常検出や監視員不在検出のタイミングで、監視装置のバックアップ機能が自動動作するため、バックアップ動作タイミングの遅れや重要なデータの監視停止時間の継続等を削減し、より信頼性のあるシステムの実現が可能となる。さらに、正常復帰時のバックアップ機能の停止処理も自動的に実施されるため、バックアップ監視状態から通常動作への切替による影響も少なくなる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる分散監視システムの構成図である。分散監視システムは複数台の監視装置11a〜11nを有し、これらの監視装置11a〜11nにより分散してプラントプロセス12を監視する。複数台の監視装置11a〜11nには、プロセスのデータや信号を監視単位でグループ化した監視対象が信号区分として割り当てられる。
各々の監視装置11a〜11nは、他の監視装置の監視処理のバックアップに必要な情報が記憶された各種テーブルを有し、例えば、バックアップグループ情報テーブル13a〜13n、監視装置動作チェックテーブル14a〜14n、信号区分割り当てテーブル15a〜15n、バックアップ監視実行テーブル16a〜16nを有している。さらに、他の監視装置の監視処理のバックアップ管理処理を行うバックアップ管理手段17a〜17n、自己の監視装置やバックアップ管理手段17a〜17nで管理され他の監視装置の監視処理をバックアップする監視手段18a〜18nを有している。
図2は、第1の実施の形態における監視装置11a〜11nのテーブルの構成の説明図である。バックアップグループ番号テーブル19は、自監視装置11の所属するバックアップグループの番号を決定するために使用されるテーブルである。
バックアップグループ情報テーブル13は、バックアップグループに所属する監視装置名とバックアップ優先度の情報を持ち、専用の設定画面等で作成される。バックアップ優先度は、グループ内で他の監視装置の監視処理をバックアップする場合に、どの監視装置を選択するかの優先順位を定めたものである。
監視装置動作チェックテーブル14は、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の動作状態を記憶したテーブルであり、監視装置動作チェックテーブル14には、自監視装置が属するグループに所属している監視装置の動作状態がセットされる。セットされる動作状態は、正常、異常、対象外の3種類である。
信号区分割り当てテーブル15は各々の監視装置11に監視対象のデータや信号をグループ化して監視対象として割り当てられた信号区分を記憶したテーブルであり、この信号区分割り当てテーブル15には、グループ内の監視装置11の信号区分監視のON/OFF情報がセットされる。
バックアップ監視実行テーブル16はバックアップ対象となった監視装置11の割り当て信号区分がセットされるテーブルであり、バックアップ管理手段17により信号区分毎にバックアップ監視ON/OFFの情報がセットされる。すなわち、バックアップ管理手段17は、バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度、監視装置動作チェックテーブル14の動作状態及び信号区分割り当てテーブルの監視バックアップON/OFFの情報に基づいて異常となった監視装置の割り当て信号区分をバックアップ監視実行テーブル16にセットする。これにより、バックアップ監視実行テーブル16には、監視装置動作チェックテーブル14の状態と信号区分割り当てテーブル15の情報及びバックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度をもとに信号区分毎にバックアップ監視ON/OFFの情報がセットされる。
監視手段18は、信号区分割り当てテーブル15及びバックアップ監視実行テーブル16に基づいて自監視装置の監視対象となっている信号区分及びバックアップ監視の対象となっている信号区分の監視を行う。
図3は第1の実施の形態における監視手段18の処理内容を示すフローチャートである。監視手段18は、自監視装置の監視対象となっている信号区分を信号区分割り当てテーブル15から読み込み、自監視装置の監視対象となっている信号区分の監視を行う(S1)。そして、バックアップ監視実行テーブル16の内容を読み込み、バックアップ監視がONとなっている信号区分の監視を実施する(S2)。ステップS1〜S2の処理を定周期で行う。ここで、ステップS2で参照するバックアップ監視実行テーブル16の情報は、バックアップ管理手段17によってセットされる。
図4及び図5は、第1の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容を示すフローチャートである。まず、監視装置動作チェックテーブル14を初期化し(S11)、バックアップグループ情報テーブル13を基に各々の監視装置の状態をチェックする(S12)。つまり、監視装置の動作が異常であるか否かを判定し(S13)、監視装置の動作が異常であるときは監視装置動作チェックテーブル14の動作状態に異常をセットし(S14)、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。一方、ステップS13の判定で監視装置の動作が異常でないときはバックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。そして、すべての監視装置についてチェックが終了するまでステップS13〜ステップS15の動作を繰り返し行う。
次に、監視装置動作チェックテーブル14を読み(S16)、動作異常の監視装置があるかどうかを判定する(S17)。動作異常の監視装置があるときは、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を読み(S18)、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を比較し、信号区分が自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているかどうかを判定する(S19)。
自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているときは、バックアップグループ情報テーブル13に基づいて、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないかどうかを判定し(S20)、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないときは、バックアップ監視実行テーブル16の該当信号区分をONにする(S21)。そして、すべての信号区分について比較終了したかどうかを判定し(S22)、すべての信号区分について終了するまで、ステップS17〜ステップS22までの処理を繰り返し行う。最後にバックアップグループ内のすべての監視装置について終了したか否かを判定し(S23)、すべての監視装置について終了するまでステップS17〜ステップS23までの処理を繰り返し行う。バックアップ管理手段17はステップS11〜S23の処理を定周期で行う。
このように、バックアップグループ情報テーブル13を基に自グループ内の監視装置の動作状態をチェックし、監視装置動作チェックテーブル14にチェック結果をセットする。そして、監視装置動作チェックテーブル14に異常がセットされた監視装置のバックアップ監視処理を実施する。すなわち、信号区分割り当てテーブル15を参照して、自監視装置では監視OFFだがバックアップ対象の監視装置では、監視ONとなっている監視区分を検出し、バックアップ監視実行テーブルの該当信号区分に監視ONをセットする。
第1の実施の形態によれば、予めバックアップ対象となる監視装置をグループ化し、グループ内の他の監視装置の動作異常を検出した際に、異常となった監視装置の監視処理(監視機能)をバックアップするので、複数の監視装置での分担による監視を行う分散監視システムにおいて、監視装置に異常が発生した場合に、その異常となった監視装置の監視処理を適切にバックアップできる。
次に、第2の実施の形態を説明する。図6は、第2の実施の形態における監視装置11a〜11nのテーブルの構成の説明図である。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、信号区分監視チェックテーブル20及び信号区分監視状態設定テーブル21を追加して設け、自監視装置が監視対象としている信号区分以外の信号区分に対して、信号区分の監視異常を検出した場合に、異常となった信号区分の監視機能のバックアップを実施する監視装置を選択し、異常となった信号区分の監視機能のバックアップ用に選択された監視装置により、異常となった信号区分の監視機能をバックアップするようにしたものである。なお、図6では、第2の実施の形態の動作に直接的に関係しないバックアップグループ番号テーブル19及び監視装置動作チェックテーブル14の図示は省略している。
図6において、信号区分監視チェックテーブル20には、信号区分名称毎の動作カウンタがセットされる。動作カウンタは自監視装置が監視している信号区分についてのみ更新される。つまり、信号区分毎の監視動作の度に、監視手段18により動作カウンタのカウント値がインクリメントされ、監視が行われていない場合には動作カウンタは更新されない。
信号区分割り当てテーブル15は、監視装置ごとに設定された各信号区分の監視ON/OFF情報を持ち、信号区分監視チェックテーブル20のカウンタ値の更新状況から信号区分に対する監視が正常に実施されているかどうかの判断を行う際に使用される。
信号区分監視状態設定テーブル21には、信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタ更新状況と、信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF設定状況とから、バックアップ管理手段17により判断された各信号区分毎の監視状態がセットされる。セットされる状態は、正常、異常、対象外の3種類である。バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度には、監視装置のバックアップ実行優先度の設定値が数字でセットされる。
バックアップ監視実行テーブル16には、バックアップ管理手段17により、バックアップグループ情報テーブル13および信号区分監視状態設定テーブル21の内容に基づいて、バックアップ監視のON/OFFが設定される。バックアップ監視実行テーブル16にONがセットされるのは、信号区分監視状態設定テーブル21に「異常」が設定され、自監視装置が他の正常動作中の監視装置よりバックアップ実行優先度が高い場合である。
図7は第2の実施の形態における監視手段18の処理内容を示すフローチャートである。監視手段18は、信号区分監視チェックテーブル20の自監視装置が監視している信号区分の監視動作の度にその信号区分の動作カウンタをインクリメントする(S1)。次に、自監視装置の監視対象となっている信号区分を信号区分割り当てテーブル15から読み込み、自監視装置の監視対象となっている信号区分の監視を行う(S2)。そして、バックアップ監視実行テーブル16の内容を読み込み、バックアップ監視がONとなっている信号区分の監視を実施する(S3)。このステップS1〜S3の処理を定周期で行う。ここで、ステップS3で参照するバックアップ監視実行テーブル16の情報は、バックアップ管理手段17によってセットされる。
図8及び図9は、第2の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容を示すフローチャートである。まず、信号区分監視状態設定テーブルを初期化し(S11)、すべての監視装置の信号区分監視チェックテーブルをチェックしたか、または監視OFFの信号区分なしかを判定する(S12)。すべての監視装置の信号区分監視チェックテーブルをチェックしていない場合、また、監視OFFの信号区分がある場合には、他監視装置の信号区分監視チェックテーブル20を読み込み(S13)、信号区分は自監視装置の監視対象か否かを判定する(S14)。信号区分が自監視装置の監視対象である場合には信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。
ステップS14の判定で自監視装置の監視対象でない場合には、信号区分監視状態設定テーブル21で正常となっているかどうかを判定し(S16)、正常となっている場合には信号区分監視状態設定テーブル21の監視状態を正常のままに維持する(S15)。ステップS16の判定で信号区分監視状態設定テーブル21が正常となっていない場合には、信号区分割り当てテーブル15で監視ON/OFF情報が監視ONとなっているかどうかを判定し(S17)、信号区分割り当てテーブル15で監視ON/OFF情報が監視ONとなっていないときは信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。ステップS17の判定で信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF情報が監視ONとなっているときは、信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタに変化があるかどうかを判定し(S18)、変化があるときは監視動作が行われているので信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。ステップS18の判定で信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタに変化がないときは信号区分監視状態設定テーブル21に異常をセットする(S19)。
次に、1台の監視装置について信号区分監視状態設定テーブル21の信号区分監視状態のセットが終了したかどうかを判定し(S20)、終了していない場合にはステップS14〜ステップS19の処理を繰り返し行う。そして、1台の監視装置について信号区分監視状態設定テーブル21の信号区分監視状態のセットが終了したときは、信号区分監視状態設定テーブル21がすべて正常かどうか判定し(S21)、正常でないときはステップS12に戻る。
一方、正常であるときは、図9に示すように信号区分監視状態設定テーブル21を読み込み(S22)、信号区分監視状態設定テーブル21に異常の信号区分があるかどうかを判定し(S23)、異常の信号区分がない場合には処理を終了する。一方、異常の信号区分があるときは自監視装置が動作中の監視装置内で最優先かどうかをバックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度に基づいて判定し(S24)、バックアップ優先度が最優先であるときは、バックアップ監視実行テーブル16の該当信号区分をONにする(S25)。
このように、バックアップ管理手段17は、ステップS11〜ステップS21で、他監視装置の信号区分監視チェックテーブル20を読み、その監視装置の信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF状態を参照して信号区分の監視状況をチェックする。なお、信号区分監視状態設定テーブル21の初期化では、自監視装置で監視ONとなっている信号区分に「正常」をセットし、その他は、「対象外」で初期化する。また、信号区分監視状態設定テーブル21への異常の設定は、ステップS14〜ステップS18の判定結果で行われ、既に他監視装置で正常が設定されている信号区分に関しては、異常の書きこみは実施しない。
次に、ステップS20〜ステップS23で、信号区分監視状態設定テーブル21に異常がセットされた信号区分に対して、バックアップ情報テーブル13のバックアップ優先度と他監視装置の動作状況とから自監視装置がバックアップ監視実行の最優先と判断した場合に、バックアップ監視実行テーブル16に監視ONをセットする。バックアップ管理手段17はステップS11〜S25の処理を定周期で行う。
第2の実施の形態によれば、自監視装置が監視対象としている信号区分以外のすべての信号区分に対して監視異常を検出し、異常となった信号区分の監視機能のバックアップを行う監視装置を選択し、その選択した監視装置により監視機能をバックアップするので、システム全体での信号区分の監視状態をチェックでき、監視不能な信号区分の発生を防ぐことができる。
次に、第3の実施の形態を説明する。図10は、第3の実施の形態における監視装置11a〜11nのテーブルの構成の説明図である。この第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、バックアップを実施するタイミングに監視員不在時の不在モードを追加し、監視員不在となった不在モード時に監視装置をバックアップできるようにしたものである。図2に示した第1の実施の形態と同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
図10において、バックアップグループ情報テーブル13には、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の監視装置名及びバックアップ優先度に加え、監視員が不在であるときの不在時バックアップ動作の情報が記憶できるようになっている。また、監視装置動作チェックテーブル14の動作状態には、監視員が不在であるときの監視員不在モードを動作状態「不在」として記憶できるようになっている。したがって、監視装置動作チェックテーブル14の動作状態にセットされる状態は、正常、異常、不在、対象外の4種類である。
そして、バックアップ管理手段17は、監視装置動作チェックテーブル14の動作状態に不在がセットされた監視員不在モードのときは、バックアップグループ情報テーブル13の不在時バックアップ動作情報に有りが設定されているかどうかを判断し、不在時バックアップ動作情報に有りが設定されているときは、バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度と他監視装置の動作状況とから自監視装置がバックアップ監視実行の最優先と判断した場合に、バックアップ監視実行テーブル16に監視員不在モードの監視装置の割り当て信号区分をONにセットする。
図11及び図12は、第3の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容を示すフローチャートである。図4及び図5に示した第1の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容のフローチャートに対し、ステップS31〜S33、及びステップS34、S35が追加されている。
図11において、監視装置動作チェックテーブル14を初期化し(S11)、バックアップグループ情報テーブル13を基に各々の監視装置の状態をチェックする(S12)。つまり、監視装置の動作が異常であるか否かを判定し(S13)、監視装置の動作が異常であるときは監視装置動作チェックテーブル14の動作状態に異常をセットし(S14)、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。
一方、ステップS13の判定で監視装置の動作が異常でないときは、他監視装置のモードをチェックし(S31)、自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードであるかどうかを判定する(S32)。自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードであるときは、監視装置動作チェックテーブル14に不在をセットし(S33)、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。ステップS32の判定で、自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードである条件が満たされていないときは、監視装置動作チェックテーブル14に不在をセットすることなく、ステップS15の処理に移行し、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。そして、すべての監視装置についてチェックが終了するまでステップS31〜S33を含むステップS13〜ステップS15の動作を繰り返し行う。
次に、図12に示すように、監視装置動作チェックテーブル14を読み(S16)、動作異常であるかどうかを判定する(S17)。動作異常であるときは、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を読み(S18)、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を比較し、信号区分が自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているかどうかを判定する(S19)。
自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているときは、バックアップグループ情報テーブル13に基づいて、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないかどうかを判定し(S20)、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないときは、バックアップ監視実行テーブル16の該当信号区分をONにする(S21)。そして、すべての信号区分について比較終了したかどうかを判定し(S22)、すべての信号区分について終了するまで、ステップS17〜ステップS22までの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS17の判定で動作異常でないと判定された監視装置については、不在モードであるか否かを判定し(S34)、不在モードであるときはバックアップ情報テーブル13の不在時バックアップ動作情報に基づいて不在時バックアップ有りかどうかを判定する(S35)。そして、不在時バックアップ有りのときは、ステップS18の処理に移行し、動作異常の監視装置と同様に監視機能の処理を行う(S18〜S22)。
最後にバックアップグループ内のすべての監視装置について動作チェックが終了したか否かを判定し(S23)、すべての監視装置について終了するまでステップS17〜ステップS23までの処理を繰り返し行う。バックアップ管理手段17はステップS11〜S23の処理を定周期で行う。
このように、バックアップ管理手段17は、第1の実施の形態のバックアップ管理手段17とほぼ同様の処理を実施するが、ステップS11〜ステップS15の自バックアップグループ内の監視装置の動作状態チェックの際にステップS31〜S33の監視モードのチェックも行う。なお、監視装置動作チェックテーブル14にセットされるチェック結果には、正常、異常、不在、対象外の4種類である。また、ステップS16〜ステップS23では、監視装置動作チェックテーブル14に異常がセットされた監視装置のバックアップ監視処理を実施するが、不在がセットされた場合には、ステップS34、S35で、バックアップグループ情報テーブル13の不在時バックアップ動作状態をチェックする。
第3の実施の形態によれば、バックアップを実施するタイミングに監視員不在時を追加し、バックアップグループ内の他の監視装置の監視員不在モードを検出したときに、バックアップを実施するかどうか不在時バックアップ動作情報に基づいて判断し、監視員不在となった監視装置をバックアップするので、監視装置が異常となった場合に加え、監視員(オペレータ)が不在となった監視装置についても、別の監視員が担当している監視装置によりバックアップ監視を行うことができる。
次に、第4の実施の形態を説明する。図13は、第4の実施の形態における監視装置11a〜11nのテーブルの構成の説明図である。この第4の実施の形態は、図6に示した第2の実施の形態に対し、信号区分割り当てテーブル15に監視員が不在であるときの不在時バックアップ監視の情報を追加して記憶したものである。従って、信号区分監視状態設定テーブル21の信号区分監視状態は、正常、異常、不在、対象外の4種類となる。
図13において、信号区分監視チェックテーブル20には、信号区分名称毎の動作カウンタがセットされる。信号区分割り当てテーブル15には、監視装置ごとに設定された各信号区分の監視ON/OFF及び不在時にバックアップ監視が必要かどうかの情報がセットされる。信号区分監視状態設定テーブル21には、信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタ更新状況、信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF設定状況、不在モード時のバックアップ情報を基に各信号区分毎の監視状態がセットされる。セットされる状態は、正常、異常、不在、対象外の4種類である。
バックアップグループ情報テーブル13には、監視装置のバックアップ実行優先度の設定値が数字でセットされる。バックアップ監視実行テーブル16には、バックアップグループ情報テーブル13及び信号区分監視状態設定テーブル21の内容に基づいて、バックアップ監視のON/OFFが設定される。
バックアップ監視実行テーブル16にONがセットされるのは、信号区分監視状態設定テーブルに「異常」が設定され、自監視装置が他の正常動作中の監視装置より、バックアップ実行優先度が高い場合である。または、信号区分監視状態設定テーブル21に「不在」が設定され、自監視装置が他の正常動作中の監視装置よりバックアップ実行優先度が高い場合である。また、信号区分監視状態設定テーブル21に「不在」が設定されるのは、信号区分監視状態設定テーブル21の読み出し先の監視装置が不在モードで、かつ、信号区分割り当てテーブル15の不在時バックアップ動作の設定が「有」となっている場合である。
図14及び図15は、第4の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容を示すフローチャートである。図8及び図9に示した第2の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容のフローチャートに対し、ステップS41、S42、及びステップS23に代えてステップS43が追加されている。
図14において、まず、信号区分監視状態設定テーブルを初期化し(S11)、すべての監視装置の信号区分監視チェックテーブルをチェックしたか、または監視OFFの信号区分なしかを判定する(S12)。すべての監視装置の信号区分監視チェックテーブルをチェックしていない場合、また、監視OFFの信号区分がある場合には、他監視装置の信号区分監視チェックテーブル20を読み込み(S13)、信号区分は自監視装置の監視対象か否かを判定する(S14)。信号区分が自監視装置の監視対象である場合には信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。
ステップS14の判定で自監視装置の監視対象でない場合には、信号区分監視状態設定テーブル21で正常となっているかどうかを判定し(S16)、正常となっている場合には信号区分監視状態設定テーブル21の監視状態を正常のままに維持する(S15)。ステップS16の判定で信号区分監視状態設定テーブル21が正常となっていない場合には、信号区分割り当てテーブル15で監視ON/OFF情報が監視ONとなっているかどうかを判定し(S17)、信号区分割り当てテーブル15で監視ON/OFF情報が監視ONとなっていないときは信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。ステップS17の判定で信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF情報が監視ONとなっているときは、信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタに変化があるかどうかを判定し(S18)、ステップS18の判定で信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタに変化がないときは信号区分監視状態設定テーブル21に異常をセットする(S19)。
ステップS18の判定で、信号区分監視チェックテーブル20の動作カウンタに変化があると判定されたときは、自監視装置が不在モードでなく、その監視装置が不在モードであり、かつその監視装置が不在時バックアップ有りであるかどうかを判定し(S41)、その条件を持たすときは信号区分監視状態設定テーブル21に「不在」をセットする(S42)。一方、ステップS41の判定で、自監視装置が不在モードでなく、その監視装置が不在モードであり、かつその監視装置が不在時バックアップ有りの条件を満たしていないときは、信号区分監視状態設定テーブル21に正常をセットする(S15)。
次に、1台の監視装置について信号区分監視状態設定テーブル21の信号区分監視状態のセットが終了したかどうかを判定し(S20)、終了していない場合にはステップS14〜ステップS19の処理を繰り返し行う。そして、1台の監視装置について信号区分監視状態設定テーブル21の信号区分監視状態のセットが終了したときは、信号区分監視状態設定テーブル21がすべて正常かどうか判定し(S21)、正常でないときはステップS12に戻る。
一方、正常であるときは、図15に示すように信号区分監視状態設定テーブル21を読み込み(S22)、信号区分監視状態設定テーブル21に異常または不在の信号区分があるかどうかを判定し(S43)、異常または不在の信号区分がない場合には処理を終了する。一方、異常または不在の信号区分があるときは自監視装置が動作中の監視装置内で最優先かどうかをバックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度に基づいて判定し(S24)、バックアップ優先度が最優先であるときは、バックアップ監視実行テーブル16の該当信号区分をONにする(S25)。
このように、バックアップ管理手段17は、ステップS11〜ステップS23で、他監視装置から信号区分監視チェックテーブル20を読み、その監視装置の信号区分割り当てテーブル15の監視ON/OFF状態を参照して、信号区分の監視状況をチェックすると共に、ステップS41、S42で不在モードのチェック処理も行う。また、信号区分監視状態設定テーブル21では、既に他監視装置で正常が設定されているものに関しては、異常及び不在の書き込みは行わない。次に、ステップS22〜S25で、信号区分監視状態設定テーブル21に異常または不在がセットされた信号区分に対して、バックアップグループ情報テーブル13のバックアップ優先度を参照し、バックアップ監視実行テーブル16に監視ONをセットする。
第4の実施の形態によれば、バックアップを実施するタイミングに監視員不在を追加し、監視員不在モードを検出したときには監視機能のバックアップを行うかどうかを不在時バックアップ監視情報に基づいて判断し、他の監視装置の監視機能のバックアップを信号区分ごとに行うので、監視員が不在となった監視装置のバックアップ監視を別の監視員が信号区分ごとに行うことができる。
次に、第5の実施の形態を説明する。図16及び図17は、第5の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容を示すフローチャートである。図11及び図12に示した第3の実施の形態におけるバックアップ管理手段17の処理内容のフローチャートに対し、バックアップ監視の自動解除をおこなうためのステップS51〜S55が追加されている。
図16において、監視装置動作チェックテーブル14を初期化し(S11)、バックアップグループ情報テーブル13を基に各々の監視装置の状態をチェックする(S12)。つまり、監視装置の動作が異常であるか否かを判定し(S13)、監視装置の動作が異常であるときは監視装置動作チェックテーブル14の動作状態に異常をセットし(S14)、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。
一方、ステップS13の判定で監視装置の動作が異常でないときは、他監視装置のモードをチェックし(S31)、自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードであるかどうかを判定する(S32)。自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードであるときは、監視装置動作チェックテーブル14に不在をセットし(S33)、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。ステップS32の判定で、自監視装置が不在モードでなく、かつ他監視装置が不在モードである条件が満たされていないときは、監視装置動作チェックテーブル14に不在をセットすることなく、ステップS15の処理に移行し、バックアップグループ内のすべての監視装置についてチェックが終了したか否かを判定する(S15)。そして、すべての監視装置についてチェックが終了するまでステップS31〜S33を含むステップS13〜ステップS15の動作を繰り返し行う。
次に、図17に示すように、監視装置動作チェックテーブル14を読み(S16)、動作異常の監視装置があるかどうかを判定する(S17)。動作異常の監視装置があるときは、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を読み(S18)、自監視装置及び動作異常の監視装置の信号区分割り当てテーブル15を比較し、信号区分が自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているかどうかを判定する(S19)。
自監視装置でOFFかつ動作異常の監視装置でONとなっているときは、バックアップグループ情報テーブル13に基づいて、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないかどうかを判定し(S20)、自監視装置よりバックアップバックアップ優先度大の監視装置がないときは、バックアップ監視実行テーブル16の該当信号区分をONにする(S21)。そして、すべての信号区分について比較終了したかどうかを判定し(S22)、すべての信号区分について終了するまで、ステップS17〜ステップS22までの処理を繰り返し行う。
一方、ステップS17の判定で動作異常の監視装置がないと判定されたときは、不在モードであるか否かを判定し(S34)、不在モードであるときはバックアップ情報テーブル13の不在時バックアップ動作情報に基づいて不在時バックアップ有りかどうかを判定する(S35)。そして、不在時バックアップ有りのときは、ステップS18の処理に移行し、動作異常の監視装置と同様に監視機能の処理を行う(S18〜S22)。
ステップS34の判定で、不在モードでないときは「対象外」かどうかを判定し(S51)、対象外でないときはバックアップ監視実行テーブル16で監視ONとなっているかどうかを判定する(S52)。そして、バックアップ監視実行テーブル16で監視ONとなっているときは、信号区分割り当てテーブル15を読み(S53)、自監視装置でOFFかつその他監視装置でONかどうか判定し(S54)、この条件を満たすときはバックアップ監視実行テーブルの該当信号区分をOFFにする(S55)。
最後にバックアップグループ内のすべての監視装置について終了したか否かを判定し(S23)、すべての監視装置について終了するまでステップS17〜ステップS23までの処理を繰り返し行う。バックアップ管理手段17はステップS11〜S23の処理を定周期で行う。
このように、バックアップ管理手段17は、ステップS31〜S33を含むステップS11〜S15で、バックアップグループ内の監視装置の動作状況をチェックし、監視装置動作チェックテーブル14への異常や不在などの設定を行う。また、ステップS16〜S23およびステップS34、S35で、監視装置動作チェックテーブルの内容を基にバックアップ監視実行テーブルのON設定を行う。
さらに、ステップS51〜S55で、監視装置動作チェックテーブル14の状態が正常である監視装置の信号区分に対して、信号区分監視がON、または信号区分監視がONでかつ不在時バックアップ監視動作「有り」の条件成立時に、バックアップ監視実行テーブル16の監視がONとなっている場合にOFFをセットすることにより、バックアップ監視の自動解除を行う。
11…監視装置、12…プラントプロセス、13…バックアップグループ情報テーブル、14…監視装置動作チェックテーブル、15…信号区分割り当てテーブル、16…バックアップ監視実行テーブル、17…バックアップ管理手段、18…監視手段、19…バックアップグループ番号テーブル、20…信号区分監視チェックテーブル、21…信号区分監視状態設定テーブル
Claims (5)
- プロセスのデータや信号を監視単位でグループ化し、複数台の監視装置に信号区分として割り当てプロセスを監視する分散監視システムにおいて、前記監視装置は、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の監視装置名及びバックアップ優先度を記憶したバックアップグループ情報テーブルと、バックアップ対象となるグループ内の監視装置の動作状態を記憶した監視装置動作チェックテーブルと、各々の監視装置に監視対象のデータや信号をグループ化して監視対象として割り当てられた信号区分を記憶した信号区分割り当てテーブルと、バックアップ対象となった監視装置の割り当て信号区分がセットされるバックアップ監視実行テーブルと、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度、前記監視装置動作チェックテーブル及び信号区分割り当てテーブルに基づいて異常となった監視装置の割り当て信号区分を前記バックアップ監視実行テーブルにセットするバックアップ管理手段と、前記信号区分割り当てテーブル及びバックアップ監視実行テーブルに基づいて自監視装置の監視対象となっている信号区分及びバックアップ監視の対象となっている信号区分の監視を行う監視手段とを備えたことを特徴とする分散監視システム。
- 信号区分毎の監視の度にインクリメントされる動作カウンタのカウント値がセットされる信号区分監視チェックテーブルと、前記信号区分監視チェックテーブルの動作カウンタの更新状況及び前記信号区分割り当てテーブルに監視対象として割り当てられた信号区分に基づいて判断された各信号区分毎の監視状態がセットされる信号区分監視状態設定テーブルとを備え、前記監視手段は、信号区分の監視の度にその信号区分の動作カウンタをインクリメントし、前記バックアップ管理手段は、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて異常となった信号区分のバックアップ監視を行う監視装置を選択し選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに異常となった監視装置の割り当て信号区分をセットすることを特徴とする請求項1記載の分散監視システム。
- 前記バックアップグループ情報テーブルはバックアップ対象となるグループ内の監視装置の監視装置名及びバックアップ優先度に加え監視員が不在であるときの不在時バックアップ動作の情報を記憶し、前記監視装置動作チェックテーブルは監視員が不在であるときの監視員不在モードを動作状態として記憶し、前記バックアップ管理手段は、監視員不在モードであり不在時バックアップ動作が前記バックアップグループ情報テーブルに設定されているときは、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて監視員不在モードの監視装置を選択し選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに監視員不在モードの監視装置の割り当て信号区分をセットすることを特徴とする請求項1記載の分散監視システム。
- 前記信号区分割り当てテーブルは、各々の監視装置に監視対象のデータや信号をグループ化して監視対象として割り当てられた信号区分に加え監視員が不在であるときの不在時バックアップ監視の情報を記憶し、前記バックアップ管理手段は、自監視装置の監視対象外の信号区分に対して不在時バックアップ監視情報を検出した場合には、前記バックアップグループ情報テーブルのバックアップ優先度に基づいて不在時バックアップ監視情報を検出した信号区分のバックアップ監視を行う監視装置を選択し、選択した監視装置の前記バックアップ監視実行テーブルに不在時バックアップ監視情報を検出した信号区分をセットすることを特徴とする請求項3記載の分散監視システム。
- 前記バックアップ管理手段は、前記監視装置が異常から復旧したとき、または、前記監視装置の不在モードが解除されたときは、前記バックアップ監視実行テーブルにセットしたバックアップ対象の信号区分を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の分散監視システム。
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JP2008171157A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 分散型監視制御システムおよび監視制御システムのデータ更新方法 |
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-
2004
- 2004-01-07 JP JP2004001840A patent/JP2005196455A/ja not_active Withdrawn
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