JP2005194444A - 建材用発泡シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 透湿・防水性建材用発泡シートおよびその製造方法を提案する。
【解決手段】1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)100重量部に対し無機充填剤(C)5〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部重量部からなる組成物を1.5〜10倍に発泡させたものであり、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が密度が0.850〜0.900g/cm3、MFRが0.1〜150g/10分、Mw/Mnが3以下であり、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が密度0.860〜0.900、MFRが0.3〜100、低密度ポリエチレン(B)が密度が0.900〜0.940、MFRが0.1〜100である。
【解決手段】1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)100重量部に対し無機充填剤(C)5〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部重量部からなる組成物を1.5〜10倍に発泡させたものであり、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が密度が0.850〜0.900g/cm3、MFRが0.1〜150g/10分、Mw/Mnが3以下であり、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が密度0.860〜0.900、MFRが0.3〜100、低密度ポリエチレン(B)が密度が0.900〜0.940、MFRが0.1〜100である。
Description
本発明は、建築材料として、ハウスラップ、屋根下地材等に用いられる建材用発泡シートに関するものである。
住宅その他の建築物の壁面や屋根には、室内・室外の気温差により発生する結露や雨水その他の屋外からの水による黴の繁殖を防ぐため、透湿性を有する防水シートが広く用いられている。
このようなハウスラップは、これらを固定するためにタッカー釘を用いるのが一般的で、屋根下地材に用いられる場合には、瓦の上から屋根下地材を貫いて、野地板まで瓦固定用釘が打ち込まれる。
このため、外壁、及び瓦の隙間を通じて侵入してきた雨水が、ハウスラップや屋根下地材に生じた釘穴から侵入しやすく、特に屋根では、瓦の釘穴から侵入した雨水が、さらに屋根下地材の釘穴から侵入して、野地板が腐食するという問題点があるため、釘穴での止水性が強く要求される。
特開平08−184142では、特定の反発弾性率を有す合成シートと多孔質のシートを積層したものが提案されている。また特開平09−324062では、特定のモル比からなるエチレンとプロピレンの共重合体からなる多孔質のシートが提案されている。これらは防水性・釘穴止水性と透湿性のバランスに優れるが、重量(目付け)が大きいため、作業性が悪化することが欠点であった。(特許文献1,2)
特開平08−184142号公報
特開平09−324062号公報
本発明はでは、上記問題点を解消できる透湿・防水性建材用発泡シートおよびその製造方法を提案することである。
本発明の建材用発泡シートは、下記(1)〜(3)の要件を満たす1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成される下記(1’)、(2’)の要件を満たすエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、下記(1”)、(2”)の要件を満たす低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)100重量部に対し無機充填剤(C)5〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部重量部からなる組成物を1.5〜10倍に発泡させたものであり、
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が
(1)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.900g/cm3、
(2)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜150g/10分
(3)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が
(1’)密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.900g/cm3
(2’)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.3〜100g/10分
前記低密度ポリエチレン(B)が
(1”)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(2”)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜100g/10分である。
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が
(1)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.900g/cm3、
(2)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜150g/10分
(3)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が
(1’)密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.900g/cm3
(2’)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.3〜100g/10分
前記低密度ポリエチレン(B)が
(1”)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(2”)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜100g/10分である。
さらに本発明の建材用発泡シートは、公知のTダイ成形機内で化学発泡剤を分解させ、Tダイから押出すと同時に発泡シートを成形する方法、または、公知のカレンダー成形機または公知のTダイ成形機を用いて作成した未発泡シートを、高温の発泡槽で発泡させてシートを成形する方法により得ることができる。
また本発明の建材用発泡シートは、上記記載の発泡シートの片面もしくは両面に不織布その他の基材を張り合わせてもよい。
次にこれらの各構成について具体的に説明する。
また本発明の建材用発泡シートは、上記記載の発泡シートの片面もしくは両面に不織布その他の基材を張り合わせてもよい。
次にこれらの各構成について具体的に説明する。
本発明の建材用発泡シートは、透湿性と防水性・釘穴止水性を有しながら、軽量性かつ柔軟性に優れるため、施工時の作業性が大幅に改善される。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)は下記特徴を有するものである。
(1)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.900g/cm3
(2)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜150g/10分
(3)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下。
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)は下記特徴を有するものである。
(1)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.900g/cm3
(2)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜150g/10分
(3)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の製造法については特に制限はないが、ラジカル重合触媒、フィリップス触媒、チーグラー・ナッタ触媒、あるいはメタロセン触媒を用いて、エチレンとα−オレフィンとを共重合することによって製造することができる。特にメタロセン触媒を用いて製造された共重合体は通常分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、本発明に好ましく利用できる。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)は、エチレンと少なくとも1種の炭素数3〜20のαオレフィン、好ましくは炭素数3〜10のα−オレフィンとの共重合体であり、その分子構造は、直鎖状であってもよいし、長鎖または短鎖の側鎖を有する分岐状であってもよい。
コモノマーとして使用される炭素数3から20のα−オレフィンの具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンおよびそれらの組み合わせを挙げることができ、中でもプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましい。また、必要に応じて他のコノモマー、例えば1,6−ヘキサジエン、1,8−オクタジエン等のジエン類や、シクロペンテン等の環状オレフィン類等を少量含有してもよい。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の密度(ASTM 1505 23℃)は0.850〜0.900g/cm3、好ましくは0.860〜0.897g/cm3、より好ましくは0.865〜0.895g/cm3である。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)のASTM D−1238に準拠し、190℃、2.16kg荷重下で測定したメルトフローレート(以下、MFR(190℃)と略記する)は0.1〜150(g/10分)、好ましくは0.3〜75(g/10分)の範囲にある。エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下、好ましくは2.5以下、より好ましくは2.3以下である。
このようなエチレン・αオレフィン共重合体の製造方法については特許公開平10−212382号に記載されている。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)は、上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)1種または2種以上から形成される。複数のブレンド体の場合は、分子量(MFR)の異なる2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)を用いると成形性の点で好ましい。2種のブレンド体の場合、その2種のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の分子量(MFR)(190℃)比はMFR(a1)/MFR(a2)=1.2〜5、好ましくは1.3〜3である。複数のブレンド体の場合、例えばヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、タンブラーミキサー、ロールや押出機等の混合機にて混錬したものを用いてもよく、またはこれらの混錬機を用いず、ペレット状態で直接配合(ドライブレンド)したものを用いてもよい。
本発明のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)は、上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)1種または2種以上から形成される。複数のブレンド体の場合は、分子量(MFR)の異なる2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)を用いると成形性の点で好ましい。2種のブレンド体の場合、その2種のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)の分子量(MFR)(190℃)比はMFR(a1)/MFR(a2)=1.2〜5、好ましくは1.3〜3である。複数のブレンド体の場合、例えばヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、タンブラーミキサー、ロールや押出機等の混合機にて混錬したものを用いてもよく、またはこれらの混錬機を用いず、ペレット状態で直接配合(ドライブレンド)したものを用いてもよい。
エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)における密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.900g/cm3、好ましくは0.870〜0.897g/cm3、より好ましくは0.880〜0.895g/cm3にあると、柔軟性と耐熱性とを備えシート表面のベタツキが少なく好ましい。
また、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)におけるMFR(190℃)が0.3〜100(g/10分)、好ましくは0.5〜30(g/10分)の範囲にあると、良好な成形性を有するとともに、発泡時にも安定発泡かつ高発泡倍率が得られる。
低密度ポリエチレン(B)
本発明の樹脂組成物における低密度ポリエチレン(B)は、一般に高圧法プロセスで重合される、分子骨格中に長鎖分岐を有するものであり、その密度が0.900〜0.940g/cm3、好ましくは0.900〜0.930g/cm3であり、MFR(190℃)は0.1〜100g/10分、好ましくは0.3〜70g/10分である。密度およびメルトフローレートがこの範囲にあると、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体の溶融張力を高め、その結果、樹脂組成物のシート成形加工性を改良するとともに、発泡時にも安定発泡かつ高発泡倍率が得られる。
本発明の樹脂組成物における低密度ポリエチレン(B)は、一般に高圧法プロセスで重合される、分子骨格中に長鎖分岐を有するものであり、その密度が0.900〜0.940g/cm3、好ましくは0.900〜0.930g/cm3であり、MFR(190℃)は0.1〜100g/10分、好ましくは0.3〜70g/10分である。密度およびメルトフローレートがこの範囲にあると、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体の溶融張力を高め、その結果、樹脂組成物のシート成形加工性を改良するとともに、発泡時にも安定発泡かつ高発泡倍率が得られる。
またこの低密度ポリエチレンは、190℃で測定されたメルトテンション(mN at 190℃)(MT)とメルトフローレート(g/10分 at 190℃)(MFR)とが次式を満たしていることが好ましい。
40×(MFR)−0.67 ≦ MT ≦ 250×(MFR)−0.67
この関係式を満たすことで、この低密度ポリエチレンを含有する樹脂組成物は、適度の溶融張力を有し、シート成形性が良好となる。ここで、メルトテンション(MT)は、溶融させた低密度ポリエチレンを一定速度で延伸したときの応力を測定することにより求められる値である。実際のメルトテンションの測定は、東洋整機製MT測定器を用い、樹脂温度190℃、押出速度15mm/分、巻取り速度15m/分、ノズル径2.09mmφ、ノズル長さ8mmの条件で行われる。
40×(MFR)−0.67 ≦ MT ≦ 250×(MFR)−0.67
この関係式を満たすことで、この低密度ポリエチレンを含有する樹脂組成物は、適度の溶融張力を有し、シート成形性が良好となる。ここで、メルトテンション(MT)は、溶融させた低密度ポリエチレンを一定速度で延伸したときの応力を測定することにより求められる値である。実際のメルトテンションの測定は、東洋整機製MT測定器を用い、樹脂温度190℃、押出速度15mm/分、巻取り速度15m/分、ノズル径2.09mmφ、ノズル長さ8mmの条件で行われる。
無機充填剤(C)
本発明で使用される無機充填剤(C)としては、特に制限はないが例えば、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、チタンホワイト、タルク、石英粉末、ガラス繊維、クレーまたはマイカなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上を用いることができるが、好ましくは炭酸カルシウム、チタンホワイト、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムである。その平均粒径は0.1〜100μmであり、好ましくは平均粒子径が0.1〜30μm以下、さらに好ましくは0.3〜15μmである微粒子状無機化合物である。ここで平均粒子径は、BET法による比表面積から求めることができる。また、本発明で使用される無機充填剤(C)は、ステアリン酸やオレイン酸等の脂肪酸等で表面化学処理されたものであっても好ましく利用でき、上記平均粒子径のもつ微粒子が凝集体を形成していてもよい。
本発明で使用される無機充填剤(C)としては、特に制限はないが例えば、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、チタンホワイト、タルク、石英粉末、ガラス繊維、クレーまたはマイカなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上を用いることができるが、好ましくは炭酸カルシウム、チタンホワイト、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムである。その平均粒径は0.1〜100μmであり、好ましくは平均粒子径が0.1〜30μm以下、さらに好ましくは0.3〜15μmである微粒子状無機化合物である。ここで平均粒子径は、BET法による比表面積から求めることができる。また、本発明で使用される無機充填剤(C)は、ステアリン酸やオレイン酸等の脂肪酸等で表面化学処理されたものであっても好ましく利用でき、上記平均粒子径のもつ微粒子が凝集体を形成していてもよい。
化学発泡剤(D)
本発明の化学発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機発泡剤、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどのニトロソ化合物、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミミノベンゼン、バリウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルフォニルヒドラジド、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物、カルシウムアジド、4,4’−ジフェニルジスルホニルアジド、p−トルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物などが挙げられる。これらの中でも、例えば4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(標準分解温度164℃)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(同210℃)、アゾジカルボンアミド(同210℃)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(同210℃)、P−トルエン・スルフォニルセミカルバザイド(同230℃)、ヒドラジンカルボンアミド(同245℃)、5−フェニルテトラゾール(同250℃)、バリウムアゾジカルボキシレート(同250℃)等の化合物単独又はこれらの混合物が好ましい。
本発明の化学発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機発泡剤、N,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどのニトロソ化合物、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミミノベンゼン、バリウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルフォニルヒドラジド、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物、カルシウムアジド、4,4’−ジフェニルジスルホニルアジド、p−トルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物などが挙げられる。これらの中でも、例えば4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(標準分解温度164℃)、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(同210℃)、アゾジカルボンアミド(同210℃)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(同210℃)、P−トルエン・スルフォニルセミカルバザイド(同230℃)、ヒドラジンカルボンアミド(同245℃)、5−フェニルテトラゾール(同250℃)、バリウムアゾジカルボキシレート(同250℃)等の化合物単独又はこれらの混合物が好ましい。
発泡助剤(E)
本発明の発泡助剤としては、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、サリチル酸、フタル酸、しゅう酸等の有機酸などが挙げられるが、好ましくはステアリン酸亜鉛である。
本発明の発泡助剤としては、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛、サリチル酸、フタル酸、しゅう酸等の有機酸などが挙げられるが、好ましくはステアリン酸亜鉛である。
建材用発泡シート
本発明の建材用発泡シートは、前記記載の1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)の合計100重量部に対し無機充填剤(C)0〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部からなる建材用発泡シート用組成物を1.5〜10倍に発泡させたものである。
本発明の建材用発泡シートは、前記記載の1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成されるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)の合計100重量部に対し無機充填剤(C)0〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部からなる建材用発泡シート用組成物を1.5〜10倍に発泡させたものである。
これらは、実質的に均一に分散される方法であれば特に制限はなく周知の方法にて混練することができ、例えば、ロール、ボールミル、タンブラー、ブラベンダー、バンバリーミキサー、ヘンシェルミキサー、1軸ないしは2軸の押出機等を用いて上記建材用発泡シート用組成物が得られる。
これらの割合としては、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が20〜100重量%、好ましくは40〜90重量%、より好ましくは50〜80重量%、低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、好ましくは10〜60重量%、より好ましくは20〜50重量%、そしてこれら(A)、(B)100重量部に対し無機充填剤を(C)0〜100重量部、好ましくは3〜70重量部、より好ましくは5〜25重量部、化学発泡剤(D)を1〜10重量部、好ましくは2〜8重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部、好ましくは0〜2.5重量部である。
本発明の建材用発泡シートは、上記建材用発泡シート用組成物を発泡して得られるが、このときの発泡方法としては、カレンダー成形機または押出し成形機を用いてシート化した未発泡原反(未発泡シートともいう)を、オーブン、赤外線等の発泡槽で加熱発泡させる方法、または押出機内で発泡剤を分解させ、Tダイから出ると同時に発泡させる方法が挙げられる。発泡倍率は1.5〜10倍、好ましくは2〜5倍、より好ましくは2〜4倍である。 未発泡シートを高温で過熱発泡する場合、温度は150〜300℃、好ましくは180〜250℃で行う。
本発明の建材用発泡シートを成形後、シートに微小な孔をあけ、適切な透湿性を確保することも可能である。シートに孔をあける方法としては、金属等の針を用いて機械的にあける方法、または無機フィラーをして成形した建材用発泡シートを延伸することで、樹脂と無機フィラーの界面を剥離させて孔をあける方法などが考えられるが、どのような方法を用いてもよい。
本発明の建材用発泡シートには、不織布等の補強層を本発明の建材用発泡シートの片面もしくは両面に積層することも可能である。
本発明の建材用発泡シートの表面には、フッ素系、シリコン系等の撥水効果を有する成分をコーティングしてもよい。
本発明の建材用発泡シートは、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ナイロン、ポリイミド、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、フッ素系樹脂その他の耐熱性フィルムを建材用発泡シートの片面または両面に張り合わせて成形することも可能である。使用時にこれらの耐熱性フィルムを剥離させて使用する際、建材用発泡シートの表面にスキン層が形成されるため、優れた防水性を得ることが可能である。
本発明の建材用発泡シートは、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ナイロン、ポリイミド、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、フッ素系樹脂その他の耐熱性フィルムを建材用発泡シートの片面または両面に張り合わせて成形することも可能である。使用時にこれらの耐熱性フィルムを剥離させて使用する際、建材用発泡シートの表面にスキン層が形成されるため、優れた防水性を得ることが可能である。
本発明の建材用発泡シートを成形する際には、本発明の目的を損なわない範囲で必要に応じて公知の、安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤、難燃剤、架橋剤及び/又は充填剤を配合することができる。
以下に実施例、比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
[実施例1]
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、および発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物1を作成した。樹脂組成物1の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物1を6インチ2本ロール(コリン製)を用いて150μmの未発泡シートを作成し、このシートを連続発泡オーブン(220℃)で発泡させて建材用発泡シートサンプルを作成した。このサンプルを用いて、下記釘穴止水性試験を行った。
釘穴止水性試験法:
作成した建材用発泡シートサンプルに、コロニアル瓦用釘(長さ30mm、最大直径3.3mm、最小直径2.9mm)を打ちつけ、この上に底部をシーリングしたパイプを立て、上部に10mlのメスピペットを中央に通して150mmの水圧をかけて、24時間後の減水量(ml)をn=10で測定し、1.0ml以下のものを合格とする。
建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、および発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物1を作成した。樹脂組成物1の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物1を6インチ2本ロール(コリン製)を用いて150μmの未発泡シートを作成し、このシートを連続発泡オーブン(220℃)で発泡させて建材用発泡シートサンプルを作成した。このサンプルを用いて、下記釘穴止水性試験を行った。
釘穴止水性試験法:
作成した建材用発泡シートサンプルに、コロニアル瓦用釘(長さ30mm、最大直径3.3mm、最小直径2.9mm)を打ちつけ、この上に底部をシーリングしたパイプを立て、上部に10mlのメスピペットを中央に通して150mmの水圧をかけて、24時間後の減水量(ml)をn=10で測定し、1.0ml以下のものを合格とする。
建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
[実施例2]
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物2を作成した。樹脂組成物2の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物2を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物2を作成した。樹脂組成物2の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物2を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
[実施例3]
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3の低密度ポリエチレン(LDPE−1)、
および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物3を作成した。樹脂組成物3の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物2を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、MFR(190℃)が7.2g/10分、密度が0.917g/cm3の低密度ポリエチレン(LDPE−1)、
および平均粒子径3.4μmの炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製 重質炭酸カルシウム)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物3を作成した。樹脂組成物3の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物2を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
[実施例4]
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、発泡剤(重曹)からなる配合物(表.1)を、40mmφ押出機(L/D=26、シリンダー温度=180℃、ダイ温度=190℃、スクリュータイプ=フルフライト)を用いてダイス内部で発泡剤を分解させながら溶融押出と同時に建材用発泡シートサンプルを作成した。
これを用いて上記釘穴止水性試験を行った。この建材用発泡シートサンプルによる釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
MFR(190℃)が3.6g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−1)、MFR(190℃)が1.2g/10分、密度が0.885g/cm3、1−ブテン含量が10.7モル%のエチレン・1−ブテンランダム共重合体(EBR−2)、発泡剤(重曹)からなる配合物(表.1)を、40mmφ押出機(L/D=26、シリンダー温度=180℃、ダイ温度=190℃、スクリュータイプ=フルフライト)を用いてダイス内部で発泡剤を分解させながら溶融押出と同時に建材用発泡シートサンプルを作成した。
これを用いて上記釘穴止水性試験を行った。この建材用発泡シートサンプルによる釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
[比較例1]
MFR(190℃)が2.5g/10分、密度が0.940g/cm3、酢酸ビニル含量が19モル%のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA−1)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物4を作成した。樹脂組成物4の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物4を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
MFR(190℃)が2.5g/10分、密度が0.940g/cm3、酢酸ビニル含量が19モル%のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA−1)、発泡剤(永和化成(株)製、AC#3)、ステアリン酸亜鉛(栄伸化成製 SP−100ZB)からなる組成物をラボプラストミル(東洋精機(株)製)を用いて混練して、樹脂組成物4を作成した。樹脂組成物4の配合比を表.1に示す。
この樹脂組成物4を実施例1と同様の方法で未発泡シートを作成し、これを実施例1と同様の方法で発泡させて上記釘穴止水性試験を行った。このときの建材用発泡シートサンプルの発泡倍率および釘穴止水性試験法結果(合格率)を表.2に示す。
表.2の結果より、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体を用いた本発明の建材用発泡シートは、表面張力が低く撥水性を有しているため、釘穴止水性に優れている。
本発明の建材用発泡シートは、十分な防水性(釘穴止水性)を有しながら、軽量性かつ柔軟性に優れるため、施工時の作業性が大幅に改善された建材用シートを提供することが可能である。
Claims (5)
- 下記(1)〜(3)の要件を満たす1種または2種以上のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)から形成される下記(1’)、(2’)の要件を満たすエチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)20〜100重量%、下記(1”)、(2”)の要件を満たす低密度ポリエチレン(B)0〜80重量%、さらにこれら(A)、(B)の合計100重量部に対し無機充填剤(C)0〜100重量部、化学発泡剤(D)1〜10重量部、発泡助剤(E)0〜3重量部からなる組成物を1.5〜10倍に発泡させた建材用発泡シートであって、
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(a)が
(1)密度(ASTM 1505 23℃)が0.850〜0.900g/cm3、
(2)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜150g/10分
(3)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が3以下であり、
前記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体組成物(A)が
(1’)密度(ASTM 1505 23℃)が0.860〜0.900g/cm3
(2’)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.3〜100g/10分
前記低密度ポリエチレン(B)が
(1”)密度(ASTM 1505 23℃)が0.900〜0.940g/cm3
(2”)190℃で測定したメルトフローレート(ASTM D1238、2.16kg荷重)が0.1〜100g/10分であることを特徴とする。 - Tダイ成形機内で上記記載の発泡剤を分解させ、Tダイから押出すと同時に発泡シートを成形して得られる請求項1記載の建材用発泡シート。
- カレンダー成形機またはTダイ成形機を用いて作成した未発泡シートを、高温の発泡槽で発泡させて得られる請求項1記載の建材用発泡シート。
- 請求項3記載の未発泡シートの片面または両面に耐熱性フィルムを積層させ、この未発泡シートを発泡させた後に耐熱性フィルムを剥離させて得られる請求項1記載の建材用発泡シート。
- 請求項1〜4に記載の建材用発泡シートの片面または両面に不織布を積層させてなる建材用発泡シート。
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---|---|---|---|
JP2004003650A JP2005194444A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | 建材用発泡シート |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005314508A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 樹脂組成物及び透湿性材料 |
WO2008016123A1 (fr) * | 2006-08-03 | 2008-02-07 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | INHIBITEUR DE LA GSK-3β |
JP2012061747A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡積層シート |
JP2014205357A (ja) * | 2014-06-16 | 2014-10-30 | 大日本印刷株式会社 | 発泡積層シートの発泡前の積層体、発泡積層シートの発泡前の積層体の製造方法、及び発泡積層シートの製造方法 |
-
2004
- 2004-01-09 JP JP2004003650A patent/JP2005194444A/ja active Pending
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JP2012061747A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 発泡積層シート |
JP2014205357A (ja) * | 2014-06-16 | 2014-10-30 | 大日本印刷株式会社 | 発泡積層シートの発泡前の積層体、発泡積層シートの発泡前の積層体の製造方法、及び発泡積層シートの製造方法 |
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