JP2005193759A - 接続通路,液圧回路,ブレーキ液圧制御装置および液通路用管体 - Google Patents

接続通路,液圧回路,ブレーキ液圧制御装置および液通路用管体 Download PDF

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Fumiyasu Yamabuki
文康 山吹
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Takeshi Yamazaki
毅 山崎
Tetsuya Miyazaki
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Abstract

【課題】 ブレーキ液圧制御装置において、特に、ブレーキアクチュエータがリザーバより上方に配設される場合に、ブレーキ液に含まれる気泡をリザーバに向かって良好に排出できるようにする。
【解決手段】 ホース40の、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて上方から下方へ向かう急傾斜部に、他の部分より横断面積の小さい狭通路部82,84を形成し、その狭通路部においてブレーキ液が比較的高速で流れることを利用して気泡をリザーバ30に向かって押し流す。また、面積急減部80,88を設けて、ブレーキ液がリザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かう際に、気泡を捕捉するトラップとして機能させ、気泡のブレーキアクチュエータ16への侵入を防止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液通路に関し、詳しくは、液圧ブレーキシステム等の液通路における気泡対策に関する。
液圧ブレーキシステムにおいては、ゴム製のブレーキホース,金属製のブレーキパイプ等の管体が使用される。例えば、液圧ブレーキシステムの中に、(a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、 (b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダへのブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、 (c)それらリザーバとブレーキアクチュエータとを接続する接続通路とを含むブレーキ液圧制御装置を備えたものがあり、上記接続通路には、多くの場合、ゴムホースが使用される。このゴムホースは、例えば、特許文献1に記載されているように、内部の液通路の横断面積が一定のものである。このゴムホースは高圧用であるが、低圧用においても、補強層が設けられない、あるいは少ない点において異なる以外は同様である。
特開平6−305083号公報
一方、液圧ブレーキシステムにおいて液圧回路内のブレーキ液に気泡が発生あるいは混入することがある。この気泡は、ブレーキ液の圧力の変化に伴って膨張,収縮し、ブレーキ液圧の変化を鈍くしたり、ブレーキ操作部材の操作感を悪くしたりする。あるいは、液圧回路内のポンプや制御弁内に溜まってそれらの作動に悪影響を与える。そのため、液圧ブレーキシステムにおいては、液圧回路内の気泡の排除に努力が払われている。例えば、前記 (a)リザーバ, (b)ブレーキアクチュエータおよび (c)接続通路を含むブレーキ液圧制御装置においては、ブレーキアクチュエータ内に気泡が侵入することを極力回避するため、あるいは一旦侵入した気泡を極力排除するため、リザーバをブレーキアクチュエータより高い位置に設けることが行われている。そうすれば、接続通路が概してブレーキアクチュエータ側からリザーバ側に向かって上り勾配となるため、気泡がリザーバ側へ移動し易いからである。例えば、接続通路全部がブレーキアクチュエータ側からリザーバ側に向かって上り勾配となっている場合には、気泡は浮力によってリザーバ側へ移動するし、部分的に下り勾配になっていても、それが少しであれば、ブレーキアクチュエータの作動に伴って生じるブレーキ液のリザーバ側に向かう流れ、あるいは意図的に作られた流れにより、気泡が押し流されてリザーバ側へ排出される。また、ブレーキアクチュエータの作動時に、リザーバ側からブレーキアクチュエータ側へのブレーキ液の流れが生じても、ブレーキアクチュエータ側に向かっては接続通路が概して下り勾配になっているために、気泡がブレーキアクチュエータ側へ取り込まれ難い。
しかし、周辺の状況によって気泡の排出が困難となる場合がある。リザーバをブレーキアクチュエータより低い位置に設けざるを得ず、気泡をリザーバ側へ排出することが難しい場合がその一例である。高低差が相当程度大きくなることを避け得ない場合には、特に気泡の排出が困難となる。
本発明は、以上の実情を背景としてなされたものであり、ブレーキ液圧制御装置における気泡排出を容易にすることを直接の課題としてなされたものである。しかし、完成された発明は、ブレーキ液圧制御装置のみならず、液圧ブレーキシステム全体に対して、さらには同様な要求のある液圧回路に対して広く適用可能なものとなった。
本願の一発明は、液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路に、 (i)その接続通路の、前記第一点側から前記第二点側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方を、少なくとも1つ設けたことを特徴とするものである。
液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路の、第一点側から第二点側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分があれば、その部分においては、作動液中の気泡が浮力によって第二点側から第一点側へ移動しようとする。それに対して、その部分の少なくとも一部を狭通路部とすれば、第一点側から第二点側へ作動液が流れる際に、作動液の量が同じであっても狭通路部においては流速が大きくなり、狭通路部を設けない場合には上方から下方へ押し流すことができない気泡を、押し流すことが可能となる。また、接続通路に、横断面積が急変する面積急変部を設ければ、その面積急変部が気泡を捉えて移動させないトラップとして機能し、接続通路内を第二点から第一点に向かって流れる作動液によって気泡が第一点側へ取り込まれることを抑制することができる。
本発明は、ブレーキ液への気泡の混入がブレーキの作動に大きな影響を与える液圧ブレーキ装置の液圧回路において特に有効であるが、それに限定されるわけではない。接続通路内を流れる液体に気泡が混入する可能性があり、その気泡がある方向に移動することは望ましくないが、逆方向に移動することは差し支えない、あるいは望ましい場合に、広く適用することができる。第一点と第二点との相対高さおよびそれら2点の間における通過経路が任意に変更可能であれば、第二点を第一点より高くすることと、通過経路を望ましいものに決定することとの少なくとも一方によって目的を達し得るが、第一点と第二点との相対高さと、それら2点の間における通過経路との少なくとも一方が予め決まっている場合に、本発明が有効となる。そして、第二点より第一点の方が高い場合、特に、その高さの差が大きい場合に本発明の有効性が増す。
本願の別の発明は、液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路の少なくとも一部を互いに並列の第一通路および第二通路を含むものとし、第一通路に第一流通規制部を、第二通路に第二流通規制部をそれぞれ設けるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向を互いに反対向きとしたことを特徴とするものである。
本項において、「流れの規制」の端的なものは、流れの阻止であるが、流れを絞る等して抑制することも含むものとする。例えば、第一流通規制部を第二点から第一点に向かう液体の流れを阻止するものとし、第二流通規制部を第一点から第二点に向かう液体の流れを阻止するものとすれば、気泡を含んだ液体を第一点から第一通路を経て第二点へ送り、気泡を含まない液体を第二点から第一点へ環流させることができる。また、第一,第二流通規制部を液体の流れを抑制するものとした場合には、第一点と第二点との一方から他方へは気泡が移動し易く、逆向きには移動しにくくすることができる。
本願のさらに別の発明は、 (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、 (b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプから吐出されたブレーキ液を加圧下に蓄えるアキュムレータと、それらポンプおよびアキュムレータをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダへのブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、 (c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路とを含むブレーキ液圧制御装置において、前記接続通路に、それが設けられない状態に比較して、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバへの気泡の移動を容易とする一方、逆向きの移動を困難とする気泡移動制御装置を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、アキュムレータに加圧下に蓄積されたブレーキ液を接続通路を経てリザーバへ排出することにより、ブレーキアクチュエータ内の気泡をリザーバへ排出すること、あるいは一旦接続通路へ送られた気泡がブレーキアクチュエータへ戻ることを良好に抑制することができる。ブレーキアクチュエータのブレーキ液をリザーバへ排出する場合には、ブレーキアクチュエータ内の気泡の発生し易い部分や気泡の滞留し易い部分を経て排出し、ブレーキ液と共に、気泡をリザーバへ排出することが望ましい。前記狭通路部および面積急変部の少なくとも一方を含む接続通路や、第一,第二流通規制部を含む接続通路は、本項の気泡移動制御装置の一態様でもある。
上記のように、接続通路に狭通路部を設ければ、それを設けない状態に比較して、その接続通路内において気泡が第一点側から第二点側へ排出され易くなる。また、面積急変部を設ければ、それを設けない状態に比較して、その接続通路内において気泡が第二点側から第一点側へ取り込まれ難くなる。
また、第一,第二流通規制部を含む接続通路によれば、その接続通路により接続される2点の一方から他方へ気泡を排出すること、あるいは一旦排出された気泡が元に戻ることを抑制することができる。
さらに、液圧ブレーキ装置において、ブレーキアクチュエータとリザーバとを接続する接続通路を、気泡移動制御装置を備えたものとすれば、ブレーキアクチュエータ内に気泡が滞留することを良好に回避することができる。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(7)項が請求項3に、(9)項が請求項4に、(10)項が請求項5に、(14)項が請求項6に、(16)が請求項7に、(18)項が請求項8に、(21)項が請求項9に、(25)項が請求項10に、(26)項が請求項11にそれぞれ相当する。
(1)液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路であって、
その接続通路に、 (i)その接続通路の、前記第一点側から前記第二点側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする接続通路。
下記 (7)項、 (9)項ないし(19)項に記載の態様は、本項の発明の一態様であるといえる。
(2)液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路であって、
その接続通路の少なくとも一部が互いに並列の第一通路および第二通路を含み、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とする接続通路。
(3)前記第一流通規制部と前記第二流通規制部との少なくとも一方が、正方向の液体の流れは許容するが逆方向の流れは阻止する逆止弁により構成された (2)項に記載の接続通路。
(4)前記第一通路と前記第二通路とが一体的な通路形成部材内に形成された (2)項または (3)項に記載の接続通路。
(5)前記通路形成部材が1本のホースであり、そのホースの内部空間がそのホースの長手方向に平行に延びる仕切により仕切られることにより、1本のホース内に前記第一通路と前記第二通路とが形成された (4)項に記載の接続通路。
(6)前記仕切が、液体の通過は許容するが気泡の通過は許容しない多孔材により形成された (5)項に記載の接続通路。
多孔材としては、例えば、気泡の通過を許容しない網目の網や、気泡の通過を許容しない多孔性樹脂等を採用し得る。
(7)作動液を蓄えるリザーバと、そのリザーバから作動液を汲み上げるポンプと、それらリザーバとポンプとを接続する接続通路とを含む液圧回路であって、
前記接続通路に、 (i)その接続通路の、前記ポンプ側から前記リザーバ側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする液圧回路。
下記 (9)項ないし(19)項に記載の態様は、本項の発明の一態様であるといえる。
(8)作動液を蓄えるリザーバと、そのリザーバから作動液を汲み上げるポンプと、それらリザーバとポンプとを接続する接続通路とを含む液圧回路であって、
前記接続通路の少なくとも一部が互いに並列の第一通路および第二通路を含み、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とする液圧回路。
(3)項ないし (6)項の各々に記載の接続通路は本項の液圧回路にも適用可能である。
(9) (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、
(b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダに対するブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、
(c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路と
を含むブレーキ液圧制御装置において、
前記接続通路に、 (i)その接続通路の、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
面積急変部は、気泡のトラップと成り得る状態で面積が急変していればよい。ブレーキアクチュエータは、ブレーキシリンダからブレーキ液の流出を制御する減圧弁を含むものとすることも可能である。
リザーバ側からブレーキアクチュエータ側への気泡の移動を抑制し、逆向きの移動は促進することが望ましい。このようにすれば、気泡が自然に大気中に放出され、あるいはリザーバ内に溜まることとなる。リザーバ内であれば、ある程度の気泡が溜まっても差し支えがなく、また、排除することが容易である。
(10)前記リザーバが前記ブレーキアクチュエータより下方に配置された (9)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
(11)前記狭通路部を含み、その狭通路部が、前記接続通路の、少なくとも、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて勾配が最も急である部分に設けられた (9)項または(10)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
ブレーキアクチュエータからリザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分であって勾配が最も急な部分は、接続通路において気泡が特にリザーバ側へ排出され難い部分であるので、この部分に狭通路部を設ければ特に有効である。
(12)前記狭通路部が、前記接続通路の、少なくとも、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ連続して延びる長さが最も長い部分の少なくとも一部を含む(11)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
ブレーキアクチュエータからリザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ連続して延びる長さが最も長い部分は、接続通路において気泡が特にリザーバ側へ排出され難い部分であるので、この部分の少なくとも一部に狭通路部を設ければ特に有効である。狭通路部が、上方から下方へ連続して延びる長さが最も長い部分の2/3以上であれば一応の効果が得られ、ほぼ全部であることが特に望ましい。
(13)前記狭通路部が、前記接続通路の、少なくとも、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ連続して延びる部分全体の鉛直方向の成分が最大である部分の少なくとも一部を含む(11)項または(12)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
ブレーキアクチュエータからリザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ連続して延びる部分全体の鉛直方向の成分が最大である部分は、接続通路において気泡が特にリザーバ側へ排出され難い部分であるので、この部分の少なくとも一部に狭通路部を設ければ特に有効である。狭通路部が、鉛直方向の成分が最大である部分の2/3以上であれば一応の効果が得られ、ほぼ全部であることが特に望ましい。
(14)前記狭通路部を含み、その狭通路部およびその近傍部が管体から成る (9)項ないし(13)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御装置。
上記「管体から成る」とは、マニホールド,継手部材,弁装置等から成るのではなく、管体から成るの意である。管体は、主としてゴムから成るブレーキホースでも、金属製のブレーキパイプでもよい。また、狭通路部およびその近傍部は、細い管体の少なくとも一端部に太い管体が固着されることにより形成されてもよく、当初から一体に形成されてもよい。
(15)前記狭通路部を含み、その狭通路部の横断面積が他の部分の横断面積の85%以下である (9)項ないし(14)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御装置。
上記狭通路部の横断面積は、60%以下,50%以下であることがさらに望ましい。狭通路部の横断面積が他の部分の横断面積に比較して狭いほど気泡の排出が良好になるが、同時にブレーキ液の流通抵抗が大きくなるため、抵抗増大回避の観点からは40%以上とすることが望ましい。
(16)前記面積急変部を含み、その面積急変部が、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて横断面積が急減する面積急減部である (9)項ないし(15)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御装置。
面積急減部は、少なくともブレーキ液がリザーバ側からブレーキアクチュエータ側へ移動する際に、気泡トラップとして機能し得る程度に急激に横断面積が減少していればよい。ブレーキアクチュエータからリザーバに向かう向きにおいて横断面積が急増する面積急増部もトラップ機能を果たし得るが、面積急減部の方がトラップ機能を良好に果たし、かつ、一旦捕捉した気泡がリザーバ側へ流れることを妨げ難い。
(17)前記接続通路が前記狭通路部を含み、その狭通路部の前記ブレーキアクチュエータ側の端部とそれに隣接する部分との間に、前記面積急減部が形成された(16)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
狭通路部と面積急変部とを接続通路の互いに隔たった部分に設けることも可能であるが、本項の特徴によれば、狭通路部の一端を利用して面積急減部を形成することができ、構成を単純化し得る。
(18)前記接続通路の、前記狭通路部の前記リザーバ側の端に隣接する部分に、リザーバ側の部分ほど横断面積が漸増する面積漸増部が形成された(17)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
面積漸増部は、少なくとも、ブレーキ液が接続通路内をブレーキアクチュエータ側からリザーバ側へ流れる際に、気泡トラップ機能を果たさない程度に緩やかに横断面積が変化するものであればよい。
(19)前記面積急変部を含み、その面積急変部が管体の内部に形成された (9)項ないし(18)項のいずれかに記載のブレーキ液圧制御装置。
上記「管体の内部」とはマニホールド,継手部材,弁装置等の内部ではない意である。管体内部の面積急減部は、細い管が太い管の内側に嵌合され、ろう付け,接着等により取り外し不能に固着されることにより形成されてもよく、当初から他の部分と一体に形成されてもよい。
(20) (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、
(b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダに対するブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、
(c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路と
を含むブレーキ液圧制御装置において、
前記接続通路の少なくとも一部が互いに並列の第一通路および第二通路を含み、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
(3)項ないし (6)項の各々に記載の接続通路は本項のブレーキ液圧制御装置にも適用可能である。
(21) (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、
(b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプから吐出されたブレーキ液を加圧下に蓄えるアキュムレータと、それらポンプおよびアキュムレータをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダへのブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、
(c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路と
を含むブレーキ液圧制御装置において、
前記接続通路に、それが設けられない状態に比較して、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバへの気泡の移動を容易とする一方、逆向きの移動を困難とする気泡移動制御装置が設けられたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
(22)前記気泡移動制御装置が、 (i)前記接続通路の、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その狭通路部の前記ブレーキアクチュエータ側の端とそれに隣接する部分との間に設けられ、ブレーキアクチュエータ側から前記リザーバ側に向かって横断面積が急減する面積急減部と、 (iii)前記狭通路部の前記リザーバ側の端に隣接する部分に設けられ、リザーバ側に向かって横断面積が漸増する面積漸増部とを含む(21)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
(23)前記接続通路の少なくとも一部が互いに並列の第一通路および第二通路を含み、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされ、それら第一通路,第二通路、第一流通規制部および第二流通規制部が前記気泡移動制御装置を構成している(21)項に記載のブレーキ液圧制御装置。
(3)項ないし (6)項の各々に記載の接続通路は本項の液圧回路にも適用可能である。
(24)所定の通過経路に沿って第一点と第二点とを接続する接続通路であって、それが設けられない状態に比較して、第一点側から第二点側への気泡の移動を容易とする一方、逆向きの移動を困難とする気泡移動制御装置を設けたことを特徴とする接続通路。
(22)項および(23)項の各々に記載の特徴は本項の接続通路にも適用可能である。
(25) (i)少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする液通路用管体。
本項の管体は、 (1)項、 (7)項、 (9)項ないし(19)項、(21)項、(22)項および(24)項の各発明の実施に有効である。
(26)1本の管体の内部空間がその管体の長手方向に平行に延びる仕切により仕切られることにより、1本の管体内に第一通路および第二通路が形成され、かつ、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とする液通路用管体。
上記仕切を液体の通過は許容するが気泡の通過は許容しない多孔材により形成することも可能であり、その際、多孔材としては、例えば、気泡の通過を許容しない網目の網や、気泡の通過を許容しない多孔性樹脂,多孔性焼結材等を採用し得る。
以下、請求可能発明のいくつかの実施例を、図を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、実施例としてのブレーキ液圧制御装置10を概念的に示す。本ブレーキ液圧制御装置10は、運転者によりブレーキ操作を実施するためのブレーキ操作装置12と、そのブレーキ操作に基づいて各車輪に設けられたブレーキシリンダ14内のブレーキ液圧を制御するブレーキアクチュエータ16とを備える。
ブレーキ操作装置12は、図示を省略する車体に回動可能に設けられたブレーキペダル20と、ブレーキペダル20の回動運動を直線運動に変換してマスタシリンダ22に伝達する運動変換機構23とを含んでいる。マスタシリンダ22は、マスタカット弁24を経て左右前輪のブレーキシリンダ14に接続されている。マスタシリンダ22はまた、開閉弁26を介してストロークシミュレータ28に接続されている。マスタシリンダ22には、ブレーキ液を蓄えるリザーバ30が接続されており、このリザーバ30は、接続通路たるゴム製のホース40によりブレーキアクチュエータ16とも接続されている。
ブレーキアクチュエータ16は、リザーバ30からブレーキ液をくみ上げるポンプ50と、ポンプ50から吐出されたブレーキ液を加圧下に蓄えるアキュムレータ52と、ポンプ50の吐出圧が過大となることを防止するリリーフ弁54とを備えた液圧源を含んでいる。ポンプ50は駆動源たるモータ56により駆動され、このモータ56が図示を省略する圧力スイッチにより制御されることによって、アキュムレータ52の液圧が一定範囲に維持される。ブレーキアクチュエータ16はさらに、ポンプ50から各ブレーキシリンダ14へのブレーキ液の流入を制御する増圧弁60と、各ブレーキシリンダ14からリザーバ30へのブレーキ液の流出を制御する減圧弁62とを含んでいる。それら増圧弁60および減圧弁62は、供給電流に応じてリニアに液圧を制御するリニア液圧制御弁とされている。ポンプ50と増圧弁60との間に圧力計64が設けられて液圧源液圧が監視されるとともに、各ブレーキシリンダ14の液圧が圧力計64により監視される。
図2にブレーキアクチュエータ16の斜視図を示す。ブロック状の本体部66の内部に上述のポンプ50が収容されており、その本体部66の側方に突出してモータ56とアキュムレータ52とが上下に並んで配設されている。それらポンプ50およびアキュムレータ52は、本体部66の上方に突出するリザーバ接続口70において前記ホース40によりリザーバ30に接続されている。本体部66の上面にはさらに、接続口が6個開口しているが、それらのうち4個がブレーキシリンダ14にそれぞれ接続されたブレーキシリンダ接続口72とされており、2個がマスタシリンダ22に接続されたマスタシリンダ接続口74とされている。
通常は運転者によりブレーキ操作が行われれば、マスタカット弁24が閉状態とされてマスタシリンダ22とブレーキシリンダ14とが遮断されるとともに、開閉弁26が開状態とされてマスタシリンダ22がストロークシミュレータ28に連通させられて運転者に操作感を付与するようにされる。一方、ブレーキアクチュエータ16においては、運転者によるブレーキペダル20の操作量(操作ストロークと操作力との少なくとも一方)や、車輪速度,車体速度などに基づいて、図示を省略するコンピュータにより増圧弁60および減圧弁62の制御が行われて、各ブレーキシリンダ14内のブレーキ液圧が増圧、減圧されることにより、車両の制動が行われる。
本ブレーキ液圧制御装置10は、図3に概略的に示すようにブレーキアクチュエータ16に対して、リザーバ30の方が下方に位置するように配置されており、それらブレーキアクチュエータ16とリザーバ30とを接続するホース40が、図示を省略する種々の装置を迂回して上下に湾曲させられて配管されている。
ホース40は、部分的に液通路の横断面積を変更することにより、ブレーキ液内に含まれる気泡がブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きに流れ易くしたり、気泡を捕捉してブレーキアクチュエータ16に侵入することを阻止する形状に形成されている。具体的には、ホース40は、ブレーキアクチュエータ16側から順に、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて横断面積が急減する面積急減部80と、他の部位に比較して横断面積が小さくされた2つの狭通路部82,84とを備えている。ホース40は、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる急傾斜部が2個所設けられているが、それら急傾斜部に横断面積が他の部分に比較して小さい狭通路部82,84がそれぞれ設けられている。
面積急減部80は、ブレーキアクチュエータ16に比較的近い部位であって、鉛直方向成分の変化の小さい部位に設けられている。アクチュエータから比較的横断面積の大きい広通路部86が延び出しており、その広通路部86のリザーバ30側の端部に面積急減部80が設けられており、その横断面積が減少した状態の一般通路部に接続されている。面積急減部80は、ブレーキ液がリザーバ30側からブレーキアクチュエータ16側へ移動する際に、そのブレーキ液と共に移動する気泡を捉えるトラップとして機能する程度に急激に横断面積が減少している。
2個所の狭通路部82,84のうちブレーキアクチュエータ16に近い狭通路部82は、急傾斜部の全体よりやや短い長さで形成され、隣接する部位に滑らかに接続されている。それに対して、他方の狭通路部84は、図4に拡大して示すように、急傾斜部の全体を超えてホース40の鉛直方向成分の変化が少ない部位にまで達する長さで形成されている。その狭通路部84のブレーキアクチュエータ16側の端部に隣接して、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて横断面積が急減する面積急減部88が形成されている。さらに狭通路部84のリザーバ30側の端部であって、鉛直方向成分の変化が少ない部位にブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて横断面積が漸増する面積漸増部90が形成されている。面積漸増部90は面積急減部80,88に比較して横断面積が緩やかに変化する形状とされ、ブレーキ液がブレーキアクチュエータ16側からリザーバ30側へ移動する際に気泡を捉えないようにされている。前記狭通路部82のリザーバ30側の端部にも同様な面積漸増部92が形成され、反対側の端部には面積が漸減する面積漸減部94が形成されている。
以上のように構成されたブレーキ液圧制御装置10において、リザーバ30とブレーキアクチュエータ16との間でブレーキ液が移動させられる場合について説明する。
まず、ポンプ50によるブレーキ液の汲上げにより、ブレーキ液がリザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かう向きに移動する場合には、面積急減部80,88に、ブレーキ液の流速が0あるいは小さい領域が生じ、図4に示すように、気泡96がその領域に滞留する。面積急減部80,88がトラップとして機能するのであり、ブレーキ液と共にブレーキアクチュエータ16側へ向かう気泡96を捕捉するのである。特に、本実施例においては、面積急減部80,88が、ホース40の水平部あるいはリザーバ30に向かう向きにおいてやや上り勾配となる部分に設けられているので、気泡の捕捉が良好に行われる。これによって、一旦ホース40内に入った気泡96がブレーキアクチュエータ16側へ戻ることが良好に防止される。面積漸増部90,92がトラップとして機能しないことは勿論、面積漸減部94もトラップとしては機能しない。
ブレーキシリンダ14を減圧するために減圧弁62が開かれ、あるいはブレーキアクチュエータ16内の気泡を排除するために増圧弁60および減圧弁62が共に開かれるなどにより、ブレーキ液がブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きに移動する場合には、面積急減部80,88がトラップとして機能せず、上記のように捕捉された気泡が、ブレーキ液と共にリザーバ30に向かって移動することを許容する。また、狭通路部82.84は気泡のリザーバ30に向かう向きの移動を助ける。これら狭通路部82,84は、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいては、下り勾配となる部分に設けられており、この部分においてはブレーキ液内に混入している気泡が浮力により上昇する傾向があって、リザーバ30側へは移動し難いのであるが、本実施例においては横断面積が小さくされているため、ブレーキ液の流速が大きく、上記浮力に抗して気泡をリザーバ30側へ移動させ易いのである。なお、面積漸増部90,92および面積漸減部94はトラップとして機能しない。また、リザーバ30に入った気泡は浮力によって液面へ上昇し、ブレーキ液から除かれる。
このように、本実施例のホース40は、狭通路部82,84と面積急減部80,88とを備えているため、これらを備えない場合に比較して、気泡がリザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かって移動し難く、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かって移動し易くなっている。
なお、面積漸減部94は、面積急減部としても勾配が急な部分にあってトラップとして機能し得ないため、面積漸増部としたのであるが、面積急減部としてもよい。すなわち、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きにおいて横断面積が減少する部分はすべて面積急減部とし、横断面積が増大する部分はすべて面積漸増部としても差し支えなのである。
上記実施例においては、ホース40自体の形状によって狭通路部82,84が形成されていたが、ホースの一部を変形させることにより狭通路部とすることも可能である。その一例を図5および図6に示す。ホース98は、図6に示すように、外周面の横断面形状が円形、内周面の横断面形状が楕円形に成形されており、このことにより、ホース98は、外側から圧力がかけられた場合に、厚肉の部分どうしが互いに接近して扁平に押しつぶされる形態で弾性変形する。
そのホース98の狭通路部とされるべき部分の外周側に流路縮小装置100が気密に嵌合されている。流路縮小装置100は、金属製(硬質合成樹脂製でもよい)であって狭通路部全体を覆う長さに形成されたパイプ102と、パイプ102の両端部において、パイプ102とホース98との間に嵌合される一対のリング104とを組み合わせてなる本体106を備える。それらパイプ102とリング104とは互いに接着されるとともに、リング104がホース98に接着されており、このことにより、ホース98とパイプ102とリング106とに囲まれたエア室108が形成されている。エア室108は、パイプ102に形成された開口部110と、パイプ102にろう付け,接着等により固着された継手部材112とを介して、図示を省略するホースによりエア源に接続されており、開口部110とエア源との間に設けられた方向切換弁114によりエア源と外気とに選択的に連通可能とされている。
ブレーキ液がブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きに移動する場合には、方向切換弁114が切り換えられて流路縮小装置100のエア室108がエア源に連通させられ、エア室108内の圧力が上昇してホース98が押しつぶされ、狭通路部が形成される。狭通路部においては、ブレーキ液が、他の部分に比較して高速で流されるので、その流れによりブレーキ液に含まれる気泡がブレーキアクチュエータ16側からリザーバ30側へ良好に押し流される。
それに対して、リザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かう向きにブレーキ液が移動する場合には、エア室108が大気に連通させられて圧力が低下させられ、ホース98の押しつぶしが解除される。それによって、狭通路部が通常通路部に復帰させられ、ホース98の流路抵抗が低減させられる。
本実施例においては、流路縮小装置100による狭通路部の形成,解除は、ブレーキアクチュエータ16の作動に伴って生じるホース98内におけるブレーキ液の流れの推定に基づいて行われる。すなわち、方向切換弁114は制御装置118により制御されるようになっているが、この制御装置118は本来ブレーキアクチュエータ16を制御するものであるため、モータ56,増圧弁60,減圧弁62等の作動状況を把握しおり、その作動状況の情報に基づいてホース98内におけるブレーキ液の流れの向きを推定する機能を備えているのである。
しかしながら、例えば、車両の停止時やエンジンの始動時など、予め定められた時期に、意図的にブレーキアクチュエータ16(例えば、アキュムレータ52)からリザーバ30に向かう向きのブレーキ液の流れが生じさせられるとともに、それに同期して流路縮小装置100が作動させられ、狭通路部が形成するようにしてもよい。
また、前記実施例においては、リザーバ30がマスタシリンダ22に固定されていたが、マスタシリンダ22から離れた位置に配設されてもよく、そのような場合であってリザーバ30が車体内の比較的下方のスペースに設けられる場合に、本発明は特に有効である。
別の実施例であるブレーキ液圧制御装置のホース130を図7および図8に示す。このホース130は、大半の部分が互いに並列の2つの通路を備え、それら通路それぞれに流通規制部が設けられている。それら流通規制部は、ブレーキ液の流れを規制する向きが互いに反対向きとされることにより、そのホース130により接続される2点の一方から他方への気泡の移動は許容し、逆向きの移動は阻止するようにされている。
具体的には、ホース130の内部空間がそのホース130の長手方向に平行に延びる仕切132により仕切られ、1本のホース内に第一通路134と第二通路136とが形成されている。ホース130とブレーキアクチュエータ16との接続部付近には、第一通路134へのブレーキ液の流入は許容するが、流出は阻止する第一逆止弁138が第一流通規制部として設けられ、第二通路136からのブレーキ液の流出は許容するが流入は阻止する第二逆止弁140が第二流通規制部として設けられている。これら第一逆止弁138と第二逆止弁140は、外周面、内周面の横断面形状がともに半円形で筒状の本体142と、内周面の横断面形状の半円形より僅かに大きい半円形のリーフバルブ144とで構成されている。各本体142の一端とリーフバルブ144とは、半円形の直線部において接着等により互いに結合されており、本体142の内部に向かう向きの流れにはリーフバルブ144が閉じ、逆向きの流れには湾曲して開くようにされている。
このブレーキ液圧制御装置において、ブレーキ液がブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きに移動する場合には、ブレーキ液は、第二逆止弁140により第二通路136内への流入を阻止され、第一通路134の第一逆止弁138を通過する。ブレーキ液にブレーキアクチュエータ16から排出された気泡が含まれている場合でも、その気泡を含むブレーキ液が一旦、第一逆止弁138を通過すれば、リザーバ30側からブレーキアクチュエータ16側への流れは第一逆止弁138により阻止され、気泡がブレーキアクチュエータ16内へ逆戻りすることはなく、気泡を含むブレーキ液は第一通路138を経て、確実にリザーバ30へ排出される。
それに対し、ブレーキ液がリザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かう向きに移動する場合は、気泡を含まないブレーキ液が、リザーバ30から第二通路136および第二逆止弁140を通過し、アクチュエータ16に吸入される。
本実施例において、第一通路134と第二通路136の仕切132は、ホース130の周壁と一体に形成され、一切の通過を許容しないものであるが、ブレーキ液の通過は許容するが気泡の通過は許容しない多孔性樹脂製としてもよい。図9ないし図11に、その一例を示す。ホース150とブレーキアクチュエータ16との接続部付近には、第一流通規制部152と第二流通規制部154とを構成する方向制御弁156が配設されている。その方向制御弁156の本体は、円筒状の外管部157と、その外管部157の内部空間を2つに仕切る仕切壁部158とを備えている。仕切壁部158のブレーキアクチュエータ16側の部分は、図10に示すように平板状を成し、外管部157の内部空間を、2つの半円形断面の開口部159,160に仕切っている。この仕切壁部158のリザーバ30側の部分は、図11に示すように、外管部157より直径が小さい円筒状を成し、この円筒状の仕切壁部158は外管部157の片側へ偏心している。この円筒状の仕切壁部158により外管部157の内部空間が円形の開口部162と、その開口部162を包む形状(三日月状)の開口部164とに仕切られている。仕切壁部158は、外管部157の軸方向において、ブレーキアクチュエータ16側の平板状部からリザーバ30側の円筒状部へと形状が漸変しているのであり、それに伴って、外管部157内の、仕切壁部157によって仕切られた2つの空間の横断面形状も半円形から円形あるいは三日月状へとそれぞれ漸変している。仕切壁部158の円筒状の部分に連続して、同一横断面形状の継手部165が設けられている。
方向制御弁156のリザーバ30側の端部、具体的には上記継手部165の先端には円形の第一リーフバルブ166が、リザーバ側への湾曲が可能な状態に結合されている。方向制御弁156の本体の、ブレーキアクチュエータ16側の開口部158からリザーバ30側の開口部162への通路と、第一リーフバルブ166とによって第一流通規制部152が構成されている。
また、半円形の開口部160側には、それの内周面の横断面形状より大きく外周面の横断面形状よりは小さい半円形の第二リーフバルブ168が、半円形の直線部において、仕切壁部158に、ブレーキアクチュエータ16側への湾曲のみ可能に結合されている。方向制御弁156の本体の、リザーバ30側の開口部164からブレーキアクチュエータ16側の開口部160への通路と、第二リーフバルブ168とにより第二流通規制部154が構成されている。
前記継手部165には、ブレーキ液の通過は許容するが気泡の通過は許容しない多孔材ホース170が嵌合されている。この多孔材ホース170の内部が第一通路172であり、多孔材ホース170とホース150との間の空間が第二通路174である。
本ホース150を備えたブレーキ液圧制御装置において、ブレーキ液がブレーキアクチュエータ16からリザーバ30に向かう向きに移動する場合には、ブレーキ液は、第二流通規制部154により第二通路174内への流入を阻止され、第一流通規制部152の第一リーフバルブ166を通過する。第一通路172は、多孔材ホース170により形成されているため、ブレーキ液は第二通路174側へ通過可能であるが、ブレーキ液に含まれる気泡は通過できず、第一通路172内を通ってリザーバ30側に押し流される。
それに対し、ブレーキ液がリザーバ30からブレーキアクチュエータ16に向かう向きに移動する場合は、リザーバ30から気泡を含まないブレーキ液が、第二通路174もしくは第一通路172を経て、ブレーキアクチュエータ16に向かって流れる。第一通路172のブレーキ液にブレーキアクチュエータ16から排出された気泡が含まれている場合でも、その気泡を含むブレーキ液が一旦、第一流通規制部152の第一リーフバルブ166を通過すれば、リザーバ30側からブレーキアクチュエータ16側への移動は第一流通規制部152によって阻止され、気泡がブレーキアクチュエータ16内へ逆戻りすることはない。上述したように、ブレーキ液は多孔材ホース170の周壁を通過して第一通路172から第二通路174へ移動し得るが、気泡は移動し得ないため、気泡を含まないブレーキ液のみが第二流通規制部154の第二リーフバルブ168を通過し、アクチュエータ16に吸入される。
本実施例においては、気泡のリザーバ30側からブレーキアクチュエータ16側への移動を防止し得る上、ブレーキ液は多孔材ホース170の周壁を通過し得るため、リザーバ30側からブレーキアクチュエータ16側へ流れる場合でも、逆向きに流れる場合でも、第一,第二の両液通路172,174を流れることができ、ホース150内の空間をブレーキ液を流すために有効に利用し得る。
上記2つの実施形態においては、第一通路と第二通路が1本のホース内に形成されているが、それぞれ別の通路形成部材により形成されるものとしてもよい。図12に、その一例を示す。ホース180が第一通路で、ホース182が第二通路である。ホース180とホース182には、ブレーキアクチュエータ16との接続口付近に、それぞれ第一逆止弁184と第二逆止弁186とが設けられており、第一逆止弁184が、ブレーキアクチュエータ16からリザーバ30へのブレーキ液の流れは許容するが逆向きの流れは阻止し、第二逆止弁186が、リザーバ30からブレーキアクチュエータ16へのブレーキ液の流れは許容するが逆向きの流れは阻止するようにされている。
本実施例において、ブレーキアクチュエータ16から排出された気泡が通過するのは第一通路のホース180のみであり、その気泡がブレーキアクチュエータ16内へ逆戻りすることはホース180に設けられた第一逆止弁184により阻止される。
また、本実施形態において、逆止弁184、186はホース内に設けられているが、例えば、ブレーキアクチュエータ内のホースとの接続口付近など、ブレーキアクチュエータ内に設けてもよい。
請求可能発明の一実施形態であるブレーキ液圧制御装置を示す回路図である。 図1に示すブレーキアクチュエータの斜視図である。 図1に示すブレーキアクチュエータとリザーバとの配置を概念的に示す正面図である。 図3に示すホースの一部を拡大して示す正面断面図である。 別の実施例におけるホースの一部を拡大して示す正面図(一部断面)である。 図5に示すホースの横断面図である。 さらに別の実施例におけるホースの一部を拡大して示す正面断面図である。 図7に示すホースのA−A断面図である。 さらに別の実施例におけるホースの一部を拡大して示す正面断面図である。 図9に示すホースのB−B断面図である。 図9に示すホースのC−C断面図である。 さらに別の実施例であるブレーキ液圧制御装置を示す回路図である。
符号の説明
10:ブレーキ液圧制御装置 12:ブレーキ操作装置 14:ブレーキシリンダ 16:ブレーキアクチュエータ 30:リザーバ 40:ホース 50:ポンプ 52:アキュムレータ 80:面積急減部 82,84:狭通路部 86:広通路部 88:面積急減部 90,92:面積漸増部 94:面積漸減部 100:流路縮小装置 108:エア室 114:方向制御弁 130:ホース 132:仕切 134:第一通路 136:第二通路 138:第一逆止弁 140:第二逆止弁 150:ホース 152:第一流通規制部 154:第二流通規制部 156:方向制御弁 170:多孔材ホース 172:第一通路 174:第二通路 180:ホース(第一通路) 182:ホース(第二通路) 184:第一逆止弁 186:第二逆止弁

Claims (11)

  1. 液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路であって、
    その接続通路に、 (i)その接続通路の、前記第一点側から前記第二点側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする接続通路。
  2. 液圧回路中の第一点と第二点との間を接続する接続通路であって、
    その接続通路の少なくとも一部が互いに並列の第一通路および第二通路を含み、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とする接続通路。
  3. 作動液を蓄えるリザーバと、そのリザーバから作動液を汲み上げるポンプと、それらリザーバとポンプとを接続する接続通路とを含む液圧回路であって、
    前記接続通路に、 (i)その接続通路の、前記ポンプ側から前記リザーバ側に向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする液圧回路。
  4. (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、
    (b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダに対するブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、
    (c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路と
    を含むブレーキ液圧制御装置において、
    前記接続通路に、 (i)その接続通路の、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて上方から下方へ延びる部分の少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)その接続通路の横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
  5. 前記リザーバが前記ブレーキアクチュエータより下方に配置された請求項4に記載のブレーキ液圧制御装置。
  6. 前記狭通路部を含み、その狭通路部およびその近傍部が管体から成る請求項4または5に記載のブレーキ液圧制御装置。
  7. 前記面積急変部を含み、その面積急変部が、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバに向かう向きにおいて横断面積が急減する面積急減部である請求項4ないし6のいずれかに記載のブレーキ液圧制御装置。
  8. 前記接続通路の、前記狭通路部の前記リザーバ側の端に隣接する部分に、リザーバ側の部分ほど横断面積が漸増する面積漸増部が形成された請求項7に記載のブレーキ液圧制御装置。
  9. (a)ブレーキ液を蓄えるリザーバと、
    (b)少なくとも、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、そのポンプから吐出されたブレーキ液を加圧下に蓄えるアキュムレータと、それらポンプおよびアキュムレータをブレーキシリンダに接続する液通路の途中に設けられてブレーキシリンダへのブレーキ液の流入を制御する増圧弁とを含むブレーキアクチュエータと、
    (c)そのブレーキアクチュエータと前記リザーバとを接続する接続通路と
    を含むブレーキ液圧制御装置において、
    前記接続通路に、それが設けられない状態に比較して、前記ブレーキアクチュエータから前記リザーバへの気泡の移動を容易とする一方、逆向きの移動を困難とする気泡移動制御装置が設けられたことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
  10. (i)少なくとも一部の横断面積が、他の部分の横断面積に比較して小さくされて成る狭通路部と、 (ii)横断面積が急変する面積急変部との少なくとも一方が、少なくとも1つ設けられたことを特徴とする液通路用管体。
  11. 1本の管体の内部空間がその管体の長手方向に平行に延びる仕切により仕切られることにより、1本の管体内に第一通路および第二通路が形成され、かつ、第一通路に第一流通規制部が、第二通路に第二流通規制部がそれぞれ設けられるとともに、それら第一流通規制部と第二流通規制部との液体の流れを規制する方向が互いに反対向きとされたことを特徴とする液通路用管体。
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