JP2005192512A - 疑似餌 - Google Patents

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JP2005192512A JP2004003753A JP2004003753A JP2005192512A JP 2005192512 A JP2005192512 A JP 2005192512A JP 2004003753 A JP2004003753 A JP 2004003753A JP 2004003753 A JP2004003753 A JP 2004003753A JP 2005192512 A JP2005192512 A JP 2005192512A
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信一郎 和田
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Abstract

【課題】各パーツを複数種類用意しておくことにより、多様な状況に対応することができ、完成した多種類の疑似餌を準備しておく必要がなく、また環境汚染の恐れをなくすことができるようにした疑似餌を提供する。
【解決手段】互いに分離して交換可能なメインプレート11と、このメインプレート11を挟む1対のウィングプレート12、12との各端部同士を、脱着可能な連結ピン13、14により互いに連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生き餌の代わりに用いられる魚釣り用の疑似餌に係り、特に分解組み立てが可能な疑似餌に関する。
従来、釣りにおいては種々の疑似餌が用いられ、例えばジギング(Jigging)においては、メタルジグが多く用いられている。この疑似餌は、釣ろうとする魚の餌となる虫、小魚等の形状を模擬したり、水中での動きを再現して、淡水や海水に住む魚の求餌欲をそそるようにしている。
このような疑似餌としては、種々の構成が提案され実用に供されている。例えば、餌に見せかけた板状のボディーを2枚遊動自在に連結して、水中での動きに変化を持たせたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、疑似餌を複数の部材で形成し、水中に沈む際の形態とジギング時における形態とが異なる形態にして、沈降速度を速めながら水中での動きに変化を持たせるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。さらには、重さが自由に変えられるようにして、そのときの潮流等に対応できるようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−84494号公報 特開2000−197431号公報 特開平9−37680号公報
しかし、釣りにおいては潮流の速度、水の透明度等の釣り場の状況に応じた疑似餌を用いる必要があるので、予め多数の疑似餌を準備しておき、釣り場の状況に応じて疑似餌を付け替えるが、上述した従来の技術では、疑似餌をそっくり取り替える必要があり、取り替えが面倒であるとともに、多数の疑似餌を準備するために費用がかさむ問題がある。
また、従来の疑似餌を作るための材料として、例えば鉛が用いられているが、根掛かり等が起きた場合に、この鉛により環境汚染を引き起こす恐れがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、各パーツを複数種類用意しておくことにより、多様な状況に対応することができ、完成した多種類の疑似餌を準備しておく必要がなく、また環境汚染への影響を低減できるようにした疑似餌を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)互いに分離して交換可能なメインプレートと、該メインプレートを挟む1対のウィングプレートとの各端部同士を、脱着可能な連結ピンにより互いに連結する。
(2)互いに分離して交換可能なメインプレートと、該メインプレートを挟む1対のウィングプレートとの一方の端部同士を第1の連結ピンにより連結するとともに、前記1対のウィングプレートの他方の端部同士を第2の連結ピンにより連結し、前記メインプレートを、1対のウィングプレートに対して前記第1の連結ピンを中心として回動可能とする。
(3)上記(1)または(2)項において、メインプレートを、ステンレス鋼により形成する。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、ウィングプレートを、合成樹脂材料により形成する。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、メインプレートおよびウィングプレートの外形、模様または色彩を、餌に擬する。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、メインプレートにおけるウィングプレートから外れた部分に、釣り糸用の通し孔を設ける。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、いずれかの連結ピンを、拡径頭部を有するボルトと、該ボルトが螺合するようにしたねじ孔が内面に形成された筒部の先端に拡径頭部が形成された袋ナットとからなるものとする。
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、いずれかの連結ピンを、先端部に外向きの係合爪が設けられた1対の弾性係合片が拡径頭部に突設された爪部材と、筒部の一端に拡径頭部が設けられ、かつ内部に前記爪部材の両弾性係合片が挿通しうる通孔とその拡径頭部側の開口端部に形成され、前記係合爪が係合しうる爪受け部とが形成されたピン本体とからなるものとする。
(9)上記(1)〜(8)項のいずれかにおいて、いずれかの連結ピンを、互いに重合した3枚のプレートの連結孔に嵌合するようにした大径軸部の少なくとも一方の端部に小径軸部を連設したピン本体と、前記小径軸部に中央の軸孔を圧嵌することにより、前記ピン本体を連結孔から抜け止めするようにした、前記大径軸部より大径で、かつ弾性体からなる鍔部材とを備えるものとする。
(10)上記(1)〜(9)項のいずれかにおいて、メインプレートと1対のウィングプレートとの対応する各端部に穿設した連結ピン挿通用の連結孔を多角形とし、かつそこに挿通する連結ピンの筒部の外形を、前記連結孔と補形をなす多角形とする。
(11)上記(1)〜(10)項のいずれかにおいて、メインプレートの一端に、メインプレートの板面と直交する方向を向く尾部を設ける。
(12)上記(1)項およびそれに従属する(3)〜(11)のいずれかにおいて、メインプレートを、互いに係合する前後2個のパーツで形成する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、メインプレートとウィングプレートとをそれぞれ複数種類用意しておき、釣り場の状況に応じて、最適なメインプレートと1対のウィングプレートとを選び、それらを組み合わせて連結ピンにより連結することにより、多様な状況に対応することができ、完成した多種類の疑似餌を準備しておく必要がない。メインプレートとしては、重さおよび外形の異なるものを複数用意しておき、またウィングプレートとしては、形状および模様の異なるものを複数組用意しておくのがよい。
また、1対のウィングプレートによりメインプレートを挾んで、それらを連結ピンにより連結するだけでよいので、組立および分解が簡単である。
(b)請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明のものと同一の部材により、請求項1記載の発明のものとは態様が著しく異なる、特に全体の長さがほぼ2倍となり、また水中において中間部が関節運動する特異な態様の疑似餌を提供することができる。
(c)請求項3記載の発明のように、メインプレートを、ステンレス鋼により形成すると、鉛のような環境汚染への影響を低減できる。
(d)請求項4記載の発明のように、ウィングプレートを合成樹脂材料により形成すると、成形が容易で、安価に製造することができるとともに、鉛のような環境汚染への影響を低減できる。
(e)請求項5記載の発明のように、メインプレートおよびウィングプレートの外形、模様または色彩を、餌に擬すると、対象魚の求餌欲をそそることができる。
(f)請求項6記載の発明のように、メインプレートにおけるウィングプレートから外れた部分に、釣り糸用の通し孔を設けると、通し孔に釣り糸を通した使用状態のままで、連結ピンを外して、ウィングプレートを交換することができる。
(g)請求項7記載の発明によると、連結ピンを強力に締め付けて、確実に外れないようにすることができるとともに、ボルトおよび袋ナットの拡径頭部を、餌としての魚の目に疑似させることができる。
(h)請求項8記載の発明によると、連結ピンを、ほぼワンタッチで簡単に着脱することができるとともに、安価に製造することができる。
(i)請求項9記載の発明によると、鍔部材の中央の軸孔を小径軸部に圧嵌するだけで、鍔部材をピン本体に簡単に装着することができ、また、鍔部材をピン本体から剥がすことにより、ピン本体を連結孔から抜き出して、3枚のプレートを容易に分解することができ、組み立て、分解が容易である。
(j)請求項10記載の発明によると、メインプレートとウィングプレートと連結ピンとが相互に回り止めされ、特に、請求項2に記載の発明の構成としたとき、メインプレートとウィングプレートとが互いに一直線状に並ぶように固定したり、く字状に曲がった状態で固定したりすることができる。
(k)請求項11記載の発明によると、水中での動きに安定性を持たせたり、またはバリエーションを持たせたりすることができる。
(l)請求項12記載の発明によると、メインプレートを構成する前後2個のパーツを、重さや材質の異なる複数のものの中から選択して組み合わせることにより、重心の前後方向の位置を容易に変えることができるとともに、それらの係合部分に遊びを持たせると、水中での移動時に、各パーツが振動して、特異な移動態様をもたらすことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施例を示す。
同図に示すように、この疑似餌(10)は、互いに分離して交換可能な前後方向を向くメインプレート(11)と、このメインプレートを左右から挟む1対のウィングプレート(12)(12)との各端部同士を、脱着可能な連結ピン(13)(14)により互いに連結したものよりなっている。
メインプレート(11)およびウィングプレート(12)の前後の端部近傍には、連結ピン(13)(14)が挿通する連結孔(15)がそれぞれ設けられている。
また、メインプレート(11)と両ウィングプレート(12)(12)とを互いに重合したとき、ウィングプレート(12)から外方に外れるメインプレート(11)の前端部、中間上部、および後端部には、釣り糸を結びつける通し孔(16)と前釣針取付孔(17)、中釣針取付孔(18)、および後釣針取付孔(19)がそれぞれ設けられている。
上記通し孔(16)、前釣針取付孔(17)、中釣針取付孔(18)、および後釣針取付孔(19)には、図示を省略した釣り糸、前釣針、中釣針、および後釣針が、直接またはスプリットリングを介して取付けられる。
メインプレート(11)は、ステンレス鋼により、外形が対象魚の餌を模擬して、例えば対象魚が魚食魚である場合は、小魚のシルエット等の形に形成し、その外形および重さの異なる複数のものを用意しておく。
ウィングプレート(12)は、合成樹脂材料により、外形、模様、および色彩が上記のような対象魚の餌を模擬して形成し、それらの外形等が同一の左右1対のものを1組とし、外形等が異なる複数組を用意しておく。
なお、メインプレート(11)を、ステンレス鋼以外の、水中において毒性物質が溶出することのない金属や合成樹脂材料により形成したり、ウィングプレート(12)をステンレス鋼または上記のような金属により形成してもよい。
このように、材料をステンレス鋼や合成樹脂材料等とすることにより、環境汚染への影響を低減することができる。また、合成樹脂材料にする場合には、自然界で分解するプラスチック等の利用も可能である。
ウィングプレート(12)の表面には、対象魚が求餌欲をそそるように、塗装やコーティングにより模様や彩色を施し、また発光塗料やシールを塗布または貼附してもよい。なお、ウィングプレート(12)は、平板に限らず半紡錘形に形成し、2枚のウィングプレート(12)により魚格を形成するようにしてもよい。
また、この例では、ウィングプレート(12)の前上部に切り欠き(20)が設けられており、このウィングプレート(12)を前後対象に形成した場合に比べて重心位置がずれるようになっている。このように、重心位置をずらすことにより、疑似餌(10)の動きにバリエーションが生じて、魚が気が付き易くなるとともに、求餌欲をそそるようになる。
前方の連結ピン(13)は、先端部に外向きの係合爪(21)が設けられた1対の弾性係合片(22)が、連結孔(15)の内径より大径の半球状の拡径頭部(23)における平滑面の中央に突設された1対の爪部材(24)と、連結孔(15)の内径とほぼ同径とした筒部(25)の一端に、連結孔(15)の内径より大径とした半球状の拡径頭部(26)が設けられ、かつ内部に爪部材(24)の両弾性係合片(22)(22)が挿通しうる通孔(27)とその拡径頭部(26)側の開口端部に形成され、係合爪(21)が係合しうる爪受け部(28)とが形成されたピン本体(29)とからなっている。
この連結ピン(13)は、両ウィングプレート(12)(12)の間にメインプレート(11)を挟んで互いに重合した状態で、前部の各連結孔(15)にピン本体(29)の筒部(25)を嵌合し、筒部(25)の先端から爪部材(24)の1対の弾性係合片(22)を挿入して、その先端の係合爪(21)を爪受け部(28)に係止することにより、両ウィングプレート(12)(12)とメインプレート(11)との前部を、ほぼワンタッチで簡単に連結することができる。
この連結状態において、1対の弾性係合片(22)の先端部は、ピン本体(29)の拡径頭部(26)より外方に突出するようにしてあり、この突出部分をつまんで、両係合爪(21)を爪受け部(28)から内方に外して、爪部材(24)をピン本体(29)から離脱させることにより、ほぼワンタッチで簡単に分離することができる。
後方の連結ピン(14)は、雄ねじ部(30)一端に、連結孔(15)の内径より大径とした半球状の拡径頭部(31)が形成されたボルト(32)と、このボルト(32)の雄ねじ部(30)が螺合するようにしたねじ孔(33)が内面に形成された筒部(34)の先端に、連結孔(15)の内径より大径とした半球状の拡径頭部(35)が形成された袋ナット(36)とからなり、袋ナット(36)の筒部(34)を、互いに重合した両ウィングプレート(12)(12)とメインプレート(11)との後部の連結孔(15)に挿入して、その先端からボルト(32)の雄ねじ部(30)を螺合して締め付けることにより、両ウィングプレート(12)(12)とその間に挟んだメインプレート(11)とを、強力に締め付けて、確実に外れないようにすることができる。
各拡径頭部(23)(26)(31)(35)には、回転操作等のためのすり割りを設けるのがよく、また前後いずれかのものの表面を適宜着色することにより、餌としての魚の目に疑似させるのが好ましい。
このような構成で、釣りを行う場合には、先ず、メインプレート(11)の通し孔(16)、前釣針取付孔(17)、中釣針取付孔(18)、および後釣針取付孔(19)に、釣り糸、および必要応じて前釣針、中釣針、および後釣針を取付ける。
次に、またはその前に、2枚のウィングプレート(12)でメインプレート(11)を挟み、それらの前後部を連結ピン(13)(14)により上述のようにして連結する。
これで疑似餌(10)が完成し、キャスティングを開始する。なお、疑似餌(10)の重さが不適切な場合、例えば軽いと潮流によって下層に着底できず、魚のいる層に疑似餌(10)を泳がすことができないようなことが起きる。また重さが適切でも、より複雑な動きが欲しい場合があり、さらには、色や形状を変えて強烈にアピールしたい場合がある。
このような場合には、釣糸や釣針を取り外さずに、前後の連結ピン(13)(14)を外して、メインプレート(11)から左右のウィングプレート(12)を取り外し、重さ、形状、色、模様等の異なる別のウィングプレート(12)を選択して、上記と同様にして取付ける。
以上のように、ウィングプレート(12)のみを交換することにより、異なる疑似餌(10)となるので、多数の疑似餌(10)を準備しなくても多様な状況に対応することができる。しかも、釣糸や釣針を取り外さずに、ワンタッチで交換できるので潮流の状態等の状況に速やかに対応することが可能になり、利便性が向上する。
図3は、本発明の第2の実施例を示す。
第1の実施例では、メインプレート(11)の前後の端部とウィングプレート(12)の前後の端部とが一致するようにして、それらの前後の端部を連結ピン(13)(14)により連結したが、第2の実施例においては、第1の実施例におけるのと同一の部品を用いて、図3に示すように、互いに分離して交換可能なメインプレート(11)と、該メインプレート(11)を挟む1対のウィングプレート(12)(12)との一方の端部同士を第1の連結ピン(14)により連結するとともに、1対のウィングプレート(12)(12)の他方の端部同士を第2の連結ピン(13)により連結し、1対のウィングプレート(12)(12)を、メインプレート(11)に対して第1の連結ピン(14)を中心として回動可能としてある。
実際には、図1および図2に示す状態から、前方の連結ピン(13)を外して、メインプレート(11)のみを、後方の連結ピン(14)を中心として、後方に180°反転させ、メインプレート(11)が外れた1対のウィングプレート(12)(12)の前端部同士を、前方の連結ピン(13)をもって再度連結するだけで、第2の実施例のような態様とすることができる。
なお、図示しないが、図1および図2に示す状態から、前後の連結ピン(13)(14)をそれぞれ外し、メインプレート(11)を1対のウィングプレート(12)(12)に対して前方または後方に平行移動させ、メインプレート(11)の後部の連結孔(15)をウィングプレート(12)(12)の前部の連結孔(15)に整合させるか、またはメインプレート(11)の前部の連結孔(15)をウィングプレート(12)(12)の後部の連結孔(15)に整合させ、それらの整合した3個の連結孔(15)に前後いずれかの連結ピン(13)(14)を通してそれらを連結し、かつウィングプレート(12)(12)の残りの端部同士を、残りの連結ピン(14)(13)により連結してもよい。
このようにすると、疑似餌(10)は第1の実施形態のものよりほぼ2倍の大きさになる。一般的に、大きな魚は大きな餌に食いつくことが多いため、同じメインプレート(11)とウィングプレート(12)とを用いても大物狙いや小物狙いが、好みや状況に応じて使い分けることが可能になる。
また、図3に示すような態様とすることにより、重量分散が生じ、かつ、水と接する面積が増えるため、水中での動きが大きくなったり、激しくなったりするため、魚へのアピール度が向上して漁果を高めることが可能になる。
なお、第1および第2の実施形態においては、構造の異なる2種類の連結ピン(13)(14)を用いたが、そのいずれか一方の構造のものを複数個用いて実施したり、またはその他の構造の連結ピンを用いて各プレート(11)(12)(12)を連結するようにしてもよい。
図4は、本発明の第3の実施形態を示す。
この例では、メインプレート(11)と1対のウィングプレート(12)(12)との対応する各端部に穿設した連結ピン挿通用の連結孔(37)を正多角形、この例では正六角形とし、かつそこに挿通する連結ピン(13')の筒部(25')の外形を、連結孔(37)と補形をなす多角形としてある。その他の構造は、第2の実施例のものと同一としてある。
このようにすると、メインプレート(11)とウィングプレート(12)と連結ピン(13')とが相互に回り止めされ、例えば図4に示すように、メインプレート(11)とウィングプレート(12)とを1個の連結ピン(13')により連結するような場合に、これらの角度を、所望の段階的な角度、この例では、60°の倍数である120°や180°等に確実に保持することができる。
他の実施例
この他、図5や図6に示すように、メインプレート(11)の一端に、メインプレート(11)の板面と直交する方向を向く尾部(38)(39)を設けてもよい。
図5は、メインプレート(11)に尾部(38)を半田付けや蝋付けして固着した場合を示し、図6はメインプレート(11)の後端部を捻って尾部(39)を形成した場合を示している。
このような尾部(38)(39)を設けることにより、水中での動きに安定性を持たせたり、またはバリエーションを持たせたりすることができる。例えば、図5に示すものでは、釣竿をしゃくった時に、疑似餌(10)が上下に動き易くなったり、アピール度が増すようになる。また、図6に示すものでは、しゃくり時等において疑似餌(10)が回転しながら上下に動くようになり、さらにアピール度を増すことが可能になる。
また、図7に示すように、メインプレート(11)を、凹部(40)と突部(41)とをもって互いに係合するようにした前後2個のパーツ(42)(43)で形成してもよい。
そして、メインプレート(11)を構成する前後2個のパーツ(42)(43)を、重さや材質の異なる複数のものの中から選択して組み合わせることにより、重心の前後方向の位置を容易に変えることができるとともに、それらの凹部(40)と突部(41)との係合部分に遊びを持たせると、水中での移動時に、各パーツ(42)(43)が振動して、特異な移動態様をもたらすことができる。
この場合、パーツ(42)(43)を前後して取り付けることを想定して、各パーツ(42)(43)に通し孔(16)、前釣針取付孔(17)、中釣針取付孔(18)、後釣針取付孔(19)等を前後のパーツ(42)(43)に振り分けて設けておくことが好ましい。
図8は、メインプレート(11)とそれを挟む2個のウィングプレート(12)(12)とを連結する連結ピンの変形例を示す。
この例では、いずれかの連結ピン(44)を、互いに重合した3枚のプレート(12)(11)(12)の連結孔(15)に嵌合するようにした大径軸部(45)の両端に、小径軸部(46)(46)を連設したピン本体(47)と、各小径軸部(46)に中央の軸孔(48)を圧嵌することにより、ピン本体(47)を連結孔(15)から抜け止めするようにした、大径軸部(45)より大径で、かつゴムまたは軟質合成樹脂材料等の弾性体からなる薄い球面状または円板状の1対の鍔部材(49)(49)とからなるものとしてある。
各小径軸部(46)およびそれに嵌合される鍔部材(49)の軸孔(48)は、大径軸部(45)に向かって漸次小径となるテーパー面とし、各鍔部材(49)が各小径軸部(46)から脱落し難いようにしておくのが好ましい。
この連結ピン(44)によると、鍔部材(49)の中央の軸孔(48)を各小径軸部(46)に圧嵌するだけで、鍔部材(49)をピン本体(47)に簡単に装着することができ、また、いずれか一方の鍔部材(49)をピン本体(47)から剥がすことにより、ピン本体(47)を連結孔(15)から抜き出して、3枚のプレート(12)(11)(12)を容易に分解することができ、組み立て、分解が容易である。
なお、大径軸部(45)の一端に、それよりさらに大径の鍔部を一体的に設け、他端のみに小径軸部(46)を連設し、それに鍔部材(49)の中央の軸孔(48)を圧嵌するようにしてもよい。
本発明の第1の実施例の分解斜視図である。 同じく、組み立てた状態の図1におけるII−II線に沿う拡大横断平面図である。 本発明の第2の実施例の分解斜視図である。 本発明の第3の実施例の分解斜視図である。 他の実施例にかかる後部に尾部を設けたメインプレートの斜視図である。 同じく、尾部を捻って形成したメインプレートの斜視図である。 同じく、前後2個のパーツにより形成したメインプレートの斜視図である。 連結ピンの変形例を示す要部の拡大横断平面図である。
符号の説明
(10)疑似餌
(11)メインプレート
(12)ウィングプレート
(13)(13')(14)連結ピン
(15)連結孔
(16)通し孔
(17)前釣針取付孔
(18)中釣針取付孔
(19)後釣針取付孔
(20)切り欠き
(21)係合爪
(22)弾性係合片
(23)拡径頭部
(24)爪部材
(25)(25')筒部
(26)拡径頭部
(27)通孔
(28)爪受け部
(29)ピン本体
(30)雄ねじ部
(31)拡径頭部
(32)ボルト
(33)ねじ孔
(34)筒部
(35)拡径頭部
(36)袋ナット
(37)連結孔
(38)(39)尾部
(40)凹部
(41)突部
(42)(43)パーツ
(44)連結ピン
(45)大径軸部
(46)小径軸部
(47)ピン本体
(48)軸孔
(49)鍔部材

Claims (12)

  1. 互いに分離して交換可能なメインプレートと、該メインプレートを挟む1対のウィングプレートとの各端部同士を、脱着可能な連結ピンにより互いに連結したことを特徴とする疑似餌。
  2. 互いに分離して交換可能なメインプレートと、該メインプレートを挟む1対のウィングプレートとの一方の端部同士を第1の連結ピンにより連結するとともに、前記1対のウィングプレートの他方の端部同士を第2の連結ピンにより連結し、前記メインプレートを、1対のウィングプレートに対して前記第1の連結ピンを中心として回動可能としたことを特徴とする疑似餌。
  3. メインプレートを、ステンレス鋼により形成したことを特徴とする請求項1または2記載の疑似餌。
  4. ウィングプレートを、合成樹脂材料により形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の疑似餌。
  5. メインプレートおよびウィングプレートの外形、模様または色彩を、餌に擬したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の疑似餌。
  6. メインプレートにおけるウィングプレートから外れた部分に、釣り糸用の通し孔を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の疑似餌。
  7. いずれかの連結ピンを、拡径頭部を有するボルトと、該ボルトが螺合するようにしたねじ孔が内面に形成された筒部の先端に拡径頭部が形成された袋ナットとからなるものとした請求項1〜6のいずれかに記載の疑似餌。
  8. いずれかの連結ピンを、先端部に外向きの係合爪が設けられた1対の弾性係合片が拡径頭部に突設された爪部材と、筒部の一端に拡径頭部が設けられ、かつ内部に前記爪部材の両弾性係合片が挿通しうる通孔とその拡径頭部側の開口端部に形成され、前記係合爪が係合しうる爪受け部とが形成されたピン本体とからなるものとした請求項1〜7のいずれかに記載の疑似餌。
  9. いずれかの連結ピンを、互いに重合した3枚のプレートの連結孔に嵌合するようにした大径軸部の少なくとも一方の端部に小径軸部を連設したピン本体と、前記小径軸部に中央の軸孔を圧嵌することにより、前記ピン本体を連結孔から抜け止めするようにした、前記大径軸部より大径で、かつ弾性体からなる鍔部材とを備えるものとした請求項1〜8のいずれかに記載の疑似餌。
  10. メインプレートと1対のウィングプレートとの対応する各端部に穿設した連結ピン挿通用の連結孔を多角形とし、かつそこに挿通する連結ピンの筒部の外形を、前記連結孔と補形をなす多角形とした請求項1〜9のいずれかに記載の疑似餌。
  11. メインプレートの一端に、メインプレートの板面と直交する方向を向く尾部を設けたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の疑似餌。
  12. メインプレートを、互いに係合する前後2個のパーツで形成したことを特徴とする請求項1およびそれに従属する3〜11のいずれかに記載の疑似餌。
JP2004003753A 2004-01-09 2004-01-09 疑似餌 Pending JP2005192512A (ja)

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