JP2005194173A - 脱水焼結炉およびそれを用いた光ファイバ用母材の製造方法 - Google Patents

脱水焼結炉およびそれを用いた光ファイバ用母材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置で結露しないようにすること。
【解決手段】 光ファイバ用母材が収容される炉心管11には、炉心管11内の圧力変動を抑制する圧力変動吸収装置29が導管27を介して接続されている。圧力変動装置29および導管27は、断熱材31および33で断熱被覆されているため、室温雰囲気に対し断熱遮蔽される。
【選択図】図1

Description

この発明は、脱水焼結炉に関し、更に詳細には、光ファイバ製造における光ファイバ(ガラスファイバ)用母材の脱水処理、焼結処理を行う脱水焼結炉に関するものである。
VAD(Vapor phase Axial Deposition)法、OVD(Outside Vapor Deposition)法等による石英系ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結は、脱水焼結する光ファイバ用母材を収容する炉心管(マッフル)と、炉心管を加熱するヒータとを有する脱水焼結炉を用い、炉心管内部に、塩素ガス、塩化チオニール等による脱水剤とヘリウムガス等の不活性ガスを供給し、不活性ガス雰囲気中で、炉心管をヒータによって加熱して行われる。
このような光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う脱水焼結炉では、炉心管の内圧が大きく変動することを避け、炉心管内圧を可及的に一定に保つために、炉心管に、風船式圧力バッファ、ガス流緩衝用チャンバ、電磁弁制御式の圧力変動吸収容器等による圧力変動吸収装置が接続されたものがある(たとえば、特許文献1、2、3、4)。
炉心管に接続された圧力変動吸収装置は、炉心管内の短周期の圧力変動を吸収するために有効なものであるが、次のような問題点がある。
炉心管内の圧力が高い場合、炉内のガスが炉心管より圧力変動吸収装置に押し出されるが、逆に炉内の圧力が下がると、圧力変動吸収装置内のガスが炉心管内に戻されることとなる。
圧力変動吸収装置は、炉外にあって室温雰囲気中に曝されているから、脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置において結露(液化)する現象が生じる。この現象は、ガラス微粒子プリフォーム等による多孔質母材に含まれる水分の絶対量の多いほど顕著なものになる。
圧力変動吸収装置において結露(液化)したものが炉内圧力の低下時に炉心管内に戻される現象が生じ、液体が炉心管内に戻されることにより、脱水能力の低下を招く。
また、これ以外にも、圧力変動吸収装置において結露した液体が炉心管内の光ファイバ用母材に滴下するような現象が生じる。液体が光ファイバ用母材に滴下すると、外観上の問題を生じたり、スート上の光ファイバ用母材の一部が脆くなり、その箇所を中心にスートが崩れ、それが炉心管内に落下する等の問題が生じる。
また、圧力変動吸収装置において結露(液化)したものが、炉心管内に戻らず、炉心管と圧力変動吸収装置とを接続する導管等に滞留すると、脱水処理工程で生成される物質には、塩化水素、硫酸等の強酸物が含まれるため、導管等の腐食により、装置寿命が著しく損ねられることになる。
実公平6−50513号公報 特開平5−4828号公報 特開平6−127964号公報 特開平10−120428号公報
この発明が解決しようとする課題は、圧力変動吸収装置付きの脱水焼結炉およびこの脱水焼結炉を用いる光ファイバ用母材の製造方法において、脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置で結露することを防止し、圧力変動吸収装置で結露(液化)したものが炉心管内に戻されるような不具合が生じることを抜本的に回避し、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することである。
この発明による脱水焼結炉は、光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を有する脱水焼結炉において、前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置が断熱材によって被覆されている。
また、この発明による脱水焼結炉は、光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を有する脱水焼結炉において、前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置が断熱容器内に収容されている。
また、この発明による脱水焼結炉は、光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を有する脱水焼結炉において、前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置を加熱する加熱手段が設けられている。
さらに、この発明による光ファイバ用母材の製造方法は、上記の脱水焼結炉を用いる光ファイバ用母材の製造方法であって、上記の圧力変動吸収装置内の気体の温度を100℃以上とする。
この発明による脱水焼結炉は、圧力変動吸収装置が室温雰囲気に対して断熱遮蔽、あるいは圧力変動吸収装置が加熱されるから、脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置において結露(液化)することが防止される。
これにより、圧力変動吸収装置で結露(液化)したものが炉心管内に戻されるような不具合が生じることが抜本的に回避され、脱水能力の低下や、圧力変動吸収装置において結露した液体が炉心管内の光ファイバ用母材に滴下するような現象が生じることがなくなり、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態1を、図1を参照して説明する。
脱水焼結炉は、炉本体として石英ガラス製の密閉構造の炉心管(マッフル)11を有する。炉心管11は、炉内部13に、種棒100によってガラス微粒子プリフォームによる光ファイバ用母材Wをつり下げ式に収容する。
炉心管11の外部には、炉内部13、換言すると、炉内部13の光ファイバ用母材Wを加熱するヒータ15が炉体17内に設けられている。炉体17には、ヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガスが炉体パージガスとして、パージガス導入口19より供給される。炉体16に供給された炉体パージガスはパージガス排出口21より外部へ排出される。
炉心管11の底部には、図示されていないガス供給装置より、塩素ガス、塩化チオニール等による脱水剤とヘリウムガス等の不活性ガスを炉内部13に供給するガス導入管23が導通接続されている。
炉心管11の上部には圧力調整ポート25が設けられている。圧力調整ポート25には導管27によって圧力変動吸収装置29が接続されている。圧力変動吸収装置29は、風船式圧力バッファや、ガス流緩衝用チャンバや、電磁弁制御式の圧力変動吸収容器等による公知のものでよく、それらの詳細な説明は省略する。
圧力変動吸収装置29は、断熱材31によって断熱被覆されている。また、炉心管11と圧力変動吸収装置29とを接続する導管27も断熱材33によって断熱被覆されている。
断熱材31、33は、アルミナ繊維等、高耐熱性を有する繊維断熱材により構成されており、圧力変動吸収装置29、導管27の全体を断熱被覆する。
上述の如き構成による脱水焼結炉では、不活性ガス雰囲気中で、炉心管11をヒータ15によって加熱することにより、炉内部13の光ファイバ用母材Wの加熱脱水が行われる。
この脱水処理工程で、炉内部13の圧力が高くなると、炉内のガスが炉心管11より導管27を通過して圧力変動吸収装置29に押し出され、逆に炉内部13の圧力が下がると、圧力変動吸収装置29内のガスが導管27を通過して炉心管11内に戻され、炉内部13の圧力変動が抑えられる。
この炉内部13と圧力変動吸収装置29との間のガス流れには炉内部13で発生した水分を含む蒸気があるが、圧力変動吸収装置29、導管27が断熱材31、33によって室温雰囲気に対して断熱遮蔽されるから、脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置29や導管27において結露(液化)することが防止される。
これにより、圧力変動吸収装置29や導管27で結露による液体が生じることがなく、結露による液体が炉心管11内に戻されることが抜本的に回避される。このことにより、脱水能力の低下や、結露による液体が炉心管11内の光ファイバ用母材Wに滴下するような現象が生じることがなくなり、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
圧力変動吸収装置29が断熱材31で被覆された脱水焼結炉により脱水焼結処理をした光ファイバ用母材を線引きして光ファイバを作製したところ、波長1385nmにおける伝送損失が0.286dB/km(平均値)という低い値を有する光ファイバが得られた。一方、比較のために、圧力変動吸収装置29を断熱材で被覆しない脱水焼結炉を用い、他の条件を同じにして光ファイバを作製した。その結果、比較のための光ファイバでは、波長1385nmにおける伝送損失は、0.292dB/km(平均値)であった。この対比より、本実施形態に係る脱水焼結炉およびこの脱水焼結炉を用いた光ファイバ用母材製造方法の効果が理解される。
また、圧力変動吸収装置29において結露(液化)したものが、炉心管11内に戻らずに導管27に滞留するような不具合も生じることがなく、塩化水素、硫酸等の強酸物によって導管27が早期に腐食することが回避され、装置の長寿命化が図られる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態2を、図2を参照して説明する。なお、図2において、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態2では、圧力変動吸収装置29の全体が密閉構造の断熱容器35内に収容されている。断熱容器35は、密閉容器37と、密閉容器37全体を断熱被覆するアルミナ繊維等による断熱材39とにより構成されている。
この実施形態では、圧力変動吸収装置29、導管27が密閉容器37、断熱材33によって室温雰囲気に対して断熱遮蔽されるから、脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気が圧力変動吸収装置29や導管27において結露(液化)することが防止される。
これにより、圧力変動吸収装置29や導管27で結露による液体が生じることがなく、結露による液体が炉心管11内に戻ることが抜本的に回避され、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態3を、図3を参照して説明する。なお、図3においても、図1に対応する部分は、図1に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態3では、圧力変動吸収装置29が容器41内に収容されている。容器41の外側には、容器41を取り囲むように加熱手段であるヒータ43が設けられている。ヒータ43は、ヒータ制御手段45によって電力制御され、発熱量を制御されて容器41を加熱する。
これにより、容器41内の温度が上昇し、圧力変動吸収装置29がヒータ43によって間接的に加熱される。
容器41には容器41内の温度を検出する温度センサ47が設けられている。ヒータ制御手段45は、温度センサ47より信号を入力し、温度センサ47によって検出される容器内温度が結露防止に必要な所定温度(一定温度)に保たれるように、ヒータ43の発熱動作を通電量によって制御する。
これにより、圧力変動吸収装置29が結露を生じない温度以上に保たれ、圧力変動吸収装置29で結露による液体が生じることがなくなる。このことにより、結露による液体が炉心管11内に戻ることが抜本的に回避され、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
なお、圧力変動吸収装置29をヒータ43によって直接加熱する構造にすることもでき、この場合も、上述の実施形態と同等の作用、効果を得ることができる。また、導管27を加熱するヒータを設けることもできる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態4を、図4を参照して説明する。なお、図4において、図3に対応する部分は、図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
実施形態4では、容器41の外側に、容器41を取り囲むように加熱手段である熱交換器49が設けられている。熱交換器49には、温水、水蒸気等の高温熱媒が流れる。
これにより、容器41が加熱され、容器41内の温度が上昇し、圧力変動吸収装置29が熱交換器49によって間接的に加熱される。
これにより、圧力変動吸収装置29が結露を生じない温度以上に保たれ、圧力変動吸収装置29で結露による液体が生じることがなくなる。このことにより、結露による液体が炉心管11内に戻ることが抜本的に回避され、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
なお、圧力変動吸収装置29を熱交換器49によって直接加熱する構造にすることもでき、この場合も、上述の実施形態と同等の作用、効果を得ることができる。また、熱交換器49に供給する高温熱媒は、炉体17より排出される高温の炉体パージガスでもよい。また、導管27を加熱するための熱交換器を設けることもできる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態5を、図5を参照して説明する。
実施形態5では、容器41に高温熱媒入口51と高温熱媒出口53とが設けられ、高温蒸気等の高温熱媒が容器41に供給されるようになっている。
これにより、容器41内が加熱され、容器41内の温度が上昇し、圧力変動吸収装置29が加熱される。
これにより、圧力変動吸収装置29が結露を生じない温度以上に保たれ、圧力変動吸収装置29で結露による液体が生じることがなくなる。このことにより、結露による液体が炉心管11内に戻ることが抜本的に回避され、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
また、炉心管11と圧力変動吸収装置29とを接続する導管27が外管55とで二重管になっており、導管27と外管55との間の通路57にも高温蒸気等の高温熱媒が供給され、導管27を加熱する構造になっている。
これにより、導管27も結露を生じない温度以上に保たれ、導管27でも結露による液体が生じることがなくなる。
なお、容器41内や通路57に供給する高温熱媒は、高温蒸気以外に、温水でもよい。
この発明による脱水焼結炉の実施形態6を、図6を参照して説明する。
実施形態6では、容器41、通路57が導管59、61、63等によって炉体17のパージガス排出口21に接続されている。
これにより、炉体17より排出される炉体パージガスが高温熱媒として、容器41内や通路57に供給される。これにより、容器41内や通路57の温度が上昇し、圧力変動吸収装置29、導管27が加熱される。
これにより、圧力変動吸収装置29、導管27が結露を生じない温度以上に保たれ、圧力変動吸収装置29、導管27で結露による液体が生じることがなくなる。このことにより、結露による液体が炉心管11内に戻ることが抜本的に回避され、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
また、圧力変動吸収装置29内の気体の温度は100℃以上、さらに好ましくは300℃以上となるようにすることが望ましい。100℃以上であれば、気体中の水分が結露することはなく、また300℃以上であれば、脱水剤内に硫黄(S)原子や酸素(O)原子が含まれており脱水反応によって硫酸や硫酸ガスが生成される場合であっても、硫酸が結露することはなく、高品質な光ファイバ用母材を安定的に製造することができるようになる。
この発明による脱水焼結炉の実施形態1を示す構成図である。 この発明による脱水焼結炉の実施形態2を示す構成図である。 この発明による脱水焼結炉の実施形態3を示す構成図である。 この発明による脱水焼結炉の実施形態4を示す構成図である。 この発明による脱水焼結炉の実施形態5を示す構成図である。 この発明による脱水焼結炉の実施形態6を示す構成図である。
符号の説明
11 炉心管
15 ヒータ
17 炉体
27 導管
29 圧力変動吸収装置
31、33 断熱材
35 断熱容器
41 容器
43 ヒータ
45 ヒータ制御手段
47 温度センサ
49 熱交換器
51 高温熱媒入口
53 高温熱媒出口
55 外管
57 通路
57、59、61 導管

Claims (16)

  1. 光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を備え、
    前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置が断熱材によって被覆されている脱水焼結炉。
  2. 光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を備え、
    前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置が断熱容器内に収容されている脱水焼結炉。
  3. 光ファイバ製造における光ファイバ用母材の脱水、焼結を行う炉心管を備え、
    前記炉心管に圧力変動吸収装置が接続され、前記圧力変動吸収装置を加熱するよう構成される加熱手段が設けられている脱水焼結炉。
  4. 前記炉心管は、石英ガラス製の密閉構造を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の脱水焼結炉。
  5. 前記炉心管は、圧力調整ポート及び導管を介して前記圧力変動吸収装置へ接続されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の脱水焼結炉。
  6. 前記圧力変動吸収装置は、風船式圧力バッファ、ガス流緩衝用チャンバ、及び電磁弁制御式の圧力変動吸収容器のいずれかであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の脱水焼結炉。
  7. 前記圧力変動吸収装置が容器に収容されていることを特徴とする請求項3に記載の脱水焼結炉。
  8. 前記容器の温度が前記圧力変動吸収装置で蒸気の結露を生じない温度に前記加熱手段によって調整されることを特徴とする請求項7に記載の脱水焼結炉。
  9. 前記炉心管は圧力調整ポート及び導管を介して前記圧力変動吸収装置に接続され、前記加熱手段又は追加のヒータが前記導管の加熱のために設けられていることを特徴とする請求項3に記載の脱水焼結炉。
  10. 前記加熱手段は熱交換器を備え、該熱交換器は温水若しくは蒸気又は双方といった高温熱媒を有し、もって、前記圧力変動吸収装置を加熱することを特徴とする請求項7に記載の脱水焼結炉。
  11. 前記容器は入口及び出口を有し、該入口及び該出口を通して高温熱媒が前記容器に供給され、もって、前記圧力変動吸収装置を加熱することを特徴とする請求項7に記載の脱水焼結炉。
  12. 前記炉心管は導管を介して前記圧力変動吸収装置に接続され、前記導管は同心状に外管によって囲まれて二重管が形成され、かつ、前記高温熱媒は前記導管と前記外管との間の通路を通して流れ、もって、前記導管を加熱することを特徴とする請求項11に記載の脱水焼結炉。
  13. 前記炉心管には前記炉心管を加熱するヒータを収容する炉体が設けられ、前記炉体から排出されるパージガスが、前記炉体と前記容器とを接続するガスパージ排出口の少なくとも一つを通して前記容器に高温熱媒として供給され、もって、前記圧力変動吸収装置を加熱することを特徴とする請求項7に記載の脱水焼結炉。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の脱水焼結炉を用いるステップを備え、前記圧力変動吸収装置内の気体の温度を100℃以上とすることを特徴とする光ファイバ用母材の製造方法。
  15. 前記圧力変動吸収装置内の気体の温度を300℃以上とすることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
  16. 脱水処理工程で生成された物質を含む蒸気を前記圧力変動吸収装置へ流し、かつ、前記蒸気が前記圧力変動吸収装置内で結露することを防止することを特徴とする請求項14に記載の光ファイバ用母材の製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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