JP2020187699A - 監視支援装置および監視支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスの異常発生時に、当該バスに異常があることをオペレータに通知して、オペレータによる監視処理の効率性を向上させる監視支援装置および監視支援方法を提供する。【解決手段】監視支援装置は、制御装置1、および、1以上のバス2の各々を介して当該制御装置との間で通信を行う複数の機器を含む制御システムにおいて発生した事象を通知する。監視支援装置は、通信部40と通知部44と制御部43とを備える。通信部は、1以上の制御システムの各々の制御装置から、当該1以上の制御システムの各々において発生した事象を示す情報を受信する。通知部は、通信部が受信した事象を示す情報を通知する。制御部は、通信部が受信した1以上の事象を示す情報を用いて、バスを介して制御装置と通信を行う全ての機器の接続状態が異常であるか否かを判定し、当該全ての機器の接続状態が異常である場合には、当該バスの異常を通知するよう通知部を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、当該制御装置の制御対象の複数の機器、および、当該制御装置と複数の機器とを接続するバスの各状態の監視のための監視支援装置および監視支援方法に関するものである。
従来から、オペレータによるプラント内の各機器の監視を支援するため、異常の発生した機器を特定してオペレータに示す監視支援装置が求められている。このような監視支援装置として、例えば、特許文献1には、プラントにおける各機器の故障等による異常の発生時において、故障部位および故障要因等を特定するプラント制御装置が記載されている。
特開2005−346377号公報
しかし、従来の監視支援装置は、プラント内の各機器を接続するバスに異常が発生した場合において、当該バスの異常を通知するものであるとは限らなかった。このため、オペレータは、バスにおける異常の有無の確認のため、監視支援装置等を用いてシステム全体の構成等を確認し、当該バスに接続されている全ての機器を抽出し、これらの機器の接続の状態を確認する必要がある場合もあった。しかし、1つのバスには多くの機器が接続されている場合も少なくはなく、バスに接続されている機器の接続の状態の確認作業のために、監視処理の効率が低下してしまう場合もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、バスの異常発生時に、当該バスに異常があることをオペレータに通知して、オペレータによる監視処理の効率性を向上させる監視支援装置および監視支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る監視支援装置は、制御装置、および、1以上のバスの各々を介して該制御装置との間で通信を行う複数の機器を含む制御システムにおいて発生した事象を通知する監視支援装置であって、1以上の前記制御システムの各々の前記制御装置から、該1以上の制御システムの各々において発生した前記事象を示す情報を受信する通信部と、前記通信部が受信した前記事象を示す情報を通知する通知部と、前記通信部および前記通知部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信部が受信した1以上の前記事象を示す情報を用いて、前記バスを介して前記制御装置と通信を行う全ての前記機器の接続状態が異常であるか否かを判定し、前記全ての機器の前記接続状態が異常である場合には、該バスの異常を通知するよう通知部を制御する。
本発明に係る監視支援方法は、制御装置、および、1以上のバスの各々を介して該制御装置との間で通信を行う複数の機器を含む制御システムにおいて発生した事象を外部に通知する監視支援装置によって実行される監視支援方法であって、1以上の前記制御システムの各々の前記制御装置から、該1以上の制御システムの各々において発生した前記事象を示す情報を受信するステップと、受信した前記事象を示す情報を通知するステップと、受信した1以上の前記事象を示す情報を用いて、前記バスを介して前記制御装置と通信を行う全ての前記機器の接続状態が異常であるか否かを判定し、前記全ての機器の前記接続状態が異常である場合には、該バスの異常を通知するステップと、を含む。
本発明に係る監視支援装置および監視支援方法によれば、監視支援装置は、通信部と通知部と制御部とを備える。通信部は、1以上の制御システムの各々において発生した事象を示す情報を、当該1以上の制御システムの各々が含む制御装置1から受信する。通知部は、通信部が受信した事象を示す情報を通知する。制御部は、通信部が受信した1以上の事象を示す情報を用いて、バスを介して制御装置と通信を行う全ての機器の接続状態が異常であるか否かを判定する。全ての機器の接続状態が異常である場合には、制御部は、当該バスの異常を通知するよう通知部を制御する。これにより、監視支援装置は、バスの異常発生時に、当該バスに接続する全ての機器の接続状態に基づいて、当該バスの異常を検知することができる。そして、監視支援装置は、当該バスの異常をオペレータに通知することにより、オペレータによる監視処理の効率性を向上させることができる。
実施の形態に係る監視支援装置を含む監視制御システムの構成を例示する図である。 実施の形態に係る監視支援装置が含む機能ブロックを例示する図である。 実施の形態におけるグループ情報の一例を示す図である。 実施の形態における接続情報の一例を示す図である。 実施の形態における通知部による画面上における表示例を示す図である。 実施の形態に係る監視支援方法の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合もあるとする。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る監視支援装置を含む監視制御システムの構成を例示する図である。監視支援装置4は、例えば、プラント内において機器が正常に動作しているかの監視処理において、オペレータによって用いられるものである。監視制御システム100は、例えば、プラント内における機器を制御すると共に、当該機器が正常に動作しているかを監視するためのものである。監視制御システム100は、1以上の制御装置1と、当該1以上の制御装置1の各々と接続する1以上のバス2と、当該制御装置と当該1以上のバス2の各々を介して通信する複数の機器3と、監視支援装置4とを有する。
複数の機器3は、例えば、IO(Input/Output)機器である。複数の機器3の各々は、当該複数の機器3を識別するための一意的な識別情報を有する。本実施の形態においては、当該識別情報を機器番号とする。バス2によって接続された複数の機器3は、互いに通信を行ってもよい。
制御装置1は、接続する機器3を制御すると共に、当該機器3から適宜出力結果などを取得する。1以上の制御装置1の各々は、当該1以上の制御装置1の各々を識別するための一意的な識別情報を有する。本実施の形態においては、当該1以上の制御装置1の各々を識別するための当該識別情報をノード番号とする。
1以上のバス2の各々は、例えば、制御装置1が有する複数のスロットに装着されることにより当該制御装置1と接続する。1以上のバス2の各々は、一意的なバス番号を有する。本実施の形態におけるバス2は、PCI(Peripheral Component Interconnect)−Xの規格に準拠したパラレル通信型のバスであるとし、冗長な2系統を有するものであるとする。ただし、これに限定されない。これらの2系統のうち、一方の系統をA系統、他方の系統をB系統と以下では記載する。
なお、上記バス番号は、1以上のバス2の各々を識別するための第1識別情報の一例である。また、上述した機器番号は、複数の機器3の各々を識別するための第2識別情報の一例である。
制御装置1は、当該制御装置1が属する制御システム5において何らかの事象が発生した場合には、当該事象に関する情報を監視支援装置4に送信する。なお、制御システム5は、制御装置1と、当該制御装置1に接続する1以上のバス2と、当該1以上のバス2の各々を介して接続する複数の機器3とを有する。制御システム5における事象とは、例えば、制御システム5内の複数の機器3および制御装置1等のうちの少なくとも1つの装置に発生した事象を指す。
また、事象としては、例えば、1以上のバス2を介して、制御装置1と1以上の機器3との接続が確立されたこと、または、1以上のバス2を介して、制御装置1と1以上の機器3との接続が確立されなかったこと等が挙げられる。制御装置1は、1以上の機器3との間において接続が確立されなかった場合には、当該1以上の機器3の接続の異常を示す情報を監視支援装置4に送信する。制御装置1は、1以上の機器3との間において接続が確立された場合には、当該1以上の機器3の接続が正常であることを示す情報を監視支援装置4に送信する。なお、接続が確立されているか否かの確認は、制御装置1から機器3へ、例えば、ICMP(Internet Control Message Protocol)におけるコマンド(Pingコマンド)が送信されることにより行われてもよい。
監視支援装置4は、制御装置1から受信した情報であって、制御システム5において発生した事象を示す情報に基づいて各種動作を実行する。例えば、監視支援装置4は、制御装置1から受信した事象を示す情報をオペレータに通知する。
図2は、実施の形態に係る監視支援装置が含む機能ブロックを例示する図である。監視支援装置4は、通信部40、記憶部41、入力部42、制御部43、および通知部44を備える。通信部40は、1以上の制御装置1と不図示のゲートウェイを介して接続する。通信部40は、制御装置1から、制御システム5に発生した事象を示す情報を受信する。
記憶部41は、1以上の制御装置1の各々のノード番号と、各制御装置1に接続する1以上のバス2の各々のバス番号と、各バス2を介して各制御装置1と通信を行う複数の機器3の各々の機器番号と、を互いに関連付けたグループ情報を記憶する。グループ情報において、1本のバス2を介して1つの制御装置1と通信を行う複数の機器3は、1グループに纏められている。
図3は、実施の形態におけるグループ情報の一例を示す図である。図3に示すグループ情報は表形式で示されているが、制御装置1のノード番号と、当該制御装置1に接続するバス2のバス番号と、当該バス2を介して当該制御装置1と通信を行う複数の機器3の各機器番号とが互いに関連付けられていれば、グループ情報は表形式の情報に限定されない。図3に示すグループ情報においては、ノード番号「1」の制御装置1が、バス番号「1」のバス2を介して、機器番号「001」の機器3および機器番号「002」の機器3との間で通信を行うことが示されている。このため、機器番号「001」の機器3と、機器番号「002」の機器3とが、バス番号「1」のバス2を介してノード番号「1」の制御装置1と通信を行う、一纏まりのグループを構成する。これらの機器3は、グループ情報中、同一行に格納されている。
図2に示す入力部42は、例えばオペレータの入力操作などの、外部からの入力操作を受け付ける。上述したグループ情報は、入力部42を介して監視支援装置4に入力されたものであってもよいし、不図示の他の通信部を介して監視支援装置4が外部から受信したものであってもよい。
制御部43は、通信部40および通知部44等を制御する。制御部43は、入力部42が受け付けた情報に基づいて動作を実行する。制御部43は、制御装置1から受信した事象を示す情報に基づいて動作を実行する。
制御部43は、制御装置1から、制御システム5において発生した事象を示す情報を受信した場合には、当該事象を示す情報を、オペレータなど外部に通知するよう通知部44を制御する。例えば、制御部43は、制御装置1から、1以上の機器3の接続の異常を示す情報を受信した場合には、当該情報を外部に通知するよう通知部44を制御する。
本実施の形態に係る制御部43は、バス2における異常の発生の有無を判定する。具体的には、制御部43は、1本のバス2を介して通信を行う全ての機器3の接続の異常の有無を判定する。当該1本のバス2を介して通信を行う全ての機器3に接続の異常がある場合には、制御部43は、当該1本のバス2に異常があると判定する。なぜなら、1本のバス2を介して通信を行う全ての機器3に接続の異常がある場合には、当該全ての機器3の接続に異常がある可能性のみではなく、当該1本のバス2に異常がある可能性もあるからである。制御部43は、当該バス2の異常を示す情報を、外部に通知するよう通知部44を制御する。以下、詳細に述べる。
制御部43は、監視支援装置4の起動の際に、記憶部41からグループ情報を読み込み、監視制御システム100におけるバス2および機器3等の接続状態を示す接続情報を生成する。なお、監視支援装置4の起動時における接続情報は、初期化されている。制御部43は、監視支援装置4がいずれかの制御装置1から、機器3の接続の異常を示す情報を受信した場合には、当該情報に基づいて接続情報を更新する。また、制御部43は、監視支援装置4がいずれかの制御装置1から、機器3との間の接続が確立されたことを示す情報を受信した場合には、当該情報に基づいて接続情報を更新する。
図4は、実施の形態における接続情報の一例を示す図である。接続情報は、1以上の制御装置1の各々のノード番号と、各制御装置1と接続する1以上のバス2の各々のバス番号と、各バス2を介して各制御装置1と通信を行う複数の機器3の各々の機器番号と、各機器3の接続状態を示す情報と、を関連付けて含む情報である。本実施の形態ではバス2はA系統とB系統を有するため、接続情報における機器3の接続状態を示す情報は、当該機器3におけるバス2のA系統による接続状態を示す情報、および、当該機器3におけるバス2のB系統のよる接続状態を示す情報に相当する。
図4に示す接続情報は表形式で示されているが、1以上の制御装置1の各々のノード番号と、各制御装置1と接続する1以上のバス2の各々のバス番号と、各バス2を介して各制御装置1と通信を行う複数の機器3の各々の機器番号と、各機器3の接続状態を示す情報とが互いに関連付けられていれば、接続情報は表形式の情報に限定されない。
なお、本実施の形態における、制御装置1から監視支援装置4へ送信される、機器3の接続の異常を示す情報、および機器3との間の接続が確立されたことを示す情報には、ノード番号とバス番号と機器番号とが含まれている。この場合、バス番号は、制御装置1において、バス2が取り付けられているスロットの番号と関連付けられていてもよい。制御装置1は、当該スロットの番号に基づいてバス番号を監視支援装置4に送信してもよい。あるいは、当該接続の異常を示す情報等には、バス番号に代えてスロットの番号が含まれていてもよい。この場合には、監視支援装置4が、各ノード番号の制御装置1のスロットの番号と、バス番号とを関連付けて記憶し、受信したノード番号とスロット番号とからバス番号を取得してもよい。これにより、制御部43は、制御装置1からの、機器3の接続の異常を示す情報等を用いて、当該異常が発生している機器3の通信を媒介するバス2のバス番号を特定することができる。そして、制御部43は、特定したバス番号を用いて、接続情報を更新することができる。なお、監視制御システム100が含む全ての機器3の各々に一意的な機器番号が与えられているような場合には、機器3の接続の異常を示す情報等には当該機器3の機器番号が含まれていればよい。この場合には、監視支援装置4は、各機器3の機器番号と、各機器3の通信を媒介するバス2のバス番号とを関連付けて記憶し、機器3の接続の異常を示す情報等を受信した場合には、当該情報に含まれる機器番号からバス番号を特定してもよい。また、制御システム5が含む全ての機器3の各々に一意的な機器番号が与えられているような場合には、機器3の接続の異常を示す情報等には当該機器3の機器番号、および当該機器3を制御する制御装置1のノード番号が含まれていればよい。この場合には、監視支援装置4は、ノード番号および機器番号をバス番号に関連付けて記憶し、機器3の接続の異常を示す情報等を受信した場合には、当該情報に含まれるノード番号および機器番号からバス番号を特定してもよい。
図4に示す接続情報においては、バス番号「1」のバスを介して、ノード番号「1」の制御装置1との間で、通信を行う機器番号「001」の機器3のA系統における接続状態を示す情報は「OK」である。すなわち、バス番号「1」のバス2を介して、ノード番号「1」の制御装置1との間で通信を行う機器番号「001」の機器3におけるA系統での接続が確立されていることが示されている。同様に、図4に示す接続情報においては、バス番号「1」のバス2を介して、ノード番号「1」の制御装置1との間で、通信を行う機器番号「001」の機器3のB系統における接続状態を示す情報は「NG」である。これは、当該機器3のB系統における接続が確立されておらず、接続に異常があることを示す。なお、上記「OK」は、正常状態を示す情報の一例であり、上記「NG」は、異常状態を示す情報の一例である。
なお、本実施の形態では、制御部43は、初期化の際に、接続情報における全ての機器3のA系統とB系統の各々における接続状態を示す情報を、例えば上述の「OK」などのように、正常状態を示す情報にする。ただし、これに限定されず、初期化の際に接続情報における当該接続状態を示す情報には、「NULL」等が格納されてもよい。
図2に示す制御部43は、グループ情報と接続情報とを参照して、グループにおける全ての機器3の各々の接続状態を示す情報が、異常状態を示す情報である場合には、当該グループにおける機器3の通信を媒介するバス2に異常があると判定する。そして制御部43は、当該バス2の異常を通知するよう通知部44を制御する。実施の形態における制御部43は、グループにおける全ての機器3の各々のA系統における接続状態を示す情報が異常状態を示す情報である場合には、当該グループにおける機器3の通信を媒介するバス2のA系統に異常があると判定する。そして制御部43が、当該バス2のA系統の異常を通知するよう通知部44を制御する。同様に、制御部43は、グループにおける全ての機器3の各々のB系統における接続状態を示す情報が異常状態を示す情報である場合には、当該グループにおける機器3の通信を媒介するバス2のB系統に異常があると判定する。そして制御部43は、当該バス2のB系統の異常を通知するよう通知部44を制御する。
通知部44は、制御部43からの指示に基づいて、通信部40が制御装置1から受信した、制御システム5に発生した事象を示す情報を外部に通知する。本実施の形態における通知部44は、画面上に当該事象を示す情報を表示する表示部であるとする。ただし、通知部44は、これに限定されず、制御システム5において発生した事象を示す情報を、音声により報知するものであってもよい。
本実施の形態における通知部44は、制御システム5における個々の機器3に発生した事象を示す情報と、制御システム5における複数の装置に連動して発生した事象を示す情報とを別個に表示するものであるとする。ただしこれに限定されない。なお、以下では、制御システム5における個々の機器3に発生した事象を、個々の事象と記載し、制御システム5における複数の装置に連動して発生した事象を、組織的な事象と記載する場合もあるとする。
図5は、実施の形態における通知部による画面上における表示例を示す図である。オペレータが、画面上に表示された「個々の事象」と「組織的な事象」のうちのいずれかを、入力部42を介して選択することにより、通知部44は、制御部43からの指示に従い、個々の事象を示す情報と、組織的な事象を示す情報のうちのいずれかを表示する。なお、「個々の事象」および「組織的な事象」等の選択肢は、オペレータが閲覧したい画面を切り換えるために設けられているものである。通知部44は、オペレータが、「個々の事象」を選択した場合には、個々の事象を示す情報を表示し、「組織的な事象」を選択した場合には、組織的な事象を示す情報を表示する。なお、通知部44は、画面上において、個々の事象を示す情報と組織的な事象を示す情報とを共に表示してもよく、この場合には、画面上に別々の区画を設けて、それぞれの区画にそれぞれの情報を含ませてもよい。
図5に示す一例では、画面上に、組織的な事象を示す情報が表示されている。本実施の形態においては、バス2の異常は、制御システム5全体に関わる異常であるため、組織的な異常として分類される。このため、監視支援装置4は、バス2の異常を組織的な事象として表示する。ただし、これに限定されず、監視支援装置4は、バス2の異常を他の事象と分けて表示してもよい。図5において通知部44は、日時として「20XX/YY/ZZ AA:BB:CC」、ノード番号として「D」、ノード名として「E」が表示されている行に、事象の内容として「バス1 A系異常」を表示している。これは、日時が20XX年YY月ZZ日のAA時BB分CC秒において、ノード番号「D」、ノード名「E」の制御装置1に装着されている、バス番号「1」のバス2に異常が発生したことを示す情報である。なお、通知部44による表示形式は、上述のものに限定されない。
監視支援装置4が、上記機能を実現するための構成について以下説明する。監視支援装置4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリと、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置と、通信インターフェース回路と、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等もしくはCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置またはスピーカー等を含む音声出力装置と、キーボード、マウス、またはタッチパネル等の入力装置等とを用いて構成可能である。通信部40の機能は、通信インターフェース回路によって実現できる。記憶部41の機能は、メモリまたは記憶装置によって実現できる。通知部44の機能は、表示装置または音声出力装置によって実現できる。入力部42の機能は、入力装置によって実現できる。制御部43の機能は、プロセッサが、メモリまたは記憶装置に記憶されている各種プログラム等を読み出して実行することにより実現できる。監視支援装置4は、その全部または一部が専用のハードウェアによって実現されるものでもよい。
以下、実施の形態における監視支援方法について図6を参照して説明する。図6は、実施の形態に係る監視支援方法の一例を示すフローチャートである。ステップS1において、監視支援装置4の制御部43は、記憶部41からグループ情報を読み込み、接続情報を生成する。ステップS2において通信部40がいずれかの制御装置1から機器3の接続の異常を示す情報を受信するまでの間(ステップS2:NO)、監視支援装置4は待機する。なお、当該待機中に、監視支援装置4は、他の処理を実行してもよい。
ステップS2において通信部40がいずれかの制御装置1から機器3の接続の異常を示す情報を受信した場合には(ステップS2:YES)、ステップS3において制御部43は、接続情報を更新し、当該機器3の接続状態を示す情報として、「NG」等の異常状態を示す情報を格納する。
ステップS4において、制御部43は、グループ情報を参照して、当該機器3の通信を媒介するバス2のバス番号に基づいて、同一のバス番号のバス2に接続する同一のグループにおける全ての機器3の機器番号を取得する。ステップS5において制御部43は、接続情報を参照して、ステップS4で取得した全ての機器番号の各々を有する機器3の接続状態を示す情報が異常状態を示す情報か否かを判定する。すなわち制御部43は、当該グループ内の全ての機器3の接続状態が異常か否かを判定する。
グループ内の少なくとも1つの機器3の接続状態が正常である場合には(ステップS5:NO)、ステップS6において制御部43は、ステップS2で受信した情報に含まれる機器番号の機器3の接続の異常を示す情報を表示するよう通知部44を制御する。ステップS6の処理後、監視支援装置4は、処理をステップS2へ移す。
グループ内の全ての機器3の接続状態が異常である場合には(ステップS5:YES)、ステップS7において制御部43は、当該グループにおける機器3の通信を媒介するバス2に異常があると判定し、当該グループにおけるバス2の異常を示す情報を表示するよう通知部44を制御する。ステップS7の処理後、監視支援装置4は、処理をステップS2へ移す。
実施の形態に係る監視支援装置4は、制御装置1、および、1以上のバス2の各々を介して当該制御装置1との間で通信を行う複数の機器3を含む制御システム5において発生した事象を外部に通知する。監視支援装置4は、通信部40と通知部44と制御部43とを備える。通信部40は、1以上の制御システム5の各々の制御装置1から、当該1以上の制御システム5の各々において発生した事象を示す情報を受信する。通知部44は、通信部40が受信した事象を示す情報を、外部に通知する。制御部43は、通信部40および通知部44を制御する。制御部43は、通信部40が受信した1以上の事象を示す情報を用いて、バス2を介して制御装置1と通信を行う全ての機器3の接続状態が異常であるか否かを判定する。当該全ての機器3の接続状態が異常である場合には、制御部43は、当該バス2の異常を通知するよう通知部44を制御する。これにより、監視支援装置4は、バス2の異常発生時に、当該バス2に異常があることをオペレータに通知することができ、オペレータによる監視処理の効率性を向上させることができる。
実施の形態に係る監視支援装置4は、1以上の制御装置1の各々と接続する1以上のバス2の各々を識別するバス番号と、当該1以上のバス2の各々を介して通信を行う複数の機器3の各々を識別する機器番号とを関連付けたグループ情報を記憶する記憶部41を更に備える。制御部43は、グループ情報において、いずれかの第1識別情報と関連付けられている全ての第2識別情報の各々によって識別される機器3の接続状態が、通信部40が受信した1以上の事象を示す情報を用いて、異常と判定される場合には、当該第1識別情報によって識別されるバス2の異常を通知するよう通知部44を制御する。グループ情報を用いることにより、監視支援装置4は、バス2の異常発生時に、当該バス2のバス番号に関連付けられた全ての機器番号を抽出することができ、これにより、監視支援装置4は、当該バス2に接続する全ての機器3を迅速に把握することができる。従って、監視支援装置4は、より迅速にバス2の異常の有無の判定処理を行うことができる。よって、監視支援装置4は、より迅速にバス2の異常をオペレータに通知することができ、オペレータによる監視処理の効率性をより向上させることができる。
実施の形態における記憶部41は、グループ情報における複数の機器3の各々の機器番号と、当該複数の機器3の各々の接続状態を示す情報とを関連付けた接続情報を記憶する。制御部43は、通信部40が、事象を示す情報であって、機器3の接続の異常を示す情報を制御装置1から受信した場合には、接続情報における当該機器3の接続状態を示す情報を、異常状態を示す情報とする。制御部43は、グループ情報において、いずれかのバス番号と関連付けられている全ての機器番号が、接続情報において、異常状態を示す情報と関連付けられている場合には、当該バス番号によって識別されるバス2の異常を通知するよう通知部44を制御する。これにより、制御部43は、グループ情報と接続情報とを参照することにより、いずれかのバス2を介して通信を行う全ての機器3の接続状態が異常か否かを迅速に判定することができる。従って、制御部43は、より迅速にバス2の異常の有無を判定することができる。よって、監視支援装置4は、より迅速にバス2の異常をオペレータに通知することができ、オペレータによる監視処理の効率性をより向上させることができる。
実施の形態における通知部44は、画面上にバス2の異常を示す情報を表示する。これにより、オペレータは、迅速にバス2の異常を確認することができる。従って、監視支援装置4は、オペレータによる監視処理の効率性をより向上させることができる。
1 制御装置、2 バス、3 機器、4 監視支援装置、5 制御システム、40 通信部、41 記憶部、42 入力部、43 制御部、44 通知部、100 監視制御システム。

Claims (5)

  1. 制御装置、および、1以上のバスの各々を介して該制御装置との間で通信を行う複数の機器を含む制御システムにおいて発生した事象を通知する監視支援装置であって、
    1以上の前記制御システムの各々の前記制御装置から、該1以上の制御システムの各々において発生した前記事象を示す情報を受信する通信部と、
    前記通信部が受信した前記事象を示す情報を通知する通知部と、
    前記通信部および前記通知部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部が受信した1以上の前記事象を示す情報を用いて、前記バスを介して前記制御装置と通信を行う全ての前記機器の接続状態が異常であるか否かを判定し、前記全ての機器の前記接続状態が異常である場合には、該バスの異常を通知するよう前記通知部を制御する、監視支援装置。
  2. 前記監視支援装置は、
    1以上の前記制御装置の各々と接続する前記1以上のバスの各々を識別する第1識別情報と、該1以上のバスの各々を介して通信を行う前記複数の機器の各々を識別する第2識別情報とを関連付けたグループ情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記グループ情報において、いずれかの前記第1識別情報と関連付けられている全ての前記第2識別情報の各々によって識別される前記機器の接続状態が、前記通信部が受信した1以上の前記事象を示す情報を用いて、異常と判定される場合には、該第1識別情報によって識別される前記バスの異常を通知するよう前記通知部を制御する、請求項1に記載の監視支援装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記グループ情報における前記複数の機器の各々の前記第2識別情報と、該複数の機器の各々の接続状態を示す情報とを関連付けた接続情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記通信部が、前記事象を示す情報であって、前記機器の接続の異常を示す情報を前記制御装置から受信した場合には、前記接続情報における該機器の前記接続状態を示す情報を、異常状態を示す情報とし、
    前記グループ情報において、いずれかの前記第1識別情報と関連付けられている全ての前記第2識別情報が、前記接続情報において、前記異常状態を示す情報と関連付けられている場合には、該第1識別情報によって識別される前記バスの異常を通知するよう前記通知部を制御する、請求項2に記載の監視支援装置。
  4. 前記通知部は、画面上に前記バスの異常を示す情報を表示する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の監視支援装置。
  5. 制御装置、および、1以上のバスの各々を介して該制御装置との間で通信を行う複数の機器を含む制御システムにおいて発生した事象を通知する監視支援装置によって実行される監視支援方法であって、
    1以上の前記制御システムの各々の前記制御装置から、該1以上の制御システムの各々において発生した前記事象を示す情報を受信するステップと、
    受信した前記事象を示す情報を通知するステップと、
    受信した1以上の前記事象を示す情報を用いて、前記バスを介して前記制御装置と通信を行う全ての前記機器の接続状態が異常であるか否かを判定し、前記全ての機器の前記接続状態が異常である場合には、該バスの異常を通知するステップと、
    を含む、監視支援方法。
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