JP2005195946A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手作業による運搬作業の遅延を解消し得るようにした上で、特に運搬作業時に限らず機器本体内のメンテナンス時にも役立つようにする。
【解決手段】 持ち上げ時の把持用として装置本体部20に出没自在に装着された把手部材70を有する画像形成装置10であり、把手部材70は、取り外し可能に装置本体部20に装着されているとともに、先端部に工具部72が設けられている。把手部材70は、把持部71と工具部72とからなり、特に把持部71は、工具のグリップ部を兼用している。
【選択図】 図2

Description

運搬するときの持ち上げ時の把持用として機器本体に出没自在に装着された把手を有する画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されたような、機器本体に出没自在に装着された把手を有する画像形成装置が知られている。前記把手は、機器本体における作像部より上方位置の四角部にそれぞれ設けられ、普段は邪魔にならないように機器本体内に収納されている一方、設置位置への運び込みや設置位置からの運び出し、あるいは位置替え等のために画像形成装置を運搬するときには機器本体から引き出されて持ち上げ用の把持部として利用されるようになっている。
かかる把手は、重量部分である作像部の上方位置に設けられているため、いわゆる振り子モデルの原理により画像形成装置を持ち上げた状態が安定し、重量物である画像形成装置の手作業による運搬に適している。
特開2002−296857号公報
ところで、上記のような画像形成装置の運搬作業時には、機器本体内の可動部分の一時的な固定や据え付け後の微調整のために工具が必要になるのが一般的であるが、手近に工具が存在しない場合にはそれを探し回らなければならず、これによって運搬作業が遅延するという不都合がしばしば生じていた。
また、機器本体の運搬時に限らず、通常のメンテナンス時においても工具は必要であるが、工具の持参を失念した場合など、前記同様の不都合が生じる。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであって、主に手作業による運搬作業時における機器本体内の各種機器の微調整を容易に行い得るようにし、これによって運搬に係る各種作業が遅延しないように、さらに運搬作業時に限らず機器本体内のメンテナンス時にも役立つようにした画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、持ち上げ時の把持用として機器本体に装着された把手を有する画像形成装置であって、前記把手は、機器本体に挿脱自在に装着されているとともに、挿入側の先端部に工具部が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、画像形成装置の運搬時には機器本体内に収納されている把手を当該機器本体から引き出し、この引き出された把手を把持することで画像形成装置を容易に持ち上げて運ぶことができる一方、機器本体内の各種機器類の調整等で工具部が必要な場合には、把手を機器本体から取り外し、把手の先端部の工具部を使用することができるため、たとえ手近に工具がなかったり、工具の持参を失念したような場合であっても把手の先端部に設けられた工具を直ちに使用することで対応することができ、工具を探しまわることによる時間のロスがなくなり、作業効率が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記把手は、前記工具部のグリップ部を兼用していることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、把手を工具部のグリップとして利用することができるため、工具部を使用するために当該工具部に別途操作用のグリップを取り付ける必要がなくなり便利である。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記把手は複数設けられ、各把手には、それぞれ機能の異なる工具部が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、各種の機能を備えた工具部を使用することが可能になり、機器本体内の各種の機器の調整や部品交換等のメンテナンスに広汎に対応し得るようになる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記機器本体には、前記工具部に磁力を付与する磁石が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、把手を機器本体内に収納しておくことで磁石の磁力が工具部に付与されて工具部自体が磁力を帯びるため、ビスなどの小部品を工具部に磁着させることが可能になり、機器本体内の機器の調整や部品交換等のメンテナンス作業が容易になる。
請求項5記載の発明は、棒状の把持部と、その先端側に一体的に設けられた工具部とを有する把手部材と、直方体状の機器本体の四角部に設けられ、前記把手部材を挿脱可能とする挿通孔を有する把手取付け部材とを備えてなる画像形成装置であって、前記把手部材は、把手取付け部材に対し前記把持部が完全に前記把手取付け部材内に収納された状態と、前記把持部が前記把手取付け部材から突出した状態と、前記把手取付け部材から取り外された状態との間で状態変化可能に構成され、前記挿通孔には、少なくとも前記収納状態において工具部に磁力を付与する磁石部材が内装されていることを特徴とするものである。
かかる構成を採用したことにより、画像形成装置の運搬時には機器本体の四角部に設けられた把手取付け部材内に収納されている各把手部材の把持部を引き出し、この引き出された把持部を把持することで画像形成装置を容易に持ち上げて運ぶことができる一方、機器本体内の各種機器類の調整等で工具部が必要な場合には、把手を機器本体から取り外し、把手の先端部の工具部を使用することができるため、たとえ手近に工具がなかったり、工具の持参を失念したような場合であっても把手の先端部に設けられた工具を直ちに使用することで対応することができ、工具を探しまわることによる時間のロスがなくなり、作業効率が向上する。
また、把手部材の把持部を把手取付け部材内に収納しておくことで把手取付け部材に内装された磁石部材の磁力が工具部に付与されて工具部自体が磁力を帯びるようになるため、ビスなどの小部品を工具部に磁着させることが可能になり、機器本体内の機器の調整や部品交換等のメンテナンス作業が容易になる。
請求項1記載の発明によれば、画像形成装置の運搬時には機器本体内に収納されている把手を当該機器本体から引き出し、この引き出された把手を把持することで画像形成装置を容易に持ち上げて運ぶことができる一方、機器本体内の機器類の調整等で工具部が必要な場合には、把手を機器本体から取り外すことにより、把手の先端部に設けられた工具部を直ちに使用することができるため、たとえ手近に工具がなかったり、工具の持参を失念したような場合であっても工具を探すことによる時間のロスをなくすことができ、機器本体内の各種の機器の調整作業を迅速に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、把手は、工具部のグリップ部を兼用しているため、把手を工具部のグリップとして利用することができる。
請求項3記載の発明によれば、把手は複数設けられ、各把手には、それぞれ機能の異なる工具部が設けられているため、画像形成装置のメンテナンス時などに各種の機能を備えた工具部を使用することが可能になり、機器本体内の各種の機器の調整やメンテナンスに迅速かつ容易に対応することができる。
請求項4記載の発明によれば、工具部に磁力を付与する磁石が設けられているため、把手を機器本体内に収納しておけば、磁石の磁力が工具部に付与されて工具部自体が磁力を帯びるようになり、これによってビスなどの小部品を工具部に磁着させることが可能になるため、機器本体内の機器の調整作業や部品交換作業等をさらに容易かつ迅速に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置の運搬時には機器本体の四角部に設けられた把手取付け部材内に収納されている各把手部材の把持部を引き出し、この引き出された把持部を把持することで画像形成装置を容易に持ち上げて運ぶことができる一方、機器本体内の各種機器類の調整等で工具部が必要な場合には、把手を機器本体から取り外し、把手の先端部の工具部を使用することができるため、たとえ手近に工具がなかったり、工具の持参を失念したような場合であっても把手の先端部に設けられた工具を直ちに使用することで対応することができ、工具を探しまわることによる時間のロスがなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、把手部材の把持部を把手取付け部材内に収納しておくことで把手取付け部材に内装された磁石部材の磁力が工具部に付与されて工具部自体が磁力を帯びるようになるため、ビスなどの小部品を工具部に磁着させることが可能になり、機器本体内の機器の調整や部品交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、複写機として使用されるものであり、上下方向の中間位置に設けられた装置本体部(機器本体)20と、その上面に一体に取り付けられた原稿処理部30と、装置本体部20の下部に当該装置本体部20とは別体で配設された給紙装置部40とを備えた基本構成を有している。
前記装置本体部20は、給紙装置部40から送られてきた用紙に電子写真方式によりトナー像を定着させるためのものであり、略中央部に感光体ドラム21が装備され、この感光体ドラム21の周りに図略の帯電、露光、現像、転写、クリーニング手段などが配置されている。また、装置本体部20内の適所に形成された用紙搬送路の下流側には図略の定着手段が配置されている。原稿処理部30は原稿を所定の画像読取部まで搬送し、CCDを利用して光学的に読み取った原稿情報を装置本体部20へデジタル情報として送り出すためのものである。
給紙装置部40は、複数段で設けられた引き出し自在の用紙カセット41に収納された各種サイズの用紙を装置本体部20に内装された図略の制御部の指令に基づいて逐次、装置本体部20へ供給するためのものである。そして、装置本体部20で用紙上にトナー像が定着された用紙は、装置本体部20の上面であって原稿処理部30の一部が切り欠かれた状態で形成された胴内排紙部31あるいは装置本体部20の側面に取り付けられた外部排紙部22へ向けて排紙されるようになっている。
この原稿処理部30を備えた画像形成装置本体2の重心位置は、概ね装置本体部20内に配置された感光体ドラム21近傍に設定されている。そして、この原稿処理部30が載置固定される画像装置本体部20の四角上縁部には、後述する把手部材70が引き出し自在に収納されている。
つぎに、図2を基に装置本体部20のフレーム構造(装置本体部フレーム構造23)および原稿処理部30のフレーム構造(原稿処理部フレーム構造32)について説明する。図2は、現像装置20および原稿処理部30のフレーム構造の一実施形態を示す斜視図であり、装置本体部フレーム構造23の頂部に原稿処理部フレーム構造32が固定された状態を示している。
図2に示すように、装置本体部フレーム構造23は、金属製のベース基板24と強化型ポリカーボネート樹脂製の背面基板25とが使用され、これらベース基板24および背面基板25にプレス加工が施された複数の棒状部材若しくは板状部材をねじで固定することにより直方体状に形成されている。
具体的には、ベース基板24の図中奥側の側縁に背面基板25が嵌め込まれ、ねじで固定されている。またベース基板24の図中手前側には前部フレームが形成されている。この前部フレームは、プレス加工が施された金属製の一対の柱状フレーム26と、これら一対の柱状フレーム26の上端を結ぶ水平フレーム27とがねじ止めでベース基板24に対して立設固定されることによって形成されている。さらにこの水平フレーム27と背面基板25とは、水平に架設された補強部材271とLSU(レーザースキャナユニット)を載置する天板272とによって互いに一体的に連結されている。
一方、原稿処理部フレーム構造32は、前記装置本体部フレーム構造23の補強部材271の図中右側に立設された右側板33と、装置本体部フレーム構造23の図中左側に立設された左側板34と、これら両側板33,34の頂部間に水平に架設された金属製の頂部基板35とを備えて構成されている。頂部基板35は、背面側の縁部から下方に垂下した図略の垂下板を有し、側面視でL字状を呈している。垂下板の下縁部は前記装置本体部フレーム構造23の背面基板25の上縁部に連結されている。この2つの側板33、34の図中奥側の下方縁には、前述した水平フレーム27と同様の図略の水平フレームが、頂部基板35の垂下板下端縁に沿って一体的に取り付けられ、強度を高めている。さらに、図中左の柱状フレーム26と背面基板25との間には補強ステー261が一体的に架設され、これによって装置本体部フレーム構造23のフレーム強度が高められている。
一方、天板272の下方側の図中右方位置には、引出可能に現像部を載置する現像部載置板28が設けられている。この現像部載置板28は、水平フレーム27から垂下された補強フレーム281、前記柱状フレーム26および背面基板25に支持されている。また、ベース基板24上の両側部には、図略の作像部を引き出し自在に取り付けるための引き出し部材(図示せず)を固定するための取付アングル241が幅方向一対で取り付けられている。
このように構成された装置本体フレーム30のベース基板24、背面基板25、現像部載置板28および天板272とで囲まれた空間に、感光体ドラムを中心とした電子写真方式の作像部が収納される。また、この作像部で形成されたトナー像は、LSUを載置するための天板272と頂部基板35との間に形成された胴内排紙空間に排出される。
そして、本発明に係る把手部材(把手)70は、このように構成された装置本体部フレーム構造23の四角部に挿脱自在に取り付けられている。
図3〜図5は、装置本体部フレーム構造23の四角部にそれぞれ設けられた把手取付け部材50の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図3は、把手部材70が収納ブロックから引き出された状態、図4は、把手部材70が収納ブロックの収納位置に収められた状態、図5は、把手部材70が収納ブロックの把持位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。また、図6は、図4のA−A線断面図であり、(イ)は、把手部材70が収納ブロックの収納位置に位置設定された状態、(ロ)は、把手部材70が収納ブロックの把持位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。さらに、図7は、図4のB−B線断面図であり、(イ)は、係止突起73がガイド溝53に位置した状態、(ロ)は、係止突起73が係止溝55に嵌り込んだ状態をそれぞれ示している。
まず、図3を基に第1実施形態に係る把手部材70について説明する。この図に示すように、把手部材70は、棒状の把持部71と、この把持部71の先端側(図3における左端部)から同心で一体的に突設された工具部72とを備えて構成されている。把持部71は、硬質の合成樹脂材料によって形成され、先端側の周面における点対称位置には、互いに反対方向に向けて突設された一対の係止突起73が設けられている一方、基端側には同心で把持部71より大径に設定された円形の頭部74が設けられている。かかる把持部71の略中央部には、周面が切り込まれることによって形成された位置決めマーク76が設けられている。この位置決めマーク76は、把手部材70が把持位置に位置設定された状態(図5)を表示するためのものであり、この位置決めマーク76を把手取付け部材50の入口(後述の挿通孔52の入口)に合わせることにより把手部材70が把持位置に位置設定されるようになっている。
前記係止突起73は、本実施形態においては直方体状に形成されているが、直方体状であることに限定されるものではなく、三角形状や半円状等各種の形状に設定可能である。また前記頭部74も円形であることに限定されるものではなく、矩形状や多角形状等であってもよい。
前記工具部72は、鉄等の磁性材料によって形成され、その先端部に端面視で十字状に形成されたプラスドライバ75が設けられている。これによって把手部材70は、プラスドライバとして利用することができる。なお、工具部72の先端に形成される機能部分は、プラスドライバ75であることに限定されるものではなく、マイナスドライバであってもよいし、雄レンチや雌レンチであってもよい。
前記把手取付け部材50は、図3に示すように、鉄等の金属材料で形成された長尺直方体状の収納ブロック51と、この収納ブロック51に一体的に内装される磁石部材56とを備えて構成されている。前記収納ブロック51は、長さ寸法が把手部材70の長さ寸法と略同一に設定されている。かかる収納ブロック51には、長手方向に延びる中心線に沿って挿通した挿通孔52が貫設されているとともに、端面視でこの挿通孔52の上下の点対称位置に長手方向の全長に亘って凹設された上下一対のガイド溝53が設けられている。
前記挿通孔52は、内径寸法が把手部材70の把持部71の外径寸法より若干大きめに設定されているとともに、前記ガイド溝53は、把持部71の係止突起73が嵌り込み得るように端面視の形状が設定されている。従って、把持部71を工具部72を介して挿通孔52に挿入すると、一対の係止突起73が対応したガイド溝53にそれぞれ嵌り込み、把持部71は、これらのガイド溝53に案内されつつ挿通孔52内に嵌り込むことになる。
また、収納ブロック51の各角部には、上下方向に貫通した装着孔54がそれぞれ貫設され、これらの装着孔54にボルト61を通して水平フレーム27に穿設された所定の孔に貫通させ、ナット62で締結することにより、図4に示すように、把手取付け部材50が水平フレーム27に固定されるようになっている。
このような収納ブロック51には、挿通孔52の内周面に凹設された前後一対の係止溝55(収納位置側係止溝551および把持位置側係止溝552)が設けられている。各係止溝55は、把手部材70が挿通孔52内に差し込まれた状態で頭部74の操作により把持部71を軸心回りに所定方向(図3に示す例では反時計方向)に回すことにより係止突起73を嵌め込むものであり、図7に示すように、上下のガイド溝53から反時計方向に向けて略90°の範囲に亘って一対で設けられている。
そして、前記収納位置側係止溝551は、把手部材70が、図6の(イ)に示すように、収納ブロック51の収納位置に位置設定された状態と対応する位置に設けられている一方、前記把持位置側係止溝552は、図6の(ロ)に示すように、把手部材70が収納ブロック51の把持位置に位置設定された状態と対応する位置に設けられている。
前記磁石部材56は、把手取付け部材50に収納されている把手部材70の工具部72を磁化するために挿通孔52に内装固定されるものであり、断面視で略半円の円弧状を呈し、長さ寸法が収納ブロック51のそれと略同一に設定されている。かかる磁石部材56は、曲率外径寸法が収納ブロック51の挿通孔52の内径寸法より僅かに小さく設定されているとともに、曲率内径寸法が把持部71の外径寸法より僅かに大きく設定されている。
そして、このような磁石部材56は、その一対がガイド溝53と干渉しない状態で収納ブロック51の挿通孔52の内周面に所定の接着剤を介して密着固定されることにより、ガイド溝53内に対向配置されるようになっている。一対の磁石部材56が挿通孔52内に対向配置された状態で、一対の磁石部材56間には把持部71が収納され得る収納空間57が形成されるとともに、一対の磁石部材56の長手方向に延びる各縁部間には、把持部71の係止突起73を通過させ得る隙間が形成された状態になる。
このような磁石部材56には、前記収納ブロック51の一対の係止溝55に対応した位置に切欠き部58(収納位置側切欠き部581および把持位置側切欠き溝582)がそれぞれ設けられ、把持部71の係止突起73はこれらの切欠き部58を介して対応した係止溝55に嵌め込まれるようになっている。
このように構成された把手取付け部材50によれば、把手部材70が把手取付け部材50に収納され、かつ、収納状態がロックされた状態では、図4および図6の(イ)に示すように、把持部71が収納空間57の奥部にまで挿入され、これによって頭部74が収納ブロック51の入口側(図6における右側)の端面に当止するとともに、把持部71の一対の係止突起73が把手取付け部材50の対応した各収納位置側切欠き部581(図7の(ロ))を介して各収納位置側係止溝551にそれぞれ嵌り込み、これによって把手取付け部材50が抜止めされた状態になっているとともに、工具部72が磁石部材56によって磁化される。
この状態で把持部71の頭部74を軸心回りに図4における時計方向に略90°回動すると、係止突起73は、収納位置側係止溝551から抜け出してロック状態が解消され,かつ、ガイド溝53に嵌り込むため(図7の(イ))、頭部74を摘持して手前に引けば、把持部71が把手取付け部材50から引き出されることになる。
そして、把持部71の把手取付け部材50からの引き出しに際し、位置決めマーク76が収納ブロック51から外部に露出した時点で引き出し操作を中止し、引き続き摘持している頭部74を軸心回りに反時計方向に回すことにより、把持部71の一対の係止突起73が、図5、図6の(ロ)および図7の(ロ)に示すように、一対の把持位置側係止溝552に嵌り込み、これによって把手部材70が抜け止め状態で把持位置に位置設定されることになる。この状態で各把持部71を把持することにより、装置本体部20および原稿処理部30を(図1)給紙装置部40から切り離して持ち上げることができる。
一旦把持位置に位置設定された把手部材70を把手取付け部材50内に収納するに際しては、図5に示す状態において、頭部74を軸心回りに時計方向に略90°回動し、係止突起73を把持位置側切欠き溝582から抜け出させた状態で、把持部71を収納ブロック51内に押し込めばよい。こうすることによって把手部材70は、その係止突起73が収納ブロック51のガイド溝53に案内されつつ収納ブロック51内に押し込まれて把手取付け部材50内に収納されることになる。そして、把持部71が収納ブロック51内に完全に押し込まれた後、頭部74を軸心回りに反時計方向に回すと、図4および図6の(イ)に示すように、係止突起73が収納位置側係止溝551に嵌り込み、これによって把手部材70は把手取付け部材50から抜け止め状態になる。
そして、把手部材70を工具として使用するときには、把手部材70を、図2の手前左側に示すように、把手取付け部材50から完全に引き出せばよい。そうすれば、把持部71の先端には、図3に示すように、工具部72が設けられているため、この工具部72を機器の補修用の工具として利用することができる。この際、把持部71が工具部72を操作するためのグリップとして機能する。
以上詳述したように、本発明に係る画像形成装置10は、持ち上げ時の把持用として装置本体部20に出没自在に装着された把手部材70を有するものであり、把手部材70は、取り外し可能に装置本体部20に装着されているとともに、先端部に工具部72が設けられているため、画像形成装置10の運搬時には装置本体部20内に収納されている把手部材70を当該装置本体部20から引き出し、この引き出された把手部材70を把持することで画像形成装置10を容易に持ち上げて運ぶことができる一方、画像形成装置10内の機器類の調整等で工具が必要な場合には、把手部材70を装置本体部20から取り外すことにより把手部材70の先端部に形成された工具部72を利用することができるため、たとえ手近に工具がなかったり、工具の持参を失念したような場合であっても工具を探しまわる時間のロスがなくなり、迅速に機器類のメンテナンス作業を行うことができる。
また、把手部材70は、把持部71と工具部72とからなり、特に把持部71は、工具のグリップ部を兼用しているため、工具を使用するために別途操作用のグリップを取り付ける必要がなくなり便利である。
また、把手部材70は画像形成装置10に複数設けられ、各把手部材70にそれぞれ機能の異なる工具を設けておけば、画像形成装置10の近傍に各種の工具を予め用意しておかなくてもよく、装置本体部20内の各種の機器の調整やメンテナンスに対し広汎に対応することができる。
さらに、把手取付け部材50は、収納ブロック51と、この収納ブロック51の挿通孔52に嵌め込まれたに磁石部材56とからなっているため、把手部材70を把手取付け部材50内に収納することにより、把手部材70の工具部72は、磁石部材56の磁気によって磁力が付与され工具部72自体が磁化してビスなどの小部品を工具部72に磁着させることが可能になり、装置本体部20内の機器の調整や部品交換作業が容易になる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、把手部材70が装置本体部20に設けられているが、本発明は、把手部材70を装置本体部20に設けることに限定されるものではなく、給紙装置部40に設けてもよいし、双方に設けてもよい。
(2)上記の実施形態においては、把手取付け部材50は、収納ブロック51と、この収納ブロック51に内装される磁石部材56とを備えて構成されているが、本発明は、把手取付け部材50が収納ブロック51と磁石部材56とからなることに限定されるものではなく、把手取付け部材50を収納ブロック51のみによって構成してもよい。
(3)上記の実施形態において、磁石部材56を収納ブロック51の工具部72が位置する部分にのみ設けるようにしてもよい。こうすることによって高価な磁石部材56の量を最小限に節約した上で、工具部72への磁力付与を確実に行うことができる。
(4)上記の実施形態においては、把手取付け部材50の長さ寸法を把手部材70の長さ寸法と略同一に設定しているが、こうする代わりに収納ブロック51の長さ寸法を、把持位置に位置設定された把手部材70の把持部71が収容されている部分と同一の長さ寸法としてもよい。こうすることによって把手取付け部材50の材料コストを低減させた上で、把手部材70の把持部71を把持して装置本体部20を持ち上げたときの収納ブロック51による装置本体部20の支持を確実に行うことが可能になる。この場合、磁石部材56は、把手部材70の工具部72に対応して収納ブロック51の外側における装置本体部20の所定のフレーム(例えば水平フレーム27)に設ければよい。
(5)上記の実施形態においては、画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置10が複写機であることに限定されるものではなく、画像形成装置10がファクシミリ装置や各種のプリンタであってもよい。
(6)図8は、把手部材70の他の実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、第2実施形態、(ロ)は第3実施形態、(ハ)は、第4実施形態のものをそれぞれ示している。
まず、第2実施形態の把手部材701は、工具部721としてレンチ751を備えたものが採用されている。その他は、第1実施形態の把手部材70と同様である。また、、第2実施形態の把手部材702は、工具部722としてマイナスドライバ752を備えたものが静養されている。その他は、第1実施形態の把手部材70と同様である。さらに、第3実施形態の把手部材703は、工具部724としてピンセット753を備えたものが採用されている。その他は、第1実施形態の把手部材70と同様である。
因みに、本発明は、工具部721,722,723がプラスドライバ75、レンチ751、マイナスドライバ752、あるいはピンセット753を備えたものであることに限定されるものではなく、これら以外の各種の工具の機能部分を備えたものであってもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 現像装置および原稿処理部のフレーム構造の一実施形態を示す斜視図である。 把手取付け部材の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、把手部材が収納ブロックから引き出された状態を示している。 図3示す把手部材が収納ブロックの収納位置に収められた状態を示す一部切欠き斜視図である。 図3に示す把手部材が収納ブロックの収納位置に収められた状態を示す一部切欠き斜視図である。 図4のA−A線断面図であり、(イ)は、把手部材70が収納ブロックの収納位置に位置設定された状態、(ロ)は、把手部材70が収納ブロックの把持位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 図4のB−B線断面図であり、(イ)は、係止突起がガイド溝に位置した状態、(ロ)は、係止突起が係止溝に嵌り込んだ状態をそれぞれ示している。 把手部材の他の実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、第2実施形態、(ロ)は第3実施形態、(ハ)は、第4実施形態のものをそれぞれ示している。
符号の説明
10 画像形成装置 20 装置本体部
21 感光体ドラム 22 外部排紙部
23 装置本体部フレーム構造 24 ベース基板
241 取付アングル 25 背面基板
26 柱状フレーム 261 補強ステー
27 水平フレーム 271 補強部材
272 天板 28 現像部載置板
281 補強フレーム 30 原稿処理部
31 胴内排紙部 32 原稿処理部フレーム構造
33 右側板 34 左側板
35 頂部基板 40 給紙装置部
41 用紙カセット 50 把手取付け部材
51 収納ブロック 52 挿通孔
53 ガイド溝 54 装着孔
55 係止溝 551 収納位置側係止溝
552 把持位置側係止溝 56 磁石部材
57 収納空間 58 切欠き部
581 収納位置側切欠き部 582 把持位置側切欠き溝
61 ボルト 62 ナット
70,701,702,703 把手部材(把手)
71 把持部 72,721,722,723 工具部
73 係止突起 74 頭部
75 プラスドライバ 751 レンチ
752 マイナスドライバ 753 ピンセット
76 位置決めマーク

Claims (5)

  1. 持ち上げ時の把持用として機器本体に装着された把手を有する画像形成装置であって、
    前記把手は、機器本体に挿脱自在に装着されているとともに、挿入側の先端部に工具部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記把手は、前記工具のグリップ部を兼用していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記把手は複数設けられ、各把手には、それぞれ機能の異なる工具が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記機器本体には、前記工具に磁力を付与する磁石が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 棒状の把持部と、その先端側に一体的に設けられた工具部とを有する把手部材と、直方体状の機器本体の四角部に設けられ、前記把手部材を挿脱可能とする挿通孔を有する把手取付け部材とを備えてなる画像形成装置であって、
    前記把手部材は、把手取付け部材に対し前記把持部が完全に前記把手取付け部材内に収納された状態と、前記把持部が前記把手取付け部材から突出した状態と、前記把手取付け部材から取り外された状態との間で状態変化可能に構成され、
    前記挿通孔には、少なくとも前記収納状態において工具部に磁力を付与する磁石部材が内装されていることを特徴とする画像形成装置。
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