JP2005191626A - 変調キャリア発生器 - Google Patents

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矢壽弘 宇野
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Abstract

【課題】変調キャリア信号間の位相差が一定に保たれていないと、復調後の映像において色ズレ、色ムラを発生する。
【解決手段】リファレンス信号と分周器からの信号を位相比較する位相比較器と、位相比較器の出力信号をDC信号にするフィルタ、DC信号により発振周波数を制御する電圧制御発振器と、発振出力信号を入力とし、そのn倍の周波数を持つ信号を生成するn倍回路と、n倍の発振周波数を基準クロック入力とし、電圧制御発振器の出力信号を基準入力信号とし、基準クロックを用いて位相シフトを行い、分割されたキャリア信号を生成するキャリア生成回路を有し、キャリア生成回路の出力信号をクロマ信号を生成する上で、色差信号の変調キャリア信号およびカラーバスト信号として用い、n倍回路の出力信号を入力とし、n分周回路の出力を位相比較器の比較信号として戻すPLL回路を用いることにより、各変調キャリアの位相差を正確に一定間隔に生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像用のカラー信号を構成するクロマ信号を生成する際に、色差信号(B−Y,R−Y)を変調し、かつ同時に重畳されるバースト信号として用いる変調キャリア信号の発生器に関するものである。
従来、映像用のカラー信号を構成する色差信号(B−Y,R−Y)をカラーバースト信号で変調する場合、NTSC(National Television System Committee)方式では、(B−Y)軸を変調する0°のキャリア信号と(R−Y)軸を変調する90°のキャリア信号が必要である。また、クロマ信号を生成するには、前記の2つの変調キャリア信号に加えて180°のバーストキャリア信号の合計3つ位相に分割されたキャリア信号が必要であった。さらに、PAL方式では、(B−Y)軸を変調する0°のキャリア信号と、(R−Y)軸を一水平期間毎に交互に変調する90°のキャリア信号と270°のキャリア信号が必要である。また、PALのクロマ信号を生成するには、前記の3つの変調キャリア信号に加えて、バーストキャリア信号として一水平期間毎に交互に重畳される135°のキャリア信号と、225°のキャリア信号の合計5つ位相に分割されたキャリア信号が必要であった。
特に、放送局側では、変調キャリア信号を生成する際に、機器の規模に制約がないため、発振器において高い精度で温度変動や電源変動の管理を行うことができる。そのため、安定的に発振する高い周波数の発振信号を分周することにより、正確な一定の位相関係を保った前記の変調キャリア信号を生成することができる。
尚、これに関連する技術として、特許文献1がある。
特開昭55−140332号公報
しかし、安価なセットトップボックス等において、変調キャリア信号を生成する場合では、放送局のようなシステムを用いることは、規模的にもコスト的にも不可能である。そこで、セットトップスボックスに搭載する場合は、図2に示すような固定の発振器の出力信号をCRのフィルタを用いて位相シフトを行うことにより、各位相の変調キャリア信号を生成している。しかしながらCRのフィルタで位相シフトを行うと、コンデンサや抵抗のバラツキ変動、温度特性による変動により、正確な変調キャリア信号の位相生成が行えない。また、CRのフィルタをシリアルに接続すると、後段になるほど位相の値が目標値からずれる。そのため、変調キャリア信号の位相精度が低くなり、変調信号を復調すると、本来の色と違う色ズレ、色ムラが発生する。
また、図2の方式では発振器の発振周波数は外部から与えられる固定電圧により設定されるため、PAL方式やNTSC方式のカラーバースト信号に相当する4.433619MHzや3.579545MHzに調整する必要がある。つまり、セットトップボックスの生産工程において、一台一台、発振周波数のセンター調整を行う必要がある。
さらには、固定発振器には補正系がなく、後段で発振周波数を位相シフトしているため、発振系としてPMノイズにも弱いシステムである。
上記の課題を解決するために本発明においては以下の手段を用いる。発振器の出力信号に対してフィルタを用いて2つの位相差を持つ信号に変換し、2入力の掛算器を使って入力信号に対して2倍の周波数を持つ出力を生成する。前記の掛算器を従属接続することによりn倍の発振周波数を生成することができる。次に、n倍の発振信号をシフトレジスタで構成されるキャリア生成器の基準クロックとする。そして、キャリア生成器の基準入力信号としてVCO出力の1倍発振信号を入力として、基準クロックを用いて位相シフトを行う。すると、1倍発振の基準入力信号から位相がn等分された変調キャリア信号を生成することができる。n倍発振の基準クロックの周波数が安定していれば、各変調キャリアの位相差も一定に保つことができる。
次にn倍発振の基準クロックをn分周し、元の1倍発振信号まで周波数を戻す。この1倍発振信号の周波数と例えば同一の周波数をもつリファレンス信号を位相比較することにより、位相比較された位相誤差情報を平滑化されたDC電圧値として発振器に戻してやれば、PLLを構成することができる。PLL構成にすれば、前記した同一のリファレンス信号の周波数に絶えず分周器の出力信号の周波数および位相を合わせることができ、発振器の発振周波数のセンター調整が不要になる。例えば、DVDレコーダ等で用いられるRGB入力信号には、それに水平レートで同期したコンポジットビデオ信号が同時に入力される。そこで、RGB入力信号はマトリックス変換を行なうことにより、色差信号(B−Y,R−Y)に変換され、前記の構成により生成された変調キャリア信号を用いて変調を行い、クロマ信号を生成する。また、リファレンス信号としては、コンポジットビデオ信号に重畳されているカラーバースト信号を用いることにより、上記のPLLを構成することができる。
従来方式では方式自体が持つバラツキが変調キャリア信号の位相差のバラツキに影響を及ぼし、正しい位相間隔で変調キャリア信号を生成することができなかった。しかし、本発明の変調キャリア発生器を用いることにより、位相差が一定間隔に保持された変調キャリア信号を生成することができる。よって、従来方式で変調キャリアの位相ずれから起こっていた色ズレ、色ムラの発生を抑制することができる。また、PLL構成をとることにより、セット一台一台の変調キャリア生成器の発振周波数のセンター値の調整を行う必要もない。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本発明の実施形態を示す変調キャリア発生器を示す。入力リファレンス信号100は、変調キャリア信号と同一周波数を持った信号であり、位相比較器101に入力される。位相比較器101では、入力リファレンス信号100とn分周された内部信号112を位相比較する。位相比較器101は位相比較した誤差電圧を平滑するため、フィルタ102を有する。フィルタ102によって平滑された誤差電圧103は、VCO104の発振周波数のアップ、ダウンをコントロールする制御電圧である。VCO104は外付けに発振子105を有し、コントロール電圧がVCO104に印加されると発振子固有の発振周波数を発振する。VCO104の発振出力信号106は、n倍倍数器107に入力される。n倍倍数器107では、入力信号106のn倍の発振出力108を生成する。n倍発振器107は、例えば、2入力のアナログの掛け算器を用いて、入力信号を一方の入力端に入力し、他方の入力端には、入力信号をCRのフィルタを用いて270°位相シフトして入力して掛け合わせる。そうすると掛け算器の出力は入力信号に対して2倍の周波数成分を持つので、それをフィルタを用いて2倍の周波数成分のみを抜き出せばよい。n倍発振信号108はキャリア生成器109の基準クロックとして用いられる。キャリア生成器109はフリップフロップを従属接続したシフトレジスタ等で構成され、基準の入力信号を基準クロックにより順次位相シフトを行う。キャリア生成器109にはVCO104の発振出力信号106が基準入力信号として入力される。キャリア生成器109に入力された基準入力信号106は基準クロック108により位相がシフトされ、基準入力信号106と同一周波数を持つn個の位相信号110に分割することができる。基準クロック108が一定の周期を保っていれば、n個の位相信号110の位相差は一定間隔に保たれる。nとして「8」を用いたときの位相ベクトル図を図3に示す。例えば、PAL方式のクロマ信号を生成する場合は、前記したように、変調キャリア信号およびカラーバースト信号として、0°、90°、135°、225°、270°の5つの位相パターンを使う必要がある。また、変調を両極性入力の差動回路を用いて行う場合は、さらに0°に対する180°、135°に対する315°、225°に対する45°の3つの位相パターンが必要となり、合計8パターンとなる。図1の説明に戻ると、この位相差が一定間隔に保たれたn個の位相信号110を色差信号(B−Y,R−Y)を変調する変調キャリア信号およびカラーバースト信号として用いる。また、n倍の発振信号108はn分周器111にて1/n分周される。1/n分周された出力信号112は位相比較器101の比較信号として入力される。
また、上記説明の中でn倍倍数器107を構成する掛け算器として、CRの位相シフトフィルタを用いるため、コンデンサと抵抗のバラツキにより正しい倍数の発振からズレた発振周波数になるように考えられるが、n分周器111をロジックで構成させることにより正確に分周が行われるため、PLLの系としては、入力リファレンス信号100に対して一定の定常位相誤差を有したままロックする。しかし、PLLがロックすれば、VCO104の発振信号106に対して、n倍数発振器の出力信号108はn倍の関係が保持されるため、キャリア生成器109の出力はn分割の位相差が等間隔に保持される。n分周器としては、例えば図4に示す1/2分周器で構成することができる。
従来方式では方式自体が持つバラツキが変調キャリア信号の位相差のバラツキに影響を及ぼし、正しい位相間隔で変調キャリア信号を生成することができなかった。しかし、本発明の変調キャリア発生器を用いることにより、位相差が一定間隔に保持された変調キャリア信号を生成することができる。よって、従来方式で変調キャリアの位相ずれから起こっていた色ズレ、色ムラの発生を抑制することができる。また、PLL構成をとることにより、セット一台一台の変調キャリア生成器の発振周波数のセンター値の調整を行う必要もない。
本発明の第一の実施形態における変調キャリア発生器を示す図 従来方式の変調キャリア発生器を示す図 キャリア生成器出力の位相ベクトル図 ロジックで構成する分周器の一例を示す図
符号の説明
100 入力リファレンス信号
101 位相比較器
102 フィルタ
103 VCOのコントロール電圧
104 VCO
105 発振子
106 VCOの発振出力信号
107 n倍倍数器
108 n倍発振信号
109 キャリア生成器
110 変調キャリア信号
111 n分周器
112 1/n分周出力信号

Claims (3)

  1. 入力されるリファレンス信号と分周器から出力される信号を位相比較する位相比較器と、位相比較器の出力信号を平滑化してDC信号にするフィルタと、平滑化されたDC信号により発振周波数を制御する電圧制御発振器と、電圧制御発振器の発振出力信号を入力とし、そのn倍の周波数を持つ信号を生成するn倍回路と、n倍の発振周波数を基準クロック入力とし、かつ前記電圧制御発振器の出力信号を基準入力信号として、前記基準クロックを用いて位相シフトを行い、n個の同一間隔の位相差に分割されたキャリア信号を生成するキャリア生成回路を有し、前記キャリア生成回路の出力信号をクロマ信号を生成する上で、色差信号(B−Y,R−Y)の変調キャリア信号およびカラーバスト信号として用いることを特徴とし、かつ前記n倍回路の出力信号を入力として、n分周するn分周回路を持ち、また前記n分周回路の出力を位相比較器の比較信号として戻すように構成されたPLL回路を用いることにより、各変調キャリアの位相差を正確に一定間隔に生成することを特徴とする変調キャリア発生器。
  2. 変調キャリア発生器を構成するn倍回路にアナログ方式の掛算器を用い、n分周回路にフリップフロップで構成される論理回路を用いることを特徴とする請求項1記載の変調キャリア発生器。
  3. n倍回路とn分周回路のnの値として「8」を用いて、PAL(Phase Alternation by Line)信号のクロマ信号生成を行う際に、色差信号(B−Y,R−Y)の変調およびバースト信号として用いることを特徴とする請求項1記載の変調キャリア発生器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015196349A1 (zh) * 2014-06-24 2015-12-30 中国科学院半导体研究所 多标准性能可重构式i/q正交载波发生器
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