JP2005191819A - 移動体通信システムおよび携帯端末装着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 移動体の利用者が所有する汎用の携帯端末に移動体の情報を発信できるようにする。
【解決手段】 移動体2に取り付けられるアタッチメントシステム3は、移動体制御機能5と接続される第1の接続機能7と、携帯端末4と着脱自在に接続される第2の接続機能9を備える。また、移動体2と携帯端末4との間で情報を送受できるようにするため、プロトコル変換等の処理を行う第1の通信機能8、情報変換機能11および第2の通信機能10を備え、移動体2から取得したセンサ情報等を携帯端末4に送り、携帯端末4で出力する。また、携帯端末4で入力された情報等を移動体2に送り、移動体2の設定を変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】 移動体2に取り付けられるアタッチメントシステム3は、移動体制御機能5と接続される第1の接続機能7と、携帯端末4と着脱自在に接続される第2の接続機能9を備える。また、移動体2と携帯端末4との間で情報を送受できるようにするため、プロトコル変換等の処理を行う第1の通信機能8、情報変換機能11および第2の通信機能10を備え、移動体2から取得したセンサ情報等を携帯端末4に送り、携帯端末4で出力する。また、携帯端末4で入力された情報等を移動体2に送り、移動体2の設定を変更する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車等の移動体で情報の処理を行う移動体通信システムおよび携帯端末装着装置に関する。詳しくは、携帯端末を移動体に着脱自在に装着でき、かつ、移動体と携帯端末の間で情報を送受するゲートウエイ装置を備えることで、汎用の携帯端末で移動体の情報を処理できるようにしたものである。
自動車等の移動体ではナビゲーションシステム等の情報端末が搭載されている(例えば、特許文献1参照)。また、オーディオ機器やナビゲーションシステム等の複数の情報端末を車内ネットワークを介して接続できるようにした通信システムが提案されている。更に、エンジン制御等の制御系のシステムを車内ネットワークで接続し、故障診断を行えるようにしたシステムも開示されている(例えば、特許文献2参照)。
このような移動体の通信システムでは、高速化、通信の安全性から様々なプロトコルが利用されている。このため、移動体に接続される情報端末は専用のものが多い。
従来より移動体の通信システムで利用されるプロトコルは、移動体の利用者が所有する汎用の携帯端末で利用するプロトコルとは異なる。よって、利用者が所有する携帯端末を移動体に接続して使用することはできなかった。
このため、移動体に通信システムが準備されている場合、この通信システムを利用するには専用の情報端末を用意する必要があったが、移動体用の情報端末は高価なものが多く、システムの構築にコストがかかる。
また、移動体に接続される情報端末は、移動体に対する着脱を考慮していないものが多く、情報端末をケーブル等を用いて移動体に接続する構成となっている。このため一度情報端末を移動体に取り付けると、情報端末を移動体から取り外すことは容易に行えない。
このため、移動体を使用していないときに情報端末を携帯して使用することができない。また、情報端末を移動体から取り外したとしても、使用しないケーブルの処理等が考慮されておらず、ケーブルの収納等に手間がかかり現実的ではない。
更に、携帯電話等を自動車のダッシュボード等に固定しておくアタッチメントも提案されているが、これは携帯端末を単に固定するだけの機能しか持たず、携帯端末の持つ機能を有効に活用することはできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、汎用の携帯端末を利用して移動体との間で情報の処理を行えるようにした移動体通信システムおよび携帯端末装着装置を提供することを目的とする。
PDA(personal digital assistants)等の情報端末または携帯可能なゲーム機等の携帯端末は、外部機器と接続できるようにするため、汎用性のある通信規格の接続機能をほぼ全てが有している。このため、この接続機能を利用して移動体と携帯端末とを接続し、移動体の情報を情報端末へ、または情報端末の情報を移動体へと、情報の送受ができるようにすれば良い。
すなわち、本発明に係る移動体通信システムは、情報処理手段を有する移動体にゲートウエイ装置を備え、このゲートウエイ装置は、外部接続手段および情報処理手段を有する携帯端末の外部接続手段と着脱自在に接続される接続手段と、移動体の情報処理手段と携帯端末の情報処理手段との間で情報を変換して送受を行う通信制御手段とを備えたものである。
また、携帯端末を移動体内に置いておくためだけに使っていたアタッチメント等の装着装置を利用して、上述した移動体通信システムを構成することができる。
すなわち、本発明に係る携帯端末装着装置は、携帯端末が着脱自在に装着される装着手段と、移動体の情報処理手段と接続されるゲートウエイ装置を備え、このゲートウエイ装置は、携帯端末の外部接続手段と着脱自在に接続される接続手段と、移動体の情報処理手段と携帯端末の情報処理手段との間で情報を変換して送受を行う通信制御手段とを備えたものである。
本発明に係る移動体通信システムによると、ゲートウエイ装置は接続手段で携帯端末の外部接続手段と接続し、移動体と携帯端末を通信可能な状態に接続する。ゲートウエイ装置は、移動体の情報処理手段から取得した情報を通信制御手段で変換し、携帯端末の情報処理手段に送る。また、携帯端末の情報処理手段から取得した情報を変換して、移動体の情報処理手段に送る。
本発明に係る携帯端末装着装置によると、携帯端末を装着手段で装着すると、ゲートウエイ装置は接続手段で携帯端末の外部接続手段と接続し、移動体と携帯端末を通信可能な状態に接続する。ゲートウエイ装置は、移動体の情報処理手段から取得した情報を通信制御手段で変換し、携帯端末の情報処理手段に送る。また、携帯端末の情報処理手段から取得した情報を変換して、移動体の情報処理手段に送る。
本発明に係る移動体通信システムでは、移動体側の情報をゲートウエイ装置で変換して携帯端末に送り、また、携帯端末側の情報をゲートウエイ装置で変換して移動体に送ることができる。これにより、利用者が所有する汎用の携帯端末に移動体の情報を発信することができる。したがって、移動体の情報を利用するシステムを低コストで実現することができる。
本発明に係る携帯端末装着装置では、上述したゲートウエイ装置に携帯端末を着脱自在に装着する装着手段を備えたので、移動体の任意の位置に携帯端末を固定することができる。これにより、移動体の使用時には、携帯端末を移動体の情報を発信する端末として利用することができる。また、移動体を降りた後は、携帯端末を移動体から取り外して通常の電話機やゲーム機として使うことができる。したがって、携帯端末を有効活用できるシステムを安価に実現できる。
以下、図面を参照して本発明の移動体通信システムおよび携帯端末装着装置の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態の移動体通信システムの構成例を示す機能ブロック図である。
(1)システム概要
本実施の形態の移動体通信システム1は、自動車やオートバイ、自転車等の移動体2にゲートウエイ装置として機能するアタッチメントシステム3を備え、移動体2の利用者が所有する汎用の携帯端末4を移動体2に着脱自在に装着し、移動体2と携帯端末4との間で情報の送受を行えるようにしたものである。
本実施の形態の移動体通信システム1は、自動車やオートバイ、自転車等の移動体2にゲートウエイ装置として機能するアタッチメントシステム3を備え、移動体2の利用者が所有する汎用の携帯端末4を移動体2に着脱自在に装着し、移動体2と携帯端末4との間で情報の送受を行えるようにしたものである。
移動体2は移動体制御機能5と移動体センサ機能6を備え、各種センサでの検出結果に基づき、移動体制御機能5が移動体2の制御を行う。自動車等の移動体2では、CAN(controller area network)等の車内ネットワークで制御系の情報の送受が行われる。
これに対して、利用者が所有している携帯端末4は、外部機器との通信機能は備えるが、一般的に車内ネットワークの通信プロトコルには対応していない。そこで、通信プロトコルの変換機能等を備えたアタッチメントシステム3を用いる。
アタッチメントシステム3は携帯端末装着装置であって、携帯端末4を着脱自在に固定する装着手段に加えて、移動体2と接続するため第1の接続機能7と第1の通信機能8を備える。また、携帯端末4と接続するため第2の接続機能9と第2の通信機能10を備える。そして、移動体2と携帯端末4との間で情報の送受や処理を行うため情報変換機能11を備える。更に、アタッチメントシステム3で情報を出力するため音発生機能12を備える。
携帯端末4はパーソナルコンピュータ、PDA、携帯可能なゲーム機、タブレット、ウェアラブル端末、携帯電話、腕時計型情報端末等の携帯できる機器である。携帯端末4は外部機器との通信を行うため通信機能13を備える。また、情報の送受や処理を行うため情報変換機能14を備える。更に、情報の入出力を行うためインタフェース機能15と情報表示機能16aと情報入力機能16bと音発生機能17を備える。なお、移動体2および携帯端末4においては本実施の形態で使用する機能のみを図示している。
(2)移動体の構成
まず、移動体2の構成について説明する。移動体制御機能5は移動体2の情報処理手段であって、CPU(central processing unit)等の演算処理装置で実現され、移動体2の各種制御を行う。移動体制御機能5には移動体センサ機能6を構成する各種センサが接続され、移動体2の状態を示す情報等の各種情報を取得する。
まず、移動体2の構成について説明する。移動体制御機能5は移動体2の情報処理手段であって、CPU(central processing unit)等の演算処理装置で実現され、移動体2の各種制御を行う。移動体制御機能5には移動体センサ機能6を構成する各種センサが接続され、移動体2の状態を示す情報等の各種情報を取得する。
移動体センサ機能6は移動体2の検出手段であって、移動体2の速度等の状態の変化を機械的あるいは電気的な変化として検出し、変化に応じた電圧や電流に変換して出力する機能であり、各種センサとアンプドライバ等で実現される。移動体センサ機能6は移動体2の状態の変化に応じた電圧や電流、必要に応じてこれら電圧値や電流値を更に加工したデータを移動体制御機能5あるいはアタッチメントシステム3に出力する。
(3)アタッチメントシステムの構成
次に、アタッチメントシステム3の構成について説明する。第1の接続機能7はコネクタ、光電変換機能あるいは電波電圧変換機能等と、送受される通信媒体である通信線で実現され、移動体制御機能5および移動体センサ機能6と、アタッチメントシステム3の第1の通信機能8を接続し、アタッチメントシステム3と移動体2との間で情報の送受を行う。
次に、アタッチメントシステム3の構成について説明する。第1の接続機能7はコネクタ、光電変換機能あるいは電波電圧変換機能等と、送受される通信媒体である通信線で実現され、移動体制御機能5および移動体センサ機能6と、アタッチメントシステム3の第1の通信機能8を接続し、アタッチメントシステム3と移動体2との間で情報の送受を行う。
この第1の接続機能7によるアタッチメントシステム3と移動体2の接続は、着脱を考慮して一度接続した後でも容易に取り外せる構成としても良いし、取り外しを考慮しない構成でも良い。
第1の通信機能8は移動体2が使用する通信プロトコルで情報の送受を行う機能であり、所定のプロトコルに情報を変換するモジュールとCPUを1チップ化したハードウエア、あるいは情報変換機能11に内包されるソフトウエアで実現される。第1の通信機能8は第1の接続機能7でアタッチメントシステム3に接続される移動体制御機能5および移動体センサ機能6と、アタッチメントシステム3の情報変換機能11との間で通信プロトコルの変換や情報の送受を行う。
第2の接続機能9はコネクタ、光電変換機能あるいは電波電圧変換機能等と、送受される通信媒体である通信線で実現され、アタッチメントシステム3と携帯端末4、更にはアタッチメントシステム3と外部装置18や外部記憶機能19を接続して情報の送受を行う。アタッチメントシステム3と携帯端末4を接続することで、第2の接続機能9は携帯端末4の通信機能13および音発生機能17と接続される。
この第2の接続機能9によるアタッチメントシステム3と携帯端末4との接続は、後述するように着脱が容易な構成とする。なお、アタッチメントシステム3と携帯端末4との間の通信線は、有線で伝達されるもので実現しても、無線で伝達されるもので実現しても良い。
第2の通信機能10は携帯端末4が使用する通信プロトコルで情報の送受を行う機能であり、情報変換モジュールやソフトウエアで実現され、情報変換機能11と第2の接続機能9を接続して、情報変換機能11からの情報を携帯端末4が使用する通信プロトコルに合致するデータや、電圧と経過時間で表される電圧波形や、電流と経過時間で表される電流値波形に変換して第2の接続機能9に出力する。また、第2の通信機能10は第2の接続機能9から受けた所定の通信規格のデータあるいは電圧波形等を変換して必要な情報を取り出し、アタッチメントシステム3の情報変換機能11へ送る。
情報変換機能11はアタッチメントシステム3の情報処理を行う機能であり、CPU等とソフトウエアで実現される。情報変換機能11は第1の通信機能8と第2の通信機能10と音発生機能12に接続され、移動体2や携帯端末4から取得した情報を処理し、第1の通信機能8と第2の通信機能10と音発生機能12に命令や情報を出力する。
以上説明した第1の通信機能8、第2の通信機能10および情報変換機能11はアタッチメントシステム3の通信制御手段を構成する。また、第2の接続機能9はアタッチメントシステム3の接続手段を構成する。
音発生機能12はアタッチメントシステム3の音発生手段である。音発生機能12は、電圧を空気の振動に変換する機能の他、電圧で示される音情報をイコライジングする機能や、電圧を増幅するアンプ機能や外部との入出力機能や録音機能、音の基となる波形を作成、加工、増幅する機能のうち1つ以上を持つ。よって、スピーカシステムとアンプとイコライザと入出力端子等で実現される。
これにより、音発生機能12はスピーカシステムにより電圧を空気振動に変換し、音として出力する。また、アンプにより空気振動の大きさを変更して音量を調整する。更に、イコライザにより特定の周波数の振動のみを増減させて音質を調整する。また、電圧で表される音情報を入出力端子により入出力する。音発生機能12は第1の接続機能7、第2の接続機能9および情報変換機能11に接続され、音データを移動体2の利用者や移動体2の整備者に伝える。
更に、図示しないがアタッチメントシステム3は携帯端末4を着脱自在に装着できる装着手段を備える。例えば、携帯端末4の形状に合わせて携帯端末4が嵌る構造を備える。なお移動体2は振動が発生するので、振動による落下を防止する構造が必要となる。あるいは様々な形状の携帯端末4に対応するためベルト等で固定する構造を備える。
(4)携帯端末の構成
次に携帯端末4の構成について説明する。携帯端末4の通信機能13は外部接続手段であって、通信プロトコルを変換するモジュールとCPU等を1チップ化したハードウエア、あるいは情報変換機能14に内包されるソフトウエアで実現される。通信機能13は第2の接続機能9と情報変換機能14とに接続され、第2の接続機能9と情報変換機能14との間で通信ができるように通信プロトコルを変換し、アタッチメントシステム3と携帯端末4の間で情報の送受を行う。
次に携帯端末4の構成について説明する。携帯端末4の通信機能13は外部接続手段であって、通信プロトコルを変換するモジュールとCPU等を1チップ化したハードウエア、あるいは情報変換機能14に内包されるソフトウエアで実現される。通信機能13は第2の接続機能9と情報変換機能14とに接続され、第2の接続機能9と情報変換機能14との間で通信ができるように通信プロトコルを変換し、アタッチメントシステム3と携帯端末4の間で情報の送受を行う。
情報変換機能14は携帯端末4の情報処理手段であって、CPU等とソフトウエアで実現される。情報変換機能14は通信機能13とインタフェース機能15に接続され、通信機能13から送られてくる情報をインタフェース機能15に指示として情報を出す。また、情報変換機能14はインタフェース機能15からの依頼を受けた場合は、依頼内容に応じた処理を行い、処理が行えない場合は、処理が正常に行えない旨をインタフェース機能15に返す処理を実行する。
インタフェース機能15は電圧で表される画像情報を出力するハードウエアとソフトウエア、電圧で表される入力情報を出力するハードウエアとソフトウエア、電圧で表される音情報を出力するハードウエアとソフトウエア等で実現され、情報変換機能14と情報表示機能16aと情報入力機能16bおよび音発生機能17とに接続される。
インタフェース機能15は情報変換機能14から送られてくる情報を基に表示や音を発生させる情報を生成し、情報表示機能16aあるいは音発生機能17に送る。また、情報入力機能16bから入力された情報を情報変換機能14に送る。
情報表示機能16aは表示手段であって、LED(発光ダイオード)やマトリクス状に配置された光源を使用したディスプレイ機能であり、LEDやLCD(液晶ディスプレイ)や有機や無機のEL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ等で実現される。
情報表示機能16aはインタフェース機能15に接続され、インタフェース機能15から送られてくる電圧で表される画像情報を光に変換して表示し、使用者が視認できるようにする。
情報入力機能16bは情報入力手段であって、キーボードやタッチパネル等で実現される。情報入力機能16bはインタフェース機能15に接続され、利用者により入力された情報を電圧等で表される入力情報に変換して情報変換機能14に送る。
携帯端末4の音発生機能17は音発生手段であって、アタッチメントシステム3の音発生機能12と同等の機能を具備することで構成され、空気を振動させるスピーカシステムとアンプやイコライザと入出力端子等で実現される。
音発生機能17はインタフェース機能15と第2の接続機能9に接続され、電圧を空気振動に変換し、音として出力する。また、空気振動の大きさを変更して音量を調整する。更に、特定の周波数の振動のみを増減させて音質を調整する。また、電圧で表される音情報を入出力する。
(5)アタッチメントシステムに接続される他の機器の構成
次に、アタッチメントシステム3に接続される他の機器の構成について説明する。外部装置18はパーソナルコンピュータやPDAやウェアラブル端末や車載機等のオプション機器であり、第2の接続機能9とデータ通信線18aで接続され、実行する機能に応じた情報をデータ通信線18aで入出力する。
次に、アタッチメントシステム3に接続される他の機器の構成について説明する。外部装置18はパーソナルコンピュータやPDAやウェアラブル端末や車載機等のオプション機器であり、第2の接続機能9とデータ通信線18aで接続され、実行する機能に応じた情報をデータ通信線18aで入出力する。
外部記憶機能19は記憶手段であって、例えば不揮発性メモリとコネクタとそれを保護する筐体等で実現され、第2の接続機能9に接続される。このため、アタッチメントシステム3は第2の接続機能9に記憶部接続手段として接続端子や接続ポートを備える。
外部記憶機能19は移動体2のセットアップ情報や、ログ情報や、速度や航続距離といった移動体2に関する情報、更には移動体2の利用者の特定の情報等を記憶する。なお、外部記憶機能19は、携帯端末4に記憶機能が備えられている場合は、この既存の記憶機能を利用してもよく、また、第2の接続機能9でアタッチメントシステム3に接続される携帯端末4とは別方式の記憶メディアを利用しても良い。
(6)移動体通信システムの各機能の具体例
図2は移動体通信システム1の各機能の具体例を示すブロック図であり、以下に図1で説明したアタッチメントシステム3と携帯端末4の各機能の詳細を説明する。
図2は移動体通信システム1の各機能の具体例を示すブロック図であり、以下に図1で説明したアタッチメントシステム3と携帯端末4の各機能の詳細を説明する。
(6−1)接続機能の構成
図1で説明したアタッチメントシステム3の第1の接続機能7と第2の接続機能9は、図2(a)に示すようにコネクト部20と通信線21で実現される。コネクト部20は情報の送受信手段で、通信線21は送受される通信媒体である。図3は接続機能の具体例を示す説明図で、以下に第1の接続機能7および第2の接続機能9の具体的構成を説明する。
図1で説明したアタッチメントシステム3の第1の接続機能7と第2の接続機能9は、図2(a)に示すようにコネクト部20と通信線21で実現される。コネクト部20は情報の送受信手段で、通信線21は送受される通信媒体である。図3は接続機能の具体例を示す説明図で、以下に第1の接続機能7および第2の接続機能9の具体的構成を説明する。
図3(a)はコネクト部としてアンテナ20aを備え、通信線として電波21aを用いる形態である。この図3(a)に示す形態を第1の接続機能7に適用する場合は、アンテナ20aを図1に示す移動体2とアタッチメントシステム3に備える。また、第2の接続機能9に適用する場合は、アンテナ20aをアタッチメントシステム3と携帯端末4に備える。
図3(b)はコネクト部としてコイル20bを備え、通信線として電波21bを用いる形態である。この図3(b)に示す形態を第1の接続機能7に適用する場合は、コイル20bを図1に示す移動体2とアタッチメントシステム3に備える。また、第2の接続機能9に適用する場合は、コイル20bをアタッチメントシステム3と携帯端末4に備える。
図3(c)はコネクト部として発光ダイオードやフォトダイオード等を備えた光送受信機20cを備え、通信線として光あるいは赤外線21cを用いる形態である。この図3(c)に示す形態を第1の接続機能7に適用する場合は、光送受信機20cを図1に示す移動体2とアタッチメントシステム3に備える。また、第2の接続機能9に適用する場合は、光送受信機20cをアタッチメントシステム3と携帯端末4に備える。
図3(d)はコネクト部としてスピーカ・マイク20dを備え、通信線として音波あるいは超音波21dを用いる形態である。この図3(d)に示す形態を第1の接続機能7に適用する場合は、スピーカ・マイク20dを図1に示す移動体2とアタッチメントシステム3に備える。また、第2の接続機能9に適用する場合は、スピーカ・マイク20dをアタッチメントシステム3と携帯端末4に備える。
図3(e)はコネクト部としてコネクタ20eを備え、通信線としてコネクタ20eと接続されるコネクタを有するケーブル21eを用いる形態である。この図3(e)に示す形態を第1の接続機能7に適用する場合は、コネクタ20eを図1に示す移動体2とアタッチメントシステム3に備え、移動体2とアタッチメントシステム3の間をケーブル21eで接続する。また、第2の接続機能9に適用する場合は、コネクタ20eをアタッチメントシステム3と携帯端末4に備え、アタッチメントシステム3と携帯端末4の間をケーブル21eで接続する。
変形例としては、通信線21として光ファイバケーブルを用い、コネクト部20として光送受信コネクタのように接続機能と通信機能における変換機能とが一体になっている物を使用しても良く、また、ボードTOボードコネクタを利用することで通信線を省略しコネクト部20のみで接続しても良い。
第2の接続機能9として図3(a)に示すような無線接続の形態を採用すれば、アタッチメントシステム3への携帯端末4の着脱は容易である。また、図3(e)に示すように有線接続の形態を採用しても、コネクタを用いることで携帯端末4の着脱は容易である。
更に、コネクタ同士を直接接続する形態では、アタッチメントシステム3に携帯端末4を装着することでコネクタ同士が接続し、携帯端末4を取り外すとコネクタの接続が外れるような構造を採用すれば、携帯端末4の着脱は容易である。
上述した構成の第1の接続機能7および第2の接続機能9の動作例を説明すると、コネクト部20としてアンテナ20aを備える場合は、アンテナ20aに正弦波、方形波、あるいはバースト波等の通信プロトコルで規定される信号が通信機能から入力される。
例えば、第2の接続機能9でアタッチメントシステム3から携帯端末4へ情報等を出力する場合は、第2の通信機能10から信号が入力される。そして、アタッチメントシステム3に備えたアンテナ20aから電波21aを出力する。アタッチメントシステム3のアンテナ20aから出力された電波21aは、若干減衰した信号、もしくはほぼそのままの信号として、携帯端末4に備えたアンテナ20aに入力される。
なお、コネクト部20としてコイル20bを備える場合、光送受信機20cを備える場合、スピーカ・マイク20dを備える場合、そしてコネクタ20eを備える場合も、同様に通信プロトコルで規定される信号が通信機能から入力され、対になっているコネクト部20との間で情報等の送受信が行われる。その際、アンテナ20a等のコネクト部20では、アッテネート機能や増幅機能等のレベル調整機能を備えても良い。
第2の接続機能9は、更に具体的には、EIA(米国電子工業会)−232等の1対1の通信規格、USB(universal serial bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)で規格されているIEEE1394、Bluetooth等のように1対nまたはm対nのバス構成やスター構成がとれる通信規格で実現されることで、汎用の携帯端末4との接続が可能となる。更に、バス構成やスター構成がとれることで、携帯端末4だけでなく、外部記憶機能19を実現する記憶装置等を同時に接続可能となる。
(6−2)通信機能の構成
図1で説明したアタッチメントシステム3の第1の通信機能8および第2の通信機能10は、図2(b)に示すようにプロトコル変換機能22、電圧⇔電圧変換機能23、電圧⇔電流変換機能24、電圧⇔電波変換機能25、電圧⇔光変換機能26、およびA/D・D/A変換機能27で実現される。
図1で説明したアタッチメントシステム3の第1の通信機能8および第2の通信機能10は、図2(b)に示すようにプロトコル変換機能22、電圧⇔電圧変換機能23、電圧⇔電流変換機能24、電圧⇔電波変換機能25、電圧⇔光変換機能26、およびA/D・D/A変換機能27で実現される。
第1の通信機能8および第2の通信機能10の動作例を説明すると、プロトコル変換機能22はヘッダとコマンドそして送信するデータの項目とエンドポイントをデータに附加する。また、データと項目を除くいくつかの情報を削除する。更には情報の付加も削除も必要ない場合は入力されたデータをそのまま情報変換機能あるいは接続機能に出力する。
より具体的には、仮にデータを全て16進数とし、ヘッダを0x01、コマンドを0x23 0x25 0x56、送信したいデータを0x24 0x35 0x35 0x1a ・・・とし、エンドポイントを0xa0とすると、第1の通信機能8および第2の通信機能10は0x01 0x23 0x25 0x56 0x24 0x35 0x1a 0xa0といった具合に、決められたデータの追加や削除や若干の演算作業を行うことで、通信におけるデータの順番や長さといったプロトコルを満足することができるように情報の変換を行う。これにより、各通信機能と上述した各接続機能の組み合わせで各種通信規格を満足する構成となる。
電圧⇔電圧変換機能23の動作例は、アタッチメントシステム3内の動作電圧と接続先、例えば携帯端末4の動作電圧が違う場合、3.3V⇔5Vといった電圧変換を行う。アタッチメントシステム3へ携帯端末4を接続している時の変換動作として、アタッチメントシステム3へは例えば3.3Vで入出力を行い、携帯端末4へは例えば5Vで入出力を行う。
電圧⇔電流変換機能24の動作例は、第1の通信機能8および第2の通信機能10に入力された電圧を電流に、あるいは電流を電圧に変換する。
電圧⇔電波変換機能25および電圧⇔光変換機能26の動作例は、第1の接続機能7に接続される第1の通信機能8および第2の接続機能9に接続される第2の通信機能10はプロトコルに合致する元波形を送るため、電圧等で表された符合を電波として入出力したり、光にして入出力する。接続先へは光や電波接続のIEEE規格や、電波かつ電源とする様な通信におけるハードウエア規格を満足することができるようにすれば良い。
A/D・D/A変換機能27の動作例は、A/D変換機能としてリニアに変化するアナログ電圧をデジタル数ビットに変換する。D/A変換機能としてデジタル数ビットをアナログ電圧に変換する。例としてA/D変換機能では0V〜5Vレンジを分解能8ビットで、かつ入力に2.5V印加した場合、00010000を出力する。D/A変換機能ではこの逆で、分解能8ビットのものを0V〜5Vに変換するものとし、入力に接続機能から00010000が入力されたとすると、2.5Vを出力する。
(6−3)情報変換機能の構成
図1で説明したアタッチメントシステム3の情報変換機能11および携帯端末4の情報変換機能14は、図2(c)に示すように情報取捨選択機能28、コマンド⇔コマンド変換機能29、コマンド⇔情報変換機能30、A/D値⇔情報変換機能31および情報⇔情報変換機能32で実現され、四則演算や微分・積分やグラフ化等を実行し、単位や項目を変換する機能を持つ。
図1で説明したアタッチメントシステム3の情報変換機能11および携帯端末4の情報変換機能14は、図2(c)に示すように情報取捨選択機能28、コマンド⇔コマンド変換機能29、コマンド⇔情報変換機能30、A/D値⇔情報変換機能31および情報⇔情報変換機能32で実現され、四則演算や微分・積分やグラフ化等を実行し、単位や項目を変換する機能を持つ。
また、第1の通信機能8および第2の通信機能10を実現するプロトコル変換機能22、電圧⇔電圧変換機能23、電圧⇔電流変換機能24、電圧⇔電波変換機能25、電圧⇔光変換機能26およびA/D・D/A変換機能27を情報制御機能11に内包し、第1の通信機能8か第2の通信機能10のいずれか、あるいは第1の通信機能8と第2の通信機能10の双方を情報変換機能11に組み込んだ形態としても良い。
同様に、通信機能13を実現する各機能を情報制御機能14に内包し、通信機能13を情報変換機能14に組み込んだ形態としても良い。
情報取捨選択機能28の動作例は、第1の通信機能8と第1の接続機能7、あるいは第2の通信機能10と第2の接続機能9が作成したコマンドと項目とデータを基に、表示するには何が必要か、何が不要かの取捨選択を行う。その際、表示内容を決めるのは利用者である。つまり表示内容は一定ではないため、表示する項目が何なのかを情報変換機能11は常に認識している。
例を示すと、利用者は携帯端末4の情報表示機能16aに情報項目1と項目2と項目3を表示する際に1番目に項目2を表示し、2番目に項目1を表示し、更に3番目に項目3を表示したいとする。
この場合、情報変換機能11は移動体2から取得する情報のうち、情報項目2と項目3と項目1の情報のみを携帯端末4に送る。この機能が情報の取捨選択機能である。
ここで上述した取捨選択は、アタッチメントシステム3の情報変換機能11で行っても、携帯端末4の情報変換機能14で行っても、情報変換機能11と14の双方で行っても良い。情報取捨選択機能28は表示順等の情報を格納する記憶機能と、条件によって情報を取捨選択するCPU等のハードウエアやソフトウエアで実現される。
コマンド⇔コマンド変換機能29の動作例は、移動体2に実行させる仕事内容と、携帯端末4に実行させる仕事内容が異なる場合に命令情報の変換を行う。例えば、コマンドAは速度をkm/hで表示せよという命令で、コマンドBは速度の単位(2πm/s)/Vをkm/hに変換せよという命令であるとする。A/D値等の情報で入力された速度情報の単位が(2πm/s)/Vだとした場合、コマンドAを送信するのではなく、コマンドAとコマンドBとAD値とを送信する。
変形例として、アタッチメントシステム3の情報変換機能11では処理能力に余裕がなく、携帯端末4の情報変換機能14では処理能力に余裕がある場合等に、コマンド⇔コマンド変換機能29と情報とを余裕がある側の機能に渡し、負荷処理を軽くするといった使用方法も考えられる。
コマンド⇔情報変換機能30の動作例は、コマンド⇔コマンド変換機能29の動作例に示したようなコマンドを情報に変換する演算を行い、また逆に情報から演算するためのコマンドへの変換を行う。具体的には、コマンド⇔情報変換機能30とコマンド⇔コマンド変換機能29とを合わせ、移動体2からの情報のうち、リニアに変化する情報を一次変換する。
例えば速度を何km/hあるいはm/h、cm/h、mm/h、km/m、m/m、cm/m、mm/m、km/s、m/s、cm/s、mm/s等で表した情報が入力され、それを通信に適した情報に変換する。または全く変換せず演算と変換と情報の付加や削除を行う。
A/D値⇔情報変換機能31の動作例は、入力されるリニアに変化するA/D値をその項目を附加したり、16進数のA/D値を10進数に変換する等の処理を行う。可逆変化とするのはD/A変換時に可逆変化が必要なためである。
情報⇔情報変換機能32の動作例は、情報の単位変換や、入力される情報から別の情報を作成する。例として、明るさを測定するセンサ情報をバックライトの点灯を制御する情報に変換する。
すなわち、明るさを示す情報としてある値「151x」が入力されると、この明るさを示す情報を、携帯端末4の情報表示機能16aのバックライト情報でバックライトが点灯している場合は処理を行わないという情報に変換し、バックライトが点灯していない場合はバックライトを点灯させるという情報に変換する。
また、移動体2が電動アシストシステムを備えた自転車である場合に、ペダルをこぐトルク情報として50kgf/cmといった情報が入力され、速度情報として10km/hが入力された場合、既存のトルク情報が異なっていると、アシスト比率を新規トルク情報に掛けたものを新しい情報として表示する命令として出力する。
また、表示する内容として、単に数値等を出力するのではなく、数値から情報表示機能16aで点を描画させたり、数値に四則演算を実行した結果に対し点を描画させたり、点と別の演算結果の点を結んでワイヤを構成したり、情報に対応する絵や動画や、グラフに変換して表示させたり、スクリーンセーバの様な時間情報に対応して絵や動画やグラフを表示させたり、ある情報を元に音を出させるといった情報と情報を変換する。
(6−4)音発生機能の構成
図1で説明したアタッチメントシステム3の音発生機能12および携帯端末4の音発生機能17は、情報変換機能11で生成された音のデータや携帯端末4で生成された音のデータを基に音を出力する。このため、音発生機能12および音発生機能17は図2(d)に示すようにアンプ機能33、入出力機能34、録音機能35、認識機能36、イコライザ機能37等で実現される。
図1で説明したアタッチメントシステム3の音発生機能12および携帯端末4の音発生機能17は、情報変換機能11で生成された音のデータや携帯端末4で生成された音のデータを基に音を出力する。このため、音発生機能12および音発生機能17は図2(d)に示すようにアンプ機能33、入出力機能34、録音機能35、認識機能36、イコライザ機能37等で実現される。
図4は音発生機能の具体例を示す説明図である。図4(a)は情報変換機能11からの命令による音を出す形態である。図4(b)は第2の接続機能9でアタッチメントシステム3に携帯端末4が接続されたことを検知すると、音データを音発生機能12から携帯端末4の音発生機能17に送り、音発生機能17によって音を出す形態である。
図4(c)は携帯端末4が音発生機能17により作成した音データをアタッチメントシステム3の音発生機能12に送り、音発生機能12で音を出す形態である。図4(d)は音発生依頼情報をアタッチメントシステム3の情報変換機能11が出すことにより、携帯端末4の音発生機能17が音データを作成し、作成した音データを音発生機能17から音発生機能12に送り、音発生機能12が音を出す形態である。
上述したように、アタッチメントシステム3の音発生機能12で音を出すのは、利用者から近い所の方が音が良い、音を大きくするアンプを内蔵している、ヘッドホンで聞く等の効果によるためである。更に、音発生機能12は、特定の単独あるいは複数周波数を中心に音を大きくあるいは小さくするといったイコライザシステム、音を録音し、録音結果は外部記憶機能19に出力するといったシステムや機能を搭載することが可能である。
以上のように音データの送受信によるアタッチメントシステム3と携帯端末4の接続が可能となる結果、音を出す場合はアタッチメントシステム3に搭載された音発生機能12を利用してもよく、また、携帯端末4の音発生機能17を利用しても良い。更に音データの入出力が可能であることから、携帯端末4に搭載した音データを録音できるソフトウエア等を利用し、アタッチメントシステム3で出力している音を携帯端末4で録音するといった機能を持ち、録音された音データは携帯端末4のファイル管理機能を利用して外部記憶機能19に保存しても良い。
(6−5)情報表示機能の構成
図1で説明した携帯端末4の情報表示機能16aは、移動体2の情報がアタッチメントシステム3を介して携帯端末4へ送受信できることで、移動体2の情報を表示する機能を有する。このため、情報表示機能16aは図2(e)に示すように点灯機能38、点滅機能39、絵描画機能40、動画描画機能41、文字描画機能42および図形描画機能43で実現される。
図1で説明した携帯端末4の情報表示機能16aは、移動体2の情報がアタッチメントシステム3を介して携帯端末4へ送受信できることで、移動体2の情報を表示する機能を有する。このため、情報表示機能16aは図2(e)に示すように点灯機能38、点滅機能39、絵描画機能40、動画描画機能41、文字描画機能42および図形描画機能43で実現される。
情報表示機能16aの動作例としては、図1に示す移動体センサ機能6やアタッチメントシステム3に装備する図示しないセンサで検知される速度や温度、移動体2の状態等を表示する。
具体的には、速度情報、加速度情報、重力に対する傾き、水平に対する傾き、室温、室外気温、移動体内の湿度、移動体外の湿度、移動体外の気圧、外気の密度を表示する。
また、移動体2が駆動源としてエンジンを備える場合等は、排気温度、吸入気温、吸入湿度、水温、油温、液体温度や密度や圧力、固体温度や密度や圧力、気体温度や密度や圧力を表示する。
更に、エンジンやモータの回転数、移動体の動力源の残量、変速機の状態、タイヤ等の空気圧、ランプやLED類の点灯or消灯情報やランプやLEDの光量を擬似的に表すHi,Mid,Lowといった情報や、バースト波の場合その周期設定や周期の情報、ハンドルやドアやブレーキ、ギア等のロック情報を表示する。また、移動体外の光線強度、外部光線の向きや移動体に対する傾き、移動体の光軸の向き、移動体に対する風向き、風速を表示する。
また、アタッチメントシステム3を介して取得した情報ではなく、携帯端末4が具備している情報収集能力を使用し、移動体周辺の地図情報、天気、公共交通機関との接続時間、災害情報、コミュニティサイト情報、コミュニティから配信される情報等を表示する。
特にアタッチメントシステム3に接続している携帯端末4が広域通信網へ接続可能な場合、広域通信網であるインターネットやFM・AMラジオ放送や、テレビ放送等から情報を新たに収集し、収集した情報を表示する。
情報表示機能16aで表示される情報は情報変換機能14や通信機能13からの情報を元に構成される。よって各情報を表示させるための変換や演算を、情報変換機能14で併せ持つことができる。
以下に情報表示機能16aによる情報表示の具体例を説明する。図5および図6は情報表示機能の具体例を示す説明図である。移動体2が電動アシスト機能を備えた自転車である場合、図1に示す移動体センサ機能6で例えば速度やバッテリの残量等が検出される。アタッチメントシステム3は第1の接続機能7を介して移動体センサ機能6で検出した速度等の移動体2の状態に関する情報を取得し、第1の通信手段8、情報変換機能11および第2の通信機能10により情報の加工や命令の付加等を行い、携帯端末4に対応した通信プロトコルに変換して第2の接続機能9を介して携帯端末4に送る。携帯端末4は通信機能13によりアタッチメントシステム3から情報を受信すると、情報変換機能14がインタフェース機能15を介して情報表示機能16aにより移動体2の状態を表示する。
図5(a)は携帯端末4のディスプレイ50に速度やバッテリの状態等を表示する通常の表示形態例である。速度表示51としては、円形のメータ内で針の示す位置で速度の大小を表す形態と、文字で速度を表す形態を併用した例である。メータ表示には目盛りや項目名称、表示されている情報の単位等の情報を付加することで更に見やすくなる。また、携帯端末4のディスプレイ50はカラー表示を行えるものが一般的であるので、カラー表示を用いても良い。文字による情報の表示は情報の重要度等に合わせてフォントやフォントサイズを変更しても良い。
バッテリ状態表示52としては、バッテリ残量を模式的な図で表すとともに、走行による放電中であるとか、回生制動による充電中である等の情報の表示を行う。なお、図で情報を表示する場合は静止画であっても良いし、例えば走行中であることを示すためにタイヤを回転させるような動画でも良い。
更に、携帯端末4のディスプレイ50に一度に表示できる情報量は限られていることから、図1に示す情報入力機能16bを実現する図示しないボタン等を操作することで、利用者が取得したい情報を表示できるようにする。
すなわち、利用者が取得したい移動体2の各種状態情報を、図1に示す移動体センサ機能6で検出した移動体2の状態に応じて表示する機能を備える。例えば、利用者の選択に応じて図5(b)に示す空気圧表示53のようにタイヤの空気圧の情報を文字や模式的な図等で表示する。
また、図1に示す移動体センサ機能6で検出した移動体2の状態に応じて、表示を自動的に切り換える機能を備える。例えば、バッテリの残量(電圧)が規定値より少なくなると、自動的に図6(a)に示すエラー表示54のようにバッテリの残量が不足している旨を文字や模式的や図で表示する。
更に、移動体2において設定変更が可能な項目の一覧を表示する機能を備える。例えば、利用者の選択に応じて図6(b)に示す設定表示55のように設定項目を特定する情報と設定内容を対応付けて表示する。設定変更すべく選択された項目や、設定変更が可能な項目を利用者が認識できるように強調表示するため、黒色の文字を黒を背景にした白抜き文字とするような反転表示や、色を変える等の表示、さらには点滅表示等を行っても良い。
なお、図6(b)に示す設定画面を表示することで、図1に示す情報入力機能16bで入力された情報によって設定の変更が可能である。すなわち、情報入力機能16bで入力された情報はインタフェース機能15により情報変換機能14に送られ、情報変換機能14および通信機能13により処理されて第2の接続機能9を介してアタッチメントシステム3に送られる。
アタッチメントシステム3は第2の通信機能10、情報変換機能11および第1の通信機能8により情報の加工や命令の付加等を行い、移動体2に対応した通信プロトコルに変換して第1の接続機能7を介して移動体2に送る。そして、移動体2の移動体制御機能5が設定の変更を行う。
図7は情報変換機能の変形例を示す説明図である。図7(a)は円や扇形内の針56の角度で速度等の情報の大小を表す形態である。メータの形状は円でも楕円でもよく、図7(a−1)に示すように扇形でメータの形状を表示する場合、扇形の形状はどの様なものであっても良い。
また、図7(a−2)に示すように、時計の長針短針同様に針の長さで情報項目を表し、その角度で情報の大小を表示しても良い。更に、図7(a−3)に示すように、情報の大小を示す数字を表示しても良い。また、図7(a−4)に示すように、扇型の角度や面積で情報の大小を表示しても良い。
図7(b)は線長で情報の大小を表す形態で、図7(b−1)に示すように直線のバー表示57の線長や図7(b−2)に示す曲線のバー表示の線長で情報の大小を表示する。バー表示としては円弧形状でも良く、また、バー表示の向きとしては、縦、横、斜線のいずれでも良い。
更に、これらの組み合わせのバー表示の線長で情報の大小を表しても良く、見やすくするための応用としてバー表示の線を太くしたり、カラー表示としても良い。なお、図7の表示形態でも、目盛りや項目名称、表示されている情報の単位等の情報を付加することで更に見やすくなる。
その他、図示しないがエラー表示としては、図6(a)に示す形態の他に、移動体2の概要的な図を表示するとともに、故障箇所を点滅表示する等により利用者に通知する形態や、更にエラー要因の文字表示を追加する形態でも良い。また、エラー解析時等には管理図やチェックシートや系統図の形態で表示しても良い。
また、移動体2が多輪車の複数の駆動力を変更できる構成を備える場合は、パレート図の様にどこに駆動力や制動力がかかっているかを表示したり、加速度や速度を進行方向に対しどの様にかかっているかを散布図等の様にグラフ化しても良い。更に過去データを記録し、ヒストグラムの様に過去からの変化を表示しても良い。情報を棒や面積で表すのみならず、点等で表し、複数の情報を一元化するグラフ化をしても良い。
(7)外部記憶機能の構成
図1に示す外部記憶機能19は持ち運びが容易で、不揮発性かつランダムアクセスが可能な小型のメモリで実現される。このようなメモリは、例えば、メモリスティック(R)シリーズや、コンパクトフラッシュ(R)メモリ等の小型のカード型記録媒体である。また、PCMCIA(personal computer memory card international association)が規格したカード型記憶装置(PCカード)である。更に、フラッシュメモリやEEPROMメモリ(electrically erasable and programmable read only memory)を組み込んだUSBメモリである。
図1に示す外部記憶機能19は持ち運びが容易で、不揮発性かつランダムアクセスが可能な小型のメモリで実現される。このようなメモリは、例えば、メモリスティック(R)シリーズや、コンパクトフラッシュ(R)メモリ等の小型のカード型記録媒体である。また、PCMCIA(personal computer memory card international association)が規格したカード型記憶装置(PCカード)である。更に、フラッシュメモリやEEPROMメモリ(electrically erasable and programmable read only memory)を組み込んだUSBメモリである。
アタッチメントシステム3の第2の接続機能9は、外部記憶機能19を接続するためには、USBコネクタや各種カード型記録媒体に対応したスロットを備えれば良い。更に、携帯端末4からアタッチメントシステム3の情報変換機能11を介すことなく、外部記憶機能19で情報の保存ができるようにバス構成等を取れる通信規格で第2の接続機能9が構成される。
そして、携帯端末4に外部記憶機能19を直接接続するため、情報変換機能14は通信機能13に読み出しや書き込み依頼を記憶領域のアドレス情報とともに伝送し、通信機能13から第2の接続機能9へ情報が変換またはそのまま伝送され、伝送された情報が外部記憶機能19によって例えばメモリスティック(R)に記憶される。ここでメモリスティック(R)シリーズとは、メモリスティックDuo(R)、メモリスティックプロ(R)、メモリスティック(R)等を表す。
変形例として、命令を実行する機能を持たない外部記憶機能19の場合、通信機能13がアドレスに相当する情報とアドレスに相当する場所の情報を読むのか書き込むのかのW(ライト)/R(リード)情報と、情報を書き込む場合、書き込む情報とを伝送する。
また、携帯端末4も記憶機能を持つことから、情報を保存する場合は、アタッチメントシステム3に接続された外部記憶機能19に情報を保存(書き込み)しても、携帯端末4側の記憶機能に情報を保存しても良い。
保存する情報の例を挙げれば、ビットマップ等の画像情報や、ワイヤフレームや絵や文字情報等の情報、動画や音情報や、移動体2のセットアップ情報や、移動体2を利用した利用者の情報である。
移動体2のセットアップ情報の具体例の一部を挙げると、移動体2の変速機の自動変速時の速度情報や、明るさに応じて自動でライトを点灯させるか、必ずマニュアルで行うかといった設定情報や、前回移動体2を利用した際に表示項目や音情報として選んだ項目とその表示方法や音情報といった情報である。
(8)外部装置の構成
図1に示す外部装置18は一般的なパーソナルコンピュータに接続することができる汎用の外部接続機器で実現される。このような外部装置18は、例えば、キーボード、マウス、CCD(charge coupled device)のカメラ、C−MOS(complementary metal oxide semiconductor)のカメラ、タブレット、カードリーダ、スキャナ等の入力装置である。またモデム、ハブ、ルータ等の通信装置である。
図1に示す外部装置18は一般的なパーソナルコンピュータに接続することができる汎用の外部接続機器で実現される。このような外部装置18は、例えば、キーボード、マウス、CCD(charge coupled device)のカメラ、C−MOS(complementary metal oxide semiconductor)のカメラ、タブレット、カードリーダ、スキャナ等の入力装置である。またモデム、ハブ、ルータ等の通信装置である。
更に、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、DVD−R、DVD+R、DVD−RAM、マルチドライブと呼ばれる各種DVDを再生したり、情報保存できる機器、オーディオ装置等の記録再生装置や再生装置である。
また、プリンタ等の出力装置、オシロスコープ等の計測器である。なお、アタッチメントシステム3に供給される電源と第2の接続機能9を実現するコネクタを利用して、外部装置18として携帯端末4のバッテリ充電装置や、扇風機等を接続する形態も考えられる。
更に、アタッチメントシステム3が具備する以外の通信プロトコルへ変換する機器、例えばテレビチューナや、映像入出力機能機器、表示機能機器等を外部装置18として接続する形態も考えられる。この場合、携帯端末4の情報送受信用のプロトコル、例えば、IEEE802、Bluetooth等の無線接続や、USB等のバス構成が取れる有線接続にて情報が送受信できる装置で接続し、情報の送受信を行うことで動作させることができる。
以上の(1)〜(8)の構成により本実施の形態の移動体通信システム1が構成される。このシステムはソフトウエアのみで実現しても良く、ハードウエアのみでも実現しても良く、ソフトウエアとハードウエアとを混在しても良い。
(9)移動体通信システムの動作
次に、本実施の形態の移動体通信システム1の動作について説明する。図8は本実施の形態の移動体通信システム1の全体の処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本実施の形態の移動体通信システム1の動作について説明する。図8は本実施の形態の移動体通信システム1の全体の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップSA1の起動ルーチンとステップSA2の起動ルーチンチェックは、アタッチメントシステム3および携帯端末4の各機能が動作可能な状態かをチェックし、各機能が正常であればステップSA3の各種データ処理へ移行する。
これに対して、システムとして動作する際、致命的となり得るNG項目があった場合はステップSA4に移行し、NGが2回目であるかチェックする。ステップSA4でNGが1回目であると判断すると、ステップSA1に戻り、再度起動ルーチンを実行する。そして、ステップSA4で再度NGとなった場合は、ステップSA5の終了処理に移行する。
なお、ステップSA1,SA2の起動ルーチンおよびチェックでNGとなり得る要因は通信エラー等であり、アタッチメントシステム3の第1の通信機能8や第2の通信機能10、あるいは第1の接続機能7や第2の接続機能9が動作していない場合等に起こる。
ステップSA5の終了処理は、アタッチメントシステム3の第2の通信機能10および携帯端末4の通信機能13を停止し、移動体センサ機能6の各センサのアタッチメントシステム3に対する出力および携帯端末4のアタッチメントシステム3に対する出力に応答しない状態とする。終了処理を始めると、終了処理を始めたときの状態を外部記憶機能19等で保存する。
情報変換機能11はスイッチによるON/OFFを監視するか、移動体2が稼動可能な状態にある場合は常に動作しており、移動体制御機能5から第2の通信機能10をONさせる命令がくるまで待機する。なお、ステップSA2のエラー処理時のエラーの内容によって、利用者にエラー内容を通知する機能が動作しても良い。
図9は起動ルーチンの一例を示すフローチャートである。ステップSB1の電源電圧確認とステップSB2の電源電圧確認チェックは、アタッチメントシステム3の電源電圧が正常であるかをチェックする。電源電圧が正常であればステップSB3の情報変換機能確認およびステップSB4の情報変換機能確認チェックへ移行する。
これに対して電源電圧が異常である場合はステップSB5へ移行し、電源電圧確認でのNGが2回目であるかチェックする。ステップSB5でNGが1回目であると判断するとステップSB1に戻り、再度電源電圧チェックを実行する。ステップSB5で再度NGとなった場合は、図8のステップSA5の終了処理に移行する。
ステップSB3の情報変換機能確認とステップSB4の情報変換機能確認チェックは、アタッチメントシステム3の情報変換機能11が正常であるかをチェックする。情報変換機能11が正常であればステップSB6の通信機能確認およびステップSB7の通信機能確認チェックへ移行する。
これに対して情報変換機能11が異常である場合はステップSB8へ移行し、情報変換機能でのNGが2回目であるかチェックする。ステップSB8でNGが1回目であると判断するとステップSB3に戻り、再度情報変換機能11のチェックを実行する。ステップSB8で再度NGとなった場合は、図8のステップSA5の終了処理に移行する。
ステップSB6の通信機能確認とステップSB7の通信機能確認チェックは、アタッチメントシステム3の第1の通信機能8と第2の通信機能10が正常であるかをチェックする。第1の通信機能8と第2の通信機能10の双方が正常であれば図8のステップSA3の各種データ処理へ移行する。
これに対して第1の通信機能8と第2の通信機能10の何れか一方でも異常である場合はステップSB9へ移行し、通信機能でのNGが2回目であるかチェックする。ステップSB9でNGが1回目であると判断するとステップSB6に戻り、再度通信機能のチェックを実行する。ステップSB9で再度NGとなった場合は、図8のステップSA5の終了処理に移行する。
なお、この起動ルーチンでは、後述するように携帯端末4の起動およびチェックを行う形態もある。
図10はデータ処理の一例を示すフローチャートである。ステップSC1の情報取得処理とステップSC2の完了チェックは、アタッチメントシステム3が移動体センサ機能6の各センサから情報を取得したかチェックする。情報の取得が完了するとステップSC3のデータ演算およびステップSC4の完了チェックへ移行する。情報の取得が完了していない場合はステップSC1に戻り、情報の取得を続ける。
ステップSC3のデータ演算とステップSC4の完了チェックは、ステップSC1で取得した情報を携帯端末4で出力できるように演算を行う。情報の演算が完了するとステップSC5のデータ処理およびステップSC6の完了チェックへ移行する。情報の演算が完了していない場合はステップSC3に戻り、情報の演算を続ける。
ステップSC5のデータ処理とステップSC6の完了チェックは、ステップSC1で取得した情報を携帯端末4で出力する処理を行う。情報の出力処理が完了するとステップSC1に戻り、次の情報の取得を行う。情報の出力処理が完了していない場合はステップSC5に戻り、情報の出力処理を続ける。
具体的には、例えばセンサを移動体2において何らかの操作を行うスイッチとし、実行しようとする処理をスイッチ操作による入力情報に応じた描画や音出力を携帯端末4で行う処理とすると、移動体2のスイッチが操作されることでアタッチメントシステム3は第1の接続機能7を介してスイッチ操作に応じた情報を取得する(ステップSC1,SC2)。
アタッチメントシステム3は第1の通信手段8、情報変換機能11および第2の通信機能10により情報の加工や命令の付加等の演算を行い、携帯端末4に対応した通信プロトコルに変換して第2の接続機能9を介して携帯端末4に送る(ステップSC3,ステップSC4)。
携帯端末4は通信機能13によりアタッチメントシステム3から情報を受信すると、情報変換機能14はスイッチ操作に応じた描画あるいは音を発生させる命令をインタフェース機能15に出す。これにより、情報表示機能16aでスイッチ操作に応じた情報が表示される。または、音発生機能17でスイッチ操作に応じた情報が音で出力される(ステップSC5,ステップSC6)。
上述したデータ処理の変形例としては、演算後の結果に基づき判定処理等を行い、判定結果に基づき表示機能等を動作させることとしても良い。また、情報を演算し、演算結果を表示させるためにインタフェース機能15等を利用し表示させる命令を出すといった動作も可能である。
更に、演算と処理を1回または複数回行うにあたり、組み合わせや順番を変更しても良い。また、処理回数や演算を3回以上行っても良く、その際特定の順番を入れ替えても良い。更に、演算又は処理のどちらかを行わなくても良い。
図11は終了処理の一例を示すフローチャートである。ステップSD1の通信機能オフ処理とステップSD2の完了チェックは、アタッチメントシステム3の第2の通信機能10および携帯端末4の通信機能13を停止する。通信機能の停止が正常に完了するとステップSD3の情報変換機能待機処理およびステップSD4の完了チェックに移行する。第2の通信機能10および通信機能13を正常に停止できない場合はステップSD5へ移行し、エラー処理を行う。
ステップSD3の情報変換機能待機処理とステップSD4の完了チェックは、アタッチメントシステム3の情報変換機能11を待機状態とする。すなわち、情報変換機能11でスイッチによるON/OFFを監視する状態とする。あるいは移動体2が稼動可能な状態にある場合は情報変換機能11を動作させ、移動体制御機能5からの第2の通信機能10をONさせる命令を受信できる状態とする。
情報変換機能11の待機状態への移行が正常に完了するとステップSD6の不要電圧の処理およびステップSD7の完了チェックに移行する。情報変換機能11を待機状態へ移行できない場合はステップSD5へ移行し、エラー処理を行う。
ステップSD6の不要電圧の処理とステップSD7の完了チェックは、情報変換機能11による待機動作に不要な電圧の供給を制御する処理を行い、正常に完了できれば終了処理を終了する。不要電圧の処理を完了できない場合はステップSD5に移行し、エラー処理を行う。ステップSD5のエラー処理は、例えばエラーの内容によって利用者にエラー内容を知らせる。
以上のように、アタッチメントシステム3と携帯端末4との間でデータを送受信し、表示内容の更新等を繰り返し、処理が終了すると終了処理を行う。ここで、どの処理ステップでも外部からの割り込みが入る。例えば携帯端末4として携帯電話を用いる場合は、着信が割り込みとなる。また、携帯端末4がPDAやPCの場合はCPU等からの上位命令が割り込みとなる。割り込みが入った場合は、アタッチメントシステム3と携帯端末4との間の通信を停止するため、割り込みにより処理を中断する旨を携帯端末4からアタッチメントシステム3に送信する。
図12はデータの流れの具体例を示すフローチャートで、上述したように移動体2と携帯端末4との間で情報を送受して処理を行う際のアタッチメントシステム3と携帯端末4との間でのデータの流れを説明する。
まず、起動ルーチンから説明すると、移動体2のアタッチメントシステム3は、ステップSE1の起動ルーチンとステップSE2の起動チェックで移動体2と携帯端末4が起動しているか、携帯端末4は移動体2の情報を受けられる状態か等をチェックする。すなわち、アタッチメントシステム3は携帯端末4に所定のコマンドを送る。携帯端末4はステップSE3でコマンドに応答する。
ここで、携帯端末4にはリモートで電源管理やソフトウエアの起動ができるものがある。このような場合、アタッチメントシステム3からの命令で携帯端末4の電源投入からセットアップまでを行い、起動が完了したかをステップSE2の起動チェックで行うことになる。このため起動チェックの判断結果1では、何が起動していないか示す処理用フラグ等を戻す。
次にデータ処理を説明する。本例では、移動体2から携帯端末4に情報を送り、情報表示機能16aで表示する処理を説明する。まず、アタッチメントシステム3はステップSE4のデータ送信処理で表示する情報のデータを送信する。携帯端末4はステップSE5のデータ受信処理と受信完了返信処理でアタッチメント3からデータを受信し、受信が完了した旨のデータをアタッチメント3に返信する。
更に携帯端末4はステップSE6のデータチェックで送られてきたデータがどんなデータか、データは壊れていないか、データの中身を確認する。そして、ステップSE6のデータチェックでデータが正常に送られてきていれば、ステップSE7に移行し情報表示機能16aによって表示を行い、表示が完了した旨を返送する。また、データが正常に送られていない場合はステップSE8に移行し、データの再送依頼を返信する。
アタッチメントシステム3はステップSE9の受信処理とステップSE10の完了チェックで、携帯端末4からの返信が再送依頼のデータか、正常に処理ができた旨のデータかを確認する。よって完了チェックの判断結果2はデータの表示ができたか、できていないならば何ができていないかをステップSE4のデータ送信処理へ戻す。これにより、アタッチメントシステム3は、データの再送依頼を受けた場合はステップSE4で再度データを送信する。また、正常にデータが表示された場合はステップSE4で次のデータを送信する。
(10)設定確認および設定変更
以上説明したように、アタッチメントシステム3に携帯端末4を接続することで、アタッチメントシステム3を介して移動体2と携帯端末4との間で情報の送受が行われる。これにより、図6(b)で説明したように設定に関する情報を表示して携帯端末4で移動体2の各種設定の確認が可能となる。また、情報入力機能16bで入力した情報で携帯端末4から移動体2の設定の変更が可能となる。
以上説明したように、アタッチメントシステム3に携帯端末4を接続することで、アタッチメントシステム3を介して移動体2と携帯端末4との間で情報の送受が行われる。これにより、図6(b)で説明したように設定に関する情報を表示して携帯端末4で移動体2の各種設定の確認が可能となる。また、情報入力機能16bで入力した情報で携帯端末4から移動体2の設定の変更が可能となる。
移動体2の設定として、走行に関連する設定情報は、使用者が移動体2を快適に利用できるかどうかを示す指標となる。このため、例えば自動変速機の変速ポイントにおけるある範囲内の速度や、移動体2として装備できるある範囲内のタイヤ径およびある範囲内のホイール径を設定情報として表示する。また、移動体の動作できるある範囲内の最大加速度の大きさ、ある範囲内における通常時の加速度の大きさを設定情報として表示する。
これら設定情報はデフォルトで決定されている値が表示され、利用者が移動体2を利用する際に参照できるようにする。例えば、設定情報を確認することで、利用者はタイヤを交換する際に最適なタイヤを選択可能となる。
更に、走行に関連する設定情報としては走行方法を決定するモード情報を表示する。このモード情報はいくつかの走行モードの中から利用者が所望する走行モードを選択可能とすることができる。
また、移動体2に様々なスイッチが備えられている場合、ON/OFF等の確認や、切り換えが携帯端末4で可能となる。例えば、デフォルトでAUTOやONやOFFとするかどうかといったセットアップ情報、電子スイッチの状態を示すON/OFF情報を設定情報として表示する。
また、スイッチ機能を状況に応じて自動で切り換えるか手動で切り換えるかの選択変更情報、ユーザインタフェースとしては機械式で電子制御となっているスイッチの状態を示すON/OFF情報とその制御内容を設定情報として表示する。移動体2はこれらの設定を携帯端末4の情報入力機能16bで入力された情報で変更する。また、設定の変更は表示に反映される。
更に、時刻設定、決まった時刻に音や光や振動といった認識可能な手段で通知するアラーム設定、警告音等の曲データ設定等を設定情報として表示し、これらの設定を携帯端末4の情報入力機能16bで入力された情報で変更する。また、図示しないナビゲーションシステムと併用して現在位置情報を表示することもできる。
(11)外部装置の利用
利用者が利用したい外部装置18の例としては、利用者名やパスワードや利用者網膜情報や電子キー、指紋認証機、タブレットやキーボード、マウス、視線確認装置といった移動体用としては既存の物がないが携帯端末4としては既存の物がある入力装置等である。
利用者が利用したい外部装置18の例としては、利用者名やパスワードや利用者網膜情報や電子キー、指紋認証機、タブレットやキーボード、マウス、視線確認装置といった移動体用としては既存の物がないが携帯端末4としては既存の物がある入力装置等である。
更に、応用例として携帯端末4との接続機能を、アタッチメントシステム3に内包するのみならず、接続機能を別体とすることで、アタッチメントシステム周りの接続線を簡素化することができる。
(12)外部記憶装置の利用
外部記憶機能19には情報を書き込むこととしたが、外部記憶機能19に正常に動作するための準備が完了したデバイスのログを書き込んでおけば、移動体2の製造工場、移動体2の整備工場、メンテナンスをする一般利用者等が携帯情報端末4等で外部記憶機能19で記録したログ情報を調べることができる。これにより、移動体2や通信接続やアタッチメントシステム3に不具合がある場合、何で障害が発生しているか又は何が正しく動作しているかを認識可能となる。なお説明はソフトウエアで実現する形態で記載しているが、同様の処理をハードウエアのみまたはハードウエアにソフトウエアを内蔵する形態で実現しても良い。
外部記憶機能19には情報を書き込むこととしたが、外部記憶機能19に正常に動作するための準備が完了したデバイスのログを書き込んでおけば、移動体2の製造工場、移動体2の整備工場、メンテナンスをする一般利用者等が携帯情報端末4等で外部記憶機能19で記録したログ情報を調べることができる。これにより、移動体2や通信接続やアタッチメントシステム3に不具合がある場合、何で障害が発生しているか又は何が正しく動作しているかを認識可能となる。なお説明はソフトウエアで実現する形態で記載しているが、同様の処理をハードウエアのみまたはハードウエアにソフトウエアを内蔵する形態で実現しても良い。
(13)制御ソフトウエアの例
図13はアタッチメントシステムを実現するソフトウエア例で、アタッチメントシステムを実現するにあたりソフトウエアを使用した場合、その使用言語とその命令系統の違いを表した例である。
図13はアタッチメントシステムを実現するソフトウエア例で、アタッチメントシステムを実現するにあたりソフトウエアを使用した場合、その使用言語とその命令系統の違いを表した例である。
図13で示した間接命令型とは、一般にブラウザと称されるソフトウエアを利用することであり、利用者の携帯端末4が命令をブラウザ等にてハードウエア動作用動作命令に変換し、命令を実行できるものの例である。ブラウザ等を利用することで、全く異なる端末等ハードウエアのものでも同種の機能を備えている物であればほぼ同じ結果を得ることが可能となる。
これに対して直接命令型とは特定のシステムのみを介し利用者が命令実行環境を持つ場合にのみ実現可能なもの等のことである。アタッチメントシステムを構成するにあたり基本の処理したい内容は同じであることから、上記どちらで実現しても良い。
(14)設置
図14はアタッチメントシステム3および携帯端末4の設置例を示す説明図である。図14では、移動体2はオートバイや自転車、特に電動アシスト機能を備えた自転車等で、ハンドル60にアタッチメントシステム3を固定する例である。
図14はアタッチメントシステム3および携帯端末4の設置例を示す説明図である。図14では、移動体2はオートバイや自転車、特に電動アシスト機能を備えた自転車等で、ハンドル60にアタッチメントシステム3を固定する例である。
ハンドル60は中央部がハンドルステムのクランプ部61に固定される。なお、図14ではハンドル60は湾曲等の無いバー形式のものを図示しているが、湾曲のあるハンドルでも良い。
図14(a),(b)はアタッチメントシステム3をハンドル60のクランプ部61より左側のいずれかの位置に固定する形態である。また、図14(c)はアタッチメントシステム3をハンドル60の中央部、例えばクランプ部61に固定する形態である。更に、図14(d)はアタッチメントシステム3をハンドル60のクランプ部61より右側のいずれかの位置に固定する形態である。
なお、図14ではハンドル60の幅と携帯端末4の大きさの関係を模式的に示すが、図14(a)ではハンドル60の端部にアタッチメントシステム3を固定した例を示す。また、図14(b)はハンドル60の中央部付近にアタッチメントシステム3を固定した例を示す。更に、図14(d)はハンドル60の端部と中央部の中間付近にアタッチメントシステム3を固定した例を示す。
図示はしないが、ハンドル60のクランプ部61より左側で端部と中央部の中間付近にアタッチメントシステム3を固定しても良い。同様に、ハンドル60のクランプ部61より右側で端部、あるいは中央部付近にアタッチメントシステム3を固定しても良い。このように、移動体2が2輪車であればであれば、利用者が操作しやすい位置に応じて、ハンドル60の任意の位置にアタッチメントシステム3を固定することができる。
ここで、図1に示す第1の接続機能7は、アタッチメントシステム3と移動体2の移動体制御機能5および移動体センサ機能6を有線で接続する形態であれば、ケーブル62等で実現される。ケーブル62は例えば一般的なハンドル60の幅に応じて長さを設定し、アタッチメントシステム3を固定する位置に応じてハンドル60に巻きつける等によって長さを調整する。
携帯端末4としては図1に示す情報表示機能16aとしてディスプレイ50を備えた携帯電話を例にしている。図1に示す第2の接続機能9は、例えば携帯端末4とアタッチメントシステム3にコネクタ63を備え、コネクタ同士を直接接続する形態で実現される。なお、ケーブルとコネクタで有線により接続する形態や、赤外線等の光通信の形態で実現しても良い。更に、携帯端末4はアンテナ64を備え、このアンテナ64とアタッチメントシステム3に備えた図示しないアンテナで無線により接続する形態で第2の接続機能9を実現しても良い。
また、一般的に携帯電話やPDA等のディスプレイは長方形であるが、図14に示すようにディスプレイ50が縦長となる向きで携帯端末4を固定できるようにしても良いし、ディスプレイ50が横長となる向きで携帯端末4を固定できるようにしても良い。
以上説明した図14では2輪車等のハンドル60のように端が存在する形状のものにアタッチメントシステム3を設置する例を示したが、応用設置例として、4輪車のハンドルのように端の存在しないハンドルの場合は、ハンドルを構成する辺や弧状の部位にアタッチメントシステム3を設置しても良い。また、4輪車等において時計や各種メータパネル等の窪みや、新たに窪みを設けて、この窪みにアタッチメントシステム3を設置しても良い。
更に、シフトレバーの上、ダッシュボードの中、センターコンソールボックスやアームレスト、その他小物等を収納可能な場所にアタッチメントシステム3を設置しても良い。
このように、アタッチメントシステム3に固定手段として各種設置用取付金具を取り付けて、移動体2に対する取付位置を自由に選べるようにする。また、アタッチメントシステム3を移動体2に予め組み込んでおく形態でも良い。
また、電子機器である携帯端末4は使用時に発熱するので、冷却が行えるようにアタッチメントシステム3をエアコンの吹き出し口に設置する形態も考えられる。但しエアコンの吹き出し口の近くにアタッチメントシステム3ならびに携帯端末4を設置すると、装置内部にて結露する可能性がある。
このため、エアコンの吹き出し口の近くに設置する場合の応用例として、直接風によって携帯端末4は冷却されず、アタッチメントシステム3が冷えることでアタッチメントシステム3に設置された携帯端末4の熱が移動し、携帯端末4が冷えるという形態が考えられる。更に、アタッチメントシステム3自体の結露対策は、アタッチメントシステム3内部を封止する等の結露対策を行っても良い。
ここで、アタッチメントシステム3は既存のアタッチメントとしての機能を持つため、携帯端末4を固定するための機構部は既存の固定機能と、衝撃等に対する保護機能を持たせることができる。
既存のアタッチメントと違う点として、アタッチメントシステム3の内部に回路や機構が入るため、振動や水分や塵や埃より、アタッチメントシステム3の内部部品を保護する機能を付加すると良い。例えば、内部部品の周囲に緩衝材を備える。また、アタッチメントシステム3の筐体を弾力性のある材質で構成し、内部部品と携帯端末4を保護できるようにしても良い。
更に、携帯端末4をカバーできる形態としても良い。このような形態では、情報表示機能を実現するディスプレイの直近は透明の物質を利用したり、ディスプレイ等を外部光線から保護する機能として屈折率による有害光線等の特定波長を中心としたある範囲の光線のみを反射や吸収する既存の構造を備えても良い。
また、その他の機構として、例えば、固定手段として回転機能を1箇所以上備え、ストッパ機構又はロック機構と回転機構から構成され、各々の回転機構がストッパ等により角度を維持できる機能を備えても良い。
(15)効果
以上説明したように、移動体2に備えられる従来のアタッチメントは携帯電話等の携帯端末を単に固定するために用いられ、固定時には携帯端末を有効に利用することができなかった。
以上説明したように、移動体2に備えられる従来のアタッチメントは携帯電話等の携帯端末を単に固定するために用いられ、固定時には携帯端末を有効に利用することができなかった。
これに対して、本実施の形態の移動体通信システムおよび携帯端末装着装置では、携帯電話やPDA等の情報端末、携帯可能なゲーム機やウェアラブル機器等の携帯端末4をアタッチメントシステム3に装着することで、これら携帯端末4と移動体2との間で情報の送受が可能となり、移動体2の利用者に移動体情報の発信をするシステムの構築が容易に可能となる。
移動体情報を利用者に提示する際、移動体2の通信システムは独自のプロトコルを採用しているため、従来は情報を伝達するためのハードウエアに大きく依存し、個別に対応するしかない部分が大多数を占めていた。
これに対して、本実施の形態では、アタッチメントシステム3を例えば表1に示す間接命令型システムで構成することで、表示機能および音を発生させる機能はハードウエアにそれほど依存することなく、異なるハードウエアでもほぼ同じ結果を利用者に提示する事が可能となる。
これにより、利用者が従来より所有する携帯端末4を利用できるようにすることで、高機能な移動体情報を利用者に伝えることを可能とする情報表示、伝達システムを低コストで提供することが可能となる。
また、アタッチメントシステム3の携帯端末4との間の接続機能(第2の接続機能9)は、情報伝送経路としてバス構成をもつ標準化された通信規格を利用することができるため、更に他の外部機器を簡単に後付けすることができる。このように、アタッチメントシステム3を介することで標準化された通信規格の他の外部機器も接続できるので、安価な外部機器の利用が可能となり、発展性の高いシステムを安価に提供できる。
具体的な運用例としては、移動体2を維持管理、修繕補修をする作業者が携帯端末4でログ情報やエラー情報等を容易に見ることができるようになる。また、アタッチメントシステム3に外部記憶装置を接続してログ情報やエラー情報等の蓄積および管理もできるようになるため、不良箇所の早期発見に役に立つ。更に、外部記憶装置として着脱自在な記憶メディアを用いる装置を利用すれば、ログ情報やエラー情報を記憶メディアに直接書き込むことが可能となる。
これにより、エラー情報の入ったファイルをサービスシステムに容易に取り込むことができ、取得したエラー情報を用いてサービスシステムが自動解析を行って、不良と思われる箇所を容易にピックアップすることができる。更に、サービスや情報の共有が可能となる。よって、移動体2の故障時等に迅速に対処することが可能となる。
また、2輪車等では収納スペースが限られるが、アタッチメントシステム3を取り付けることで、移動体2に乗車中でも今までであれば使用できなかった携帯端末4を有効に利用することが可能となる。
本発明は、自動車等の移動体が使用している情報を、移動体の利用者が所有している汎用の携帯端末に発信することができるので、安価な管理システムを提供することが可能となる。
1・・・移動体通信システム、2・・・移動体、3・・・アタッチメントシステム、4・・・携帯端末、5・・・移動体制御機能、6・・・移動体センサ機能、7・・・第1の接続機能、8・・・第1の通信機能、9・・・第2の接続機能、10・・・第2の通信機能、11・・・情報変換機能、12・・・音発生機能、13・・・通信機能、14・・・情報変換機能、15・・・インタフェース機能、16a・・・情報表示機能、16b・・・情報入力機能、17・・・音発生機能、18・・・外部装置、18a・・・データ通信線、19・・・外部記憶機能、20・・・コネクト部、21・・・通信線、22・・・プロトコル変換機能、23・・・電圧⇔電圧変換機能、24・・・電圧⇔電流変換機能、25・・・電圧⇔電波変換機能、26・・・電圧⇔光変換機能、27・・・A/D・D/A変換機能、28・・・情報取捨選択機能、29・・・コマンド⇔コマンド変換機能、30・・・コマンド⇔情報変換機能、31・・・A/D値⇔情報変換機能、32・・・情報⇔情報変換機能、33・・・アンプ機能、34・・・入出力機能、35・・・録音機能、36・・・認識機能、37・・・イコライザ機能、38・・・点灯機能、39・・・点滅機能、40・・・線描画機能、41・・・動画描画機能、42・・・文字描画機能、43・・・図形描画機能
Claims (18)
- 情報処理手段を有する移動体にゲートウエイ装置を備え、
前記ゲートウエイ装置は、
外部接続手段および情報処理手段を有する携帯端末の前記外部接続手段と着脱自在に接続される接続手段と、
前記移動体の前記情報処理手段と前記携帯端末の前記情報処理手段との間で情報を変換して送受を行う通信制御手段と
を備えたことを特徴とする移動体通信システム。 - 前記携帯端末を着脱自在に装着する装着手段を更に備えた
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記接続手段は有線で前記携帯端末と前記ゲートウエイ装置を接続する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記接続手段は無線で前記携帯端末と前記ゲートウエイ装置を接続する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記接続手段はバス構成で前記携帯端末と接続する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記通信制御手段は前記移動体から情報を取得して、前記携帯端末の情報出力手段から出力する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記通信制御手段が前記移動体から取得する情報は、前記移動体の検出手段で検出した前記移動体の状態情報である
ことを特徴とする請求項6記載の移動体通信システム。 - 前記情報出力手段は画像を表示する表示手段と音を出力する音発生手段の何れか、あるいは前記表示手段と前記音発生手段の両方で、
前記通信制御手段は前記移動体から取得した情報を画像もしくは音のいずれか、あるいは画像と音の両方で出力する
ことを特徴とする請求項6記載の移動体通信システム。 - 前記ゲートウエイ装置は音を出力する音発生手段を備え、前記携帯端末から取得した音情報を用いて音を出力する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記通信制御手段は前記携帯端末の情報入力手段で入力された設定情報を取得し、前記移動体の前記情報処理手段で前記移動体の設定を行う
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 前記ゲートウエイ装置に記憶手段が接続され、前記移動体の前記情報処理手段から送られてくる情報および前記携帯端末の前記情報処理手段から送られてくる情報を記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。 - 携帯端末が着脱自在に装着される装着手段と、
移動体の情報処理手段と接続されるゲートウエイ装置を備え、
前記ゲートウエイ装置は、
前記携帯端末の外部接続手段と着脱自在に接続される接続手段と、
前記移動体の前記情報処理手段と前記携帯端末の情報処理手段との間で情報を変換して送受を行う通信制御手段と
を備えたことを特徴とする携帯端末装着装置。 - 前記接続手段は有線で前記携帯端末と接続する
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。 - 前記接続手段は無線で前記携帯端末と接続する
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。 - 前記接続手段はバス構成で前記携帯端末と接続する
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。 - 音を出力する音発生手段を更に備えた
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。 - 記憶手段が接続される記憶部接続手段を更に備えた
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。 - 前記移動体に固定する固定手段を更に備えた
ことを特徴とする請求項12記載の携帯端末装着装置。
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