JP2005193960A - タレット形包装機の折込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 その側面が正方形又は正方形に近い矩形の製品であっても、その包材としてのフィルムシートの耳折りを確実且つ綺麗に行うことができるタレット形包装機の折込み装置を提供する。
【解決手段】 タレット形包装機の折込み装置は、タレットの径方向に離間した一対の耳折りタッカ34U,34Dを備え、これら耳折りタッカ34U,34Dは交互に往復動して対応する側のフィルムシートの耳を折込み、そして、先に折込み動作を行う耳折りタッカ34Uの先端幅W2は、後に折込み動作を行う耳折りタッカ34Dよの先端幅W1よりも広い。
【選択図】 図4

Description

本発明はタレット形包装機の折込み装置、より詳しくは包材の折込み過程にて、いわゆる包材の耳折りを実行する折込み装置に関する。
例えば、この種のタレット形包装機は特許文献1,2にそれぞれ開示されているように、間欠回転されるタレットを備え、このタレットはその周方向に等間隔を存して複数のポケットを有している。各ポケットは直方体形状の製品を受け取り可能な大きさを有し、タレットの間欠回転に伴い、タレットの入口から出口に向けて移動される。
1つのポケットがタレットの入口に位置付けられているとき、製品がポケットに向けて押し入れられ、この際、製品の回りに包材としてのフィルムシートが先ずU字状に胴折りされ、この胴折りによりフィルムシートの両端部が一対の胴フラップとして形成される。これら胴フラップは製品の押込み方向でみて、製品の後端面からそれぞれ突出している。
この後、入口のポケットがタレットの出口に向けて間欠的に移動する過程にて、フィルムシートの胴フラップは製品の後端面に向けて順次折り込まれ、後端面上にて互いに重ね合わされる。この後、胴フラップはヒートシールにより互いに接着され、フィルムシートの胴フラップ折り・胴シールが完了する。ここでの胴フラップ折り・胴シールはフィルムシートの両側縁を角筒部としてそれぞれ形成し、これら角筒部は製品の両側面から突出した状態にある。
この後、各角筒部にあっては、タレットの径方向でみて外辺及び内辺、いわゆる内外の耳が製品の側面に向けて折り込まれ、この側面に重ね合わされる。このような耳折りは、タレットの径方向に離間した一対の耳折りタッカにより実行され、これら耳折りタッカは互いに接離する方向に連動して往復動する。即ち、一対の耳折りタッカは内外の耳を同時に折込み、これにより、角筒部の残部にタレットの周方向に離間した一対のサイドフラップが残される。
特許文献1の包装機にあっては、ポケットがタレットの出口に位置付けられ、そして、製品がそのポケットから排出された後、一対のサイドフラップの折込み・サイドシールが実行されるの対し、特許文献2の包装機にあっては、ポケットがタレットの出口に至る過程にて、一対のサイドフラップの折込み・サイドシールが実行される。
特開平10-59312号公報 特開2003-128005号公報
ところで、製品の側面が正方形や正方形に近い矩形形状をなしている場合、内外の耳折込みを行うと、製品の側面上にて内外の耳が互いに重なり合う折込み形態となる。
このような折込み形態が要求される場合、上述した特許文献1,2の包装機にあっては何れも一対の耳折りタッカが連動して往復動するため、耳折り時、内外の耳や一対の耳折りタッカが互いに干渉してしまい、確実な耳折りが不能になる。つまり、特許文献1,2の包装機ではその側面が正方形に近い製品の包装を実行できない。
また、特許文献2の包装機にあっては、耳折り時、サイドフラップを折り戻すためのサイド折込みガイドを製品側から逃がす必要があるため、このサイド折り込みガイドの逃げ量は製品のサイズ、つまり、製品の高さサイズの変更を制約し、上述したようにその側面が正方形に近い製品の包装には不向きである。
本発明は上述した事情に基づいてなされ、その目的とするところはその側面が正方形や正方形に近い矩形の製品であっても、その包材の耳折りを確実且つ綺麗に折込むことができるタレット形包装機の折込み装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は前述したタレット形包装機において、包材の角筒部の外辺及び内辺を折込む折込み装置(請求項1)は、タレットの径方向でみて外側に配置された外側折込みタッカと、包材の前記外辺を折込むべく、タレットの径方向に外側折込みタッカを往復動させる外側往復動機構と、タレットの径方向でみて内側に配置された内側折込みタッカと、包材の前記内辺を折込むべく、タレットの径方向に内側折込みタッカを往復動させる内側往復動機構と、外側及び内側往復動機構を交互に作動させ、前記外側及び内側折込みタッカの折込みタイミングを設定するタイミング設定手段とを備えている。
上述した折込み装置によれば、外側及び内側往復動機構はその外側及び内側折込みタッカを交互に往復動させる。従って、包材の外辺及び内辺、つまり、外側及び内側耳はその一方が先ず折り込まれた後、その他方が引き続いて折り込まれる。従って、これら内外の耳が互いに重なり合う折込み形態になるとしても、この折込み形態が許容される。
好ましくは、先に折込み動作を行う折込みタッカの先端幅は後で折込み動作を行う折込みタッカの先端幅に比べて広い(請求項2)。
この場合、先に折り込まれる耳の側縁とサイドフラップとのなす角度が後に折り込まれる耳の側縁とサイドフラップとのなす角度よりも大となる。それ故、これら耳折りによりサイドフラップの内面に三角片がそれぞれ形成され、これら三角片が互いに重なり合うとしても、これら三角片の稜線は互いに干渉することはない。
具体的には、外側及び内側往復動機構の各々は、固定端及び可動端を有し、この可動端の移動を伴い屈伸可能な屈伸リンクと、屈伸リンクの可動端と折込みタッカとの間を機械的に接続し、屈伸リンクの屈伸量を折込みタッカに伝達する接続経路とを含むことができる(請求項3)。
また、タイミング設定手段は、所定の回動角にて往復的に回動するカムと、このカムの回動に伴い、カムリフト量が変化するカムフォロアと、カムフォロアのカムリフトを一方の往復動機構に向けて伝達する伝達経路と、この伝達経路の終端に設けられ、カムリフトにより往復動して屈伸リンクを屈伸させるプッシャプレートとを含むことができ(請求項4)、そして、タイミング設定手段は、外側及び内側往復動機構に共通のカムを備えているのが好ましい(請求項5)。
タイミング設定手段のカムは、プッシャプレートの往復動タイミング、つまり、往復動機構を介して外側及び内側折込みタッカの折込みタイミングを決定する。
更に、タレットの径方向に沿う製品のサイズに応じて一方の往復動機構がタレットの径方向に移動されて、外側及び内側折込みタッカ間の距離が調整されるとき、一方の往復動機構の折込みタッカを往復動させるプッシャプレートはタレットの径方向に前記調整を許容するだけの長さを有しているのが好ましい(請求項6)。
この場合、製品サイズに応じて一方の往復動機構が移動されても、タイミング設定手段のプッシャプレートは一方の往復動機構の屈伸リンクを屈伸させる。
請求項1の折込み装置によれば、外側及び内側折込みタッカが交互に往復動可能であるから、たとえ製品の側面が正方形や正方形に近い矩形形状をなし、このため、包材の耳(外辺及び内辺)が互いに重なり合うような折込み形態になるとしても、外側及び内側折込みタッカを互いに干渉させることなく耳折りが可能となる。
請求項2の折込み装置によれば、耳折りに伴いサイドフラップが形成される際、このサイドフラップ内面の三角片が互いに重なり合う状況にあっても、三角片の稜線が互いに干渉することはなく、耳及びサイドフラップを綺麗に折込むことができる。
請求項3の折込み装置によれば、各往復動機構の屈伸リンクを屈伸させることで、外側及び内側折込みタッカの折込み動作が実現される。
請求項4の折込み装置によれば、外側及び内側折込みタッカによる折込みをカムにより制御できるので、その折込みタイミングが正確になり、耳折りを確実に行うことができる。
請求項5の折込み装置によれば、タイミング設定手段は外側及び内側往復動機構に共通のカムを備えているので、その構造が簡単になる。
請求項6の折込み装置によれば、一方の往復動機構がタレットの径方向に移動されても、タイミング設定手段のプッシャプレートはその往復動機構の屈伸リンクを屈伸させることかできるので、製品のサイズ変更に容易に対処可能となる。
図1は、タレット形包装機内での製品Aの一連の包装プロセスを概略的に示す。
タレット型包装機は供給コンベア2を備え、この供給コンベア2はタレット4に向けて水平に延び、製品Aを一列にしてタレット4に搬送する。なお、図1中、タレット4はその中心のタレット軸のみで示され、その間欠回転方向は図1中の矢印Cで示されている。
供給コンベア2の終端とタレット4との間にはエレベータ(図示しない)が配置され、このエレベータは供給コンベア2から先頭の製品Aを切り出して受取り、受取った製品Aをタレット4の入口位置と同一の高さまで上昇させる。なお、エレベータの昇降は図1中の矢印Bで示されている。
また、供給コンベア2とタレット4の間には包材としてのフィルムシートSの供給経路8が鉛直に延び、この供給経路8の上端はフィルムウエブFWの繰り出し経路10に連なっている。この繰り出し経路10はその始端にウエブロールWRを備え、このウエブロールWRからフィルムウエブFWが繰り出し経路10上を供給経路8に向けて繰り出される。一方、繰り出し経路10の上方にはテープロールTRが配置されており、このテープロールTRから繰り出されたテープウエブTWはフィルムウエブFWに貼り付けられる。
供給経路8の上端側にはフィルムカッタ(図示しない)が配置され、このフィルムカッタはフィルムウエブFWを所定長さ毎に切断して開封テープT付きのフィルムシートSを形成し、このフィルムシートSは供給経路8に沿い、供給コンベア2とタレット4との間の所定の供給位置に位置付けられる。
なお、繰り出し経路10にはテープカッタ(図示しない)も配置されており、このテープカッタはフィルムカッタの上流に位置し、フィルムウエブFW上のテープウエブTWに一定の間隔を存して略U字形等の切り目を形成する。この切り目はフィルムシートSにおける開封テープTの摘みtとなる。
タレット4は複数のポケットを有し、これらポケットはタレット4の周方向に等間隔を存して配置されている。各ポケットは製品Aを受け入れ可能な大きさを有し、タレット4の間欠回転に伴いタレット4の入口位置に順次位置付けられる。
今、1つのポケットが入口位置にあり、そして、製品Aを受取ったエレベータが上昇位置にあるとき、押込みプッシャ(図示しない)はエレベータ上の製品Aを入口位置にあるポケットに向けて押し出し、このポケット内に製品AがフィルムシートSとともに押し込まれる。なお、押込みプッシャは供給コンベア2の上方にて、タレット4に対して進退可能に配置され、その進退方向が図1中の矢印Dにより示されている。
上述したようにして製品AがフィルムシートSとともに押し込まれる際、フィルムシートSは製品Aの外面に沿ってU字状に折り込まれる。いわゆるフィルムシートSの胴折りが行われ、ポケット内にて、製品AはフィルムシートSにより胴巻きされた状態にある。この状態は図1中の入口位置P1にて示されている。
なお、製品Aがポケットに受け取られたとき、製品Aはその押込み方向でみて、その後端面及び左右の両面面が何れもポケットから若干突出し、そして、胴折り後のフィルムシートSは製品Aの後端面から突出した上下の胴フラップBFを有する。
この後、タレット4の間欠回転に伴い、ポケットは入口位置P1から胴フラップ折り・胴シール位置P2、耳折り・サイドフラップ折り位置P3及びサイドシール位置P4を経て出口位置P5に順次位置付けられる。
:胴フラップ折り・胴シール位置P2
本位置P2にて、フィルムシートSの胴フラップBFは後端面に向けて順次折り込まれることにより、後端面上にて互いに重ね合わされ、そして、ヒートシールを受け互いに接着つまり胴シールされる。この時点で、フィルムシートSは製品Aを管状に包み込み、製品Aの両側面からそれぞれ突出した左右の角筒部を有する。より詳しくは、各角筒部はタレット4の径方向に離間した一対の辺、即ち、上下の耳Eと、タレット4の周方向に離間した前後の側辺Gとから形成されている。
:耳折り・サイドフラップ折り位置P3
本位置P3はタレット4の周方向でみて頂上に位置付けられ、本位置P3にて、左右の角筒部における上下の耳Eが製品Aの側面に向けて順次折り込まれ、この側面に重ね合わされる。即ち、本位置ではいわゆる耳折りが行われ、これら耳折りにより前後の側辺GがサイドフラップSFとして残される。
また、本位置P3では、耳折り後、タレット4の回転方向でみて後側に位置する一方のサイドフラップSFが可動のサイド折込みタッカ(図示しない)により製品Aの側面に向けて折り込まれ、既に折込み済みの耳Eを介して製品Aの側面に重ね合わされる。
:サイドシール位置P4
タレット4の間欠回転に伴い、前段の位置P3から本位置P4に製品Aが移動する際、左右の角筒部における他方のサイドフラップSFが固定のサイド折込みガイド(図示しない)により製品Aの側面に向けて折り込まれ、これにより、本位置P4にて、他方のサイドフラップSFは既に折込み済みのサイドフラップSFに重ね合わされる。
そして、本位置P4にて、サイドフラップSFはヒートシールを受けて相互に接着され、この時点で、フィルムシートSによる製品Aの包装が完了し、包装品Hが得られる。
:出口位置P5
本位置P5にて、包装品Hは排出プッシャ(図示しない)により、そのポケットから排出される。なお、排出プッシャはタレット4内にて、その径方向に往復動可能となっている。
図2は、耳折り・サイドフラップ折り位置P3に配置された耳折り装置12を示す。より詳しくは、図2はタレット4の回転方向でみて、耳折り・サイドフラップ折り位置P3の上流側からみた耳折り装置12の全体側面図を示す。
耳折り装置12は一対の耳折りユニット14を備え、これら耳折りユニット14はタレット4の軸線方向に互いに離間して配置されている。つまり、一対の耳折りユニット14はタレット4の外周部をその両側から挟むようにして配置されており、耳折り・サイドフラップ折り位置P3にて、ポケット内の製品Aは左右の耳折りユニット14間に配置される。
図2中には大小2つの製品Aが1点鎖線で示されており、これら製品Aは包装機、即ち、そのタレット4により包装可能な製品Aの最大及び最小の幅サイズを表している。このような製品Aの幅サイズに対応するため、左右の耳折りユニット14は包装機の機体フレームに対し、タレット4の軸線方向(ポケットの幅方向)に互いに接離可能に支持されている。
ここで、機体フレームに対する耳折りユニット14の支持構造について、その詳細な説明は省略するが、図2に示されているように機体フレームは包装機の背面側に位置したメインフレーム16と、その正面側に位置したサブフレーム18とを含んでおり、これらフレーム16,18は連結ロッド20により相互に連結されている。そして、メインフレーム16,18間には左右の耳折りユニット14を貫通して水平スクリュー軸22が延び、この水平スクリュー軸22に左右の耳折りユニット14にそれぞれ螺合されるねじ部22a,22bが設けられている。これらねじ部22a,22bはその螺旋の向きが互いに異なる左ねじ及び右ねじからなる。従って、水平スクリュー軸22が正逆方向に回転されることにより、左右の耳折りユニット14が互いに接離する方向に移動する。なお、水平スクリュー軸22の両端はフレーム16,18に回転自在に支持され、そして、サブフレーム18から突出した水平スクリュー軸22の端部にノブ24が取付けられ、このノブ24により水平スクリュー軸22を回転させることができる。
左右の耳折りユニット14はタレット4に対して対称な構造を有するので、以下には右側の耳折りユニット14についてのみ説明する。なお、左側の耳折りユニット14に関しては、右側の耳折りユニット14と同一の機能を発揮する部材及び部位に同一の参照符号を付して、その具体的な説明を省略する。
耳折りユニット14はユニットフレーム26を備えている。このユニットフレーム26は左右の側板28a,28b及びこれら側板28間に配置された中央板30を有し、中央板30は前述した機体フレームの連結ロッド20に支持されている。側板28bは直動ガイド33を介して中央板30に取付けられ、一方、側板28aは上下のクロス部材32を介して側板28bに取付けられている。
直動ガイド33はタレット4の軸線と直交する水平方向に延び、そして、側板28b側の可動部にはナット部材35を介して水平スクリュー軸37の先端部がねじ込まれている。この水平スクリュー軸37は中央板30に回転自在に支持され、水平スクリュー軸37の基端にノブ(図2には図示されていないが、図10中に参照符号39で示されている)が取付けられている。従って、このノブを回転させることにより、ユニットフレーム26の左右の側板28a,28bが水平スクリュー軸37の軸線方向に移動され、これにより、タレット4の周方向に沿う製品Aの厚みサイズに応じて側壁28a,28b、つまり、後述する耳折りタッカの位置決めが可能となる。
ユニットフレーム26の内側、つまり、タレット4近傍の側板28a側には2つの折込みタッカ、即ち、上側の耳折りタッカ34U及び下側の耳折りタッカ34Dが設けられている。図3を参照すればより明らかなように、上側及び下側の耳折りタッカ34U,34Dは側板28aに沿って上下に配置され、それぞれ上下方向に往復動可能である。
このため、側板28aの内面には上側及び下側の耳折りタッカ34U,34Dをそれぞれ昇降させる往復動機構36U,36Dが上下に設けられており、これら往復動機構36U,36Dの詳細は図4〜図12から明らかとなる。
図4は側板28aをユニットフレーム26内からみた図である。
図4から明らかなように上下の往復動機構36U,36Dはベース38,40にそれぞれ組付けられ且つ上下に対称な構成を有するものであるが、上側の往復動機構36Uのベース38は側板28aに固定されているのに対し、下側の往復動機構36Dのベース40は側板28aに対して上下動可能である。即ち、側板28aにはベース40の側方に、上下方向に延びる直動ガイド42が配置され、この直動ガイド42の可動子42aに取付けブロック44を介してベース40が連結されている。なお、直動ガイド42はユニットフレーム26の側板28aに取付けられている。
取付けブロック44はベース40からユニットフレーム26の中央板30(図2参照)側に向けて突出し、その下端にねじ孔46を有したナット部材48が取付けられている。ねじ孔46は上下に開口し、そして、ねじ孔46内に垂直スクリュー軸50が螺挿されている。垂直スクリュー軸50は上下方向に延び、その両端はユニットフレーム26に回転自在に支持されている。なお、図4中、垂直スクリュー軸50はその軸線のみで示されている。
従って、垂直スクリュー軸50が正逆方向に回転されると、ベース40は直動ガイド42に案内されながら上下動することができる。このようにベース40が上下動可能であると、上側の往復動機構36Uを基準とした状態で、製品Aのサイズ、つまり、タレット4の径方向に沿う製品Aの長さに応じ、下側の往復動機構36Dの高さレベルを調整可能となる。換言すれば、上側の耳折りタッカ34Uを基準として下側の耳折りタッカ34Dの高さレベル調整されることになる。
前述したように上下の往復動機構36U,36Dは上下に対称な構成であるので、以下には、下側の往復動機構36Dについてのみ説明し、上側の往復動機構36Uの説明は同様な部材及び部位に同一の参照符号を付して省略する。
ベース40には上下に延びる直動ガイド52が取付けられ、この直動ガイド52にスライダ54が取付けられている。従って、スライダ54は直動ガイド52を介して上下方向に移動自在である。また、図5から明らかなように、スライダ54の下端とベース40の上縁との間にはそれぞれロッド状の掛止部材56を介して復帰ばね58が架け渡されている。この復帰ばね58は引っ張りコイルばねからなり、スライダ54を上方に向けて常時付勢している。なお、上側の往復動機構36Uの場合、復帰ばね58はスライダ54を常時下方に付勢することになる。
一方、図4に2点鎖線で示されているように、下側の耳折りタッカ34Dは上端が先細形状をなした板材からなり、また、上側の耳折りタッカ34Uもまたその下端が先細形状をなす板材からなっている。
ここで、上下の耳折りタッカ34は、下側の耳折りタッカ34Dにおける上端の幅W1が上側の耳折りタッカ34Uにおける下端の幅W2よりも狭く(W1>W2)なっている点のみで異なっている。
下側の耳折りタッカ34Dの下端部にはそのスライダ54側の縁に折曲片35(図3参照)が一体に形成されている。そして、図6から明らかなように、耳折りタッカ34Dはその折曲片35が取付けねじ60、挟持板62及び揺動レバー64を介してスライダ54に取付けられている。より詳しくは、耳折りタッカ34Dの折曲片35は挟持板62と揺動レバー64の下端部との間に挟持され、そして、これら挟持板62、折曲片35及び揺動レバー64の下端部が取付けねじ60により一体的に連結されている。
なお、図4及び図6には、耳折りタッカ34Dが実線及び2点鎖線でそれぞれ示されているが、これは耳折りタッカ34Dが製品Aの側面の幅サイズに応じて交換される交換部品であることを示す。つまり、耳折りタッカ34Dは揺動レバー64に対し、取付けねじ60及び挟持板62を介して容易に交換可能である。
また、下側の往復動機構36Dの高さレベルが調整されても、揺動レバー64に対する耳折りタッカ34Dの取付け位置、つまり、その支持位置が変化することはないので、耳折りタッカ34Dの先端、つまり、その折込みエッジは安定して維持される。
更に、上下の耳折りタッカ34U,34Dは下端部及び上端部を除いた部分が同一の幅寸法を有しているが、これら部分に関しても、上側の耳折りタッカ34Uに比べて、下側の耳折りタッカ34Dの幅を狭くするようにしてもよい。
図6から明らかなように、揺動レバー64はピン68に回転自在に取り付けられており、このピン68はスライダ54に支持されている。従って、揺動レバー64(耳折りタッカ34D)はピン68を中心として揺動可能である。
また、揺動レバー64の上端にはローラ軸70が取付けられ、このローラ軸70は揺動レバー64から耳折りタッカ34D側に突出されている。つまり、図6でみて、ローラ軸70の突出端部は耳折りタッカ34Dの手前側に位置付けられており、この突出端部にカムローラ72が回転自在に支持されている。
更に、ローラ軸70の突出端には引っ張りコイルばね74が取付けられ、この引っ張りコイルばね74は図6でみてローラ軸70、即ち、揺動レバー64の上端を耳折りタッカ34D側から離間する方向に付勢している。より詳しくは、図7から明らかなように、引っ張りコイルばね74の一端はローラ軸70の突出端に掛止され、その他端は掛止部材76に掛止されている。掛止部材76は板材からなり、揺動レバー64と平行に延びている。
掛止部材76の下端からは延長部材78が一体に延び、この延長部材78はスライダ54側に向けて水平に一端延びた後、スライダ54に向けて折曲され、スライダ54の下端に連結されている。
また、図7に示されているように揺動レバー64と掛止部材76との間には板カム80が配置されている。この板カム80は揺動レバー64に沿って延び、ベース40側に固定されている。板カム80にあっては、カムローラ72の周面と対向する側の面がカム面82として形成され、図7に示す状態にあるとき、つまり、スライダ54が上昇位置にあるとき、カムローラ72は前述した引っ張りコイルばね74の付勢力を受け、カム面82の上端部に当接している。
カム面82はその上端部がベース40側に向けて最も突出し、そして、上端部と下端部との間が傾斜部を介して接続されたカム形状を有する。図7に示す状態からスライダ54が前述した復帰ばね58の付勢力に抗して下降されると、これに伴い、揺動レバー64もまたカムローラ72とともに下降する。この際、カムローラ72はカム面82上を転動し、カム面82の下端部にて当接する。この結果、図7でみて、揺動レバー64はピン68を中心に時計方向に回動し、逆に、スライダ54が復帰ばね58の付勢力により下降位置から上昇するとき、揺動レバー64は反時計方向に回動する。
前述したように揺動レバー64の下端部は取付けねじ60及び挟持板62を介して耳折りタッカ34Dに連結されていることから、スライダ54が上下動されると、揺動レバー64とともに耳折りタッカ34Dも上下動する。従って、耳折りタッカ34Dが上方に移動するとき、耳折りタッカ34Dは耳折り・サイドフラップ折り位置P3にある製品Aの側面に向けてフィルムシートSにおける角筒部の下側の耳Eを折込み、この際、耳折りタッカ34Dの上端は揺動レバー64の揺動により製品Aの側面に対して押付けられ、これにより、耳Eが製品Aの側面に確実に重ね合わされることになる。
この後、耳折りタッカ34Dが上昇位置から下降する際には逆に、耳折りタッカ34Dの上端は製品Aの側面から離間するので、耳折りタッカ34Dは折込み済みの耳Eと干渉することなく下降することができる。
次に、図8に示されるようにスライダ54とベース40との間は屈伸リンク84により相互に連結され、この屈伸リンク84の屈伸により、スライダ54が復帰ばね58の付勢力に抗して上下動する。
具体的には、屈伸リンク84はスライダ側レバー86を備え、このスライダ側レバー86の一端はスライダ54内のピン68に回動自在に連結され、その他端はユニットフレーム26内の中央板30(図2参照)に向けて延びている。
一方、ベース40からは一対のベース側レバー88がスライダ側レバー86に向けて延びており、これらベース側レバー88の一端はベース40に回動自在に支持されている。一対のベース側レバー88の他端はスライダ側レバー86の他端を挟み、そして、これらレバー86,88の他端は連結ピン90により相互に連結されている。
連結ピン90の両端は各ベース側レバー88の他端から突出し、連結ピン90の両端にローラ92がそれぞれ回転自在に支持されている。図8に示されているようにローラ92にはプッシャプレート94が当接可能となっており、このプッシャプレート94は屈伸リンク84のローラ92に対して矢印方向に往復動し、屈伸リンク84を屈伸させることができ、この結果、スライダ54、つまり、下側の耳折りタッカ34Dの上下動が実現される。
プッシャプレート94を往復動させるため、図9に示されるように耳折り装置12は駆動軸96を備えている。なお、図9は下側の往復動機構36Dを一部破断して示す平面図である。
駆動軸96はメインフレーム16とサブフレーム18との間に亘って水平に延び、耳折りユニット14のユニットフレーム26、つまり、その中央板30を貫通している。
駆動軸96の両端部はメイン及びサブフレーム16,18にそれぞれ回転自在に支持され、駆動軸96の一端はメインフレーム16から突出している。駆動軸96の一端にはリンク98が取付けられ、このリンク98は連接ロッド100を介してクランクに接続されている。クランクが包装機の主軸(図示しない)からの動力を受け、所定のタイミングで回転されると、この回転は連接ロッド100及びリンク98を介して駆動軸96の正逆回動に変換され、これにより、駆動軸96は所定の回転角にて正逆方向に回動することができる。
駆動軸96には円筒カム102が取付けられており、この円筒カム102はユニットフレーム26の中央板30と側板28aとの間に配置されている。円筒カム102は中央板30の貫通孔内に軸受104を介して嵌合されたボスを有し、中央板30に回転自在に支持されている。更に、円筒カム102は側板28a側を向いた端面を有し、この端面の外周縁がカム面106として形成されている。即ち、カム面106は円筒カム102の周方向両側に傾斜部を介して段階的に立ち上がるステップを有したカム形状を有する。
カム面106にはカムフォロアとしてのカムローラ108が転接され、このカムローラ108は連接レバー110の一端に回転自在に支持されている。連接レバー110は中央板30に沿って延びた後、中央板30に形成した貫通孔112を通過し、更に前述したプッシャプレート94に向けて折曲され、このプッシャプレート94に連結されている。
中央板30の両面には直動ガイド114,116がそれぞれ取付けられ、これら直動ガイド114,116の可動子に連接レバー110が連結されている。図10を参照すれば、円筒カム102側から延びる連接レバー110の形状や、直動ガイド114,116の配置がより明瞭に示されている。
また、図9に示されるようにプッシャプレート94とユニットフレーム26の側板28b側との間には引っ張りコイルばね118が架け渡されており、この引っ張りコイルばね118はプッシャプレート94を前述した屈伸リンク84のローラ92から離間する方向に付勢している。このような付勢力は連接レバー110を介してカムローラ108に伝達され、この結果、カムローラ108は円筒カム102のカム面106に常時押付けられた状態にある。
今、駆動軸96とともに円筒カム102が回動されると、連接レバー110のカムローラ108は円筒カム102のカム面106上を相対的に転動する。従って、カムローラ108はカム面106のカム形状に従い、駆動軸96の軸線方向に往復的に変位し、この往復変位が連接レバー110を介してプッシャプレート94に伝達され、プッシャプレート94を介して屈伸リンク84が屈伸運動する。この結果、スライダ54、つまり、耳折りタッカ34Dが上下動し、耳折りタッカ34Dは前述したようにフィルムシートSの下側の耳Eを製品Aの側面上に折込むことができる。
一方、図10に示されているように、円筒カム102のカム面106には前述したカムローラ108とは別のカムフォロア、即ち、カムローラ120が転接されており、このカムローラ120は上側の往復動機構36U、つまり、上側の耳折りタッカ34Uを上下動させるために備えられている。
より詳しくは、カムローラ120はローラキャリア122に回転自在に支持され、このローラキャリア122はスライド軸124の一端に連結されている。図11に示されるように、スライド軸124はスライドガイド126を介してユニットフレーム26の中央板30を貫通し、そして、スライド軸124の他端に連接レバー128が取付けられている。この連接レバー128は往復動機構36U側のプッシャプレート130に向けて延び、このプッシャプレート130に連結されている。
また、プッシャプレート130と側板28b側との間にも引っ張りコイルばね132が掛け渡されており、この引っ張りコイルばね132はプッシャプレート130を往復動機構36U側の屈伸リンク84のローラ92から離間する方向に付勢する。従って、この付勢力は、連接レバー128、スライド軸124及びローラキャリア122を介してカムローラ120に伝達され、カムローラ120もまた円筒カム102のカム面106に常時押付けられた状態にある。
駆動軸96とともに円筒カム102が回転されると、カムローラ120もまた円筒カム102におけるカム面106のカム形状に従い、駆動軸96の軸線方向に往復的に変位する。従って、この変位がスライド軸124及び連接レバー128を介してプッシャプレート130に伝達され、この場合、プッシャプレート130は往復動機構36Uの屈伸リンク84を屈伸運動させる。この結果、往復動機構36U側のスライダ54、つまり、上側の耳折りタッカ34Uが下側の耳折りタッカ34Dと同様に上下動し、耳折りタッカ34UがフィルムシートSの上側の耳Eを製品Aの側面上に折込む。ここで、上側の耳折りタッカ34Uは下側の耳折りタッカ34Dとは異なり、下降する際に上側の耳Eを折込むことになる。
なお、図10から明らかなように下側の耳折りタッカ34Dのためのプッシャプレート94は上側の耳折りタッカ34Uのためのプッシャプレート130に比べて上下方向及びに長い。このため、製品Aのサイズに応じて下側の往復動機構36D、つまり、その屈伸リンク84のローラ92の高さレベルが調整されても、プッシャプレート94は屈伸リンク84を確実に屈伸運動させることができる。
更に、図10でみて、プッシャプレート94,130の左右方向の幅は共に長く、これにより、前述したユニットフレーム26の側板28a,28bが製品Aのサイズ(厚み)に応じて移動されても、プッシャプレート94,130も対応する側の屈伸リンク84を確実に屈伸運動させることができる。
なお、図10には前述した水平スクリュー軸37を回転させるためのノブ39もまた併せて示されている。
また、図9及び図11にはサイド折込みタッカ119が2点鎖線により併せて示されており、このサイド折込みタッカ119は、耳折り・サイドフラップ折り位置P3にて上下の耳折りが実行された後、タレット4の回転方向でみて後側のサイドフラップSF(図1参照)を折込むことができる。
上述した上側及び下側の耳折りタッカ34U,34DはフィルムシートSの上下の耳Eを同時ではなく順番に折込むことができ、これは前述した円筒カム102におけるカム面106のカム形状により達成される。
即ち、図12に円筒カム102のカム面106を展開して示すように、カム面106は図12でみて左端に位置した低位フラット面部134と、この低位フラット面部134からスロープ面部136を介して連なる中位フラット面部138と、この中位フラット面部138からスロープ面部140を介して更に連なる高位フラット面部142とを含み、中位フラット面部138を挟むスロープ面部138,140は同一の傾斜角及び長さを有している。
図12(a)に示されているように、上下の耳折りタッカ34U,34Dのそれぞれと組をなすカムローラ120,108は円筒カム102の周方向に所定の距離Lだけ互いに離間し、この間隔Lは耳折りタッカ34U,34Dの折込み領域を規定するスロープ面部138,140の長さLSよりも長い。
図12(a)は、上下の耳折りが開始される直前の状態を示しており、このとき、カムローラ120は中央フラット面部138の左端に位置付けられ、一方、カムローラ108は円筒カム102の高位フラット面部142上にある。つまり、カムローラ120,108は共に中位及び高位フラット面部138,142に乗り上げているから、これらカムローラ120,108とそれぞれ組をなすプッシャプレート130,94は共に対応する屈伸リンク84を伸張させ、スライダ54を介して上下の耳折りタッカ34U,34Dを共に休止位置に位置付けている。なお、図12(a)に示す状態にて、カムローラ120と高位フラット面部142との間の距離をL1、高位フラット面部142の左端とカムローラ108との間の距離をL2(<LS)すれば、L1=2×L2となっている。
この後、円筒カム102が図12でみて右方向に回転されると、カムローラ120が先ずスロープ面部136に進入し(図12(b))、この後、カムローラ108が高位フラット面部142の左端に位置付けられる(図12(c))。このようにしてカムローラ120がスロープ面部136に進入すると、プッシャプレート130はその屈伸リンク84から離間する方向に移動するので、この屈伸リンク84が収縮し、これにより、上側の折込みタッカ34Uはその折込み動作を行い、上側の耳Eが先ず折り込まれる。
このように上側の耳Eの折込みが開始されても、カムローラ108が高位フラット面142上にある間、下側の折込みタッカ34Dによる下側の耳Eの折込みは開始されない。
この後、カムローラ120がスロープ面部136の左端に到達し、上側の耳折りタッカ34Uによる上側の耳Eの折込みが完了する直前にて、カムローラ108はスロープ面部140に進入し、これにより、折込みタッカ34Dによる下側の耳Eの折込みが開始され(図12(d))、そして、カムローラ120,108は低位フラット面部134及びスロープ面部140上をそれぞれ転動する(図12(e))。
この後、カムローラ108がスロープ面部140の左端に到達した時点で、下側の耳折りタッカ34Dにより下側の耳Eの折込みが完了するが、このとき、カムローラ120は低位フラット面部134上にあるので、上側の耳折りタッカ34Uはその折込み位置に維持されている。
上述したようにして上下の耳Eの折込みが完了すると、円筒カム102は図12(f)の状態から左方に向けて回転し、図12(e)〜(b)の状態を経て図12(a)の状態に至り、上下の耳折りタッカ34D,34Uはそれぞれ休止位置に復帰する。
この際、カムローラ120は低位フラット面部134上を相対的に移動するだけであり、上側の耳折りタッカ34Uはその上昇位置に維持される。
図13及び図14から明らかなように、製品Aの側面が正方形又は正方形に近い矩形形状をなしている場合、上下の耳Eの折込みが実施されると、これら耳Eはその先端が互いに重なり合うことになる。
このような耳折り形態にあっても、前述したように上下の耳折りタッカ34U,34Dは上下の耳Eを順番に折込むことから、折込み時に上下の耳Eが互いに干渉することはなく、上下の耳折りを確実に実行することができる。
また、図4中に示した上下の耳折りタッカ34U,34Dから明らかなように、最初に折込み動作を行う耳折りタッカ34Uの下端幅W2が耳折りタッカ34Dの上端幅W1よりも広いことから、図14に示されるように、上下の耳Eが折り込まれたとき、上側の耳Eの側縁と製品側面の側辺とがなす角度αを下側の耳Eの対応する角度βよりも狭くすることができる。
このことは、上側の耳Eの折込み後に下側の耳Eの折込みがなされる際、サイドフラップSFの内面の一部を形成する三角片Xの稜線Yが互い干渉しないことを意味し、これにより、上下の耳EやサイドフラップSFを綺麗に折込むことが可能となる。
なお、図14から明らかなように上下の耳折りが実行された後、下側の耳Eの先端の幅W3は、上側の耳Eの先端の幅W4よりも短くなる。。
更に、上下の耳折りタッカ34U,34Dによる折込みは円筒カム102のカム面106によりもたらされるから、これら耳折りタッカ34U,34Dの折込みタイミングが変動することはなく、上下の耳Eの折込み精度が安定する。また、耳折りタッカ34U,34Dのためのカム面106が同一の円筒カム102に形成されているので、往復動機構36U,36Dの構造もまた簡単になる。
本発明は上述の一実施例に制約されるものでなく、種々の変形が可能である。
例えば、一実施例ではフィルムシートSの上側の耳Eを先ず折り込んでから、下側の耳Eを折り込んでいるが、これらの折込み手順は逆であってもよい。この場合、下側の耳折りタッカ34Dの上端幅は上側の耳折りタッカ34Uの下端幅よりも広く設定される。
また、往復動機構36Dの具体的な高さ調整機構や、円筒カム102からプッシャプレート94,130に至るカムリフトの伝達経路等は種々の変更可能である。
更に、一実施例では、フィルムシートのサイドフラップの折込みやサイドシールがタレットにて実施されているが、これらの折込みやシールをタレットの外側にて実施することもできる。
タレット形包装機内での製品の包装手順を概略的に示した斜視図である。 図1の包装機の耳折り装置を示した側面図である。 図2の一部を拡大して示した図である。 図3中、IV方向からの矢視図である。 図4中、V-V線に沿う断面図である。 図4の下側の往復動機構を部分的に破断して示した図である。 図4中、VII-VII線に沿う断面図である。 図4中、VIII-VIII線に沿う断面図である。 右側の耳折りユニットにおいて、円筒カムから下側のプッシャプレートまでの経路を示した図である。 図9の耳折りユニットの中央板を片面側からみた図である。 右側の耳折りユニットにおいて、円筒カムから上側のプッシャプレ一までの経路を示した図である。 円筒カムのカム面を展開して示し、(a)〜(f)は円筒カムの回転に伴うカムローラの動きを示した図である。 フィルムシートの上側の耳が折り込まれた状態を示す図である。 フィルムシートの上下の耳が折り込まれた状態を示す図である。
符号の説明
4 タレット
34U,34D 耳折りタッカ
36U,36D 往復動機構
54 スライダ
84 屈伸リンク
94,130 プッシャプレート
102 円筒カム
106 カム面
108,120 カムローラ(カムフォロア)
A 製品
S フィルムシート
E 耳(外辺、内辺)
SF サイドフラップ

Claims (6)

  1. ポケットを有するタレットを備え、このタレットの間欠回転に伴いポケットが前記タレットの入口に位置付けられたときに包材を直方体形状の製品の回りにU字状に胴折りしながら、これら包材及び製品を前記ポケット内に受取り、この後、前記ポケットが前記タレットの出口に向けて間欠的に移動する過程にて、前記胴折り後の包材に対する胴フラップ折り及び胴シールを実行して前記製品の側面から突出する前記包材の角筒部を形成し、この後、前記タレットの径方向に離間した前記角筒部の外辺及び内辺を前記製品の側面に対して折込むタレット形包装機において、
    前記外辺及び内辺を折込む折込み装置は、
    前記タレットの径方向でみて外側に配置された外側折込みタッカと、
    前記包材の前記外辺を折込むべく、前記タレットの径方向に前記外側折込みタッカを往復動させる外側往復動機構と、
    前記タレットの径方向でみて内側に配置された内側折込みタッカと、
    前記包材の前記内辺を折込むべく、前記タレットの径方向に前記内側折込みタッカを往復動させる内側往復動機構と、
    前記外側及び内側往復動機構を交互に作動させ、前記外側及び内側折込みタッカの折込みタイミングを設定するタイミング設定手段と
    を具備したことを特徴とするタレット形包装機の折込み装置。
  2. 先に折込み動作を行う折込みタッカの先端幅は後で折込み動作を行う折込みタッカの先端幅に比べて広いことを特徴とする請求項1に記載のタレット形包装機の折込み装置。
  3. 前記外側及び内側往復動機構の各々は、
    固定端及び可動端を有し、前記可動端の移動を伴い屈伸可能な屈伸リンクと、
    前記屈伸リンクの前記可動端と折込みタッカとの間を機械的に接続し、前記屈伸リンクの屈伸量を前記折込みタッカに伝達する接続経路と
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のタレット形包装機の折込み装置。
  4. 前記タイミング設定手段は、
    所定の回動角にて往復的に回動するカムと、
    前記カムの回動に伴い、カムリフト量が変化するカムフォロアと、
    前記カムフォロアのカムリフトを一方の往復動機構に向けて伝達する伝達経路と、
    前記伝達経路の終端に設けられ、前記カムリフトにより往復動して前記屈伸リンクを屈伸させるプッシャプレートと
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のタレット形包装機の折込み装置。
  5. 前記タイミング設定手段は、
    前記外側及び内側往復動機構に共通のカムを備えていることを特徴とする請求項3に記載のタレット形包装機の折込み装置。
  6. 前記タレットの径方向に沿う前記製品のサイズに応じて一方の往復動機構が前記タレットの径方向に移動されて、前記外側及び内側折込みタッカ間の距離が調整されるとき、前記一方の往復動機構の折込みタッカを往復動させるプッシャプレートは前記タレットの径方向に前記一方の往復動機構の前記調整を許容するだけの長さを有することを特徴とする請求項3に記載のタレット形包装機の折込み装置。
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