JP6410657B2 - 計算機 - Google Patents

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Description

本開示は、電力系統監視制御システムにおいて、第1の制御所が第2の制御所の遠方モニタリングを行うためにモニタリング対象の機器を切り替える技術に関し、より特定的には、切り替え時の動作の安定性を向上させる技術に関する。
電力系統監視制御システムは、複数の制御所により構成される。各制御所には計算機、操作者が行う入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、マウス、キーボードその他の入力装置)、および周辺装置(釦装置、警報装置など)などが配置される。操作者は、入力装置および周辺装置を利用して、モニタリング対象の機器の動作状況を監視する。また、電力系統監視制御システムは、電力を安定的に需要家へ供給することが求められているため、災害時等においても安定的に動作可能とし、保守性を高めるために、モニタリング対象とする機器を制御所間で切り替える技術が従来より検討されている。例えば、第1の制御所から第2の制御所の遠方モニタリングを行うことができ、第2の制御所が主にモニタリング対象とする機器を、第1の制御所がモニタリングすることができる。例えば、特開平2−287796号公報(特許文献1)は、計算機に接続する対話装置で現在実行中の処理情報を共有メモリに記憶し、計算機が切り替わる際に、切替先の計算機が共有メモリから処理情報を読み込んで処理を引き継ぐことを記載している。また、特開平10−293630号公報(特許文献2)は、中央処理装置の内蔵電源が切断された状態の時、中央処理装置から周辺装置に対して継続して発せられる電源切断指示信号と、周辺装置から発せられるデータ処理中を示す信号との論理和を取ることにより、周辺装置でのデータ処理中に、電源連動装置が誤って周辺装置への電力供給を切断することを防止する技術を記載している。また、特開2013−12094号公報(特許文献3)は、二重化制御装置において、制御系で発生した故障情報を取得して制御系/待機系の切替条件を判断して系を切り替える技術を記載している。
特開平2−287796号公報 特開平10−293630号公報 特開2013−12094号公報
電力系統監視制御システムにおいては、第1の制御所から第2の制御所の遠方モニタリングを行う場合、各制御所の計算機間で、計算機に接続される入力装置(マウス、キーボードなど)の制御信号を送受信する。すなわち、制御対象の切替時に、マウスやキーボードなどの入力装置の同期がとられている。一方、釦装置や警報装置などの周辺装置については計算機間で周辺装置の制御信号を送信しない構成となっている。そのため、第1の制御所が、制御対象を第2の制御所においてモニタリングされる機器へと切り替える際、第1の制御所において処理中の周辺装置は切り替えられず、第1の制御所に対して処理中でない周辺装置は切り替えられる。例えば遠方モニタリングの切替時に、第1の制御所において釦装置が処理中で切替がなされていない場合、第1の制御装置で釦装置に対して操作したことが第2の制御所において反映されないことになりうる。また、第1の制御所で警報装置が処理中であるために警報装置の切替がなされていない場合、第2の制御所において警報装置が作動していても第1の制御所の警報装置が作動しないことになりうる。
したがって、第1の制御所が監視対象を第2の制御所においてモニタリング対象とされる機器へと切り替える場合、マウスやキーボードなどの入力装置のみならず、釦装置や警報装置などの周辺装置についても同期をとって切り替える技術が必要とされている。本開示の目的は、遠方モニタリングの開始時に、入力装置と周辺装置とを同期して切替を可能とする技術を提供することである。
一実施形態に従う計算機は、機器の動作状況をモニタリングする制御所に配置されるものである。計算機は、ネットワークを介して他の制御所の計算機と通信可能に構成されている。計算機は、他の制御所の計算機と通信することにより、モニタリング対象の機器を、当該他の制御所がモニタリング対象としているものへと切り替え可能に構成されている。計算機は、操作者の操作を受け付けるための入力装置と接続するための第1のインタフェースと、計算機が配置される制御所がモニタリング対象とする機器を管理するための、少なくとも1つの周辺装置と接続するための第2のインタフェースと、第1および第2のインタフェースを介して計算機に接続される入力装置と周辺装置のそれぞれについて、動作中であるか否かを示す動作管理情報を記憶するように構成された記憶部と、計算機の動作を制御するための制御部とを備える。制御部は、計算機に接続される入力装置と周辺装置とのそれぞれについて、各装置が動作しているか否かに応じて動作管理情報を更新する更新処理部と、モニタリング対象の機器を他の制御所の計算機がモニタリング対象としているものへと切り替える切替時に、動作管理情報に基づいて、計算機に接続される各装置が動作しておらず、当該他の制御所の計算機に接続する各装置が動作していない場合に切替を実行する切替制御部とを含む。
上記一実施形態に従う計算機によると、モニタリング対象の機器の切替時に、入力装置のみならず周辺装置も含めて同期して切替を行う。これにより、入力装置と周辺装置とを同期させて切替を実行可能とし、モニタリングを行うモニタリング側のデータの整合性が取れるようになり、安全性と信頼性とがいっそう向上する。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態の遠方モニタリング切替システムの構成を示す図である。 動作管理テーブル122のデータ構造を示す図である。 計算機100が遠方モニタリングを開始するために他の制御所の計算機と処理を切り替える際の計算機100の動作を示すフローチャートである。 通常動作時か緊急時かに応じて計算機100が切替を実行する処理を示すフローチャートである。 動作中の装置がある場合に一定期間待機後に切替を行う場合の計算機100の切替処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態の電力系統監視制御システムにおける遠方モニタリング切替システムを説明する。
図1は、実施の形態の遠方モニタリング切替システムの構成を示す図である。図1に示すように、電力系統監視制御システムは、第1の制御所10、第2の制御所20など複数の制御所により構成されている。各制御所は、例えば一定範囲の地域における電力の供給状況を監視する。第1の制御所10は、ディスプレイ102と、計算機100と、入力装置131と、周辺装置141とを含む。第2の制御所20は、第1の制御所10と同様の構成を有し、ディスプレイ202と、計算機200と、入力装置231と、周辺装置241とを含む。以下、主に第1の制御所10の構成について説明し、第2の制御所20の構成は第1の制御所10と同様であるため説明を繰り返さない。
ディスプレイ102は、第1の制御所10がモニタリング対象とする各機器(例えば、開閉器など)の動作状況を表示する。
計算機100は、プロセッサ、メモリ、入出力インタフェースなどを備えるコンピュータシステムであり、ディスプレイ102、入力装置131および周辺装置141と接続される。ある局面において、計算機100は、第1の制御所10がモニタリング対象とする各機器の動作状況を示す情報を取得し、取得した情報に基づいてディスプレイ102へ映像を表示させるための映像信号を生成し、生成した映像信号をディスプレイ102へ出力することもある。計算機100は、ネットワーク90を介して他の制御所(第2の制御所20)の計算機(計算機200)と通信可能に構成されている。計算機100は、制御部105と、入力装置用IF(Interface)111と、周辺装置用IF112と、記憶部121とを備える。
入力装置用IF111は、入力装置131に含まれる各装置と計算機100とが接続するためのインタフェースである。計算機100は、汎用のソフトウェアにより入力装置131の各装置からの入力を受け付ける。例えば、計算機100において動作するOS(Operating System)は、マウス103やキーボード104が計算機100に接続された際にシーケンス制御を行うための機能を有する。入力装置131は、電力系統監視制御システムの操作者が行う入力操作を受け付ける。入力装置131は、マウス103、キーボード104その他の入力装置を含む。
周辺装置用IF112は、周辺装置141に含まれる各装置と計算機100とが接続するためのインタフェースである。計算機100は、予め、これら周辺装置141に含まれる各装置について、計算機100と信号を入出力するためのプログラムを記憶する。周辺装置141は、警報装置108、釦装置109、認証装置110その他の装置を含む。警報装置108は、第1の制御所10がモニタリング対象とする各機器に異常が発生した場合等、一定の条件が満たされた場合に警報を報知するための装置である。例えば、第1の制御所10においてモニタリング対象とする各機器の状態を示す信号を受信する装置(例えば、計算機100)がモニタリング対象の機器の異常(故障等)を検出した場合に警報装置108に警報を報知させる。釦装置109は、釦により操作者の操作を受け付ける。認証装置110は、操作者を認証する装置であり、例えば、計算機100を利用する操作者を認証する。
記憶部121は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、計算機100が使用するプログラムを記憶し、計算機100が使用する各種のデータを蓄積する。ある局面において、記憶部121は、動作管理テーブル122を記憶する。動作管理テーブル122は、計算機100に入力装置用IF111または周辺装置用IF112によって接続される各機器が動作しているか否かを管理するための情報である。詳しくは後述する。
制御部105は、記憶部121に記憶されるプログラムを読み込んで実行することにより、計算機100の動作を制御する。制御部105は、例えばプロセッサにより実現される。制御部105は、プログラムに従って動作することにより、更新処理部106と、切替制御部107としての機能を発揮する。
更新処理部106は、計算機100に接続される入力装置131と周辺装置141とのそれぞれについて、各装置が動作しているか否かに応じて動作管理テーブル122を更新する。すなわち、更新処理部106は、マウス103、キーボード104、警報装置108、釦装置109、認証装置110その他の計算機100に接続される装置のそれぞれについて、入力装置用IF111または周辺装置用IF112を介した信号の送受信状況に基づいて、データ処理中の装置については動作中であることを示すデータを動作管理テーブル122に書き込み、処理がなされていない装置については動作していない(非動作)であることを示すデータを動作管理テーブル122に書き込む。例えば、更新処理部106は、計算機100に接続される各装置とのシーケンス制御の開始に応じて、動作中であることを示すデータを動作管理テーブル122に書き込み、シーケンス制御の終了に応じて、動作していないことを示すデータを動作管理テーブル122に書き込む。
切替制御部107は、第1の制御所10がモニタリング対象とする機器を、他の制御所(第2の制御所20)の計算機(計算機200)がモニタリング対象としているものへと切り替える切替時に、動作管理テーブル122に基づいて、計算機100に接続される入力装置131および周辺装置141の各装置が動作しているか否かを確認する。切替制御部107は、ネットワーク90を介して、切替先となる計算機200から動作管理テーブル222を受信することにより、計算機200に接続する各装置(入力装置231および周辺装置241)が動作しているか否かを確認する。切替制御部107は、計算機100に接続する各装置が動作しておらず、計算機200に接続する各装置が動作していない場合に、モニタリング対象とする機器を、第2の制御所20がモニタリング対象としているものへと切り替える。また、切替制御部107は、計算機100に接続する各装置の動作状況を動作管理テーブル122に基づき取得し、計算機200に接続する各装置の動作状況を計算機200から受信する動作管理テーブル222に基づき取得し、これら各装置のうち動作中の装置がある場合は切り替え不可と判定する。このとき、計算機100は、切り替えできない要因、すなわち、動作中の装置を識別する情報を、例えばディスプレイ102に表示する等により報知する。
第1の制御所10がモニタリング対象とする機器を、第2の制御所20がモニタリング対象としているものへと切り替えた後、計算機100は、計算機200とネットワーク90を介して通信する。切替制御部107は、計算機200から、計算機200がモニタリング対象とする各機器の動作状況を示すデータを受信して、ディスプレイ102への表示、警報装置108による警報の報知などを行う。切替制御部107は、入力装置用IF111および周辺装置用IF112を介して受け付けた信号(操作者の入力操作を示す信号を含む)を計算機200へ送信する。
<データ構造>
図2を参照して、本実施の形態の計算機100が使用するデータの構造を説明する。
図2は、動作管理テーブル122のデータ構造を示す図である。動作管理テーブル122の各レコードは、装置名122Aと、状態122Bとを含む。
装置名122Aは、入力装置用IF111と周辺装置用IF112とによって計算機100に接続する各装置(マウス103、キーボード104、警報装置108、釦装置109、認証装置110その他の装置)を識別する情報を示す。
状態122Bは、装置名122Aに示される各装置が動作中であるか、動作していない(非動作)かを示す。更新処理部106は、動作していない装置については(切替可能である場合)、値「0(非動作)」を書き込み、動作中の装置については(切替不可である場合)、値「1(動作中)」を書き込む。
<動作>
図3から図5を参照して、計算機100の動作を説明する。
図3は、計算機100が遠方モニタリングを開始するために他の制御所の計算機と処理を切り替える際の計算機100の動作を示すフローチャートである。例えば、計算機100は、操作者から遠方モニタリング開始の指示を受け付けることにより、図3に示す処理を実行する。
ステップS301において、計算機100の切替制御部107は、記憶部121から動作管理テーブル122を読み込む。
ステップS302において、切替制御部107は、動作管理テーブル122を参照し、警報装置108が動作しているか否かを判定する。警報装置108が動作している場合(ステップS302においてYES)、切替制御部107は、ステップS306の処理を行い、そうでない場合(ステップS302においてNO)、ステップS303の処理を行う。
ステップS303において、切替制御部107は、釦装置109が動作しているか否かを判定する。釦装置109が動作している場合(ステップS303においてYES)、切替制御部107は、ステップS306の処理を行い、そうでない場合(ステップS303においてNO)、ステップS304の処理を行う。
ステップS304において、切替制御部107は、認証装置110が動作しているか否かを判定する。認証装置110が動作している場合(ステップS304においてYES)、切替制御部107は、ステップS306の処理を行い、そうでない場合(ステップS304においてNO)、ステップS305の処理を行う。
ステップS305において、切替制御部107は、遠方モニタリングを開始するため切替を行うか否かを判定する。切替を行う場合(ステップS305においてYES)、切替制御部107は、ステップS307の処理を行い、そうでない場合(例えば、切替を行わない時間帯である、操作者により「切替中止」の操作がなされる等)(ステップS305においてNO)、ステップS306の処理を行う。
ステップS306において、切替制御部107は、ディスプレイ102に、切替を行うことができない旨のダイアログを表示して処理を終了する(ステップS314)。
ステップS307において、切替制御部107は、ネットワーク90を介して切替先となる計算機200の動作管理テーブル222を取得して、取得した動作管理テーブル222をメモリから読み込む。
ステップS308において、切替制御部107は、切替先の警報装置208が動作しているか否かを判定する。警報装置208が動作している場合(ステップS308においてYES)、切替制御部107は、ステップS313の処理を行い、そうでない場合(ステップS308においてNO)、ステップS309の処理を行う。
ステップS309において、切替制御部107は、切替先の釦装置209が動作しているか否かを判定する。釦装置209が動作している場合(ステップS309においてYES)、切替制御部107は、ステップS313の処理を行い、そうでない場合(ステップS309においてNO)、ステップS310の処理を行う。
ステップS310において、切替制御部107は、切替先の認証装置210が動作しているか否かを判定する。認証装置210が動作している場合(ステップS310においてYES)、切替制御部107は、ステップS313の処理を行い、そうでない場合(ステップS310においてNO)、ステップS311の処理を行う。
ステップS311において、切替制御部107は、遠方モニタリングを開始するため切替を行うか否かを判定する。切替を行う場合(ステップS311においてYES)、切替制御部107は、ステップS312の処理を行い、そうでない場合(例えば、切替先となる計算機200が切替を行わないタイミングである等)(ステップS311においてNO)、ステップS313の処理を行う。
ステップS312において、切替制御部107は、モニタリング対象とする機器を、第1の制御所10から第2の制御所20のものへと切り替える。
ステップS313において、切替制御部107は、ディスプレイ102に、切替を行うことができない旨のダイアログを表示して処理を終了する(ステップS314)。
<緊急モード時の切替処理>
計算機100は、通常動作モードと、緊急時の緊急動作モードとを切り替えて動作することができることとしてもよい。緊急時とは、例えば、制御所が災害等により被災した場合に、別の制御所が監視を引き継ぐ必要がある場合等である。緊急時においては、計算機100および計算機200の各装置で同期がとられているか否かにかかわらず、直ちに切替を実行する。これにより、例えば制御所が被災すること等により操作者による操作が困難な局面においても、別の制御所が直ちに被災した制御所にかわってモニタリングを行うことができる。
切替制御部107は、通常動作モード時は、動作管理テーブル122に基づいて、計算機100に接続する各装置、および、他の制御所の計算機(計算機200)に接続する各装置がそれぞれ動作していない場合に切替を実行し、計算機100に接続する各装置および他の制御所の計算機(計算機200)に接続する各装置のいずれかが動作している場合は切替を待機する。切替制御部107は、緊急動作モードで動作する場合は、計算機100に接続する各装置および他の制御所の計算機(計算機200)に接続する各装置の動作状況にかかわらず切替を実行する。
図4は、通常動作時か緊急時かに応じて計算機100が切替を実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、切替制御部107は、計算機100が通常動作モードで動作しているか、緊急動作モードで動作しているかを判定する。計算機100が通常動作モードで動作している場合(ステップS401において「通常動作モード」)、切替制御部107は、ステップS403の処理を行い、そうでない場合(ステップS401において「緊急動作モード」)、ステップS405の処理を行う。
ステップS403において、切替制御部107は、計算機100の動作管理テーブル122と、切替先となる計算機200の動作管理テーブル222とに基づいて、図3に示す処理により、同期をとって切替を実行する。
ステップS405において、切替制御部107は、計算機100に接続する各装置、および、計算機200に接続する各装置の動作状況にかかわらず切替を実行する。
<一定期間待機後は切替実行>
計算機100は、遠方モニタリングを開始する際に、計算機100に接続する各装置および切替先となる計算機200に接続する各装置が動作していない場合に切替を実行する。ここで、計算機100に接続する各装置および計算機200に接続する各装置のいずれかが動作している場合は、計算機100は、切替を一定期間にわたって待機し、一定期間の経過後は、動作管理テーブル122および動作管理テーブル222に基づいて、各装置のうち動作していないものについて切替を実行する。このとき、計算機100は、動作管理テーブル122および動作管理テーブル222に基づいて、動作中であるため切替が完了していない装置については、その装置を識別する情報をディスプレイ102に表示する等により操作者へ報知する。これにより、操作者は、どの装置が切替完了しているか、また、どの装置が切り替わっていないかを容易に知ることができる。
図5は、動作中の装置がある場合に一定期間待機後に切替を行う場合の計算機100の切替処理を示すフローチャートである。
ステップS501において、切替制御部107は、切替元となる計算機100に記憶される動作管理テーブル122と、切替先となる計算機200に記憶される動作管理テーブル222とに基づいて、切替元の計算機100に接続する各装置および切替先となる計算機200に接続する各装置がいずれも動作していないか(切替可能であるか)を判定する。各装置がいずれも動作していないと判定される場合(切替可能である場合)、切替制御部107は、ステップS503の処理を行い、そうでない場合(ステップS501において、「いずれかの装置が動作中」)、ステップS505の処理を行う。
ステップS503において、切替制御部107は、遠方モニタリングを開始するため、モニタリング対象の機器を、第2の制御所20がモニタリングするものへと切り替える切替処理を実行する。
ステップS505において、切替制御部107は、一定期間が経過するまで待機する。なお、この待機している期間において、計算機100および計算機200に接続する各装置がいずれも動作していない状態(切替可能な状態)になった場合、計算機100は、切替処理を実行する。
ステップS507において、切替制御部107は、一定期間が経過しても、計算機100および計算機200に接続する各装置のいずれかが動作している場合、動作管理テーブル122および動作管理テーブル222に基づいて、切替可能な装置から切替を実行する。
ステップS509において、切替制御部107は、動作管理テーブル122および動作管理テーブル222に基づいて、動作中であるために切替が完了していない装置(未切替の装置)を識別する情報を、ディスプレイ102に表示する等により報知する。
<まとめ>
本実施の形態に係る遠方モニタリング監視システムによると、各計算機において、入力装置および周辺装置の状態を管理するためのテーブル(動作管理テーブル122)を設け、各装置の動作状況に応じてテーブルを更新することにより、遠方モニタリング開始時には、テーブルの情報を確認することで、周辺装置も含めて同期をとって切り替えることができる。
また、動作管理テーブル122を用いて動作中の装置を管理しているため、計算機100に周辺装置を追加した場合にも、更新処理部106が追加された周辺装置の動作状況を動作管理テーブル122で管理することで、容易に同期をとった切替が可能となる。
ある局面において、本実施の形態に係る計算機は、プロセッサと、当該プロセッサで実行されるプログラムとにより実現される。本実施の形態を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 第1の制御所、20 第2の制御所、90 ネットワーク、100 計算機、102 ディスプレイ、103 マウス、104 キーボード、105 制御部、106 更新処理部、107 切替制御部、108 警報装置、109 釦装置、110 認証装置、111 入力装置用IF、112 周辺装置用IF、121 記憶部、122 動作管理テーブル、131 入力装置、141 周辺装置、200 計算機、202 ディスプレイ、203 マウス、204 キーボード、205 制御部、206 更新処理部、207 切替制御部、208 警報装置、209 釦装置、210 認証装置、211 入力装置用IF、212 周辺装置用IF、221 記憶部、222 動作管理テーブル、231 入力装置、241 周辺装置。

Claims (5)

  1. 機器の動作状況をモニタリングする制御所に配置される計算機であって、
    前記計算機は、ネットワークを介して他の制御所の計算機と通信可能に構成されており、前記他の制御所の計算機と通信することにより、モニタリング対象の機器を、当該他の制御所がモニタリング対象としているものへと切り替え可能に構成されており、
    前記計算機は、
    操作者の操作を受け付けるための入力装置と接続するための第1のインタフェースと、
    前記計算機が配置される前記制御所が前記モニタリング対象とする前記機器を管理するための、少なくとも1つの周辺装置と接続するための第2のインタフェースと、
    前記第1および前記第2のインタフェースを介して前記計算機に接続される前記入力装置と前記周辺装置のそれぞれについて、動作中であるか否かを示す動作管理情報を記憶するように構成された記憶部と、
    前記計算機の動作を制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記計算機に接続される前記入力装置と前記周辺装置とのそれぞれについて、各装置が動作しているか否かに応じて前記動作管理情報を更新する更新処理部と、
    前記モニタリング対象の機器を前記他の制御所の計算機がモニタリング対象としているものへと切り替える切替時に、前記動作管理情報に基づいて、前記計算機に接続される各装置が動作しておらず、当該他の制御所の計算機に接続する各装置が動作していない場合に、前記切替を実行する切替制御部とを含む、計算機。
  2. 前記制御部の前記切替制御部が前記切替を実行することは、
    前記切替時に、前記他の制御所の計算機と通信することにより、当該他の制御所の計算機が記憶する前記動作管理情報を受信し、受信した前記動作管理情報に基づいて、当該他の制御所の計算機に接続する各装置が動作しているか否かを判定し、当該他の制御所の計算機に接続する各装置が動作しておらず、前記計算機が記憶する前記動作管理情報に基づいて前記計算機に接続する各装置が動作していないと判定される場合に前記切替を実行することを含む、請求項1に記載の計算機。
  3. 前記制御部の前記切替制御部は、
    前記計算機に接続する各装置、および、前記他の制御所の計算機に接続する各装置のうち、前記動作管理情報に基づいて、動作中の装置がある場合は切り替え不可と判定し、動作中の装置を識別する情報を報知するように構成されている、請求項2に記載の計算機。
  4. 前記計算機は、通常動作モードと、緊急時の緊急動作モードとを切り替えて動作するよう構成されており、
    前記制御部の前記切替制御部が前記切替を実行することには、前記通常動作モード時は前記動作管理情報に基づいて、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置が動作していない場合に前記切替を実行し、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置のいずれかが動作している場合は前記切替を待機し、前記緊急動作モードで動作する場合は、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置の動作状況にかかわらず前記切替を実行することを含む、請求項1に記載の計算機。
  5. 前記制御部の前記切替制御部は、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置が動作していない場合に前記切替を実行し、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置のいずれかが動作している場合は前記切替を予め定められた期間にわたって待機し、前記予め定められた期間の経過後は、前記計算機に接続する各装置および前記他の制御所の計算機に接続する各装置のうち動作していない装置について切替を実行し、前記切替が完了していない装置を識別する情報を報知するように構成されている、請求項1に記載の計算機。
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