JP2005191349A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 活性層からのキャリアのオーバーフローを抑制し、高出力で温度特性に優れた半導体レーザを提供する。
【解決手段】 半導体レーザ素子において、半導体基板上に、量子井戸活性層(4)と、該量子井戸活性層の少なくとも片側に接する光閉じ込め層(3、5)と、前記量子井戸活性層および前記光閉じ込め層を挟んで設けられた一組のクラッド層(2、7)を有し、前記半導体基板に対して平行に形成された共振器を有する半導体レーザ素子において、前記半導体レーザ素子には、前記一組のクラッド層よりもバンドギャップの大きい材料からなるワイドギャップ層(6a、6b)が設けられており、前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層のうち前記ワイドギャップ層に近い方のクラッド層と同じ導電型となるようにドーピングされている層を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体レーザ素子に関する。
光通信システムの発展・高度化に伴って、励起用光源・信号光源などとして用いられる半導体レーザ素子に要求される特性は従来にも増して厳しくなっており、特に、高出力化・温度特性の向上が求められている。温度特性としては、光出力や閾値電流の温度依存性が小さく、高温動作時においても十分な光出力と低閾値が得られることが求められる。
ここで、高出力化のためには、光吸収の低減、キャリアのオーバーフローの抑制などが重要であり、温度特性を向上するためには、キャリアのオーバーフローを抑制することなどが重要である。
InP/GaInAsP系の半導体レーザ素子は、発振波長1.3μm以上の発光材料であるGaInAsPを活性層として用いることが可能であるため、長波長帯の発光素子として、光ファイバ増幅器の励起用光源や光通信用の信号光源などに用いられており、上述したような特性向上が特に重要となっている。
半導体レーザ素子において、高出力化や良好な温度特性を阻む原因は、半導体レーザ素子に電流を注入したとき、活性層で発光に寄与すべきキャリアがクラッド層にオーバーフローしてしまうことが一因であった。特に、1.3μm帯など、InP系の中でも波長の短い半導体レーザにおいては、活性層のバンドギャップとクラッド層のバンドギャップが比較的近いため、光閉じ込め層などを採用してもキャリアの閉じ込め効果が弱く、オーバーフローが特に問題となっていた。
キャリアのオーバーフローを抑制するための方法としては、非特許文献1に示されているように、活性層と光閉じ込め層との間にキャリアブロック層を設けるDCH(Decoupled confinement heterostructure)構造がある。この構造を持つ半導体レーザの組成波長プロファイルを図11に示す。この半導体レーザは、組成波長1.3μmのGaInAsP量子井戸層と組成波長1.03μmの障壁層からなる多重量子井戸活性層4、組成波長1.15μmのn側GaInAsP光閉じ込め層23、組成波長1.10μmのp側GaInAsP光閉じ込め層25、n型InPクラッド層22およびp型InPクラッド層27からなっており、多重量子井戸活性層24とn側光閉じ込め層23の間に、n型InPからなるキャリアブロック層30が設けられている。なお、本明細書においては材料のバンドギャップエネルギーを特定するのに組成波長を用いることとする。
S.Hausser, H.P.Meier, R.Germann and Ch.S.Harder,"1.3um Multiquantum Well Decoupled Confinement Heterostructure(MQW−DCH) Laser Dides", IEEE Journal of Quantum Electronics, Vol.29, No.6, June 1993, P.1596−1600
また、キャリアである電子のオーバーフローを抑制する別の方法として、p型クラッドのドーピング濃度を高く設定するということが考えられる。InP/GaInAsP系の材料では、p型のドーパントとしてZnが用いられることが多いが、Znによる光吸収は光出力の低下の一因となる。つまり、キャリアのオーバーフローを抑制するためにZnの濃度を高くすると、Znによる光吸収が多くなってしまって高出力化の効果が充分に得られないという問題があった。
従来、InP基板上の半導体レーザにおいて、クラッド層や光閉じ込め層を構成する材料は、結晶構造を安定にするため、通常、基板を構成するInPと格子整合するような組成に限って用いられていた。すなわち、格子定数がInPに近い材料がクラッド層や光閉じ込め層の材料として用いられていた。InPに格子整合するGaInAsP系の材料としては、InPよりもバンドギャップの大きい材料がないため、特許文献1に示された技術のようにキャリアブロック層を導入しても、十分な効果を得ることができなかった。
上記の問題を解決するため、本発明は、半導体基板上に、量子井戸活性層と、該量子井戸活性層の少なくとも片側に接する光閉じ込め層と、前記量子井戸活性層および前記光閉じ込め層を挟んで設けられた一組のクラッド層を有し、前記半導体基板に対して平行に形成された共振器を有する半導体レーザ素子において、前記半導体レーザ素子には、前記一組のクラッド層よりもバンドギャップの大きい材料からなるワイドギャップ層が設けられており、前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層のうち前記ワイドギャップ層に近い方のクラッド層と同じ導電型となるようにドーピングされている層を有することを特徴とする半導体レーザ素子である。
ワイドギャップ層は、半導体レーザ素子中のどの部分に設けられているものであってもよいが、クラッド層中であって光閉じ込め層に接した部分もしくは光閉じ込め層に近い部分に設けられていることが特に好ましい。
ここで、ワイドギャップ層を構成する材料のバンドギャップは大きい方がオーバーフロー抑制の効果は高くなる。しかしながら、ワイドギャップ層のバンドギャップを大きくすると歪量の絶対値も大きくなるので、結晶性が悪くなる。したがって、用途に応じて適宜バンドギャップの大きさを選択する必要がある。
また、ワイドギャップ層は、互いにバンドギャップの異なる二以上の層からなることとすると、キャリアのオーバーフローを抑制する効果が大きくなり、好ましい。
ワイドギャップ層の材料は、たとえば、クラッド層がInPからなる場合にはGaInPまたはGaAsで構成することが好ましい。また、クラッド層がGaInAsPからなる場合にはInPとするとワイドギャップ層も格子整合系とすることができる。また、キャリアのオーバーフローを抑制する効果を大きくしたい場合にはGaInPを用いることも可能である。
また、ワイドギャップ層は、p側に設けられると、有効質量が小さく閉じ込めの点で不利な電子のオーバーフローを抑制することができるため、好ましい。
本発明によれば、クラッド層よりもバンドギャップの大きい材料からなる層を有することにより、キャリアのオーバーフローが抑制され、高出力で温度特性に優れた半導体レーザを得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。
[実施形態1] 本発明の実施形態1に係る半導体レーザ素子を図1に示す。図1は、実施形態1に係る半導体レーザの共振器方向に垂直な断面図である。この半導体レーザ素子20は、n型InP基板1上に、1×1018cm−3にドーピングされたn型InPからなる厚さ1μmのn型クラッド層2、組成を階段状に変化させたノンドープGaInAsPとInPからなる厚さ0.045μmのn側光閉じこめ層3、組成波長1.65μmのGaInAsP量子井戸層と組成波長1.2μmのGaInAsP障壁層からなる合計厚さ0.06μmの多重量子井戸活性層4、組成を階段状に変化させたノンドープGaInAsPとInPからなる厚さ0.045μmの上部光閉じこめ層5、7×1017cm−3にドーピングされたp型InPからなる厚さ3.5μmのp型クラッド層7、p型GaInAsPからなる厚さ0.5μmのp型コンタクト層8が積層されている。多重量子井戸活性層4においては、量子井戸層が+1%程度の圧縮歪を持ち、かつ障壁層が−0.02〜−0.8%程度の引張り歪を持つような組成すると好適である。また、多重量子井戸活性層4には1×1017〜5×1018cm−3程度のn型ドーピングがされていると、素子抵抗が低減されるため、素子の熱抵抗を小さくすることができ、より優れた温度特性が得られる。また、この活性層へのドーピングは、n型ドーピングの代わりにp型ドーピングであってもよい。
p側光閉じ込め層5とp型クラッド層7とに挟まれた部分に、組成波長0.87μmで3×1018cm−3にドーピングされたp型GaInPからなる厚さ8nmのp側ワイドギャップ層6bが設けられている。また、n側光閉じ込め層3において、n型クラッド層2に接する部分に、組成波長0.87μmで1×1018cm−3にドーピングされたn型GaInPからなる厚さ8nmのn側ワイドギャップ層6aが設けられている。
なお、ワイドギャップ層6a、6bは活性層4の近くに設けた方がオーバーフロー抑制の効果は大きい。しかし、近すぎるとワイドギャップ層のドーパントが活性層に拡散したり、ワイドギャップ層のドーパントによる光吸収が起きるなどの問題がある。よって、活性層の端からワイドギャップ層までの距離、(図2において、5+5b+6b/2の長さ)は、250nm以下であることが好ましく、更に50nm以下であればより好ましい。したがって、ワイドギャップ層の位置は、本実施形態1に示したようなクラッド層内に限られず、クラッド層と光閉じ込め層の境界または光閉じ込め層内部であってもよい。
ここで、量子井戸活性層の場合、活性層の端とは、最外側の障壁層と光閉じ込め層との境界(図2において、4と5の境界または4と3の境界)を指すものとする。また、ワイドギャップ層の位置とは、ワイドギャップ層の厚さ方向における中心位置を指すものとする。
n側光閉じ込め層3およびp側光閉じ込め層5は、活性層へのキャリア注入の観点からは、活性層からクラッド層に近づくにつれて、バンドギャップが徐々に大きくなるように設計されていることが望ましい。よって、本実施形態1に示されているように、p側ワイドギャップ層6bは、p型クラッド層7中であってp側光閉じ込め層5に近接した部分に設けられていると好適である。同様に、n側ワイドギャップ層6aは、n側光閉じ込め層3とn型クラッド層2の間に設けられていると好適である。しかし、ワイドギャップ層の位置は、上記の位置に限らなくても、キャリアのオーバーフロー抑制効果は発揮される。
p型コンタクト層8の上面には上部電極9が、また、n型InP基板1の下面には下部電極10が形成されている。
この半導体レーザ素子20は、有機金属気相成長法(MOCVD法)などのエピタキシャル成長法を利用して製造される。p型の層に用いられるドーパントは亜鉛(Zn)、n型の層に用いられるドーパントはセレン(Se)や硫黄(S)などである。この他に、n型ドーパントとしてSi、p型ドーパントとしてCやMgを用いてもよい。GaInPは、InPに比べて格子定数が小さいため、InPからなるクラッド層上において約−1%の引張り歪みを持つ。しかし、ワイドギャップ層の厚さを臨界膜厚以下の8nmとしたため、歪みによる結晶欠陥の発生などの弊害は生じない。
ワイドギャップ層の厚さは、厚い方がキャリアのオーバーフローを抑制する効果は大きい。よって、ワイドギャップ層は、歪量に従って決まる臨界膜厚以下の厚さ、例えば30nm程度以下でなるべく厚い方が好ましい。
図2に、この半導体レーザ素子の基板に垂直な方向における組成波長プロファイルを示す。p型クラッド層7中に設けられたp側ワイドギャップ層6bが電子に対するキャリアブロックの役割を、また、n型クラッド層2中に設けられたn側ワイドギャップ層6aが正孔に対するキャリアブロックの役割を果たす。
また、p側ワイドギャップ層6bは本実施形態のようにp型にドーピングされていることが望ましい。また、同様に、n側ワイドギャップ層6aはn型にドーピングされていることが望ましい。これらのドーピング量としては、1×1017〜5×1018cm−3が適当である。
キャリアのオーバーフロー抑制効果に対するワイドギャップ層へのドーピング量の影響を評価するため、キャリアのオーバーフローの程度を反映するリーク電流のシミュレーションを、Crosslight Software Inc.社の汎用シミュレーションソフト「PICS3D」を用いて行った。半導体レーザ構造は図1に示すものとし、GaInPからなるp側ワイドギャップ層6bへのドーピング量をパラメータとした。なお、温度は300Kとした。シミュレーション結果を図3に示す。図3の縦軸は電子電流である。但し、該電子電流はn型領域での電子電流の値で規格化されている。横軸は基板に対して垂直な方向における位置であり、1.6〜1.7μmの位置が活性層に相当するように軸を取っている。図3よりわかるように、p側ワイドギャップ層へのドーピングを行わない(ノンドープ)場合には、p型領域における規格化された電子電流は0.26程度と大きいのに対し、7×1017cm−3のドーピングを行った場合には0.05以下となり、5×1018cm−3のドーピングを行った場合にはほぼゼロとなっている。以上のように、p側ワイドギャップ層へのドーピング濃度を高くするほど、p型クラッド層中での電子電流は小さくなる、つまり、p型クラッド層へのキャリアオーバーフローが小さくなることが示された。
これまで述べてきたように、ワイドギャップ層を設けることや、ワイドギャップ層へのドーピングでキャリアのオーバーフローを抑制することができる。この方法は、たとえばクラッド層のドーピング濃度を高くしてキャリアのオーバーフローを抑制する場合に比べ、以下の理由により有利である。本発明では、キャリアのオーバーフロー抑制の効果をワイドギャップ層で担うことができ、光吸収の原因となるpクラッド層のドーピング濃度を下げても、キャリアのオーバーフローが起こりにくい。つまり、ワイドギャップ層のない従来の構造に比べて、p型クラッド層のドーピング濃度を下げることができるため好適である。但し、この点に関して、p型クラッド層のドーピング濃度を下げすぎると、素子抵抗の上昇などの問題が出てくるので、p型クラッド層のドーピング濃度は、おおよそ7×1016cm−3〜1×1018cm−3、更に好ましくは、1×1017cm−3〜5×1017cm−3程度であることが望ましい。また、ワイドギャップ層のドーピング濃度は高い方がオーバーフロー抑制の効果は高いが、高すぎるとワイドギャップ層での光吸収が問題になったり、イオン化されないZnが活性層に拡散したりするなどの問題が起きるため、あまりに高すぎることもかえって好ましくない。
また、本実施形態1の半導体レーザ素子においては、p型クラッド層7へのp型ドーパントは、通常よく用いられるZnとしている。このZnは、エピタキシャル成長中にp型クラッド層7から拡散しやすく、多重量子井戸活性層4中にZnが取り込まれてしまう。そして、Znはレーザの動作中に光を吸収しやすい性質を持つため、高出力化にとっては不利であった。ここで、本実施形態1に示したようにp側光閉じ込め層5中にGaInPからなるp側ワイドギャップ層6bを設けることによって、p側ワイドギャップ層6bが、Znのp型クラッド層7から多重量子井戸活性層4への移動をブロックする役割も兼ねることができる。この効果をより明確にするためには、p型クラッド層7を構成する層のうち、GaInPからなるp側ワイドギャップ層6bに隣接する層5bをInPで構成することが重要である。
また、GaInPからなるワイドギャップ層は、既に説明したように、InP上において引張り歪を持つため、オージェ吸収を抑制する働きを持ち、半導体レーザの高出力化に有利である。
このように、本実施形態1においては、光閉じ込め層において、隣接するクラッド層よりもバンドギャップの大きいワイドギャップ層を設けたため、高出力で温度特性に優れた半導体レーザを得ることができる。
本実施形態1に係る半導体レーザ素子と従来の半導体レーザ素子について測定された光出力−電流特性を図4に示す。これらの半導体レーザ素子は、共に共振器長が1500μmであり、出射側端面に低反射膜が、また、反射側端面に光反射膜がコーティングされている。また、電流閉じ込め構造として埋込みへテロ構造を採用している。光出力−電流特性の測定は、チップ状態での半導体レーザ素子を用い、パルス電流での測定とした。測定時のステージ温度は20℃とした。
図4よりわかるように、本実施形態1に係る半導体レーザ素子は、従来の半導体レーザ素子に比べて高出力となり、500mW以上の光出力を達成できた。
なお、本実施形態1においては、ワイドギャップ層をp側とn側の両方に設けたが、p側のみに設けることとしても、キャリアのオーバーフロー抑制効果は得られる。これは、以下の理由による。すなわち、電子は正孔に比べて有効質量が小さいため、半導体レーザ素子に電流を注入した場合におけるキャリアのオーバーフローは、電子の方が正孔よりも問題となる。特にInP系の材料では、価電子帯よりも伝導帯の方が活性層における量子井戸層と障壁層とのエネルギー差が小さいことから、電子のオーバーフローが正孔のオーバーフローよりも起こりやすい。そのため、ワイドギャップ層は少なくともp側に設ければ、キャリアのオーバーフロー効果を抑制する一定の効果が得られる。
しかし、GaInPからなるワイドギャップ層をp側のみに設けたとすると、以下のような不都合が生じうる。すなわち、GaInPはクラッド層を構成するInPよりも屈折率が高いため、p側のみにGaInPからなるワイドギャップ層を設けると、光強度分布のp側への偏りが生じる。すると、ドーパントとしてp型クラッド層に添加されているZnによる光吸収が大きくなり、高出力化の妨げとなる。したがって、ワイドギャップ層は、本実施形態1で示したように、p側とn側の両方の光閉じ込め層に設けることが好ましい。これに対し、ワイドギャップ層をp側のみに設ける場合には、n型クラッド層に接する光閉じ込め層の厚さを厚くするなどして、屈折率分布を対称にする、あるいはn側への偏りを生じさせることが有効である。
なお、本実施形態1では、ワイドギャップ層をGaInPにより構成したが、更にバンドギャップの大きいGaAsで構成してもよい。この場合、キャリアのオーバーフロー抑制効果が一段と優れたものになる。
[実施形態2] 実施形態1では、光閉じ込め層に単層のワイドギャップ層を設けた半導体レーザ素子を示したが、実施形態2では、ワイドギャップ層を互いにバンドギャップの異なる複数の層で構成した半導体レーザ素子を示す。
実施形態2に係る半導体レーザ素子を図5に示す。図5は、本実施形態2に係る半導体レーザの共振器方向に垂直な断面図である。本実施形態2に係る半導体レーザ素子の構造は、p側ワイドギャップ層以外については実施形態1に示したものと同様である。p側ワイドギャップ層6bは、組成波長がそれぞれ0.89μm、0.87μm、0.85μmのGaInPからなるワイドギャップ層6b1、6b2,6b3からなっている。また、この近傍の組成波長プロファイルを図6に示す。このように、ワイドギャップ層6bを活性層4から遠いほどバンドギャップが大きくなるような複数の層で構成することによって、ワイドギャップ層6b1、6b2、6b3およびp側光閉じ込め層5の全体のバンドプロファイルをなだらかな状態に近くすることができ、活性層4へのキャリアの注入がスムーズとなる。
ワイドギャップ層6bを構成する複数の層は、上述したように、活性層から遠いほどバンドギャップを大きくすることが好ましいが、これに限られるものではなく、たとえば図7に示すように中心の層6b2のバンドギャップを最大としたり、図8に示すように多重量子井戸活性層4に近い層6b1のバンドギャップを最大とするものであってもよい。
また、図9に示すように、p側ワイドギャップ層6bをp側光閉じ込め層5とp型クラッド層7の間に設けた構造とし、p側光閉じ込め層5とp側ワイドギャップ層6bが全体として直線的な組成波長プロファイルを示すようにすると更に好ましい。
なお、本実施形態2では、p側ワイドギャップ層を互いにバンドギャップの異なる複数の層で構成した場合について説明したが、n側ワイドギャップ層についてこれを適用してもよいことは言うまでもない。
[実施形態3] 実施形態1および実施形態2では、クラッド層がInPである半導体レーザにおいて、GaInPからなるワイドギャップ層を導入した場合について説明したが、実施形態3では、クラッド層をGaInAsPとし、InPからなるワイドギャップ層を導入した場合について説明する。このクラッド層とワイドギャップ層の材料の組合せは、特に、Znのドーピングされたp型クラッド層での光吸収を抑制するために屈折率非対称型のクラッド層を用いる場合に特に有効である。n型クラッド層としてInPよりも屈折率の高い組成波長0.95μm程度のGaInAsPを使用した場合、n型クラッド層のバンドギャップがInPを使用した場合よりも小さくなり、キャリアの閉じ込めの上で不利となるため、n側光閉じ込め層にn側ワイドギャップ層を設けることが効果的である。この場合、n側ワイドギャップ層の材料としてInPを用いることができる。
実施形態3に係る半導体レーザは、n型クラッド層とn側光閉じ込め層を除いては、実施形態1に示したものと同様である。
図10に、本実施形態3に係る半導体レーザのn側光閉じ込め層近傍の組成波長プロファイルを示す。組成波長0.95μmのGaInAsPからなるn型クラッド層2’とn側光閉じ込め層3との間に、InPからなるn側ワイドギャップ層6aが設けられている。この実施形態3に係る半導体レーザは、光強度のn側への偏りを生じさせると共に、格子整合系の材料のみを用いながら、クラッド層よりもバンドギャップの大きな材料でキャリアのオーバーフローを抑制でき、高出力で温度特性に優れた半導体レーザとなる。
なお、本実施形態3において、ワイドギャップ層をGaInPで構成してもよい。
以上の実施形態1乃至3で説明した半導体レーザ素子の構造に回折格子層を設けて、分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)などとすることも可能である。その場合、回折格子層とワイドギャップ層の位置関係は問わない。
また、実施形態1および実施形態2で示した例では、ワイドギャップ層であるGaInPの屈折率がクラッド層であるInPより高いが、このような場合、ワイドギャップ層自体に回折格子を形成することにより、ワイドギャップ層を回折格子層としてもよい。このような構造は、以下の点から有利である。一般に、回折格子層を設けて回折格子を形成する場合、回折格子層はクラッド層よりも屈折率が高いことが求められる。InP/GaInAsP系のレーザでは、屈折率が高い組成の材料ほどバンドギャップが小さくなるため、回折格子層がキャリアのブロッキング効果を阻害し、キャリアのオーバーフローに対しては弱い構造となっていた。したがって、ワイドギャップ層を設けることや、回折格子層自体をワイドギャップ層で形成することによって、DFBレーザで特に問題となっていたキャリアのオーバーフローに対して優れた効果を発揮する。
本発明は、上記実施形態例で説明した構造に限定されるものではない。たとえば半導体基板としてInP以外のGaAsなどの材料を用いた半導体レーザ素子にも適用できる。さらに、本発明は、基板に平行な共振器を有する構造であれば、半導体レーザの導波構造によらず適用可能である。たとえば、埋込みへテロ構造、リッジ構造、セルフアライン構造などであってもよい。また、レーザの光出射端面には、低反射膜/高反射膜コーティングを施すと好適である。
本発明の実施形態1に係る半導体レーザ素子の断面図である。 本発明の実施形態1に係る半導体レーザ素子の組成波長プロファイルである。 本発明の実施形態1に係る半導体レーザ素子におけるリーク電流のシミュレーション結果を表すグラフである。 本発明の実施形態1に係る半導体レーザ素子における光出力−電流特性を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る半導体レーザ素子の断面図である。 本発明の実施形態2に係る半導体レーザ素子の組成波長プロファイルである。 本発明の実施形態2に係る他の形態例を示す組成波長プロファイルである。 本発明の実施形態2に係る他の形態例を示す組成波長プロファイルである。 本発明の実施形態2に係る他の形態例を示す組成波長プロファイルである。 本発明の実施形態3に係る半導体レーザ素子の組成波長プロファイルである。 従来のDCH構造の半導体レーザ素子の組成波長プロファイルである。
符号の説明
1 n型InP基板
2 n型クラッド層
3 n側光閉じ込め層
4 多重量子井戸活性層
5 p側光閉じ込め層
6a n側ワイドギャップ層
6b p側ワイドギャップ層
7 p型クラッド層
8 p型コンタクト層
9 上部電極
10 下部電極
20 半導体レーザ素子

Claims (15)

  1. 半導体基板上に、量子井戸活性層と、該量子井戸活性層の少なくとも片側に接する光閉じ込め層と、前記量子井戸活性層および前記光閉じ込め層を挟んで設けられた一組のクラッド層を有し、前記半導体基板に対して平行に形成された共振器を有する半導体レーザ素子において、前記半導体レーザ素子には、前記一組のクラッド層よりもバンドギャップの大きい材料からなるワイドギャップ層が設けられており、前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層のうち前記ワイドギャップ層に近い方のクラッド層と同じ導電型となるようにドーピングされている層を有することを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 前記ワイドギャップ層のドーピング濃度は、前記近い方のクラッド層におけるドーピング濃度よりも高いことを特徴とする、請求項1に記載の半導体レーザ素子。
  3. 前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層の少なくとも一方の中に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体レーザ素子。
  4. 前記ワイドギャップ層は、前記光閉じ込め層に近接して設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  5. 前記ワイドギャップ層は、前記量子井戸活性層の端から250nm以下の位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  6. 前記ワイドギャップ層は、前記量子井戸活性層の端から50nm以下の位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  7. 前記ワイドギャップ層は、互いにバンドギャップの異なる二以上の層からなることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  8. 前記半導体基板はInPからなり、前記ワイドギャップ層はGaInPからなり、前記近い方のクラッド層はInPからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  9. 前記半導体基板はInPからなり、前記ワイドギャップ層はInPまたはGaInPからなり、前記近い方のクラッド層はGaInAsPからなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  10. 前記半導体基板はInPからなり、前記ワイドギャップ層はGaAsからなり、近い方のクラッド層はInPからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  11. 前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層のうち少なくともp型クラッド層中に、またはp型クラッド層に接して設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  12. 前記ワイドギャップ層は、前記一組のクラッド層のうち少なくともp型クラッド層に接している光閉じ込め層中に設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  13. 前記半導体レーザ素子は、回折格子を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  14. 前記ワイドギャップ層が回折格子として形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
  15. 前記半導体レーザの発振波長は1.3μm以上、1.64μm以下であることを特徴とする、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の半導体レーザ素子。
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