JP2005193842A - 監視部品取付部構造 - Google Patents

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Masayuki Ishikura
昌幸 石倉
Masatoshi Koike
正敏 小池
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】カメラ装置を、比較的少ない部品で容易に取付作業を行うことができる上、外観上視認される構成部分のコンパクト化を図ることができ、さらに、取外し作業を容易に行える技術を提供すること。
【解決手段】エスカッション部材20の外嵌筒部24の内周部に係合凸部26が形成されると共に、カメラ装置30の内嵌外周部分32に略L字状溝状に形成された被係合凹部33が形成される。外嵌筒部24を内嵌外周部分32に外嵌めした状態で、エスカッション部材20とカメラ装置30とを相対的に回転させることで、係合凸部26と被係合凹部33との係脱が行われる。
【選択図】図1

Description

この発明は、カメラ装置やセンサ等の監視部品を車両に取付けるための技術に関する。
自動車のバンパーは、自動車の外観を装う外装部品であるため、該バンパーに部品取付用のねじボスを設けることは避けられている。これは、例えば、ねじボスをバンパーの内側に設けた場合であっても、バンパーの外側にいわゆる”ひけ”が生じてしまい、意匠性を損ってしまうからである。
このため、カメラ装置、ソナー等のセンサ類をバンパーに取付けるにあたっては、ねじをバンパー側に螺合させる必要のない構造を採用するのが一般的である。
この種の取付構造として、例えば、バンパーに形成された孔にエスカッションを挿入配置し、このエスカッション及びカメラ固定テープを用いて、バンパーの内側にアングルを固定し、さらに、該アングルにねじを用いてカメラ装置を固定した構成が考えられる。
また、他の取付構造として、バンパーに貫通した取付孔に、センサのうち大径な頭部部分を残して小径な挿入部分(本体部分)を挿入し、挿入部分に形成した係止溝に、固定具に形成した二股状の係止脚を挿入して、センサを固定する構造がある。
しかしながら、前者の取付構造では、多数の部品を必要とする上、取付作業性も悪く、コストアップの要因となる。
また、後者の取付構造では、取付孔の外側から取付対象部品の本体部分を挿入して頭部部分を取付孔の外周部外側に係止させる構成であるため、取付対象となる部品の本体部分が大きい場合には、バンパーに形成する取付孔を大きくする必要があるし、また、これに伴い取付対象部品の頭部部分も取付孔以上に大きくする必要がある。このため、外観上視認される取付構造が大型化し、意匠上好ましくない。
さらに、カメラ装置をバンパーに取付けた後には、メンテナンス等の事情に応じて、該カメラ装置を簡易に取外せることが好ましい。
そこで、この発明の課題は、監視部品を、比較的少ない部品で容易に取付作業を行うことができる上、外観上視認される構成部分のコンパクト化を図ることができ、さらに、取外し作業を容易に行える技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明は、取付孔が形成された車両の被取付部に、監視部品を取付けるための監視部品取付部構造であって、前記取付孔の周縁部に前記被取付部の一方面側より係止可能な取付孔係止部を有する取付部材と、前記被取付部の他方面側に配設される監視部品と、前記監視部品を前記被取付部の他方面から離間する方向に付勢する付勢部材と、を備え、前記取付部材と前記監視部品のうち一方側に係合凸部が設けられると共に、他方側に被係合凹部が設けられ、前記係合凸部前記被係合凹部とは、前記取付部材と前記監視部品との相対的な回転に応じて、前記取付孔係止部を前記取付孔の周縁部に係止させた状態で、前記取付孔を通じて係合し或は係合解除するものである。
なお、前記取付部材と前記監視部品のうちの一方側が、円柱周面状の内嵌外周部分を有すると共に、前記取付部材と前記監視部品のうちの他方側が前記内嵌外周部分に外嵌め可能な外嵌筒部分を備え、前記内嵌外周部分の外周部と前記外嵌筒部分の内周部のうちの一方側に係合凸部が設けられると共に、前記内嵌外周部分の外周部と前記外嵌筒部分の内周部のうちの他方側に、前記外嵌筒部分を前記内嵌外周部分に外嵌めした状態で、前記取付部材と前記監視部品とを相対的に所定方向に回転させることにより、前記係合凸部と係合可能で、前記所定方向とは逆方向に回転させることにより、前記係合凸部との係合が解除可能な被係合凹部が設けられたものであってもよい。
また、前記被係合凹部は、前記内嵌外周部分の軸方向に沿って延びる挿通溝部と、前記内嵌外周部分の周方向に沿って延びる係合溝部とが略L字状に連設された溝状に形成されると共に、前記前記係合溝部の先端部に、前記係合凸部が嵌まり込む嵌込凹部が形成され、前記付勢部材が前記監視部品を前記被取付部の他方面から離間する方向に付勢する付勢力により、前記係合凸部が前記嵌込凹部に嵌まり込む状態に保持されるものであってもよい。
さらに、前記取付部材に、前記取付孔に回り止状態で嵌め込まれる回り止部が設けられていてもよい。
また、前記付勢部材は、前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在して、前記監視部品を付勢する部材であり、前記監視部品に、前記付勢部材が前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在配置可能なように、前記付勢部材を保持する付勢部材保持部材が形成されていてもうよい。
さらに、前記付勢手段は、前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在する波形座金であってもよい。
この発明に係る監視部品取付部構造によると、取付部材の取付孔係止部を取付孔の周縁部に係止させると共に、その係合部と監視部品側の被係合部とを係合させ、さらに、付勢部材により監視部品を被取付部の他方面より離間する方向に付勢することで、監視部品を取付けることができるため、比較的少ない部品で容易に取付作業を行うことができる。
また、取付作業を行う際に、監視部品の本体部分を取付孔に挿通させる必要はないので、取付孔を比較的小さくし、これに合わせて取付部材を比較的小さくすることができ、外観上視認される構成部分のコンパクト化を図ることができる。
さらに、取付部材と監視部品との相対的な回転に応じて、係合凸部と被係合凹部とを係合し或は係合解除することができるため、取外し作業を容易に行える。
また、前記内嵌外周部分の外周部と前記外嵌筒部分の内周部のうちの一方側に係合凸部が設けられると共に、他方側に被係合凹部が設けられたものにあっては、外嵌筒部分を内嵌外周部分に外嵌めした状態で、取付部材と監視部品とを相対的に回転させることにより、前記係合凸部と前記被係合凹部との係合又はその係合解除がなされるため、それらの係合及び係合解除作業を正確かつ容易に行える。
さらに、被係合凹部は、前記内嵌外周部分の軸方向に沿って延びる挿通溝部と、前記内嵌外周部分の周方向に沿って延びる係合溝部とが略L字状に連設された溝状に形成されると共に、前記前記係合溝部の先端部に、前記係合凸部が嵌まり込む嵌込凹部が形成されているため、係合凸部が嵌込凹部に嵌まり込むと共に、この嵌まり込み状態が付勢部材の付勢力により保持されるため、係合凸部と被係合凹部との係合状態がより確実に保持される。
さらに、取付部材に、取付孔に回り止状態で嵌め込まれる回り止部が設けられると、取付部材の回転を防止できる。
また、監視部品に、付勢部材を保持する付勢部材保持部材が形成されていると、監視部品の組付途中に付勢部材が脱落等することなく便利である。
また、付勢手段として波形座金を用いることで、低コスト化を図ることができる。
以下、この発明の実施形態に係るカメラ取付部構造について説明する。
図1はカメラ取付部構造を示す分解斜視図であり、図2はカメラ取付部構造を示す一部破断斜視図であり、図3はカメラ取付部構造を図2とは異なる方向からみた分解斜視図であり、図4はカメラ取付部構造を被取付板10に取付けた状態を示す一部断面側面図である。なお、図3ではリテーナ部材の図示は省略されている。
ここでは、車両のバンパー等の被取付板10に、車両周辺を撮像するためのカメラ装置を取付ける構成について説明するが、対象物までの距離を測定する超音波センサ等、一部を外部に露出させた状態で取付けられる諸監視部品の取付に適用できる。
カメラ取付部構造は、取付部材としてのエスカッション部材20と、監視部品としてのカメラ装置30と、付勢部材としてのリテーナ部材40とを備えている。
ここで、被取付板10には、矩形状の4隅を斜辺状に形成した形状を持つ取付孔11が形成されている(図2〜図4参照)。なお、取付孔11は、それに嵌め込まれた部材を回り止できる形状、即ち、単なる矩形状や多角形状等、非円形状であればよい。かかる被取付板10の取付孔11部分に、本カメラ取付部構造が組付けられる。
エスカッション部材20は、樹脂等により形成された部材であり、円板状の取付孔係止部22と、この取付孔係止部22の一方面側に突設された外嵌筒部24と、外嵌筒部24に形成された係合凸部26と、円板状の取付孔係止部22の一方面側に突設された回り止部28とを備えている。
取付孔係止部22は、取付孔11よりも大きな広がりを持つ円板形状に形成されており、取付孔11の周縁部に被取付板10の一方面(例えば、バンパーの外側となる面)側より係止可能に構成されている。また、取付孔係止部22の中央部には、カメラ装置30の撮像面39を挿入配置可能な孔部22hが形成されている。カメラ装置30の撮像面39は、該孔部22hを通じて外部に臨んで外部景色を撮像する。
外嵌筒部24は、前記孔部22hの周縁部から被取付板10の一方面側に向けて突出する略円筒状に形成されている。この外嵌筒部24は、カメラ装置30の内嵌外周部分32に外嵌め可能に形成されている。
また、この外嵌筒部24の内周部に、少なくとも一つの係合凸部26が形成されており、この係合凸部26は、後述する被係合凹部33に係合可能に構成されている。本実施形態では、外嵌筒部24の内周部に、その周方向に沿って略均等間隔で4つの係合凸部26が形成されており、各係合凸部26は、略直方体の突起状に形成されている。係合凸部26の数は2〜4個程度が好ましい。
回り止部28は、上記取付孔11に回り止状態で嵌め込み可能な凸状に形成されている。ここでは、回り止部28は、外嵌筒部24の基端側外周部に突出形成された凸状部分であり、上記取付孔11に対応する形状、即ち、エスカッション部材20の背面側から見て、略方形状の4隅を斜めに切除した形状に形成されている(図3参照)。
カメラ装置30は、略方形板状のカメラ基板部35の一方面側に、略円柱状のカメラ本体部31が突出形成された形状を有しており、この内部の適宜位置に、レンズやCCD素子、所定の撮像回路等が内蔵されている。
また、カメラ本体部31の外周部は、円柱周面状の内嵌外周部分32とされ、上記外嵌筒部24内に内嵌め可能に形成されている。
この内嵌外周部分32には、上記係合凸部26を係合可能な被係合凹部33が形成されている。ここでは、上記4つの係合凸部26に対応して、内嵌外周部分32の周方向に沿って略均等間隔で4つの被係合凹部33が形成されている。
被係合凹部33は、上記外嵌筒部24を内嵌外周部分32に外嵌めした状態で、エスカッション部材20とカメラ装置30とを相対的に所定方向に回転させることにより、上記係合凸部26と係合し、また、逆方向に回転させることにより、係合凸部26との係合が解除されるように構成されている。
より具体的には、被係合凹部33は、挿通溝部33aと係合溝部33bとが略L字状に連設された溝状に形成されている。
挿通溝部33aは、内嵌外周部分32の軸方向に沿って延びる溝状に形成されており、その一端側は、カメラ本体部31の前方側(エスカッション部材20側)に開口している。上記係合凸部26は、挿通溝部33a内を内嵌外周部分32の軸方向に沿って移動可能とされている。
また、係合溝部33bは、上記挿通溝部33aの他端側から、内嵌外周部分32の周方向に沿って延びる溝状に形成されている。上記係合凸部26は、係合溝部33b内を内嵌外周部分32の周方向に沿って移動可能とされている。
また、この係合溝部33bの先端部には、カメラ本体部31の前方側(エスカッション部材20側)に凹む嵌込凹部33cが形成されている。この嵌込凹部33cは、係合凸部26が嵌まり込み可能な凹形状に形成されている。
そして、各係合凸部26を各挿通溝部33a内に挿入しつつ、外嵌筒部24を内嵌外周部分32に外嵌めし、この後、カメラ装置30とエスカッション部材20とを相対的に接近移動させると、各係合凸部26が各挿通溝部33aの他端側奥部に達する。この状態で、カメラ装置30とエスカッション部材20とを相対的に所定方向に回転させると、各係合凸部26は各係合溝部33b内を移動してその先端側に達する。この後、カメラ装置30とエスカッション部材20とを相対的に離間移動させると、各係合凸部26が各嵌込凹部33cに嵌め込まれるようにして係合溝部33b(嵌込凹部33c)に係合するようになる(図1の一点鎖線参照)。
また、この状態から、カメラ装置30とエスカッション部材20とを相対的に接近移動させて、各係合凸部26と各嵌込凹部33cとの嵌込み係合を解除させた状態で、カメラ装置30とエスカッション部材20とを前記所定方向とは逆方向に相対的に回転移動させると、各係合凸部26が各係合溝部33b内を移動して、各挿通溝部33a側に達する。この状態で、カメラ装置30とエスカッション部材20とを相対的に離間移動させることで、カメラ装置30とエスカッション部材20とが分離する。
また、カメラ基板部35の両側部には、リテーナ部材40を保持するための付勢部材保持部材としてリテーナ保持凸部36が形成されている。
リテーナ部材40は、鋼材や樹脂等の弾性材料により形成されて、カメラ装置30を被取付板10の他方面から側離間する方向に付勢する付勢部材であり、基板部42とこの基板部42の4隅に形成された付勢脚部46とを備えている。
基板部42は、略方形板状部材の4隅を入隅状に切除した形状であってカメラ基板部35に対応する広がりを持つ板状に形成されており、その略中央部にカメラ装置30を挿入可能な孔部42hが形成されている。
そして、カメラ装置30を孔部42h内に挿入配置しつつ、基板部42をカメラ基板部35の一方面に密着させるように配設可能に構成されている。
また、基板部42の外周部には、カメラ基板部35の4側面に当接可能な4つの位置決め片44が屈曲形成されている。このうち両側部の位置決め片44には、上記リテーナ保持凸部36が係合可能な保持用孔部44aが形成されている。
そして、基板部42をカメラ基板部35の一方面に密着させるように配設した状態で、各位置決め片44をカメラ基板部35の各側面に当接させることで、基板部42とカメラ基板部35との面方向における位置決めが図られる。また、リテーナ保持凸部36が保持用孔部44aに係合することで、カメラ装置30からのリテーナ部材40の脱落防止が図られる。
なお、カメラ装置30がリテーナ部材40を保持する構成は、上記のものに限られず、例えば、カメラ本体部31の基端側外周部に、付勢部材保持部材として基板部42の孔部42h周縁部に係合する突起が形成された構成であってもよいし、また、カメラ装置30側に付勢部材保持部材としての保持用凹部が形成され、リテーナ部材40側の保持用突起が当該保持用凹部に係合するものであってもよい。
また、各付勢脚部46は、基板部42の4隅の入隅部分からその一方面側に向けて外向きに徐々に広がるようにして延設されており、その各付勢脚部46の先端部は、さらに、外方に向けて屈曲されている。
そして、基板部42をカメラ本体部31の一方面側に配設した状態で、各付勢脚部46をカメラ本体部31の外側に広げるように弾性変形させつつ、各付勢脚部46の先端部をカメラ本体部31の外側で被取付板10の他方面に当接させると、各付勢脚部46が原形に復帰しようとする弾性力により、カメラ装置30が被取付板10から離間する方向に付勢されることになる。
このように構成されたカメラ取付部構造の組立手順(カメラ装置の取付作業)について説明する。
まず、リテーナ保持凸部36を保持用孔部44aに係合させて、カメラ装置30のカメラ基板部35の一方面側に、リテーナ部材40の基板部42を取付けておく。
そして、エスカッション部材20の外嵌筒部24及び回り止部28を、被取付板10の一方面側から取付孔11内に挿入し、外嵌筒部24を被取付板10の他方面側に突出させると共に、回り止部28を取付孔11内に嵌め込む。
続いて、外嵌筒部24の内周部の各係合凸部26をカメラ本体部31側に形成された被係合凹部33の各挿通溝部33a内に挿入しつつ、内嵌外周部分32を外嵌筒部24内に内嵌めするように、カメラ装置30とエスカッション部材20とを接近移動させる。この際、各付勢脚部46の先端部が、被取付板10の他方面に当接するので、この付勢脚部46の弾性力に抗してカメラ装置30を押込む。
すると、各係合凸部26が各挿通溝部33aの他端側奥部に達するので、この状態で、カメラ装置30をエスカッション部材20に対して相対的に所定方向に回転させる。これにより、各係合凸部26は、外嵌筒部24の周方向に沿って各係合溝部33b内を移動してその先端側に達する。
この後、カメラ装置30を押込む力を解除すると、リテーナ部材40の付勢力によって、カメラ装置30がエスカッション部材20から離間する方向に移動し、各係合凸部26が各嵌込凹部33cに嵌め込まれるようにして係合溝部33bに係合するようになる。
この取付状態では、取付孔係止部22が取付孔11の周縁部に被取付板10の一方面側より係止した状態で、各付勢脚部46により、カメラ装置30が被取付板10の他方面側から離間する方向に付勢されることとなる。
これにより、カメラ装置30の取付作業が終了する。
なお、この状態では、各係合凸部26が各嵌込凹部33cに嵌め込まれているため、カメラ装置30とエスカッション部材20との相対的な回転が防止され、これにより、カメラ装置30の脱落が防止される。
また、カメラ取付部構造の分解手順(カメラ装置の取外し作業)は、次のようにして行う。
まず、リテーナ部材40の付勢力に抗してカメラ装置30をリテーナ部材40側に押込み、もって各係合凸部26と各嵌込凹部33cとの嵌込み係合を解除した状態で、カメラ装置30を上記所定方向とは逆方向に回転させる。これにより、各係合凸部26が各係合溝部33b内を移動して、各挿通溝部33a側に達する。
この状態で、カメラ装置30をエスカッション部材20から離間する方向に引抜くと、カメラ装置30とエスカッション部材20とが分離する。これにより、カメラ装置30を被取付板10から取外すことができる。
以上のように構成されたカメラ取付部構造によると、エスカッション部材20の取付孔係止部22を取付孔11の周縁部に係止させると共に、エスカッション部材20の各係合凸部26を各被係合凹部33に係合させることで、カメラ装置30を取付けることができるため、比較的少ない部品で容易に取付作業を行うことができる。
特に、リテーナ部材40によりカメラ装置30が被取付板10の他方面側から離間する方向に付勢されているため、該カメラ装置30をがたつきなく取付けることができる。
しかも、取付作業を行う際に、カメラ装置30のカメラ本体部31を取付孔11に挿通させる必要はないので、取付孔11を該カメラ本体部31が通過できない程度の比較的小さな大きさに形成することができ、また、これに合わせて、エスカッション部材20の取付孔係止部22を比較的小さくすることができる。従って、外観上視認される構成部分のコンパクト化を図ることができる。
さらに、エスカッション部材20とカメラ装置30との相対的な回転に応じて、各係合凸部26と各被係合凹部33とを係合させ或は係合解除させることができるため、取外し作業を容易に行える。また、かかる取外し作業を、各構成部品を変形、破壊させることなく実施できるので、各構成部品を全て再利用できるという利点もある。
この場合において、特に、エスカッション部材20の外嵌筒部24の内周部に各係合凸部26が形成されると共に、カメラ装置30の内嵌外周部分32に各被係合凹部33が形成され、外嵌筒部24を内嵌外周部分32に外嵌めした状態で、エスカッション部材20とカメラ装置30とを相対的に回転させることで、各係合凸部26と各被係合凹部33との係合又はその係合解除が行われるため、それらの係合及び係合解除作業を正確かつ容易に行える。
またさらに、被係合凹部33が挿通溝部33aと係合溝部33bとが略L字状に連設された溝状に形成されると共に、その先端部に嵌込凹部33cが形成されており、係合凸部26が嵌込凹部33cに嵌まり込むと共に、この嵌まり込み状態がリテーナ部材40の付勢力により保持されるため、係合凸部26と被係合凹部33との係合状態がより確実に保持される。
また、これらの各係合凸部26と各被係合凹部33とは、それらの弾性変形等を利用せずに係合する構成であるため、各係合凸部26と各被係合凹部33とを厚肉化等することができ、構成部品を丈夫にすることができる。
また、エスカッション部材20に、取付孔11に回り止状態で嵌め込まれる回り止部28が設けられているため、エスカッション部材20の回転を防止できる。
さらに、カメラ装置30に、リテーナ部材40を保持するリテーナ保持凸部36が形成され、このリテーナ保持凸部36がリテーナ部材40側の保持用孔部44aに係合するため、カメラ装置の取付作業中等において、カメラ装置30からのリテーナ部材40の脱落防止を図ることができる。
なお、本実施形態では、エスカッション部材20側に外嵌筒部24を形成してこの内周部に係合凸部26を形成すると共に、カメラ装置30側の内嵌外周部分32に被係合凹部33を形成しているが、外嵌筒部24側に上記被係合凹部33と同様の被係合凹部を形成すると共に、内嵌外周部分32側に係合凸部26と同様の係合凸部を形成してもよい。また、エスカッション部材20側に円柱周面状の内嵌外周部分を形成すると共に、カメラ装置30側にその内嵌外周部分に外嵌め可能な外嵌筒部を形成するようにしてもよい。
図5及び図6は、付勢部材に係る変形例を示す図である。
この変形例では、上記リテーナ部材40に代えて、波形座金40B(ウェーブワッシャー)を用いている。
この波形座金40Bは、カメラ本体部31を挿通可能な円環状の薄板に波形をつけた座金である。そして、この波形座金40Bをカメラ本体部31に外嵌めした状態で、上記実施形態と同様にしてカメラ装置30の取付を行うと、本波形座金40Bがカメラ基板部35の一方面と被取付板10の他方面との間に弾性圧縮状に介在して、カメラ装置30を被取付板10の他方面から離間する方向に付勢し、上記リテーナ部材40と同様の機能を果す。
このような波形座金40Bは、所定の金属板を打抜き及び屈曲加工することで形成できるため、低コスト化を図ることができる。
また、図7は、被係合凹部33の嵌込凹部33cに係る変形例を示す図である。
同図に示すように、嵌込凹部33cに対応する嵌込凹部33Ccは、その先端側から基端側(係合溝部33b側)に向けて、順次幅寸法が大きくなる凹形状に形成されている。
これにより、係合溝部33bの先端部に達した係合凸部26が、嵌込凹部33Cc内に円滑に嵌まり込むようになっている。
この発明の実施形態に係るカメラ取付部構造を示す分解斜視図である。 同上のカメラ取付部構造を示す一部破断斜視図である。 同上のカメラ取付部構造を他の方向からみた分解斜視図である。 同上のカメラ取付部構造をバンパーに取付けた状態を示す一部断面側面図である。 付勢部材に係る変形例を示す斜視図である。 付勢部材に係る変形例を示す側面図である。 被係合凹部の嵌込凹部に係る変形例を示す側面図である。
符号の説明
10 被取付板
11 取付孔
20 エスカッション部材
22 取付孔係止部
24 外嵌筒部
26 係合凸部
28 回り止部
30 カメラ装置
31 カメラ本体部
32 内嵌外周部分
33 被係合凹部
33a 挿通溝部
33b 係合溝部
33c 嵌込凹部
36 リテーナ保持凸部
40 リテーナ部材
40B 波形座金
46 付勢脚部

Claims (6)

  1. 取付孔が形成された車両の被取付部に、監視部品を取付けるための監視部品取付部構造であって、
    前記取付孔の周縁部に前記被取付部の一方面側より係止可能な取付孔係止部を有する取付部材と、
    前記被取付部の他方面側に配設される監視部品と、
    前記監視部品を前記被取付部の他方面から離間する方向に付勢する付勢部材と、
    を備え、
    前記取付部材と前記監視部品のうち一方側に係合凸部が設けられると共に、他方側に被係合凹部が設けられ、
    前記係合凸部前記被係合凹部とは、前記取付部材と前記監視部品との相対的な回転に応じて、前記取付孔係止部を前記取付孔の周縁部に係止させた状態で、前記取付孔を通じて係合し或は係合解除する、監視部品取付部構造。
  2. 請求項1記載の監視部品取付部構造であって、
    前記取付部材と前記監視部品のうちの一方側が、円柱周面状の内嵌外周部分を有すると共に、前記取付部材と前記監視部品のうちの他方側が前記内嵌外周部分に外嵌め可能な外嵌筒部分を備え、
    前記内嵌外周部分の外周部と前記外嵌筒部分の内周部のうちの一方側に係合凸部が設けられると共に、
    前記内嵌外周部分の外周部と前記外嵌筒部分の内周部のうちの他方側に、前記外嵌筒部分を前記内嵌外周部分に外嵌めした状態で、前記取付部材と前記監視部品とを相対的に所定方向に回転させることにより、前記係合凸部と係合可能で、前記所定方向とは逆方向に回転させることにより、前記係合凸部との係合が解除可能な被係合凹部が設けられた、監視部品取付部構造。
  3. 請求項2記載の監視部品取付部構造であって、
    前記被係合凹部は、前記内嵌外周部分の軸方向に沿って延びる挿通溝部と、前記内嵌外周部分の周方向に沿って延びる係合溝部とが略L字状に連設された溝状に形成されると共に、前記前記係合溝部の先端部に、前記係合凸部が嵌まり込む嵌込凹部が形成され、
    前記付勢部材が前記監視部品を前記被取付部の他方面から離間する方向に付勢する付勢力により、前記係合凸部が前記嵌込凹部に嵌まり込む状態に保持される、監視部品取付部構造。
  4. 請求項1〜請求項3記載のいずれかに記載の監視部品取付部構造であって、
    前記取付部材に、前記取付孔に回り止状態で嵌め込まれる回り止部が設けられた、監視部品取付部構造。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の監視部品取付部構造であって、
    前記付勢部材は、前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在して、前記監視部品を付勢する部材であり、
    前記監視部品に、前記付勢部材が前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在配置可能なように、前記付勢部材を保持する付勢部材保持部材が形成された、監視部品取付部構造。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の監視部品取付部構造であって、
    前記付勢手段は、前記監視部品と前記被取付部の他方面との間に介在する波形座金である監視部品取付部構造。
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