JP2005193837A - スライド機構およびそのスライド機構を用いる開閉パネル装置 - Google Patents

スライド機構およびそのスライド機構を用いる開閉パネル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スライド軸の軸受への嵌合が容易で外れにくく確実に固定することができるとともに、スライド軸を軸受から取り外す場合、どのような位置からでも容易に取り外すことができるようにする。また、手動による開閉パネルの開閉操作時の感触を改善するとともに、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図る。
【解決手段】並列する2つの同じ大きさの嵌合部11、12と、この2つの嵌合部11、12間を連通するくびれ部13とからなる可撓性を有する軸受1と、この軸受1の嵌合部11または12へ嵌入し、くびれ部13を通じて2つの嵌合部11、12間をスライド移動する弾性を有するスライド軸2とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パネルの開閉やスイッチのオン・オフ、あるいは電子部品の固定や取り外し等に用いるスライド機構、およびそのスライド機構を用いた開閉パネル装置に係るものであり、特に、カーオーディオ等の電子機器において、装置本体の前面パネルを覆うように配置された開閉パネルを手動操作で開閉するのに好適なスライド機構およびそのスライド機構を用いた開閉パネル装置に関するものである。
従来、車載用CDプレーヤなどの電子機器には、装置本体の前面に取り付けた前面パネルに各種操作キーや表示部、あるいはCD等の情報記録媒体を挿入する挿入口が設けられている。しかし、近年、電子機器の多機能化にともなって、操作キーの数の増加や表示部が大型化し、その全てを1つのパネル面へ配置することが困難となった。
そこで、従来の電子機器においては、この多機能化に対応するために、前面パネルを覆うように配置された開閉パネルを設けている。このような開閉パネルを設けることにより、例えば、前面パネルを覆った開閉パネルを表示部や操作キーを配置する領域として活用することができ、CD等の情報記録媒体の挿入、排出時のみ、開閉パネルを開くように操作して、前面パネルに設けた情報記録媒体の挿入口を露出させるように構成することによって、限られたスペース内に多くの操作キーや比較的大型の表示部を配置できるようにしていた。
ところで、上述した従来の開閉パネル装置を設けた電子機器の内、特に、開閉パネルの開閉時に、手動で開閉操作を行なう開閉機構を備えた電子機器では、開閉機構に合成樹脂の弾性特性を利用したヒンジ部を構成し、開閉パネルの開閉を行なうようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の手動で開閉操作する開閉機構には、コイルバネや板バネ等の弾発力を利用した機構が多く使用されていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−293926号公報(第1−3頁、第1図) 特開2000−76838号公報(第1−4頁、第1図)
上述した開閉パネルの開閉機構に合成樹脂の弾性特性を利用したヒンジ部を構成した従来のもにあっては、開閉パネルを手動で開閉操作した時に、ヒンジ部がスムーズに動作せず、開閉操作時の感触が悪く、また耐久性に欠けるという問題点があった。
また、開閉機構に、コイルバネや板バネを使用したものにあっては、限られたスペース内に配置することは困難であり、機構全体の形状をコンパクトにまとめる上での妨げとなり、組み立て時の作業性も悪く、コスト高となる問題点があった。
本発明のスライド機構は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、スライド軸の軸受への嵌合が容易で外れにくく確実に固定することができるとともに、スライド軸を軸受から取り外す場合、どのような位置からでも容易に取り外すことができ、また、構造の単純化を可能とし、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることができるスライド機構を提供しようとするものである。
また、本発明のスライド機構を用いる開閉パネル装置は、手動による開閉パネルの開閉操作時の感触を改善することができるとともに、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明のスライド機構においては、並列する2つの同じ大きさの嵌合部と、この2つの嵌合部間を連通するくびれ部とからなる可撓性を有する軸受と、この軸受の嵌合部へ嵌入した後、くびれ部を通じて2つの嵌合部間をスライド移動する弾性を有するスライド軸とを備えたものである。
また、上記スライド機構における軸受の2つの嵌合部は、同じ大きさでかつ円形状に形成するとともに、この2つの嵌合部間をくびれ部で連通させるように構成することが好ましい。
さらに、上記スライド機構のスライド軸は、軸方向に貫通させた中空部を有する弾性体で形成することが効果的である。
また、上記スライド機構のスライド軸は、多角形の弾性体で形成することもできる。
また、本発明のスライド機構を用いた開閉パネル装置においては、装置本体の前面に取り付けた前面パネルと、この前面パネルを手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネルとを備えた開閉パネル装置において、並列する2つの同じ大きさの嵌合部と、この2つの嵌合部間を連通するくびれ部とからなる可撓性を有する軸受と、この軸受の嵌合部へ嵌入した後、くびれ部を通じて2つの嵌合部間をスライド移動する弾性を有するスライド軸とでスライド機構を構成し、このスライド機構の軸受とスライド軸とを開閉パネルの背面側と前面パネル側とにそれぞれ対向させて配置したものである。
また、上記開閉パネル装置に用いたスライド機構の軸受とスライド軸とを開閉パネルの背面側と前面パネル側とに複数組配置することが効果的である。
さらに、上記軸受とスライド軸とで構成したスライド機構の近傍に、スライド軸のスライド移動方向と同一方向にスライド移動する係合溝を有する受け枠とガイドレールとからなるガイド機構を設けることが好ましい。
また、本発明の開閉パネル装置においては、装置本体の前面に取り付けた前面パネルと、この前面パネルを手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネルとを備えた開閉パネル装置において、所定の間隔を置いて平行に配置した非対称の波形状に形成した一対の軸受レールと、この一対の軸受レール間に挟み込まれた状態でスライド移動する弾性を有する一対のスライド軸とでスライド機構を構成し、このスライド機構の一対の軸受レールおよびスライド軸を開閉パネルの背面側と前面パネル側とにそれぞれ配置したものである。
本発明のスライド機構は、スライド軸の軸受への嵌合が容易で外れにくく確実に固定することができるとともに、スライド軸を軸受から取り外す場合、どのような位置からでも容易に取り外すことができる。また、構造を著しく単純化することが可能となるため、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることができる。
また、本発明のスライド機構を用いる開閉パネル装置は、手動による開閉パネルの開閉操作時の感触を改善することができるとともに、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることができる。
カーオーディオ等の装置本体の前面に取り付けた前面パネルと、この前面パネルを手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネルとを備えた開閉パネル装置において、並列する2つの同じ大きさの嵌合部と、この2つの嵌合部間を連通するくびれ部とからなる可撓性を有する軸受と、この軸受の嵌合部へ嵌入した後、くびれ部を通じて2つの嵌合部間をスライド移動する弾性を有するスライド軸とでスライド機構を構成し、このスライド機構の軸受とスライド軸とを開閉パネルの背面側と前面パネル側とにそれぞれ対向させて配置する。
本発明のスライド機構の実施例を図1の(a)および(b)を参照して説明する。
図1の(a)および(b)は、スライド機構の要部構成を示す一部分断面した正面図である。また、図1の(a)は、このスライド機構を開閉パネル装置に用いた場合を例に挙げると、開閉パネルが開放状態に位置するときの状態を示し、図1の(b)は、開閉パネルが閉状態に位置するときの状態を示している。
図1の(a)および(b)において、1は可撓性を有する軸受である。この軸受1は、例えば、カースオーディオ等の装置本体の前面に取り付けた前面パネルを覆い隠した閉状態、または開放状態とする開閉パネルの背面側にビス止め、あるいは接着等の固定手段で取り付けられる。
この軸受1は、並列する2つの同じ大きさのほぼ円形状に形成した嵌合部11および嵌合部12を設けている。さらに、軸受1の2つの嵌合部11、12の間には、この2つの嵌合部11、12の間を連通するくびれ部13を設けている。
上記2つの嵌合部11、12は、後述する弾性を有するスライド軸2の外形よりも若干小さい径で形成した内周壁面14、15を設けている。したがって、スライド軸2を一方の嵌合部11(または、嵌合部12)へ嵌入する際には、スライド軸2を嵌合部11(または嵌合部12)へ押し込み、スライド軸2を若干圧縮変形させた状態で嵌合部11に嵌合し、固定された状態となる。
また、くびれ部13は、スライド軸2の外形よりも小さい寸法でくびれた通路16を形成し、スライド軸2のスライド移動を制約するように形成している。したがって、このくびれ部13に形成した通路16を通じてスライド軸2を嵌合部12(または嵌合部11)へスライド移動させる場合には、スライド軸2を圧縮変形させるだけの押圧力を要するように構成して、スライド軸2のスライド移動に対して制約を持たせるようにしている。
スライド軸2は、例えば、カーオーディオ等の装置本体の前面に取り付けた前面パネル側において、上述した軸受1と対向する位置にビス止め、あるいは接着等の固定手段で取り付けられる。このスライド軸2は、弾性特性を有する部材、あるいはその軸方向に貫通する中空部21を有する断面O字形状に形成して弾性特性を有するように構成している。さらに、この中空部21を形成するスライド軸2の外周壁面に縦にスリット(図示しない)を形成し、弾性効果を高めるように構成することも可能である。また、用途に応じて、スライド軸2を多角形に形成することも可能である。
以上のように構成したスライド機構において、スライド軸2を軸受1へ組み込む場合は、図1の(a)に示すように、軸受1の嵌合部11へスライド軸2を押し込むように嵌入する。この時、スライド軸2は、保有する弾性により、若干圧縮変形して嵌合部11内へ嵌合し、固定される。このスライド軸2を固定する際の保持力は、スライド軸2が若干圧縮変形したことによる反発力と、軸受1自体が保有する可撓性との相乗作用によって、スライド軸2の固定を確実なものとしている。
また、固定されたスライド軸2は、くびれ部13によって、嵌合部12方向へのスライド移動が制約されている。したがって、意識してスライド軸2(または、軸受1)に対して嵌合部12方向への力を加え、その加えられた力によってスライド軸2がくびれ部13の通路16を通過することが可能な形状に圧縮変形させるとともに、くびれ部13の通路16を外方向に押し広げない限り、スライド軸2は嵌合部12方向へスライド移動することはない。
一方、スライド軸2を図1の(b)に示すように、嵌合部11から嵌合部12へスライド移動させる場合には、スライド軸2(または、軸受1)に対して、嵌合部12方向の力を加える。このように、スライド軸2へスライド移動を開始するのに充分な力が加えられると、スライド軸2の外周面と嵌合部11の内周壁面14同士が接触した状態でくびれ部13の通路16方向へのスライド移動が進行し、幅の狭くなったくびれ部13の通路16をスライド軸2は圧縮変形するとともに、通路16を外方向に押し広げながらその通路16を通過する。くびれ部13の通路16を通過したスライド軸2は、その外周面と嵌合部12の内周壁面15同士を接触しながら、嵌合部12へのスライド移動を進行して、嵌合部12へ嵌合し、固定される。
以上説明したように、この実施例のスライド機構によれば、スライド軸の軸受への嵌合が容易で外れにくく、確実に固定することができるとともに、スライド軸を軸受から取り外す場合、どのような位置からでも容易に取り外すことができる。また、構造を著しく単純化することが可能となるため、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることができる。
次に、上述した実施例1に示すように構成したスライド機構をカーオーディオ等の電子機器の開閉パネル装置に用いた実施例について、図2を参照して説明する。
図2は、電子機器の装置本体Aの前面に取り付けた前面パネル3と、この前面パネル3を手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネル4とを備えた開閉パネル装置において、開閉パネル4を前面パネル3側へ組み付ける前に状態を示した斜視図である。
なお、以降の説明において、上述した実施例1のスライド機構の構成と同一部分には同一の符号を付し、その共通する箇所の詳細の説明は重複するため省略する。
図2の開閉パネル装置は、スライド機構を構成する一方の軸受1を開閉パネル4の背面側41の中央部分にビス止め、あるいは接着等の固定手段によって、取り付けられている。また、この実施例2においては、スライド軸2の上端部に、嵌合部12(または嵌合部11)へ嵌合するフランジ部22を設けている。このフランジ部22は、スライド軸2の径よりも大径の円形に形成され、かつ軸受1の嵌合部12へ押し込むように嵌入された際に、若干圧縮変形する大きさの径で形成されている。
また、この開閉パネル装置には、軸受1とスライド軸2とで構成したスライド機構の両側に、スライド軸2のスライド移動方向と同じ上下方向にスライド移動するガイド機構を備えている。このガイド機構は、前面パネル3の両サイドやや下側にガイドレール5を設けるとともに、開閉パネル4の背面側41の両サイドやや上側に係合溝61を有する凹字形状の受け枠6を設けている。ガイドレール5と受け枠6の取り付け位置の関係は、開閉パネル4を前面パネル3側に、矢印で示すように組み付け、スライド軸2のフランジ部22が軸受1の嵌合部12へ嵌合する際には、受け枠6の係合溝61の下端部分がガイドレール5の上端部分へ係合するように配置されている。
以上のように構成した開閉パネル装置において、開閉パネル4を前面パネル3へ組み付ける場合は、矢印で示すように、開閉パネル4の背面側41を前面パネル3へ接近させ、軸受1の嵌合部12へスライド軸2のフランジ部22を押し込むようにして嵌入させて嵌合し、固定する。この時、前面パネル3の上部に設けたCD等の情報記録媒体の挿入、排出口7を覆い隠した閉状態となる。
一方、開閉パネル4の上部を手で押し下げると、軸受1の嵌合部12へ嵌合していたフランジ部22は、スライド移動してくびれ部13を通過し、嵌合部11へ嵌合し固定される。このフランジ部22のスライド移動の際には、受け枠6の係合溝61とガイドレール5との係合により、開閉パネル4の両側が位置決めされた状態で下降し、フランジ部22のスライド移動をスムーズに行なうことができる。したがって、開閉パネル4は、その全体を垂直に下降し、フランジ部22が嵌合部12へ嵌合し、固定されることにより、前面パネル3に設けた情報記録媒体の挿入、排出口7を露出させた開放状態にすることができる。
以上説明したように、この実施例2の開閉パネル装置によれば、手動による開閉パネルの開閉操作時の感触を改善することができるとともに、耐久性に富み、少スペース化とコストダウンを図ることができる。
なお、この実施例2では、前面パネル3側にスライド軸2を設けるとともに、開閉パネル4側に軸受1を設けた場合について説明したが、これとは全く逆に、前面パネル3側に軸受1を設け、開閉パネル4側にスライド軸2を設けた場合も、全く同様の効果を得ることができる。
次に、開閉パネル装置の他の実施例を図3の(a)を参照して説明する。
図3の(a)は、開閉パネル4を背面側41から見た状態を示すものである。この図3の(a)の実施例においては、実施例1で述べたスライド機構を2組使用したことを特長としている。
この2組のスライド機構は、開閉パネル4の背面側41に嵌合部11、12を有する2つの軸受1を所定の間隔を置いて並列に取り付けている。また、前面パネル側(図示しない)には、2つのスライド軸2を所定の間隔を置いて配置し、各軸受1に嵌合するように取り付けている。
このようにスライド機構を構成することによって、図3の(a)で示すように、各スライド軸2が各軸受1の上側の嵌合部11と嵌合した状態にあるときは、開閉パネル4が前面パネルを開放した状態となる。一方、開閉パネル4が手動操作で押し上げられて上方向に移動し、各スライド軸2が各軸受1の下側の嵌合部12と嵌合した状態にあるときは、開閉パネル4が前面パネルを覆い隠した状態となる。
このように2組のスライド機構を用いることによって、実施例2で使用したガイドレール5と受け枠6とで構成したガイド機構を用いる必要がなく、より確実に開閉パネル4の開閉動作を行なわせることができる。
なお、この実施例3では、開閉パネル4側に軸受1を設けるとともに、前面パネル側にスライド軸2を設けた場合について説明したが、これとは全く逆に、開閉パネル4側にスライド軸2を設け、前面パネル側に軸受1を設けた場合も、全く同様の効果を得ることができる。
次に、図3の(b)示す開閉パネル装置の他の実施例について説明する。
この図3の(b)は、開閉パネル4を背面側41から見た状態を示す背面図である。
この図3の(b)に示すスライド機構は、開閉パネル4の背面側41に、非対称の波形状に形成した一対の軸受レール8を所定の間隔を置いて並列に取り付けている。また、前面パネル(図示しない)側には、両軸受レール8間に挟み込まれた状態でスライド移動する弾性を有する一対のスライド軸2を取り付けている。
このスライド機構の一対の軸受レール8は、実施例1で述べた軸受1嵌合部11、12に該当する外側に湾曲した係止湾曲部81、82を形成している。さらに、この両係止湾曲部81,82の間には、実施例1で述べたくびれ部13に該当する内側に湾曲した制約湾曲部83が形成され、両スライド軸2のスライド移動を制約するように構成している。このように、両スライド軸2は、一対の軸受レール8の間に挟み込まれるように前面パネル側に一定の間隔を設けて取り付けられている。
このようにスライド機構を構成することによって、図3の(b)で示すようにスライド軸2が軸受レール8の上側と接触する位置にあるときは、開閉パネル4が前面パネルを開放した状態となり、また、開閉パネル4が手動操作で押し上げられて上方向に移動したときは、スライド軸2が軸受レール8の下側と接触する位置にあるため、開閉パネル4が前面パネルを覆い隠した状態となる。
スライド機構をこのように構成することによって、構造を極めて簡単にすることができ、耐久性の向上と、製造コストの削減を図ることができる。
なお、この実施例4では、開閉パネル4側に軸受レール8を設けるとともに、前面パネル側にスライド軸2を設けた場合について説明したが、これとは全く逆に、開閉パネル4側にスライド軸2を設け、前面パネル側に軸受レール8を設けた場合も、全く同様の効果を得ることができる。
上述した本発明に係るスライド機構の用途は、開閉パネル装置に限定されるものではなく、可動部の制約を必要とするスイッチ機構、あるいは電子部品の固定・取り外し機構等へ用いることが可能である。
本発明に係るスライド機構の実施例の要部構成を示す一部分断面した正面図である。 本発明に係る開閉パネル装置の開閉パネルを前面パネル側へ組み付ける前の状態を示した斜視図である。 本発明に係る開閉パネル装置の開閉パネルを背面側から見た状態を示す背面図である。
符号の説明
1 軸受
11 嵌合部
12 嵌合部
13 くびれ部
14 内周壁面
15 内周壁面
16 通路
2 スライド軸
21 中空部
22 フランジ部
3 前面パネル
4 開閉パネル
41 背面側
5 ガイドレール
6 受け枠
61 係合溝
7 挿入、排出口
8 軸受レール
81 係止湾曲部
82 係止湾曲部
83 制約湾曲部
A 装置本体

Claims (8)

  1. 並列する2つの同じ大きさの嵌合部と、2つの嵌合部間を連通するくびれ部とからなる可撓性を有する軸受と、
    この軸受の嵌合部へ嵌入した後、くびれ部を通じて2つの嵌合部間をスライド移動する弾性を有するスライド軸と
    を備えたこと特徴とするスライド機構。
  2. 前記軸受の2つの嵌合部は、同じ大きさでかつ円形状に形成するとともに、この2つの嵌合部間をくびれ部で連通させたことを特徴とする請求項1記載のスライド機構。
  3. 前記スライド軸は、軸方向に貫通させた中空部を有する弾性体で形成したことを特徴とする請求項1記載のスライド機構。
  4. 前記スライド軸は、多角形の弾性体で形成したことを特徴とする請求項1または3記載のスライド機構。
  5. 装置本体の前面に取り付けた前面パネルと、この前面パネルを手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネルとを備えた開閉パネル装置において、
    並列する2つの同じ大きさの嵌合部と、2つの嵌合部間を連通するくびれ部とからなる可撓性を有する軸受と、
    この軸受の嵌合部へ嵌入した後、くびれ部を通じて2つの嵌合部間をスライド移動する弾性を有するスライド軸とでスライド機構を構成し、
    このスライド機構の軸受とスライド軸とを開閉パネルの背面側と前面パネル側とにそれぞれ対向させて配置したことを特徴とする開閉パネル装置。
  6. 前記スライド機構の軸受とスライド軸とを開閉パネルの背面側と前面パネル側とに複数組配置したことを特徴とする請求項5記載の開閉パネル装置。
  7. 前記軸受とスライド軸とで構成したスライド機構の近傍に、スライド軸のスライド移動方向と同一方向にスライド移動する係合溝を有する受け枠とガイドレールとからなるガイド機構を設けたことを特徴とする請求項5記載の開閉パネル装置。
  8. 装置本体の前面に取り付けた前面パネルと、この前面パネルを手動操作で覆い隠した閉状態、または開放状態とするように配置した開閉パネルとを備えた開閉パネル装置において、
    所定の間隔を置いて平行に配置した非対称の波形状に形成した一対の軸受レールと、この一対の軸受レール間に挟み込まれた状態でスライド移動する弾性を有する一対のスライド軸とでスライド機構を構成し、
    このスライド機構の一対の軸受レールおよびスライド軸を開閉パネルの背面側と前面パネル側とにそれぞれ配置したことを特徴とする開閉パネル装置。
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